第3回みえの学力向上県民運動推進会議を開催し、県民運動セカンドステージの主な取組の成果と課題
を踏まえ、今後の取組の方向性について協議しました。
協議では、県民運動を家庭、地域に広げ、実効性のある取組とするために、子どもたちの学力向上に向
けた取組や、生活習慣、学習習慣、読書習慣の確立に向けた取組について、意見が出されました。
1 日時 平成30年3月13日(火)13時30分から15時00分まで
2 場所 三重県勤労者福祉会館6階 講堂
3 内容
(1)知事挨拶
(2)協議
<協議の論点>
・セカンドステージの成果と課題をふまえた、今後の取組の方向性について(県民運動を家庭、地
域に広げ、実効性のある取組とするために、どのように進めていくべきか。)
<協議での主な意見>
・クリティカルシンキングの育成が重要である。本を読ませたり、リサーチさせたりすることを試
みてはどうか。
・市町が当事者意識をしっかり持ち、県や国の方針を理解した上で、各市町の実状に合った学力向
上の取組を進めていく必要がある。
・県は、取組を網羅的に行うのではなく、戦略的に行うべきであり、「選択」と「集中」が大切で
ある。
・パソコンやスマホは、知識の伝達や吸収に役立つ。リテラシー教育を進め、活用させるという考
え方もある。
・子どもたちの学びの連続性の視点を持って教育していくことが大切である。
・民間企業では、100%を求められる。満点を取ると達成感がある。反復し、習得してこそ達成
感につながる。九九を覚えるときのように、達成感を味わう学習を積み上げていくことが大切で
ある。
・本を読んで想像することが読書である。自分の言葉で考えを表現することが大切である。主体的
に読書ができるように、読みたい本、次に読むべき本を薦めてくれるプロが必要である。地域の
図書館の活用を進めることが大切である。
・「読書のプロ」をハブにして、読書のアドバイスができる人を学校等で活用できるとよい。
・大人自身が学んだり、読書習慣を確立したりする必要がある。
・学校がもっと積極的に地域の力を活用していくことが大切である。地域は学校の取組に対して力
を注いでいってほしい。
・学校、家庭、地域が目指すところのベクトルを一致させる役割を果たすのがコミュニティ・スク
ールである。三重に人材がいないわけではない。地域人材を活用していくべきである。
・仕組みがうまく動くために、学校・家庭・地域がどのように取り組むかが大切である。社会教育
委員を中心とした取組を進めてはどうか。
・様々なことに取り組むのではなく、何かに特化して取り組むことも必要。何に注力して、いつま
でに、何をするのか、を考えていかなければならない。
・教育委員会として、方針等を示しているが、学校、家庭、地域、市町教育委員会等において共有
が十分できていないのではないか。だれが、何を、いつまでにやるのかを明確にし、具体の取組
を浸透させていくことが必要である。
(3)三重県教育委員会教育長挨拶