知事定例会見録
令和4年10月5日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・全国旅行支援「おいでよ!みえ旅キャンペーン」の実施について(発表)
・「個人向けみえグリーンボンド」の募集開始について(発表)
・モデルナ社ワクチン(オミクロン株ワクチン(BA.1)対応ワクチン)による県営の集団接種会場の対象拡大及び追加開設について(発表)
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・北朝鮮による弾道ミサイル発射
・小林貴虎県議によるSNSへの投稿
・新型コロナウイルスの感染状況等
・上下分離方式による鉄道の復旧
・ご当地ナンバー
・知事公舎
・安倍元内閣総理大臣の国葬
○南北格差等
発表項目等
(知事)おはようございます。私から今日は3件お話をさせていただきたいと思います。
最初は国が行います全国旅行支援、関連しまして三重県のキャンペーンの関係であります。名前でございますけれども、県民割のときとちょっと名前を変えまして、「おいでよ!みえ旅キャンペーン」という名前を付けさせていただいております。時期は10月の11日から、これは国の制度と同じでございますけど、12月20日までということにさせていただいております。全国から三重県に訪ねていただいて、三重県の観光地を周遊していただきたいということでございまして、対象は全国47都道府県から受け入れをさせていただこうと思っております。割引率は40パーセントということでございますが、鉄道などの公共交通機関、これを付けました旅行商品、今まで県民割の場合5,000円ということでしたんですけども、割引の上限、これが8,000円ということに上りますので、公共交通機関ぜひお使いいただきたいということであります。利用のためにはということでワクチン3回を接種をしている方、あるいは陰性の検査の結果証明を持っていただいているかということです。県民割との違いですけれども、先ほどの金額以外、予約先ということでございまして宿泊施設直接、これもできますので、直接宿の方に申し込んでいただいて、今回の割引を使って旅行していただきたいというふうに思います。それから、三重県独自のものと、前回ご質問もいただきました。車を使った旅行に関してクーポンを配布をするけれども、公共交通はどうなんだというお話も頂戴しまして、これを10月の7日から、この全国旅行支援の三重県版「おいでよ!みえ旅キャンペーン」、これよりちょっと先立ちまして、4日間、10月の7日の金曜日でございます。今週の金曜日から公共交通機関を使って旅行をしていただく方に地域応援クーポン、一人1日につき1,000円を配布をさせていただくということでございます。これにつきましては、ドライブプランが2日利用ということで1,500円の補助をいたしました。公共交通の場合は一人1日あたり1,000円でございますんで、ドライブプランが2日で1,500円に対して、公共交通機関利用ですと1,000円の掛ける2で2,000円になりますので、こちらの方がお得にはなるということでございます。1点目は二つ、キャンペーンの二つです。全国旅行支援に対応するようなものと、それから三重県独自の公共交通機関を使ったクーポンの配布ということです。
2点目ですけど、個人向けのみえグリーンボンドの募集の開始につきましてであります。発行条件は、今年、法人向けと個人向け両方を合わせて、こちらが65億円分、それから個人の方が5億円分、合わせて70億というのは以前発表さしていただきましたけど、個人向けの詳細が決まってまいりました。10年の満期一括債になりまして、発行額は前回申し上げたとおり5億円でございます。利率が決まりまして0.439ということであります。主幹事が引き受けるということになりますが、募集期間は10月の26日まで、10月の5日、今日から10月の26日までということになります。これは1万円から購入が可能でございますので、ぜひ環境に関心をお持ちの個人の方もご購入をいただきたいというふうに思います。主幹事のところにご連絡をいただければ購入をしていただけるというふうに思っております。10月の27日に発行開始するということでございます。それから法人向けについては約536億円でございますけれども、応募がありましたということで応募倍率は8.2倍、65億円に対して123件の応募がございました。8.2倍ということでございます。グリーンボンドについては私の方からは以上でございます。
それから、コロナの関係、3点目でございます。コロナの関係でございます。4回目の接種の県営集団接種会場ですが、10月1日、2日、そして8日というふうに3日間開設をいたしました。それで、今回2日間の追加日程を決めましたので発表させていただきます。まず、これ10月の8日は既に発表しておりますけれども、10月の22日の土曜日、これは津で700人の方に接種をいたします。それから10月の30日、月末ですけど700人の方が四日市で接種をするということで、この2カ所を追加をさせていただいているところでございます。予約の受け付け開始は明日の午前9時からです接種券が届いてない方の予約も受け付けをさせていただくということでございます。既に今回予約、接種を、大規模接種会場、四日市は予約率が約55パーセントでございました。ちょっと津の方は24パーセントというふうに低かったんですが、また第8波は、これ予想されております。これに向けてワクチンを打てる方はぜひ打っていただきたいというふうに思いますので、皆さんご勘案いただきまして、県の大規模接種会場、それから市町の接種会場お使いいただきたいと思います。私からは以上です。
発表項目等に関する質疑
○全国旅行支援「おいでよ!みえ旅キャンペーン」の実施について(発表)
(質)全国旅行支援なんですけれども、これは紙の表面のところは、これは全国的に大体やられるパターンとほぼ同じと思えばよろしいんですね。
(答)そうですね、はい。
(質)裏のこの三重県のやり方でこのような公共交通機関を使うとちょっとよりお得というふうにされたところになるんですかね。
(答)これがだから二つあるとこう考えていただければ、1枚目表紙が全国でやられるのと、実施期間の周期のところはちょっと県によって違いがあるかもしれませんけど、大体みんな10月11日から始まりますので、国の場合は12月の下旬までといっておられて、まだ時期は決めておられない。一応、我々の場合20日までとこういうふうにさせていただいてます。それから旅行代金の40パーセントの割引ということでやっておりますので、大体ここは全国とほぼ同じやり方ですね。裏側は先ほどちょっと申し上げましたけど、三重県独自に、この間とドライブプランで車を使われる方にクーポン券をお渡ししますというふうに申し上げたんですけど、公共交通機関を使っていただく方にもお渡しするということで、私ども考えさせていただいた。前回ご質問いただいたときに、ちょっと私ども考えますとこういうふうに申し上げました。それの答えの部分でございます。
(質)公共交通機関の場合は1日。
(答)1日1,000円ですね。これ併用もできますんで。これとこれは併用することができますということですね。
(質)併用ができるわけですね。
(答)はい、できます。
(質)全国旅行支援の開始ですとか、あとコロナ対策の緩和って意味でいうと、同じ11日から個人旅行客の入国解禁であったりとか、入国上限の撤廃もありますね。この日からいろいろ観光業界で動きが大きなものがあると思うんですけど、そこへの期待であったり課題であったりと感じてらっしゃるところなどありましたらお願いします。
(答)総理の所信表明演説でもおっしゃいましたけど、今円安が進行しております。円安のときには、日本にとってはやっぱりインバウンド客が来てくれることによって経済が回るって本当はメリットがあるんですけど、今コロナのせいでなかなかおいでいただけないということがございますけれども、県は県でこういった形で旅行促進を考えておりますし、海外から旅行される方々のバリアと言っていいのかあれですけど、規制を取り払っていくことによって円安による日本経済への影響というのをプラス方向に今持っていくということは重要であると思います。とにかくコロナで旅行業界の方々も疲弊をされている状況が続いておりますので、少しでもこういった形で旅行需要を喚起していきたいと考えております。
(質)個人旅行客であったり、外国人の方がわっとこれからいらっしゃるということで何か課題的なものも県の観光業界ありますでしょうか。随分久しぶりのいろんな外国人の方がわっと来られることになるであろう時期に入りますけれども。
(答)コロナまん延しないようにしていかなきゃいけないっていうんで、これは今年の初めでしたかね、外国人の方が少しずつ入ってくるときに観光業界の方々と会議もやらせていただいて対応策を議論しておりますので、ほぼほぼ業界もだいぶ慣れておられるんじゃないかと思います。今途端にこういうことが必要だというのは出てきていないというところですね。
(質)旅行支援の辺りについてご質問ある方お願いします。
(質)財源の方でお伺いしたいんですけれども、「おいでよ!みえ旅キャンペーン」の方は国の示しているということで、国の方からの交付金になるのかなと思うんですが、三重県独自の部分というのはこれは県単事業になるのか、それとも、あるいは何らかの交付金等があるものなんでしょうか。
(答)まず国の方ですけれども、予算としては10分の10の国の補助金ということで100億円の予算、国からのっということですね。それで県の独自の方は、これが事業費として1億700万円、今用意をさしてさせていただいております。これ交付金、国の交付金を使うということでございます。最終的には国のお金をということになります。
(質)今の追加で、独自部分も国のお金でということでよろしい。
(答)そうですね、交付金ですね。
(質)どこの都道府県にもこういう額は出るんだけど、自分のところで独自でいろんなやり方でやってねっていう部分の裁量があるお金がどこの都道府県にもくると、そういう理解で。
(答)そうですね、はい。他のものにも使えるんですけど、我々としては公共交通機関を使っていただいた方のクーポンに1億円強を使わしていただくということです。
(質)旅行のお話はよろしいでしょうか皆さん。
○「個人向けみえグリーンボンド」の募集開始について(発表)
(質)グリーンボンドのことでお尋ねします。グリーンボンドは前にも1回ご説明いただいてたので、その時に個人向けの販売については、その時点では夏ぐらいでしたかね、この間、第2弾の発表があったのが。
(答)はい。
(質)そのときに個人向けには東京都と北九州がそういう販売をしているというお話があったと思うんですけれども、今の時点でも変わってないというか、もっとかなりこの間に増えてきてたりしますでしょうか。それともそれぐらいなんでしょうかね。
(答)これはわかりますか。
(答:総務部)変わってないという認識でおります。
(質)全国の自治体では3例目って言っちゃうと言いすぎなんでしたっけ。
(答:総務部)個人向けですか。
(質)個人向け。
(答:総務部)それは確認した方がいいですね。すみません。
(質)そこまではちょっと。
(答)すみません、現時点でちょっと把握してないです。
(質)使い道は前から伺ってるように藻場の形成であったりとか、そこはもう変わらないっていうことで。
(答)そうですね、環境に資するものということで、電気自動車の購入でありますとか、環境対応の公共事業投資でありますとかそういったものでございます。
(質)グリーンボンドの個人向けのことであればお願いします。
○モデルナ社ワクチン(オミクロン株ワクチン(BA.1)対応ワクチン)による県営の集団接種会場の対象拡大及び追加開設について(発表)
(質)なければ、次はワクチンのことでお尋ねします。先ほど四日市会場は55パーセント埋まっていて、津がちょっと低めで1日は24パーセント。
(答)正確に言うと、23.7パーセント
(質)伊勢はどんな感じでしょうか。
(答)伊勢は今のところ10月3日で一昨日の時点ですけれども、10.8パーセント。
(質)そうしますと知事はオミクロン対応のワクチンが始まる前は、オミクロンが始まる直前の集団接種とかで、オミクロン待ちで集団接種がちょっと低調なのかなということもおっしゃってましたけれども、考えていたよりもオミクロンの方も低調とお考えでしょうか。
(答)津や伊勢は、恐らく基礎自治体でやられる接種に行っておられるんじゃないかというふうに思います。四日市は自治体の方の接種も結構混んでいるんですかね。県営の方にお出でになっていただいていると考えています。大規模接種会場を設けますので、是非ご活用いただきたいというふうには思いますけど、個人のご判断によりますので、ただ今感染状況ですね皆さん御案内のとおり、だいぶ新規感染者も減ってきています。減ってきてますけど、これは感染しないわけではないので、また冬に向けてですね感染力が強まってくる可能性もありますので、今のうち打てる方はワクチンを打っていただきたいなということはお願いしたいと思います。
(質)この追加日程というのは、前の四日市や津でも空きはまだあるんだけれども、やっぱり日程を増やすことで、この日が駄目でもこの10月下旬なら来れる方がいるかもしれないってことで設けられるのですか。
(答)そうですね。四日市は特にまだまだ需要があると思いますので。何かありますか。
(答:医療保健部)補足ですけれども、10月1日、2日の津、四日市の会場につきましては、4回目の接種対象者を60歳以上の方ですとか、基礎疾患の方等で限定をさせていただいておったんですが、今回拡大をさせていただきまして18歳以上の全ての方を対象としましたので、改めて日程を追加させていただきました。
(答)そうですね。母数がやはり少なかったですね。今回は市町も拡大されてますけど、我々も拡大しましたので18歳以上ということです。
(答:医療保健部)すみません。もう1点だけ補足をさせていただけば、先程知事から申し上げました伊勢会場の方の接種予約状況ですけども、10月5日の最新の情報では少し増えまして12パーセントということになっておりますので申し訳ございません。
(答)伊勢は18歳以上でしたっけ、8日の日は。
(答:医療保健部)伊勢会場は8日から拡大しています。
(答)18歳からでしたよね。
(答:医療保健部)はい。18歳からです。
(答)伊勢から18歳に拡大をしました。まだちょっと周知が徹底していないのかもしれませんけど、多くの方に受けていただきたいと思います。
(答:医療保健部)これをもってオープンになりますので。
(質)伊勢から18歳に拡大した。
(答)はい。10月8日からですね。
(質)ワクチンのことでお尋ねの方いらっしゃいますか。
(質)ワクチンなんですけど、今回の対象拡大は今後3回ということで母数が多くなったと先程もおっしゃってたと思うんですが、11月とか12月とか例えば感染拡大に向けて県営接種会場を増やすおつもりがありますか。
(答)これからワクチンが国から配布されると思いますので、10月、11月ですね、だんだん寒くなって感染が拡大してくるかもしれない時に向けてですね、ワクチン配布の状況によりますけど、県営接種会場を増やしていくことも考えたいと思います。
(質)ワクチンのことで伺いますが、ちょっと私の勉強不足もあるので教えていただきたいんですけれども、4回目接種は例えば高齢者だったり重症化リスクが高い人が対象だったというふうな私は認識をしていたんですが、それは18歳以上の希望する方全てに広げるのはどういった理由からなのか。国の方針なのか、県の考え方なのか教えてください。
(答)これはやはり多くの方に打っていただいて、冬場またコロナの新規感染者が拡大する可能性がありますので、それをワクチン接種をすることによって抑えていきたいということですから、今までは60歳以上の方、あるいは基礎疾患のある方ということで限定をしていたんですけれども、10月8日の日から18歳以上ということで、4回目も拡大をしていきたいということです。
(質)三重県独自ですか。
(答)独自かな。
(答:医療保健部)オミクロン株対応ワクチンにつきましては、国の方からも方針を示されておりまして、まずは先ほどおっしゃっていただいた60歳以上の方等の方々を、まずは接種いただいて一定の接種が進みましたら、拡大して良いという形になっておりますので、それに沿った形です。
(答)それで拡大をするということです。
(質)ワクチンは皆さんよろしいでしょうか。
その他項目に関する質疑
○北朝鮮による弾道ミサイル発射
(質)発表外でお尋ねします。昨日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したってことで三重県までどうということではなかったかと思いますけれども、何らか対応されたことがあったのか。また、今回発射されたことへの受けとめですとか、いろいろ課題はあると思いますが対応していかなきゃいけない課題であったりありましたらお願いします。
(答)昨日は危機管理課という部署があるんですけど、そこを中心にですね、準備体制ということで、三重県に影響があるようなことがあれば直ちに動く体制を取っていたところでございます。ただ、三重県の上空を飛んだわけではないということ、それから県内の漁業者の方々などの三重県に関係する被害がないということが早い段階で分かりました。こういうことでございました。また、着弾という情報も早目に分かったということで、特段の会議は実は開かなかったんです。ただ今後はですね、こういった事態が頻発する可能性はありますので、今会議を開催した方が良いのではないかというそういうことで、他県の関係であっても場合によると会議を開催するかというので、今検討しているところでございます。
(質)そうしたら各社さん発表外でありましたらお願いします。
(質)ミサイルの関係で、会議を開催しないといけないっておっしゃったと思うんですけど、それは発射の度に他県に着弾しても会議を三重県で開くっていうそういう意味ですか。
(答)他県に着弾したらそれは絶対開かなきゃいけないと思うんですけど、他県の上空を通過これは5年ぶりですよね、今回のミサイル。北朝鮮はさまざまなミサイルを撃っています。近海だけのミサイルっていうのもありますし、今回のような弾道弾ミサイル、バリスティックミサイルを撃つことも今回ありましたけれども、日本の上空を通過をする場合には、これはいつ場合によると三重県の上空を飛ぶこともあるかもしれないというので、そのための準備ということも含めまして、会議を開催しても良いのではないかという検討をしているわけです。日本の上空を通過しない日本海にミサイルが落ちる場合、ここは割と頻発しますので、この場合まで会議を開くというのは要らないんじゃないかというふうには考えております。
(質)三重県版NSCみたいな感じですか。
(答)NSCということまで言うかどうかあれですけど、県民の命と財産を守るための会議ということですかね。
○小林貴虎県議によるSNSへの投稿
(質)先日、小林貴虎県議会議員のツイッターの書き込みがかなり話題になっているところではあるんですけれども、国葬反対のSNS発信の8割がお隣の大陸からだったという分析があるというような書き込みをされていて、小林議員は昨年もLGBTの同性カップルの方の住所を公開したりということもあって、今政治倫理の条例が見直されて大詰めの議論になっているところだと思うんですが、県議会議員という公人がこうした発信をするということについて、また内容について知事はどういうふうにお考えでいらっしゃるか教えてください。
(答)県議会議員かどうか別にしまして、やっぱりSNSの発信というのは、やっぱり個人が気をつけなければいけない部分なのだろうというふうには思います。また、県議会議員の方がどういう行動を取られるかについては、私ども執行部から何か申し上げるということよりも議会の方でですね、どういう対応をするのが適切なのかというのを恐らく議論されると思いますので、そちらの結論を待ちたいというふうに思っているところでございます。
(質)その発言というか書き込みの内容が、差別の扇動に当たるのではないかという指摘もあるんですが、知事はどのようにお考えでしょうか。
(答)それは恐らく今議会の方でも御議論されているのではないかと推察していますけれども、御本人がどのように考えられたかというところもあると思います。一般論として申し上げますと、やっぱり差別を扇動するようなことは望ましくはないと思いますけれども、どんな状況であったのかというのを私は詳細に存じ上げませんので、議会の方での御議論を待ちたいと思っております。
○新型コロナウイルスの感染状況等
(質)改めて新型コロナの感染状況について伺いたくて、第7波は収束してきたという状況なのか、知事の御見解を伺いたいのと、あと7波の検証結果、県としての対応結果などを検証されるご予定はありますでしょうか。
(答)まず1点目ですけれども、コロナ新規の感染者はだいぶ少なくなってきました。昨日は214名という発表でございます。今日ちょっと増えます。恐らく850人程度という感じになると思いますけど、先週の水曜日が1,042人ですが、それと比べると減るということでありまして、三重県は大体水曜日と木曜日に数が多くなるんですね。ただ、これ200人の数字が少ないというふうには、もう我々今思うんですけれども、去年の夏とかと比べるとそれでも多いですので、感染には十分注意をしていただきたいと思います。これはコロナ感染が減ってきたのは、ワクチンを打っていただいてる方が増えてきたということと、それから我々県民の皆さんもそうですけど、コロナとの闘い方といいますか感染防止のやり方というのは、ある程度徹底をされてきたというようなことで減ってきたのではないかというふうに思います。それから第7波はですね、そろそろ落ち着いてきている収束とはまだ言えないと思いますけど、落ち着いては来ているので、第7波の検証についてはですね、やっていきたいと考えているところでございます。恐らく11月とか12月には第8波ということでやってくると思いますので、そこに対してどう戦っていくかという方針を決めるという意味でも、第7波の検証は近々に行いたいと考えてるところでございます。
○上下分離方式による鉄道の復旧
(質)二つありまして交通なんですか内容が違います。一つが先般JR只見線が再開されまして、再開のされ方というのは上下分離方式でありましたということですが、本県の中には狭隘なところというか、山の中を走る路線を非常にたくさん抱えていて、名松線の復旧には大変苦労もあったという話も聞いたわけなんですけども、今後ちょっと被害の状況にもよるとは思うのですが、内容によって鉄道会社も段々先細りになっていく中で、上下分離方式による鉄道の復旧って今後も起こり得るんだろうか、その辺の知事のお考えをお聞かせください。
(答)それ、状況によると思います。第3セクターで財政基盤が弱いところであれば、上下分離で場合によると、鉄道の再開というのは、いずれにしろ再開ができるものはした方がいいと思いますので、ただ財源をどこに求めていくかということですが、只見線の再開で、どういう予算を使ったのかというのは、詳細に把握しておりませんので、論評することはできないんですけれども、今後、例えば公共事業予算を使えるということであれば、それを使ってできるのもあるとは思いますし、その上下分離でどんな形でやるかですね。
再開が望ましいのであれば、再開は望ましいわけですけれども、鉄道での再開を追求するのであれば、どういう形でやるかというのは議論していく必要があると思いますね。
○ご当地ナンバー
(質)2つ目の質問ですが、伊賀市の岡本市長、昨日の記者会見で、ご当地ナンバーで伊賀ナンバーというものを非常に実現したいということでおっしゃっておられて、この秋はあれだけど、いつかはそれをやっていきたいということを言っておられた。ただ、伊賀の中でなかなか1枚岩になれない、名張市の方が伊賀ナンバーやと、その伊賀市の方ばっかり何か目立ってしまって名張市は埋没しちゃうということもあって、どうもあんまりのってこないというのも会見でおっしゃっておられまして、もう一つの考え方として伊賀甲賀ナンバー、つまり滋賀県も取り込んでのナンバーの考え方があるんじゃなかろうか。ただ、それにその効果はその順番の問題もありまして、のってくるかどうかはわからないけど、という言い方をされていたと思うんですけど、どういう風にご覧になりますかというお話をお聞きできればと。
(答)それ聞いてませんでしたけど、ご当地ナンバーは今どうだったかな。第2弾まで行っていたかと思いますけど、全国でですね。第3弾が始まるということなのかな。第3弾ですね、25年の5月、第3弾が始まるということで手を挙げるかどうかということをおっしゃったんじゃないかと思います。確かご当地ナンバーは10万台だったですかね。管内の車両が10万台を超えているのが条件だったと思いますんで、伊賀だけでは難しいのかもしれませんね。県を超えたご当地ナンバーって確か富士山ナンバーがそうだったんじゃないかと思うんですけど、山梨と静岡と県を超えてご当地ナンバーというのもあり得ると思います。伊賀、甲賀ということで、なかなか順番は難しいというのなら、別の名前を忍者ナンバーというのはどうですか、土地が付いていないとダメだったかどうか、私も担当局長やってましたが、はっきりと覚えていなくて申し訳ありませんけども、そんなのも考えられるかもしれません。確か審議会で議論して、その土地というのが明確にわかればいいということになってたとは思いますが、そのいろんな議論していっていただいたらいいんじゃないでしょうかね。
○知事公舎
(質)知事公舎のあり方検討会議が今日から始まるんで、そのことで関連して伺いたいと思います。先日、公邸部分について公開があったので、取材させてもらったんですけど、確かに水回り等ですね、かなり老朽化してるなというのはよくわかりました。一つ知事に伺いたいのが、実際に昨年から暮らしてみて、どんなところに不便を感じたか、設備面で老朽化で具体的にどのようなことがお困りになっているのか、まず教えていただけないでしょうか。
(答)造りが昭和50年代ですので、かなり古い部屋の配置とかになっています。広い部屋になってますので、冷房暖房の効きがですね、最近の住宅に比べると悪いということ。ただ、あの雨風を凌げるので、家族からも言われてるんですけど、それで十分ではないかという話もあります。それから不便ではないですけど、キツネが出るんですよ、朝なんかごみ捨てに行って帰ってくるとキツネがいたりして、自然環境、本当豊かで心が癒されるところもあってですね、非常にいいところもあるなというふうに思います。今朝は、このぐらいのナメクジが出てまして、これはこれで私、別にナメクジは噛んだりしないんでいいんですけど、あまり言うと皆さんまたナメクジが出たと知事が言うと出てしまうんですけど、出るのは出るんです。今日は秘書さんに見てもらいましたけど、それはそれで、そこも含めてかなり自然が豊かでいいところではありますね。不便は先ほど申し上げた排水のところがですね、これは設備なんですね、今まで住んでた人の使い方という問題ではなくて、排水管の角度があまりつけてなかったんで、逆流された。だから前に住んでおられた方も苦労されたと思いますけど、そういうところがあって、匂いが残っている。前の前の方かもしれませんけど、残っているというのがあって、皆さんご苦労されておられたと思います。あと広いので、冷暖房が効きが良くないというところですかね。
(質)重ねてでございます。その一方で、あの場所にあるからこそとか、こうした環境であるからこそメリットがあるという点も含め伺いたいんですけれども、例えば昨日の北朝鮮のミサイルの発射もそうですし、あるいは風水害とかでもそうですけれども、あの場所
にあったからこそ、知事が知事としての役割を果たすというような面がもしあれば、そういったことについても教えていただけないでしょうか。
(答)あの場所というのはあまりないと思います。近さというのは、やっぱり一つのメリットであると思いますけれども、他も半径何メートルで書けば、そこに入ればいいということにはなると思いますけど、近いところにあった方が登庁しやすいですので、それはいいと思いますね。
(質)そうしますと最大のメリットは近さ。
(答)そうですね。近さですね。
(質)そういう意味でいうと、例えばこの県庁の側にマンションを借り上げるですとか、そういった方式でもこちらは代替できるというお考えでしょうか。
(答)各県の知事さんで借り上げマンションに入っておられる方もおられるので、方法としてはあり得るんだろうというふうには思います。ただ、どんな形で知事が住むかは、私自身が最終的には決めることになるかもしれませんけれど1も、その材料を提供していただくのは県庁の方々なので、ご検討していただいて決めていただいたらいいんじゃないかなというふうには思っております。
(質)今、知事公舎の話が出たので、関連なんですけども、確かに先日拝見した時には、非常に造りとしては古いなという印象を持ったんですけれども、入られた後、公邸部分を何らかの形で活用することのご検討自体はされたことがあるんでしょうか、改修も含めてですね。
(答)それはないですね。例えば、危機管理の会議を開くにしても、県庁でやった方がいいと思いますし、場所的にやはり執務室と近接してたところで、それをやった方がいいですから、あれを使うというのは特にないです。それから接遇であそこに要人が、県外の方が来ていただいてというのも、ああいう古さもありますんで、それを考えたことはないですね。
(質)古さというのはそうですけど、内部を改修するなり、対応できるような形にすることもできるのかなとは思いますが。
(答)鉄筋ですからできなくはないと思いますけど、あの造り自体見ていただいたと思いますけども、要人の方に来ていただいて、そこで会議をやったり、食事をしたりというのにはなじまない感じがしますね。
(質)公舎のお話でもう一個なんですけど、私邸の部分は今回はちょっと我々拝見はできなかったんですが、知事主にお一人であそこにお住まいってことで、私邸部分って部屋がやっぱりいくつかおありで、中々維持管理っていうか、お一人で全部掃除とかも全部、全ての部屋を普段からやっておられるんでしょうか。
(答)週末は家族が来て掃除をしてくれますし、あとはお掃除ロボットがありますので、それが活躍してくれていますね。
(質)週末はご家族も来てくださることもあるし、ウイークデーはお一人でいらっしゃるわけですけど、一人でちょっとそういう意味での掃除だとか、そういうのも含めて不便、なんていうか大変さがあってっていうのも。そこまで感じることはない。
(答)それはないですね。私、大阪で単身赴任していましたんで、料理とか。
(質)だいたい家事とかは。
(答)だいたいですね。セキュリティー上どうなのかというのはよくご議論いただいたらいいと思います。
(質)セキュリティー上っていうのは、あそこにウイークデー、一人であの山の上にいらっしゃることを。山の上というか。
(答)公舎ですね。その辺は有識者の方、セキュリティーの方おられるので、ご議論してどういう方が適当なのかというのはご議論いただいたらいいと思います。
(質)じゃあ発表外よろしいですかね。第二さんも含めてよろしくお願いします。
(質)CTYさん。
○モデルナ社ワクチン(オミクロン株ワクチン(BA.1)対応ワクチン)による県営の集団接種会場の対象拡大及び追加開設について(発表)
(質)よろしいですか。
(答)どうぞ。
(質)オミクロン株対応ワクチン、今回、県営接種会場を開くということで、テレビ用に少しコメントをいただきたくて、今回から高齢者等だけでなく18歳以上ということで幅広い世代に受けていただけるということで、PRも込めてちょっとコメントをお願いします。
(答)わかりました。今回、追加日程2日間、四日市とそれから津で設定をさせていただきました。冬場にかけて、11月、12月ではないかと言われていますけれども、第8波でまた感染者が増えてくる可能性があるというふうに聞いております。感染者が増える前に、打てる方はぜひワクチンを打っていただきたいと、こういう思いで県営の大規模接種会場の日程を追加させていただきました。ワクチンを打っていただければ、感染する確率が減る可能性があるとも聞いております。また、感染した時に重篤化しないという話も聞いておりますので、是非打てる方は打っていただきたいと思います。
(質)ありがとうございます。
○「個人向けみえグリーンボンド」の募集開始について(発表)
(質)グリーンボンドなんですけど、これ個人の分の上限というのはあるんですか。
(答)一応、発行額5億円ではありますが、一人一人という意味ですか。一人の上限。
(質)一人でいくらぐらいまで買えるのかなと。
(答)これ、上限はありますか。
(答:総務部)上限はないです。
(答)ないですか。
(答:総務部)はい。
(質)でも、法人は1,000万ですよね。
(答:総務部)法人は1,000万です。
(質)個人で1,000万以上も可能ということですか。
(答:総務部)可能は可能です。
(質)可能なの。
(答:総務部)こちらで制限はしていないので。
(質)場合によっては億でも可能なんですか。
(答:総務部)買える資力のある方に買っていただけるのであれば。
(答)まあそういうことですね。
(質)なるほど。まあ買わないですけど、中にはそういうお持ちの方もいらっしゃるんで。
(答)かもしれませんね。それは、ありがたい話ですね。利率を勘案しながら考え、億を持っておられる方は、恐らく高利で回すことを考えられるんじゃないかとは思いますけど、是非買っていただきたいと思います。
(質)そこは個人数人に、仮になっても構わんということですね。
(答)そうですね。
○安倍元内閣総理大臣の国葬
(質)あと、その他の項目なんですけど、国葬にご出席されて、我々もそこに入っていないので、その場の雰囲気であるとか色々お感じになったこと、コメントは出ていましたけれども、それ以外で。実際、ちょっと長時間の拘束だったんで、その辺もどうかなと思うんですけど、そういうことを含めてご感想があれば。
(答)拘束というか、私どもが入ったの12時ぐらいだったと思いますが、それで献花をさせていただいて、退室をさせていただいたのが5時過ぎぐらいですかね。その間、もちろん国葬儀の儀式、全体、国葬儀だと思いますけれども、葬儀の追悼の辞などの時は、お話もお伺いしていました。非常に厳かな感じで、追悼の気持ちが会場内溢れていたと思います。その後、外国の方々の献花などの時には動くこともできましたし、周りに知事さんたくさんおられましたので、お話しすることも可能でしたので、国葬に限らず、様々なお話をさせていただきまして、良い機会であったというふうには思っています。安倍夫人がずっと最後までおられたんですね。途中で退席されるんじゃないかと、私も伺っていたんですけど、和装で最後までおられて、大変長い時間だったので、大変ではなかったかなというふうに思いましたけど、そのぐらいですかね。
(質)5時間ぐらい。飲み水しか持ち込めなかったんですか。
(答)そうです。持ち込めなかったというか、そこにはウォーターサーバーがありましたので、水は飲めました。
(質)ということは、トイレとかも行けたんですか。
(答)トイレ行けます。ですから、追悼の辞とか、あの時は行けませんけれども、あの時間が大体50分ぐらいですかね。それ以外は、事前に始まる前にトイレも行けますし、終わった後にトイレに行けます。
(質)知事お感じになって、5時間というのはそんなに長くはない。
(答)長くなかったですね。周りの知事さんとお話もしていましたので。
○南北格差等
(質)あと、先週、一般質問等で「南北格差」という話が出まして、知事は確か南北格差、私はないと思っているんですけどみたいなお話をされていたじゃないですか。この趣旨というのをもう一度お願いできますか。
(答)当然、三重県は北、それから中部、それから南という、それから伊賀と、地域があるわけで、地域がないというわけではなくて、格差ですね。この格差の意味なんですけど、国語辞典を見ていただければわかるとおり、これらのレベルの差とか、読んで字のごとく格の差ですよね。序列を意識されるような言葉であって、私はそういうものがないというふうに申し上げています。格差というのは、個別の事項については格差はございます。例えば、所得格差という言葉があります。これは所得の上下ということで、当然、東京の所得と三重県の所得は上下関係、どちらが上かというのはあります。それから、三重県の北部と南部も所得の差、格差というのはあると思います。それから、生活費の格差というのもあると思います。東京で生活する場合、愛知で生活する場合の生活というのは三重県よりは多分上だと思います。これどっちがいいか。安い方が私はいいと思いますけど、生活費の格差というのもあります。地域を比べた場合に、上下関係があるかどうかということなんですけど、東京と三重県に格差があるかと。私はないと思います。東京で例えば所得は東京の高いかもしれませんねが、三重県は自然も豊かですし、生活しやすいと思います。従って、地域を比べる場合には多くの要素があって、所得のみではありません。どちらが豊かかということを考えた時に、様々な要素があるので、私はここには格差はないと思っています。例えば、愛知県と三重県に格差があるかと言われた時に、どちらが上かと言われた時、私は三重県の方が上だと思う。プライドを持ってそういうふうに思っていますので、南北の差というのはあると思いますけど、格差というのは私はないと、そういう趣旨で県議会で申し上げたものでありまして、北部は北部の発展の仕方がある。そこに足らざるものがあれば、県で対応できるものはやっていく。南部は南部で発展の仕方がある。そこに足らざるものがあれば、県で支援できるものはやっていくと。こういう趣旨で申し上げたわけでありまして、南北の差異がないと申し上げているわけじゃなくて、格差というものはないというふうに私は考えていますということを申し上げたわけです。
(質)平たく言えば、格差という言葉がちょっと誤用されているんじゃないかと。
(答)というふうな気がしていますけどね。
(質)使いたくないということですか。
(答)はい。
(質)でも、南北格差とか、南主北従であるとか、あるいは北主南従であるとか、そういう言葉が最も使われたのが平成7年の知事選だったと思うんですね。この時に各候補者がそのお言葉をお使いになって、北川さんが当選されたんですけど、北主南従という、これを変えなければいけないと。南勢の発展なくして県全体の浮上はないというふうにおっしゃって、四日市の演説会とかでは最近行くと北川じゃなくて、南川に名前を変えたらどうかと冗談を言われるというようなことをおっしゃって、わりと南北格差ということが出てきて、県議会の方でも東紀州対策が必要だということで、南北格差を是正するために東紀州対策局というのをつくって、それが鈴木さんの時に伊勢まで広がって南部、今の活性化局ですか、そういう形になったんですけど、今知事のおっしゃったような形でいくと、これは政策転換というふうに捉えているんですか、それとも解釈の違い。
(答)まず、格差という言葉に関しては解釈の違いだと思いますね。格差を是正するということではなくて、南の発展の仕方を考えた上で、どういう発展の仕方がいいかというのを考えればいいということでありますから。北主南従なんていうことはちょっとおかしいんじゃないかというふうに思いますね。北は北で、例えば愛知県の発展と三重県の発展と考えた時に、愛知県は愛知県の発展の仕方があるわけでありますので。南の発展は、これは当然重要、北の発展も重要ですけれども、それぞれの発展をどういうふうに考えていくかということだと思いますので、地域による、何て言うんですかね、序列みたいのはないと。南はどういう形で発展していけばいいのかを考えればいいし、北は北でどういう形で発展していくのかということを考えたらええと思います。
(質)これやっていると多分延々と続くと思うんですけど。
(答)そうですね。哲学的な議論。ここは、ポイントは格差がどうこうというのがポイントではなくて、どういう形で発展をさせるかということを議論するのが一番重要やと思いますけどね。
(質)知事がおっしゃっておられるのは、自己肯定が強い県民とか、あるいは地域であるとすると、自己肯定感が強ければ。
(答)自己肯定感は重要だということね、言っているのは。
(質)それがプライドにもつながるので。例えば現実問題、愛知と三重は差がないとおっしゃって、差はないかもしれないけれど、かつてのことから言えば、例えば今、NHKさんでも天気予報は愛知岐阜三重の順番にするじゃないですか。ところが以前は、愛知三重岐阜だったんですね。これが変わったのは、県勢の整備の重要性とか、それからそういう形でNHKさんがそういうふうに変えた節があって、7年知事選でも北川さんは少なくとも私の任期中にNHKの天気予報を元に戻したいと。愛知三重岐阜にしたいんだということをおっしゃったりしたんですけど。だから、そういうある程度差があると、この認識は絶対あるじゃないですか。そこは否定できないと思うので、逆に今の知事の言葉の使われ方から行くと、じゃあ東紀州対策局にしても、それと予算も人員も割いている部分とか含めてですね、そこの根拠は何となく見えない感じがするんですよね。
(答)見えないというか、南については人口減少も激しいし、そこに対してどういうふうに発展していくかというのは特に考えなければいけないというので南部活性化局があると思いますね。NHKさんが変えられたかどうか、私もちょっと詳細には把握をしていないし、どんな理由で変えられたかも把握はしていませんけど、愛知は愛知の天気予報があって、三重県は三重県の天気予報があって、それはそれでいいと思いますし、三重県は三重県でこれからどのように発展していくか。人口の減少をいかに緩やかなものにとどめていくかというのも考えなあかんと思いますし、あるいは産業も含めてどうやって発展していくか、これは三重県で考えていったらいいと思いますけどね。
(質)だから、亀井市長が市長の時にご指摘されたように、それを他県を含めてアピールのは知事の力だというか、おっしゃったと思うんですけど。
(答)あ、そうですか、亀井さんがですか。
(質)だから、それは知事にかかわる部分が非常に大きいと思うので。
(答)県全体のアピールをするということですか。
(質)もちろん。
(答)そうですね。
(質)全国でもそうだし、東海三県でもそうじゃないですか。
(答)そうですね。それはおっしゃるとおりだと思います。そういう意味では、知事に課せられている部分って大きいと思います。従って、私自身は全国知事会議でも発信をするようにしていますし、コロナの対策でも発信をするようにしていますし、それからあとは今回のG7の交通大臣会合なんかも、ひとつの県全体をアピールする機会であると思いますので、しっかりとやっていきたいと思います。
(質)今、東紀州対策局で東紀州がある程度年収が増えたとか、仕事が増えたとか、あるいは人口増えたとか、そういう状況は見られないまま南部地域活性化局になって伊勢まで広がって、今、さらに松阪であるとか多気町であるとか、その辺りも南勢の入り口だとかおっしゃる松阪含めてですね。どんどん広がっていくんですけど、これは一応、知事としては是なんですか。それとも、東紀州は東紀州で、この前村林さんもちらっと言っていたと思うんですけど、やっぱりそこは南部は南部で絞り込んでやらないと対策がおろそかになるんじゃないかみたいな話があるんですけど。ここは一応、中勢領域まである程度踏み込んで一つという形なんですか。
(答)南部地域活性化局の所管をどうするかは、ちょっと横に置いておきますと、先ほど私が申し上げた、発展の仕方をどうするかということで考えた時に、ものによっては松阪まで入れて議論した方が、例えば人口減少問題であれば、かなり広域で人口は移動していますので、例えば東紀州から伊勢に移住する方もおられるし、松阪に移住される方もおられるという意味では、北勢に行かれている方もおられますけど、そういう意味では広域に考える必要があるものもあるであろうというふうに思います。観光の周遊化という意味でいうと、かなりの広域やとおそらく北勢も入れてやった方がええのもあると思いますけれども、例えば熊野地域で周遊をするということであれば、ある程度限定的に考える。ものによるんやと思いますけどね。
(質)観光周遊もある程度限定的に考えた方がいいんですか。
(答)ものもあると思いますし。ただ、中勢に滞在して伊勢に行ったり、熊野に行ったり、それから伊賀に行ったりという方もおられると思いますので、そこは観光をされる方のどのぐらいの範囲で考えているかによりますので、限定的に考える、必ずしも限定的に考える必要はないと思います。
(質)間違いなく平成25年の式年遷宮の時に、県内観光入込客数は、次年度、次の年に出たデータでは、結局、式年遷宮が来ると県内全域で入込客数というか、訪れている人が増えていたんですね。唯一なかったのが明和町なんですけど、それは明和町に呼び込みのアプローチがなかったし、斎宮ありながらですね。それとか、宿泊施設がないとかいうことで、割と滞在されなかった。明和町だけは唯一効果はなかったんですけど、結果的に言うと、やっぱり三重県というのは、ずっと式年遷宮で人を呼び込んで、そこで景気が上がって、それがまた20年ごとに、10年前ぐらいから始まるので、そこからまた景気が上がっていくと。この循環型が自然にできている県だという認識で県は施策を進められているんですけど、これについては知事も同感ですか。
(答)そういう意味で先祖の遺産があって、旅行客が来る。ありがたいことやと思いますけど、それだけにやっぱりとどまったとったらあかんのでしょうね。自然は式年遷宮と関係なく立派なものがありますし、観光資源もありますので、多くのお客さんを呼び込んでいって、産業を盛んにする、観光業を含めてということですけど、それは重要だと思います。
(質)今の形でそこだけをブラッシュアップするよりは、他の要素も入れていった方が、観光としては効果がある。
(答)そうですね。式年遷宮、伊勢神宮の魅力は式年遷宮だけではないと思いますし、この間、観光有識者からお話を聞いた時に伊勢神宮を前面に打ち出すべきだということをおっしゃっておられる方もおられますし、熊野古道のことをおっしゃっておられる方もおられます。様々な観光魅力がありますので、ブラッシュアップは様々な点でやっていてというところが望ましいと思います。
(質)まあ、また。
(答)はい。
○知事公舎
(質)あと一つ、知事公舎なんですけど、さっき前の前の方が臭いは残っていて、その配管のとこですね。これはどういう意味ですか。要は、野呂さんの時に工事しなかったからとかいう話ですか。
(答)いや、最初の、そういう意味ではあれかな、田川さんの時なんですかね。排水口の、後で私聞いたんですけど、本当かどうか分かりませんけど、角度があまりつけてなかったので、下水が逆流しやすい構造になっているやに聞きました。これは、また担当の方に聞いていただいたらいいと思いますけど、それで確か野呂さんの時にも逆流したんじゃないかみたいな話を聞いたことはありますが、これは定かではありません。
(質)私が漏れ聞いているのは、野呂さんにも聞きましたけど、鈴木さんにも聞いたんですけど、みんな間違いなく逆流して臭いしているんですね。
(答)そうですか。
(質)なぜそれが直ってこなかったかよくわからんですけど。
(答)よくわかりませんね。
(質)だから別に野呂さんの時にどうのというわけではないんですね。
(答)野呂さんの時にも逆流したという話を聞きました。鈴木さんの時も確か逆流したって、大変だったという話を聞きました。
(質)わかりました。どうも。
(質)それでは大丈夫でしょうか。ありがとうございました。
(答)ありがとうございました。
了