三重大学医学部附属病院の取り組み②
学童保育所「さくら組」オープン
三重大学医学部附属病院では、2013年4月より、学童保育所がオープンしました。その名は「さくら組」。
|
子どもを預かる時間は基本的には19時まで(延長は応相談)。
子育て中の先生方には、遅くとも19時までにはお子さんを迎えに行って欲しい、という気持ちが込められています。
|
女性医師キャリア支援セミナー
また、7月29日(月)には、「さくら組」の紹介とともに、医学生や研修医のみなさんの”子育てとキャリアの両立”に対する不安を少しでも解消しよう!と、三重大学医学部附属病院で活躍する女性医師が企画した「第1回女性医師キャリア支援セミナー」が開催されました。
血液腫瘍内科 杉本由香 先生 |
産婦人科 高山恵理奈 先生 |
医学生からの 率直な質問も。 |
腎臓内科 藤本美香 先生 |
先輩方の体験談とメッセージ
まず始めに、三重大学医学部附属病院で活躍されている3名の女性医師(血液腫瘍内科 杉本先生、 産婦人科 高山先生、腎臓内科 藤本先生)から、子育て中の生活や、仕事と子育ての両立のために 大事にしていることなどのお話がありました。
「専門医を取るために、子どもを抱えながら教科書をめくった。」 「家で出来る仕事は、子どもが寝ついてからやっている。」
など、大変な努力をされながらも、
「仕事に早く復帰したくてたまらないこともあったけど、子育てすることで人間として成長できた。」 「当直や待機を免除してもらって助けてもらっている分、出来る時間帯には精一杯やる。」 「自分のやりたいことなら、多少の苦労は我慢し、がんばれた。」 「先のことをあまり心配しすぎず、今できることを一生懸命やってほしい。案ずるより産むが易し。」
など、周囲のサポートへの感謝とともに、仕事と子育てを両立することのやりがいを伝えていらっしゃいました。 |
続いて、グループディスカッション
先輩医師の体験談後、3つのグループに分かれて、グループディスカッションが行われました。
医学生から 「姪っ子を見ていると、自分の手で子育てをしたいと思っている。両立は難 しいのではないかと心配。」 という不安の声があがると、
先輩医師からは、 「1日は24時間しかない。独身の時期、子どもを産む時期など、時期ごとに どこに重点を置くかをよく考えて、独身の時期は仕事をめいいっぱいやる、 子どもが小さい間は非常勤で働き方を押さえるなど、工夫すればいくらでも 選択肢はあるので、あきらめずに仕事を続けて欲しい。」 など、
先輩の具体的なアドバイスに、後輩の医学生のみなさんは、勇気づけられているようでした。未来の女性医師ガンバレー! |
医学生、研修医のみなさんへ~先輩からのメッセージ~
最後に、消化器内科の山田玲子先生は、facebookのCOOシェリル・サンドバーグさんの言葉を紹介しながら、後輩のみなさんにメッセージを贈りました。
「Dont leave before you leave!」
毎日毎日忙しく、病院と家の往復をしていると、 「これでいいの?」とか、「幸せってなんだろう?」とか考えてしまうこともあると思う。 でも、それで仕事をあきらめてしまわず、子どものために休みをとるそのときまで、(息抜きをしながら)走り続けてほしい。 一緒にがんばりましょう! |
最後に・・・
気持ちをひとつにした後は、みんなで記念撮影。
未来の女性医師のみなさん、 素敵な先輩たちと一緒に、三重でがんばりましょう☆ |