伊勢志摩空間快適性向上整備計画 伊勢市部会(空間快適“伊勢”)
平成17年度 伊勢市部会の取り組み
第1回部会 平成17年4月21日(木) 参加者:17人
第2回部会 平成17年5月17日(火) 参加者:15人
これまでの取り組み確認と平成17年度部会取り組みの検討
→部会メンバーにこれまでの取り組みを振り返り、今年度部会として取り組みたいメニューについて議論していただきました。
今後の取組の検討メンバーから出た主な意見はつぎのとおり
- 町歩きをしてみて、世古道を活かしたマップが必要であると感じた。
- 世古道の歴史由緒が記載されていると楽しめる。
- 伊勢の景観を検討したい。伊勢ならではの色彩、例えば神宮に絡んで五色の幟をハレの日に 幟を掲げたり、伊勢の日常の風景に取り入れたりしてはどうか。
- 大王の部会が作成した簡易で子供でも楽しめるマップが必要なのではないか。
- 伊勢の夜や食を楽しめるマップが欲しい
- 伊勢のまちなか今昔マップ(昭和初期と現在の比較できるようなマップ)
- 携帯のバーコードを利用したマップ
- 空きや商店の活用→伊勢の伝統工芸を情報発信
- 夜の街を彩る照明計画(ポイントとなる伊勢の建築物のライトアップ)
次回は手作りマップの作成に取り組みます!
第3回部会 平成17年6月24日(金) 開催 参加者:14 人
伊勢部会オリジナルマップ、世古道を紹介するマップづくり!
最初に、マップづくりの目指すもの・・・・について話し合いました。
- マップづくりの目的を明確にしましょう【目的】
例)・観光客が世古巡りを主体とした街中の散策ルートを意図するマップ。 - マップは誰を対象にするか。【ターゲット】
例)・来訪者の中でも、外国人にも見てほしい→2カ国語 - マップはどんな時に、どこで使うか。【配布の方法・場所】
例)・JR伊勢市駅前、ランチョンマップとして喫茶店、レストランで使うとか。
マップづくりの仕様を考える・・・・
- 発信する情報内容、地図に掲載する施設を整理【地域資源】
- 地域資源(歴史文化、名物・名産など)
- 地元住民しか知らない特ダネ、ちょっとしたコメント
- 必要であれば散策してほしいルートを設定しましょう【ルート】
- 世古巡りルート
- ルートの散策時間、2時間コース?半日コース?
- 地図の大きさなど仕様を考えよう【仕様】
大きさ、 文字の種類、 折り方など
マップ委員会及び部会メンバーで役割分担と更新の仕方・・・・
- 部会の誰が、どの部分のたたき台を作ってみるか。
例)地図トレース係り、文面整理、写真整理、絵係り・・・etc - 部会作成マップとして、今後どうやってマップの更新をするか。(更新しやすい地図にする必要ある)どう管理していくのか検討しました。
第4回部会 平成17年8月4日(木) 開催 参加者: 9人
世古道マップコンセプトについて話し合いました。
みなさんの意見をまとめると・・・・
【目的】世古を主体、軸とした散策マップ
【ターゲット】観光客
【配布方法】伊勢市観光協会をメインに
【地域資源】世古に関する情報(以前に部会で資料抽出が済んでいるので、その資料から抜粋を検討する)
第5回部会 平成17年9月13日(火) 開催 参加者: 10人
前回に引き続きマップ素案について深く話し合いました!
【みなさんの主な意見】
- スタイルとして、世古道を軸としたマップとするが、山田地区の今昔を裏表で示し、伊勢のまちの成り立ち、昔の伊勢のまちをマップ、世古の名残から訪問者(散策者)が彷彿できるような内容にしよう!
- 現在のマップは前回作った芭蕉マップの下地を利用し、世古道ほかトイレ、公園などアメニティ資源を今回は追加する。芭蕉マップの下地を流用することで、目的によって同スタイルのマップが利用でき、部会オリジナルシリーズとして、利用者が分かりやすく活用(場所の比較)できるのでは。
- 過去(昔)は世古道が伊勢のまちの生活にとけ込んだ時代として、昭和初期(S12年)のマップ(下地)を選定することを検討(地図の有無、活用可否の検討要)
- モデルコース選定を次回検討(散策時間の目安、特に廻って欲しい欲しいルート設定)。
- 小学生高学年~中学生にも分かりやすい表現、文字を検討する/小学生にまちづくり教育に需要が高い(芭蕉マップレベルでは子供が取っつきにくい感じがある)
- 2カ国語(英語)標記も必要性はあると考えるが、併記ではスペースが取れないこともあるので、今後、余裕があれば作成を検討する。あるいは、暫定的に日本語版に必要箇所にローマ字標記するかどうかを検討する。などなどの意見が出されました!
第6回部会 平成17年10月21日(金) 開催 参加者: 7人
第5回部会の検討結果を基にマップの表記の詳細部分について意見交換しました!
- モデルコースは、4月にまちあるきをしたコースとした。所要時間を入れる必要がある。
- 地図は、前に作成した芭蕉マップに近いものにした。(シリーズ化をにらんで)
【主な意見】
- レンタサイクル貸し出し場所を入れる。(伊勢市駅と観光協会)
- 車椅子対応のトイレについて、正確に記載する。(高柳商店街のトイレなど)
- 店の名前については、要注意。特に「大喜」「奥文」奥文については、「孝行うなぎ」のエピソードもあるので入れたかった。ホテルや銀行については、ランドマーク的存在であるので、入れる。その他は「まちかど博物館」や「三階建て木造旅館」など観光客を案内する要素がある建物については、表記する。(観光交流室に確認する)
- 世古の道標の写真を入れる。(←これが目印です)と記載する。
- 世古の案内板と芭蕉の説明版の場所を入れる。
- 世古のイメージが沸くような、写真を空いているスペースに入れる。
- 芭蕉のマップとの連携のために入れた記号は削除し、芭蕉句碑だけ印を入れる・・・ などなど。
第7回部会 平成17年11月22日(火) 開催 参加者: 9人
世古を活かしたオリジナルマップマップ 第1稿の校正作業を行いました!
- マップ第1稿を部会全員でチェック
【主な修正事項】
- 文字修正/色修正
- 地図下の「世古」案内分の世古名にローマ字を付ける ex 御師世古(OnshiSeko) (実際は下付)
- 店の名前については、ホテルや銀行、その他モデルコース上、曲がり角などの要所となる店等(糀屋など)については、ランドマーク的存在として記載する。その他は「まちかど博物館」や「三階建て木造旅館」など観光客を案内する要素がある建物については、表記する。飲食店に関して、地区内の伊勢うどんを主とする店位置について、固有名詞を入れずに記載し、来訪者への気軽に寄れる伊勢うどん展を紹介する。
- モデルコース上にある公園に名称を入れる(厚生公園・一之木公園)
- モデルコース案内に地図中の番号①②などの番号を入れて確認しやすくする
以上の第1回目の校正作業を実施し、郵送で委員に送付。次回部会で最終チェックを行う。
第8回部会 平成17年12月14日(水) 開催 参加者: 9人
マップ第2稿を部会全員で最終チェックしました!
【主な修正事項】
- 文字修正/色修正
- 店の名前については、ホテルや銀行、その他モデルコース上、曲がり角などの要所となる店等(糀屋など)については、ランドマーク 的存在として記載していたが、曲がり角に存在しない銀行については記載をしない(exUFJ銀行、百五銀行)
- 地図をすっきりするために「伊勢商工会議所、伊勢市役所」などの「伊勢」モは省略する。
- 外宮内の「北御門参道」「表参道」を正確に記載する。
- 「御師」の説明がないため、一部説明文のスペースをこの説明に変更する。
以上の第2回目の最終校正作業を終了し、配布については、モデルコーススタート地点であるJR伊勢市駅、伊勢市観光案内所など配布箇所を確定していくほか次年度以降、外宮にぎわい会議などが主催する町歩きツアーで利用するといった意見が出されました。
第9回部会 平成18年1月27日(金) 開催 参加者: 8人
完成した山田のまち「世古」散策絵図の配布について・・・
【配布方法】
伊勢市(8,000部割り当て)で現在、主に伊勢市観光協会、伊勢TMO、山田館、ボンビバン、神宮参道懇話会、常磐自治会、宮後自治会に配布。
今後の配布先として、糀屋や大豊和紙工業(伊勢和紙館)などのまちかど博物館の観光客の多いところに配布するほか世古周辺の自治会に配布や回覧するなどし、地域住民にも自分たちのまちの魅力再発見に寄与することから周知していくこととなりました。
【マップのことが新聞記事に掲載された反響!】
1月21日「歩いてみえ」の新聞記事によって、反響が多く、伊勢市に問い合わせが殺到したとの報告があり、また1月27日付けの別の新聞記事でさらに問い合わせが増えた。「世古」に対する興味が大きいのではないかと部会で要因を探ってみました。
なお、マップの積極的活用としては、春4月頃の世古まち歩きツアーの実施に使うことなど議論された。
同時期に発行された河崎の中谷さんが作った有償のマップ(100円)も伊勢市から紹介があり(新聞記事参照)、こちらは食べ物関係の紹介が多いが、今後のマップづくりでもそれぞれのコンセプトで特化すればよく、アラカルト的なマップは控え、おのおののマップに個性を出していくことが重要であることを部会で認識しました。
オリジナルマップ第3弾 伊勢物語マップの作成について
なんと!伊勢マップ3部作の最終作として前回「伊勢物語」マップを作成することとなりました!掲載する事項を至急部会で意見を出し合いました。その結果、伊勢の神話、人物、食及び一部民話について、説明ではなく、伊勢を語る「物語」として映えるものをピックアップすることとなり、その結果は下記のとおり。
人物) ①畑嘉門 ②寺田縫之助 ③浜田国松 ほか山田羽書、杉木普斉など
神話・民話) 天照大神と月読尊、神路通り白馬伝説、おさんのおかげ参り、お木曳、清火屋、蘇民将来ほか御塩道、御師などの説明についてスペースがあれば挿入
食について) 孝行鰻、伊勢七食材、伊勢うどん、さめのたれなど
今後のスケジュール 次回部会までに高橋氏等が素案を作成し、3月上旬までに2回ほど校正できるように部会を開催し、年度内完成を目指すことになりました。。。がんばろうね!
第10回部会 平成18年2月15日(水) 開催 参加者: 6人
伊勢物語マップの作成について検討しました
伊勢マップ3部作の第3号について、素案(第1稿)を部会メンバーで校正作業を行いました。
前回の マップ構成案からスペース上入れ込めたトピックは下記のとおり
人物)①畑嘉門 ②寺田縫之助 ③杉木普斉 ④松尾芭蕉 ⑤足代弘訓
神話・民話)天照大神と月読尊、神路通り白馬伝説、おさんのおかげ参り、お木曳、清火屋、蘇民将来、弥次喜多道中、山田羽書、御塩道、(一部説明的なもの)
歴史)伊勢のちんちん電車、豊川百間堀、
食)孝行鰻、伊勢うどん、さめのたれ
その他)物語マップの主要改正点として、利用者等から河崎地区への行き方が分かりにくい旨の意見が多いため、縮尺を若干変更して、河崎の本通りまで地図範囲に入れる。
主な校正事項
- 世古道が色等で強調されており、世古マップとの差別化を図るため世古道表示を修正する。
- 文政、元禄、寛文などの元号が分かりにくいため、西暦を併記する。
- さざれ石の位置が工事等の関係で移設されるため、位置を再確認し修正する。
- 畑嘉門、寺田縫之助などの人物標記について、適切かどうかその親族関係者に確認を取る。
第11回部会 平成18年3月7日(水) 開催 参加者: 12人
伊勢物語マップの作成について
- 伊勢マップ3部作の第3号について、素案を部会メンバーで最終校正作業を行いました。
時間がなかったので事前に送付した素案をメンバーがチェックし、そのデータをもとに検証し、修正事項を確認しました。 - スケジュール案
今回の校正で出た第2稿修正案を3月中旬に再度メンバー2月24日を目処に今回の校正を行い、出来次第、事務局から部会メンバーに送付し、再度最終チェックを行い印刷に入る。3月24日完成予定となりました。 - その他のトピック
・新聞記事にもなったことから世古マップの評判も高い。芭蕉マップ(第1部)はちょっと高尚すぎて、小中学生には向かなかったが、前回作成した世古マップは地元の小中学生にも見やすい。今後、学校での活用を検討していってはとの意見が出されました。
第12回部会 平成18年3月31日(金) 開催 参加者: 8人
伊勢物語マップの完成について
伊勢マップ3部作の最終号、山田のまち「物語」散策絵図の完成版を配布。総計1万部、うち8千部を伊勢市に配布。市のほうで伊勢観光協会、伊勢TMO、観光政策課、教育文化課及び市各支所に分配する予定。
今後の活用として、昨年外宮にぎわい会議が実施したまち散策のようなイベントでの活用をしたいところであるが、今年度は「お木曳き」のイベントで忙しくて対応できない。しかしお木曳きにくる地域外のひとになんとか配布できる方策を検討したい。ただし部数の関係で困難ではあるが。
その他:新聞記者から外宮内の茜社の位置が違うとの指摘→次回校正時に修正
雑誌「伊勢人」6月号で部会製作のマップについて取り上げられる予定
平成14年~17年度までの取り組みについて振り返る
住民参画室で取りまとめた活動経緯報告書やアンケート結果を用いて振り返り会議を行い、今後の住民主体のまちづくりと行政との連携について意見交換しました。主な意見は下記のとおり。
- 伊勢市部会は様々な市民団体から構成されていたので、情報共有の場としては機能した。
- しかし行政側がいろんな会議を立ち上げるため、それら会議の位置づけ、目的、連携について住民にとっては不明確に感じた。例えば 、伊勢部会で外宮前のまちづくりをやりながら、新たに伊勢市は、山田ルネサンスゾーン地区を対象とした都市再生整備計画に関連させ駅前都市再生大学を開講し、伊勢TMOが厚生小学校区におけるまちづくり会議をつくるといった具合。いろいろやってもいいがそのまちづくりに対する総合調整や連携がないのではないか。
- 住民主体のまちづくり団体は外宮では外宮にぎわい会議、神宮参道懇話会などがあるが、双方連携することが難しいと考えている。まちづくりには「身近な環境整備:景観整備」や「イベント」のおおまか2つの目的があるが、「よそ者」がそのまちのやり方に口を出しにくいという面がある。今後は例えば観光協会が運営実施している年2,3回の「楽市」や外宮にぎわい会議が実施している「外宮 さんゆかたで千人お参り」イベントで連携していき、そのような「イベント」で少しずつ情報交換しながら連携体制を徐々に整えていくことが大切である。
- 中心市街地:駅前再開発について、現在のところ地元の関係者でいろいろ案を策定しているが、もっと広く意見を聴いた方がいいのではないか。例えば駅前再開発プランの公募コンペをやるとか。伊勢は地域のしがらみで縛られているから、もっと新しい血が必要ではないか。
- 山田地区のまちづくりでは身近な環境整備、景観まちづくりをやっていかなければならないが、そのためには「まちに住んでもらう」 方策が必要。 最近Urban Villageという都市の中の「村」というコンセプトがあるが、この伊勢でも駅前中心市街地における人の交流が盛んな村人づくりが今後大切なのではないか。
以上により 今後のまちづくりの展開においてはそれぞれの市民まちづくり団体の活動の展開に委ね、伊勢志摩空間快適性向上整備計画 伊勢市部会を終了しました。
以上により 今後のまちづくりの展開においてはそれぞれの市民まちづくり団体の活動の展開に委ね、伊勢志摩空間快適性向上整備計画 伊勢市部会を終了しました。みなさん本当にお疲れさまでした!
完成したマップのダウンロードコーナー
山田のまち「世古」散策絵図その1.pdf へのリンク (2.6MB)
山田のまち「世古」散策絵図その2.pdf へのリンク (3.6MB)
山田のまち「物語」散策絵図その1.pdf へのリンク (2.3MB)
山田のまち「物語」散策絵図その2.pdf へのリンク(1.9MB)