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知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成28年8月29日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

リオデジャネイロオリンピックで活躍した三重県にゆかりのある選手の表彰(発表)
・「みえ食の産業振興フォーラム」の開催(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・知事の休暇
・アメリカでの試験飛行に向けたMRJの不具合
・参院選での18歳と19歳の投票率
・東海3県1市知事市長会議
・第10回国際地学オリンピック
・三重海区漁業調整委員会委員の辞令交付

発表項目

(知事)今日は2点申し上げたいと思います。1つは、リオデジャネイロオリンピックで活躍されました三重県にゆかりのある選手の表彰についてであります。リオデジャネイロオリンピックで力強い活躍を見せてくれました本県にゆかりのある選手の表彰について発表します。まず、日本選手団の主将を務め、4大会連続でメダルを獲得した吉田沙保里選手には3度目の「三重県民特別栄誉賞」を授与します。また、同じく女子レスリングにおいてオリンピック初出場で金メダルを獲得した土性沙羅選手には初めての「三重県民栄誉賞」を授与します。続いて、4位に入賞した男子7人制ラグビーの坂井選手、レメキ選手と、4大会連続の入賞を果たした女子バレーボールの宮下選手、山口選手には「三重県スポーツ栄誉賞」を授与します。併せて、サッカーの浅野選手、陸上の石川選手、衛藤選手、尾西選手、高見澤選手、水球の角野選手、以上の6名に関しては、惜しくも入賞は逃したものの、私たちに多くの明るい話題を提供してくれたことをたたえ、「三重県スポーツ特別奨励賞」を授与します。吉田選手は、主将という重責、そしてお父様のいない初めてのオリンピックといった、計り知れないプレッシャーの中での銀メダル獲得という素晴らしい結果を残し、たくさんの夢と希望、そして感動を私たちに届けてくれました。その活躍は間違いなく私たち三重県民の宝であり、誇りであり、心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。また、土性選手は、必ず金メダルを持ち帰るんだと言わんばかりの気迫あふれるプレーで、若きニューヒロインの誕生を感じさせてくれました。決勝戦の残り30秒での逆転のタックルには、多くの県民の皆さんが歓喜したことと思います。その他の選手の皆さんも含め、今回のオリンピックは三重県勢として過去最多の12名の選手が出場を果たし、その活躍は私たちにとって大きな励みとなりました。選手の皆さんには改めて感謝の気持ちとともに、心から「お疲れ様でした」と申し上げたいと思います。なお、表彰式は、9月4日に三重県総合文化センターで開催されます「みえのスポーツフォーラム2016」の中で行います。吉田選手や土性選手をはじめ、12名のうち大半の選手に出席をいただく予定であり、私から受賞者の皆さんに表彰状と副賞をお渡ししたいと思います。今後も、私たちは三重県にゆかりのある選手たちを最大限応援していきたいと思いますし、私たちには2020年の東京オリンピック、そして翌年の「三重とこわか国体」を目指すジュニア選手の目標として、輝き続けてくれることを期待しています。そして、県としても、国体等の全国大会や国際大会において活躍するトップアスリートの育成・強化を目指し、競技力の向上にしっかり取り組んでいきたいと思います。
 
 それでは2つ目です。2つ目は、「みえ食の産業振興フォーラム」についてです。ポストサミット事業の1つとして、また「みえの食」の将来を担う人材を育成する取組のキックオフとして「みえ食の産業振興フォーラム」を9月20日に志摩観光ホテルで開催します。このフォーラムは、大きく3つの内容で構成されています。1つ目は、志摩観光ホテルの樋口総料理長と県立相可高校の村林教諭に私も加わって「みえの食」について語り合う「トークライブ」であります。サミットで各国首脳を魅了した三重の食材の潜在力を生かすための取組や、次世代の人材育成に込めた思い、展望などについて、願ってもないお二人と語り合えることを非常に楽しみにしています。2つ目は、福岡市にある中村学園大学から講師を招き、同大学が来年の春に開設する全国初の「フード・マネジメント学科」の教育内容や開設の経緯などをお話しいただく「先進事例紹介」であります。経済産業省の「平成27年度産学連携サービス経営人材育成事業」で採択された17大学の中で、同大学の「フード・マネジメント学科教育プログラム」はトップの大賞を受賞しており、大学と地域事業者が一体となった人材育成の取組は大いに参考になると考えています。3つ目は、食に関する県内の教育界や産業界の第一線で活躍されている方々をパネラーに招き、フォーラムのテーマである「10年後の県食関連産業の隆盛に向け、私たちが今やるべきこと」について議論する「パネルディスカッション」であります。パネラーには井村屋株式会社開発事業戦略本部長の伊藤宏規氏をはじめ、食に関連する専門家の皆さんをお招きしていますので、それぞれの立場から貴重なご意見をいただけることを期待しています。そして、ここでいただいたご意見などを基に、今後の県内の食関連産業の発展を担う人材育成について、一体となって取り組んでいければと考えています。フォーラムの内容については以上のとおりでありますけれども、今回の開催の経緯を少し申し上げたいと思います。三重県には料理人の育成で全国屈指の相可高校をはじめ、調理や食育などを教える学科や専門学校がありますが、卒業後さらに上のレベルを目指したり、あるいは食を通じた産業振興に携わる人材として成長するための環境が今は十分に整っているとは言えない状況にあると考えております。このため、県内の食関連の関係機関がより連携を深め、教育段階から就労、キャリアアップまでの成長過程を体系的に支援・強化するための仕組みを構築する必要があると考えました。また、このような人材育成により、サミット成功の一翼を担った若者たちがさらに成長し、サミットのレガシーが次世代に継承されることが大事なのではないかという思いもいたしました。そこで、県内の関係者が初めて一堂に会し、食に関する人材育成について考えようということになりました。今回のフォーラムを契機に、今後は地域での関係者同士の連携をさらに強化し、食に関する新たな人材育成の仕組みを構築することにより、三重の食のレベルアップ、ひいては観光振興にも繋げていきたいと考えています。そして「常に選ばれるみえの食」を見据えた産業振興に取り組むとともに、サミットのレガシーとして発展させていきたいと考えています。
 
発表項目等に関する質疑
○リオデジャネイロオリンピックで活躍した三重県にゆかりのある選手の表彰(発表)
(質)幹事社から質問させていただきます。まず表彰の件ですけども、これ12人表彰というのは一度にこれだけ表彰するのは初めてなんですか。
(答)どうですかね。その計り方にもよるけどな。どうですか一気に。まあ少なくともオリンピックなどにおいて、例えばオリンピックとかワールドカップとかそういうので一気に表彰するのでは今までで一番多いんじゃないですかね。何か一気に表彰するっていうと例えば何ていうんですかね、体協と一緒にやる、毎年やる表彰とかってあれ何百人表彰しますんで、どこまでかっていうのがありますけど。オリンピックやワールドカップなどにおいて表彰した選手では一番、1回に表彰する数としては一番多いんじゃないですか。
 
(質)今回過去最多12人という形になりましたけど、改めて今回のオリンピックの三重県選手の活躍の振り返りと、今後これだけ表彰したという意味合いでどういった期待を込められているのかということをお願いします。
(答)成績も大変立派な成績であったと思いますし、加えて勝ち方とかあるいは負け方とか、そういうプロセスにおいても大変感動を与えてくれた、スポーツに県民の関心とかあるいは期待とかそういうのを高める活躍が多かったんじゃないかなというふうに思います。そして今後の期待としてはもちろん東京オリンピック、それからその後の三重とこわか国体、これに向かって今回活躍した選手の背中を追って頑張っていこうという若者がどんどん増えることを期待していますし、その人たちを支えるための、もちろん今回活躍してくれた人もですけども、支えるための競技力向上の取組を県としてもしっかりやっていくということではないかと。こういうこれからスポーツ大会が連続するこの三重県でスポーツを通じた地域の活性化、そういうことにも繋げていきたいと、そういうふうに思います。
 
(質)ちょっと愚問になるかもしれませんけど、それぞれの賞に順番みたいなものはあるんですか。
(答)順番というかね、例えば県民栄誉賞と県民特別栄誉賞は、県民特別栄誉賞は県民栄誉賞を取った人しか取れない。1回県民栄誉賞を取らないと県民特別栄誉賞っていうのは取れないというのはありますし、このスポーツ栄誉賞も特別奨励賞を取ってないと取れないとか?そうなんやな。
(答:地域連携部)はい。
(答)だからそういう順番と該当要件みたいなんと、あとその何ていうの、スポーツ栄誉賞のほうは4位から8位に入賞した人でとかという一定の基準がありますので、今回だいたい発表させていただいた順に、主に成果が高かったということで考えていただいたらいいんじゃないでしょうか。
 
○「みえ食の産業振興フォーラム」の開催(発表)
(質)「みえ食の産業振興フォーラム」ですけど、これ今後フォーラムとして継続していくものになるんですか。
(答)フォーラムとして継続するか分かりませんけども、この食の人材育成についてこの関係者が連携をしていくという場面はいろんなところで作っていきたいし、そういうふうにしていかないといけないと思っています。それをこうイベントという形でやるのか、会議みたいな形でやるのか、何か仕組みみたいなのでやるのか、それは今後ですけども、連携に向けた今回はキックオフのイベント、そんな位置付けです。
 
(質)食の産業振興のほうなんですけど、まだキャリアアップのための環境が不十分だというお話があったと思うんですけど、今どういう所が足りていない所をどういうふうにしていきたいのかみたいなのってあるんでしょうか。
(答)相可高校とかは非常に、例えば吉兆とかそういう一流の所にもいきなり就職したりするケースもありますけども、そういうせっかく高校生という段階で学んでさらに何ていうんですかね、1つはその就労しながらさっきの例えば吉兆とかみたいな、その働きながらキャリアアップできるような就労の場所というのがあんまりまだまだ無いなというのと、さらに今回中村学園大学のお話聞きますけども、料理人としてのこの調理の腕みたいなんは結構学ぶ場はあったとしても、そのマネジメントみたいなんとか、そのいろんな科学的なこととか食に関するですね、健康に関するとかそういう部分をしっかり学ぶ所とかっていうのはまだ環境として足りてないなというのは主な関心事項として持ってますね。
 
(質)例えばその僕も料理人のキャリアアップの仕方がよく分かんないんですけど、どうなるとその理想的な形に近づくというのか県内で。
(答)例えばこの僕が、あれいつやったかな平成24年、25年、アメリカのCIAという「食のハーバード」と言われている所に、これ相可高校も1回フェアみたいなんで出してもらったことあるんですけども、そこに行った時とかはやっぱり何ていうんですかね、1つのケーキ、ケーキじゃないな、ステーキみたいなんを例えば作るにしても、その肉の選び方それから何ていうかな、今の例えば何ていうかな、相可高校の子たちも勉強はしていますけども、例えば食材を自分たちでいろんな所で探して調べてきて、器のところまで自分たちでこだわって調べてきて、それがその健康に対してどういう、そして飲み物と、まだ彼らアルコールの話できませんから飲み物と合わせてどういうふうな食トータルとして全体として完成度の高いものにしていけるかっていうのをトレーニングする場所ってあんまり無いので、やっぱり食って我々食関連産業に焦点を当てているのでやっぱりこの器とか食材とかも含めてトータルでパワーアップ、レベルアップしていくことを望んでいますので、そういうところを統合的に学ぶっていうのがまだまだ無いのと、あとはこの料理人同士のネットワークみたいなんがCIA行った時なんかは非常に世界各国から来て、世界各国の一流を目指す人たちのネットワークみたいなんができることは、その自分がさらに磨き続けられていくっていうか、レベルアップし続けていくそういうバックボーンにもなると思うんですけど、そういうのがまだまだやっぱり県内では無いかなと思いますね。
 
(質)フォーラムですけど食に関する人材育成ですけど、今慎重な言い方されたと思うんですけども、三重県としてこの財政難の中でどう関わるんですか。
(答)今まで相可高校がやってきてくれたことについて、県の教育場面においてはしっかりやっていくと思いますし、こういう何ていうんですかね、民間事業者同士が連携をして人材がスキルアップされていく、レベルアップしていくような機会をたくさん創出をしていくということが一つの県としての役割とか、あとは関係者を繋いでいって関係者同士でレベルアップしていけるような場を作っていくとか、そういうことが一つのお金がない中でもできる取組じゃないですかね。
 
その他の項目に関する質疑

○知事の休暇
(質)発表項目以外で、知事あの前のぶら下がりの時に夏休みの休暇についてのことがあったと思うんですけども、その辺りのことをお願いします。
(答)どう言えばいいかな、育児のための休暇ということでは実際にまた後で紙配りますけども合計5日間取らせていただきました。主に前回第1子の時と同じですけども、お宮参りに行ったりとかあるいは妻がシンクロの解説でテレビに出る間対応してるとか、そういうような形のものもありましたけども合計5日間、連続5日間じゃなくて丸1日というのが3回、半分というのが4回、それを足して5日という形になります。夏休みは8月13日から16日までって言っていいんかな。途中公務が幾つかありましたけれども、そういう形で取らせていただきました。
 
(質)その前の時と比べて今回のその育児休暇というのはいかがですか。
(答)1人を対応するのと2人を対応するのってもう圧倒的に違いますよね。その大変さというか何というか、まあでも楽しかったですけど、あとは息子、長男のほうが幼稚園も夏休みでしたので何というんですかね、娘のほうはミルクを与えたり、おしめを替えたりして、あと寝てる時が多いわけですのであれですけども、息子と、大きくなった息子と遊ぶ時間が多かったみたいなんは結構あったんじゃないですかね。
 
○アメリカでの試験飛行に向けたMRJの不具合
(質)MRJが2日連続で不具合を起こしてということが起きて、松阪市にある拠点、生産工場とか拠点がありますけども、影響とか心配されるようなことが何かありますか。
(答)空調のシステムのところの不具合だっていうことで聞いていますけども、万全を期して、要は我々としてはこれまでもスケジュールが結構遅れてきているというのが一つの心配の種なので、やっぱりこのこれ以上スケジュールが遅れるようなことが無いような整備体制というか、そういうのをしっかりやっていただいたらなと思います。この現在は開発途上なのでそういうふうに今こうですけども、要は元々この中部圏の航空機産業において、これまでも言ってきましたけどもMROというその検査とかメンテナンスとかリペア、修理とか、そういうところの企業とかが世界の例えばシアトルとかトゥールーズとかそういう所にはたくさんそういう企業があるんですけども、日本は特に中部圏はアジアのナンバーワンを目指すと言いながらもそういう部分の企業が弱いので、これ今は開発段階だからそれでいいですけど、開発後商業ベースに乗ってその後もちゃんとメンテナンスとか修理とかできる体制もしっかり整えていくというのが重要な課題ではないかなというふうに改めて思いました。単に飛行機を開発すればいいということではないということを改めて思いました。まだそういうスケジュールがずれるとかという影響までは聞いてませんので、万全を期して前進してもらいたいと思います。多くの皆さんが期待しているプロジェクトですので。
 
○参院選での18歳と19歳の投票率
(質)18歳と19歳の投票率がこの間、参院選ですね、発表されましたけどその受け止めと、何か県として行政委員会でちょっとあれかもしれませんが、現実に何かやるべき対策があればお考えをお願いします。
(答)我が県のちょっと細かい数字忘れてしまいましたけども、全国的な傾向と同様18歳、ちょっと19歳のほうが18歳と比べて少なかったということだったと思いますけど、 高校生部分においては一定の主権者教育とか選挙管理委員会や教育委員会においての啓発活動みたいなのは一定進んでいるんだろうと思うんですけど、それ以外の19歳のところがどういうふうにこれからアプローチしていくかというのが一つの大きな課題だったのかなと思いますので、これから選挙管理委員会などで考えてほしいと思います。多分どうですかね、投票しやすい環境整備みたいなん今やってもらってますけど、そういうのも一定功を奏するんでしょうけども、ちょっとそれだけでは19歳とかちょっと違うのかなと個人的には思いますね。どういうふうに、選挙に行くことあるいは政治に参画することの必要性とか重要性とか責任とかそういうことをいかに伝えるかっていう、そういう場をどう設けていくかということが重要じゃないかなと思いますね。 
 
(質)ご自身の知事選の時も確か低投票率が課題になったと思うんですが、その後、前進はあったんでしょうか。 
(答)今回、結果として選挙管理委員会がいろいろ投票環境の整備ということでいろんな考えて打ち出したことについて、あるいは総務省が法律改正とかすることなどの、直前には選挙管理委員会担当の事務方のメンバーと私のほうで意見交換させていただいて、よく選挙管理委員会で議論してほしいということを言ってきましたので、全く何も手を打ってないということではありません。
 
(質)その他いかがですか。では発表項目とそれ以外について第二記者クラブも含めてお願いします。
 
○東海3県1市知事市長会議
(質)発表項目外で、先週3県1市会議ありましたよね。あの中で記者会見でも質問したんですが、3県1市の中でリニア中央新幹線の名古屋以西のルートというのは三重・奈良ルートでもう固まってるんですか。
(答)あの場でも大村知事、古田知事からもありましたけども、基本的には、8県、8都府県のリニアの期成同盟会で愛知も岐阜も入っていますので、三重・奈良ルートということで関係県は合意をしていますけれども、東海3県1市会議としてオーソライズという、わざわざというかはやってませんので、それをどう、東海3県1市の構成メンバーでは合意があるけれども、東海3県1市会議としての合意というのはしてないので、それをどうするかというのはちょっと愛知県と相談しないといけないですけどね。会長県とね。
 
(質)大村知事は8都府県とおっしゃいましたけど、実際には9都府県ですよね。その中で、確かに滋賀・京都ルートにこだわっている県は入ってないですけど、大阪までは入ってますけど、一応合意はできてるんでしょうが、ただ、昭和39年の東海道新幹線開通の時に直前になって京都が加わったじゃないですか。これ完全政治決着ですよね。その意味からいくと、谷垣さんとか前原さんとか超党派で京都とか滋賀とかその辺の有力国会議員がいるんで、まだ首の皮1枚残ってる部分があって、その辺を3県1市で先に決議するというふうなことのほうが有効ではないかという話もありますけど、その辺はいかがですか。 
(答)いずれにしても担当課長会議を設置することにしましたんで、ルートの扱いについても、今お話のあったようなことについてもちょっと1回議論してもらおうかなとは思います。何かもう構成県でやってるからええやんかということかもしれませんけど、せっかく課長会議作るんでいろんな議論したほうがいいと思いますし、備えには備えというかね、 万全を期して三重・奈良ルート、我々はもうそれ以外の方法は無いと思っていますけども、万全を期すというのは重要なことだと思いますから、担当課長会議で議論してもらいたいと思います。 
 
(質)河村名古屋市長が政令市長会で、名前は避けるけどと言ったけど多分京都市なんですけど、そこがまだ諦めてないと、河村さんはかえって怒られたというふうにおっしゃいましたけど、逆に言ったら京都の息の根を止めるためにも先に3県1市で決議しておくほうが本当は京都のためにもなると思うんですけどね。
(答)首長が集まる機会は1年に1回ですので、今回設置される担当課長会議で議論してもらいたいと思います。別に、仮に決議みたいなのは首長が集まる時じゃないとできないということでもないと思いますから、どういうふうな扱いにするかも含めて担当課長会議で議論してもらいたいと思います。
 
(質)担当課長会議は単なる情報交換とか3県1市が連携していこうというだけの話じゃなくて、実際ある程度の目標っていうのは定めるんですか。名古屋以西について早めに早期着工であるとか、あるいは全線開通であるとか、あるいは名古屋駅の周辺整備うんぬんに近鉄とか三重県内の関わる部分もあるので、その辺のインフラ整備作りに参加できるとか、何かそういうテーマはあるんですか。
(答)今、まだこれから詳細やってもらいますけども、私が提案した自分の思いとしては、要はJR東海と対応するにしても、あるいはその他関係機関と、それは他の自治体も含めてですけど、その他関係機関と何か対応するにしても、この3県1市が認識を同じくして一致団結した行動を取れるようにするための課長会議だと僕は思っているので、そういう意味ではその範囲がどこまでいくかは別としても、ルート問題もそうでしょうし、環境アセスのこととかもそうかもしれないし、名古屋の街づくりの話ももしかしたらあるかもしれませんし、いずれにしても元々JR東海、そこは古田知事も強調されてましたけど、足並み揃えて4自治体が一致団結して取り組めるようにという主眼ですので、これから議題決めてもらいますけどそういう思いではあります。
 
(質)古田知事はもう各論に入ったとおっしゃいましたけど、あの4県市の中で各論どころか総論及びテーブルにさえ着いてないの三重県だけじゃないですか。この温度差っていうのは、逆に言ったら三重県からの発信がある程度弱くて共通認識になってないんじゃないかと思うんですけど、その辺いかがですか。
(答)古田さんが言ったのは、各論に入ってきているので、あれの前もちょっと昼食時とかも議論しましたけども、各論に入ってきているのでその情報共有できるところも多いと思うし、各論に入ってきてるんだけどもJR東海との関係で全然、例えば駅の設置の負担の話とかクリアになっていないところがたくさんあるから、フェーズは違うけどそうやってこう一致団結していくことがこれから中長期的にも大事なんで、そういう会議にしていこうというのはおっしゃってましたから、何か、どうですかね、うちの発信が弱いからと、そういうのもあって今回うちから言わせてもらって、一緒に共有して足並み揃えるところまで我々もぐっと行きたいというようなそんな思いもありますから、そういうとこも含めて改善したいと思いますけどね。
 
(質)岐阜県は一応中津川の駅周辺整備っていうのを出してるっていうことは、各論に入って、実際リニアが岐阜県内の停車駅っていうのは中津川というふうに確定ほぼしているわけじゃないですか。で、三重県へ翻って、まだどこにするかっていうのは定めてないわけで、一応三重県としては県内駅っていうのはどのくらいの段階で、それはJR東海との関係、兼ね合いありますけど、工程表からいってもどのくらいに決めれば大阪までの全線開通と早期着工というのが、そのスケジュールが早まるかというふうにお考えですか。 
(答)JR東海との関係があるので、今ちょっと年次とか目標年次とか個人的見解でここで申し上げることは避けたいと思いますけども、我々としてはこれまでの長野とか岐阜とかそういう所が駅を決めてきたプロセスとか、工事着工から逆算してどれぐらいの時期にどういうことが起こっているかというのは既に精査研究してますから、それを元にしかるべき対応を求めていくということです。
 
(質)だからそれは何年ぐらいなんですか。
(答)それはだから私が確定的に申し上げる立場に今無いので、基本的に駅もJR東海が決めるわけですから。
 
(質)でも他県調査したってことは、一般論で例えば大体JRの話し合いの中で3年ぐらいに大体決めてると。それはもう一般的数値じゃないですか。それからいけば研究されてるなら、三重県は例えば平成31年とかそのぐらいには出せるとか、そういう大まかな目安は出るじゃないですか。
(答)でもそれが実際に過去はそうであったとしても、名古屋から東の進み方とか、名古屋から西についてどう進めるかとか、近隣情勢がいろいろ様々変わり得る情勢があるので、そのとおり行くかどうか分かりませんし、基本的には県内の期成同盟の皆さん、岐阜とか長野もそうですけども、県内の期成同盟会の皆さんと一緒に決めていかないといけない話なので、僕がここまでにこうというのを今申し上げるのは適切じゃないと思いますね。
 
(質)三重県の考えとしても?
(答)はい。それは期成同盟会で長野も岐阜もそうですけど決めてきてますから、僕が今ここでこういうふうに何年ごろが適切っていうのを申し上げるのは適切じゃないと思いますけどね。
 
(質)別に嫌がらせじゃないですけど、だけど知事が安倍政権が前倒しして実行すると、しかもそれを評価されて参院選でそういうこともあるというのをマイク握られて言われたわけですから、それからいくとリニア中央新幹線についてもそれなりのことを県民に伝えないとその意味っていうのは失うじゃないですか。
(答)そうですね。なので、他県のやつは精査してるし研究してるし、一定のこういう時にこういうことが起こってるのかと、じゃあ我々が逆算したらこういう時にこういうふうに起こり得るんだなという精査・研究はしてますけど、それを今まだいろんな情勢変化があり得る中で、今この瞬間に申し上げるというのは適切ではないのではないかと思いますけどね。
 
(質)まあ、置いときますか。
(答)はい。
 
○第10回国際地学オリンピック
(質)地学オリンピックが27日で終わりましたけど、その中で21日の開会式で英語でスピーチほとんどの方がされて、文部科学副大臣と知事だけが日本語だったんですけど、この辺の兼ね合いはどう思われますか。
(答)結果として、私の後ろの三重大学の理事さんも日本語でしたけども。
 
(質)そうでしたか。
(答)ええ。なので、大会委員長の人が英語でしたけど。実は英語の原稿と英語のやつ準備してたんですけど副大臣が日本語でやるというので、副大臣だけ日本語というのはいかがなものかみたいな微妙やなっていうので、じゃあ私もお付き合いして日本語にしますわみたいな。でもあの会場に行って、ああ英語でやれば良かったなってちょっと残念に思ってます。
 
(質)国に恥かかせてやったらいいんじゃないですか。気遣わなきゃいけないんですか。
(答)いやいや、やれば良かったなとはちょっと思いつつ、基本やっぱああいう時の場ですから英語でいったほうが良かったでしょうけど、私も英語で、ステージ立ったとき英語でやれば良かったなとちょっと悔やんでるとこですけどね。
 
(質)翻ってポストサミットで、MICE、国際会議とかの誘致うんぬんっておっしゃってますが、これ当然受け入れ態勢の問題はあるわけで、そこの最低ベースっていうのは多分英語力だと思うんですね。県職員も含めての話で、伊勢市長との知事の対談の中で伊勢市は英語のできる職員を一応リーダー格にして、英会話教室ではないけどそういう形で英語力高めるように努力していると。職員一人で多くの職員相手にしてどのくらい成果が上がるか知りませんけど、県として何か職員全体の英語力向上とかを含めての何かお考えってのはありますか。
(答)確かに今組織として職員の英語力を高めるために何かっていうのは、確かにあんまりやってないですね。個々の英語力に頼って、英語のみならず語学力に頼ったりしてる場面があるので、今後どういうふうにしていけばいいかちょっと考えたいと思いますけどね。少なくとも英語を使うこと、頻繁に使うことが予想される部署にはそういう人材の配置っていうのは、例えば国際戦略課とか海外誘客課とか、そういう所にはそういう人材の配置はそういう語学なども考慮して配置してますけどね。組織として高めていく方法というのは、今はまだ取り組めてませんから検討したいと思いますね。
 
(質)平成25年式年遷宮に向けて伊勢神宮の成り立ちとか金蔵、米蔵のことも含めて知らなかったと、職員含めて県民でも。だからそういうものの案内の小さなパンフレットみたいなの作ってそれを携帯して、そういう方に聞かれたらそれを言おうという形に持っていったじゃないですか。プラス今後は、それを英語で話せるかというふうなことになると思うんですけど、その辺もある程度勘案されるんですか。
(答)神宮のことだけになるかどうか分かりませんけれど、コミュニケーションを行政職員としてどう取らなければならないかということは大事なことですから、売り込み、今回のサミットでの海外プレスの対応とかも含めて重要な点だと思いますから、今は具体的に何をどうするっていうのは今はありませんけれども、やらなければならない課題ではあると思いますからちょっと考えてみたいと思いますね。
 
○三重海区漁業調整委員会委員の辞令交付
(質)金曜日だったかな、海区漁業調整委員なんですけど、これその辞令交付含めてそこは全部閉鎖的に一応クローズされていて、記念写真だけオープンっていうこの兼ね合いっていうのは何なんですか。
(答)僕ちょっと何かそのまま流れでやってしまったんであれですけど、別に辞令交付は他の何かも辞令交付で、例えば行政の公安委員とかですね、そういう土地収用の委員、収用委員とかそういう人たちの交付する場面を公開してるっていうのは多分無いと思うんですけど、ここで何か海区の漁業調整委員の皆さんと何か顔合わせみたいなんしたやつは労働委員の時は確かオープンでやってると思うので、それはオープンにしてもいいですよね。
 
(質)下手に勘ぐってしまうんで、例えば海区の調整委員で公選制の部分と知事が指名する部分の委員に分かれるじゃないですか。知事指名の部分はいいんですけど、公選の部分でかつて候補者を取り下げるために、他の候補者が選挙にならないように金持ってって要は取り下げたとか、そういうことが巷間(こうかん)ささやかれてるんで、その辺の後ろめたさがあって逆に言ったら辞令交付の撮影を受けないんじゃないかとかそういう下手な勘繰りもしたくなるんで。
(答)すごいな、ええ。
 
(質)その辺とか含めてですね、別に知事が指示してっていうことはないんですよね。
(答)全然全然、全く、僕はそのまま事務方から言ってもらった段取りでやっただけでしたんで。辞令交付の時はさっきも言いましたけど、僕の執務室で交付するので、それは他の行政委員の皆さんもそうですから、そこは多分みんなオープンにしてないと思う、別にオープンにしてもあんまり問題ないような気しますし、ビデオ見ていただいたらインターネット見ていただいたら見れるのは見れるんですけど、ここの話し合いの時とか何かは労働委員会でもやってますから、全然いいんじゃないですかね、オープンにしても。そんな何かたぶん分かんないですけど、事務方に何かそういう深謀遠慮があって今あなたが言ったような勘繰り、勘繰りというか、意図があったのかどうか確認してないんで分かりませんけど。委員の皆さんのご理解得られれば次、次回4年後ですけども、オープンにしたいと思いますけどね。
 
(質)慣例的に多分やったことないんでやらなかっただけだと思うんですけど、ただその委員の理解があろうが無かろうが、一応海区調整委員というのは公費から報酬が出てて、しかも交通費も当然出ますけど、そういう前はあれ月額で払ってたんですよね、それがちょっと世の中の流れと違うっていうんで定額で出た回数に応じてってなってるんですけど、そういうこと含めて本来公益性が強いものなんで、それがその知事のいつものその公開精神からいくと若干違和感を持ったんでということですけどね。
(答)なるほど。基本的にオープンにして悪いことないと思いますんで、その方向で次回以降は調整するように申し上げたいと思いますし、私がその委員の了解得られればって言ったのは、基本的には例えばうちはオープンという方向で行くんだけど、こう何かお伺いを立てるというよりは、これでいいですよね、っていうこう確認を取るっていうような感じですけどね。なので、基本的にはオープンにしていいんじゃないかと思いますけどね。
 
(質)議事堂1階での記念写真はオーケーで、肝心の公的事務を表す本来報道写真の対象であるべき辞令交付は非公開である、そこにそもそも矛盾があるじゃないですか。我々は記念写真を撮るためじゃなくて、それは当局がやればいいことであって、書類のサインしてるとかそれが報道写真であって、昔なら社で多分はねたと思うんですけど、記念写真だったら。そこを外せば、オッケーっていうことが若干矛盾があるなと。
(答)そうですね。公開する方向でまた調整するように言っときます。
 
○「みえ食の産業振興フォーラム」の開催(発表)
(質)発表項目に戻りますが、食のところの関係で文書の中に「鈴木知事が三重の食に込める思いや将来への展望などについて対談します」ってありますよね、1枚目の。食の産業振興フォーラムの1枚目、内容のトークライブの。この知事が三重の食に込める思いとか、将来展望はさっきの話で大体分かりますけど、三重の食品に込める思いっていうのは何ですか。
(答)これ元々ちょっとこの樋口さんと村林さんとの関係のとこで出てくるかは分かりませんけども、そもそも三重の食産業の振興やらなければならないというふうに思ってやってきたのは、これまでも少しお話ししたことあるかもしれませんが三重の食関連産業というのは三重県の雇用を支えている産業なんですよね。カテゴリー別でいくと卸売・小売っていうのが三重県の中で一番大きいカテゴリーの雇用なんですけども、その3分の1が食関連ですし、2番目が宿泊・飲食なんですけどこれってもろに食ですし、3番目が製造業なんですけど製造業の中で一番多いのが食料品製造業なんで、まさに多くの小規模事業者から大企業まで多くの雇用っていうのをこの三重県の食関連産業っていうのは支えてくれているので、この産業の浮沈がまさに三重県の働く人たちの雇用の浮沈に関わってくるので、そこの産業の発展をしっかり進めていきたい、そういう思いで元々食関連産業のやつをやりましたし、そこには当然食材とかで世界に誇る食材がたくさんあるということも当然、あとそれから神宮とかとの関係で発達してきた食文化とか食べ方とかそういうことも当然ありますけれども、そういうことをトータルしてこの三重の食に込める思いとかそういうことなのではないかと思いますけどね。
 
(質)その思いを具体的に施策に落とし込む時に、香川県におけるうどん県のようなそういう特化したものっていうのは、要は料理人、調理師関係者及びその食材を関連させて総合産業として県の施策っていう時にそういった香川県におけるうどん県のようなそういう施策っていうのは何か考えておられますか。 
(答)去年の段階で「みえ食の産業振興ビジョン」って去年6月にまとめて人材育成とか事業環境整備と商品開発とかカテゴリーごとに施策について有識者会議開いて、それを踏まえたビジョンを策定しましたので現在はそれがしっかり履行されているか、その履行の状況がちゃんとしているか、PDCA回すためのアドバイザリーボードっていうのを設置してますので、それで推し進めていくっていうのが基本姿勢になると思います。何かこう、うどん県のような何かキャッチーな感じじゃないですけども、着実にそういうビジョンに基づいて数値目標もいろいろそれぞれありますから取り組んでいきたいと思いますけどね。 
 
(質)俺の性格は奥ゆかしいんでキャッチーな香川県のようなものは苦手だと、ここは着実に行きたいという話ですか。
(答)いやいや、さっき言いましたように雇用に直結する非常に幅広い産業なんで、何かどこかだけを情報発信だけ推せば何か全体が良くなるというようなものでもないですから、しっかり総合的に取り組まないといけないのでビジョンをしてるということで僕が奥ゆかしいとかそういうことではないです。
 
(質)かと言って一方でそういう形でやってて、某一部新聞で拝見すると津の有名な寿司店が10月末で閉鎖するとっていう実態があるじゃないですか。しょせんその職人芸の世界なんでそこのこう引継ぎとかそういうことと、あるいは育成とか含めて結構この業界っていうのは難しいものがあるんですけど、その辺はどういう思いがあるんですか。
(答)なので、まさに大寿司さんなんかは、事業承継の問題として継承できなかったっていうところで大変残念に思いますし、元々うちが去年、平成26年度から事業承継センターっていうのを産業支援センターに置いているのは、あれ国の金使ってますけども、例えば老舗和菓子店とかで後継ぎがいなくてその老舗の和菓子が途絶えてしまうようなことがあったりするとそれは損失だしっていうようなことで、そういうようなことも含めて中小企業施策の中にその産業振興、食の産業を入れてるというのはそういう側面があります。農林水産部の生産寄りのフードイノベーション課と若干違う観点で、中小企業施策として今まさにあなたが指摘したような対応しなければならない分野もあるので食の産業は雇用経済部に置いているというのもありますので、大変難しい課題ですけれどもそういう人たちへの何か事業承継のアドバイスとか対応っていうのも大事な点だと思いますね。
 
 
 
                               了

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