住民参画による社会資本整備
事業名 外宮参道(旧神宮参道)
神宮参道は、外宮参拝の主要な道として栄えました。しかし近年は、そのまちの魅力が十分に活かされず、またモータリゼーションの進展等もあり賑わいを失いつつあります。伊勢市駅を下車してまちに降り立っても、伊勢神・{が有する神聖なイメージや雰囲気が十分に感じることができず、地元では「神宮参道としての雰囲気をとりもどしたい」との要望がありました。
H14年度よりアンケート調査等を活用しながら市民と共に神宮参道のイメージについて検討を行いました。さらにH15年度には地元商店街でつくる「神宮参道のみちづくりを考える会」を発足し、道路整備の方針と全体計画図を作成しました。H16年度には、「神宮参道・伊勢市駅前まちづくり委員会」を発足し、この地域におけるまちなみのコンセプトおよび景観整備方針(案)を策定することにより、伊勢市駅前~外宮に至るまでの神宮参道の位置付けを確認しました。
H16年度より、道路修景整備をおこないました。そのコンセプトは「神宮参道・伊勢市駅前まちづくり委員会」提言のまちなみまちづくりのコンセプトにある『時代の変化に対応する“もてなし"のあるまち・みち~伊勢の原風景と新風景が同居し、歴史と文化、賑わいを感じる風景づくり~』となっています。
道路機能は、“伊勢市駅から外宮までのひとの流れをつくる、将来歩行者天国にできるようなみちづくり"対応したものとなっています。道路景観としては、神宮参道を賑わいゾーンと歴史ゾーンの2区間に分け、それぞれのゾーンにふさわしい舗装材を使用しています。
H16年度より、道路修景整備をおこない、平成18年4月に伊勢市駅前から伊勢南島線までの約340mが完成しました。
平成19年度からは、伊勢南島線から外宮前までの工事に着手しました。
【事業概要】
道路延長379m
総事業費324.5百万円
8月1日(八朔)に開催された『浴衣千人参り』での外宮参道
事業名 アクセス道路景観整備事業
伊勢では、「伊勢神宮」の平成25年の御遷宮を控え県内外から多くの来訪者を迎えることとなります。特に、県道伊勢磯部線(俗称 御木本道路)は、伊勢自動車道の伊勢西インターチェンジから伊勢神宮(外宮・内宮)にアクセスする道路であるとともに、地域生活に密着した道路となっています。こうしたなか、ガードレール等防護柵や歩道舗装を景観に配慮したものに更新するなど修景化を進めます。
施設の更新・修景化にあたり、その取組内容や施設の形状・配色などの決定に関し、関係自治会の代表者並びに小学校PTAの関係者などで「アクセス道路景観整備事業検討会」を組織し、意見交換を重ね『訪問客に対するもてなしと誘導』をキーワードに整備計画を策定しました。
策定した計画に沿い、平成20年度より歩道のカラー舗装化、防護柵・側溝蓋の更新など順次整備を行う予定です。
【事業概要】
道路延長4000m
総事業費約174百万円
整備前(現況) 整備後イメージ
三重県内の住民参画の取組は下記で紹介しています。
・三重県景観まちづくり課(新しいウィンドウで開きます。)