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知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成31年4月9日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・なし

 質疑項目

・3期目初登庁
・6月補正予算
・改元及び両陛下行幸啓
・初登庁での職員へのあいさつ
・職員の働き方改革
・みえ県民力ビジョン
・今後の三重県政とスローガン
・県内の障がい者雇用率
・消費税増税
・市町との連携
・三重県の広報体制
・コンプライアンスの徹底
・公文書管理条例
・三重県議会議員選挙の結果
 

発表項目

(知事)ありません。発表事項はありませんけれども、あらためてこの3期目ということになりましたので、県政記者クラブ、そして第二県政記者クラブの皆さんにはこれから4年間、皆さんの方で人事異動があるかもしれませんけれども、この定例記者会見など、お付き合いのほど、よろしくお願いしたいと思います。発表事項やコメントはありません。以上です。
 
質疑
〇3期目初登庁
(質)ありがとうございます。幹事社の毎日から質問させていただきます。今日初登庁終えてて、あまり現職の方なので変化はなかったかもしれませんけれども、今のお気持ちいかがでしょうか。
(答)現職で3期目でありますけれども、温かく迎えてくれた職員、玄関とこもそうですし、3階、エレベータ僕はあまり普段使わないんですけれども、エレベータ降りて3階で来てくれたメンバーとか、秘書課のメンバーもそうですけれども、多くの職員のメンバーが温かく迎えてくれたことに嬉しく思いましたし、今3期目ではありますけれども、そういう様子をみてね、あらためて気を引き締めて、この県庁のメンバーと共に、しっかり県民の皆さんからの信頼回復と県民の皆さんの思いの実現や、不安の払しょくのためにしっかり頑張らなければならないなと、あらためて気を引き締めているところであります。
 さっき、あの時言えばよかったんですけれども、椅子が壊れてったんですけど、今日僕が戻って来るに合わせて直してもらってたみたいで、良かったなと、そんぐらいですかね。
 
(質)ありがとうございます。質問のある方どうぞ。
 
〇6月補正予算
(質)よろしいでしょうか。幹事社のNHKですが、先ほど職員の前でもお話されていたと思うんですけれども、3期目がそろそろ始まるということで、どういう、施政方針ではないんですけれども、6月補正も前は骨格的予算にとどめてました6月補正どういう方針で臨まれるのか、重点的な部分ちょっと教えてください。
(答)今日、職員に話したことと重複することありますが、今日登庁して最初に当たって、1つは県民の皆さんから高い得票率をいただいたこと、県民の皆さんの負託に期待や叱咤激励を含めてしっかり応えていくために、県庁の組織のあり方、仕事のあり方についてお話をさせていただきました。そこにおいては挑戦をたたえるそういう組織、それから不適切なこととかを再発させない組織、いずれもそういう学習する組織の中で深化をしていく県庁でありたいというふうに思っています。そういうことを通じて県民の皆さんからの信頼回復していく、そして私が3期目を迎え、そして年度が変わり令和という新しい時代が来る、こういうチャンスですので、今までの仕事の仕方などをしっかり見直したり、ギアチェンジしていくチャンスだということを申し上げさせていただきました。大きく2つ目は今年度のことを話した中で、1つは補正予算、これについては単純に当初予算の先送った物を付けるという作業ではない。選挙を通じて私が訴えたことや、選挙中にお聞きしたことなどをしっかり実現していく補正予算にしたいということ、それから今年はたくさんの計画を改訂する年度ですので、たくさんいろんな議論が活発になる、そういう年でありたいとそういうことを申し上げましたし、またコンプライアンスのことはさっきと重複するので言いませんが、あとは防災と全部局がということと、あとは国体の準備を加速しようと。最後に、部局横断で自分たちの目の前のことだけでなく、部局横断でしっかりやってほしいということや、県民に寄り添うそういう気持ちを大事にしてほしいということと、初心や原点や感謝というのを忘れないでほしい、そういうことを申し上げました。この3期目のスタートに当たっても、県庁職員のメンバーに申し上げた通り、私自身も今そういう気持ちでいます。いずれにしましても、大変多くの県民の皆さんから負託をしていただきましたので、それに応えていけるように全力投球で頑張っていきたいと思います。
 
(質)選挙中に聞いたことを反映した予算にしたいということですけれども、主にどういうところが何か聞いて。
(答)少しまだ精査というか、優先順位というかスピード感とか時期的なものとかもまだ精査しているので、個別具体的な話はまた今日はちょっと控えたいと思いますが、自分の中でもいくつかありますので、これから考えていきたいと思います。
 
(質)今の補正の話なんですけれども、とはいえ政策的経費にそれ程余裕がある状況にはないと思うんですけれども、そのあたりの工夫であるとか実際どの程度の規模のことが可能だというのがありましたら。
(答)ですので、先ほど申しましたとおり、優先順位やこのスピード感、時期的なものとかそういうのを考えていかなければならないと思ってますので、だから具体的に今これぐらいの規模ですねえとか、これをやりますよというのは僕の希望だけを言うとそれは絵空事になってしまうかもしれないので、少し自分なりにはこれくらいかなというのはありますけれども、少し今日はちょっと控えたいと思います。いずれしっかり説明をさせていただきたいと思います。でも貴方おっしゃるとおり、そんなに余裕があるわけではないので、優先順位とか、あとは県だけでやらなくても市町と連携したりすることで、そんなに多くの予算を伴わなくてもできることとかないかとか、そういう方法も含めて議論したいと思っていますので、そんな感じです。
 
〇改元及び両陛下行幸啓
(質)ちょっと別の話なんですけれども、先ほども伊勢神宮の観光客が増えてて、令和という三重が注目されるようにしたいというお話だったんですが、具体的にこの改元という機会を伊勢神宮を含めてどうPRしていくというような具体策などがあれば教えてください。
(答)まず改元ということにおいては、今年の頭からかな、去年、今年の頭ぐらいから平成最後のお伊勢参りと、新元号最初のお伊勢参りというようなことで、具体的に旅行関係業者の皆さんと旅行商品を作ってそれをPRをさせていただいたりしておりますので、それは引き続きやっていきたいと思っています。実際、1月、2月、3月の伊勢神宮参拝客数もちょっと正確な数字忘れたんで、数十万人増えているという状況でありますので、そういうのを継続していきたい。特に観光面ですけども、あとはこの4月にも、一週間そこそこですけれども、天皇皇后両陛下もおみえになりますので、実際元号も変わっていきますから、その都度その都度しっかりPRをしていきたいと思います。基本的には今言った旅行業者の皆さんとの旅行商品などが中心になってくると思いますけれどもね。
 
(質)その関連でご成婚60年ということで来週にはお二人最後の地方訪問ということで おみえになりますが、それに向けてどういう気持ちで臨まれるか、知事としてそこを。緊急の情勢もそうですし、警備の強化安全を確保することも含めてお願いします。
(答)明日4月10日に天皇皇后両陛下がご成婚60年をお迎えになられますので、一国民としましてもこの60年の佳節をお迎えになられたこと、心よりお喜びを申し上げたいというふうに思います。両陛下、その大変ご多忙な中、ご家族を大切にされ協力して子育てをされたりしながらですね、そういう様子を拝見しますと本当に心温まる思いがします。この前もお二人で、お忍びといっても全然お忍びではないのになあと思いながらも、お花見もされてたりしたようでありますので、そういうこう仲睦まじい様子を拝見させていただくと、私たちもこう安らかな気持ちというか、穏やかな気持ちになるなあということでありますので、そういうこの良き佳節、良き佳節やとこれ何か頭痛が痛いみたいになるな。この佳節におみえになられますので、しっかりまずは安全対策。そして、県民の皆さんに、天気などにもよりますけれども、沿道などで天皇皇后両陛下としての最後の地方訪問をお祝いをする。天皇皇后両陛下への感謝の気持ちを込めてのお祝いをする、そういうことに県民の皆さんにもご協力を賜れればなあというふうに思っています。私、天皇皇后両陛下や皇太子殿下がおみえになられた時に、行く車列の何台か後ろをいつも通るんですけれども、天皇皇后両陛下をご覧になられた県民の皆さんのその後の笑顔を見るにつけ、本当に大変な県民の皆さんに、安心感や喜びを与えていただいているので、そういうことが一人でも多くの県民の皆さんにそういう機会が訪れたらいいなあというふうに思っています。いずれにしても、県警本部や中部管区警察で、しっかり万全を喫してもらうと思いますが、まあ安全にということであろうというふうに思います。
 
〇初登庁での職員へのあいさつ
(質)先ほどの職員向けの訓示の中で、知事、イギリスの哲学者の方の話を。
(答)ブライアン・マギー。

(質)指摘してくれることは友情より尊いということでしたけれども、今回圧倒的得票率だったこととか、当選期数を重ねられることで、知事に対して指摘する方が少なくなることが予想されるんじゃないかと思うんですけれども、知事はこのあたりについてどのようにお考えでしょうか。
(答)もうおっしゃるとおりですね。それはいくつかの報道の方へのインタビューのなどでもお話させていただきましたけれども、2期8年やってるだけでも、やっぱりこの情報の、何ていうか厳しい情報や、良くない情報などについて自分はもう少し聞きたい、あるいは集まってきてもいいのになあと思うのにそれでない状況とかやっぱりあるなと、自分の反省も込めて思うので、それは特にこの3期目においても心してそういう私に対する、職員もそうですし、外部の方も県民の皆さんも含めて、諫言(かんげん)であるとかそういうことを大切にしなければならないなあと思っているところです。なので今日は職員向けにも申し上げましたけれども、私自身にもそういう思いでやらなきゃいけないなあと。このスタートに当たりそう思っています。そう思いますね。何ちゅうんすか、例えば、あの職員は2年や3年で異動していったりして、過去の経緯とかあんまりよく分からなかったりして、その過去の経緯の話なんかを紀伊半島大水害の時こうこうこうでこうだったよねとか、あの平成24年の四日市と桑名の児童虐待で死亡した時に、こういう議論をしてこういうふうにしたよねとかいうこと僕が申し上げたら、みんなその時の経緯を知らないから、あ、そうっすねっていうふうな感じになってしまってそれで議論が進まないというふうなことがあったらいけないと思っているので、自分自身しっかり心していきたいと思います。
 
(質)それを例えば解消するために、知事として心掛けれることとかがあれば教えていただきたいです。
(答)まず今日、あいさつする前に、両副知事と統括監と戦略企画部長と総務部長と打ち合わせをした時に、特にこの1カ月2カ月ぐらいはそこ議論をかき混ぜるような感じというか、僕が2期8年、最初就任した時にこういうふうにしたいと言ってこうやってきたから2期8年やったけど、あのう実はこれは目的達成したからもういいんじゃないですかとか、あるいはもっとこういう方法の方がいいんじゃないんですかとか、そう何かこう議論をかき混ぜることを意識してやってほしいということをそのメンバーには言いましたんで、そういうのが具体化していくように直接僕と議論をする時とか、あとはちょっとまあまだ自分の中でこういうふうにしたいと思っているのがあるんですけれども、まだ職員とかに言うていないんであれなんですけれども、少し対話の機会を職員などと増やす、そういうちょっと仕組みを考えたりしたいと思ってますので、そういうとこを通じて耳を傾け、それは鵜呑みにするのではなくて、しっかり議論を戦わせるということだと思います。結果、県民の皆さんのために最善の答えが出るようにということだと思います。
 
〇職員の働き方改革
(質)職員の働き方のことで伺いたいんですけれども、政策集の中ではスマート自治体を目指すというお考えと、あとは職員の部活動を奨励したいということを書かれていましたけれども、今後、組織のトップがもう1回新たに更新されたということで、今後どういうふうに職員には働いてほしいのかということと、どんなことをこれからその職員には目指してほしいかということを伺えますでしょうか。
(答)職員の皆さんの仕事の仕方ということについては、何点か申し上げます。1つは今、ワーク・ライフ・マネジメントっていうのを進めていますので、ワークとライフそれぞれを高度に両立しながらマネジメントしながら進めてほしい、ワークもライフも充実してほしい、そういうために休暇などもそうですけれども、しっかり取ってほしい。働き方をよく考えてほしいということ。それからもう1つは現場感とかスピード感とか正確性、こういう物を両立させるっていう、3つ言いましたけど、それらが全て成り立つようなそういうようなことを大事にしてほしいと思っています。実は経営方針っていうのを毎年度出しているんですけども、それの一番後ろに5つの心得って書いてるんですが、今までほどんど直したことなかったんですけども、今回スピード感っていうところの後ろに正確性っていうのを付けましたので、これは不適切事務などを念頭においてますけども、そういうところですかね、を新入社員のみんなにクレドカードっていうのを配った時にも僕はあいさつでそういう話をしまして、研修の時にですね、ですのでこういう現場感、スピード感、それから正確性、そういうのをしっかり大切にしてほしいということです。あとは先ほどのとちょっと重複しますけれども、学習する組織として挑戦をしていったり、あるいは不適切なことを失敗から学んで再発させない。だから挑戦してうまくいかなかったことから学んでより良い物を生み出す。それから不適切なことがあったら、そういう失敗から学んで、そもそもそれが無いほうがいいんですけど、再発させないっていうそういう学習する組織に、そういう働き方をしてほしいというふうに思います。一方で今、貴方が言ってもらったスマート自治体のことについては、早速ちょっとスケジュールが僕ちょっとあんまり詳しく分からないんであれなんですけど、さっそくいろんな議論をしていきたいと思います。そういうのはきっと6月補正とかに関係してくるんではないかというふうに思いますし、今三重県にある、県庁内にある本部のあり方とか、できれば部局横断的なプロジェクトチームみたいなのを作ってスマート自治体、県庁の業務効率、働き方、そういうことについての検討を進めたいと思ってます。AIやRPAを既に入れ始めている都道府県もありますし、市町村では県内でも桑名、いなべなど進めようとしておりますので、県庁においてもそういう取組をしたいと思います。

(質)職員のその部活動奨励っていう部分は、あれは政策集ではわざわざそれを入れられてるのでそこはどういう意図が?
(答)それはちょっとどういう振り方をするかは考えないといけないですけども、うちはジュニアボードとか政策創造員とかそういういろんな仕組みもありますので、そういう既存の物を活用するのか、活用してどういう仕組みにするのか考えたいと思いますけど、スマート自治体のところよりはちょっとスピード感というか優先順位はそんなに高くないので、まずはスマート自治体のところをしっかりやりたいと思います。部活動のところはやっぱりさっき部局横断の話もしましたけれども、三重県をPRしたり観光振興とかそういうところのことについては、どんどん積極的にやってもらえるような仕組みを考えたいと思いますけどね。まあそれが何か変に長時間労働に繋がらないようにはしなければなりませんので、ちょっと仕組みはよく考える必要があると思いますけど。

(質)訓示で出た学習する組織という関係ですけど、不祥事が出てそのたびに再発防止策は出してますよね。それでも要はそこを学びきれてないからまた不祥事が起こると。そういうところで学ぶ、学習する組織でなければならないというようなやっぱり意味が含まれとるんですか。
(答)それも含まれてますね。やっぱりだから自分自身もそうですし、職員のメンバーにもやっぱり相次いで不適切事務や不祥事があることについてもっと深く考えたり、もっと深く取組、この年度末にコンプライアンスの取組まとめましたけれども、それはしっかりやっていく時に、何ていうんですかね、文字面を追ってやらされ感でやってるだけでは多分また同じことが起きるので、その学習する組織に込めた思いは、考え方自身は今貴方が言ってくれたとおりだし、それを今まで以上にもっともっと深く考え自分の物にしてほしいという意味を込めて、まとめた対策だけでは不十分じゃないかという方おっしゃるかもしれませんけども、むしろ対策もあそこに書いてあること本当に深く考えて深く自分の物にしてやっていくということ、具体的な行動が大事だと思いますのでそういう意味も込めて言っているいう感じですね。
 
○みえ県民力ビジョン
(質)県民力ビジョンですけど、次の計画は第3次という形になるのか、それかもう県民力ビジョンという名前も含めて名称を変更する予定もあるのかどうでしょう。
(答)これから、それこそ今福永部長いますけど、戦略企画部長とこれから議論していきますけれども、基本的には県民力ビジョンのほうはあんまり大きく変えずに、行動計画をちょっと今までよりももうちょっと簡素化したりとか、より何というんですかね、職員も当事者意識を持ち、あと分かりやすく県民の皆さんにとっても分かりやすい、そういうことを含めた行動計画作りをしたいなあというふうには思ってます。三重県庁は良い意味でも、悪い意味とは言わへんな、そういうこう数値目標を持ってPDCAを回すという政策サイクルが一定この20年ぐらいかけて根付かせてきているので、それを全く放棄したりどうこうというよりは、それを生かしながらより効果が上がり県民の皆さんに分かりやすく、職員が当事者意識を持てる、そういう計画になるように議論したいと思います。ドラスティックに変えるには議会、議決事項ですので、議会とも議論しないといけませんから、我々としては今、今想定しているのはそんな感じ。僕が思っているのはそんな感じです。むしろ部局のメンバーはよろしいやんとか、県民力ビジョンも変えましょにって言ってくるかもしれまんけどね。
 
(質)第3次っていう、第3次っていう名称は?
(答)それは分かんないな。そこは第3次っていうかもしんないし、その行動計画が連続してるとは思えないような行動計画だったら、その県民力ビジョンとは整合してるんだけども、前の行動計画と連続性があるかどうか、まあでも連続性も重要なんで、その辺は3次というかどうかは、ちょっと名前はこれから考えたいと思います。中身はよく議論したいと思います。なので先ほども言いましたように、今まで1回2回がこうだったからこうですねっていう議論にはしたくないとは思います。
 
○今後の三重県政とスローガン
(質)ちょっと内に向けた話が多かったのでちょっと外に向かった話を聞きたいんですけども、例えばリニアの問題ですとか、これ今後4年間の間に何かしら具体的なというようなことになるかなっていうのに思うんですけど、そういうこう外側に向けてはどういう年度にしたいのかというところが1つと、もう1つが選挙、共生新時代っていうスローガンで闘ってきましたけれども、この4年の三重県政をどういうふうなスローガンに向けたとかありましたら教えていただきたいなと思います。
(答)まず前段のところにつきましては、外向きにはっていうことは政策の重要なポイントっていうことについてでいけば、まさに経済と安心を両立させるということだと思います。経済については良い流れ、マクロ指標においての良い流れを中小企業、小規模企業、個人事業主の方々にも実感をしてもらったり、きめ細かな支援をすることで三重県経済の厚みを増していく。そういう経済っていう部分と、防災、医療、介護あるいは児童虐待対策、そういうことにおいてなどの安心っていう物を両立させていくということであります。先ほどのリニアなんかもこの4年間、普通にいけば2027年がしっかり開通するっていう前提ですけれども、2027年に名古屋に開通するとすれば、その4年前の2023年に環境アセスをやるとJR東海が言っているので、そうするとそれまでに駅位置とルートが大体決まりますから、それは次の4年間の間に決まるということになりますので、そこに向けて機運の醸成、議論を精査することをやっていかなければならないと思ってます。これは本当に三重県の未来が変わる一大事業だと思ってますので、今東海3県2市、浜松はあれですけど、愛知県と岐阜と名古屋とうちでリニアの課長級の会議を持ってますので、そこで名古屋から東の所の課題とかをよく聞いてますから、用地取得であるとか残土の問題とかでもそうですけど、そういうのをいち早くキャッチして次に繋げていくというようなこともしてきたいというふうに思ってます。ですのでこの4年間の三重県政のスローガンね、スローガン、スローガンというスローガンは、まああのスローガンねえ、そういう意味では時代の節目ですので、令和っていう時代の節目ですから、そういうこの新しい時代の未来をしっかり作っていくという、そういう県政にしていきたいと思いますけどね。スローガンなあ、そんな感じですかね。あんまり今のちょっとテレビ的にはいまいちかな。もうちょっと面白いほうが良かったね。
 
(質)しっかり考えてもらったんで大丈夫です。
(答)そうですか。
 
〇県内の障がい者雇用率
(質)今日の話になっちゃうんですけれども、県内の障がい者雇用率が発表になって、知事力入れてこられたところで、全国19位ですかね、比較的高い数字が今回出ましたけれども受けとめを。
(答)まずは、障がい者雇用について、県行政において昨年算定誤りが発覚したということ、これを改めてお詫びと、そして重く受け止めて二度とそういうことがないようにしなければならないと思ってます。それは、今回発表になった民間企業の皆さんにも示しがつきませんので、そういうふうに思っています。その上で、今回の数字については、2.20ということで、全体の平均としても新しくなった法定雇用率を達成しているということであります。それから、法定雇用率の達成企業の割合は全国9位ということで、これは率は若干落ちているので、これ実は、法定雇用率が高まったことと、45.5人以上のという企業の範囲が広がったので、広がった範囲のところでの企業で達成できていないところが多いので、率としては下がりましたが、順位としては上がっているというようなことで、まずはそういう形で一定の成果を出していただいた民間の県内の事業所の皆さんに感謝申し上げたいというふうに思います。一方で、よく中身を見てみると、地域間あるいは業種間における差などがまだまだありますし、働きたいのにと思っていらっしゃる障がい者の方々もたくさんおみえですし、障がい種別間、身体、知的、精神、それによってもまだまだ差がありますので、そういうところをしっかり改善していきたいと思っています。それから、労働局長とのペーパー、プランにも書いてありますけれども、定着ということを大事にしたいと思います。一回働いてすぐ辞めてしまうではもったいないので定着、それは企業や事業所内におけるご協力や文化みたいなのも必要ですので、そういうところにもしっかり力を入れていきたいと思います。いずれにしても、事業所の皆さんにも感謝を申し上げ、また引き続き、障がい者の雇用が進むような。まあ、国の障害者雇用促進法もですね、本当に今のようなあり方だけで良いのか、というのはやっぱり思います。障害者手帳をお持ちの方だけがこういう障がい者雇用として算定されてというようなことですし、もっと幅広い働き方、もっと幅広い考え方、多様な人たちが働ける状況をつくる、そういうこと大事だと思いますので、政策集にも書いてあるんですけれども、そもそもの障がい者の方々の働き方、それのあり方みたいなのは、我々も議論をし、国に対しても場合によってはしっかり働きかけていくことが、大事かなというふうに思っています。今のまんまで本当に良いのかという、さっき言ったように手帳持っている人だけが算定されてみたいな。企業の方々の思いとか状況もあるし、そういう議論は、是非庁内でも、あるいは国に対してもしていきたいと思います。
 
(質)手帳というのは、精神障がいの方をイメージしていらっしゃるとことですか。手帳が、精神障がいの方って比較的いわゆる手帳という判別をしてないケースがあると伺っています。そういうイメージの話ですか。
(答)そうですね。あと身体などでも、何というかな、その重さによって扱いが変わっていたりとか、そういうのもあると思いますので。あとは、働き方も、事業所に行って働いてないと雇用に計算されないっていうので本当にいいのか、例えばテレワーク的なこともあるだろうし、いろんな働き方があると思うんですよね。そういうことも含めて、少し議論していったほうがいいんじゃないかと思いますね。
 
○消費税増税
(質)それと全然別の話になるんですけど、今期のわりとすぐに重要な話に消費税増税は県内経済にとってかなりマイナス要因になる可能性があるかとは思うんですけれども、その辺りは再選されて改めてここにどうやって向き合っていかれるのか。
(答)まずは、その消費税増税による影響をなるべく少なくし、少なくしたうえで、さらに回復を早くするというその2つが大事だと思いますので、まず1つは国の対策などをしっかり活用できるように経済団体の皆さんと連携をしていきたいと思います。制度が複雑であるということも、それは間違いないと思いますので。あとはまあ、もちろん消費税のこともありますけれども、全体的な経済の基盤ていうことが、やっぱり底支えされていることが、その消費税への対応ということにおいても大事ですので、先ほどとも若干重複しますが中小企業、小規模企業、個人事業主、あるいは商店を営んでいる方々の人手不足や後継者不足、あるいはIT活用などによる生産性向上、そういうような形で基盤をしかっり支えていくということの両方を、さっきの施策の活用と基盤をしっかりということの両方をちゃんとやっていきたいと思います。まず、それにおいては僕や県庁職員が空想しているだけでは意味がないので、現場の皆さんや経済団体の皆さんともよくお話を伺いながら対策を取っていきたいというふうに思います。
 
○市町との連携
(質)市町との連携の話を先ほども言われていまして、気持ちとして持ってもらうことは大事だと思うんですけど、なかなか例えば我々が取材しても、それは県の担当じゃありませんというふうに職員の方が言われてしまうことも少なくないんですけども、何か仕組みとか、そういう心がけを担保するようなものがあると、よりいいのかなと思うんですけど、その辺りはいかがでしょう。
(答)その仕組みについても、ちょっと考えていきたいなと思っていますけれども、さっきの、何て言うかな、権限とか仕事の割り振りだけじゃなくて、市町と共に行政のあり方みたいなんをよく考えていくということが大事で、例えばああいう先ほど議論があったようなスマート自治体的なことなんかも、仕事のやり方とかそういうのの議論にもなってくると思うので、基本的には何ていうか、市町の取組や市町の皆さんがやろうとしていること、やるべきこと、やりたいと思っておられることをしっかり尊重するというスタンスではありますけれども。あの、仕組みとしては少しこれから、さっきのスマート自治体とかもそうですけど、いろんなことをきっかけに、あと、分野ごとにもちょっと違うと思いますので。あとは何ていうか、さっき貴方おっしゃったように「これ、県の仕事じゃないんですよね」みたいな、そういう「県の仕事じゃないんですよね」って言う、実際県の仕事じゃなかったとしても市町の状況をよく寄り添って把握をするとか、やれることはいろいろあると思うんですよね。そういうことは、あとは僕がさっきのコンプライアンスとの関係でもそうですけれど、しっかり僕、両副知事、危機管理統括監、そして部長のみんななどが職員と対話する中で、そういう意識をより持ってもらうというのが大事かなと思いますね。そういうふうに進めていきたいと。もちろん個人的な、属人的なことじゃなくて、仕組みとしてどう担保するかも大事だと思います。
 
(質)他に質問のある方いらっしゃいますか。無ければ第二さんお願いします。
 
○初登庁での職員へのあいさつ
(質)その職員訓示でおっしゃったブライアン・マギーの件ですけれども、これは結構本気なんですか。
(答)はい。本気なんですかっていうか、本気じゃなかったら言わないですよ。

(質)あえてそれに乗っかって言いますけども、1つはその当選された時に、先に我々よりも某テレビ局で会見されているじゃないですか。
(答)その番組に出演したりということですか。共同記者会見の後ですよね。

(質)あれは共同記者会見の後なんですか。
(答)そうですよ。あの壇上で三重テレビの記者さんが、代表で質問してくれましたよね。その後に出てますよ。

(質)先に当確決まって、開票率ゼロパーセントの時に出られたわけじゃない?
(答)いや、違いますね。それは事実関係間違っていると思います。
 
○三重県の広報体制
(質)だとすれば、あとその番組の中で県民の方が声を拾われていて、Cバスを多分おっしゃっていると思うんですけど、そういうどっちかというとさっきおっしゃったような、県と市町が本来違う、要は広域行政か基礎自治体かっていう違いを分かってられない方が結構いるじゃないですか。それは議員選もそうなんだけど、首長と議員は違うんだけど議員に何か首長への要望みたいなものをされると、基本的にこれは全部その県の広報等のあり方というのが、やっぱりそこのところを十分伝えてないからじゃないですか。
(答)まあ、それだけではないとは思いますけど、そういうのも一因かもしれませんね。

(質)だから県のあり方というのは、職員とか市町村職員はある程度分かっているけど、県民まではなかなか分からないじゃないですか。知事自身がどっちがどれだって区分できないとおっしゃるように県民の感覚はそうですよね。となると、そこのところのちゃんと区分けというのが広報体制において県政だより含めて十分でない部分があるんじゃないですか。
(答)なので、貴方がおっしゃることは、ごもっともだと思うし、でもその県が広報しないことだけが理由とは思いませんけども、それも一因ではないかと思います。 

(質)広報体制等はこの3期はどういう形で、何か変えていくんですか。
(答)広報体制ですか。広報体制というのは何を指すのかちょっとあれですけど。

(質)例えば県政だよりの今のあり方であるとか、あるいは人も入れ替えているんでそこのところを、どういうことをもって、期待して、今回の人事を引いたとか。
(答)広報体制ですね。今回、そうですね、これまでと、例えば今回チャンネルを変えて、データ放送を変えてやったりするところもありますけれども、体制というよりは、今回というかこれまでも思ってましたけど、今のそれこそ貴方がおっしゃることにも通じますけど、コンテンツ、中身がどうかということだと思うんですよね。なので体制で何か大きく変更するということは、あんまりないと思いますけども、あと今年度広報広聴アクションプランも議論する年であったと思いますので、今年度、先ほど言いましたように議論をよくして手法、体制なども議論したいと思いますけどね。

(質)変わる可能性があるということ。
(答)来年度、だから令和2年度というかな、令和2年度において変わる可能性はもちろんあると思いますね。
 
○コンプライアンスの徹底
(質)知事は、選挙戦も政策集もそうですけど、一番最後にコンプライアンスと財政の健全化というのを項目挙げられて、新入職員のあいさつもコンプライアンスを挙げられました。今日もちょっと言われました。それからいくと、この再発防止に向けてのプランは出ているけども、これ最初日沖さんに聞いてたのとちょっとスケジュールずれてるんですけど、3月議会ぐらいでやるっていうやつが、これで見るとだいたい6月からやってくっていう形になってるじゃないですか。
(答)議会。

(質)議会。これに方針に基づいてコンプライアンスをやったものを実績を示していって、そこで議会と議論していくと。有識者懇話会も使いますけど。そういうスケジュールからいって去年無くした職員研修センターていうのが、やっぱりあれがある程度影響している感じはないですか。係にしてますやん、今。
(答)班ね。

(質)班ですか。
(答)職員研修センターを無くしたことが、不祥事や不適切事務の増加に繋がっているのではないかということですか。

(質)そういうことです。
(答)それは直接的な因果関係を証明したり、そうですねとか違いますねとか、いずれ言うのも難しいですね。それは職員研修センターがあるから不祥事がこうっていう、そういうファクトを、こういう研修を受けてない人が何かこういう不祥事があったという調べ方をしていないので、「そうですね」とも「違いますね」とも言い難いと思いますけども、今の質問はそのセンターのことでいいですか。

(質)だからどっちにしてもコンプライアンスやっても、そこで研修の充実とかいうのも謳(うた)ってます。だとすれば本来そこの重要機関であった研修センターっていう組織が係という形で、人事課の中へ入れてしまったと。これが若干そこのいろんなことの齟齬(そご)を起こしてるんじゃないかというふうなことは、まだ早急ですか。結論は早すぎる。
(答)ちょっと因果関係とかその何ていうか、そもそも職員研修センターを廃止したことにより研修の何か中身や質に劣後、劣化があって、あるいはその受ける人が少なくなったりして、それによりその人が、劣後した研修を受けた人、あるいは研修を受けてない人が不祥事や不適切事務を行ったということの因果関係を見ないとちょっと分かりませんので、何とも言えませんが班であったとしても今貴方がおっしゃったようなそういうご指摘とかを受けないようにしっかり中身を充実を図っていくことが大事だと思いますけどね。

(質)議論の末だろうけれど、例えば職員研修センターのようなものっていうのを、やっぱり要るよねということで、揺り戻す場合もある。
(答)それはあるんじゃないですか、そういうのは組織論というか、僕らはコンプライアンス懇話会の有識者の方々も、数年かからないと組織文化というのは変えれないと思うと、強くおっしゃっていただいていましたので、それは揺り戻しというか、朝令暮改じゃねえかといわれるかもしれませんが、そういうより良き方向に進むための、全く同じ形で復元かどうかは別としても、そういう余地は全然ゼロではないと思いますけれどね。そういう組織的対応がより良い方向に向かうというのであれば、それはぜひともやるべきだと思いますね。

(質)知事は職員訓示でおっしゃっていた組織と見直しっておっしゃっていましたけれど、その具体的な方法の中に、今言ったようなことも入っているんですか。
(答)今、僕がこうしろということというよりは、そういうことも議論は全く排除はしていないですけどね。あの、やっぱり何ていうかな、人から言われたことだけをやるんじゃなくて、やっぱり自分の中ですとんと腹に落としてもらわないと人間て変われないと思いますし、その一方で、コンプライアンスミーティングとかやってきましたけれども、それも、本当にそういう腹に落ちるようなことになってたのかということもありますから、全ての取組を何か僕が全部押し付けるというよりは、議論の中で最善の方法が出てくれば、今それを取りまとめましたけれども、それが全てでないし、そこにあることでも正しくないこともあるだろうし、それは、日々、都度都度改善して、とにかくより良き方向にもっていくということだと思います。
 
○公文書管理条例
(質)3期目スタートの会見だから、一般的なこと聞いときますけど、公文書管理条例を作ろうとされているじゃないですか。知事の目安としては、大体いつくらいまでに、議会へ提案されるんですか。
(答)あれはだから、年度内やったかな。年度内に最終的に議決をいただこうと、年内だったかな、思っていますので普通に考えて、6月とかには骨子みたいなんとか、素案みたいなんとかお示ししたり、9月とかには中間案みないなのお示ししたり、12月最終案だかお示ししていく、そんな感じの、6月、9月、12月は何らかしっかりお示ししていくスケジュールになると思いますけどね。

(質)知事選前に担当部局から聞いていた進捗状況で、どういういことを聞かれてます。
(答)進捗状況は、こういう形で有識者の議論をします、こういう議論の項目をしてもらいますみたいな報告があって、あと僕から言ったのは、何か担当部局も「条例にはあんまり書き込まずにあとは要綱みたいなんでやるんです」みたいな、ザクっと言えばね、そんな言い方をしたので、それはあかんぜと、それありきで条文がこんなイメージみたいなんではあかんぞと。ちゃんとあるべき姿がこうあってだから条例にはこう記載するっていう議論をちゃんとしてくれとは言ってありますけれどね。その後、どういう進捗になってるんかまだ聞いていないですけれども。だからまあ僕が聞いた情報と貴方が入手されている情報とでタイムラグがあるかもしれませんけれども、僕はそういうふうに言ったのはそういう方向で進めてほしいと思っていますし、5月役選後、常任委員会とか、6月とかにそれを示すときにはしっかり議論させてもらう予定ですけどね。

(質)タイムラグっていうか、私にレクしてくれる職員もいないので、単にその検討会出ただけですけど。例えば有識者の委員も5人にしても、3人は文書課、法務文書課で選んで、あと2人は文化振興課で選んでる。もともと有識者っていうのが、縦割りの行政で選んで良いのかっていう、分野重なっている方もいるし、まあマッチングがされていない感じがするし、やっぱり一番問題は、舟橋さんが昨年10月、どういう形で質問されたかは別にして、どこの場所で使うかっていう議論が全然されないまま条例だけ作ると、これは多分舟橋さんは博物館でやるべきだというふうにおっしゃっているんだと思うんですけど、もともと構想の時にそれ書いてあったんで。だけど、現実問題も無理な部分があるじゃないですか、博物館では。情報公開とセットならば、公開センターに近いところのほうが良いかもしれないし、そこは環境生活部の中でも議論が統一化されてない感じがするんですけれどね。その辺は何か報告受けてるんですか。
(答)それはあれですか、公文書管理条例の所管をどこがやるかということですね。

(質)所管で、具体的にやる場所ですね。
(答)公文書の管理。
 
(質)公文書の管理で、それも近現代と明治以降のやつと、歴史文書は別じゃないですか。
(答)現に今、舟橋さんというか、我々が、僕、少なくとも、僕が政策集で書いている公文書管理条例のことについては、1つは国などにおいても公文書の管理にいろいろ課題があったので、それをしっかりやりましょうということと、議会でもご議論のあった歴史的公文書のあり方についてちゃんと議論しましょうということなので、一応その両部が関係しますから、歴史的公文書のことについては、どこでやるか。どこでやるかっていうのはその歴史的公文書を閲覧したい人などがどこに行けば良いかっていうことですか。

(質)歴史的公文書が、だいたい公文書って情報公開とセットじゃないですか。
(答)でもだって保存期間が終了、満了して移管したやつは歴史的公文書なので、情報公開とはセットではないですよね。

(質)でも、近代、明治以降に関して、特に昭和もそうだけど、そこの公文書っていうのは情報公開請求にかかる率が非常に高いじゃないですか。で、その機能が今の県の組織とかいう形で十分できるかっていうのことが。
(答)ちょっと貴方が言おうとしていることの僕の解釈がずれていたら申し訳ないんですけど、保存期間を満了したもの、行政として持っている文書は、保存期間を満了して移管した、博物館に歴史的公文書として移管したものは、情報公開ではなくて歴史的公文書としてみるわけですね。保存期間が満了しても移管せずに持っているものがあるとすればそれは情報公開の対象になると思いますけれども。だから近現代のやつが情報公開の対象となる可能性があるっていうのは、それは歴史的公文書でなくて、近現代の文書を我々が持っている場合ということですかね。

(質)例えば、中部電力の芦浜原発計画に関する文書っていうのが公文書として保管されますと。これを博物館で保存してそこの情報公開請求かかったときにやること自身は現実問題無理なんじゃないですか。
(答)行政文書としての保存期間が満了していたら、それは歴史的公文書としてみたいかどうかの話なので、情報公開ではないです。

(質)公開という言葉はどうかはともかくとして、機能そのもので、今の博物館の、近現代文書を扱える学芸員が少ない状況の中で。古文書はできますよ。
(答)歴史的公文書を見せることはできても、その解釈などについて説明することができないんじゃないかと、そういうことですか。

(質)解釈っていうか、そこの人がいないじゃないですか。その保存うんぬんっていうのも有識者の中で、例えばこれは10年保存であるとか、5年廃棄であるとか、そこのところは要は今後検討会を作ってはめていくと。あるいは廃棄する、しないというのも第三者委員会を作って判断するか、あるいは職員の中で決めるか、そこはまだ議論の途中じゃないですか。
(答)そうですね。なので、どう答えたらいいですか。

(質)まあまあじゃあ考えておいてください。
(答)考えるというか、近現代というとその保存期間を満了した行政文書のやつは歴史的公文書として博物館に、公文書館に移管をするので、それを見たいと思った人が今の博物館の学芸員では閲覧などの対応ができないんではないということですか。

(質)専門も違うし、人数も少ない。
(答)それでも歴史的公文書の解釈、だから公文書館というか、歴史的公文書を閲覧していただいたりすることにプラスアルファ、何というか、それを解釈とかもするのかどうかっていう、そもそももありますよね。見たい、例えば、外交文書とか歴史的公文書も、それを見て、そこに誰かが必ず解説するという、その見た方がこういう記事が、例えば、過去レーガンとゴルバチョフでこうでしたねとかっていうことなので、その説明、学芸員のような人が果たすべき役割というのがあるかどうかですよね。ちょっとそこは議論をしないといけないと思いますけど。

(質)だから江戸期以前の文書とか古地図とかそういう物が歴史的文書で、博物館なり何なりでやっててもいいと思いますけども、戦後の行政文書みたいなやつの公文書っていうのは、あそこに全部持って行って、スペース的なことも含めてですね、難しいところがあって、むしろそれなら情報公開センターの、今の栄町庁舎のほうが良いんじゃないかっていう話もあるけども、でもこれも議論されてないんですね。その辺は知事はどう聞かれているのかなと思ったわけです。
(答)どう聞いているかということについては、何も聞いていないですね。どう聞いているかということについては何も聞いていないので、そこはこれから議論、今の貴方の指摘も踏まえてよく議論してみますわ。
 
○三重県議会議員選挙の結果
(質)あと、議会のことだからって言いたくないかもしれないですけれど、県議選の結果はどう思われます?
(答)県民の皆さまがご選択された内容ですので、私がどうこう申し上げることではないですけども、二元代表制の中で、よくしっかり議論をして、県政を前に進めていきたいというように思いますけどね。

(質)でもある程度ご存知の方が落選したりとかいうのがあるじゃないですか。
(答)そういうふうにおいて、志立てられて当選をされた方にはお祝いを申し上げたいと思いますし、県政の進展にご協力いただきたいと思います。一方で長年にわたってあるいは新人の方でもそうですけれども、残念ながら、今回志を果たすことができなかった方については大変残念に思いますし、今後どうされるか注視をしなければならないなと思いますね。

(質)まあとにかく、平成7年から3期目に突入した知事はいなんで、新次元じゃないですか。新領域というか。
(答)その議会と執行部の関係がということですか。

(質)いやいや、議会と執行部の関係だけでなくて、3期目の知事はいないんだから、平成7年以降。
(答)平成7年以降ね。

(質)そういう意味では、職員も含めて、久しぶりに3期目以上の知事だっていう人もいるだろうし、我々メディアは多分ほとんど3期目の知事は経験していないんですよね。
(答)どう、そんな感じ。俺が聞くなってか。
(答:戦略企画部)あまり、違いは思わないですけれどもね。

(質)顔ぶれが同じだからか。
(答)議会、何というか、個々の議員の方もそうですけれども、やっぱり、会派構成とかそういうのによって、執行部への対応とか、意見書や請願などへの対応も変わってきますので、どういう会派構成などになってくのかというのは、執行部としても当然注視をしていかなければならないし、極めて関心高く見てるところですけどね。

(質)前期のような10会派というのは、正直いって、困るわということはないですか。
(答)それは私から申し上げるところではないですけれども、そこは、例えば議案質疑の出席者とか、予算決算常任委員会の総括質疑の出席者を減らしてもらうということの話をした時にも、やっぱり職員の負担などについてはよくご配慮願いたいということは申し上げているので、会派の多寡に関わらず、職員の、議会のことなのでしっかりサポートするのは当然なんですけれども、何か過剰に何か負担感が増えるようなことにはなってほしくないとは思いますけどね。まあ当然、何というか、議会の方も県民の皆さんから当然選挙で選ばれた方々ですから、当然ちゃんとその議論をしていただくためのサポートというのは当然させていただきますが。何か、会派の多寡が何か勘弁してくれどうこうというのは、私からは申し上げることではないと思います。

(質)部長級あたりでは出てますけどもね。
(答)それは何というか、公式には多分あまり申し上げていないと思いますけれどもね。非公式に貴方が行っていただいた時にはそういう貴方との関係において、愚痴る部長もいるかもしれませんけれどもね。
 
(質)他に質問のある方いらっしゃらないですか。ありがとうございました。
(答)ありがとうございました。
                  了
 

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