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知事定例記者会見

知事定例会見録

令和3年10月18日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

感染拡大防止アラート等の設定(みえコロナガード)(発表)
・医療提供体制の整備(発表)(臨時応急処置施設宿泊療養施設

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・衆議院選挙
・新型コロナウイルスワクチン

発表項目等

発表項目等
(知事)おはようございます。それでは、本日は、私のほうから大きく2点ご説明をさせていただきたいと思います。まず1点目でありますけれども、「みえコロナガード」ということで、今後、県民の皆様をコロナから守っていくために、私ども県庁で考えまして、こういう手法で県民の皆様を守っていくということを、最初にご発表を申し上げたいと思います。大きくこの内容は4点ありまして、一つは先ほどの本部会合でもお話が出ましたけど、「感染拡大防止アラート」、これを使ってどういった形で宣言を出していって、最終的に人流の抑制を抑え込んでコロナを収束させるかというものが、1点目であります。2点目が検査体制を整備していく。それから3点目、ワクチン接種体制もしっかりとやっていくということが3点目。4点目が医療提供体制を整備する。この4点からなるものでありまして、この内容について今からご説明を申し上げます。それでは最初ですけれども、アラート、先ほど、本部会合でアラートについて設定をするというふうに申し上げましたが、これは前回、シグナルということで皆さんにもご説明させていただいているものと同じなんですけれども、これを再度、検証をさせていただきました。これ第5波の時であります。7月の16、17日で2日連続、17人以上の感染者が出たということでございます。その後、約2週間で感染者が急増しております。従いまして、2日連続17人以上、これはある意味、帰納、帰納法ですね、今までの経験則に基づいて、2日連続で17人以上となると、その後、感染者が急激に増加するというのが、第5波でも確認をされたというものです。これが第3波、第4波です。第5波とは株は違いますけれども、この時も2日連続して17人、これは第3波、これは第4波、2日連続して17人ですが、こう出ますとやはり、その後約2週間で、感染者が急激に増加をしているということであります。これは、理由は定かにわかりませんけれども、今までの経験則で言うとそうなっている、こういうことであります。従いまして、今回、我々は、シグナルという形ではなくて、さらに一段強めまして、「感染拡大防止アラート」というふうに名付けていますけど、2日連続で17人出ますと、過去、第3波、第4波、第5波ともに感染拡大の予兆があるということは言えるというふうに考えておりますので、その時に県民の皆様に、注意をしてくださいというアラートを出させていただきたいというふうに思っています。それから、その次ですけれども、新規感染者数が8人、10万人以上、人口10万人あたりで8人以上出た時、あるいは病床占有率が30パーセント以上になった時、どれかに該当すれば「感染拡大阻止宣言」というのを出させていただこうと思っています。これは、自動的に発出をするということを考えています。もちろん、本部会合を開いて宣言の決定はしますけれども。さらに、新規感染者数が15人以上、それから病床占有率が30パーセント以上、これは「まん延防止措置」の基準と同じなんですけれども、重症病床占有者数が20パーセント以上ということになりますと、このいずれか2つ以上に該当いたしますと「緊急警戒宣言」というものを出させていただこうと思っています。その後、「まん延防止等重点措置」、それから「緊急事態宣言」に移行していくということがあり得るというものであります。この時には、営業時間の短縮ということをお願いする。これによって、人流を抑えていこうということであります。どの地域で営業時間を短縮するかどうか、これはまず、その時のまた本部会合で決めていくということですが、原則こういった形で自動的に移行するということを私ども考えてございます。ただ、これによらなくても、かなり感染者の数が増えてきているということ、例えば、株が変わることによって、感染者の数が、増え方が変わってくるだろうと思います。そうしますと、これによらずに、「感染拡大阻止宣言」ですとか、「緊急警戒宣言」を出していくということもあり得ると思います。で、アラートを出して、3週間経って、「感染拡大阻止宣言」の要件を満たさない場合には、アラートを解除する。この仕組みで、我々は今後、第6波に対応していこうというふうに考えております。これ、第5波の時の状況なんですけれども、第5波は時短なしの「緊急警戒宣言」、これ今回の「拡大阻止宣言」と名前を変えましたけど、時短なしの「緊急警戒宣言」を、8月6日に出しました。それから、8月12日に時短の宣言を出していましたけど、先ほどの基準に当てはめます。新規感染者数が8人を超える、新規感染者数が15人を超えるということになりますと、今度のやり方でいきますと、7月29日には、第5波の時ですけど「感染拡大阻止宣言」を出すことになっていた、それから、8月3日には「緊急警戒宣言」を出すということになっていた、ということでありますが、それぞれ8日ないし9日前倒しで出すということになります。第5波に当てはめると、ということです。で、アラートと早期対策、これをグラフにしたものですけど、まず、ここの感染のピークの発症日と、それから公表日、これはだいたい2週間程度ずれているんですね。発症した日と、それから感染ピークを公表した日、これは感染者に状況を確認して、いつごろ発症しましたかというのを聞き取りをします。従って、発症日というのはあとからわかってくるものなんですけど、それをグラフにしてみますと、大体、感染のピークの発症日が、第5波が8月17日です。それから、公表日は8月26日ですから、大体、10日程度ずれているというものでありますけど、これは「緊急警戒宣言」を出しまして、最初、時短なしで出しましたが、その後、時短ありということで、これは折れ線グラフが近鉄の四日市駅周辺の人流であります。そうしますと、時短ありの「緊急警戒宣言」を出しますよ、その前後からずっと下がってきています。人流が下がってくると、これは四日市だけですけど、下がってくると感染ピークもそれから大体1週間、2週間ぐらいの日を置いて下がってくるということになっています。そうしますと、これを早く出せば、感染ピークはもっと抑えられるということであります。それを私たちは意図して、今回のアラートから、それから「緊急警戒宣言」に至りますものを考えている、こういうことであります。ワクチンが、接種率が進んだので、そこまで考えなくてもいいんじゃないかという考え方もありますけれども、実は、株がこう変わってきますと、実効再生産数が変わってきます。これは、元始株は1人が3人に感染させると言われていましたが、デルタ株は1人が8人に感染させるというふうに言われていますので、ワクチン接種率が、原始株の場合0、それから、デルタ株の場合、60パーセント、いま大体、三重県で2回目終了した人が10月14日現在で65.7パーセントいますので、もう少し高いんですけど、8人に感染させるということで、ワクチンを接種していない人、1から60パーセントを引いた40パーセントの人、計算しますと1人が3.2人に感染をさせるということですので、ワクチンが0だった原始株の時と同じなんですね。実効再生産数が高い株でありますと、ワクチンを打っていても感染が広がっていってしまうということで、従って、集団免疫の獲得がしづらいというのはここにもあるわけですけど、ワクチンが進んでいるからといって、対応策を考えなくてもいいというわけではないということであります。今のがアラートの説明なんですけれど、今までのですね、次に療養体制の方針についてご説明申し上げます。療養体制については病院、それから臨時応急処置施設、いわゆる酸素ステーションですね、それから宿泊療養施設、それと自宅でやむを得ず療養していただく方、この4段階に療養種別を分けております。それぞれの対象者です。病院には重症の方、それから中等症の方、それから妊婦さんなんかで無症状・軽症であっても重症化リスクの高い方は病院に入っていただくということになります。原則病院が空いていれば病院に入っていただくということになるんですが、病院がいっぱいになってくるということになりますと中等症Ⅱの方、これは酸素吸入が必要ですので臨時応急処置施設、酸素ステーションに行っていただくということになります。また宿泊療養施設は酸素吸入が必要でない中等症の方、中等症Ⅰの方ですね、それから軽症または無症状者の方で、特に一人暮らしで健康フォローアップが困難な方には自宅療養ではなくて可能な限り宿泊療養施設に入っていただきたいと、こういうふうに考えているところでございます。現状ですけれども確保病床最大数はここに書いてある通りであります。それから臨時応急処置施設、のちほどご説明しますけれども、1施設今回発足をさせるということで考えております。それから宿泊療養施設については今まで2施設でした、県内ですね。それを今回鈴鹿市内の施設を追加をいたしまして3施設にするということでございます。パルスオキシメーターについては自宅療養される方に1万5千個弱の個数を確保していると、こういうことでこの形で医療提供体制を整えていきたいというふうに思っていますが、宿泊療養施設については第6波が来るまでにもう少し数を増やしておきたいというふうに思います。四日市、それから鈴鹿、それともう1カ所ありますけれども、中勢より南側というところであと2カ所ほど増やすべく努力をしていきたいというふうに考えております。それから酸素ステーション、臨時応急処置施設ですね、ここも可能な限り増やしていきたいというふうに考えています。先ほど申し上げました療養体制ですけれども、それぞれの患者さんに応じてこういった形で対応をするというものであります。自宅療養はなるべく少なくしていきたいというふうに思っています。最初無症状の方であっても、軽症の方であっても宿泊療養施設が空いていればそこに入っていただくということを考えていきたい。ただ数が、感染者の数が多くなってくるとやむを得ず自宅療養していただくという方も出てくるかと思いますけれども、ここの宿泊療養施設を増やすことによって、一人で自宅で療養されるという方はなくしていきたいというふうに考えているところでございます。先ほど申し上げました「みえコロナガード」、これは私どもこういう名前を付けました。MCGというふうに略称することもできるかと思っていますが、先ほど申し上げましたように4つの柱がございます。アラート、自動的に人流抑制まで動いていけるような形をある程度私ども作らせていただいたと思っています。それから医療提供体制については先ほど申し上げましたように、今後追加でぶ厚くしていくところありますけれども、我々の考え方としては4段階、自宅療養まで含めて4段階、自宅療養以外でいうと3つの段階を私ども考えているというものでございます。それから検査体制、これは無料のPCR検査も進めています。これ要望が強ければまた追加も考えていきたいと思っています。それからワクチン接種体制、これは若年者へのワクチン接種を追加して進めていきたいというふうに今やっておりますけれども、これもワクチン接種をされた方の比率が上がっていけばそれだけ次の波が低く抑えられるというふうに考えていますので、引き続き対応していきたいというふうに考えております。これが大きな1点目であります。2点目です。お手元に資料があると思いますが、新たな宿泊療養施設の運用の開始であります。先ほど申し上げましたけれども宿泊療養施設については今県内に2カ所ということであるわけでございますけれども、鈴鹿市内の宿泊施設を1棟全体を借り上げまして116床を追加をいたします。施設名については所有者との関係で非公表ということになっておりますが、感染者が多く出る北勢地域で利用しやすい場所であるということで鈴鹿の施設を追加をさせていただくというものであります。それから同じく医療提供体制についてですが、お手元に配付してある資料がございますが、新たな臨時応急処置施設というものでございまして、これはいわゆる酸素ステーション、酸素投与や点滴などの治療これができる場所でありますけれども、津のプラザ洞津で10床程度患者さんに対応できる病床、病床といいますか場所を提供をすることにさせていただきたいというふうに思っています。患者さん、また感染が拡大していきますとこういうものが中長期的に対応できる施設として病院以外にも必要だという医療関係の方々の声も聞いておりますので、これをまず津で設けるということにしておりますけれども、先ほどの宿泊療養施設も同様ですけれども、第6波までの間にもう少し数を増やしていきたいというふうに考えているところであります。私からは「みえコロナガード」と医療提供体制2点ご説明を申し上げました。
 
発表項目等に関する質疑
 
〇感染拡大防止アラート等の設定(みえコロナガード)
(質)ありがとうございます。では幹事社から何点か質問させていただきます。まずアラートなんですけれども、これは段階を細かく踏んでということだと思うんですけれども、「感染拡大阻止宣言」を「緊急警戒宣言」の前に置いてますが、これ例えばもう17人以上2日連続になったら即「緊急警戒宣言」とかという形にせずに、ちょっとこのクッションというか1個置いたのはこれはどういうところでそういううふうな対応になったのでしょうか。
(答)2日連続で17人を超えても直ちに新規感染者が8人を超えていない状況というのもあるんですね。やはり感染拡大阻止、もっと言うと、分かりやすく言うと「緊急警戒宣言」が良いかもしれません。これまん延防止措置と同じく15人の基準なんですね。ここは病床占有率をもうちょっと低いんですけど。これであるともやはり時短要請、人流を抑制するために時短要請が必要になってくるんですが、2日連続で17人でも10万人当たり15人にならないケースはあります。例えば第5波でいうと、第5波は2日連続で17人だったのは7月の16、17日で、7月の29日に10万人当たりの8人を超えたということであります。したがってここには約2週間のタイムラグがある。8人を超えてくるとこれはやはり危険だということで「感染拡大阻止宣言」をして県民の皆様に注意を促していくということでありますし、それから8月の3日には15人を超えています。これはまん防措置と同じ基準になりますので時短要請を私どもやらせていただこうと思っています。ただ実際には第5波の時は宣言を出すのが今の基準より遅れています。よって今度第6波が来た時には先ほど申し上げた基準で私ども出していきたいというふうに思っています。タイムラグが生じていますので、したがって答えをもう一度申し上げますと、アラートを出して直ちに「緊急警戒宣言」もしくは「感染拡大阻止宣言」に移行するということはしないで、様子を見るということにしています。3週間たっても「感染拡大阻止宣言」の要件に至らなかった場合にはアラートは解除するということも考えているところです。
 
(質)ありがとうございます。細かいところなんですけど、この拡大阻止宣言の県境を越える移動を避けることってありますが、これは何か特措法に基づく要請とかではないということなんですか。
(答)これは本部会合で決定をしてお願いをしていくというもので、これは法律に基づく要請?
(答:防災対策部)特措法に基づく要請にするか、通常の要請にするか、その時の感染状況を踏まえて本部員会議で。
(答)本部会合で決めていくということですね。
 
〇医療提供体制の整備
(質)ありがとうございます。それから宿泊療養なんですけど、鈴鹿の施設ってもう運用は今日から開始ということでよろしいですか。
(答)そうですね、今日から開始ということであります。
 
(質)知事ご発言の中で南部地域、中勢地域より南のほうでもということをおっしゃられましたけれども、この辺りの今もう実際に動き出しているとは思うんですけれども、目安としていつまでに作りたいだとか、それから感染者が比較的少ない南部地域でなぜなのかというのか、その辺りをちょっと教えてください。
(答)南部、どこの地域にするかというのがあるんですね。例えばリバウンド阻止期間についても津市を入れていましたですよね。それもあって南にするかどうかってあるんですけども、少なくとも人口が多い津だとか松阪辺りっていうのは考えていかなきゃいけない場所ではないかなというふうに考えておりまして、今後調整をしていきたいと思っています。いつまでにというのはなるべく早くとしか申し上げられなくて、第6波が来てから調整していては遅いのですでに調整に入っているところでありますし、ではいつまでにあればいいかというと第6波が来るまでにあれば何とかもつと、こういうことだと思うんですけど、第6波の到来がいつかこれでも明確にはわかりません。一説には11月というふうにも言われていますし、なるべく早く私どもとしては施設を準備していきたいというふうに思っているところであります。
 
(質)幹事社から以上です。各社さんお願いします。
 
〇感染拡大防止アラート等の設定(みえコロナガード)
(質)改めて、この第5波が収束しつつある中で、今後の具体的な対応策を県民に示す意義というのは、どういうところにあるのか知事の口から説明をお願いします。
(答)大きな意義としては二つあるというふうに思っています。一つは私ども県庁で、第6波を見据えて、アクションこんなふうに起こしていきますよ、ということを県民の皆様にお示しをするということでありまして、ある意味安心をしていただきたい、こういうふうに「みえコロナガード」というのをきちんと我々運用していきますよ、ということで安心していただきたいという気持ちもありますし、安心をしていただきたい気持ちの一方で、ただ第6波は来るので、我々は備えているということで、行動については今まで通り、例えばマスクの着用だとか、あるいは手指の手指消毒だとか、そういったことは引き続きお願いをしたいということです。また、会食の時もマスク会食をお願いをしたいという意味を込めて、こういうものを発表させていただいたというのが1点です。もう1点は、アラートから「感染拡大阻止宣言」、それから「緊急警戒宣言」に移っていきますということを、あらかじめこれはどちらかというと、時短要請にご協力をいただける事業者の方に、あらかじめお示しをすることによって、想定をしていただけるものではないかというふうに思っております。今までは、いつ時短になるのかわからないじゃないかという声もありまして、我々としてはこれよりもっと早く「緊急警戒宣言」を株によっては出さなきゃいけないのはあるかもしれませんけれども、こういう考え方で進めていく、この考え方で進めていくというのをあらかじめ事業者の方々にもお示しをさせていただいた、この2点が大きな理由というふうに考えているところであります。
 
(質)関連してお聞きします。時短要請の話が出ましたけども、アラートが発動されている段階で、Gotoが使えるという状況があったとして、それは直ちに使えない状況にまずするのかというのが質問の1点目。それから、人流という話が出ました。人流というと県外から来る人がいますので、県外に対しては不要不急の来県というか、それをどういうふうに抑えていただくか、その辺の発出の仕方を教えていただきたいと思いますが。
(答)今までもGotoについては対応してきたわけでありまして、県民の皆様に県内移動についての慎重な行動の協力を要請を「緊急警戒宣言」の段階でしますので、この時には新規のクーポンの発行停止をいたします。それから、「まん延防止等重点措置」となりますと、クーポンの利用自粛を今までも呼びかけておりましたので、従いましてクーポンの利用をお控えいただくというのは、④の段階というふうに考えているところであります。それから、2点目の問い合わせがありました県外からおいでになられる方々への対応ですが、まず県民の皆様に、我々「感染拡大阻止宣言」のところで、県境を越える行動、移動を避けてくださいと言いますので、その裏返しで言うと県外からおいでになる方もお控えいただきたいということを申し上げます。申しあげますが、これも本部会合でその時の本部会合で決めていくんですけれども、三重県は例えばアラートは出たけれども、「感染拡大阻止宣言」まで至らない状況ではあっても、隣県で爆発的に感染者が増えてくるということになりますと、そこは県内への他県の方のご移動はお控えください、ということも決めることもあるということであります。
 
(質)アラートを含めこの措置強化の指標を示されたわけですけれども、その中で第5波の時は、現状のこの基準と照らすとちょっと遅れていたというような表現されていたかと思うんですが、その後ご存じの通り第5波ってかなり500人を超えたりしているわけで、その時に遅れた理由というのはどのように分析されてますでしょうか。
(答)これは、その時の判断なので、これから実はレビューをしていこうと思っています。これは、今回は大綱というふうに私最初申し上げましたけれど、大綱の中でレビューと対策があって、その対策を先取りした形で出させていただいているものですので、レビューは今後やっていくことにしておりますけれども、第5波の時にこういった形で、今の基準に照らすと対応が少し遅れていたような形に見えますけれども、その時は実はこういう基準を明確に示していたわけではないので、様子を見ながら感染の状況それから飲食店の方々の経済を回していかなきゃいけないような状況なども総合的に勘案して、結局この日にちになったんだというふうに考えております。詳細については、そのレビューの中でどうしてそんな形になったのか、まあ基準がないので今回みたいな、一概に遅れていたということは言えません。今の基準に照らすと、遅れていたということなんですけれども、どうしてそうなったのかというのを検証していきたいというふうに考えております。
 
(質)先ほどの質問に関連してなんですけども、現状は第5波について、県としてはどのような課題があったと認識されているのかが1点と、あと保健所体制の強化の部分なんですが、第5波では非常に保健所業務が逼迫(ひっぱく)するような事態もあったかと思うんですが、その部分の対応というのも今回何か入れている部分がありましたら教えてください。
(答)第5波については、515人という非常に多い感染者が出たということで、対応が先手先手の対応は、必ずしも出来ていなかったんだろうというふうに思います。そういう意味では、これは後知恵になりますけれども、先ほど見ていただいたようにもう少し早く対策を打ち出せばよかったのかもしれないというところがあります。それから、検査についても、今ほど出来ていなかったわけでありますので、ただ時間が経っていけばそういうものが出来てくるわけですから、その第5波のときはやり方が絶対まずかったとこんなことを申し上げるつもりはないんですけれども、今の時点から考えるとということですけれども、検査数もそれほど多くはなかったというところもあります。加えて医療体制、先ほど申し上げましたけれども、この4つの医療体制で一部一定期間、酸素ステーション的なものを設けたことはありましたけれども、病院に治療が必ず必要な人が必ずしも入れたかというとそうでもない。今これ検証中ですけれども、ということで言うと患者の方々に対して、しっかりとした医療体制を提供できたかというところで残念な部分があったというところもあろうかと思っています。保健所についても、行政検査が一時期、濃厚接触者に対しても十分にできなかったということもございました。従いまして、今その時にも保健所の体制は応援要員で体制を強化したということはありましたけれども、調査、調整にはやはり人手がとられて、検査が十分できなかったというのもございまして、現在はその検査を民間に一部お任せをするということで、そこの不備については治癒できているというふうに思っていますし、それから保健所の恒常的な要因についても、現在検討しているところでありますけれども、応援体制ということだけではなくて、常時定員についても増やしていくということを検討しているところであります。
 
(質)今回定めたこの三つの段階なんですけども、結局その2番目の「感染拡大阻止宣言」というのを設けたことによって、5波の対応はちょっと遅れがちになったというところもあると思うんですけども、その5波で遅れたのに、さらにもう一段階増やすことによって、対応が遅れるんじゃないかと思うんですけども、そのあたりはどういうふうにお考えでしょうか。
(答)直ちに、今のご質問は「緊急警戒宣言」を出せばいいじゃないかということですよね。それは基準は、出すとしてもやはりこの基準だと私ども思っています。時短営業をするには、お願いするには、人口10万人あたり15人の感染者が出た場合とこういうふうに考えています。で、アラートを出して、「緊急警戒宣言」まで時間を徒過するよりも、途中で10万人あたり8人以上の感染者が出た場合に、単なるアラートだけではなくて、非常に危険な状態ですよということを県民の皆様にお知らせをさせていただきたいと、それによって人流が抑制されれば、それに越したことはないわけでありますので、「感染拡大阻止宣言」を出したことによって、感染者が減っていくような状況になれば、我々としては「緊急警戒宣言」を出す必要はないかと考えています。ただ今までのトレンドでいうとなかなか難しいんですけれども、「感染拡大阻止宣言」を出すことによって、「緊急警戒宣言」のこの事象が出現するのが少し遅れる可能性もあります。そういうことも我々は期待しているというものであります。
 
(質)2番目の「感染拡大阻止宣言」に、これ県境を越える移動を避けることをここであえて入れたのは何か理由があるんでしょうか。アラートに含めちゃってもいい気もするんですけど。
(答)今の三重県の「緊急警戒宣言」で、時短要請を伴わないもの、それが「感染拡大阻止宣言」というふうに私どもちょっと名前を変えさせていただきましたので、そこで入っている措置、県境を越える行動を避けていただくということでありまして、アラートの時から県境を越える移動を避けていただくということをやってもいいのかもしれませんけど、私どもとしては、段階を踏んで「感染拡大阻止宣言」で県境を超える移動を避けるということをお願いをしたいと考えているものであります。
 
(質)今までも例えば、他県、愛知県とかで先に感染が拡大して、人の流れで三重県にも、仕事の交流もあるので、三重県にも人が流れてきて、岐阜三重で感染がそれに連なって拡大するっていうパターンがあったと思うんですけども、愛知で先に感染が拡大したときに、先取りして緊急警戒宣言だったり、感染拡大阻止宣言だったりそういうのを、必ずしもそこの基準には当てはまらなくても出していくっていうような考えはありますでしょうか。
(答)私たちはその考えが全くありませんというつもりはありません。で、先ほどもちょっと別のご質問で答えましたけれども、愛知でどのぐらいの感染者が出るかにもよるというふうに思っています。私ども、これは地方自治体の宿命的な部分がありますけども、行政区域の中で判断をしていくということなもんですから、まずはこういうやり方で第3波、4波、5波を検証すると、こういうやり方で第6波は抑えられるんじゃないかというふうに考えてますけれども、愛知で今までとは異なるような感染状況が起こるということになれば、場合によると、この基準に達してなくても「緊急警戒宣言」あるいは「まん延防止等重点措置」、「緊急事態宣言」を出していくというのはあり得るというふうには考えています。ただ今までのような形であれば、この基準で対応していけばよいというふうにも考えているところであります。
 
その他項目に関する質疑
 
〇衆議院選挙
(質)明日衆院選の公示ですけれども、また知事のお立場として何か特定の候補者の応援であったりだとか、そういったことっていうのは何かお考えはあるんでしょうか。
(答)衆議院選挙ですか。
 
(質)そうです、はい。
(答)私の?
 
(質)知事のお立場として、特定候補者の応援をしたりだとかというようなことは何かそのあたりは?
(答)私はそれは考えていません。皆さんが、選挙をそれぞれの主張を掲げて戦っていただくということでありますので、県民の方々に熱心なお訴えをされるということであります。最終的に県民の皆様がご判断をされるというものだと考えておりまして、特定の候補の方に応援に入るということは考えておりません。
 
(質)それから、今回の衆院選、解散から投開票まで非常に時間もタイトですし、本当にいろんなことが異例ずくめだと思うんですけれども、知事としても今回の選挙に期待していることといいますか、何かそういったものがあれば教えてください。
(質)やはり経済が大きな論点になると思います。成長と分配、それぞれのお考えを持って県民の方々に訴えていかれるということでありますので、やっぱりわが三重県としても、三重県内の経済がどのように成長していくか、それは非常に重要な関心事項でありますので、そういった部分は注目をしていきたいというふうに考えております。
 
〇新型コロナウイルスワクチン
(質)ちょっとコロナの話ちょっと戻っちゃうんですけども、ワクチン接種なんですけども、こちらについては今どれくらい進んでて、ある程度のところでなかなか進まないとかそういう状況にあるのかどうなのか、今の現状を伺ってもいいですか。
(答)補足すべき点があれば後で補足してもらいたいと思いますけど、10月14日現在ですけども、1回目のワクチン接種が終了された方の比率が74.2%です。で、全国では73.7%と聞いていますので、それよりは進んでいる状態。それから2回目が終了された方というのが65.7%というふうに聞いております。全国では65.2%というふうに聞いていますので、これも全国よりは進んでいるという状態ではありますけれども、まだ2回終了した方は60%半ばを超えた状況です。これをもう少し進めていきたいなというふうに考えています。で、各市町でこれからまた追加的に接種をしていただくということになってまいりますけど、我々としましては10月の23、24の四日市で、大規模接種を23日も1,000人、24日も1,000人でありますけど、大規模接種を行う、集団接種を行う予定にしておりますので、これはまだ予約が400人弱入っている状況でありますので、まだ余裕はありますから、たくさん受けていただきたいなというふうには思っております。何かありますか追加で。
(答:医療保健部)いえ。
 
(質)となると、もうそのワクチンの量の確保とかはもう問題ないんだけど、あとはいかに増やして、接種したいって思う人が増えてくかってとこが課題って感じですか。
(答)そうですね。あとは市町とも調整をしていかなきゃいけませんけれども、ワクチンの数については、国との関係で確保をしてきたつもりではありますけれども、まだ市町によってはもっとたくさん接種したいってのが出てくるところはあるかもしれません。特に若い人、南部の方は若い人もかなり接種が進んでいるというふうに聞いていますけども、北部のほうでもう少し進めていかなきゃいけないので、そこを何とか進めていきたいっていうのが私たちの気持ちであります。
 
(質)ワクチン接種の関連なんですけども、以前全国知事会の中で、愛知県との、知事にワクチンを要望じゃないですけど、分配ではないですけども、そういった話をされていたかと思うんですけども、その部分ていうのは、今どこまで進んでいるのか、実現可能性はあるのか、その部分はどうでしょうか。
(答)今ファイザーのワクチンについては、国から追加でいただけるということで、とりあえずそれで何とかなるというふうに思っているところであります。モデルナは先ほど四日市の大規模接種会場の話をしましたけど、これもまだ我々が用意した接種数に対して、希望者が増えてきてはいますけれども、あっという間に予約が埋まるという状況ではないので、今のところ愛知県からお願いをして持ってこなければいけない、いただけるようにしなきゃいけないということにはないと思っていますが、これについては何かありますか。
(答:医療保健部)いえ、はい。
(答)あの時はまだ、ファイザーの追加のワクチン数が国との間で調整できてなかったんですよね。なので、いただけるものがあればというふうに申し上げまして、今のところ大丈夫とこういうことであります。
 
(質)他に質問のある方はいらっしゃいますか。よろしいですか。ではこれで終わらせていただきます。
(答)ありがとうございました。

                                           了

 

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津市広明町13番地(本庁3階)
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