三重県教育委員会では、4月3日(金)、平成27年度第1回公立小中学校長研修会を開催し、市町及び県教育委員会事務局職員を含め、640名が参加しました。
本研修会は、子どもたちの学力向上のため、本県の公立小中学校において学習指導要領を踏まえた組織的な授業改善を進めるために開催しました。概要は以下のとおりです。
1 日 時 平成27年4月3日(金) 14時から16時30分まで
2 場 所 三重県総合文化センター 中ホール
3 参加者 県内小中学校長、市町及び県教育委員会事務局職員等 計640名
4 内 容
ア 知事挨拶(三重県知事 鈴木 英敬)
・ 全国学力・学習状況調査については、子どもたちの学力・学習状況を把握・分析し、有効に活用
してほしい。そして、子どもたちの可能性を引き出し、「やればできる」という自己肯定感を高め
る取組を、学校・家庭・地域が一体となって進めてほしい。
・ 平成26年度に小学校2校を訪問し、校長のリーダーシップの重要性を実感した。校長には、そ
の人なりに学校や地域にあったやり方でリーダーシップを発揮してもらいたい。
イ 教育長挨拶(三重県教育委員会教育長 山口 千代己)
・ 学習指導要領を具現化した全国学力・学習状況調査を有効に活用してほしい。
・ 県が進める学力向上県民運動では、学校・家庭・地域が一体となって取り組むことが重要として
おり、家庭や地域の積極的な活用をしてほしい。
・ 県では、生徒指導が困難な学校に対して、正規職員を配置するなど、学校への支援を行っている
ところである。
・ 子どもたちが自信を持って社会に出て行けるよう、校長のリーダーシップのもと、学力向上に向
けた取組を進めてほしい。
ウ 講演
(ア)講師 国立教育政策研究所教育課程研究センター長 高口 努 氏
(イ)演題 「全国学力・学習状況調査の活用と学習指導要領について」
(ウ)講演概要
・ 現在の我が国社会をとりまく状況と教育課程改革の国際的動向
・ 我が国における教育課程改革の動向
・ 全国学力・学習状況調査等から見える児童・生徒の学力等の現状と指導改善
(エ)本講演のまとめ
各学校においては、全国学力・学習状況調査の調査結果等を活用し、当該学校の児童生徒の学力
等の現状や取組の成果と課題をきちんと分析・把握するとともに、分析の結果を教育指導の充実や
学習状況の改善等に役立てるため、校長等の管理職のマネジメントによる学校全体の教員への情報
共有や意識改革が強く望まれる。
【今後のスケジュール】
4月21日(火) 「平成27年度全国学力・学習状況調査」実施
※国語、算数・数学に加え、理科を実施