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三重の教育 - 三重県教育委員会ホームページ

平成17年度伊賀地域高等学校再編活性化推進拡大協議会協議のまとめ

平成18年9月

第1経緯

1.平成17年度協議会設置までの経緯

(1)「平成16年度協議会」の報告書提出(平成16年12月)

ア.理想の学び
伊賀地域の高等学校を一つの学びの場と捉え、多様な学びの高等学校をバランスよく配置。柔軟に学べる教育システムや将来的には一体となることも検討。

イ.農工商3校の統合
平成20年度を目途に新総合専門高校を設置

(2)伊賀地域における高等学校のあり方検討関係者会議(平成17年7月1日)

ア.目的:伊賀地域選出県議の呼びかけによる議員と協議会委員予定者の意見交換

イ.出席者:伊賀地域選出県議会議員4人、協議会委員予定者28人計32人

ウ.協議事項:伊賀地域における高校のあり方と今後の具体的な進め方について

エ.提起された課題等

(ア)報告書で提言されている「伊賀地域の高等学校の将来のあるべき姿」は、具体性にかけ、そこに到るまでの道筋が示されていない。

(イ)農工商だけを再編するのではなく、普通科も同時に検討すべきである。

(ウ)既存の施設を利用した統合では意識は変わらず、理想の統合のためには新しい校舎の建設も検討すべきである。

(エ)農工商の3校統合ありきで県教委主導の議論が進められたのではないか。

(オ)地域を巻き込んだ議論が不十分であり、問題意識が共有されていない。

⇒再編活性化は県教委がトップダウンで進めるのではなく、地域の声を広く聞くとともに、時間をかけて議論すべきである。

2.平成17年度協議会における協議経緯

(1)平成17年7月1日の伊賀地域における高等学校のあり方検討関係者会議で提起された課題等を踏まえ、平成17年8月12日に地域の有識者やPTA代表、市教育長、小中県立学校長代表、教員代表の計19名からなる第1回協議会を開催し、座長として四日市大学総合政策学部教授岩崎恭典氏を選出した。そして、今後、上野地区と名張地区の分科会で伊賀全体を視野に入れつつ地域固有の課題についても協議を行い、協議会でその意見をまとめることとした。

(2)協議会とは別に、中学校と高等学校の意思疎通等を図るため、伊賀地域の全中学校長と高等学校長の意見交換会が9月と11月に2回開催され、高校再編活性化についての意見交換がなされた。

(3)上野と名張の分科会は、9月~11月にかけてそれぞれ2回ずつ開催され、「理想の学び」のイメージや、望ましい学校・学科配置について意見交換した後、そこに到るプロセスとして、普通科高校や専門高校の再編、あけぼの学園高校、昼間部併置の定時制のあり方などについて協議を行った。その協議結果を今後開催の協議会に報告し、諸課題についてさらに検討を加えることとした。

(4)第2回協議会は平成18年3月14日に開催され、両分科会から協議概要の報告があった後、具体的な協議を行った。特に、最も志願者数の減少が大きい上野農業高校の再編について、農工商の統合だけでなく、上野高校の分校案、農業科案・笊£ハ科・総合学科を併設する案についても協議がなされた。あけぼの学園高校については、半数の生徒が名張地域から通学をしている状況もあり、また、同じ総合学科ということから、名張高校との統合も視野に入れて検討した。

(5)第3回協議会は平成18年4月11日に開催され、賛否が分かれて一致しない点もあったが、あくまでも現在検討中の再編案として、次の内容で広く保護者等に意見を聴くこととし、次回、その具体的な方法等を検討することになった。

  1. 上野農業高校は商工と統合し、新総合専門高校としてスケールメリットを生かせる形に再編する。
  2. あけぼの学園高校は名張高校との統合も視野に入れて検討していく。
  3. 上野地域に新普通科高校を設置して普通科志向に対応し、当面、3校体制とする。
  4. 名張地域の3校は当面維持するとともに、普通科の実績を上げるための学科改編や学校の魅力化を 検討する。

(6)第4回協議会は平成18年5月11日に開催され、「広く意見を聴く会」で説明する協議会での検討案について協議を行った。特に新普通科高校設置の可否や、平成23年度を目途とした学校数について活性化の観点から議論がなされた。また、名張地域から他地域への流出を防ぐための手立てとして、学科改編や特色化についても協議したほか、「広く意見を聴く会」の開催にあたっての資料や周知方法等の具体的な検討を行った。

(7)平成18年6月26日、27日、30日の3回にわたり、伊賀地域の児童・生徒の保護者等を対象として「広く意見を聴く会」を開催し、高校を取り巻く状況の理解を深めてもらうとともに、協議会で検討している再編案について広く意見を聴取した。

参加者は延べ242人であったが、新普通科高校の設置に対する疑問や危惧する意見、新総合専門高校に期待する意見、あけぼの学園高校の存続を求める意見、名張地域の高校の特色化を求める意見など、アンケートも含めて多くの意見が出された。

(8)第5回協議会は平成18年9月5日に開催され、「広く意見を聴く会」の結果を踏まえて「平成17年度協議会のまとめ」について検討を行い、今回をもって平成17年度協議会としての協議を終了することとした。 
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第2主な論点

1. 理想の学びについて

平成16年度協議会の報告書において提言されている理想の学びにおける「一つの学校」という考え方について、協議会・分科会の双方で検討を行った結果、その求めるべき理念は共有されたが、学校運営などにおいて課題が多く、時間をかけながら具体化に向けての努力が必要であるという意見が大勢を占めた。

したがって、将来の理想の姿についての理念の周知とともに、生徒、保護者、地域住民の意向も踏まえながら、今後も検討を続けていくことが必要であろう。

2.普通科高校の再編について

旧阿山郡などから長時間をかけて名張の普通科高校へ通学する課題を解消するとともに、中学生や保護者の普通科志向や上野商業高校普通科を発展させたものとして上野地域に新普通科高校をつくることが複数の委員から提案されたものの、そのコンセプトと学習内容をどうするかという課題が残されている。

一方、委員の中には新普通科高校の新設を危惧する意見もある。その主な理由としては、子どもの減少からみて、近い将来に無くなる学校となることが予想されること、したがって生徒が集まらない可能性や、学校関係者も力が入りにくいこと、設置のコンセプトが不明確であることなどである。

また、子どもたちは上野と名張の両地域で行き来しており、その動きが変わらない限り、生徒が集まらない可能性があることや、上野高校との新たな格差が発生したり、伊賀地域全体の高校が小規模化して活力が失われる可能性なども指摘されている。

こうした新普通科高校を危惧する同様の意見は、「広く意見を聴く会」においても多く出された。

なお、将来の子どもの数や学級数の予測において、伊賀地域から他地域への流出の状況は社会経済状況等により変動する要素を持っており、また、伊賀市における外国人生徒の増加といったことも勘案すれば、新普通科高校が無くなるとは限らないとの考え方もある。

3.専門高校の再編について

農業、工業、商業3校の統合については、平成16年度協議会の報告書で提言され、それを受ける形で県の高校再編活性化第二次実施計画にも反映されているが、各専門高校では定員割れによる活力低下や学級数減による学校運営の困難さが次第に増してきており、学校現場からは早急に再編して活性化を望む意見が出されている。「広く意見を聴く会」においても再編を進めることに賛同する意見が多かった。

・_工商を統合することでスケールメリットを生かして学校の活性化を図り、子どもたちの多様なニーズに対応した教育を提供する新総合専門高校をつくることができる。そしてそれは伊賀の特色ある産業の発展とその人材育成にも寄与することが期待できる。

そのため、新総合専門高校の学級規模と学科編成、特色ある教育課程の編成、施設設備の整備、農業実習地の管理と生徒の移動などが課題とされており、早急に具体的な検討を行う必要がある。

また、教育内容や教育システムを検討する際、伊賀地域独自の特色のある学校づくりや、積極的な外部講師の招聘についても検討を加えるべきである。

4.あけぼの学園高校の再編について

あけぼの学園高校は、名張地域から生徒の半数が通学している状況にあり、また、学年2学級規模の小規模な学校で定員を満たせないときもあることから、同じ総合学科の名張高校との統合を視野に入れて検討することが考えられる。

しかし、同じ総合学科というだけで、両校の系列やコンセプトを統合できるかどうか、あけぼの学園高校が果たしている役割をどのように引き継いでいくのか、今ある施設・設備をどうするかなどの課題が残されている。

一方、「広く意見を聴く会」では、集団生活に馴染めない不登校気味の生徒も含め、多様な生徒たちにきめ細やかな指導ができる学校であり、もう少し存続してほしいといった意見が出されている。

5.名張地域の高校再編について

名張地域の3校については、伊賀地域、特に名張地域からの流出を食い止め、学校の特色化をはかるため、普通科高校に特進コースの設置や中高一貫教育といった意見が出されている。

「広く意見を聴く会」においても、保護者からは名張3校の特色が分かりにくく、より一層の魅力化を図るため、特進クラスの設置という意見が複数出された。

一方、伊賀地域外の高校へ流出する原因には様々な要素があり、特進対応だけがその手立てではないという意見もある。

今後は県立高等学校再編活性化実施計画(第一次、第二次)を踏まえ、名張西高校の英語科、情報科のあり方についても検討を加える必要がある。また、今後の生徒数の減少を見据えつつ、名張地域の普通科高校の統合も視野に入れて活性化策を検討していかなければならない。

6.昼間定時制について

平成16年度協議会の報告書で提言されている上野高校と名張高校にある夜間定時制を統合して新たに昼間部定時制を持った高校を設置することについて、伊賀地域には昼間部定時制及び通信制を併せ持つ教育特区で認定された学校もあり、それを越えるだけのニーズは現段階では見られないことなどから、特に設置を求める意見は出されなかった。 
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第3平成17年度協議会の考え方(結論)

平成17年度協議会は、これまで1年あまりの間に、協議会を5回、上野・名張に分かれて分科会を2回ずつ、地域の保護者等から直接意見を聞く「広く意見を聴く会」を3回開催してきた。

協議では、「理想の学び」の姿を見据えつつ、中学校卒業(予定)者数の減少がひとまず横ばいになる平成23年度を目途として再編のあり方を検討してきたところである。

協議の主な論点は、「第2 主な論点」に掲げたとおりであるが、小学校就学前の子どもが中学校を卒業する平成27年度以降はさらに減少が進むことが考えられ、現在0歳の子どもが中学校を卒業する平成33年頃には、伊賀地域の必要学級数は28学級程度になると予想される。したがって、約10年~15年後には、施設設備の耐用年数などの課題も踏まえつつ、伊賀地域の高校を4校程度に再編し、学校の活性化を図ることが必要になってくると考えられる。

そうした見通しのもと、協議会での議論を重ね合わせると、「図表1(PDFファイルKB・新しいウィンドウが開きます)」のようにイメージすることができ、4校に至る過程の平成23年度頃は(A)(B)の両案が考えられる。

当協議会としては、これまでの精力的な協議や「広く意見を聴く会」での意見・要望を踏まえ、あえて一つに集約することはせず、両論を併記して提案するものである。

なお、普通科高校の再編及びあけぼの学園高校の再編については、それぞれ賛否が分かれ意見の一致をみないところであるが、専門高校の再編については、協議会や「広く意見を聴く会」の議論においても、分校となる前のできる限り早い時期に農工商を統合して新総合専門高校の設置を進める意見で概ね一致しているところである。当協議会としては、子どもたちに魅力のある生き生きとした新総合専門高校になるよう、平成21年度開校を目途として農工商3校の再編を推進することを県教育委員会に求めるものである。

県教育委員会及び各県立学校においては、協議会でのこれまでの議論と提案を十分考慮し、さらに地域から信頼される魅力ある高等学校をめざして、特別支援教育のあり方も含めた伊賀地域高等学校の再編活性化を推進されるよう期待する一方、当協議会は今後とも理想の学びの実現に向けて検討を重ねていくものとする。
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