名張青峰高等学校の開校に向けた検討及び準備の状況、伊賀地域の高等学校を取り巻く状況、特別な支援を必要とする子どもたちの県立高等学校への受け入れと支援について、協議を行いました。
1 日時 平成27年9月1日(火)18時30分~21時10分
2 場所 三重県伊賀庁舎(伊賀市四十九町2802)
3 主な内容と意見
(1)名張青峰高等学校の開校に向けた検討及び準備の状況
○ グローバルな視点を育むことも大切であるが、地域の高校としてのローカルな視点も大切である。
○ 大学等への進学に特化した「文理探究コース」を設置するので、就職という観点だけでなく、大学等への進学を含めて、
将来、社会的・職業的に自立して自己実現を図る力をつける観点からのキャリア教育が必要である。
○ 名張青峰高校が成功するためには、情報発信と中学校の進路指導が重要である。
○ 来年度から新入生が入学してこない名張桔梗丘高校に在学する生徒の学習環境等を保障していくための検討・準備を進め
る必要がある。
○ 名張桔梗丘高校では、学校行事や部活動の名張西高校や名張青峰高校との合同実施等も検討しているが、生徒の思いを尊
重して進めていきたい。
(2)伊賀地域の高等学校を取り巻く状況(伊賀地域の中学校卒業者数の予測、中学校卒業者の進路状況等)
○ 地域外への進学動機は、大きく分けると、大学等への進学と部活動の2つと思われる。名張青峰高校は、その両方のニー
ズに応える普通科高校であり、中学生や保護者への周知に努める必要がある。
○ 津地域等へ一定数の生徒が進学するのは、ずいぶん以前からあった傾向である。中学生や保護者は、他地域へ進学しなく
ても多様なニーズが満たされる名張青峰高校に高い期待を抱いている一方で、入学者選抜の倍率が高くなることを心配して
いる様子である。
○ 地域の子どもたちが地域で学ぶことができるよう、名張青峰高校についても進学実績をしっかりと出して、当地域の県立
高校との間で切磋琢磨することを願う。
(3)特別な支援を必要とする子どもたちの県立高等学校への受け入れと支援
○ 協議にあたっては、特別支援教育等のしくみだけでなく、インクルーシブ教育の理念についても理解しておく必要がある
ので、このことについて、専門的な立場からの説明を聞きたい。
○ インクルーシブ教育については、現段階では、主に義務教育段階の枠組みである。高校には入学者選抜があるので、義務
教育とは少し違った枠組みとなる。
※ (3)について、本年度は他県の先進的な事例を参考に協議を行う予定。