2003(平成15) 年度 当初予算 基本事業目的評価表 |
基本事業名 | 11306 農山漁村における男女共同参画の推進 | 評価者 | 所属 | 農林水産商工部 担い手経営体育成支援チーム | 職名 | チームマネージャー | 氏名 | 若林 清六 | 電話番号 | 059−224−2354(6135) | メール | wakabs01@pref.mie.jp | 評価年月日 | 2002年11月26日 |
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政策・事業体系上の位置づけ | 政策: | 人権の尊重 | 施策: | 113 男女共同参画社会の実現 | 施策の数値目標: | 男女共同参画意識普及度 |
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基本事業の目的 | 【誰、何が(対象)】 |
農山漁村の男女 |
【抱えている課題やニーズ】 |
農林水産業において重要な役割を果たしていますが、その働きに見合った適正な評価がされていません。このため、農山漁村の女性が経営や地域社会における方針決定の場への参画を促進するための環境づくりが必要です。 |
という状態を |
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】 |
働きに見合った適正な評価を受けるとともに、男女共同参画意識の向上を進めるため、女性リーダー育成や能力向上により、地域社会での方針決定の場に参画している。 |
という状態にします。 |
その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的(2010年度のめざす姿)) |
個人の生き方、価値観が尊重されるなど男女平等についての意識改革が進み、実質的な男女平等社会が実現しています。男女共にあらゆる分野に参画する機会が確保され、家庭、地域、職場等において男女共同参画が実現しています。また、男女共に多様な選択を可能とするための条件整備が整っています。 |
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数値目標に関する説明・留意事項 | ●農山漁村地域において、男女共同参画の実現を図る農村(漁村)女性アドバイザーの認定数●データー収集の関係で、目的・実績の数値は表示年度よりも1年遅れになります。 |
2003年度 マネジメント参考指標の実績 | | 種類 | マネジメント参考指標 | 数値目標の困難度 | 達成度/5点 |
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1 | 副次的 | 女性の農業委員数 | かなり挑戦的な目標 | | 2 | | | | | 3 | | | | | 4 | | | | | 5 | | | | | 6 | | | | |
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<参考>マネジメント参考指標の種類 | | 事業量(必置)=主要な活動に関する参考指標(アウトプットなど) | | 協働度(必置)=対象者や他団体等との連携・協働に関する参考指標(意見反映件数等) | | 比 較(任意)=他団体等との比較に関する参考指標(全国順位など) | | 副次的(任意)=間接的・副次的な効果や成果に関する参考指標(アウトカムなど) |
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2003年度 マネジメント参考指標に関する説明・留意事項 | ●平成15年度には、20市町村の農業委員会で改選があります。(20市町村の女性農業委員数は現在、14人です)●2002年度の実績値は、2002年10月現在の見込み値です。 |
基本事業の評価 |
2002年度の取組内容 | 成果の達成見込み |
概ね順調 |
これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること |
@ 農林水産業において重要な役割を果たしている女性が、その働きに見合った適正な評価を受けるとともに、経営や地域社会における方針決定の場への参画を促進するため、具体的な参画目標の策定とその目標達成のための方策等を検討する農山漁村女性参画推進会議を平成10年9月に設置し、平成12年2月には農山漁村におけるパートナーシップ指標を策定しました。これらの指標の達成に向けた活動をしています。A この目標達成のための具体的な取組みとして、農村及び漁村女性アドバイザーを平成13年度末までに140名を認定するとともに、県域、地域における研修を通じて、農林漁業担い手女性のリーダーの育成に努めています。B 農村女性の就業条件の整備を図るため、家族経営協定の締結を推進しています。C 関係機関(フレンテみえ)と連携して「みえの男女(ひと)2003」を開催するなど、農山漁村における男女共同参画社会の実現のための意識啓発に努めています。D こうした取組みの結果、平成10年度末には3名であった女性農業委員が平成14年9月には68名となっています。 |
翌年度移行に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること |
@ 国においては、平成11年6月に「男女共同参画社会基本法」が制定され、男女共同参画社会の実現は、21世紀の最重要課題のひとつとして位置づけされています。A 本県においても、平成13年1月1日より「三重県男女共同参画推進条例」が施行され、平成14年3月には「三重県男女共同参画基本計画」及び「第一次実施計画」が策定されたところであり、この計画に沿った施策を総合的かつ計画的にすすめることが必要です。B 農山漁村地域における女性の経営参画、社会参画は始まったばかりであり、女性は農林水産業や農山漁村地域において重要な役割を果たしているにもかかわらず、その働きに見合った適正な評価を受けていない現況にあるため、経営や地域社会における方針決定の場への参画を促進するための環境づくりが引き続き必要です。 |
基本事業の展開 |
2003年度 施策から見たこの基本事業の取組方向 | 基本事業間の戦略での位置づけ |
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注力 | 総括マネージャーの方針・指示 | 改革方向 |
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→ | 「パートナーシップ指標」の達成に向けて、農村、漁村女性アドバイザーの育成、農業委員等への登用、家族経営協定の普及等を促進すること。 | 改善する |
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<参考>注力:取組への思い入れや経営資源投入など施策の中での力の入れ具合 | | ↑=相対的に力を入れて取り組んでいく | | →=従来どおりの力の入れ具合で取り組んでいく | | ↓=相対的に力の入れ具合を抑えていく |
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2003年度の取組方向 | @ 農林漁業や地域興しのリーダーである女性アドバイザーを育成するとともに、県域・地域研修を通じて資質向上を図ります。なお、研修においては、ライフステージ等にあわせてテーマを設定するとともに、男女共同で参加できる環境づくりをすすめます。A 男女共同参画社会を実現するためには、パートナーの男性をはじめ地域社会全体の意識改革が重要であるため、農山漁村女性が果たしている役割をPRするとともに、地域に残る固定的な役割分担意識や慣習などを見直し、方針決定の場への女性参画について広く県民を啓発するイベントを実施します。B 農村女性アドバイザー等の農業委員会の登用をはじめ、各種審議会・委員会・役員等へ女性が積極的に登用される環境づくりをすすめます。C 個別経営体における役割分担や就業、労働条件について明文化した家族経営協定の締結を促進し、経営におけるパートナーシップの発揮をすすめます。D 起業にチャレンジする農山漁村女性を支援するため、起業ノウハウ、IT化、経営高度化等に関する研修等を実施します。 |
総合行政の視点からの取組 | |
2003年度 構成する事務事業と事務事業間の戦略(注力、改革方向) (要求額:千円、所要時間:時間) |
基本事業名 | 要求額 | 対前年 | 所要時間 | 対前年 | 注力 | 改革方向 | 貢献度合 | 効果発現時期 |
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事業概要 | マネージャーの方針・指示 |
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A きらめく農山漁村女性育成事業 | 5,098 | -1,142 | 5,000 | -800 | → | 改善する | 間接的 | 長期的 | 農村漁村女性の社会参加を推進するため、女性リーダーの育成研修や農村、漁村女性アドバイザーの認定、意識啓発イベントの実施等を行うとともに、モデル市町村における取組を助成します。 | 研修等の実施に当たっては、対象者のライフステージを考慮してテーマの設定等を行うとともに、企画運営にも参画を求めて参加者満足度を高めること。 |
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<参考> 貢献度合: | 直接的=基本事業の目的達成などに直接関連・影響する | | 間接的=基本事業の目的達成などへの関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い | | 考慮外=基本事業の成果への関連・影響の度合が副次的で、相対的に低い | <参考> 効果発現時期: | 即効性=基本事業の目的達成などに2年以下で効果を出す | | 中期的=基本事業の目的達成などに概ね3年〜5年で効果を出す | | 長期的=基本事業の目的達成などに概ね6年以上で効果を出す |
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休廃止する事務事業 | 事務事業 | 理由 | 2002年度予算額(千円) | 2002年度所要時間(時間) |
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