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令和05年03月10日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和5年3月8日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」100日前記念事業について(発表)
 1.G7三重・伊勢志摩交通大臣会合推進協議会「共通デザイン」の決定
 2.「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」の応援事業の募集
総合博物館 開館10周年に向けたプレイベント第1弾(第33回企画展「親鸞と高田本山 専修寺国宝から 
ひろがる世界)の開催について(発表)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・知事公舎の対応方針
・県庁舎の建て替え
・元気プランにかかるKPI
・県庁のSLACK使用
・都道府県版ジェンダー・ギャップ指数

発表項目等

(知事)私の方からは2点、申し上げたいと思います。一つはG7の伊勢志摩交通大臣会合ですけど、今日でちょうど開催まで100日ということになりました。共通デザインを決定しましたので、それを発表させていただきます。もう一つは応援事業というのを決めましたので、その二つをG7の関係で、まず発表させていただきたいと思います。このポスターです。後ほどフォトセッションを、そこの出たところでやらせていただきますけれども、鈴鹿にあります、飯野高校の応用デザイン科の3年生の藤原梨帆さんが制作をしていただいたポスターでございます。下の方に、今回の広島首脳会議を中心にする、全体のG7会合のマークも入っているんですけど、大きな形で交通大臣会合のポスターを作っていただいたということです。このデザインの活用につきましては、横断幕とか、のぼりの旗とかで活用していく予定でございます。それから、2番目ですけれども、応援事業であります。会合の気運醸成のために、県民の皆さん、企業の皆さん、団体の皆さんが企画をして実施をしていただく事業を、応援事業ということでやらせていただきたいということで考えております。やっていただきたいと考えております。それで、どういうのがあるかということですけど、応援フェアとか、あるいはお土産とかノベルティ、応援商品の開発とかということを考えているわけです。展示も出てくる可能性があります。これが各地で開催されまして、気運醸成が図っていければということを考えています。それで、寄附金も、資料の一番最後に書いてありますけど、受け付けておりますので、寄附をしていただけるという方については、寄附をお願いしたいと思っております。応援事業については、名古屋の国税局の主催の事業で、県内に在住されている外国語の指導助手の方を対象としまして、G7伊勢志摩交通大臣会合の開催記念ツアーをやりたいということでありまして、これが今、ものとしてはあるということでありますね。1点目は以上です。
 
2点目は、県の総合博物館ですけど、これは平成26年の4月にオープンしましたけど、来年(令和6年度)、開館10周年を迎えるということで、その前の年になります、令和5年度4月以降ですけども、プレイベントを開催をするということでありまして、その第1弾として、親鸞聖人と高田本山ということで。ご案内のように浄土真宗高田派は、3番目の信徒の数のお寺なんですけど、本山なんですけど、国宝は浄土真宗の中で一番多いとも言われております。令和5年が、親鸞聖人の生誕850年の記念すべき年ということでございまして、高田本山が持っております、国宝2件、これを含めて専修寺の文書29点を展示をするということでございます。国宝は「西方指南抄」と「三帖和讃」の国宝を、展示をするということでございます。国宝、重要文化財は、なかなか普段、目に触れないものでございますので、博物館にお越しになって、来ていただいて見ていただければと思います。常設展示のミエゾウとか、トバリュウも見れますので、子どもさんもおいでいただければというふうに思っています。これが第1弾なんですけど、第2弾も考えてまいりますので、ぜひ多くの方に来ていただければというふうに思っております。私からは2点、以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
○「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」100日前記念事業について(発表)
(質)1件目の発表ということでG7関係をまとめてお聞きしますが、先ずこの共通デザインについて知事ご自身の感想といいますか、一言お願いします。
(答)伊勢らしさというんですかね、この青いところは海であると思いますけれど、この白いのは真珠とそれから海の泡をデザインしているというので、ちょうど志摩らしさが出ているんと違うかなというふうに、私はデザインの世界はあんまり詳しくないんですけど、伊勢志摩らしさが出ていいんちゃうかなと思います。
 
(質)もう1件の応援事業の募集ですけれども、これは県としての関わりとしては、この応援事業に応募してくださったところに対する県の応援といいますか、応援の応援というのも変なんですけど。
(答)例えばホームページでご紹介をさせていただいたりとか、そういったことを考えておるということでございます。他の県でも応援事業というのをやりますよ、というのを打ち出しているところは今の段階で4カ所ありまして、首脳会議をやる広島と、それから労働雇用の関係をやる岡山、都市大臣会合をやる香川、長崎の保健大臣会合、あとは三重ということですので、5カ所は応援事業というのを是非やってくださいということで、やっていただけるなら我々としてそれを支援します。ホームページで宣伝します、というようなことをやらせていただこうと思っています。ホームページでの紹介以外に何かありましたか。
(答:雇用経済部)先ほど知事から申し上げたとおりでございまして、例えばこのデザインのアイコンを使っていただくでありますとか、例えばSNSとかで相互にPRさせていただくという形で連携も取れるのではないかなと考えております。
 
(質)担当課にお聞きした方がいいかもしれないですけど、財政的にであったり、あるいは何か人的な具体的な支援というのは特にはないんでしょうか。
(答)金額的な支援は今ないですね。
 
(質)基本的なことなんですが、ポスターは公募されていたりとか、そんなのがあったんですか。
(答)県内のデザイン科を持っておられる高校に話をさせていただきました。
 
(質)一応、何か審査みたいなのもされたわけですか。
(答)もう1校、実はあるんですけれども、そこはちょっと時間的に難しいという話があったものですから、鈴鹿の飯野高校から応募がありまして、4人の方の6作品、これを含めて出されまして、そのうちからこれを選ばせていただいた、こういうことですね。
 
(質)これを選んだのはどなたが選ばれたんですか。
(答:雇用経済部)6作品を出していただきましたので、これを推進協議会の皆様に、無記名の投票という形で選んでいただきまして、数多くの皆様がご投票いただいたもの、それから最終的に会長にご判断いただいて、これでいいんじゃないかと一番投票が多かったものをこのデザインという形で決定いたしました。
 
(質)会長というのは知事ですか。
(答:雇用経済部)はい。
(答)私は知見があまりないので、皆さんが選んでいただいたものでよろしいんじゃないでしょうかと、こう申し上げたということです。
 
(質)改めて今日ちょうど100日前ということですけれども、その交通大臣会合に向けて、気運の盛り上がりとかも含めて知事のコメントをいただければと思います。
(答)今回、前の首脳会議に比べてもちょっと時間的なものが短い部分はあります。ただ、県の協議会を開催していく中で、交通大臣会合あるんやねということが段々皆さんに浸透してきたような気がしております。是非、マスコミの皆さんにもご協力いただければありがたいなと思いますけれども、この6月に志摩で大臣会合が開かれるということを、もう少し多くの方々に知っていただいて、そして協力しよう、あるいは応援しようという気運の気持ちを出していただけるとありがたいなというふうに思います。現段階では各国大使館と調整などをしておりまして、三重県内で例えば高校とかですね、大臣とということになるか、あるいはその各国の大使館ということになるか、まだこれは確定はしておりませんけれども、若い人たちとの交流ですね、そういったものも進めていきたいというふうに考えているところでございます。
 
(質)そもそも論ですいません。この共通デザインの共通が意味するところは何になるんでしょうか。
(答)先ほどご質問もいただきましたけど、例えば応援事業なんかにもこれを使っていただくという意味ではですね、伊勢志摩の交通大臣会合というのは、これがデザインですということです。ですから、横断幕とのぼり旗で変えるわけではなくて、これがもう一つのマークになっています。それから、応援事業をやっていただく方もこれを使っていただくということでは、共通そういう意味での共通ですね。
 
(質)先ほど知事が名古屋国税局のALT向けのG7記念ツアー、これは他県から三重県に来てもらうという意味なのか、それともどういったものですか。
(答)名古屋国税局が三重県も所管していまして、三重県内のALTと言われたのは外国語指導助手の方を対象に、これ酒蔵巡りでしたね、酒蔵巡りのツアーを名古屋国税局がやるようでございます。そのときにこの応援事業ということを使わせてほしいということでございましたので、それを使っていただいたらということをお話ししているということですね。
 
(質)これは会合前にやるという感じですか。
(答)会合前ですか。
(答:雇用経済部)はい。ALTの方々に、本国に対して情報発信していただいていただきます。
(答)今299人、県内にALTの方がおいでになっていまして、どれだけ参加されるか分かりませんけれども、多くの方に参加をしていただきたいと思っています。
 
○総合博物館 開館10周年に向けたプレイベント第1弾(第33回企画展「親鸞と高田本山 専修寺国宝からひろがる世界)の開催について(発表)
(質)三重県総合博物館の件ですけれども、この展覧会は6月18日までということで、ちょうどG7の最終日ということですけれど、これはどうしてこの日までにされたんでしょうか。場合によっては、せっかく他のエリアから来ていただいた方に観られるようにと考えると、もう少し伸ばしてもいいのはではないですか。
(答)どうですか。
(答:環境生活部)その件ですけれど、結局文化財の展示期間というか、それが50日というような制限がありますので、60日ですか、その日に設定させていただきました。
 
(質)開始日が4月22日というのは。
(答:環境生活部)高田本山に特別協力をいただいておりまして、高田本山の方の宝物館の開館であるとか、高田本山の行事などとの関係を考えて、この時期にさせていただいたというところでございます。
(答)3月に京都の国博で親鸞聖人展あるんですよね。これ言ってもいいんですよね。
(答:環境生活部)はい。
(答)ということですので、その日程もあるんじゃないですかね。高田本山からも京都の国博に出すみたいでございますので、それが戻ってきたりということもあるんですかね。
 
その他項目に関する質疑
 
○知事公舎の対応方針
(質)発表項目以外のところでお伺いいたします。昨日ですけれども、知事公舎についての活用方針が示されまして、知事はマンションの方に移りになられるのが妥当だということを示されたわけですけど、判断というのを知事としてどういうふうに受けとめられるのか。昨日コメントもいただきましたけれども改めてお伺いしたいというのと、実際にマンション探しを始めていらっしゃるというふうな話もお聞きするんですけれども、入居時期ですとか、転居の時期はどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。
(答)今の公舎はかなり老朽化をしているということと、セキュリティの観点からも見直しをする必要があるということもありまして、2回ですね去年の10月と11月に有識者の方々にお話をお伺いして、一定の方向を出していただいたというふうに考えております。私ども事務方の方から提示をさせていただいたのは4点で、今の知事公舎を改修する、それから壊して建て替えるというやり方、それから県の保有する幹部公舎などの官舎に入る、それからあとは民間の借り上げをする、というその4つのやり方を提示いただいたわけでありますけれども、我々がお話をさせていただいて検討いただいた県内の識者の方々からは、今の公舎を改修をするか、それとも民間借り上げするかというようなことで、それがいいんじゃないかというような話を伺ったというふうに聞いています。その2つを我々で検討しました結果でありますけれども、かかるコストの点、あるいは他県の知事の状況などを考えまして、民間の借り上げということがいいのではないかというふうに考えているところであります。昨日もコメントで出させていただきましたけれども、一番のポイントは県民にとっての重要なポイント最大の関心事項は、知事の仕事が途切れなく遂行されるのかどうか、主として危機管理的な部分だと思いますけれども、そこの部分だと思いますので、転居にあたって危機管理に緩みがないようにしていきたいというふうに考えているところであります。時期については、まだこれからいろいろ事務方の方で探してくれてますので、決まってはおりません。
 
(質)今回この月曜日でしたか。議会の総括質疑の機会もあったと思うんですけども、そちらで特に議会に説明されていないと思うんですけれども、これはなぜなんでしょうか。これは議会に対して説明する必要性というのは、どのように考えていますか。
(答)議会に対して説明をする必要があるかどうかは私は聞いてませんけど、3月6日に私も話を聞きましたので、その結果発表を昨日させていただいたと思います。議会は通年議会ですから、またご質問はあるんだろうなと思いますけどね。
 
(質)今度、常任委員会がございますけど、そちらの席で何かお話しされるご予定はありますか。
(答)総務の常任委員会ですか。
(質)そうですね。
(答)それは質問が出たらお答えするってことですね。
(答:総務部)報告事項として、公舎のあり方につきましても報告させていただく予定で考えています。
(答)報告をするということですね。
 
○県庁舎の建て替え
○元気プランにかかるKPI
○県庁のSLACK使用
(質)欲張って3つほどあるんですけど、1つ目が知事公舎の老朽化という話が出ましたので、老朽化つながりで県庁ですね、先般20年後の建替えを視野にお金をためていきますという方向性が出されましたけれども、今の県庁というものをどういう風に見ておられるのかということと、周りの県で岐阜県がそうでしたけれども、新しい県庁を建てましたという動きがあったわけですけども、新しい県庁というのは、どういう考え方でこれから作るべきだとお考えでしょうかという質問を、まず一点目でお願いします。
(答)一つずつ答えたらいいですか。
 
(質)まとめていきます、そう言っていただけるならば。あと先般製本されたみえ元気プランが発行されまして、内容を見せていただいて、最初の方のところにKPIが8割達成されるということを視野に入れていらっしゃるわけですけど、これは8割達成できていなかったときの対応の仕方というのはどんなふうなことをお考えでしょうかということ、これが2点目の質問です。3点目、これはちょっと昨日一部で資料も配られてましたけど、ネットメディアの方でわりと話題になっていたんですけど、県庁でSLACKを使いますと、なぜこれを選ばれたんでしょうか。そのSLACKの良いところというんでしょうか、そこら辺のお考えをお聞かせください。
(答)まず1点目ですけど、県庁私来た時に各執務室全部回らせていただきまして、この建物だけではなしに栄町の庁舎とか全部回りました。見ましたけど、やっぱりちょっと古いですわね、狭いですし、ちょっと気の毒。執務室、やはり士気にかかわるよなという気がしました。もちろん、国の建物は古いんですけども、それ以上に築数が経っています、昭和39年の建物ですから、使い勝手も悪いということもあって、なるべく早く建替えをしてあげてほしいという話を去年から総務部に言ってましたけども、お金がなかなか確保できないということも財政厳しいということもありましたんですが、来年度予算は10億の基金というのは作れるという話で、総務部の方でも考えてくれましたので、良かったかなというふうに思っております。やはり私も役人長いことやっていましたけど、施設古いとなかなかやる気も出ないっていうのは、本当はそれではあかんのかもしれませんけど、現実問題ありますので、なるべく綺麗にしてあげたいと思っています。20年先になるかどうかは、これまた状況次第ですけども、ただ積み立て10憶で足りるかというのもあるので、今後の様子を見ながらということです。どんな県庁舎が望ましいかということですけど、当然華美に渡るものは良くないと思います。県民の税金で作るわけでありますので、ただ機能的である必要はあると思います。そこで働いている人が働きやすいようにしなければいかん。皆さん、新聞社さん同じだと思いますけど、働きやすいところである必要があるということと、それからそういう意味ではデジタル化ですね、それに対応できているものである必要があるだろうと思います。それから、この県庁に決定的に足りないのは危機管理のスペースですね。岐阜は確保されているということを聞きますし、それから新しい県庁を建てられたところは確保されていると聞きますので、やはりオペレーションルームだとか、あるいはシチュエーションルームをちゃんと備えておかないと県民の命を守るという意味では必要ではないかというふうに、そういうものは必要であると思います。前の知事会議で、この県庁すごく古いですねってある知事に言われたこともありまして、オープンの場ではないですけど、なるべく建替えをしたいなというふうには思っているところであります。2点目元気プランですが、KPIの8割達成目標ということでご質問がありました。これも業績目標ですから、KPIは達成できないことも当然あるわけでありまして、ただなるべく達成できるようにPDCAサイクルをしっかり回していくということです。ただ、時間的なもの、あるいはその時その時で、場合によると見直しをKPI自身していかなきゃいけないことも出てくる可能性があります。いずれにしても達成できたかどうかというのをきちんと見ていって、必要であれば手直しもするし、それから施策が足りないということであれば、追加的な施策を打ってなるべく達成をするようにしていくということだと思います。SLACKの話は、これデジタル局で考えてくれている話でありまして、私、詳しくないものですから、SLACKを使うことによって、外部でも簡単に使えるということです。国のCACHATTOみたいなものだというふうに聞いていますので、私自身は使えていないんですけども、職員が外部でも仕事ができるようになっていくとウェブで仕事がリモートもできるということですから、使いやすくなると思います。
 
○知事公舎の対応方針
(質)話戻って恐縮なんですけど、知事公舎について、先程知事から御説明あったように、いろんな有識者の方の検討とか、いろんなことを踏まえて民間のマンションを借り上げるという方向性に至ったというのはわかるんですけれども、ただ住む側の知事としてのコメントというか、要は今まで臭いのことであったりとか、周りがちょっと余りにも自然が豊かであることとか、ムカデでのこととか、そういう住環境の問題を知事も感じていらしてということが発端の一つだったと思うんですけれども、そういった面から考えて知事の住む公舎の住人として、今回の決定というのは良かったなと思っているのか。
(答)どう思っているのかと。
 
(質)そういうコメントは。
(答)住環境は大事だと思います。ストレスというんですかね、住宅によるストレスというのは、それは低い方がいいので、知事の判断、私というよりは知事職ということで考えた時にストレスが少なくて、適正な判断をするということは大事だと思いますので、それは少ない方がいいと思います。ムカデの話というか、ムカデ出ますけど、たまたま噛まれてないんですけど、噛まれたら多分休まないかんと思うんですね、おそらく休むことになると思います。それは危機管理の一環、非常に真面目に申し上げてますけど、危機管理の一環だと思います。それでいいのかとそういう意味ではあの臭いもありますけど、ことほど左様に今のシステムが古いんだと思います。全国で知事公舎についても調べていますけど、今居住をされているところは20県、都道府県ということですけど、他は居住をされてません。借り上げマンションも増えてきてますし、おそらくこれから10年の間にどんどん増えてくると思います。市町さんなんかも含めるとかなりそんな形になってきてますので、それが大きな流れであると思います。住環境の問題も大事ですし、私が一番気にしているのは、そこに年間700万ほど費用がかかっているんです。知事一人のために、そんな費用をかけていいのかという問題はあると思います。月間にすると、50万を超える金額があそこに投じられていますので、県民の税金ですからね。それを考えれば、もう少しお金のかからないところにというのはあるだろうと。そういう意味で言うと、リフォームすると今後20年間、これはもう有識者会議の資料としても出されていますけど、初期費用とそれから今後20年間の積算をしてみますと今の知事公舎をリフォームすると1億4,300万で民間施設の借り上げだと1億1,700万、そっちの方が安い、民間の借り上げの方が安いという試算もあります。これは物にはよるとは思いますけれども、あるいはリフォームの程度にもよるかもしれないです。そういうのを考えると、民間を借り上げるというのは十分考えられるものではないかなと思います。
 
○県庁のSLACK使用
(質)SLACKの関係ですけれども、先ほどの質問にありましたけれども、いわゆる自治体業務とそういったSLACKみたいなビジネスツールとの親和性について、どのようにお考えなのかというのを伺いたくて、例えば自治体の場合ですとセキュリティの観点からインターネットに繋がないデバイスが多かったりですとか、そういったものもあると思うんですけれども、知事ご自身がビジネスツールとしてSLACK、あるいはそういったものを自治体業務に導入するということの親和性をどのようにお考えなのかということと、あと先ほど使えていないというお話をされていましたけれども、今後知事御自身がそれを活用するお考えがあるのか、2点教えてください。
(答)まず1点目ですけれども、ビジネスツールとして先ほど申し上げたように、リモートでの仕事がしやすくなるというようなことを考えると、これからの時代必要な、SLACKに限らずということでありますけれども、そういったデジタルのアプリケーション、システム、それは必要なものであるというふうに思います。セキュリティの観点からはスタンドアローンのシステムの方が望ましいというのはあるのかもしれないんですけど、スタンドアローンはスタンドアローンで私もスタンドアローンのシステムを持っている組織で働いていたことはありますけど、これだと実はなかなか他の組織と情報交換できないという問題とか、インターネットに繋げないという問題もあるので、県の業務の秘匿性を考えると、必ずしもスタンドアローンで構築する必要もないだろうと。スタンドアローンで構築するとお金もかなりかかりますので、と思います。2番目の質問ですけど、なかなか時間がなくて、パソコンも開けない状態でありますので、これは改善したいとは思ってますけれども、なかなか改善が時間がなくてできていないという状況であります。2番目は答えになっていませんけど、自分でいろいろ使った方がいいかなと思います。
 
(質)どちらかというと活用したいけども、そういったことができていないと、そういうお考えで良かったですか。
(答)活用できれば、秘書課の手を煩わすこともないと思いますので、その方が効率的に仕事ができるとは思うんですけど、なかなかその活用する時間がないというのが実態です。
 
○知事公舎の対応方針
(質)再度知事公舎に戻って申し訳ないんですけれども、改めて今回対応方針の決定に至るまでのプロセスをどう評価されているかというのを改めて教えてください。有識者会議に意見を出してもらった後に、執行部で推しを決めたわけですけれども、こういうプロセスが必要だったのかどうかということも含めて、今回の一連の流れはこれで適切だったかということを教えてください。
(答)私は良かったと思います。有識者会議が不動産の専門家の方でありますとか、あるいは経済界の方ですね。経済界の方ですと民間企業のトップがどういうとこに住んでいるかっていうのは情報を持っておられます。それから防災関係の学識経験者の方も入っておられますし、それから警備関係の情報を持っている方も入っておられるということでありますので、いろいろな方、要するに行政官が全部わかっているわけではないので、そういう意味ではいろいろな見識を持たれた方の意見を集めるって、今放送法でそういう議論が出ていますけれども、そこはいろいろな方の意見を聞くというのが重要なのではないかなという気がしております。ですから、そういったプロセス10月と11月に有識者会議を開いて御意見をいただいて、それを受けて事務方の方でさまざまなデータを分析をし、最終的に決めたということはこのやり方で私は良かったと思います。
 
(質)あと、追加で有識者の方の意見書をもらって、執行部が決めるまで知事の意向って何かをおっしゃられたり、執行部側に伝えたりはされました。
(答)私から申し上げたのは私自身の知事公舎を考えるにあたっての優先順位というのを伝えました。一つは、一番大事なのは県民負担の軽減ということ、それから職としての知事の適正な判断を確保してください、これは健康の確保とストレス面の配慮ということ。
それから職としての知事のセキュリティの確保をしてください、これを3番目でお伝えをしたと思います。4番目としては、危機発生時の指揮命令系統の確保をしてください、ということを伝えております。それは有識者会議でもお伝えをしてもらったと思います。
 
(質)知事公舎についてなんですけれども、ちょっと知事が民間のマンションに移ってからの話にはなってしまうと思うんですが、今の現在ある建物と土地の活用法について、昨日示された方針だと、まずは県庁内でいろんな部署、全庁的にその利用の希望があるかなど検討するというお話でしたが、知事としてはこの何かこう活用のアイデアとかっていうのは今現在お持ちだったりするんでしょうか。
(答)いや、具体的なアイデアは持っておりません。まず県庁の各部局であそこを使う予定があるかどうかという話を聞くことになると聞いております。それがあれですかね、来年度1年間ぐらいですね、かけてそれを検討してその後使うという手がなければ、総務部としてどうするのかということを決めるということになると思います。
 
(質)今の知事のお考えとしてどういうことに使うべきだとか、何かそういうところ指示を出すなり、知事の頭の中だけかもしれませんが、そういうのはあったりしますか。
(答)いや、特にないですね。まず県庁の事務方の方でどう使うのか、各部の意向もあるでしょうから、こういう形で使いたいというのはそれは聞いてもらって、その後はあそこあんまり、要するに都市計画上高い建物建てられないということもあるので、おのずから使い方は限定されてくるかもしれませんですけれども、いろいろな方のご意見も聞くことになるかもしれません。それでどうするかを決めていくということになる。
 
(質)先ほどの質問にちょっとかぶるかもしれないんですけども、今回の知事公舎の議論というのが表立って議論されるようになった一つのきっかけというのが、知事が会見の中で発言された、転居したいという意向だったと思うんです。そうなるとその意向が大前提となって事務方が最終的な方針を決めたと思うんですけども、その意向が前提になると、いくら有識者会議を踏まえて最終的な方針を考えてもらうとなっても、事務方が客観的に判断する、何て言うんでしょう、担保みたいなものをどう確保するのかというのが難しくなってくると思うんです。質問の趣旨としては、一つの懸念としていくら知事側が事務方に客観的に判断してほしいというふうに考えたところで、どうしても事務方サイドとしては知事の発言に縛られることにならなかったのかと、そういった懸念をお持ちでなかったのかという点と、あるいはそういう懸念がもしあったとすればそれを払拭するために何かこう知事として意識されたことがあったのか教えていただけますでしょうか。
(答)住環境として今の知事公舎は優れていないというか、あんまり良くないというふうに私自身は思っています。それはご質問もいただいて、そこでお答えをしたことがあったかと記憶をしています。転居はできればした方がいいというふうに申し上げたかもしれません。それはただあれですね、今回の有識者会議にお話をしていただくにあたって、まず現知事公舎について改修しないというのはなかなか難しいと思うんですけど、改修をするというのも検討項目の中に入っているので、転居を必ずしもするということが前提ではないということですね。今の知事公舎を使い続けるということもあったろうと思っております。それから転居した方がいいというもう一つの理由は、先ほども申し上げましたけども、年間の経費が知事公舎のために700万円弱かかっているということですね。これは早急に何とかしないといけないということであったろうと私は思っていますので、転居した方がいいんじゃないかなということは申し上げたところであります。これ県民の税金ですから、それを受けて事務方として検討してもらったわけですけど、最終的に今の知事公舎に入り続けるという選択肢もあったと思います。それについては私は否定はしているものではありません。これからも毎年700万程度のお金をかけてもあの公舎を維持するべきだ、皆さんにも見ていただいたと思いますけど、それだけの意味があるかどうかということです。なので転居、懸念事項というのは特にはないですね。フラットに議論していただいて、そのためにも例えば私とそれから事務方だけで決めるということになると、知事の意向はかなり反映されることになるとは思いますけれども、そこに第三者的な有識者会議に入っていただいて議論していただくということで、知事の意向の烈度といったらあれですけど、強さというのが薄まるとも思います。そういう意味での有識者会議という意味もあったのではないかなと思いますね。
 
○都道府県版ジェンダー・ギャップ指数
(質)もう1点、2点お伺いいたします。今日ですけれども、国際女性デーということで、三重県については先日、女子大の教授たちがつくるグループ団体が都道府県版のジェンダーギャップ指数というのを公表されていますけれども、三重県は県庁の大卒採用が全国2位というその一方で経済分野が46位で去年に続いて下から2番目だと。これ産業構造が影響しているというふうな指摘もあるところですけれども、県として何か県庁の効果を広げていくですとか、何か改善に向けてできるときに考えることが何かありましたらお伺いしたいと思います。
(答)政治、行政、教育のあたりの数値というのは、これは民間の方が調べられたということを前提に申し上げますと、悪くない数値であるというふうには考えています。ただ、経済の面でフルタイムの仕事に従事する男女間の賃金の格差がかなりある、これ工場で働いておられる方の賃金が結構高いということで、男性の方が工場で働いてる比率が高いということでそうなってるのかもしれません。そこが結構あるということもありまして46位という数字になっています。これから人口減少の問題も考えていくにあたって、男性と同様に女性も満足感を持って働いていただきたいというふうに思っています。これ男性に限らずというふうに言ったらいいんですかね、男性も女性も満足感を持って働いていただきたいというふうに思ってますので、例えば女性の賃金が低いということは、その同一労働ではないと思うんですけども、そういったあたりは実は前回、企業の方ともお話をしている中でこういう数字が出ていますと、そういったことをぜひ配慮していただきたいということを申し上げてはおりますけれども、システム的に組織としてどんな形でこれから申し上げていくのか考えながら進めていきたいと思ってます。ただこれはやっぱり是正した方がいいと思っています。
 
(質)その関係でなんですけど、反対に政治の方で地方議員のジェンダーギャップというところで、数字そのものというのはなかなかあまり良い数字ではなかったかなというふうに思うんですけれども、要は1.0に近いほど平等に近いけれども指数としては0.1とか0.2ということで、国会議員はちょっと別にして地方議員というところですけれども、議会の外で言いにくいところはあると思うんですけれども、県民の政治参加という意味では非常に実態に関するお話だと思うんですけど、これはどうしてこれだけ低いというふうに思われるのか、あるいは今後どんな対策が可能なのか、あるいは必要だというふうに思われます。
(答)全国的に低いですよね。1に近くないですもんで、三重県は中では9位ですかね。悪くない数字なんですけど、それでも0.2にも届いていないという、だからこれからいろいろ考えていかれるんじゃないかと思いますけど、そういう意味では政治に女性の参加が多い方が、ヨーロッパなんかですと女性の首相とかも出ているわけです、そういうことに限らずですけれど。これからはそういう時代になってくるというふうに思いますので、多くの方に参加していただきたいと思います。まだ改善しなきゃいけない部分はあるんだろうと思います。これから人口も減ってまいりますし、男性も女性も一緒のように働くのが当然だと思ってますので、これから増やしていくていうこと、増えてくるとは思っています。そのときにそれを妨げるものがあるのならそれを取り除いていくということであると考えます。
 
(質)よろしいですか。そしたら第二さんお願いします。
 
○「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」100日前記念事業について(発表)
(質)じゃあ振り出しに戻ってですけど、交通大臣会合のデザインのやつなんですけど、私はセミプロなんで申し上げておきますけど、G7本体でも使えるようななかなかいいデザインとは思います。だけど結局、志摩市でやるからだろうけど、その海の要素が強過ぎて、交通って別に陸上もあって海上交通だけじゃないので、その辺公募される時に条件としてどういう形で伝えられたかなと思って、その辺はどうなんでしょう。
(答)そこはどうですか。何か条件付けをしてますか。
(答:雇用経済部)具体的な条件付けという形じゃないんですけれども、今回のG7交通大臣会合開催にあたりましてふさわしいデザインをお考えくださいという形でお願いいたしました。
(答)そういう意味では、交通は確かに陸も空もありますけど、開催する場所、三重県で考えるとすると、むしろ陸海空を考えるのはそれは国土交通省で考えるということになりますが、我々としては開催地である志摩ということを考えてこのデザインということで良いのじゃないかなと思います。後ほど、このデザインをつくられた方と一緒に、そこでフォトセッションもやらしていただきます。
 
(質)フォトセッションのとき聞けるんですか。
(答)その人にですか。
 
(質)デザイン意図みたいな。
(答)どういうことを意図してって、それはやるんですかね、はい。聞いていただいて大丈夫、高校生ですね。
 
(質)だからそういうことを全部勘案して、そのデザイナーがとりあえず志摩でやると、海のイメージという形でいくのはわかるんですけど、ただそのときに別の用途としてさっき知事自身もおっしゃった、空もあれば陸もあるし鉄道なんかもあったりして、そういうものも逆にいったら作り手によっては入れる場合もありますし、そういうところの条件というのは結構フランクに、規制する条件じゃなくて作るため材料が必要ですよね、創作というのは。その辺どのくらい出したのかなということをお聞きしたかった。
(答)今そこはあんま出していないっていう。
 
(質)ですね。
(答)はい。
 
○総合博物館 開館10周年に向けたプレイベント第1弾(第33回企画展「親鸞と高田本山 専修寺国宝からひろがる世界)の開催について(発表)
(質)あと、MieMuなんですけど、平成27年にちょうど開館1年ぐらい経った時に、高田の至宝展というのをやって、その時に親鸞直筆と言われる巻物が3点ばかり出て、ただその時のカタログが、400箇所ぐらいかな、数百箇所間違っていた。中日さんがスクープされて、結局、その時に学芸員達が、自分達で印刷屋から訂正の部分を印刷してもらって、わざわざ貼っていたと。年間の残業費が3,000万ぐらいになって、博物館の運営委員会で問題になったことがあるんですけど、その時に、今の法主が、高田の。「もう二度と県とは関わりたくない」とおっしゃったんですね。これは私、直接聞きましたけど。今回、復活してやられるという経緯は、どういう形なんですか。
(答)そうおっしゃった。26年度に「親鸞の生涯と高田本山の歴史」というのを展示したと聞いていますけど、高田本山と当時、そういう話があったかどうかって、分かります。
(答:環境生活部)お答えさせていただきます。その当時、図録の誤字ということで、出版したものに誤字があって、その当時、出版したものに訂正表を入れさせていただいて、修正もさせていただいたというところでございます。また、残業については、それともう一つ、開館時のいろいろ展示を多数やっておりましたので、そういったことで、残業時間が増えておったというところがございます。それで、その後、高田本山とどういった関係があったかと言いますと、ただ今、宝物館の建て替えを行っておりますので、宝物館の建て替え時に、宝物をお預かりして管理をさせていただいて、一緒に調査研究をさせていただくというような形で、この展覧会に結びつけてきたということでございます。そういう中で、高田本山の首脳の皆さんとも連携を取りながら、今日に至っておるという状況でございます。
(答)今回、ですから、高田本山の了解も得ているということですね。
 
(質)法主と、高田の事務局はまた考えが違うところがあって、なんだかんだ言ったって、法主が、例えば「もう止めだ」と言ったらやめなきゃいけなくなるので。
(答)法主様ですから。
 
(質)その辺は、法主の了解は得ているのかということですよ。
(答)それは、内部の話なので、うちはわかるかな。
(答:環境生活部)管理の状況でございますけれども、宝物館のリニューアルオープンに当たって、法主殿自身にも当館にお越しいただいて、それで調査研究もともに一緒に進んでおるというところで、法主殿とともに、調査研究を進めているという状況がございます。当然、調査研究というのは、文化財の調査研究ということになりまして、それを広く、県民の皆さんに知っていただく意図の中でさせていただいているというところでございます。
 
(質)あと、6月18日までやるということは、5月21日に専修寺さんの宝物館がオープンして、今、横の六角堂は既にオープンしていますけど、本体そのものは5月21日じゃないですか。こけら落としというか。そこの時には、本体の国宝は、本山にはないということですか。それは博物館がそのまま持っているということですか。
(答)そのまま博物館が、展示させていただくという形になっております。それで、その中で連携して行うと。それで展示物の中で一部、本山に戻して展示していただくという形も予定しております。それは国宝、重要文化財以外の品でございます。
 
(質)高田の専修寺の宝物館で、21日の親鸞生誕850年かな、その時に、こけら落としされるんやけど、そこでは国宝は宝物館にはないということですか。ここに、博物館にあるわけですよね。
(答:環境生活部)左様でございます。
 
(質)ないんだね。
(答:環境生活部)はい。
 
○知事公舎の対応方針
(質)あと、知事公舎ですけど、先ほど、知事は有識者会議の中で、賃貸に移り住むか、あるいは現在の知事公舎を改修してというふうな、orでお話しされたんですけど、有識者会議の最後の種橋座長の取りまとめとかでも異論はなかったですが、orではなくてandだったんですね。それからいくと、andの部分が、どっちかっていうとorの形で、事務方で後で揉んだ時の解釈になっているんだけど、その辺はどうなんですか。
(答)それは、有識者会議はorというかandもあったんでしょうね。両方、公舎として持ち続けるということをおっしゃっておられるわけですね。
 
(質)そうです。でも、最後、座長がとりまとめた時には、andでお話しされて、移られた場合は、今の知事公舎は経費がかかるから、できるだけ最小限の改修をして、いざという時には、これは防災の川口さんなんかがおっしゃったんだけど、災害時にはマンションでは、例えばエレベーターを動かないとか、いろいろあるので、できたら知事公舎を司令塔にしてというようなことで、最低限の改修をした方がいいんじゃないかという話を出されて、そのことも含めて、種橋座長は、それも選択肢の中に入れていたんですけど、昨日のレクを聞くと、その辺は全部飛んでいるんですが、その辺のプロセス、過程で何か知事との話し合いがあったんですか。
(答)それは、事務方とも話をしました。三重県の財政状況を考えた時に、民間借り上げもやり、今の知事公舎も維持。知事公舎を維持するとすると、先ほど申し上げたように年間700万、多少、少なくするとは思いますけど、700万円もかかるということを考えた時に、それは無駄じゃないかなという話。それは、私もそう考えますし、事務方もそう考えるということで、そこはとらないということになったわけです。現に、他県で、調べてもらったところによると、知事公舎を持っていて借り上げしているところというのは非常に少ないんですね。2県ぐらいで。保有をせずに借り上げの公舎を持っているというところが6県ぐらいということと聞いておりますので、他県の状況を見ながら、かつ三重県の財政状況も見ながら、県民負担を最小にするというところで民間借り上げというのが適切だというふうに考えたわけです。
 
(質)普通、知事公舎を持っていて、借り上げというのは非常にレアなケースで。
(答)レアですね。
 
(質)そんなことは普通、考えないから。余計に財政負担になる部分もあるので。
(答)ですね。
 
(質)だから、逆に言ったら三重県は今、その辺でも注目されているんじゃないかと思いますけど。知事公舎ありながら借り上げというところは。
(答)だから、知事公舎はもう知事公舎として機能しないようになるということですね。今の知事公舎ですね。
 
(質)そうですけど、だから歴代はそれ言われて、嫌々の人もいるし、それでいいんじゃないかと言って住んだ人もいるし、その中で作られてきた歴史があるじゃないですか。それを、知事はある意味、見方によっては覆そうとされているので、その意味では画期的なのか、あるいは後退なのかわからないですけど、一つのインパクトになっているのは間違いないじゃないですか。
(答)県民の負担を最小限にするという意味では、進んでいるのかなとは思いますけどね。あとは、合理的に考えていくということではないかと思います。この知事公舎というシステム自体は、昭和50年代の古い考え方なんでしょうね。ストックで持つという、当時はそういう考えで。今はもう、フローの時代ですので、どこの会社もそうだと思いますね。会社で自ら社長の社宅を持つというのは、かつてあったかもしれませんけど、今はもう借り上げになっているんじゃないですかね。
 
(質)もう一つの切り口というと、知事は年間の庭の手入れとか、そういうものが約700万円。690万と聞いていますけど、その辺かかっていて、それも平均値ですよね。800万かけた年もありますから。
(答)もうちょっと低い時もあったですね。
 
(質)だから、平均で約700万。これを、要は解釈だと思うんですけど、無駄と考えるかどうかは、その700万をかける使い道とかいうと、例えば今、県議会で花、植木の条例を出そうとしています。これは花、植木の振興です。そこには当然、庭の手入れ業者とかの技術向上とかも、そういうのが入っていて、それでないと産業は支えられないので、人材の面から言って。だとすれば、今、この知事公舎の庭の手入れ等が、特定の随契のような形になっているから、それはまずいですけど、業者を入れ替えて、あるいは技術の育成ということを考えれば、この700万も無駄ではないという解釈もできるじゃないですか。そういうことは、全然、余地がなかったわけですか。
(答)そういうご意見はあると思いますけども、知事公舎で、別にそれをやらんでもいいんじゃないかなというふうに思っておりまして、知事公舎ということで県民の税金を使うわけでございますので、県民の方々が庭の剪定師の方々の技術の伝承をしていきたいということで、庭師の方をお使いになる、これはあると思いますね。知事公舎でやる必要はないんじゃないかと思います。
 
(質)でも、あれだけの邸宅でいろんな手入れができるという場所は、そんなに県内にはないじゃないですか。
(答)県民の皆さんがどう判断するかですね。700万かけて、それをやっているんだということで、ご理解をいただけるかどうかということになりますかね。ちょっと私どもの感覚としては、やっぱりそこはなるべく早く、そのお金をかけないようにするということが重要かなと思います。
 
(質)例えば、宮崎県知事が東国原さんの時に県庁舎を観光施設に取り上げて。かなり古い感じの庁舎だったので、そこで売り出したことがありましたけど。そういう意味からいったら、例えばあそこに庭をかなり整備して、中国地方の確か日本庭園のすばらしい美術館があったと思うんですけど、そういうので売り出そうとか、観光施設として利用するとか、そういうことも議論にはなかったんですか。
(答)私は庭の価値がわからないので、よくわからないですけど、観光的に売り出せるものではないんじゃないかなという気がしますけどね。
 
(質)あと、さっきの質問にも出ましたけど、昨日のレクの中では、一応、例えば4月とか、知事が移られるところが決まって、その時の心づもりで一応、今回の当初予算の中にその費用を組んでいると言ったんですね。だとすれば、当然、当初予算の説明の時に、議会にその説明があってしかるべきだし、説明があれば多分、県立大も問題にされたので、知事公舎のことも総括質疑の中で上がってきたと思うんです。でも、そこを外されていて、一方で、知事は6日の三谷県議の総括質疑の中で、有識者の結論と議会の結論とどっちが大事かと聞かれた時に、もちろん議会ですとおっしゃいました。それからすると、逆に言ったら、そこに論理矛盾が起きるじゃないですか。
(答)起きるかどうかですか。
 
(質)起きると思いますよ。
(答)私は、起きないと思いますけど。今回、議会ではまた議論していただく時もありますし、それから、庭木の伐採費用なんかは、とりあえずいつ転居があるかどうかわからないので、当初予算ではなくて最終補正予算ですね、4年度の。そこに計上しているというふうに聞いています。ですから、それを執行するかどうかについて議会で質問は、先ほど常任委員会の話も出ましたけど、そこで出る可能性もあるし、我々としては報告をして、そこでご意見をいただくということになりますので、議会で最終的に決めていただいたらいいのではないかなと思いますね。
 
(質)常任委員会へ出すかどうかも、我々に発表したんだから、常任委員会に当然出すだろうと思っていて、昨日、レクで聞いたら、今回の常任委員会には出しませんとおっしゃった。
(答)そうですか。
 
(質)その後に、議会の方から、藤田宜三副議長から電話されて、結局、その時に出しますという話になったので、その辺も本来的に筋道としておかしいじゃないですか。我々に発表したのなら、当然、議会重視ならば、当然、議会の常任委員会をやるわけだから。総務のところですね。だったら、そこへ出すべきだし。事務方は全然、それを出す気がなかったという話になりますやん。
(答)出すことになったわけですね。
(答:総務部)はい。
(答)出すことになったということですので、手続きはいろいろあったかもしれませんけれども、議会のご意向に沿って出してご議論いただくということになります。
 
(質)それと、知事はさっき、通年議会だから今後も議論があるとおっしゃいましたが、補正であろうと、当初であろうと、この14日でしたか、議決するわけですよね。議決してから、後で5月、6月にその話が、知事が今度移られて、そのことをやったって、議会にとっては、チェック機関の機能を果たさないことになるじゃないですか。予算説明でこれがあって、場合によっては、じゃあこの当初予算を可決しないよという話になるかもしれないじゃないですか。それが議会の権能で、議会の認められた権限じゃないですか。
(答)その通りです。
 
(質)そこのところを無視していますやん、今回の件は。
(答)無視というか。14日にどういうご判断をされるかということですね。
 
(質)だから、何にも言ってないですもん。その知事公舎の予算について説明もなければ。だから、そのまま知らないまま、すっと可決してしまった後に、もう1回、決算では否決できるかもしれないけど、議会としては。だけど、予算の段階で、場合によってはこれで否決するかもしれんとなった時に修正しなきゃいけない部分も出てくるし、それが議会の権限ですから。
(答)そうですね。ですから、常任委員会で説明をして、そこでご議論いただくということであると承知しています。
 
(質)結果的になったんですよね。昨日、レクでは言わないと言っていたのに。内部統制がまずくないですか。
(答)結果において、報告をして議会のご審議をいただくということになっていますので、それでいいのではないかと思いますけどね。
 
(質)結果オーライで。我々のレクでそれを聞いたのに、言いませんと言って、夕方になったらひっくり返っているということが、内部統制がまずいんじゃないですかとお聞きしているんです。
(答)そこは、議会とも調整をする必要があったのかもしれないですね。
 
(質)トップとしては、そう言わざるを得ないですね。以上です。
 
(質)よろしいですか。では、ありがとうございました。
 
(答)ありがとうございました。

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