三重県、国立研究開発法人防災科学技術研究所(以下「防災科研」という。)、国立研究開発法人海洋研究開発機構(以下「JAMSTEC」という。)は、三重県が防災科研及びJAMSTECの協力を得て、地震・津波観測監視システム(以下「DONET」という。)を用いた津波予測・伝達システムの導入を進め、伊勢志摩サミット開催地の安全・安心を高めるための取組に活用するとともに、これを契機とした、システムの三重県南部地域の防災・減災対策への水平展開及び地域住民の防災意識の向上に資する活動などに取り組むため、また、これら一連の取組を通した調査・研究によりシステムのさらなる高度化を図るため、三者による協力協定を締結します。
また、本取組にあわせて新たに設置した、三重県地震・津波対策アドバイザー(以下「アドバイザー」という。)の委嘱を行います。
1 協定締結式
(1)日時 平成28年2月1日(月)11時30分から
(2)場所 三重県庁3階 プレゼンテーションルーム
(3)出席者 国立研究開発法人防災科学技術研究所 理事長 林 春男 (はやし はるお)
国立研究開発法人海洋研究開発機構 理事長 平 朝彦 (たいら あさひこ)
名古屋大学減災連携研究センター 特任教授 金田 義行 (かねだ よしゆき)
三重県 知事 鈴木 英敬 ほか
2 協定に基づく連携・協力の内容
(1)津波予測・伝達システムの構築及び観測情報を用いた防災・減災対策に向けた取組に関する必要な調査及び研究に関する事項にかかる連携・協力
(2)住民等への啓発活動及び本取組に係る広報活動に関する事項にかかる連携・協力
(3)その他本協定の目的を達成するために必要と認めて三者が合意した事項にかかる連携・協力
(4)本取組に係る連絡・調整体制を確立するための連絡会の設置
3 三重県地震・津波対策アドバイザーについて
アドバイザーは、DONETを活用した津波予測・伝達システムの運用やその他三重県の地震・津波対策に対して、有識者による専門的観点からの技術的助言等を受けるために設置するもので、今回、名古屋大学の金田義行特任教授に就任を委嘱します。