新型コロナウイルス感染症に関わる偏見やいじめ、差別行為などの人権侵害は断じて許されず、あってはならない行為です。三重県教育委員会では、こうした人権侵害を防止するため、5月末の学校再開に合わせて人権学習指導資料「なくそう!新型コロナウイルス感染症に係る偏見、いじめ・差別」を作成し、県内の学校に配付しました。
この度、夏以降の県内における感染者の増加、児童生徒や教職員への感染の広がり等の状況をふまえ、児童生徒が感染を身近なものと捉え、自分や友だちが感染したときの心境や行動について考えるための学習指導資料その2を作成しました。
1 資料名
人権学習指導資料その2「考えよう!新型コロナウイルスに感染したときのこと」
2 特徴
・児童生徒が自分や友だちが感染したことを想定し、その際の心境や行動について考える
学習内容としています。
・学校の実情に応じて短時間でも学習できる構成とし、児童生徒の発達段階に応じて学べ
る4つの学習展開例を示しています。
3 内容
<全学校種 向け>
・誰もが新型コロナウイルスに感染する可能性があることを理解し、その中で生活してい
くうえで大切なことを考える
<小学校・特別支援学校小学部 向け>
・感染した友だちの不安を想像し、励ますメッセージを考える
<小学校・特別支援学校小学部、中学校・特別支援学校中学部 向け>
・誰が感染しても安心して学校に戻れる環境づくりについて考える
<中学校・特別支援学校中学部、高等学校・特別支援学校高等部 向け>
・感染によって学校行事等が中止になったことを想定し、気持ちを整理したり、感情をコ
ントロールしたりすることについて考える
4 配付先
三重県内すべての小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校