平成24年4月17日(火)に小学校6年生と中学校3年生を対象に抽出で実施されました全国学力・学習状況調査の実施結果の概要については、次のとおりです。なお、詳細については別紙を参照してください。
1 調査結果の概要
<小学校>
ア 国語 「平均正答率の95%信頼区間」
・「知識」に関する問題 79.0~80.2%(全国81.4~81.7%)
・「活用」に関する問題 51.8~53.5%(全国55.4~55.8%)
イ 算数
・「知識」に関する問題 71.4~73.0%(全国73.1~73.5%)
・「活用」に関する問 56.0~57.6%(全国58.7~59.1%)
ウ 理科
・「知識」及び「活用」に関する問題 57.2~58.8%(全国60.8~61.1%)
<中学校>
ア 国語
・「知識」に関する問題 73.3~74.7%(全国75.0~75.2%)
・「活用」に関する問題 60.4~61.8%(全国63.2~63.4%)
イ 数学
・「知識」に関する問題 60.7~62.6%(全国62.0~62.3%)
・「活用」に関する問題 46.9~49.1%(全国49.2~49.5%)
ウ 理科
・「知識」及び「活用」に関する問題 49.7~51.4%(全国50.9~51.1%)
※平成24年度調査については、抽出で実施されたため、全国及び本県(公立)の結果については、「平均正答率の95%信頼区間」(すべての小中学校で調査を実施した場合の平均正答率が95%の確率で含まれる範囲)により表されています。
2 調査結果に関する留意事項
本調査は、幅広く児童生徒の学力や学習状況等を把握することなどを目的として実施されていますが、実施教科が国語、算数・数学、理科の3教科のみであることや、必ずしも学習指導要領全体を網羅するものではないことなどから、本調査の結果については、児童生徒が身に付けるべき学力の特定の一部分であることや、学校における教育活動の一側面に過ぎないことに留意する必要があります。
本調査は抽出調査であり、各都道府県(公立)の教科に関する調査については誤差±1%程度の精度になるように標本抽出が行われているため、推計値である集計値については、
・全国(国・公・私立)の「教科に関する調査」及び「児童・生徒に対する質問紙調査」については誤差±0.2%程度の精度
・全国(国・公・私立)の「学校質問紙調査」については誤差±1%程度の精度
・各都道府県(公立)の「教科に関する調査」については誤差±1%程度の精度
となっていることにも留意することが必要です。
3 今後の支援策
今後、調査結果の分析を行い、課題を把握し、市町等教育委員会と連携しながら学校の取組を支援していきます。
具体的には、授業改善に向けた取組への支援や、指導方法・評価方法の工夫改善のために市町が行う取組への支援等を進め、学力の定着と向上を図ります。