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知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成30年2月23日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

平成30年「県民の日」記念事業の開催(発表)
伊勢志摩サミット三重県民会議 第5回総会の開催(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・旧優性保護法に関する対応
・忍者をコンテンツとした連携
・かんきつの輸出拡大に向けた取組
・本居宣長記念館長の任用と国道42号松阪多気バイパスの開通
・プレミアムフライデー導入から一年
・裁量労働制
・伊勢志摩サミット三重県民会議 第7回役員会
・北川県議の辞職
・大台町副町長の選任
・G20の開催地決定

発表項目

(知事)2つ発表します。1つは「県民の日」記念事業についてです。「県民の日」記念事業を4月14日、三重県総合文化センターで開催しますので、その概要について発表します。平成30年は防災対策部が担当し、テーマは、「めざそう!「防災の日常化」~知る・備える・行動する~」です。記念事業の主な内容を2つ紹介します。1つ目は、アナウンサーであり、防災・減災に関する地域のリーダー的な役割を担う「防災士」でもある宮城県在住の阿部清人さんによる「防災サイエンスショー」です。阿部さんは、東日本大震災当日、NHKラジオで、防災士として被災者へ共助を呼びかけ、翌日からは地域のこまやかな災害情報を発信されました。現在は、防災に役立つ実験を行う「防災サイエンスショー」など、全国各地で講演活動を行っており、当日も科学実験を通して、災害のメカニズムなどを、楽しく、わかりやすく紹介していただきます。2つ目は、スタンプラリーの実施です。防災キャラクター「なまず博士」からの緊急指令書に基づき、会場内を回ってスタンプを集めた方には、防災グッズをプレゼントします。総合文化センター祝祭広場などの会場で、災害時に活躍するいろいろな車両や三重県型「耐震シェルター」の展示、地震体験車の乗車体験のほか、県が取り組む「三重まるごと自然体験」とコラボして、アウトドアのプロが自然災害発生時のサバイバル術を紹介するブースの設置などを行いますので、たくさんブースを回って、楽しく防災の知識を身につけていただければと思います。他にも、学校防災ボランティア事業に参加した県内の中高生による、東日本大震災被災地での活動体験の発表や、自衛隊、消防本部、三重県警察、海上保安庁、津地方気象台など関係機関にもご協力をいただき、ちびっこ制服撮影会やキャラクター撮影会なども実施します。県では、「防災の日常化」をめざして、「自助」・「共助」・「公助」をしっかりと連携させ、防災・減災対策の推進に全力で取り組んでいます。この記念事業を通じて、県民の皆さんが、災害が起きても落ち着いて行動できるよう正しい知識を身につけ、自分や家族の命を守るために何をすべきかを楽しく学んでいただきたいと思います。子どもから大人まで、誰でも楽しめる内容ですので、ぜひご家族でご参加いただきますようお願いいたします。あらためてですけども、「県民の日」について説明します。明治4年の廃藩置県で安濃津県、後に三重県と改称ですけども、と度会県が置かれ、明治9年4月18日に、この2つの県が合併して現在の三重県が誕生しました。そして、昭和51年に県政100周年を記念して、4月18日を「県民の日」と定めました。昭和51年の条例制定以来、継続して毎年、「県民の日」記念事業を開催しています。
 
 2つ目は、「伊勢志摩サミット三重県民会議」の第5回総会を、3月28日に県庁講堂で開催します。今回の総会では、県民会議の解散、決算見込みなどについて、審議いただく予定です。その後、平成25年9月からトリップアドバイザーの代表を務め、現在はインバウンドビジネスのコンサルタントとして活躍する原田劉静織(はらだ りゅう しおり)さんを講師にお迎えし、これからのポストサミットの取組に向けて、「稼ぎにつながる“インバウンド戦略”~観光大国を目指す日本の近道~」と題してご講演いただきます。県民会議の経緯について少し説明します。平成27年6月5日に伊勢志摩サミットの開催が決定したことをうけ、6月26日に設立総会を開催し、様々な業界や立場の皆さんが構成員となる県民会議が発足しました。以来、サミット開催に向けた準備などに、県民会議が中心となり、「オール三重」の体制で取り組んでまいりました。また、県民会議が活動を行うにあたっては、県内外の企業や個人の方から、合計で5億円を超える寄付をいただくとともに、事務局への職員の派遣など多くのご協力をいただきました。皆様からのご協力のおかげで、県民会議の活動を積極的に展開することができました。県民会議があったからこそ、県全体に一体感が生まれ、「オール三重」で取り組むことができ、サミットの成功に繋がったと思います。これまでご尽力いただいた関係者の皆様には、あらためて御礼申し上げます。平成29年5月には賢島駅2階に伊勢志摩サミット記念館「サミエール」をオープンするとともに、11月には車椅子ごと乗り降りできる階段昇降機を設置し、県民会議の主な事業をすべて完了させたため、平成30年3月31日をもって県民会議を解散したいと考えています。総会の審議で承認いただければ、県民会議は解散することになりますが、サミットのレガシーを三重の未来へ生かすため、引き続きポストサミットの取組や、これから予定されている「とこわか国体・とこわか大会」など様々な取組を「オール三重」で進めていけるよう、次へと繋がる節目の会議にしたいと考えています。
 
発表項目等に関する質疑
○平成30年「県民の日」記念事業の開催(発表)
(質)まず発表項目の県民の日記念事業から伺います。これは持ち回り、いろんなテーマが毎年変わっているというふうに捉えていいんですか。
(答)各部で順番で持ち回りにしてましてね、去年だと健康福祉部の担当でしたので、いろんな、ちょうど去年は「あすまいる」のオープンとか、「子ども心身発達医療センター」のオープンとかありましたんで、ちょうど健康福祉部がいろんなPRをさせてもらったりしましたし、そういうこう順番に部が担当してやっています。
 
(質)あらためて今回は防災がテーマということで、知事の期待などありましたらお願いします。
(答)ちょうどこの30年4月から新しい防災・減災行動計画とか、あるいは広域受援計画とか、あるいはタイムラインの本格運用とか、防災の対策ということで節目を迎えるところでありますし、一方で防災の日常化という中で、その自助の意識や行動というのがまだまだ十分でないという状況でありますので、あらためて県民の皆さんにその防災の日常化、防災意識を高める、そんな機会になれば良いなと思います。
 
○伊勢志摩サミット三重県民会議 第5回総会の開催(発表)
(質)それと伊勢志摩サミットの県民会議が、いよいよ次の総会で解散になる見通しになるということになりますけども、知事の今の心境とポストサミットも含めて、ここまでをどのように捉えていらっしゃるのか、あらためてお願いできますか。
(答)県民会議には、会員団体140、それから国会議員の方の特別顧問、それから県会議員や報道機関の皆さんなどの顧問76名の皆さんなどで、大変多くの関係者の皆さんにご協力をいただいた県民会議でありましたので、まずは何というか、解散の考えというよりは感謝の念に堪えないということであります。様々例えば、サミットがあったのでその後、MICE、昨日なんかも例えば、MICE補助金の対象になりました鳥羽水族館のジュゴンの国際シンポジウムなんかもありましたけど、そういう国際会議もたくさん開催されたりというようなことですので、あとはそれぞれ今回のレガシーを生かして、教訓を生かして次にそれぞれが、それぞれの立場で活躍をしたり、サミットを生かしていく取組をしてもらえればなというふうに思いますね。
 
(質)サミット後の基金の現状を。
(答)基金の現状。県民会議の剰余金は、伊勢志摩サミット基金に積み立ててポストサミット事業に使いますけども、現在の決算見込みでは平成29年度予算として先日の役員会、この県民会議の役員会でご承認いただいた1億7,716万円を三重県へ拠出することになっているということです。
 
(質)ポストサミットも、もう2年目になってきて、だんだん落ち着いてきた状況になってきていると、お子さんたちのこととか知事は結構、子育てに力を入れていらっしゃると思うんですけど、一方でなかなかこう宿泊者数なんかはちょっと減ったりしている部分もあって、ポストサミットの現状というのをどう見ていらっしゃって、この7年間はポストサミット期間と言っている中で、今後少しづつサミットは遠くなっていくわけなんですけど、どう続けていくんでしょうか。 
(答)私が次世代のことをたくさん申し上げたり、あるいは日本酒で2年連続で上昇というのは三重県だけなわけでありますけども、そういう持続的な取組にそれぞれの分野で繋げていっていただければありがたいなというふうに思います。一方で国際会議の開催みたいなものについては、我々行政がしっかり働きかけてサミットの実績を生かして、国際会議をやってくださいというようなことを、狙いを定めてやっていくということが大事だというふうに思います。あとは先ほど、今貴方もおっしゃっていただいたように子どもたちが、留学希望者も増えたりしていますし、そういうような状況の中ですので、次世代の子たちのいろんなきっかけに繋がるということというのは重要視しながらやっていきたいと思います。インバウンドの数字というのは、いろんな景気とか、あるいは他地域の宿泊施設の整備状況とかにも左右される部分がありますので、もちろんそれもしっかり追い求めてはいくものの、特に大事な部分においては、今言ったような各分野で持続的な取組をしっかりやっていってもらうということだと思います。従来から申し上げているとおり、サミットはチャンスでしかないので、そのチャンスをいかに掴(つか)むかということじゃないかと思います。
 
(質)関連で、やや強引かもしれませんけど、7年間ポストサミットという中で、G20が大阪に決まりましたが、割と近いと言っちゃ近いわけで、それをどう生かすのか。それとせっかくポストサミットの地域と言っている中で、大阪ほうが近くなっちゃう面もあるわけですが、その辺はいかがでしょうか。
(答)まず1つは、G20が大阪に決まったことについて心からお祝いを申し上げたいと思います。やはり万博の誘致などにも拍車が掛かっていくというふうに思いますし、我々も今、新年度予算を見ていただいたら分かりますとおり、関西圏向けの取組なんかもかなり力を入れているところでありますので、そういう大阪が、あるいは関西が活気が出てくるということは大変良いことだというふうに思っています。既に11月中旬ぐらいから大阪市、大阪府の方々がうちの雇用経済部のほうに来ておられますので、その後随時やり取りをしていますので、我々も微力ながらそういう実務面などにおいて、経験を生かして貢献できることをしっかりやっていきたいと思います。これまで大阪府、大阪市さん、それから福岡市さんがそれぞれお越しになられて、随時やり取りをしている状況ですので、これからもお役に立てることがあればやっていきたいと思っています。それから今まさに貴方もおっしゃっていただいたように、近いですので今のところできれば、そういうG20の国の中で幾つか国と地域を絞って、例えば首脳の伊勢神宮の訪問などであるとか、そういうものを大使館などを含めて働きかけていこうということで、検討、準備をしているところでありますので、そういう形で生かしていきたいなというふうに思います。あとはそういう他にも何か連携できるようなこととかがあれば、大阪府、大阪市さんと話したいと思いますし、大阪府さんも既に関西方面の報道では、府市経済界の協議会を作るというようなこともありましたので、まさに県民会議みないなのを作るということでありますから、何かご協力できることがあればしっかりやっていきたいと思います。
 
(質)G7開催地としての三重の。
(答)ごめんごめん、それは、どうなんですかね。G20ってそもそも都市部でしかできない会議なんで、G7はリトリート方式という形で、その価値観を同じくするG7の先進国の皆さんたちがリトリート方式で、隠れ家方式でやるという中で、うちはそういう地方創生の観点から典型的な地方として唯一、初めて行われた所でありますから、何ていうか、Gは付いてますけど全然種類が違うものですから、訴え方とかPRの仕方は違うんじゃないかなと思います。いずれにしても、逆にG20、今貴方が言ったような形でG20がプレイアップされえれば、G7もプレイアップされるかもしれないんで、それはラッキーだなという感じですけどね。
 
(質)寄付金はいくらとおっしゃいました、総額で。
(答)寄付金総額?
 
(質)さっき口述の中で。
(答)約5億円って言いましたね。約5億円。
 
(質)5億円ね。県民会議の、やっぱり5億円の寄付が一番大きいわけですよね、貢献度として。ありがたい。
(答)県民会議の?
 
(質)県民会議を通して、そうでもない?
(答)県民会議の役割で一番大きかったのは寄付かということですか。それは違うというか、寄付もありがたいですけど、今申し上げたように職員派遣をしてもらったり、あるいは全市町でおもてなしということで、クリーンアップ活動であるとか、花いっぱい運動もやっていただきましたので、寄付だけでは、たまたま寄付のことと人員派遣のことを申し上げましたけど、県民会議で様々な場面でお世話になりました。あるいは「三重情報館」、メディアセンターの中の「三重情報館」のコンテンツは県民会議の皆さんに多々ご協力いただきましたので。寄付金は5億2,565万円余りだそうです。
 
(質)とにかく、寄付金も、ありがたいんですね。
(答)もちろん、もちろん。
 
(質)ここは、言われている石垣副知事は何か関わっているんですか。表彰するとか。
(答)石垣副知事に?それは今考えてないです。
 
(質)この県民会議に名前は特に。
(答)そうですね。今回の何か、今回の第5回の総会で石垣前副知事に何かするというのは、特段考えてないです。
 
その他の項目に関する質疑
○旧優性保護法に関する対応
(質)各紙取り上げている旧優性保護の問題なんですけども、三重県はある情報はきちっと出していただけてるというほうで、なかなか現状、追加で県独自での調査は、そういうとこで、今の時代からみるとちょっとなぁっていうような法律ですけれども、お考えとか県の対応は今のところどうなのかお聞かせください。
(答)今の時代では、人権など、あるいは年少者に手術が行われて子どもを持つ可能性を奪われるというようなこととか、全く考えられないそういう制度だというふうな認識をもっています。一方で旧法、その旧優生保護法は国が主導し、国が指揮監督をしながらやってきたものですから、まずはしっかり国が、今、議員立法とかそういう動きがあると思いますけれども、指針を示し、やるっていうのが筋だと思うんですよね。我々は今持っている情報の中で開示請求などがあればしっかり持っている情報をお出しさせていただくということを対応する、まずしっかり国が対応を明示するというのが筋だと思います。なので、我々は今、例えば一部報道などで15歳以下っていうのがあった場合において、我々もそれを調べたりし、もし何か聞かれたら対応できるような準備もしてありますし、我々まずはその国の動向をしっかり注視をしていくというのが、まず第一じゃないかと思います。で、今、我々が持っている範囲でできることをしっかり、情報開示なども丁寧にやっていくということだと思います。
 
(質)北海道などは、ややもう少し踏み込んだ対応をして、地方自治体としてそういう考え方も一方であるわけなんですけども、それをどう受け止められるかということと、ある種、ハンセン病とちょっと似たところがあって、これから訴訟になっていくわけですけども、政治がやっぱり役割を果たすべきだと思うんですけども、政治家としてそのあたりのお考えを聞かせてください。
(答)まず、北海道については、ホームページで情報開示されるということを聞きましたけども、我がほうは、あそこに載っている情報と同じ情報を、開示請求いただいたら出しておりますので、何度も繰り返しますけど、国が今の時代にそぐわない過去のそういう法律をやってたら、国がまず、どう対応するのか、まさに貴方が言ったように、政治がどう対応するのかというのをちゃんと示すのが筋なのに、それを、何か地方自治体が先に率先してっていうのは、僕は物事の筋としてちょっと違うと思うんですよ。だから、僕らは持っている情報とかを丁寧に対応させてもらうし、今、三重県で手術を受けた方からの個人情報の開示請求とか三重県の方での提訴というのはありませんけれども、そういうのがもしあったら丁寧に対応していきますし、まずはやっぱりしっかり示していくということだと思いますし、あとは過去の伝統を継承するのも、今の世代の政治の責任だとも思いますし、過去の仮に反省すべきところがあったら、断絶したり、あるいは反省をするということも政治の仕事だと思いますから、国の皆さんにおいては適切な判断をされてほしいと思います。
 
(質)あらためて、県もダイバーシティということで取り組んでいらっしゃいますけれども、今の時代に、今回特に対象となるのは精神障がいの方が多いと思うんですけども、そういう方々が社会の中でどうあるべきか、県としてどう考えているかあらためて聞かせていただきたいと思います。 
(答)私たちはダイバーシティ社会推進課というのを昨年4月に設置をし、ダイバーシティみえ推進方針というものを昨年末に策定をしました。そこにおいては、誰もが、一人ひとりが輝いていけるようにと、そういう、年齢、性別、障がいの有無、あるいは性自認の別、そういうの関係なく、一人ひとりが輝いていけるそういう地域になるようにということでありますので、そういう障がいの有無にかかわらず、希望する生活、あるいは、いろんなチャレンジをしていく、そういうことの環境を整えていく、そういう県でありたいというふうに思いますね。
 
○忍者をコンテンツとした連携
(質)忍者関連になるんですけど、先週の土曜日に忍者学会が新しく立ち上がったり、昨日は議員連盟が新しく立ち上がりました。伊賀忍者を擁する三重県として、具体的にどういうふうに何かタイアップをしていったりとか、そういった議員連盟や学会と協力して何かをやること、何か具体的に決まってましたら教えていただきたいと思います。
(答)県ということもさることながら、私、日本忍者協議会の会長をやらせていただいておりますので、日本忍者協議会として、忍者ツーリズムというような形、忍者のゆかりの地を回っていくというようなことのPRをこれまでもやってまいりましたけれども、そういうものを忍者議員連盟の皆さんと一緒になってPRをしたり、あるいは観光庁の予算の確保などに努めたりしていくということでありますし、あと、学会のほうは今申し上げたツーリズムの中で、こう何ていうんですかね、単純なパフォーマンスみたいなのだけじゃなくて、論理的に、例えば忍者はこういう生活をしていたとか、こういう指揮命令系統にあったとか、そういうようなことで、いろんな学会の研究をツーリズムのコンテンツの深みを与えることに寄与してもらえるように、連携を図っていくということだというふうに思います。あとは、それぞれの地域で忍者というのがブームになっていけばいいと思っています。一番大きいのは東京オリンピック、パラリンピックで、関連の行事とかで、何か忍者が使われないかということや、東京オリンピック、パラリンピックまでの間で忍者をいかにPRできるかということなので、そこは政治家の皆さんのお力も必要だと思いますから、そういう連携もしっかりしていきたいと思います。
 
(質)三重国体でも生かしますか。
(答)三重国体でどうかな。三重国体ではまだ決めてないですけどね。その流れにもよりますけど、まだ三重国体で忍者使うかというのはまだ決めてないですけど。一番大きいのは、まずやっぱり、真珠もそうですけど三重県的には真珠や忍者というのを、いかに東京オリンピック、パラリンピックで関連事業とかで使ってもらえるかというのは勝負どころですね。今までも組織委員会にも何回も行ってますし、真珠で行きましたし、忍者でもそういう要請活動をしていこうというような話も出てますので、やっていきたいと思います。まだ国体は決めてないです。正式決定があるのが今年だと思いますので、まだ中身のコンテンツはこれからだと思います。
 
○かんきつの輸出拡大に向けた取組
(質)先日、かんきつの規制緩和を求めて農水省のほうに提言されましたけれども、今後2国間協議とかが開催されたりとか、そういう国の見通しとか、あと、県として今後どのような働きかけというか、動きをされていくのかというのを教えていただければと思います。
(答)かんきつについて、日本政府とタイ政府が2国間協議をいついつやりますというのが具体的に決まっているとは聞いてませんけれども、まずは、私たちは直面、間近に迫っている3月のタイの検査官が来た時のものをしっかり安全に、そこで8トンから9トン多分出せると思うので、それ出すと今までより過去最高の一番多いみかんの輸出量になりますから、そういうのこう安全にして実績をしっかり積み重ねていくというのを当面やりつつ、引き続き農水省などにそういう2国間協議の開催などについて働きかけていくということになると思います。先月ですか、違うな、今月に農産物の輸出額とかの発表があったと思いますけれども、一定の伸び悩みみたいな感じもあったと思うんですよね。それはやっぱり農水省の皆さんとか国会議員の皆さんとかも感じておられると思ってまして、それを突破するのは、やっぱり今までの規制の範囲内では大きく増えてきませんので、それをしっかり訴えかけるとともに、僕はこの夏の骨太の方針、国の骨太の方針というのが、地方の関係の政策において大変重要なポイントになる骨太だと思ってるんです。なので、今年前半、とりわけ強力に政府に対して働きかけを進めていきたいというふうに思います。
 
○本居宣長記念館長の任用と国道42号松阪多気バイパスの開通
(質)2点お願いします。松阪の本居宣長記念館の吉田館長が、知事も大変高く評価されておったかと思うんですが、定年退職なんですが今年度末で、続投してもらうということが決まりまして、ので知事のご感想を1点いただければと。それからもう1つが、松阪・多気バイパスが3月に暫定の2車線で開通するということで、結構地元では地域では期待の声があるものですから、知事から何かお言葉いただければと思います。お願いします。 
(答)吉田館長、まさに何ていうんですかね、余人を持って代えがたい人でありますので、定年延長ということについても、定年延長なんですかね、何か1回辞めてなんですか。
 
(質)再雇用という形ですね。
(答)再雇用ですね。再雇用という形であっても館長を続投されるということは、極めて適切な判断だと思いますし、さらに頑張っていただきたいというふうに思います。本当に余人をもって代えがたい方でありますので、大変良いご判断、松阪市さん、松阪市教育委員会さんの良いご判断だと思います。それから2つ目の松阪・多気バイパスについては、 長年事業がかかっておりましたけれども、松阪市中心部の渋滞緩和ということにおいて大変重要なバイパスでありますし、ちょっと名前ど忘れした、工業団地からも近い、工業団地の企業の物流の時間の短縮とかによって、コストの低減とか生産性の向上ということに寄与するというふうに思っていますので、極めて、地元の皆さんに長い時間かかって大変申し訳ありませんでしたけれども、そういう地元の皆さんの悲願の道路が開通することは私としても大変喜ばしいと思います。ぜひ、その渋滞緩和で市民の皆さんが道路整備の良さを実感していただき、企業の皆さんに生産性向上などで、さらに地域の経済活性化にご貢献いただきたいというように思います。
 
○プレミアムフライデー導入から一年
(質)今日で、今週末というか、プレミアムフライデーの実施から1年ということでして、今日の世耕経産相が閣議後の記者会見で、1年目にしては順調に進んでいると、粘り強く続けていきたいということを宣言されたわけですけれども、知事どのようにこの1年を見られているかということと、何が良かったのか、いけなかったのかというのを伺えますでしょうか。 
(答)2月の上旬ぐらいに、ある場所で世耕大臣とプレミアムフライデーについて話したんですけどね。おっしゃったような良い点もあれば、改善すべき点もあるというようなことをおっしゃっておられたんで。どうですかね、1つのきっかけとして、いろんな時間の使い方とか、多様な働き方とか、そういうのを考えるきっかけになればいいんじゃないかなというふうに思いますけどね。これまでの評価、少なくとも三重県内ではあんまり広がってへんなというふうには思いますけど。やっぱり、どうですかね、スタートしたタイミングもあまりちょっと良くなかったですかね。2月末とか結構忙しいですし、3月も年度末か日曜日か、次4月はゴールデンウィーク重なってとか、何かこのなかなか何でしたかな、そのプレミアムにしにくい日程だったのかなとも思いますので、最初のそういうのがあれですかね。どうですか、クールビズとかも最初、賛否両論あったりしましたけれども、長く続ける中で定着してきましたし、定着しないそういう動きもありますけども、粘り強く大臣やられるということであれば、そうなんじゃないかなと思います。何かあまり答えになってないかもしれませんけど。
 
○裁量労働制
(質)今の働き方の関連で、ちょっと国政の話ですけども裁量労働制がいろいろ議論出ていますけれども、知事としては裁量労働制どのようにお考えですか。
(答)裁量労働制そのものについてですか。
 
(質)と、今の国会で審議されている問題と両方お願いします。
(答)裁量労働制については、やはり働かれる方の心身の健康とか、そういうものがしっかり確保されるということが大事なので、それにおいてどういう方法が的確なのかというのは、よく実態に基づいた議論をしていただく必要があると思ってます。データのことについては、私がいろいろ申し上げる立場にありませんので、それはコメント控えたいと思いますけど。一般論で言えば、よく、何ていうか、精査はする必要はあると思いますけどね。
 
(質)ちょっとまったく勉強不足で質問するんですが、県職員って今の仮の法案が通ると、裁量労働制の対象になる方というのはいるわけなんでしたか。
(答)うちの県で。
 
(質)はい。
(答)県庁でって、あんのやったっけか。
(答:戦略企画部)どうですかね。
(答)分かんないです。
 
(質)第二県政記者クラブも含めて、質問がある社ありましたらお願いします。
 
○伊勢志摩サミット三重県民会議 第7回役員会
(質)サミット県民会議ですけど、次の開催が総会やって解散ということで、前回1月31日に第7回の役員会があったんですが、冒頭5分弱で2社ばかり来てましたけど閉めだされて、秘密会議されて、具体的に1億7千万なにがしの残金を、基金の残金をどういうふうに使うかという話し合いもなく終わって、多分もう1回役員会を本当は開かなきゃいけないんじゃないかと言う役員の方もいらっしゃるぐらいで、そういう現場のあまりにもばかばかしい小ざかしい小役人根性のそういう姿勢についてどう思われますか。知事が言われている情報の透明性とか、それとメディアも一応サミット県民会議の顧問という形で入ってるわけなんで、そこで出てくる資料等とか、公開性というのが損なわれているというのはどう思われますか。 
(答)まず、その後、我々も役員の皆さんとかと話をして、やっぱりそうやって県に拠出されるのであれば、もっと使い道とかをその役員会の場でもしっかり説明すべきであったのではないかというようなお声もいただきましたので、次の総会においてはしっかりそういう部分を対応して、どういうふうに支出されて、どういうふうに使途が考えられているのかというのを、きっちり説明をしていきたいというふうに思ってます。そういうお声をしっかりお聞きするというのが、足りなかった部分もあるかもしれないなというふうに思ってます。現場としては、そういうこれまでの部会などで、収支予算とかで非公開でやってきた前例もあったので、今回もそういう判断をしたのだろうと思いますけれども、とはいえ、役員会でやったことが別に事前に伝わって総会でしっかり承認されるということ、公開の中でやってというのも一つの考え方だとは思いますので、今回は少し私が事前に、こういうふうにすべきではないかということを指示をするのが遅れていたというふうに思いますので、以後、しっかり気をつけたいと思います。
 
(質)打ち方止めてもいいけど、さらに言うと、要は担当者の意識だと思うんですよね。初回からそうだったからといって、初回は県民会議はサミットに関してできたところだから、もともと知事の透明性とかを気にする県政で入れられた精神からいったら、初回からそれを閉ざしているってこと自身が本来おかしい。そこの意識も無くて、しかも解散うんぬんっていうのを知事がもうサミエールが開館の時に、もう3月うんぬんっていうことは匂わせておられるんで、あえてそれが表に出るからまずいとかいう言い方もおかしいし、それと終わってから取材にも応じないっていう、そこの全くの後進性というか意識のなさっていうのは、それはもう問題じゃないですか。
(答)それぞれどういう対応があったか私も子細に聞いておりませんけれど、今申し上げたとおり、職員自身がこれまでの例などにのっとって判断をし、そこは最後という節目である中でこういうふうにすべきだよね、という指示を私がしっかりするのが遅れたということでありますので、今後そういうそのサミット関係のとこだけじゃなくて、他にも貴方からご指摘いただいていた審議会とか委員会もありましたので、もう少ししっかり透明、あるいは説明責任を果たす、そういう会議の在り方についてよく指示をしたいというふうに思います。
 
○北川県議の辞職
(質)名張市長選に出られる北川県議が辞職されて、この前2月定例会議の冒頭で辞職が認められましたけど、北川県議が辞められたこと含めて何かご感想はありますか。
(答)北川県議におかれましては、とりわけ医療の関係において、非常に、議場のみならず何度も意見交換させていただいて、大変地域医療に対して熱い思いを持っておられて、ご見識の高い方だなというそういう印象です。併せてご自身のご経験からも広報のことにおいても様々な議論をさせていただいて、今やっている新聞折り込みの方法などについてもご示唆をいただきましたので、大変有意義であったなというふうに思います。それからもう1つは関西戦略などについて、大変思いの深い方でありましたので、いろんなそういうご意見踏まえて関西戦略なども私たちも策定はさせていただいて、関西圏の営業っていう面で非常に有意義なご意見をいただいた方であったというふうに思います。市長選のことについては、私どうこう申し上げることは適当ではないと思いますので、これまで県議としてそういう形でやっていただいたことが私としては印象に残っているということです。 
 
(質)本音言うと、某データ放送についてもううるさく言ってた人がいなくなったんで、ある意味で楽っていうのはないですか。
(答)そんなことないですよ。それはもう全然。ちゃんと今年前半において一定の方向性を示す意味で、北川先生がお見えだろうとお見えでなかろうとちゃんとファクトに基づいて、いろんなご意見に基づいて、議論させていただく今準備をしておりますので、その手法や一定の考え方は今度の3月の常任委員会でお示しさせていただくことになると思いますけども。
 
○大台町副町長の選任
(質)人事関係で関連するんだけど、大台町の副町長で森本哲生元民主党衆議院議員、農水大臣政務官かな、政権当時はですね。その方が副町長になられたことで期待と懸念がありましたら。
(答)懸念っていうか、まず期待という意味では、国会議員も県会議員もやられておられましたので、そういう県とか国とのパイプを生かして連携した取組をしていただければというふうに思っています。それから懸念というか、副町長は結構実務で我がほうの部長さんたちとか次長さんたちとか副知事とかと、もちろん僕もですけど、やり取りしてもらうことが多いので、そういう実務面での意思疎通をよくしていただけるとありがたいなとは思いますけどね。
 
(質)実際、元県議としてのパイプも細かったし、私の知る限りは、県職員とのね。なおかつ国のパイプもう下野してますから、そんなに太くないだろうし、政権そのものが3年ちょっとだったから培われてないし、そういう方が副町長にはまって、今後大台町の、知事がそこで見解差し挟めないかもしれないですけど、将来に不安は持ちませんか。
(答)大森町長も就任されていろんなことをお考えだろうというふうに思いますので、新体制の下、我々としては大台町の関係する課題などもたくさんありますし、しっかり連携して取り組むということなので、先のことを心配するというよりはしっかりやっていただけるだろうと信じていたいと思います。
 
(質)ここはじゃあ個別論を離れて、一般論。
(答)一般論。
 
(質)一般論として、元衆議院議員が県内人口5千人弱ぐらいの副町長になるという政治家の在り方についてどう思われますか。一般論ですよ。
(答)それでも一般論になりませんやんか。一般論にならないじゃないですか、他あらへんから。
 
(質)じゃあ例えば知事が将来知事やられて、後どっかの市町の副町長とか補佐役っていうふうな話があった時に就くこととかいうのについてどう思われますか。
(答)かなりの仮定が多いので分かりませんけど、その時の年齢であるとか、あるいは自分がその時に置かれている状況、つまり政治との距離、政治から離れてどれぐらいとか、そういうものとかを勘案して判断すると思いますので、仮定が多いのでちょっとなかなか申し上げにくいですし、一般論になりにくい話題ですので、一般論では答えにくいと思いますけども、と思いますね。
 
(質)政治家として、在り方としていいかどうかですよ。斎藤十郎さんが参議院議長やられて、次の参議院選出ないとここで会見された時に、知事選が近かったんで、知事選どうですかとお聞きしたら、もう三権の一角を占める長が少なくとも地方のそういう首長をやるべきではないというふうに、表面通り取ることはできないとしても、そういうふうにおっしゃって、そこは全面否定されたんですけど、そういうことからいくと、ある意味こういう形で何やってもいいですけど、ただし衆議院議員とか政治の不信というのが続いている中で、これはいくらなんでもっていうのも既に新政みえからも声上がってるし、そういうことからいったら政治家の姿勢として知事はどう思われるかということなんですけどね。
(答)あれいつやったかな、今回の内閣改造の時だったかな、ちょっと忘れましたけど、 伊吹文明衆議院議長、元ですね、何か内閣改造か何かで今回の、安倍総理から大臣ポストか党の四役か何かの打診された時に、議長経験者として立法府の最高の議長をやっているわけなので、そういうところに就くわけにはいかないというふうにおっしゃたことは、なるほどなと思ったことはあります。私というより、そういうことに対する懸念というか、身の処し方としてどうかというご意見があるのも私の耳にも入ってますけど、私が何ていうか、むしろ大森町長が首長として自分の参謀役たる副町長の人事をしたわけですので、それぞれ政治家の判断がありますから、僕が一般論とはいえ、何か差し挟むのは適切ではないと思いますけど。
 
(質)打ち方止めときます。
 
○G20の開催地決定
(質)G20ですけど、大阪ははまったけど、望んでた愛知、名古屋は外れたと、またサミットに続いて。関係閣僚会議は誘致したいというふうに愛知県の大村知事はおっしゃってるみたいですけど、三重県はこれは名乗りを上げないんですね。
(答)上げないです。
 
(質)それは物理的に無理?
(答)ええ。関係閣僚会議であってもG20の規模でいけば、相当数の人員とか財源を準備しなければならない中で、今年夏にはもう国体が決まります。国体局で67名からの人員でやります。2021年にはもう100名を超える人員体制が必要となりますので、それを両方っていうのはやっぱり難しいと思いますし、なので我々としてはもうしっかりスポーツの2019年のラグビーワールドカップのキャンプ地誘致、東京オリンピック・パラリンピック、国体っていうのをしっかり成功させるということが先決だろうということで、関係閣僚会議に手を挙げるということはしませんでした。望んでたっていうのは、僕が望んでたんじゃなくて、愛知とか名古屋が望んでいたG20ですね。関係閣僚会合は過去のG20の実績で見ますと、4つか5つぐらいしか行われていませんので、結構関係閣僚会議に手挙げているとこ多いですから、愛知県とか名古屋市もはまるかどうかですね、もう1個は福岡決まってますからね。
 
(質)だから愛知、名古屋はハミ子になっているってことですよね。
(答)とは僕は言ってないですけどね。
 
(質)私がそうじゃないですかって言っているんです。
(答)関係閣僚会合とはいえ、なかなか狭き門だと思いますけどね。
 
(質)仮にインターハイとか国体とか無かったら、関係閣僚会合ぐらいは手挙げてたんですか。
(答)万が一なんで仮定であれですし、その財源状況とかもありますから、もろ手を挙げてっていうことはないと思いますけども、やっぱりG7のブランドを生かしながら国際会議のMICEの開催地としてっていうようなことで手を挙げるということは、今よりはより強く考えたとは思います。結果として挙げたかどうかは分かりませんけど、より強く検討したとは思いますね。
 
(質)さっきおっしゃった、可能なら首脳らの伊勢神宮参拝であるとか、訪問か、そういうふうなことっていうのを呼び込みたいということなんですね。
(答)G20全部の国じゃないんですけども、我々なりに一定の理屈が立つ、あるいは交流をしているそういうような国の首脳に、神宮訪問だけじゃないですけども、何か視察とかその国ゆかりのものを見たり交流したりしてもらうとか、そういうことも含めて検討する準備をしてますので、そういうのを大使館経由で働きかけたり、あるいは私が海外ミッションで行った折にお願いをするとか、そういうことも考えたいというふうに思ってます。
 
(質)ベトナムが来る可能性はあるんですね。
(答)ベトナムはG20って無かったよね?
 
(質)もともと入ってない?
(答)そんなたくさんじゃないですけど、いくつか理屈が立ったり、交流している、きっかけのあるところを中心に働きかけたいと思ってます。
 
 
 
 
                                   了
 

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