伊勢志摩空間快適性向上整備計画 伊勢市部会
平成14年度 伊勢市部会の取り組み
平成14年度は、11回の部会と1回のまち歩きを開催しました。
以下に簡単な内容をご紹介します。
第1~3回部会
平成14年度は、何を優先的に取り組んでいくか?
→外宮地区 資源の発掘と活用
→河崎地区 まちづくりのルールづくり
*部会としてマップ作りを行う
第4~5回部会
神宮参道(伊勢市駅前の通り)について
- 通りの商店主を中心に結成されている神宮参道発展会との意見交換
- 歴史の勉強会
【主な意見】
- 参道なのか商業道路なのか、どっちつかず。
- 観光客を狙っていない店も多い。
- 現在のように、ブティック等若者を引きつけるまちも良いのではないか。
- 市や県が何かをしてくれるのを待っていては、いけない。自分達がどうしたいかというビジョンを持ってないと、意味がない。
歴史や文化について勉強会を開催
第6回部会
マップづくりに向けて
- 皇學館大學史料編纂所教授 岡田登先生をお招きして外宮周辺について講話をいただきました。
【ポイント】
伊勢市に住んでいる人たちは、自分たちのまちの歴史を感じていない。
外宮前には、多くの御師がいたが、現在その形跡がまるで残っていない。伊勢のまちは歴史を語れる空間が残っていない。今後はそういった空間(発掘による遺構復元)をつくっていくべきである。
昔、伊勢は全国とつながっていたが、今はそのつながりがなくなっている。もう一度全国とのつながりを考え直す時期でもある。
御師邸の跡を巡るだけでも歴史を語ることはできる。伊勢はそれだけ意味づけできる場所があるが、これまで住んでいる人たちは、歴史を語ることをしてこなかった。
住みながら歴史を感じることができるまちを復元してはどうか。こういったまちづくりは伊勢でしかできない。伊勢の人が来た人たちに歴史を語り、ともに分かち合えるようにまちづくりをしていくことが大事である。
まち歩き
【主な意見】
- 神宮参道を歩いていると、外宮の社が見えるようなみちづくりを
- 御師跡を復活させ、伊勢の歴史を知ってもらう工夫を
- 水路、川など水の流れを取り戻そう。
- 住民の思い、生活の匂いが感じられるようなまちづくりを
第7~11回部会
マップづくり
新たな切り口から伊勢を見ようということで松尾芭蕉をテーマとしたマップづくりに取り組みました。
【主な意見】
- ひとつのテーマに絞り込んだマップは面白い。
- マップ掲載したポイントに句碑や説明板がないので、見た人は戸惑うのではないか。句碑や案内板の設置も併せて考える必要がある。
- 基本マップをまず考え、次にテーマやストーリー性のあるマップをシリーズ化していくのがいいのではないか。
- 他主要なポイントの情報が不足している。主要ポイントの説明も載せるべきではないか。また、ランドマークとなる建物は立体的に表現すると分かりやすい。
- 松尾芭蕉をテーマにするなら、参加型になるように、投句が出来るようなシステムを考えてはどうか。