2003(平成15) 年度 当初予算 基本事業目的評価表 |
基本事業名 | 13203 天然記念物の保護と活用 | 評価者 | 所属 | 教育委員会文化財保護チーム | 職名 | マネージャー | 氏名 | 駒田 利治 | 電話番号 | 059−224−2999 | メール | komadt01@pref.mie.jp | 評価年月日 | 2002年11月26日 |
|
政策・事業体系上の位置づけ | 政策: | 文化・スポーツの振興 | 施策: | 132 文化的資産の継承と活用 | 施策の数値目標: | 年1回以上文化財に親しんだ県民の割合 |
|
基本事業の目的 | 【誰、何が(対象)】 |
天然記念物が |
【抱えている課題やニーズ】 |
自然環境や社会情勢の変化によって、生息環境に影響を生じ、天然記念物の保護・保存が危ぶまれています。 |
という状態を |
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】 |
適正に保護保存され、人と自然の良好な共生がはかられます。 |
という状態にします。 |
その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的(2010年度のめざす姿)) |
各地域に伝わる文化財など、個性と魅力のある文化的資産が住民に広く親しまれているとともに、地域の活性化に生かされています。 |
|
数値目標に関する説明・留意事項 | 保存のために、国・県が指定した貴重な天然記念物の件数を数値目標としました。目標達成のためには、県民の皆さんが天然記念物に理解を深めていただき、天然記念物を取りまく自然環境が良好に保全されると共に、天然記念物の生息・所在調査等を一層進展させる必要があります。2002年度の実績数値は、2002年10月現在の見込数値です。 |
2003年度 マネジメント参考指標の実績 | | 種類 | マネジメント参考指標 | 数値目標の困難度 | 達成度/5点 |
---|
1 | 協働度 | 天然記念物の保護管理指針策定 | 十分達成可能な目標 | | 2 | | | | | 3 | | | | | 4 | | | | | 5 | | | | | 6 | | | | |
|
<参考>マネジメント参考指標の種類 | | 事業量(必置)=主要な活動に関する参考指標(アウトプットなど) | | 協働度(必置)=対象者や他団体等との連携・協働に関する参考指標(意見反映件数等) | | 比 較(任意)=他団体等との比較に関する参考指標(全国順位など) | | 副次的(任意)=間接的・副次的な効果や成果に関する参考指標(アウトカムなど) |
|
2003年度 マネジメント参考指標に関する説明・留意事項 | 生息環境調査などの成果をふまえ、天然記念物の適正な保護・管理にかかる指針の策定件数を指標としました。指定種、或いは指定地域別に対象を設定して、各種の基礎的調査を実施した上で、順次、保護・管理指針を策定し、天然記念物の保護・増殖を目指します。2002年度の実績数値は、2002年10月現在の見込数値です。 |
基本事業の評価 |
2002年度の取組内容 | 成果の達成見込み |
概ね順調 |
これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること |
・特別天然記念物カモシカについては、紀伊山地保護地域で特別生息調査、鈴鹿山地保護地域で通常生息調査を実施するとともに、紀伊山地保護地域の5市町村でカモシカと林業施行の共生をはかる食害対策事業も併せて実施しています。・特別天然記念物オオサンショウウオについては、これまでの生息調査の結果をふまえ保護管理指針を策定し、自然との良好な共生をはかるための具体的な指針を示し、県土整備部等が実施する河川工事での調査・保護に努めています。・天然記念物ネコギギについては、生息の可能性のある河川で生息調査を行い、自然との共生をはかるための基礎資料調査を行っています。 |
翌年度移行に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること |
・継続的な調査による生息環境の把握と、自然環境保護部局等との協働・調整が必要です。 |
基本事業の展開 |
2003年度 施策から見たこの基本事業の取組方向 | 基本事業間の戦略での位置づけ |
---|
注力 | 総括マネージャーの方針・指示 | 改革方向 |
---|
→ | 特別天然記念物のオオサンショウウオ・カモシカやネコギキをはじめとする天然記念物を保護し、人々と希少な動植物との共生できる環境を保持するよう努めます。 | 現状維持 |
|
<参考>注力:取組への思い入れや経営資源投入など施策の中での力の入れ具合 | | ↑=相対的に力を入れて取り組んでいく | | →=従来どおりの力の入れ具合で取り組んでいく | | ↓=相対的に力の入れ具合を抑えていく |
|
2003年度の取組方向 | ・県内各地に生息している天然記念物の巡視活動を行い現状把握に努めるとともに、市町村及び管理者等が行う天然記念物の保護保存事業に対して支援します。・また、天然記念物等の貴重な動植物等を学校教育や生涯学習に活かし、県民が親しみ、誇ることのできる魅力ある地域づくりに積極的に活用することが重要であり、市町村や各種団体等と協働して、天然記念物の公開や情報発信を推進し、保護行政の充実に努めます。 |
総合行政の視点からの取組 | 環境部における自然との共生施策、県土整備部や農林水産商工部等における県土の開発事業に伴う事業との調整、地域振興部での地域振興施策との協働・調整をはかります。 |
2003年度 構成する事務事業と事務事業間の戦略(注力、改革方向) (要求額:千円、所要時間:時間) |
基本事業名 | 要求額 | 対前年 | 所要時間 | 対前年 | 注力 | 改革方向 | 貢献度合 | 効果発現時期 |
---|
事業概要 | マネージャーの方針・指示 |
---|
A 天然記念物保存対策事業 | 2,429 | -2,971 | 2,300 | -200 | ↑ | 現状維持 | 直接的 | 長期的 | 特別天然記念物カモシカの保護や食害対策の資料となる生息調査の実施や天然記念物ネコギギの保護管理のための指針を策定します。 | 天然記念物保護の基礎資料となる生息調査を、定期的に実施するとともに、関係機関と協働して、保護管理指針を策定します。 |
|
<参考> 貢献度合: | 直接的=基本事業の目的達成などに直接関連・影響する | | 間接的=基本事業の目的達成などへの関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い | | 考慮外=基本事業の成果への関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い | <参考> 効果発現時期: | 即効性=基本事業の目的達成などに2年以下で効果を出す | | 中期的=基本事業の目的達成などに概ね3年〜5年で効果を出す | | 長期的=基本事業の目的達成などに概ね6年以上で効果を出す |
|
休廃止する事務事業 | 事務事業 | 理由 | 2002年度予算額(千円) | 2002年度所要時間(時間) |
---|
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
|