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令和02年03月31日

県南部市町での「DONETを活用した津波予測・伝達システム」の活用を開始します

 三重県は、地震・津波対策の一環として整備した「DONET(ドゥーネット)を活用した津波予測・伝達システム」の活用を以下のとおり開始します。

1 対象市町 鳥羽市 志摩市 南伊勢町 大紀町 紀北町 尾鷲市 熊野市
       御浜町 紀宝町

2 開始日時     令和2年3月30日(月) 16時から
      
3 津波予報業務の開始
 三重県は、DONETでの観測データを用いて、熊野灘の沿岸各地に到達する津波の予想結果を県南部の沿岸市町の災害対策本部へ提供するため、気象庁から県南部の沿岸市町を対象とした津波予報業務の許可を取得しました。
 ※津波の予報を行うためには、気象庁の許可が必要です。

4 システムの主な機能
(1) DONET観測情報に基づく津波予測結果の表示
・ 熊野灘沖に敷設されているDONET1の観測点で、水圧の変化からシステムが津波を検知したと判断すると、鳥羽市から紀宝町の沿岸の各地点における、20cm超過時間、最高津波高、津波浸水予測等をシステムが即時に計算し、表示を行います。
・ 津波予測結果は、県庁防災対策部災害対策室内のモニターおよび、対象市町の災害対策本部に表示され、これらの情報は、災害対策活動に活用されます。

(2) 緊急速報メールの配信
・ DONET1の観測点の2か所以上で、50cmを超える津波を検知したとシステムが判断した場合、対象市町の地域へ携帯電話・スマートフォン等の通信端末に対し、沖合で津波を観測したこと及び高台等への避難の呼びかけを、緊急速報メールにて配信します。
・ 最初の緊急速報メールを送信した後、さらに、DONET1観測点の2か所以上で、50cmを超える津波が継続して観測されている場合には、津波の観測が継続していること及び高台等への避難の呼びかけを内容とする緊急速報メールを、1時間ごとに配信します。

5 参考
(1)「DONET(地震・津波観測監視システム)」の概要
 DONET(Dense Oceanfloor Network system for Earthquakes and Tsunamis)は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC;ジャムステック)が整備し、国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)が運用しているシステム。強震計、広帯域地震計、水晶水圧計などで構成された観測装置を海底に設置して、海溝型巨大地震等の海域で発生する地震を直上・直近で検知し、それらの観測情報をリアルタイムで確認することができます。  
 なお、熊野灘沖におけるDONET1の運用は、平成23年8月から行われています。
 さらに、潮岬沖から室戸岬沖にかけて整備が進められてきたDONET2が完成し、平成28年度からその運用が開始されています。  

(2)「DONETを活用した津波予測・伝達システム」の概要
 DONETを活用した津波予測・伝達システムは、JAMSTECが開発しており、その主な機能は上記4に記載のとおりです。都道府県における本システムの運用は、平成27年11月から運用を開始した和歌山県に続き、2例目となります。(平成28年5月より運用開始)
 今後は、JAMSTEC及び防災科研、市町と連携しながら、本システムの運用を図ることとしています。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 防災対策部 防災企画・地域支援課 防災企画班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁5階)
電話番号:059-224-2184 
ファクス番号:059-224-2199 
メールアドレス:bosai@pref.mie.lg.jp 

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