健康づくりの推進
主な取組内容
・津市、事業所、学校、NPO、医師会等の関係機関に対し、健康づくり活動の協働体制を確立するための働きかけを積極的に行います。
・地域保健活動推進のための人材確保及び育成を行います。
・効果的な健康づくり活動を進めるため、健康づくり活動の実践評価を行います。
(1)健康づくりの推進(ヘルシーピープルみえ・21の取組み)
1.総合(ネットワークの形成、人材育成)
医療制度改革を見据えながら、糖尿病を中心とした「生活習慣病予防総合推進事業」を立ち上げ、以下の事業を行いました。
① 糖尿病予防研究会:生活習慣病の予防、糖尿病の予防及び早期発見・早期治療を支援する保健・医療・職域・学校等の協働体制の構築を目指し検討を行いました。
ア.全体会 年 3回 /委員数 21名
平成18年9月6日(水) 平成18年12月21日(木) 平成19年3月8日(木)開催
イ.部 会 年25回 /部会員数 31名
⑴ 健診部会年2回 ⑵ データ部会年3回 ⑶ 啓発部会年2回 ⑷ 教室部会年15回 ⑸ 病診部会年2回
② 糖尿病予防教室:メタボリックシンドローム対策構築に向けての教室のあり方に ついて検討を行い、モデル教室としてプログラムや評価について検討を行いました。 その中で、行動変容、意識変容に関するアンケート、体重・腹囲測定、1日の歩数測定、栄養診断等を実施し、約3ヶ月後の健康診査結果を踏まえて教室の評価を行います。
③ 基本健康診査データの活用、分析研究:医療費分析や地区診断のスキルアップのために、モデル分析や研修を行いました。
ア.平成18年度津市基本健康診査8月までのデータに関するモデル分析
三重大学医学部看護学科地域看護学講座(地域保健政策・情報システム研究会)中野正孝教授に委託をしました。
イ.研修会 第1回:平成19年1月16日(火) 参加数:28名
統計学の基礎、疫学調査方法、エクセル基礎演習など
第2回:平成19年2月13日(火) 参加数:21名
健診データを活用した健康管理システムの構築と運用など
第3回:平成19年2月27日(火) 参加数:17名
統計ソフトによる健診データ解析など
④ 健康で長生きするための環境整備推進事業:子どもから高齢者まで全ての人々が、健康でイキイキと暮らせる「健康なまちづくり」を目指して環境整備を行いました。
ア.推進会議(南が丘元気ネット)年3回開催 /委員数15名・オブザーバー1名
イ.南が丘ふれあいまつりにおける健康コーナー
平成18年6月26日(土)15:30~20:30
参加数:体脂肪測定 約180名 こどもからだクイズ 約150名
ウ.生活習慣病予防講演会
平成18年10月7日(土)10:00~11:30 南が丘小学校ふれあいホール
講演 「家庭で取り組む生活習慣病予防」
講師 熱田小児科クリニック 熱田裕 院長
参加数:南が丘地域住民 約60名(うち体脂肪測定者30名)
⑤ 研修会:生活習慣病予防対策事業の推進のために、地域保健従事者が円滑な実施ができるよう、糖尿病に関する知識や医療費分析の考え方についての研修会を行いました。
ア.糖尿病研修会 平成18年8月29日(火) 三重県津庁舎第64会議室 参加数:44名
講演 「糖尿病の病態と治療」
講師 三重大学糖尿病内分泌内科講師 住田安弘医師
イ.医療費分析研修会 平成19年3月1日(木)津市中央保健センター 参加数:22名
講演 「医療制度改革における医療費分析をどうみるか」
-患者・家族の視点から-
講師 日本福祉大学社会福祉学部講師 加藤孝夫 先生
2.たばこ対策
1)啓発事業
① 住民への啓発
健康まつり等で啓発グッズを配布し、さまざまな年齢層の方に啓発を実施しました。パネル展示と合わせて健康クイズ・CO濃度測定を行い、楽しみながら喫煙の害について学べる機会としました。「世界禁煙デー」では職場で禁煙について考えてもらえる機会となるよう津市役所でのパネル展示と啓発グッズの配布をしました。
これら喫煙防止情報及び知識の普及を中心とした取組により子供から大人まで喫煙者はもちろんのこと非喫煙者も受動喫煙について学び考えることのできる場の提供を行いました。
ア.【禁煙デー】
世界禁煙デー 平成18年5月31日(水) 津市役所前 肺CO濃度測定 120名
津市中央保健センターロビー パネル展示
禁煙週間平成18年5月31日(水)~6月6日(火)
未成年者喫煙防止キャンペンーン
平成18年11月16日(木) JR・近鉄津駅前においてチラシの配付
イ.【津市ぐるっと一周健康めぐり】
開催日 |
会 場 |
参加者数 |
---|---|---|
平成18年10 月 8日(日) |
津リージョンプラザ |
296 |
平成18年10 月 15日(日) |
美里保健センター |
40 |
平成18年10 月 22日(日) |
河芸保健センター |
86 |
平成18年11 月 5日(日) |
白山保健福祉センター |
40 |
平成18年11 月 19日(日) |
安濃体育館 |
61 |
平成19年 2月 25日(日) |
榊原小学校 |
10 |
平成19年 3月 17日(土) |
芸濃保健福祉センター |
35 |
合 計 |
7カ所 |
568 |
ウ.【健康教育】
開催日 |
会 場 |
参加者数 |
---|---|---|
平成18年5月26日(金) |
安濃保健センター |
健康教室での 肺CO濃度測定30名 |
平成18年6月5日(月) ~平成18年6月7日(水) |
三重県津庁舎 |
三重県津庁舎厚生棟にて 肺CO濃度測定 30名 |
平成18年12月11日(月) |
香良洲保健センター |
健康教室での 肺CO濃度測定11名 |
② 公共施設等関係者への啓発
飲食店関係者等に、分煙推進についての講話を実施するとともにリーフレットを配布し啓発を行いました。会場からは「分煙をしたいが客の理解が得られるか心配」との相談があり、具体的な分煙対策支援へつながりました。
開催日・会場 |
実 施 内 容 |
対 象 者 |
人 数 |
---|---|---|---|
平成18年4月13日(木) 三重県津保健所 |
講演 「たばこと健康」 |
DC参加者 |
14名 |
平成18年9月26日(火) ヤクルト |
講演 「たばこと健康」 C0濃度測定 |
職 員 |
10名 |
平成18年11月7日(火) JAふれあいセンター |
講演 「たばこと健康」 C0濃度測定 |
衛生関係者講習会 |
120名 |
平成18年11月13日(月) 三重県津庁舎 |
飲食店分煙啓発 (講話と 分煙リーフレットの配布) |
衛生関係者講習会 |
160名 |
③ 教育現場への情報提供等
養護教員からの問い合わせに対し小中高における禁煙教育実施のためのパンフレットの配付、
喫煙防止教育教材の貸し出しを行いました。
2)禁煙支援
① 禁煙希望者への個別サポート
禁煙について相談のあった方及び町禁煙希望者8名を対象として禁煙サポートを実施しました。訪問、電話、メールなどで相談に応じ、結果4名の方が卒煙しました。
② 津薬剤師会との連携(イベント協働1回・研修会1回)
開催日・会場 |
実 施 内 容 |
対 象 者 |
人 数 |
---|---|---|---|
平成19年1月17日(水) 津薬剤師会 |
講演 「地域の禁煙支援について」 |
薬剤師 |
50名 |
3)女性の禁煙対策への取組
津市母子保健事業の場において喫煙防止紙芝居やパネルによる啓発を実施しました。
開催日 |
会場 |
実施内容・参加者数 |
---|---|---|
平成18年5月25日(木)
|
津市中央保健センター |
禁煙紙芝居 3歳児健診の会場で3歳児と その母親50組 |
平成18年5月31日(水)~平成18年6月9日(金) |
津市中央保健センターロビー |
パネル展示 200名 |
3.こころの健康づくり
1)リスナー継続研修&ネットワーク化
①スキルアップ継続研修会の開催
対象:平成15、16、17年度リスナー養成研修受講者 95名
|
開催日時 |
内 容 |
人数 |
開催場所 |
---|---|---|---|---|
第1回 |
平成18年 11月15日(水) |
講義「園芸療法」 講師 熊野保健福祉事務所 園芸療法士 話題提供&語り合い |
38 |
三重県津庁舎 |
第2回 |
平成18年 12月6日(水) |
講義「日本茶と健康」 講師 深緑茶房 緑茶インストラクター 語り合い「私にできること」 |
48 |
三重県津庁舎 |
②今後のリスナー活動に向けて打ち合わせ会の開催
平成19年3月28日(水)「リスナー活動についての検討」 参加者16名
2)こころの健康づくり研修会
開催 日時 |
内 容 |
対 象 |
人数 |
場 所 |
主 催 |
---|---|---|---|---|---|
平成18年 6月2日(金) |
こころの健康づくり講演会 講師 こころの健康センター職員 |
津税務署職員 |
68 |
津税務署 |
津税務署 |
平成18年 7月27日(木) |
「音楽療法」 講師 音楽療法士 |
デイケア 参加者 |
16 |
三重県津庁舎 |
津保健福祉事務所 |
平成18年 9月2日(土) |
「こころのお話」 講師 津保健福祉事務所職員 |
一般 |
31 |
津市センター パレス |
津医療生協 |
平成18年 11月13日(月) |
「うつ傾向な人、引きこもりがちな人へのリスニング」 講師 津保健福祉事務所職員 |
ヘルパー |
41 |
アスト津 |
三重県 社会福祉協議会 |
平成18年 11月20日(月) |
こころの医療を考える 「ストレス対処法」 講師 津保健福祉事務所職員 |
一般 |
15 |
西団地集会所 |
津医療生協 |
平成18年 12月19日(火) |
つ・ぐるっと一週健康めぐり 「笑いと健康」 講師 岐阜聖徳学園大学教授 橋元慶男氏 |
一般 |
128 |
津市 一志保健センター |
津市・ 津保健福祉事務所 |
平成19年 2月14日(水) |
うつ傾向な人、引きこもりがちな人へのリスニング」 講師 津保健福祉事務所職員 |
福祉施設職員 |
38 |
男女共同参画 センター |
三重県 社会福祉協議会 |
3)こころの危機管理研修会
開催日時 |
内 容 |
対象 |
人 数 |
主 催 |
---|---|---|---|---|
平成19年 3月14日(水) |
こころの危機管理研修会「アタッチメントやトラウマからみた子どもの問題とその援助」 講師 筑波大学大学院 森田展彰 氏 |
関係者 |
184 |
津保健福祉事務所 |
4)関係機関との連絡調整
開催日時 |
内 容 |
対象 |
人数 |
主 催 |
---|---|---|---|---|
平成19年 3月19日(月) |
精神保健福祉・こころの健康づくり について打ち合わせ |
市保健師・県保健師 |
7 |
津市保健センター |
4.栄養・食生活
① ネットワークを活かした生活習慣病等の栄養指導体制づくり
保健・医療・福祉・教育・産業など機能が異なる職域の管理栄養士等で構成するネットワークを生かした栄養指導体制づくりの一方策として、「栄養情報提供書」の様式例を作成し、その活用について地域の栄養従事者へ提案することができました。
(検討会) 5回
(提案) 平成19年3月5日(火)研修会にて 参加者60名
② 特定給食施設等指導を通じた食環境づくり
食事調査や生活習慣アンケートの結果からみると、津地域でも30~49才の男性は健康や食生活に対する関心が薄く、生活習慣病リスクの高い高脂肪食が多い傾向にあり、また、メタボリックシンドローム対策としても重要な対象ともいえます。
そこで、彼らを新たなターゲットにすべく、「家庭」を入り口に行ってきたこれまでの 食の健康づくりを「働く場」へと転換し、特定給食施設等指導を通した栄養成分表示の 促進、健康管理部門への啓発を強化しました。
特定給食施設指導 実施設数 101施設(うち事業所給食 7施設)
③ より多くの方が食育を推進するために
・食育推進ボランティア養成
地域のボランティアを対象に、食生活指針、食事バランスガイド、みえの食育、地産 地消等の正しい知識を提供し、地域で普及啓発活動が実施されるよう講座を開催しまし た。平成18年度は新たに77名を養成し、3年間で237名となりました。
・食育推進研修会
食育に関する意識の高揚を図るとともに、食育推進に必要な知識や実践事例を紹介し、 より多くの関係者が食育に取り組むことを目的に開催しました。
(開催日)平成19年2月14日(水)
(対象) 保育園、幼稚園、児童福祉施設、小学校、栄養士養成施設、
地域の食活動者・子育て支援者、行政等の食活動関係者 139名
(2) 保健師等研修・実習生指導
地域の保健福祉関係の人材育成のための、実習生を受入れ指導を行いました。
|
学校名 |
学生数 |
グループ数 |
実習日数 |
---|---|---|---|---|
看護学生 |
三重大学医学部看護学科 |
7 |
2 |
20 |
三重県立看護大学 |
14 |
6 |
16 |
|
医学生 |
三重大学医学部 |
6 |
1 |
4 |
琉球大学医学部 |
2 |
1 |
4 |
|
栄養士 |
鈴鹿医療科学大学 |
5 |
|
|
名古屋女子大学 |
1 |
|
|
|
武庫川女子大学 |
1 |
3 |
15 |
|
神戸学院大学 |
1 |
|
|
|
中京女子大学 |
1 |
|
|
|
名古屋学芸大学 |
3 |
|
|
|
訪問介護員 |
プラス福祉学院 |
4 |
1 |
1 |