伊賀地域の高等学校のあり方を踏まえた新しい学校の学校像と、平成27年度の統合
の有無について、協議を行いました。
1 日時 平成24年8月22日(水)19時00分から21時20分まで
2 場所 三重県伊賀庁舎 大会議室(7F) 伊賀市四十九町2802
3 議題 (1)新しい学校の学校像について
(2)今後の進め方について
(3)その他
<委員からの主な意見>
○新しい学校の学校像について
・現在、津市等の他地域へ約100人流出しているが、新校が設置され流出が止めら
れることにより、地元の高校に進学を希望する生徒が増えることに加え、また幅広
い学習ニーズに新校だけで対応することは現実的でないことから、名張地域にもう
1校設置することが必要である。
・新校の構想の内容はこれで良いが、県教育委員会が教員配置など本気で新校に取り
組むことや、内容に目玉的な項目が必要である。例えば医学部進学を目指すコース
を設けること等により実績を作れば、流出も止まるのではないか。
・探求的な学習や体験的な学習の取組例が短絡的である。また、ICT利活用による
生徒同士の教え合い学び合うという取組のイメージがわからない。
○平成27年度の2校の統合の有無について
・新校のビジョンが示されたので、平成27年度に統合すべきである。先送りするこ
とにより、生徒に十分な学習環境を確保出来なくなる。
・平成24年3月の「協議のまとめ」の市民説明会で出された意見の大半は「新校の
イメージがわからないのに、平成27年度の統合は早すぎる」というものであった
ので、統合時期が平成27年度というのは拙速である。
・新校の設置場所が示されないままで、平成27年度統合というのは、保護者として
納得できるものではない。
・中学校卒業者数は、平成27年に一旦減るが、平成28年には増え、平成29年、
30年は減少しても平成27年の生徒数よりは多いことから、平成27年度の統合
は先送りすべきである。
・目の前の生徒の事を一番に考えるなら、一刻も早く統合すべきと考える。
・新校の構想についての市民への説明は丁寧にしてほしいことから、平成27年度統
合には無理があると思う。
・新校の構想も示されたので、はっきりと目標を決めて、前に進めるべきである。今
回は伊賀白鳳高校の時と異なり、同じ普通科同士の統合なので、進めやすいのでは
ないか。
・保護者代表として、2校の統合は、残る高校の生徒が少しでも多い平成27年度に
してほしい。
・保護者の意見を一つにまとめるのは難しい。平成27年度統合については、平成2
5年度、26年度入試の生徒のことを十分に考えて進めてほしい。また、少子化で
2校が小規模化し、望ましい学習環境を確保できなくなると、犠牲になるのは子ど
もたち自身である。
<今後の対応について>
今回出された委員の意見を踏まえ、名張桔梗丘高校と名張西高校の平成27年度統
合の有無について、協議会を8月28日(火)に開催し、報告します。
また、この報告内容については、両市の教育委員会を通じて、地域に周知する予定
です。
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なお、会議は公開で開催しました。(傍聴者数:53名)
次回の協議会は、8月28日(火)に開催します。(同所、19:00-20:00)