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知事定例記者会見

知事就任記者会見録

令和3年9月14日
於:プレゼンテーションルーム

会見内容等

(知事)本日、三重県知事に就任をいたしました一見勝之です。よろしくお願いいたします。アクリル板がありますので、マスクを外させていただきました。冒頭、私の方からお話をさせていただきたいと思います。今回、知事選挙では、コロナへの対応を有権者の皆さんに訴えてきました。それから、人口減少への総合的な対応ということもお話をさせていただいたところであります。さらには、自然災害、重大事故への対応というような話もさせていただいて、総合的に知事選挙のキーワードとして、強靱な美し国三重ということを訴えて、知事選挙活動を行ってまいりました。投票の結果、知事に就任にさせていただいたということでありますが、直ちに取り組みたい事項ということで考えておりますのが、5点ございます。一つはコロナの対策であります。これは知事選挙活動の中で、非常に県民の方々のご要望が強いものだというふうに考えてます。ワクチン接種を促進する、それから必要病床の確認をして病床確保の推進をしていく。もう一つ宿泊療養施設の確保の必要性を検討して、それを進めていくというようなこと。ワクチン接種は予防でありますし、必要病床の確保とか療養、宿泊療養施設については、これは治療の関係であります。もう一つのカテゴリーとしては、対策なんですけど県民の皆さんへの感染防止策の周知徹底というのも必要だと思います。さらには、支援策というのも必要でございまして、今の支援策が充実してるか、それで十分なのかっていう検討もしていかなきゃいけないということで、そういったコロナの対策に関して、このあたりでレビューをして、さらに必要なものが何なのかということの検討を加えて、関係する皆さんと調整をしていきたいと思っています。コロナですから、普通の言葉で言うと今この時点で立ちどまって、検証を加えて、対策をさらに議論していきましょうということになるんですが、立ちどまっていたままではまずいので、立ち止まらずに検証をして対策を考えていきましょうということを考えておりまして、例えば名称は何でもいいんですけど、「コロナ対策レビュー」だとか、「コロナ対策大綱」だとか、そういった名前で取りまとめをしていきたいと考えてるところであります。それからもう一つは、国体延期の是非の検討、中止にするのか延期をするのか。この検討は、しっかりとやらないといけないということであります。これ直ちに取り組まないといけないものの一つであります。三つ目は危機管理体制の検証であります。これは私も危機管理の業務をしてきましたので、今、県庁内の危機管理体制がしっかりできているとは思うんですが、改善すべきところがないかどうか、これをしっかりと見ていきたいと思います。それが3点目です。4点目は、三重県政が150周年を迎える2026年なんですが、それを目標年、ターゲットイヤーとした「三重元気プラン」、これ仮称ですけれども「三重元気プラン」といったようなものをつくっていってはどうかというふうに思っていますので、事務方の人たちと話をしていきたいと思っております。これは何を盛り込むのかということですが、何を盛り込んでもいいと思ってますが、私が知事選挙で訴えてきたのは、かつ、県民の皆さんの関心も高かったのは人口減少、これの総合的な対応が必要だということについては、多くの方に同意をいただいてますので、三重県が元気になるように、三重県民の元気がさらに出てくるように、人口減少への対応などを含む「三重元気プラン」をつくっていく。その中には、産業の振興も当然入ってまして、一次産業や製造業、観光業、そういったものの振興も入っています。あるいは、グリーン化とかデジタルの推進、これも入れ込んで「三重元気プラン」というのをつくっていってはどうかというふうに思ってますので、今後、事務方とよく話をしていきたいというふうに思っています。それから5番目は、県内の市町とかあるいは県民の皆さんとの対話。これは前知事もやっておられましたけど、そういったことを継続をする。場合によって改善した方がいい事項があれば、そこを改善をしてやっていくということを直ちに取り組むべき事項としてあげたいと思っています。それから、先ほど2時40分に職員の皆さんへの挨拶を私の方からさせていただきましたが、その中でお話を申し上げたのは、やっぱりよく議論しようと、私も人の話をきちんと聞くという姿勢を打ち出していきたいということを申し上げて、様々な提案を皆さんからしていただけないでしょうかということを言いました。一人の考えでは限界がありますので、意見が違ってもいいですから、積極的に提案してくださいということをお願いしました。それから全部で3点お話ししましたが、もう1点は知事室のドアは常に開いてますよ、どなたでも入って来ていただいてお話をしてください。私もなるべく外に出て行って、時間があれば出て行って、皆さんと議論をしたいですという話をしました。それから、議論は円卓で行いますということを言いました。これは実際のテーブルが円卓かっていうことは別にして、上下関係がないと、議論する場合は誰でも何でも言ってくださいという意味でありまして、それをお願いをしたのが2点目であります。3点目は、部下、上司これそういう関係はあるんですけど、基本的には私は私はですよ、部下ということではなくて、職員のことは仲間だと思ってますという話をして、自分として自分も仲間に入れてくださいという話を言いました。ということで、3点職員の挨拶の中で、私の考え方をお話をしたということであります。冒頭私からは以上です。
 
会見内容に関する質疑
 
(質)ありがとうございます。では幹事社から質問させていただきますのでお願いします。まず、改めてなんですけれども、新任、就任した今の心境をお願いします。
(答)当選のセレモニーのときにも申し上げましたけど、その後、いろんな方の話を伺いしまして、三重県の課題かなりたくさんあるなということを思っております。そういう意味では、しっかりと取り組んでいかなければいけない、かつ、例えば国体の関係、コロナの関係、すぐに対応しなきゃいけないものがありますので、それらに直ちに対応していくということが必要だと思っています。
 
(質)それでは、一見県政で何か発展させたいところというのがあれば教えてください。(答)先ほど申し上げました「三重元気プラン」というとこですが、これ今までもですね今までいろんなプランを作ったり、ビジョンをつくったりしてますので、それの延長に延長線上にあるものもあるかもしれませんけども、人口減少への対応ということを打ち出して、これは総合的なスタートが必要です。いろんなやり方、子育て環境の整備だとか、各産業の振興だとか、雇用の確保だとか、教育をどうするかとか、あるいは福祉がどうあるべきだとか、あるいは観光も滞在型の観光を増やしていくとか、リニアを早期に完成させたほうがいいといういろんな項目あると思うんですけれども、地方交通もきちんと充実しなきゃいけないとかあると思うんですけども、そういう議論をしてみたいというふうに思っています。
 
(質)初登庁で花束を受け取りましたが、実際にこの知事と呼ばれるそのお気持ちってのは今どういう気持ちですか。
(答)初めて言われるわけですけれども、やっぱりその責任を伴っていますので、その重責を果たしていかなければいけないなっていう思いはあります。
 
(質)最後になりますが、今後の三重の将来像というのはどういった形になってくるのですか。
(答)それは、私一人で考えたものがその通りになるわけではありませんので、先ほど申し上げましたけど、市町の方々とか、あるいは県民の皆さんとも話をしながら、かつ、県庁の人たちとも話をして、どのような姿が一番三重県にとっていいのか、そこで住まわれてる県民の皆さんにとって幸せの度数が高いのかというのを議論していきたいと思ってますが、三重県は非常に風光明媚で自然が豊かですし、食材も美味しいということでありますので、そういったものを活かして、県外の方に移住してきてもらうというようなやり方も一つあると思ってますし、それから交流人口を増やすために観光にたくさん来ていただく、そういうやり方で三重県を進行していく、押し出していくというやり方もある。だから、そういう三重県をつくっていくというのはあると思います。あとは、その北の方の製造ですね。これが、さらに進行するように交通網の整備をするとか、あるいは南の方の第一次産業が進行するように、様々な手だてをしていくというのは必要だと思っています。
 
(質)わかりました。幹事社は以上です。各社さんお願いします。
 
(質)「三重元気プラン」ということで、選挙戦を通じても多分私初めて聞く具体的な一見県政の一つの方針だというふうに受けとめたんですけども、これは2026年の三重県の姿、つまりその150周年という節目と言い方をされましたけれども、それを見据えたもので、いつ、具体的におまとめになるって考えでしょうか。
(答)必ずしも2026年にとらわれるわけではありませんが、概ねそのあたりを目指して、こういう三重県にしていこうよということで、やっていければというふうに思っています。ただ、実際どのぐらいの取りまとめの時間がかかるか、かなり広範囲になる可能性がありますので、私自身としては年度内か、もう少し先ぐらいですかね、年度内にできればいいと思いますけども、事務方の人たちと話をして、もう少し時間がかかるとプラス2、3カ月かかるってのもあるかもしれませんので、そこは限定をせずに、ただ目途としてはそのぐらいのときまでに議論をしてまとめていければというふうに考えています。
 
(質)細かいこと2点お聞きしますが、プランですが数字的な目標、例えば人口、今177万人ぐらいだと思いますけれども、それを例えば、このときにはこれぐらいしたいとかそういうものをお考えなのかということが一つと、あともう一つがほんと細かいですけど、表記的な話で「三重元気プラン」の三重の部分は平仮名でよろしいですか。
(答)そこはまだ決めてないですけどね。目標数値を作るかどうかもこれからの議論になりますので、やはり県庁の中でも、それから市町でもですね、そういった方向で議論していただくというのが非常に重要だと思っていますので、何とかしてこの三重県を元気にして、今も元気ですけどさらに元気にし、それから三重県民をますます幸せにするというような議論をしていくということで考えておりますので、数値は入れられるものは入れればいいと思いますし、必ずしも入れない場合もあると思います。
 
(質)その元気プランに関連して、その元気プランには何か政策を入れて、戦略みたいな感じで発表されるのですか。
(答)やはりこういう姿にしようよっていうだけじゃ意味がないので、それに対してどういうような政策展開ができるか、政策を入れ込んでこういう形にしていきたいという、これ数値になるかどうかはこれから議論ですけどね。
 
(質)要するに、県総合計画の鈴木県政における第三次行動計画に、そこの部分を変えるものを作るということですか。
(答)まあ、結果によってそうなるかもしれませんね。だけど、目標は本来のつくるという趣旨は2026年あたり5年後ぐらい、そこをターゲットにして三重県をそれまでにどういう形、政策を打って三重県を元気にしていけるかっていうことをやりましょうということであります。
 
(質)プラン固めるのは少なくとも今年度末ぐらい?
(答)そうですね。目標はそうですけども、今コロナも大変ですし、それからかなり広範なプランになる可能性があるので、もう少し時間かかるかもしれません。それはもうよく事務方とも話をして、どれぐらいの目途でっていうのは考えていきたいと思います。
 
(質)「コロナの大綱」、「コロナのレビュー」ですけども、大綱まず、大綱という字は大きな綱ですか。
(答)はい、例えばですね、はい。
 
(質)ほいで、コロナ対応の基本政策みたいなイメージ?
(答)そうですね。その時点においては、今までやってきたものがどうだったのかというのを検証して、今後どうやっていくっていうその基本的な政策になるだろうと思います。
 
(質)それは例えば、滋賀県のコロナのホームページっていうのは、例えば滋賀県叩くと、京都とか大阪とか、要はその行き来が盛んなところの情報も同時に出てきたりとか、そういうふうなもっと具体性を帯びたような、そういう情報提供っていうことですか。
(答)情報提供、要するにそれは恐らく今でも、例えば三重県であって愛知はどうなのか、岐阜はどうなのか、あるいは大阪どうなのかというのはできると思うんですけど、いやむしろ、その時ここでまとめたいのは、ワクチン接種今どんな状況なのかと。これからどうやっていくべきなのかという話だとか、あるいは必要病床は今どのぐらいあって、それがどのぐらい埋まってて、病床確保をどのぐらい必要なんだろうと。それを実際に増やしていくためにはどういうことをしなきゃいけないのか、いうようなことを議論したいということです。
 
(質)さっき知事は、コロナの感染状況とか含めて、専門家じゃないとなかなかわかりにくいと。我々でもわかるようなものを作りたいと。それがレビューだとおっしゃったんですけど、要はもう少し具体性を持って、県民にわかりやすい指標を含めてそういうものつくるってこと?
(答)そうですね。可能であればそういうことをしていきたいというふうに思ってるんですね。
 
(質)レビューについてなんですけれども、2点あって、何ていうんですか、レビューというといわゆる政策レビュー的なものを想像したんですけど、そうじゃなくてこういうふうにしますよという政策を出すものという理解でいいのかっていうのが一つと、もう一つは病床の確保のやり方だったりとおっしゃいましたが、結構この辺て、状況によって状況どんどん変わっていってると思うんですが、それは都度変わっていくものなんですか。
(答)レビューと対策は分けて考えるべきだと思っていまして、レビューっていうのは今の状況がどうなのか、あるいは過去の状況はどうなのか、そういうレビューにしましょうと。その上で、対策は今この時点でどうするのかっていうのをやっていくということです。だからレビューという言葉だけでは全体を包含できないかもしれないんで、そんときは大綱とか、そういう言葉の方がいいのかもしれません。それから、病床の確保は確かに、確かに状況状況によって変わっていますんで、その時に今このぐらいだからこうしましょうということではなしに、総合的な対応策を考えるという意味では、将来このぐらいになってきたら、病床数がこのぐらい要るから、それへの対応こういうふうにやっていくべきではないでしょうか、あるいはこういう動きをしていきましょう、いうものそれが対策ですかね。そういうふうに作っていった方がいいと思いますね。
 
(質)大綱は大きな綱?
(答)はい。名前はでもそれに限ってるわけではないので、また中でよく議論をして、私は大綱ということでいいんじゃないかと。税制大綱という言葉ありますけど、思っているだけですから、変わり得るものです。それは「三重元気プラン」も同じです。
 
(質)いわゆる今後の対策に向けたたたき台となるような位置付けのものと捉えてよろしいですか。現状把握というか。
(答)たたき台というか、それをつくるときは、もうある程度関係者の意見を聞いてつくっていきたいと思いますので、素人がつくってもよくないので、医療関係者の意見を聴きながら、こういうことでやっていったらどうでしょうかっていうものでありますので、今までこういう状況だったかというのをとりあえず検証して、これから何をやらなきゃいけないか、その時には状況変化も当然あるわけですから、状況がこう変わったらこんなふうに、例えば病床確保なら病床確保しなきゃいけない、それから県民の皆さんへの感染防止策の徹底はこういうものも追加しなきゃいけないんじゃないかということを議論をして、それが妥当であればこの大綱の中に盛り込んでいくというイメージで考えております。
 
(質)県庁内の組織の話なんですけれども、「三重元気プラン」にせよ「コロナレビュー・大綱」にせよ、結構大仕事だと思うんですけど、その専門的なそのチームであったりだとか県庁内に設けるお考えなのか、既存のその組織体の中でやっていくお考えなのかっていうのはお持ちですか。
(答)そこもこれから議論しようと思ってますけれども、戦略企画部が中心になると思うんですけど、両方ですね。それだけで十分かどうかっていうのもありますので、そこはこれから考えていきます。
 
(質)さっきその職員の方への挨拶の中で、人が話してるときには立って応対とかしたいってましたけど、あれは何かどういう意味?
(答)あれは私が今までやってきたことで、県庁の人はあんまりいないかもしれないですけど、国の役所って、例えば課長のところに説明に、その課の人が来たときに、課長の机の前にその人が立って、課長は座って話を聞くっていうパターンもあるんですよね。私は課長だっときそれ嫌なので、相手の人が立ってれば自分も立って話を聞く。で、時間がかかるようなら机の前に椅子置いといて、そこへ座ってくださいと、要するに相手と同じ目線で話をしたいという意味ですね。
 
(質)今日、知事になられて登庁されて、それは意に沿わないようなそういうことがあったってことですね。
(答)いやそうではなくて、私としてそういうことをやりたいので、だから私が立ったとしても驚かないでくださいっていうことの意味も込めていったということです。
 
(質)「コロナのレビュー」に関してなんですけれども、いろいろ日々状況が変わる中で、いつぐらいまでにそのレビューを取りまとめたいというのとかありますか。
(答)なるべく早くっていうことなんですけど、でも1週間、2週間でなかなか結果出ないですよね、関係者の意見も聞かなきゃいけないし、それから担当部局はかなり忙しいですから、ただそういう今申し上げたようなものが必要だろうと私は思っていますので、とにかくそれをつくっていくこと。で、拙速でやったほうがいいかどうかってのは、それもこれから議論した方がいいですね。兵は神速を尊ぶっていうので、早めに出したほうがいいかもしれませんし、でも拙速よりきちんとしたものを遅くてもつくったほうがいいかもしれない。その辺りも議論したいと思います。
 
(質)「コロナレビュー」に関しては、そもそも何で必要だと思われたのかっていうと、これをどういうふうに活用していくために、今つくんなきゃいけないのかっていうことをお願いします。
(答)コロナに関して私も専門家ではないんですね、それで三重県の状況っていうのは、私も選挙に出るということで三重県に帰ってきて、いろんな方ともお話をしていると、今ワクチンがある程度進んできたんですね、ワクチン接種がですね。まだ申し込んでも打てない人がいると、それなぜなんだろうということ聞かれたりして、もっとワクチンが豊富にあれば打てるんじゃないかと。じゃあ今どんな状況なんだと、どこの市町はどうなってるんだろうということ。それから必要病床も、当然その感染者が増えてくると必要になってくるわけですよね。それから宿泊療養施設も必要になってくるんですけど、どこにっていうのはこれ言わなくてもいいかもしれませんが、どのぐらいの病床数があって、今自宅療養してる人がどのぐらいいて、じゃあ必要病床数、宿泊療養施設を増やすべきなんか増やさなくていいのか、それを検証してみる必要あるんじゃないかと。それを検証しておけば、必ずそれがあればいいというわけではないです、1つスタンダードになって、このぐらい感染者数が増えてくると、例えばホテルの規模によって違うかもしれませんが、それを無視して言うと、ホテルは2棟か3棟必要なんだと。あるいは4棟必要なんだというスタンダードになれるんじゃないか、なるんじゃないかというふうな思いもあって、そういったものを検証して対策を講じてみたらどうでしょうということなんですね。
 
(質)それはわかるんですけども、対策講じんのはわかるんですけども。デルタ株の出現でどんどんどんどん悪化してって、それに追いつかない現状があるから今の混乱なんですけども。国もそのワクチン量も決められない、見えないから、県としても都道府県も方向が見えない、病床にしても限界はわかってるけど、これから先どうやって増やそうかと思っても物理的に無理だという限界があるから、今の困難があると思うんですけども。その辺は踏まえられているのかどうか。
(答)そこもよく検討してみないといかんですよね。ワクチンもっと、要するにデルタ株にしても、新しいその変異株にしても、新しい変異株はこれからどう出てくんのかわりませんけど。ワクチンを接種していると重篤化しないっていうのは、データ的に出ているというふうに聞いています。それから感染も抑えられるというふうに聞いてますので、ワクチンをやはり進めるべきだというので、じゃあワクチン進めるにあたって、今先ほど申し上げたようにどんな状況なのか、ワクチンがもし進んでないのが何か理由があるならその理由を越えていかなきゃいけないと。それから病床確保についても、病床は確保すべきだと。コロナの病床を確保するためには、一般病床をひょっとしたら少なくしなきゃいけないと、そういうことになるかもしれないんですけれども、その時に、でもコロナの患者が増えてきたらそこやらなきゃいけないですよね。で、それをやるときに何かネックになってる部分があるのか、それをきちんと見ていきましょうということで、できませんっていうだけではやっぱりいけないんじゃないかと。そういうコロナの患者がいる時にですよ。だから関係者とよく話をして、じゃあこういう条件ならできますというぎりぎりのところを進めていくべきではないかというふうに思ってるということです。
 
(質)「コロナレビュー」なんですけども、これは具体的に県民がアクセスできるものをイメージされてるんですかね。職員だけのものなのか、その辺はどのようにイメージされてますか。
(答)最終的にはやっぱり県民の皆さんに、こういうことになってますよってことをお知らせできるようなものということを考えています。どこまで情報開示できるか、場合によると個人情報的なものが入ってくるかもしれませんし、その時何があるかによってどういう形で公表していくのかっていうのを考えないといけないと思います。
 
(質)ただこれ対応としては即座に出していかないと状況が変わっていくとあまり意味がないような気もするんですが。
(答)今の感染状況これ出してますよね。それを止めるっていうつもり全くないので。さらにその分析を加えて、どういうふうな対策をすべきなのかっていう話ですから。だから、今やってるもの止めるっていうつもりは全くない。
 
(質)いやあの、分析した時点と今の現状が変わってきた場合に。
(答)そこはまた修正を加えていくっていうことですよね。
 
(質)冒頭その三重県政にいろんな課題があるとおっしゃったんですけど。課題の細かいことはこれから職員レクとかそういうので詰めていかれると思うんですけど。たくさんの課題があるってお感じになったのは、国にお勤めになってて、その三重県知事になられた時に、何かそういうことを感じたものがあるんですか。
(答)例えば観光なんかもそうですね。観光私やって、そういう意味で自分がやっていた行政分野に関してはよく目につきますからね。という意味で言うと、例えば観光も、今、コロナをまず抑えないといけないんですけど、コロナを抑えた後、最近の観光は滞在型でまあその拠点型、例えば1週間ぐらいの期間でというような形に動いてきてると思いますので、特に東南アジアの富裕層とか、ああいうところをターゲットにしたものがそうなってきてますから、三重県も実はそれに適した場所、志摩の高級ホテルだとかですね、多気の高級ホテルだとかいうのは、マリオットホテルもありますけど、これもそういった形で使えるものだと思ってますので、そういったもっと使っていくべきだと。そこに何が足りないかっていうと、例えば周辺に文化的なあるいは歴史的な、簡単にじゃないかもしれないけどアクセスできるような場所があるならそれを情報提供していったり、そういうところが必要だとは思ってます。それから、例えば地域交通もそうですけれども、高齢者の方々が車に、高齢者も乗らなきゃいけなくなってるわけなんですけど、それを乗らなくてもいいような、そのやり方というのがないのか。道路運送法で自家用車有償運送制度っていうのがありますけど、それをもっとこういろんな地域で広めていけないのかなということは考えたりしましたね。それから、課題って意味で自分の行政分野では、自分やってる行政分野ではないんですけども、教育に関してもいろんな問題が出てきてますんで。例えばその先生が過重な負担があるとか、そういった部分をどう考えていくのかということは、もっと議論していくべきだというふうに思って、様々な課題があるなというふうに思ったということです。
 
(質)ただまあ眺めてると、結構まあその北川、野呂、鈴木という3代の県政で、そこは他県に先んじて手付けてきた部分があって、前の鈴木知事にしても、離島の関係の交通面、空飛ぶクルマの研究とか、ただその成果は上がってないんですけど、すでに着手してるものも結構あるじゃないですか。そういうのを引き継ぐものは引き継ぐって形で、さらに膨らまされていくっていう感じなんですか。
(答)そうですね。今やってるものについては検証をして、良いものはそれ当然伸ばしていくし、変えるべきものは変えていくということですね。
 
(質)すいません。いろんな政策出た後ちょっとまた意気込みみたいなこと聞いて恐縮なんですが、それらの改善をするために今日知事になられた一見さんご自身はどんなふうにこれから、職員の方ともそうですけれども、どんなふうに、どんな気持ちで挑んでいかれるかというのをあらためて伺ってもいいですか。
(答)業務にあたっての姿勢のところでも言いましたけど、職員の皆さんは真面目に今までそういう仕事に取り組んでこられたわけですから、そこをまずお話を伺うということが大事だと思います。先ほど仲間という言葉も言いましたけど、お話を伺って、足らざるべきところ、足らざる部分はどこなのか、やるべきものは何なのかということを議論をして目標を決めてやっていくということですね。その集大成が「三重元気プラン」という形になってくるんじゃないかとも思います。
 
(質)そのようにされる中で今緊張されているのか、そういうふうにされていく中で、今緊張されてるのか、あるいは熱意がすごい体に満ちているのかみたいな自身の状況としてはいかがですか。
(答)緊張してないですよね。当然その課題はあるわけで、それをしっかりと対策を講じていかなきゃいかんということですので、やってかなきゃいけないって意味では、熱意があるということですね。
 
(質)この際だから、ちょっと根本的なことをお聞きしますけど、まあ「ふるさとを想い、ふるさとのために」というキャッチフレーズ、この前知事選で立てられたじゃないですか。それからいった時に、多分一見さんがその国交省、旧運輸省ですか、入られた頃ってのは、三重県政は田川県政だったじゃないですか。そのあと北川県政になって、野呂県政になって、鈴木県政になって。その間、国の役人やられてたときに、時々三重県にお帰りになってると思うんですけど、その各県政眺めて、どういう点が問題で、まあ私ならこうするだろうとか何かそういうお考えっていうのはあったんですか。
(答)いや、それはまだないですね。その時に三重県政をどういう状況だったのかっていうのは、しっかりとわかってるわけじゃないので。過去の県政がどうだったからそれを変えていくというよりは、今ある三重県の姿がこうなので、追い求めるというか理想の三重県の姿が別途こうあるんなら、それをどうそこに近づけていくかということを職員の皆さんと議論するというふうなことが重要じゃないかなと思ってます。
 
(質)多分、答え一緒なんですけど、でも賢者は歴史に学ぶということもあるし、温故知新という言葉もあるから、逆に言ったら過去の県政を全くそれを入れないで考えることはできないじゃないですか。
(答)うん、それはそうですね。おっしゃる通りでありまして、で、そこを近づけていく方策の時に過去にこんなことやってましたと、でもそれは失敗しましたというのであれば、違う道を探ると。で、うまくいきましたというのはそれに倣うというのは当然あると思うんですね。
 
(質)就任おめでとうございます。3点ほどお伺いしたいと思います。まずですね、国と県との関係性なんですけども、これまで国の行政を長年経験されて、また今日からは三重県知事として就任されましたけども、国と県との関係性を今後どのような方向で進めていかれる考えはありますでしょうか。
(答)1つ1つ答えていきますか。
 
(質)まず1点目で、はい。
(答)まああの国の行政分野、国独自の行政分野ってありますので、そこは国に任せるということでありますけど、例えばコロナもそうですけれども、国が主導してワクチンの確保をしていくという時に、県は県内の市町が実際にワクチン接種を進めて、その間に入って調整をするということですから、市町の考え方も聞いて、かつ国に対して県の要望をきちんと伝えていく。市町の考えているのが実現できるように調整していくということが重要だと思っています。なので、国の役割と県の役割、自ずから違っているんですけど、重要なのはそこで調整のための対話をきちんとやることだというふうに思ってます。あとは国の制度で使いづらいものがあるんであれば、それは市町から国に言ってもいいかもしれませんが、県としても、それを支援できるのであればそれをし、これ規制緩和要望みたいなもんですけどね。
 
(質)2点目になるんですけども、県財政についてお伺いします。県財政は県債管理基金が積立不足が続いたりですね、また自由に使える政策的経費も少ない厳しい状況になっているということですけども、今後、行政、財政行財政含めてですね、どういった改革を進めていかれますでしょうか。
(答)はい。これは就任したばかりで、まだ中身を聞いていませんので、確認をして、どういうやり方があるのか。一般論として、三重県の財政は非常に厳しいというふうには聞いていますので、どういった形で改革できるのか、改善できるのかということを考えていきたいと思ってます。
 
(質)最後にですね、県の組織体制についてお伺いをいたします。現状、知事に就任されて新しい組織を作られる考えがあるのかとかとですね、また改編する考え等もあるのかその部分をお願いします。
(答)これはやはり先に、何て言うんですかね、変えなきゃいけないものがあるかどうかっていうのを検証しないといけないので、まだ県の、今、課題は私はいくつかあると思ってますけど、それに対して県の組織がどのように対応してるかってのをまず確認しないといけない。そのうえで組織を変えることによってスムースに行政が進むんなら、政策の展開もしくは政策の決定もそうです。政策決定、政策展開が進むんであれば変えればいいと思ってますので。別に今中身も分からなくて組織変えますというつもりは全くないですね。かつ組織って別に、何て言うんですかね、変えて誰か困るってことはないので、非効率になったら困るんですけど、やらなきゃいけない仕事は当然あるわけで、それをどういう形でやるかっていうだけですから、そこは変えるということで合意が取れれば変えてしまえばいいというふうに思ってます。
 
(質)課題はいくつかあるというのは、そこを詳しく。
(答)先ほどもちょっと言いましたけれども、一番大きいのはコロナの対策であるということ。それから国体延期の是非についても議論しなきゃいけない。自然災害に関して、今、三重県の体制がきちんと対応できるようになっているかどうか。これはなっている可能性もあるんですけど、そこの検証はしなきゃいけないということ。それから教育に関して、現場から例えば教員の負担が大きいという話が出ているというので、それに対応する必要があるということ。それから産業ですね、産業に関して特に製造業はコロナが収まれば戻ってくるかもしれませんけれども、第一次産業はどちらかというと構造的に厳しい状況になっているんで、これを何とか変えるやり方がないのかということ。これも課題ですね。それから交通網ですね。交通網の整備は、これは県の北も、それから西部、南もありますので、それをどうやって進めていくかっていうのも課題になる。あとは、河川の改修とかいろいろありますけれども、まず今、申し上げただけでもかなりの課題があるということであります。
 
(質)鈴木知事の頃に、知事ご自身だったり、幹部を中心に給与の、いわゆるカットであったりとか、給与、職員の方の給与のカットが結構あったかなと思うんですけれども、これらの方針については維持していくのか、あるいは、見直しがありえるのかというところについてお聞かせいただけますか。
(答)これも状況を聞いていないので、どういうことなのかっていうのは、お伺いをしないといけないと思います。給与のカットを何のためにやるのかっていうこともあると思っています。国家公務員でも、東日本大震災の時に、財源が必要なので給与カットしました。私も給与カットをされたという経験はありますけど、これやっぱり士気が落ちるっていうこともありましてね。江戸時代の俸給米の借上げみたいなものと同じなのかもしれないですけど、本来あるべき給料があって、でも、必要な理由があって、カットするっていうのは、それはそれでいいのかもしれませんけど、特に必要な理由がないのにカットするっていうのは変だと思いますので、どういう状況なのかっていうのは、よく聞いてみたいと思っています。
(答)ありがとうございます。
 
(質)選挙戦を通じて一次産業という言葉を、非常に経済政策の中で重視されているという印象を受けております。それで、先ほども一次産業という言葉が出ましたが、具体的にそれは。例えば、三重県は広いですから、水産業、あるいは農業。農業も、畜産業とかいろいろあるわけですけれども、どういう問題意識を持っていらっしゃるのでしょうか。
(答)それぞれによって課題は違うと思っていますけど、水産業は今、海洋状況が変化していて、相当、漁獲量も含めて、難しくなっている、厳しくなっているってのがありますね。海水温が今、上がっていますから、藻が繁殖しないで、例えば貝類だとか、魚類もなかなか取れなくなっているという状況があるというのは、水産業の問題の一つですね。かつ今、コロナの状況ですから、せっかく水揚げがあったとしても、それがなかなか販売できない。特に高級魚が販売できない。こういう問題もあって、それへの対策も考えていかなきゃいけないということ。それから、農業に関して言うと、家族経営の農業、特にコメ農家、私のところもコメ農家、それからお茶の農家なんですけれども、コメ農家で言うと、ちっちゃな規模の農家であると、もう維持が難しい。維持が難しい時に、どういう形があり得るのかということは考えなければいけないと思っています。それから、お茶で言うと、主にコロナの影響ですけれども、なかなかお茶の消費量が伸びないという問題が出てきているので、これどう対応していくのかというところが、農業に関してもありますね。
 
(質)全体として、知事のスタイルなんですけど、先ほどの当選証書の受け取りの儀礼的な受け取り方を含めて、割とそういう礼節的なところを、立っての話もそうだけど、重んじられるタイプですか。
(答)規律という意味では、海上保安庁におりましたので、ああいう儀式の時には、規律があった方がいいとは思いますけど。でも、円卓でっていうふうにも言っていますけど、やっぱりサブスタンス、内容が大事だというのは、やっぱり思いますけどね。だから、規律を重んじるべき場所は、規律を効かせればいいし、でも、大事なのはやっぱり中身なので、どちらかと言われれば、中身ですし、最後、規律がいいんじゃないのということは、考えてますね。
 
(質)あと歴代知事は、ある程度、ご夫人が知事のサポート役っていうか、いろんな団体の会合に出られたりとか、そういう活動もされたりとか、パラリンピックの聖火のことをやられた知事夫人もいらっしゃいましたけど、そういうことから言って、一見夫人の場合は、そういうことには加えられないわけですよね。
(答)そういう表に出るのは好きではない、ということを言っていますので、知事の仕事は知事の仕事で、私がやればいいんじゃないかと、こう思ってですね。例えば、市会議員の方だとか県会議員の方で、女性の議員の方おいでになられますよね。その人にお話をお伺いすると、旦那さんはやっぱり出ないということで、出ない方もおられるということで、それは男性、女性、どちらも関係ないと思うんですよね。出たくないという人が、わざわざ出る必要はないと。それで、出たい人は出ればいいんじゃないかなというふうに考えています。
(質)奥様は仕事をお持ちで、東京都内にいらっしゃるんで、それは、今回は、だから一見知事が単身赴任のような感じですよね。
(答)形としてはそうですね。何度か私、東京からこっちに来てから、妻とこっちに来ていますけどね。
(質)ということは、お住まいは、知事公舎には住まわれない。
(答)それは、これからちょっと議論をしていかないといけないところですね。まだそこの話をしてないものですから。
(質)要するに、例えば知事公舎等を、昔、石原東京都知事が言われたように、何か団体、どこかに貸して、身銭を稼ごうとかそういう構想があって、知事公舎には入られないとか、そういうことでもないんですね。
(答)まだ、そこをそういうふうに考えているわけでもないので、そこはよく担当部局と話をして、どうするかっていうのを決めていきたいと思っています。
 
(質)追加で、質問になるんですけども、ちょっと非常に厳しい質問にはなってしまうんですが、今回、投票率が37%ぐらい、38%ぐらいで、県民のいわゆる6割以上が投票に行っていないような状況で、まだまだ一見知事への浸透とか、支持っていうのは、まだまだ大きな課題だと思います。そういった中で、また、他の候補に、多くの票も入った部分もあるかと思いますが、そういった方々へどのように自分の県政を理解させていくか、その部分はどう考えていますでしょうか。
(答)自分の考えている政策を理解していただくというのは、私に投票した方に対しても同じなので、投票しなかった方だけではないと思っています。そこは、これからの仕事できちんと信任を得ていかなきゃいけないというふうには思っています。今回の投票率は、38%ではありますが、コロナの中だったこと、それから統一地方選と一緒じゃなかったっていうこと、それから各党が私を推していただいているということで激突の選挙ではなかったということ。それから、争点もそれほど明確なものが、大きなものがあったわけではないっていうことですが、その中では、かなりの投票をしていただいたんじゃないかなと思います。直近の、確か茨城県知事選挙でしたかね、それ35%ぐらいということで、現職がお出になったんじゃなかったかと思いますけど。今回、新顔で38%投票をしていただいたっていうのは、三重県の方々の参政意識っていうのは、かなり高いんじゃないかなというふうには思います。
 
(質)先ほど職員さんへの初めてのご挨拶の中で、最後の方で職員さんに対して部下ではなく仲間ですというふうにおっしゃっていました。さらに、自分自身の健康、仲間の健康、仲間の家族の健康よりも大事な仕事はないというふうに言い切っておりました。それは、どのような思いでそのような発言になったのかということと、霞ヶ関は非常に激務で知られる職場ですけれども、そういったものについて三重県の県庁の働き方というのを、どういうふうにしていきたいっていうのはありますか。
(答)まず、仲間だと言ったのは、フランクに話をしたいという思いもありまして、そういう話をしたということと、なんて言うんですかね、階級というのか、職階が違うからといって、逡巡して提案をしないというようなことをしないで欲しいという意味も含めて、仲間というふうな言葉を使いましたし、やっぱり大事な、一人ひとり大事な人間なんですけど、仕事をしていく上でも大事だという意味で、チームという意味で、仲間という言葉も使いました。それから、最後に言った言葉ですけれども、これはずっと私が、海上保安庁の課長の頃からだったと記憶していますけど、どんな訓示の場でも最後にその話をしてきたんですけど、自分自身と仲間の健康、それから家族の健康じゃなくて家族自身ですね、家族よりも大事な仕事を見たことはないということを言っています。これは、あるいはともすると、自分の健康を害して、特に霞が関なんかそういうことが過去にはよくあったんですが、仕事に没頭してしまう。家族に対する、なんて言うんですかね、家族サービスというと卑俗な言葉になりますけれども、家族の対応をしないで、仕事の方に全力を傾注してしまうってことが、ままあったんですよね。なので、あえて、そういったものよりも大事な仕事っていうのはないんだよ、ということを言ったものであります。三重県の働き方改革、これはどんな形で働き方改革が進んでいるのか、今の労働状況はどうなのかっていうのは、よく確認をさせていただきたいと思っています。私はそこについてのデータ的なベースがないのですね。いずれにしても、働き方改革は世の中で進んでいますし、進めていかなきゃいけないものなので、今申し上げたような考え方をベースにするかどうかは別にして、働き方改革は進めるべきだと思っています。
 
(質)一見知事は、新型コロナに関連して、実際に本当に命の生死の境目の現場ですとか、本当に飲食店で困っている方、そういった方と接したことっていうのはありますでしょうか。
(答)命がかかっている。
(質)実際に命がなくなりかけている現場ですとか、そういった方に話を聞いたりとか。
(答)それは、私自身が、例えば、医療現場などでですか。医療現場ではないですが、選挙活動をしている中で、知り合いの方の知り合いが亡くなってしまったっていう話は聞きましたね。60代の方で、ワクチン接種前だったと思いますけれども。私の選挙を手伝っていただいた方のお友達が亡くなりましたっていうのは聞きましたね。ですから、そういうの身近、私が直接知っている人ではないですけど、身近な方が命を落とされたっていうのは聞きました。
(質)例えば、苦しんでいる飲食店の方とかは、接したことはあるんでしょうか。
(答)選挙期間中は、飲食店ではないですけれども、水産業の方とか、それからあと、市場、市場の方とか、大変だという話をお伺いしたことはありますね。
 
(質)早速、職員の、幹部職員の方も含めて、様々な職員の方とお話をされたと思うんですけど、職員の印象、話してみてどのような印象を抱かれたか、知事の方が。
(答)私からフランクに話して欲しいという話をしましたら、そのあと、いろんなことを教えていただくと。具体的なことは、ちょっと置いときまして、そういうことをやっていただけるので、非常になんていうか、真面目にやっていただける方々が多いんじゃないかなというふうに思いました。もともと私も三重県の人間なんで、三重県のやつを大体わかっているつもりではありますし、そういう意味では、やさしい人も多いんで、うまくやっていけるんじゃないかという気はしますけどね。
 
(質)これも早速の話なんすけど、昨日も聞かせていただいと思うんですが、定例記者会見及びぶら下がり会見と、知事の広報の仕方ということですけど、今は2週間に一度、定例記者会見もあるわけですけど。今の現段階でどのようにされるのかなと。定例記者会見とぶら下がり会見。今どういうお考えをされているか。
(答)定例記者会見は、月に2回でしたっけ。それから、ぶら下がりは毎日ということでしたね。それが、皆さんにとって、メリットはあるのかどうかっていう話もお伺いしていかなきゃいけないと思っているんですけど。月2回というのは、一つの考え方だと思います。国でいうと、知事と大臣は違いますが、大臣は閣議の日にやっています。私も大臣秘書官をやっていましたから、週2回定例会見あるわけですよね。それ以外に、ぶら下がりがあるけど、ぶら下がりは、本当にぶら下がりで、何か事案があれば、皆さんが、マスコミの皆さんが来て、だからそれは、その日にちが決まっているわけではないということなので。かつ、例えば、海上保安庁なんか月1回の定例会見をやっていました。それから、私が海洋事務局長でやっていました時には、2カ月に1回の定例会見をやっていました。自動車局長の時はこれ月1回でしたね。会見をやっていました。いろんなやり方があると思います。事案ごとにいうことなんですけど。だから、ぶら下がりを毎日やる方がいいのかというのはあると思います。皆さんのお考えをお聞きしながら、どういう形が望ましいのかっていうのを。これは確か、この記者会見は、国は、記者クラブが主体でやっていますけれども、共催で確かやっていると思うんですけど、なので、皆様方と。
(質)共催を認めたことはない。
(答)ないんですか。そうですか。
(質)形上、県がそう言っているから、そうですと。そこは、内閣記者会とかと一緒です。
(答)そうなんですか。
(質)社は、各社認めていない。
(答)そうなんですか。わかりました。いずれにしても、皆さん、どこが主催するかどうかは別にして、皆さんがどんな形が望ましいと思っているかっていうのをお伺いしながら進めていけばいいと思っています。
(質)まだ、結論は、だからないんですね。
(答)ないですね。
 
(質)他に質問がある方は、いらっしゃいますか。よろしいですか。では、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。
(答)ありがとうございました。また、今後もよろしくお願いします。

 了

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