2003(平成15) 年度 当初予算 基本事業目的評価表 |
基本事業名 | 11302 男女共同参画に関する意識の普及と教育の推進 | 評価者 | 所属 | 生活部男女共同参画チーム | 職名 | マネージャー | 氏名 | 中谷惠子 | 電話番号 | 059-224-2225 | メール | nakatk01@pref.mie.jp | 評価年月日 | 2002年11月25日 |
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政策・事業体系上の位置づけ | 政策: | 人権の尊重 | 施策: | 113 男女共同参画社会の実現 | 施策の数値目標: | 男女共同参画意識普及度 |
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基本事業の目的 | 【誰、何が(対象)】 |
家庭、学校、職場、地域の人たちが |
【抱えている課題やニーズ】 |
性別による固定的な役割分担意識強く、それらに基づく制度や慣行が社会のあらゆる場面に根強く残っている |
という状態を |
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】 |
性別による固定的な役割分担意識を見直すなど、男女共同参画意識が普及している。 |
という状態にします。 |
その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的(2010年度のめざす姿)) |
個人の生き方、価値観が尊重されるなど男女平等についての意識改革が進み、実質的な男女平等社会が実現しています。男女共にあらゆる分野に参画する機会が確保され、家庭、地域、職場等において男女共同参画が実現しています。また、男女共に多様な選択を可能とするための条件整備が整っています。 |
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数値目標に関する説明・留意事項 | 県民が生涯を通じて男女共同参画に関する学習を行うことができる機会を提供することが重要であると考え、数値目標を設定しました。なお、数値目標及び参考指標、目標値は、平成14年3月に策定した三重県男女共同参画基本計画及び第一次実施計画に掲げた目標値としました。人権教育基本方針策定市町村数については、現在集計中であることから、2001年度の数値をあげています。また、2002年度の実績値は、2002年10月現在の見込み値です。 |
2003年度 マネジメント参考指標の実績 | | 種類 | マネジメント参考指標 | 数値目標の困難度 | 達成度/5点 |
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1 | 協働度 | 人権教育基本方針策定市町村数 | かなり挑戦的な目標 | | 2 | 事業量 | 「三重の労働」等による情報提供件数 | 十分達成可能な目標 | | 3 | 事業量 | 報道機関への情報提供数 | 十分達成可能な目標 | | 4 | 副次的 | 国際ボランティア人数 | 十分達成可能な目標 | | 5 | | | | | 6 | | | | |
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<参考>マネジメント参考指標の種類 | | 事業量(必置)=主要な活動に関する参考指標(アウトプットなど) | | 協働度(必置)=対象者や他団体等との連携・協働に関する参考指標(意見反映件数等) | | 比 較(任意)=他団体等との比較に関する参考指標(全国順位など) | | 副次的(任意)=間接的・副次的な効果や成果に関する参考指標(アウトカムなど) |
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2003年度 マネジメント参考指標に関する説明・留意事項 | 教育の推進という意味で、様々な人権にかかわる問題を理解し、男女平等の理念に基づく教育を推進していくための市町村における指針の策定数を参考指標として設定しました。また、意識普及に向けての情報提供として、「三重の労働」等による情報提供や報道機関への情報提供件数を重視しました。国際的な動きへの対応と支援に関しては、国際交流・協力、通訳等を行っています。 |
基本事業の評価 |
2002年度の取組内容 | 成果の達成見込み |
概ね順調 |
これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること |
男女共同参画社会基本法(平成11年6月制定・公布)、三重県男女共同参画推進条例(平成12年10月制定、平成13年1月施行)、三重県男女共同参画基本計画(平成14年3月策定)に基づき、男女共同参画社会を実現するため、パンフレットの配布や市町村担当者への説明会・研修会、出前トーク、情報誌の発行、啓発ビデオなどで県民各層に男女共同参画意識の普及を進めています。男女共同参画センターでは、男女共同参画に関する情報提供、啓発・研修、相談事業などを実施しています。 |
翌年度移行に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること |
平成12年12月に県民を対象に行った「男女共同参画に関する県民意識と生活実態調査」によると、性別に基づく固定的役割分担意識は、女性よりも男性、若年者よりも高齢者の方が高いという結果になっています。男女共同参画社会の実現には、県民の自主的な取り組みが不可欠であり、地域における主体的な参加が必要です。 |
基本事業の展開 |
2003年度 施策から見たこの基本事業の取組方向 | 基本事業間の戦略での位置づけ |
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注力 | 総括マネージャーの方針・指示 | 改革方向 |
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↑ | 啓発・研修を見直し、感性に訴える啓発、体験・参加型の研修等、創意工夫を懲らすこと。 | 改善する |
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<参考>注力:取組への思い入れや経営資源投入など施策の中での力の入れ具合 | | ↑=相対的に力を入れて取り組んでいく | | →=従来どおりの力の入れ具合で取り組んでいく | | ↓=相対的に力の入れ具合を抑えていく |
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2003年度の取組方向 | 男女共同参画社会についての県民の理解を深めるため、「男女共同参画週間」をはじめとするあらゆる機会をとらえた普及啓発活動を行います。県内各地域において、住民がその地域の特性・課題に応じた取り組みを主体的に行えるよう必要な情報提供や機会づくりを行います。またそのための啓発ツールや研修テキストを作成します。さらにアイリス21推進連携会議、4県女性サミット事業を通じて、県内外の団体・グループの情報交換、交流・連携を深めます。なお、男女共同参画センターについては、県の男女共同参画推進の拠点としてその機能の一層のバージョンアップを進めます。 |
総合行政の視点からの取組 | ・生活の様々な場面に見られる固定的な意識の改善をめざすことから、環境、少子・高齢化、雇用、地域・まちづくりなど、多様な分野と連携した取組を求めています。・また、リーダー育成という意味で、人づくりを重視しています。・様々な会議やイベント等の開催時に、一分時間を割り当ててもらい、男女共同参画に関する情報提供を行い、意識啓発につとめているところです。 |
2003年度 構成する事務事業と事務事業間の戦略(注力、改革方向) (要求額:千円、所要時間:時間) |
基本事業名 | 要求額 | 対前年 | 所要時間 | 対前年 | 注力 | 改革方向 | 貢献度合 | 効果発現時期 |
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事業概要 | マネージャーの方針・指示 |
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A 男女共同参画まちづくり事業 | 4,975 | -17,996 | 7,252 | -1,635 | → | 現状維持 | 間接的 | 中期的 | 住民やNPOを主体とした推進組織を各生活創造圏単位に発足し、地域の実情に合う男女共同参画を推進する様々な取組を、県や市町村等と協働で実施する。 | 地域が男女共同参画社会の実現のため自主的、主体的に考え、実行に移していくために必要な情報提供やきっかけ、機会づくり等の支援を行っていく。 | B 男女共同参画センター事業 | 11,952 | -1,076 | 1,372 | -2,428 | ↑ | 改善する | 直接的 | 中期的 | 県の男女共同参画を進める拠点である男女共同参画センター(フレンテみえ)において、下記の各種事業を実施するとともに、市民参画型・協働型の運営体制の確立を図り、センター機能の効率的かつ効果的発揮を図る。(1)情報・交流(2)人材育成支援(3)相談(4)調査研究(5)市民参画型への総合推進 | 男女共同参画センターの機能の効率的、効果的な発揮をめざし、情報の集発信と交流・人材育成支援、調査研究相談機能等、専門性の強化に努める。市民サポーター育成等による市民参画型、協働型の運営体制の確立に努める。 | C 男女共同参画センター管理運営費 | 83,454 | -785 | 6,700 | -69 | → | 現状維持 | 間接的 | 中期的 | @センター内施設・設備の適切な運営・管理、恒常的な保守点検及び破損個所の改修・修繕。A来館者、利用者の安全確保、サービス向上のための警備B清掃、景観維持 等 | 男女共同参画センターの適切な管理運営に努める。 | D アイリスネットワーク推進事業 | 1,580 | -181 | 784 | 452 | → | 改善する | 間接的 | 中期的 | 有識者、各種団体、行政関係等で構成する民間の男女共同参画推進組織である「アイリス21推進連携会議」を設置し、各種団体による情報・意見交換を通じて男女共同参画推進の取組を促進するとともに、各種団体、行政、教育等幅広いリーダー層に対する男女共同参画意識の浸透を目的とする働きかけとして、トップセミナーを開催する。 | 連携会議の各参画団体の現状を踏まえつつ、主体的な取組を引き続き支援していく。また、アイリス21トップセミナーについては、開催概要を早期に確定するとともに広報を充実し、トップの方々の参加を働き掛 ッていく。 | E 日本まんなか共和国女性サミット事業(再掲) | 2,827 | 1,128 | 392 | -258 | → | 改善する | 間接的 | 即効的 | 平成13年度から「日本まんなか共和国」(三重、福井、岐阜、滋賀)の取組の一環として、「日本まんなか共和国女性サミット」が開催されている。平成15年度に岐阜県で開催されるこの「女性サミット」に三重県から参加するため、女性リーダーやワークショップ主催団体の派遣を行い、4県のリーダーや幅広い分野のワークショップによる交流を通じて、県内の男女共同参画の気運の醸成、女性リーダーの育成を図る。 | 平成15年度参加者募集段階から、平成16年度三重県開催に向け、新たなワークショップ主催グループ及び実行委員会委員になりうる人材の発掘及び育成を図る。 |
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<参考> 貢献度合: | 直接的=基本事業の目的達成などに直接関連・影響する | | 間接的=基本事業の目的達成などへの関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い | | 考慮外=基本事業の成果への関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い | <参考> 効果発現時期: | 即効性=基本事業の目的達成などに2年以下で効果を出す | | 中期的=基本事業の目的達成などに概ね3年〜5年で効果を出す | | 長期的=基本事業の目的達成などに概ね6年以上で効果を出す |
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休廃止する事務事業 | 事務事業 | 理由 | 2002年度予算額(千円) | 2002年度所要時間(時間) |
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