三重県教育委員会では、令和元年度から3年度にかけ、1学年3学級規模以下の県立高校を実践パイロット校に指定して、地域を学びの場とする地域課題解決型学習の構築を目指し「地域課題解決型キャリア教育モデル構築事業」を実施してきました。
このたび各校が3年間取り組んだ地域と協働した学習の取組内容を整理し、今後、地域課題解決型キャリア教育をより効果的に進める際に活用できるよう「地域課題解決型キャリア教育の手引き」としてまとめました。
(PDF)「地域課題解決型キャリア教育の手引き」
<地域課題解決型キャリア教育モデル構築事業概要>
・地域の職業人からの講義やフィールドワーク等、実社会を感じることができる多様な人々と関わりながら、地
域の魅力や課題を知り、解決策を考え実践する教育活動を実施し、社会で活躍する意欲と能力の向上、生涯に
わたり能動的に学び続ける資質を育成する。
・各校の取組は教育課程内での実施を原則とし、地域での活動を通じて、生徒が主体的に探究する活動へと発展
させる。
・地域住民や関係企業を招いた学習成果発表会を開催し、その評価を次年度の取組の改善に生かす。
・高校と地域、地場産業等をつなぐコーディネーターを配置し、高校が必要とする人的・物的資源を活用できる
体制をつくる。
・1学年3学級以下の高校に設置した学校別協議会を活用し、地域の状況や高校が地域で果たす役割、学校の特
色等に配慮しながら、特色化・魅力化の推進、所在する市町からの支援方策、学校のPRなど地域と一体となっ
た活性化に取り組む。
<実践パイロット校>
・白山高校 ・飯南高校 ・昴学園高校 ・南伊勢高校南勢校舎 ・南伊勢高校度会校舎
・鳥羽高校 ・志摩高校 ・水産高校 ・あけぼの学園高校 ・紀南高校