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平成30年06月08日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成30年6月6日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

「第9回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」の三重県開催(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・クラウドファンディング
・神戸製鋼所への強制捜査
・東芝メモリ売却
・日本橋の首都高撤去
・次期県知事選挙
・インターハイ50日前

発表項目

(知事)今日は発表事項1つです。「第9回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」についてです。「第9回 日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」が、6月16日と17日の2日間、三重県総合文化センター及び総合博物館MieMuで開催されることとなりましたので発表します。まず「プライマリ・ケア」を簡単に説明しますと、「身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療」という意味です。会議では、プライマリ・ケアの発展に向け、それぞれの地域のニーズにあったプライマリ・ケアの在り方について、様々な視点から学術的に議論されると聞いています。三重県では、県立一志病院を総合診療医 育成拠点施設として位置付け、平成28年度に三重県プライマリ・ケアセンターを設置し、プライマリ・ケアを担う総合診療医や看護師等の育成に取り組んでいるところであり、私も本大会の初日、6月16日の開会式でご挨拶をさせていただくとともに、2日目の17日には、市民公開講座として「住民とともに歩む医療」と題し、講演をさせていただく予定です。この会議は、国内外の総合診療医を中心とする医療関係者 約5,000人に参加いただくなど、これまで県内で開催された国際会議の中では最多の参加者数を見込んでおり、積極的な誘致活動が大きな成果につながったと考えています。また、16日と17日の両日とも、学会の協賛により、MieMuで「コーポレーション・デー」を実施します。プライマリ・ケアについて紹介するビデオ放映やパネル展示を行うとともに、MieMuの基本展示の無料開放、子どもから大人まで楽しんでいただけるクイズラリー、「手裏剣で忍者体験」などお子様向けの様々な企画を実施しますので、ぜひこの機会に多くの県民の皆さんにお越しいただき、プライマリ・ケアについても知っていただきたいと思います。三重県では、平成28年11月に三重大学と「国際会議の誘致に関する協定」を締結し、それぞれの強みを生かしながら相互に連携して、国際会議の誘致・開催を目指しています。今回の誘致にあたっては、主催される三重大学大学院 医学系研究科 家庭医療学の竹村洋典教授からの相談に応じる形で、近隣宿泊施設のキャパシティ情報を提供するなどの支援を行うとともに、私が出演するビデオレターを学会の理事会において上映し、三重県での開催を強くアピールしました。また、県から津市にも協力を依頼したところ、学会参加者に特典を付与する協力店を募り、当日配付されるプログラムに「協力飲食店マップ」として掲載していただくことになりました。この会議が開催されることによる県内への経済波及効果は、観光庁の「MICE開催による地域経済波及効果測定モデル」を用いた試算で、約1億8,740万円となります。今年2月に開催された2,000人規模の「第48回 日本心臓血管外科学会学術総会」に続き、今回も協定に基づくチームワークがうまく発揮されたと考えています。県としましては、大会の成功に向け、津市や地元飲食店等とも協力し、最大限のおもてなしでお迎えするとともに、今後も、三重大学とのチームワークを生かした大規模学会等の誘致をはじめ、様々な国際会議のさらなる誘致に取り組み、「MICE開催地三重」として一層認知されるよう取り組んでまいります。
 

発表項目等に関する質疑
(質)では、まず幹事社から質問します。これで、MICEの件数としては何件目ということになるのでしょうか。
(答)サミットの後27件で、2018年、今年ですね、では7件目というふうになります。
 
(質)その7件の中で最大規模という、27件の中でしたっけ。
(答)7件の中で最大?
(答:雇用経済部)トータル。
(答)トータル。27件の中で最多ですね。
 
(質)三重大との協定に基づく誘致としては2件目になるということですか。
(答)三重大、どう?
(答:雇用経済部)これ以外にもいろんな情報提供させていただく案件は、小さい会議含めて多数ございますので。
(答)あれか、大腸肛門病学会とかもそうか。だからこれだけではないですけど、もし件数必要だったら数えてまた。
 
(質)ちょっと気になったのが、ビデオレターをと、それはどんなものなんですか。
(答)三重大の、当時いつやったかなぁ、ロンドン行ったときかな。
(答:雇用経済部)平成27年7月。
(答)伊勢志摩サミット、G7のサミットが決まって、その7月に、サミットを兼ねたPRでヨーロッパ、あとミラノ万博もあったので、ミラノ、ロンドン、パリに行ったときに、ロンドンってプライマリ・ケアがかなり進んでいる、イギリスは進んでいるので、それの視察に行ったときに竹村先生と一志病院の四方院長も一緒で、こういう学会をぜひ誘致したいんだと、知事の力を貸してくれって言って、その場でビデオ撮りして、それを理事会で、「今度学会を、知事もやりたいと言っているので、ぜひ三重県で。」っていう、そういうビデオだったと思いますけどね。そやな。
(答:医療保健部)はい。そうです。
 
(質)対談形式のような。
(答)いやいや、なんか、ロイヤルフリーホスピタルやったかな、ロンドンの病院かなんか行って、その病院の玄関の前のところで「今度の学会、ぜひ三重県に誘致をお願いします。」みたいな、そんな、全然そんながっちりした対談とかじゃなくて、その場で、うちに誘致したいという、そんなんでした。
 
(質)そもそも、なぜこの学会やってくれと竹村教授から声をかけられて、それに知事ご自身がのっかろうと思ったか、その理由というのは。
(答)今、まさに県立一志病院で総合診療医の育成を三重県は積極的にやっています。今や、総合診療医の育成においては、東の筑波、西の三重と言われるぐらい、日本の中で、それこそ先ほどの四方院長や竹村先生、あるいは三重大学医学部のご協力によって、県外からもたくさん総合診療医が来るような、そういうような状況になってるんですね。なので、三重県の地域をあげた関係者の皆さんの努力、そういうものがより世の中に発信されるように、こういう学会を誘致して、三重県に来てもらって、実際に三重県の様子を多くの関係者に知ってほしいという強い思いが竹村先生、四方院長にあったので、我々もまさにそういう思いでありましたから、ぜひやっていこうと。そういうモデル的になってきましたから、今年度も一志病院の他職種連携の顔が見える関係みたいな、この中山間地域における医療の体制のモデル事業みたいな形で横展開していく事業を今年度予算に入れてますので、まさに関係者の皆さんがこれまで努力してきてもらって成果が出ているものを広く当地で発信したいと、そんな思いで声をかけてきていただいたと思いますし、県としてもやってきたところですので、そういう思いで、相思いが重なったということだと思います。
 
(質)過去最多は、人数の規模で最多ということですか。
(答)そうですね。約5,000人という人数規模で最多ということですね。
 
(質)サミット後のMICEで県内の経済波及効果がおよそ1億8,000万とおっしゃいました?
(答)これはね、今回の会議を観光庁の国際会議の試算モデルにあてはめたら、1億8,740万円、そういうことです。なので、今までの27件合計でこれっていうことではないです。
 
(質)これだけで。
(答)今回単発で、単発でモデル試算の算式みたいなのに、観光庁が作ったやつに入れると、1億8,740万円ということです。
 
(質)単発の経済波及効果というのは、27件のうち、どうっていうのは。
(答)まあ人数が多いから、一番大きいのかな。そうでもないのかな。
(答:雇用経済部)今年2月の心臓血管外科学会学術総会の方がもう少し多かった。
(答)あっ、そうなん。
(答:雇用経済部)1億9,900万円。
(答)へえー。それ何でなん。
(答:雇用経済部)参加者数は少なかったのですが、事業費が大きかったんです。
(答)あー、開催の日数とか。
(答:雇用経済部)それもありますし、主催者の事業費がちょっと大きかった。
(答)あー、そういうことね。ということらしいです。
 
(質)あと、地域医療とおっしゃいましたけど、参加者の方々が例えば一志病院に実際に視察に行かれたりとかっていうスケジュールは無いですか。
(答)これはどうするんやったっけ、日程は。一応この総合文化センターで。
(答:医療保健部)一志病院の視察はありません。
(答)無いんやね。一志病院のことを何か言うのはあるんやったっけか。
(答:医療保健部)四方院長も1つの。
(答)登壇するもんな。
(答:医療保健部)はい。
(答)行ってもらうっていうのは無い。
(答:医療保健部)そうですね。
(答)はい。
 
(質)国際学会という位置づけという形で、ちょっとあまり知識がないんですけど、よく聞くのは、日本はむしろかかりつけ医的なものは先進国の中で比較すると、割とそういうのが整っていない方であり、プライマリ・ケアってものを進めることで医療費削減とかをしていきたいですよねという文脈なのかなと思うんですけど、そうすると、世界の方が日本のこのプライマリ・ケアに何を評価されるのか、知事は海外でも視察されたということなんですけど、今回の会議の中で何か発信するということはございますでしょうか。
(答)若干整理してもう1回言いますと、かかりつけ医と総合診療医は別で、かかりつけ医は患者側から見た、自分自身が普段からお世話になっているお医者さんがかかりつけ医で、総合診療医は、例えば小児科とか産婦人科とか外科とかという、専門領域を横断的に診る、よく言われるのは「病気を診るんじゃなくて人を診る。」というふうに言われるんですけども、そういう医療ですね。医師がとりわけ不足しているような状況では、専門医をそれぞれに縦割りでたくさん確保するのは難しいので、まず最初に総合的な横断的な知識を持っている医師に診てもらうというのが、医師がいるというのが、専門医の医師不足をカバーするのに非常に重要であって、実は日本では、まだ総合診療医というのは、貴方がおっしゃったように全然実は増えてないです。専門領域の医師の方が人気があったり、やっぱりそっちの方が、力が強いと言ったらあれですけど、まだまだ総合診療医というのは発達してないです。むしろ、今回来てもらうようなイギリスとかは、逆に進んでいるので、彼らの取り組んでいる取組をこっちのパネルとかで紹介してもらって、我々は、日本の中では三重県は進んでいる方なので、日本のその他のお医者さんとか地域の人たちに三重県の取組を知ってほしいと。むしろ、我々もまだまだ勉強することがあるので、イギリスの人たちとかに来てもらって教えてもらう。そういう状況ですね。
 
(質)プライマリ・ケアというか、地域包括医療の関係で、県の場合も今年の予算、今まさにおっしゃったとおり、一志病院は非常に注目されてるんだけど、じゃあ他の地域で同じようなことができてるのかというと、なかなかそこの広がりというのは人頼みみたいな話があって難しいなというようなことを担当課でも聞いたような記憶があるんですが、今のところ広げていくというのはどういう状況にあるということでしょうか。
(答)どういうやり取りをしてもらったかは分からないですけど、実際に例えば総合診療医は、亀山市立医療センターとか、名張市立病院とかにも展開してもらっていて、一志病院だけじゃなくて、そういうところも一応、総合医療展開しているので、そういう意味で、例えば東紀州とかそういうところまで展開できているか、あるいは松阪で飯高とか飯南とか、そういうところまで展開できているかといったら、まだまだ不十分だと思うんで。今回まさに30年度にやる中山間地域のモデル事業で、こういう形で、貴方がおっしゃったような地方包括ケアシステムの「地域の顔が見える関係を作っていくことが大事ですよ。」という、一志病院でやったモデルを今回の予算でいろんな地域で見せながらやっていきたいなと思っています。他職種連携と簡単に言うんですけど、結構これ難しくて、一志病院はすごい苦労して、貴方とか取材してもらっていたと思いますけど、すごい苦労して、特に四方院長とかが、あと澁谷看護部長かな、とかも一生懸命になって地域の人に話しかけて、「やってください、一緒にやりましょう。」とやって、やっとこさできるものなんで、そういう苦労も含めて、みんなでしてもらって展開できればなと。急激に専門医とか増えてこないんで。あと、我々は、他の県ではあまりやってないプライマリ・ケア・ナースという看護師のプライマリ・ケアのところの研修とか人材育成もやっているので、そういう重層的にやっていくみたいなことも、県内とか展開していければいいかなと思います。
 
(質)講演の「住民とともに歩む医療」は、どんな柱立てでどんなことを話されますか。
(答)基本は、今少し申し上げたような、一志病院を中心に三重県が取り組んできた総合診療医の育成の取組を説明したいと思います。あとはそれ以外も含めた、医師確保対策とか医療の関係の対策について説明したいと思います。あとは、市民公開講座ですので、三重県がひとつ課題になっているような糖尿病の対策とかですね。生活習慣病対策とか。そういうものにも少し触れてお話をしたいと思います。三重県が、糖尿病の人口10万人あたりの受療率、治療を受けている率が全国1位ですので、糖尿病の方が多いですから、そういうことの生活習慣病のことを話したいと思います。
 
その他の項目に関する質疑
○クラウドファンディング
(質)クラウドファンディングの関係なんですけど、今年県でも何件かあって、既にヘルプマークでやったりあすまいるでやったりしていると思いますけども、やってみての手応えというか、まだ始まったばかりですけど、知事は今どのように受け止めていらっしゃいますか。
(答)僕まだ全部聞いてないんですけども、ヘルプマークは、ちょっと金額は忘れましたけど30件くらい「やるよ。」って言ってくださっているみたいですので、そういう意味では、まだスタートしたばかりでありますけれども、額が大きく吊り上がってるかどうか分からないんですけど、全然行政だけでやるよりは、30件でも関心持ってやってもらえる、そもそもそういう普及啓発も兼ねてクラウドファンディングをやっているので、思っていた歩みを一歩踏み出しているかなと思います。ここからどれくらい広がりが出るかとか、そもそもこういうことをクラウドファンディングで、前ぶら下がりでどなたかに質問していだたきましたけど、そもそもそういうことをやっているということ自体を知ってもらうという方法とか、そういうところまず課題はあると思うので、やってる中でそういうのを見出して、「そんなん知ってたらやったのに。」みたいな人も結構いらっしゃるかもしれないんで。そこをどう工夫していくかというのはこれからの課題だなと思いますし、やりながら、きっと担当課においてもそれぞれ考えてくれると思いますし、とりまとめている財政課においても横断的によく研究してほしいなと思います。
 
(質)発信方法のことなんですけども、今の段階では、たぶんホームページにクラウドファンディングを募ってますというパターンが多いと思いますけど、そうするとそもそも三重県に関心を持ってて、ホームページを開く人くらいしかなかなか見てもらえないという気がするんですけど、そういう外への発信、SNSとか今だとクラウドファンディングを積極的に他の団体は使っていると思うんですけども、そのあたりは何か広げる点はあるんでしょうか。
(答)おっしゃるとおりですね。最近、例えばあの、うさのすけのやつって、ヘルプマークのクラウドファンディングやったっけ。ヘルプマーク自体はやったね。三重県が持っているツールでのSNSあるいはフェイスブックページとかも活用してやっていきたいと思うんですけど、それもちゃんと「いいね」押したりフォローしたりしてないと見てもらえないわけですから、あらゆるツールを活用して、ちょっと僕は如実にリアルな現場の状況は分かりませんけども、そういうことはしっかり意識してもらうようにしたいですね。あとは、ヘルプマークのクラウドファンディングとかこの前のあすまいるのTNRのクラウドファンディングも、それこそメディアの皆さんにいろいろ書いていただいたので、そういうのは非常にありがたいと思いますので、いろんなツールというか、方法を総動員したいと思いますね。
 
(質)目標額に達しなかった場合というのは、その足りなかった部分の事業費というのは、県の予算で補填するような形になるんでしょうか。
(答)そうですね。それぞれの事業によって異なりますけども、基本的には足りなくてもやるということですので、そこは何らか、各部の予算の中で補填してやるんじゃないかと思いますけど。今、発表してるやつで目標額に達成しなかった、ちょっと何型っていう名前やったかは忘れましたけど、目標に達成しなかったからやらないというパターンのやつはなかったと思いますので、しっかりやると思います。目標達成しない額の度合いにもよると思いますけど、ほんの例えば数千円とかだったら、そのまま補填せずにちょっと事業費何か削ってやるかもしれませんし、それはそれぞれいろんな方法はあると思いますけど。基本はやるということで。
 
○神戸製鋼所への強制捜査
(質)神戸製鋼所の強制捜査が確定しまして、三重県内も工場ありますし、それから子会社も含めて県内経済に寄与も大きいところだと思いますけども、あらためてどのような受け止めかをお願いします。
(答)あらためて、今回のこういう改ざん問題は、日本の質の高く信頼性の高いものづくり、これを根底から覆しかねない由々しき事態ですので、大変遺憾に思いますし、神戸製鋼所の場合は、今年の3月だったと思いますけども再発防止策を出されたと思いますから、速やかにそれを実行してほしいと思います。こういう捜査が入ったという情報がありましたので、我々も担当課において神戸製鋼所、県内のところに確認をいたしました。確認したところ、現時点において大安製造所の操業に影響はないということと、全ての顧客に対しての安全性の確認はできているということでありますが、大安製造所に捜査が入ったかどうかということは、捜査と関連するので差し控えたいということでありました。我々としては、いずれにしても今申し上げた「再発防止策を迅速にやる」「顧客との信頼を回復する」「操業に影響ないようにする」ということが大前提になります。しっかりやってほしいと思います。
 
(質)前回は当初問題が発覚した際に、県とのコミュニケ―ションに関して、やや知事も不信感を口にされてましたけども、今回そうした点はいかがでしたでしょうか。
(答)今回の、この捜査というところにおいての、情報が入ってのやり取りにおいては、前の、それこそ少し遅かったり丁寧さに欠けるんじゃないかと思っていたようなところは、そういう感覚は今回はないと思いますね。
 
○東芝メモリ売却
(質)東芝メモリの売却が完了しまして、操業等に影響はない、そこがマザー工場であるということに変わりはないということなんですけども、一方で、一部の経済誌などの報道を見ると、やはりベイン主導なので、そういう中で短期的な利益を追求していかれて、どこまで東芝メモリの従来の経営陣が関与できるかが不透明であったり、東芝という名前も1年経ったら取るということで、やはり将来、なかなか県にとっても今「大丈夫ですよ。」と言ってくれてる人がいつまで保証できる人たちなのかというのがやや不透明な点もあるのかなと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
(答)論理的に想定しうる悲観的な材料を並べたら、それはもう、たぶんいくらでも挙がると思うんですけど、私たちは松下工場長をはじめ、成毛さんも、それから渡辺さんという前の四日市の工場長ですね、今回副社長さんになられるんだと思いますけども、そういう方と私個人もそれぞれ人間関係・信頼関係ありますし、県と東芝メモリ四日市工場ともありますので、我々は、現時点においては心配はしてないですし、今回の売却完了ということに伴って、近日中に幹部が、もうすでに担当課同士ではお話いただいているんですけども、幹部の方が私にご報告来ていただけるというふうに聞いていますので。そういうところも不安を払拭するような、今まさに貴方に言っていただいたような経済誌にも書かれているようなことも、非公式にもぶつけてみたりしながら、聞いた答えを皆さんに伝えるかどうかは別として、そういうのはやっていきたいです。私ベインの杉本さんも、全然知らないわけではないですけども、日本の、あるいは地域の経済との信頼関係を覆すような方ではないというふうに思っていますので。今のところは、とにかくしっかり前を向いてやるということだと思います。我々的には、法人県民税という基礎的な部分と、利益と関係なくかかる税金と、利益が多かったらたくさんもらえる税金があるので、全体の中で東芝のメモリ部門が入っているよりは、東芝メモリだけで外に出ている方がたぶん利益が大きくなるので、皮算用ですけど、そういう面は若干あるかなあとは思ってますけど。なので、株式譲渡が完了したということは、悪くないことだと思います。
 
(質)本社は四日市にしてもらえないんですか。
(答)冗談みたいなことで、半分冗談半分本気みたいな感じで以前言ったことはありますけど、それはまだゴタゴタしていたときですのでね。今後、北上の皆さんとの感情とか、震災もあって、あるいはあそこの北上の地にもずっとご縁があって、ご苦労されてきたこともあると思いますから、そこはあまり無理せず、なってもらったらめちゃめちゃいいですけど。それはあんまりこっちからは言い過ぎないようにはしたいと思います。
 
(質)東芝メモリの話だったんで、今度東芝とシャープの話なんですけれども、シャープが東芝のパソコン事業を買収するということを発表しました。三重県の場合はですね、亀山工場、あと多気の三重工場があって、両方とも中小型液晶ディスプレイの生産をやっていて、パソコン事業とですね、このディスプレイの生産というのは合うんじゃないかというので買収されるようなんですけれども、もし何か三重県のほうで期待などありましたら、ございますでしょうか。
(答)今まさに貴方おしゃっていただいたとおり、今うちの三重工場はですね、中小・小型、車載、車に載っている車載ですね、車載パネル、あるいはゲームのパネル、そういうので非常に好況になっていますから、それが操業がよくなっていく、あるいは操業が安定していく、そういう一助になればというふうに期待をしているところであります。一方で、シャープは過去、パソコン事業をやめた経験がありますので、今回、鴻海(ホンハイ)が経営参画したことによって、経営が改善してきている中で、新たなチャンス、新たなステージということで、基本は歓迎してますけど、過去そういうパソコン事業を辞めるということとなった歴史があるので、そういうことにならないように、しっかりとした、先を見通しした経営をやってほしいなあという、基本は歓迎のスタンスですけど、そこはこれからもいろいろ注視していかなければならないポイントかなあと思います。
 
○日本橋の首都高撤去
(質)2点お尋ねしたいと思います。東京の日本橋の上を通ってます首都高の撤去の動きが一気に加速したというか、地下を通ったルートが示されたもので、動き出しそうなんですが、実は松阪市の皆さんが、松阪商人と日本橋の方々との交流ということで、その撤去の署名活動に協力した、4,000人から5,000人の方が署名を送られたものですから、知事も東京のほう長かったということで、何か景観のこととかですね、思いがございましたら1つコメントいただければと思います。
(答)非常にそういう、地域の皆さん、日本橋と交流のある松阪の皆さんの思いが伝わってそういう動きが出てきているということは、大変良いと思いますし、そういう皆さんのご努力に敬意を表したいと思います。あれ本物の日本橋の上に高速が架かって、高速に日本橋って書いてあるんで、子どもたちとかはあれが日本橋だと思ってる子もいたりするらしいんですよね。なので、そういうこの本当の事実が、また日本橋というものがそういうことでさらに注目を浴びて、三重県との繋がりみたいなのもプレイアップされていく機会になればありがたいなというふうに思います。一方で、そんな簡単な工事でもないと思いますから、その地域、うちも三重テラスありますけれども、あの地域最近活況を呈してますので、そういう所の経済の停滞に繋がらないような施工とかですね、そういうことは配慮してほしいとは思います。
 
○次期県知事選挙
(質)もう一点すいません、あえての質問で。県知事選挙なんですけども、いかがでございますでしょうか。
(答)4日の知事提案説明においてご説明させていただきましたように、任期最後1年となりましたけれども、今はとにかく1つ1つ成果にこだわってやっていく年であろうというように思ってますので、まずはそのことにしっかり専念していくということだと思います。
 
○インターハイ50日前
(質)確か今日がインターハイ50日前ですね。あらためて50日前という節目において知事のお考えなり思いなりを。
(答)いよいよ平成最後のインターハイ50日前ということであります。今、高校生委員会の皆さんとか、あるいは競技をする会場の皆さんとか、あるいは少し、まだオープンにはいろいろできませんけれども、警備の関係とかそういういろんなことで多くの皆さんが今準備にかかってくれています。安全、それから大成功のインターハイにしていきたいと思いますし、その後、東京オリパラ、それから三重とこわか国体、とこわか大会に繋がりますので、そこにしっかり繋げていける、そういうインターハイになるようにしたいと思います。一方で、50日前ですけど、まだ少し県民の皆さんの中で、インターハイがあるよとか、あるいはインターハイ近づいてきたねっていう、そういう盛り上がりという点でまだ課題があると思いますから、これから盛り上がりを加速していくようなふうにしていきたいと思います。この前の経験からいっても、サミットとか菓子博とかでも50日前だとまだあまり盛り上がってませんねみたいなとか、けっこうありましたけど、県民の皆さんにしっかりご理解いただいて、あとは前回の2月定例月会議やったかな、それかその前の11月定例月会議やったか忘れましたけど、一般質問でインターハイで来ていただいた方に三重県内を周遊してもらうような取組をすべきではないかということにおいて、高校生が推薦する観光ルートなどを情報発信したいということを観光局長答弁させていただいたんですが、つい最近だと思うんですけど、観光みえのホームページにおいて高校生が推奨する観光スポットみたいなのも少し載せたりしておりますので、今ちょうど宿舎とかルートとかを各高校が決め、全国の高校が決めつつある、予選が終わって決めつつある、そういうタイミングですので、こういうことも参考にしてもらえたらなというふうに思います。
 
(質)今後、日が迫ってくるにつれて、PRイベントであるとかアピールする催しであるとかそういうご予定は、もしあれば。
(答)それぞれ、すいません今ちょっと手元に無いのであれですけど、準備してると思いますので。1カ月前とかもそうだと思いますんで。
 
(質)インターハイに関してなんですけど、皇太子殿下が総合開会式にいらっしゃるという話を聞いたんですけども、今現状でまだスケジュール感っていうのはあまり固まってないのかということと、あと三重県において公の場でそういう皇太子殿下がお話しされるっていうのは、多分元号が変わる前では最後かもしれないんで、それに関して何か感じていらっしゃることあれば。
(答)過去の、あるいは前回の南東北もそうですけど、皇太子殿下がインターハイにおみえになっていただいているということですので、我々としては、現在のステータスは、我々からお越しいただきたいというお願いをしている状況です。まだ宮内庁において正式決定ということには至っていません。おそらく過去の例でみれば、3週間前かぐらいの頃に、正式決定すればですね、ご発表があるんじゃないかと思いますけれども、現時点においてはまだ決まっていません。我々からお願いをさせていただいているということになります。正式決定、仮にしていただいた場合においてはですね、私は平成25年の5月にみどりの愛護のつどいというので、2泊3日で皇太子殿下が来ていただき、一緒に馬越峠を歩かせていただきました。その後、平成26年7月に雅子様と愛子様と共に遷宮後の神宮にお越しいただきました。その時もずっとご一緒させていただいて、皇太子殿下の乗られる車の後ろの車で随員をさせていただいてきましたけれども、やはり沿道で多くの皆さんが手を振っていただいて、歓迎をしている姿をこれまでも何度も見ていますので、できる限りご負担にならない範囲でっていうのは当然ですけれども、多く皆さん、多くの県民の皆さんの目に触れるようなご視察というか行啓の対応をしていただくことを心から念願しています。もしそういうのが確定すれば、いずれにしてもしっかり安全にやっていかないといけないですし、ちょうど平成5年6月9日に結婚の儀を皇太子殿下と雅子妃殿下がなされ、今年は銀婚式にあたる年でありますので、そういうお祝いムードもできれば、もし決定すればですね、いいなと思います。
 
 
                             了

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