伊勢志摩空間快適性向上整備計画 伊勢市部会
平成15年度 伊勢市部会の取り組み
第1回部会 平成15年4月18日(金) 参加者:25人
平成15年度も、14年度に引き続き活動し、快適空間づくりに取り組んでいきます。
自己紹介
一部メンバーの入れ替えもあったため、まずは自己紹介をしました。
平成14年度のおさらい
【意見】
- 外宮前地区は、予定どおりに出来なかった。
- 河崎地区では、小さな取組は以前から実施しているが、大きなことは実施していない。
- すぐに実施できそうな取組を、もっとやりたかった。
- 何をするにも問題はたくさん出てくる。もっと住民が協力しあって進めたい。
- 部会の盛り上がりがなくなってきている。
平成15年度の取組について
伊勢志摩空間快適性向上整備計画の取組プログラムを再度確認しました。
また、平成14年度に作成したマップについても、今後どのように活用していくか検討しました。
【意見】
- 外宮前地区としては、「神路通りの魅力づくり」「月夜見宮の夜間参拝」などを実施していきたい。
- 昨年とは違うテーマでマップを作成したい。マップの活用方法については、サイン整備も含めて検討していきたい。
- 伊勢市としては、ハード事業としてサイン整備を実施していく。当部会で検討してほしい。
部会の様子
第2回部会 平成15年5月20日(火) 参加者:32人
河崎プロモーションビデオの上映会
河崎部会の活動として、作成されていた「河崎プロモーションビデオ」上映会を行いました。このビデオは、ビデオ撮影等を趣味とされています河崎まちづくり衆のメンバーが中心に作成されたものです。改めて河崎の良さを再認識させられ、見ると懐かしさがこみ上げてくるすばらしい出来上がりです。
平成15年度の取組について
伊勢市からサイン案内板の整備計画の検討について提案がありました。
- 今年度はまず「歩行者誘導サイン」について検討し、今年度中に設置
- 当部会で、誘導サインの「ルート」「内容」「様式」「設置箇所」「形状」について検討して頂き仕様を確定したい。
- 「ルート」については、〈外宮-駅〉間,〈河崎-外宮〉間,〈駅-河崎〉間
【意見】
- 伊勢は木の文化ということもあるので、地元の木を使って欲しい。
- マップとの連動
- 英文併記、統一性(地域、形、色)
- 子供の視点でも解りやすい
サイン整備ついては、次回からワークショップ形式で意見を集約し、伊勢市に提案していきます。
![]() プロモーションビデオ上映会 |
![]() 部会の様子 |
サイン整備計画ワークショップ
第0回ワークショップ(第3回部会) 平成15年6月19日(木) 参加者:23人
サイン整備計画のワークショップを行う前に、まず伊勢市で今までに整備してきたサインの概要と計画方針について勉強しました。
ステップ1
伊勢市のサイン整備基本方針を勉強
既存のサイン案内板
「伊勢市街路景観整備計画」(平成3年度策定)での基本方針である「生なりのアーバンデザイン」に基づいて整備
生なりのアーバンデザインとは…
- 点在するサインを全体で見たときのサインのつながりを大切に。
- 時間が経っても素材があせて周りと馴染んでいく様子を大切に。
- 景観にとけ込む造形、自然のままの素材を用いる。
生なりの素材…
自然の一部として景観にとけ込む素材
土・砂利・木・石・瓦・レンガ・コンクリート・金属・ガラス
山田地区、河崎地区の景観整備イメージ
伊勢市駅前:「みどりのアプローチ」を前提において整備
河崎地区 :伝統的な町並みを考慮して整備
ステップ2
伊勢市が設置した既存のサインを勉強
語り壁タイプ、語り石タイプ、由来板タイプ
ステップ3
今回のサイン整備計画の大方針・目的・ねらいを確認
位置づけ 生なりのアーバンデザイン 既存のものとのつりあい |
現状 観光客の80%は車 駅から河崎への誘導サインがない |
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大方針 まずは初めの一歩として効果的なもの わかりやすさ・美のデザイン |
配置 駅前にはしっかりしたもの 駅は伊勢市駅、宇治山田駅 |
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目的 対象:来訪者(歩行者) ルート:駅から河崎商人館 |
形状・デザイン 語り石タイプ 河崎を表現するもの |
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以前に河崎で調査したときに、どんな議論,ねらい,制約条件があったかを勉強しながら、 次回まち歩きを実施。 |
![]() 語り壁 |
![]() 語り石・由来板 |
![]() 意見の集約 |
第1回ワークショップ(第4回部会) 平成15年7月8日(火) 参加者:23人
以前に河崎で、駅から河崎商人館までのサイン計画について調査して時の内容を勉強しながら、まち歩きを実施しました。
ステップ1
まち歩きをし、既存のサインについて確認しよう。
宇治山田駅に集合し、まち歩きの目的及び注意事項を説明してから、3班に分かれて出発しました。
今回のまち歩きでは、電車で来た来訪者で駅から河崎商人館へ行くという前提条件で、参加者全員にどこから来た? 何歳? どんな人?などを発表してもらい、その人になりきって調査を行ってもらいました。
このような方(仮想設定)が来ていただきました。
- 3歳の子供
- 家族連れの観光客
- 50年ぶりに伊勢市に帰ってきた人
- 北海道からの一人旅(中学生)
- 20歳の女子大生で、弱視の弟と一緒に
- 日本のことを勉強している外国人
- 名古屋から来た男性28歳で、傷心旅行
- 田舎育ちの32歳で、デートの下調べ など
ステップ2
サイン整備の大方針・目的・ねらいを再度共有し、みんなで確認、合意しよう。
まち歩きの結果の話し合いをするまえに、今回のサイン整備の大方針等を再度共有しました。
大方針
はじめの一歩である。まずは、効果的なものを考えよう!
コンセプト…わかりやすさ、美のデザインを常に意識し考える
ステップ3
まち歩きを点検地図をつくろう。
まち歩きの結果をみなさんに発表してもらいました。発表の内容をまとめると
- 駅での案内がない
- 「この道であっているの?」と不安になる
- ポイント(地点)での案内が必要
- 河崎に入ったことがわかって安心できる工夫
- 河崎をイメージするものが必要
などがありました。
![]() まち歩き集合風景 |
![]() まち歩き |
![]() まち歩きシート |
![]() まち歩きシート |