医療提供体制の整備・多様化する疾病への対応
主な取組内容
・医療環境の整備をはかるため、立入検査を行うとともに、医療機関が行う施設整備に補助を行います。
・病院、診療所を科学的で、かつ適正な医療を行う場にふさわしいものとするため医療監視を行います。
(1)保健医療関係施設状況
① 施設数
(平成20年3月31日現在)
地域支 援病院 |
精神 病院 |
一般 病院 |
一般 診療所 |
歯科 診療所 |
施術所 |
歯科 技工所 |
衛生 検査所 |
老人 |
老人訪問看護 ステーション |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 |
4 |
23 |
292 |
146 |
194 |
59 |
3 |
11 |
10 |
② 病床数の内訳
(平成20年3月31日現在)
一般 |
療養 |
結核 |
精神 |
感染症 |
計 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
病院 |
診療所 |
|||||
3,092 |
1,094 |
89 |
50 |
1,007 |
0 |
5,332 |
③ 開設・廃止状況
(平成19年度)
|
立入検査件数 |
開設許可件数 |
開設届件数 |
廃止届出件数 |
---|---|---|---|---|
病院 |
4 |
1 |
1 |
1 |
診療所 |
27 |
9 |
27 |
19 |
歯科診療所 |
1 |
0 |
1 |
1 |
助産所 |
2 |
0 |
2 |
3 |
施術所 |
13 |
0 |
13 |
2 |
歯科技工所 |
2 |
0 |
2 |
1 |
衛生検査所 |
0 |
0 |
0 |
0 |
計 |
49 |
10 |
46 |
27 |
(2)医療関係従事者数
(平成18年12月31日現在)
種
別 |
医
師 |
歯 科 医 師 |
薬 剤 師 |
保 健 師 |
助 産 師 |
看 護 師 |
准 看 護 師 |
歯 科 技 工 士 |
歯 科 衛 生 士 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
計 |
947 |
211 |
606 |
121 |
78 |
2,428 |
890 |
83 |
206 |
(注1)平成18年12月31日現在医療関係従事者届(調査は2年に1回)よる。(平成20年12月31日現在の調査結果は平成20年3月現在集計されていません。)
(3)医療監視実施状況
(平成19年度)
病 院 |
総 施 設 数 |
実施数 |
実施率(%) |
|
---|---|---|---|---|
津県民局管内 |
27 |
27 |
100 |
|
松阪県民局管内 |
14 |
14 |
100 |
|
伊賀県民局管内 |
6 |
6 |
100 |
|
合 計 |
47 |
47 |
100 |
(平成20年度)
診 療 所 (歯科診療所は除く) |
総 施 設 数 |
実施数 |
実施率 |
|
---|---|---|---|---|
津県民局管内 |
288 |
18 |
6.2 |
|
松阪県民局管内 |
179 |
13 |
7.3 |
|
伊賀県民局管内 |
127 |
12 |
9.4 |
|
合 計 |
592 |
43 |
7.3 |
(平成19年度)
歯科診療所 |
総 施 設 数 |
実施数 |
実施率 |
|
---|---|---|---|---|
津県民局管内 |
145 |
17 |
11.7 |
|
松阪県民局管内 |
106 |
9 |
8.5 |
|
伊賀県民局管内 |
74 |
10 |
13.5 |
|
合 計 |
322 |
47 |
14.6 |
主な取組内容
・地域住民に対する救急医療を確保するため、市と協働して初期、二次および 三次救急医療体制を整備・充実します。
・病院(二次医療)と診療所(初期医療)との機能分化を推進するため、地域住民に対する啓発等を進めます。
・消防本部が国家資格を持った救急救命士を養成することを支援します。
救急医療対策
(1)津・久居地域救急医療対策協議会
津・久居地域の救急医療体制の整備を促進するため、平成10年から津保健福祉事務所内に設置しています。
津・久居地域の救急医療体制に係る課題と情報を共有し、管内の救急医療体制整備を図るための方策を見いだすとともに、具現化に向けての合意形成を図っています。
(委員構成:病院、医師会、市、消防、警察、県 計18名)
(2)津・久居地域救急医療対策協議会メディカルコントロール部会
津・久居地域におけるメディカルコントロール体制整備を促進するため、平成16年度から津保健福祉事務所内に設置しています。
地域メディカルコントロール作業検討会(地域消防本部に設置)または地域消防本部からのプロトコール策定、事後検証体制等に関する提案及び気管挿管申請について審議し、地域の実情に即したメディカルコントロール体制整備を促進することとしています。
(委員構成)病院、医師会、消防、県(計8名)
(平成19年度審議事項)1回開催、平成20年3月3日(月)
◇脳卒中対応研修会の開催とプロトコールの策定について
◇救急医療体制に係る検証結果について
◇気管挿管の病院実習について
(3)津・久居地域救急医療対策協議会作業部会
津・久居地域における協議会の中に、一次救急医療体制の整備計画策定及び二次救急医療体制の整備計画を策定するため、平成18年度から作業部会を設置して具体的事項を検討しています。
(委員構成:病院、医師会、消防、市、県 計32名)
*救急医療体制について
① 一次救急医療体制
日常的な救急患者の医療を外来診療によって行っており、在宅当番医制や休日夜間救急センターで対応しています。
◇津地区:津市休日応急・夜間こども応急クリニック
:津市夜間成人応急診療所(平成19年11月から一次と二次救急を整理するため設置された。)
◇久居地区:久居一志地区休日応急診療所
② 二次救急医療体制
二次医療圏単位で体制が構築されています。休日・夜間における入院治療を必要とする重症救急患者を対象として、11病院が輪番制により対応しています。
③ 三次救急医療体制
重篤救急患者に対応するため、24時間体制で高度・専門的な医療の提供を行っています。
国立大学法人三重大学医学部附属病院が実質的に機能を果たしています。
④ 救急告示医療機関
24時間体制で救急隊により、搬送される傷病者に対応する医療機関で、県の認定の下12b、設置されています。
主な取組内容
・骨髄バンクの普及啓発及びドナー登録の推進を図ります。
(1)骨髄バンク事業
骨髄バンク推進のため、骨髄移植に関する正しい知識の普及啓発と、ドナー登録者確保のため休日等に集団登録受付を行っています。
骨髄ドナー登録者休日等集団受付
日 時 |
場 所 |
登録者数 |
平成19年 7月12日(木) |
津サティ |
2名 |
平成19年11月 3日(土) |
三重大学 |
11名 |
平成19年12月23日(日) |
ジャスコ久居店 |
33名 |
平成20年 1月 6日(土) |
津サティ |
10名 |
合 計 |
56名 |
主な取組内容
・※難病患者、原爆被爆者への医療費助成や福祉サービスの支援を行います。
・難病患者およびその家族のQOL(生活の質)の向上をはかります。
・ハンセン病回復者に対する支援を行います。
・エイズに関する不安の解消や患者の早期発見のために、健康相談や検査をすべての県保健福祉事務所で実施します。
※難病患者:原因不明、治療方法が未確立で、後遺症のおそれが少なくない疾病。経過が慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず、介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く、また、精神的にも負担の大きい疾病
(1)原爆被爆者健康管理の状況
原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律に基づき、被爆者健康手帳所持者に対する健康診断の実施、並びに被爆者のうち認定された者に対して、医療特別手当等の給付事務を行っています。
① 定期健康診断実施状況
(平成19年度)
|
対象者数 (名) |
一般検査受診者数 (名) |
肝機能検査受診者数 (名) |
---|---|---|---|
第1回健康診断 |
75 |
31 |
31 |
第2回健康診断 |
74 |
30 |
30 |
*健康診断対象者は被爆者手帳所持者・第一種健康診断受給者証交付者・第二種健康診断受給者証交付者です。
(うち被爆者健康手帳所持者数:70名:平成20年3月30日現在)
② がん検診実施状況
(平成19年度)
|
対象者数(名) |
受診者数(名) |
---|---|---|
が ん 検 診 |
72 |
1(胃がん検診) |
③ 手当給付状況
(平成20年3月31日現在)
手当の種類 |
受給者数(名)(延べ数) |
---|---|
医療特別手当 |
1 |
保健手当 |
4 |
介護手当 |
2 |
健康管理手当 |
58 |
合計 |
65 |
(2)特定疾患医療受給状況
特定疾患治療研究対象疾患は、年々増加しており、平成10年5月から「神経線維腫症」、平成10年12月から「亜急性硬化性全脳炎」「バッド・キアリ(Budd-Chiari)症候群」「特発性慢性肺血栓塞栓症(肺高血圧型)」、平成11年4月から「ファブリー(Fabry)病」、平成12年4月から「副腎白質ジストロフィー」が追加されました。平成15年4月から「ウィリス動脈輪閉塞症」が「モヤモヤ病」に、「クロイツフェルト・ヤコブ病」が「プリオン病」に改名されました。
又、従来疾患番号16に分類されておりました「多系統萎縮症」が疾患番号27に変更されました。
(平成20年3月31日現在)
番号 |
病名 |
受給者数 |
番号 |
病名 |
受給者数 |
---|---|---|---|---|---|
01 |
ベーチェット病 |
36 |
24 |
モヤモヤ病 |
14 |
02 |
多発性硬化症 |
22 |
25 |
ウェゲナー肉芽腫症 |
4 |
03 |
重症筋無力症 |
41 |
26 |
特発性拡張型心筋症 |
65 |
04 |
全身性エリテマトーデス |
112 |
27 |
多系統萎縮症 |
30 |
05 |
スモン |
12 |
28 |
表皮水泡症 |
1 |
06 |
再生不良性貧血 |
20 |
29 |
膿胞性乾癬 |
3 |
07 |
サルコイドーシス |
27 |
30 |
広範脊柱管狭窄症 |
4 |
08 |
筋萎縮性側索硬化症 |
22 |
31 |
原発性胆汁性肝硬変 |
37 |
09 |
強皮症・皮膚筋炎又は 多発性筋炎 |
111 |
32 |
重症急性膵炎 |
1 |
10 |
特発性血小板減少性紫斑病 |
58 |
33 |
特発性大腿骨頭壊死症 |
12 |
11 |
結筋性動脈周囲炎 |
10 |
34 |
混合性結合組織病 |
21 |
12 |
潰瘍性大腸炎 |
215 |
35 |
原発性免疫不全症候群 |
2 |
13 |
大動脈炎症候群 |
12 |
36 |
特発性間質性肺炎 |
13 |
14 |
ビュルガー病 |
14 |
37 |
網膜色素変性症 |
57 |
15 |
天疱瘡 |
15 |
38 |
プリオン病 |
0 |
16 |
脊髄小脳変性症 |
82 |
39 |
原発性肺高血圧症 |
3 |
17 |
クローン病 |
50 |
40 |
神経線維腫症 |
6 |
18 |
難治性の肝炎のうち劇症肝炎 |
1 |
41 |
亜急性硬化性全脳炎 |
1 |
19 |
悪性関節リウマチ |
18 |
42 |
バッド・キアリ(Budd-Chiari ) 症候群 |
2 |
20 |
パーキンソン病 |
280 |
43 |
特発性慢性肺血栓塞栓症 (肺高血圧型) |
2 |
21 |
アミロイドーシス |
6 |
44 |
ファブリー(Fabry) |
2 |
22 |
後縦靭帯骨化症 |
153 |
45 |
副腎白質ジストロフィー |
0 |
23 |
ハンチントン無踏病 |
1 |
合 計
|
1,598 |
(3)難病在宅ケア事業
① 所内・所外面接会議の開催
医療受給者証交付申請時等に患者及び家族に面接し、疾病や医療及び療養生活等について随時相談や支援をおこなっています。
申 請 時 面接件数 |
(再掲)延べ件数 |
||
新規申請 |
継続申請 |
変更申請等 |
|
1,939件 |
202件 |
1,472件 |
265件 |
② 家庭訪問
療養上の様々な問題を調整し、関係機関と連携して援助することにより、難病患者が在宅でよりよい生活が継続できるよう支援しています。
(4)看護学生、医学生、栄養士学生の実習指導
① 講義「難病対策」について
(5)ハンセン病患者等支援事業
① ハンセン病相談事業
日 時 |
場 所 |
相談者数 |
内 容 |
平成20年1月17日(木) 13:00~16:00 |
三重県津庁舎 保健所棟検査室及び藤楓多目的室 |
2名 |
医師による相談 及び診察 |