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令和05年12月19日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和5年12月15日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

令和5年度国土強靱化等補正予算の確保について(発表)
・第44回全国豊かな海づくり大会 大会テーマ及び大会応援マスコット「とこまる」のコスチュームデザインの公募について(発表)
「みえの食フェア」等の実施について(発表)
・全国知事会要望「これからの時代に対応した移動手段の確保に向けた特別要望」について(報告)
 

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・関西本線 
・リニア中央新幹線 
・自民党裏金問題 
・三重テラス 
・波切漁港における魚類のへい死 
・鈴鹿の児童虐待事案 
・次期国体・障スポ 
・三重県庁の組織体制 
・世界遺産熊野古道の情報発信 

発表項目等

(知事)おはようございます。私の方から今日は3(4)点ご報告と発表させていただきたいと思います。1点目ですけれども、国土強靱化関係の補正予算だけではないですが、補正予算が内々示がありましたので、額についてお話をさせていただきたいと思います。まず、一般公共の方ですけれども、道路とか河川の整備に使う予算ですけども、国の方から過去5年間で最大の予算ということで、約230億の予算について額の通知がありました。これは令和4年度の補正予算に比べますと81億増ですし、先ほど申しましたように過去5年間で最大のものということでありました。これによりまして道路などの完成の見通しが前倒しができるということですので、県民の皆さんにとってもメリットがあるということであります。例えば国道421号大安インターのアクセス道路、バイパス道路ですが、当初令和6年度中というふうに考えておりましたが、令和6年内に前倒しができるということでありますとか、あるいは雨東谷の砂防堰堤、砂防の堰堤ですけど、堤防ですけど、それが令和7年度中であったのが令和6年度中にできるなどの加速化ができるということであります。ここに出ておりますけれども、例えばこの5つぐらいの場所について完成時期が早くなるということですので、これは非常にメリットがあると思います。それから四日市港の方でありますけれども、四日市港の補正予算についても、これは一般公共予算とは別になりますけれども、四日市港の予算も補正、過去は20億30億でしたけれども、これは3倍でありまして88億円ということでありますし、これは要求自体は85億円の要求でありましたんですけれども、これを増査定をしていただきまして、88億円ということでありますので、四日市港の整備についても十分な額が確保できたと、国の方から破格の補正を用意させていただきましたとこう言っていただいている、これは非常にありがたい話であるというふうに思っております。ということで1点目は補正予算の状況でございます。これは関係者の方が国に要望をしていただきまして、その結果、補正額が計上されたということですので、関係者の皆さん、これは例えば四日市港でいうと管理組合もありますし、それから一般公共の方ですと各市それから各町、市長さん、町長さん、議会の皆さんも要望に行っていただいたわけであるというふうに思っております。感謝を申し上げます。
 
2点目ですけれども、豊かな海づくり大会であります。令和7年でありまして、時期的にはまだ確定はしておりませんけれども、秋口に開催をするのではないかと、今までの時期を考えますとということでございますけども、今回、南伊勢町と志摩市で開催をするということは申し上げているわけでございますが、その大会のテーマとそれから大会専用コスチューム、「とこまる」が着る服でありますけれども、そのデザインの募集をしようというものでございます。大会テーマですけれども、前回昭和59年に三重県でやりましたが、「子に孫につなぐ豊かな 海づくり」ということでございました。それから、今年北海道のテーマが「守りぬく 光輝く 豊かな海」ということでございますけれども、この大会テーマを募集しようというものであります。三重県は既に申し上げていますけど、41年ぶりの開催ということになります。昭和59年以来ということでございまして、ぜひ盛り上げていきたいと思ってますので、奮ってご応募いただきたいと思います。これは県内に募集をするというものでございます。募集期間ですが12月の18日から2月の22日までということでございまして、最優秀賞につきましては、実行委員会また開催をします、総会を開催します、そのときに発表させていただきたいと思っています。ぜひ奮ってご応募をいただきたいと思います。
 
3点目でありますが、「みえの食フェア」というのを開催をさせていただくということで、1月6日から31日まで開催をさせていただこうと思っています。三重県は「美し国」(うましくに)というふうにも言われています。志摩は「御食つ国」(みけつくに)とも言われていまして、太古の昔から食材が豊富な場所でございます。その食材にスポットを当てまして、三重の食材こんなにいいものがありますよということで、海産物だけではなしに農産物もいいものがありますということを訴えていくフェアであります。ちょうど食べるものがおいしい時期でもあります。年中おいしいんですけれども、特においしくなる時期であります。旬を迎えるということもありますので、今回、このフェアを開催するというものであります。このフェアですが公募によりまして、44の県内のホテル・レストランが公募させていただきまして、参加をしていただきます。はまぐりとか伊勢エビとか松阪牛とか、あるいはそれ以外にもその地でしか食べることができないようなものを、おいでいただいた方に提供していただくということで、これは県内全域です。北勢、中南勢、伊勢志摩、そして伊賀、東紀州、それぞれで提供をしていただくということになっております。それから、もう一つですけれども、リーガロイヤルで、大阪でありますけれども、そこで「美し国 三重県フェア」というのを開催をいたします。これと併せてということになりますけれども、時期的にも同じ時期でありまして、1月6日から1月31日、大阪にありますリーガロイヤルホテルで三重県の食材のフェアをさせていただくというものであります。これも多くの大阪の方に「みえの食」を堪能していただいて、三重県にも行ってみたいということで来ていただきたいというふうに思っております。それで「みえの食」の関係の3点目でありますが、みえの食レシピコンテストというのを12月8日の日に開催をしました。私も審査員として参加をさせていただきましたけど、最優秀賞、そして知事賞、優秀賞、あとはこれは請け負っていただいているクッキングスクールのABCさんところの名前がついていますけれども、それぞれ賞が決まりましたので、発表をさせていただきたいと思います。このレシピコンテストですが、県民提案型の予算で提案を受けてやりましたものでございます。県内外から211件の応募がございました。その中で審査員の点数が一番高かったものとして徳島の方ですけども、鯛のポワレ柿ソースと柿サラダ、そして知事賞は千葉の方でありますけれども、魚の昆布〆風ロール寿司ということで決まっておるものでございます。三重県の食材の素晴らしさを県内だけではなくて、県外にもこうやってご応募をいただけるというのはありがたいことだと思っていますし、ますます県外にも三重県の食の良さを広めていきたいと思っているところでございます。

発表事項は以上ですが報告事項が1件ございまして、お手元に資料をお届けしているかと思いますけども、知事会の要望であります。交通が不便な地域、なかなかタクシーも来ない、都市部と観光地ではタクシーの問題が今取り上げられておりますけど、それから交通空白地においてはタクシーもいないようなところでどうするか、自家用有償運送を実施をするということですね。そこを強化していくことも必要かと思っていますけれども、その意見を11月にありました全国知事会で話をさせていただいたところでございますけれども、今般12月12日に全国知事会として意見をまとめていただいて、私も同席をさせていただきましたが、平井前会長とともに、そして村井会長はウェブで参加をされましたが、国土交通大臣とそして内閣府の副大臣のところに要望に行ったというものでございます。要望の中身は全国知事会の紙を皆さん方に配付させていただいていると思いますので、この要望をしてきたということでございます。私からは以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
「みえの食フェア」等の実施について(発表)
(質)この「みえの食フェア2024」ですけども、この期間特別に出すメニューがあるとかそういうわけじゃなくて、恒常的に出しているやつなんですか。
(答)いろいろなメニューがございまして、お手元に資料は参加店舗一覧はこれはお配りしているんですか。見ていただければそれぞれのレストラン、あるいは料理屋さんで趣向を凝らしていただいて作っていただいているものがございます。もちろん、そこで以前から出しておられるものもありますけれども。
 
(質)いわゆる今回に備えて特別メニューで。
(答)特別に作られたメニューというのは何か聞いていますか。
(答:農林水産部)普段から出されているメニューが中心になります。
(答)普段からおいしいものを出していただいてますので、腕によりをかけて、またその期間はしっかり作っていただくということだと思います。
 
(質)そうすると今回、これやるのはどちらかというと、普段から出しているものを前面に押し出して、三重にはおいしいものがたくさんあるよというのをまとめてPRするという意味合いになるわけですね。
(答)そうですね。食材的に今の時期というのもあると思いますので、そういう意味では一年間通して出しているものじゃない旬の食材を使いますというのもあると思いますけれども、いずれにしても三重県の食材は非常にいいものですから、それを前面に押し出したいというものですね。
 
全国知事会要望「これからの時代に対応した移動手段の確保に向けた特別要望」について(報告)
(質)ライドシェアの関係でお尋ねしたいんですけれども、改めて知事のお考えとしては都市部と交通空白地、各々の実情に合わせた対応をすべきだというようなお考えかというふうに認識をしているんですけれども、改めて知事としてライドシェアに対してどういう考え方を持っているか、どういうふうに進めるべきかというような考え方を聞かせていただけないでしょうか。
(答)ライドシェアという定義がないものですから、何なのかというのは中々難しいんですけれども、アメリカとか中国で行われているものをライドシェアというふうに言うとすると、これは個人、いわゆる一般ドライバーがお金をもらって他人を乗せて運送するという形態ですけれども、これについてやるかやらないかという議論があって、一時期ヨーロッパでもあったんですけれども、個人の運転手、実態は雇用された運転手だということの判決がたくさん出ていまして、アメリカ型のライドシェアは、ヨーロッパでは今大きな方向としては否定をされつつあるということであります。日本で今、観光地や都市部でタクシーがなかなかつかまらないという問題があります。そこで、短絡的にアメリカのライドシェア入れていいのか。アメリカのライドシェア、アメリカといったらあれですけど、いわゆるライドシェアというのは問題点も幾つかあって、中で犯罪が起こったときに責任をとるのは運転手なので、プラットフォーマーといわれている、ライドシェアをやっているような会社は責任をとらないということが大きな問題になっているわけですよ。それから情報弱者といわれている人たちは、ライドシェアというのを使えなくなるので、ライドシェアが入ってくるとタクシーが少なくなるという問題もあって、今までやったらタクシー使えたのに使えなくなりますという弊害も起きているということもありまして、ライドシェアがいいのかどうかという議論がされているところで、都市部とか観光地でタクシーが少なくなっているから、いきなりライドシェアということでもないだろうというふうには思っています。しからばどうしていくかということなんですけれども、タクシー車両は今余っている、人材不足でタクシーを運転する人がいない、それであれば、知事会議の要望の1番目になるんですけれども、一般ドライバーが運転をするというのもあるんじゃないかという要望をさせていただいたところであります。ただ、そのときにはやはり個人の運転手ということになると、事故が起きたとき、あるいは犯罪が起きたときの責任というのはなかなか取り切れないと思いますので、タクシー会社が管理運営をするということで、要望の中に書かせていただいた。今交通の不足の問題が都市部とそれから交通空白地と一緒になって議論をされていますので、それをまず分けましょうということで先ほど申し上げたのは都市部、観光地の話です。タクシーがまだいるところですね、交通空白地といわれているところはもうタクシー車両もいない、そういうところでは今、自家用有償運送という道路運送法の特例事項があるんですけれども、それで運送をしているわけです。それをもっと使いやすい形にできないのか、あるいは国から何らかの支援ができないでしょうかということの要望もあわせてやらせていただいたということです。まずはその問題をぐちゃぐちゃにしてはいけないので、地方部の話と都市部の話を分けて議論しましょうということで、1点目については、一般ドライバーがタクシー会社の管理のもとで運行するという方法でありますが、1点目で大臣、副大臣に要望にいったときに申し上げたのは、これはギグワーカーという非正規労働というんでしょうかね。そういう問題もあって、これはヨーロッパでも問題になっているんですが、アメリカでも一時期問題になっていまして、今も問題点としては残っていますけれども、結局請負で運行するということになりますので、タクシー会社に雇用されていない。したがって、安定的な収入がないということです。非正規労働の一種、それをどんどんつくり出してしまうのが、今の日本の政策として、今、日本は非正規から正規に、そして賃金を上げていこうという政策でやっていただいているので、そことは逆行するんじゃないでしょうかということも申し上げたところであります。
 
(質)その関連で一部報道では、都市部、観光地ではタクシーの会社の管理のもとで一般ドライバーが運送できるという制度を今年度中にも始めるという方針という報道もありますけれども、県としてそういう新たな制度などを見据えて、何か新たに取り組む方向を改めて教えていただけないでしょうか。
(答)今観光地でいうと伊勢市で実験をしているところでありまして、去年の夏、夏場に第一弾の実験をしました。タクシー会社の方に協力をしていただいて、シフトも変えてシフトってのはタクシー運転手さんの勤務表ですけれども、その出番も変えていただいて、夜にタクシーがつかまらないという話があったものですから、夜でもタクシーがつかまるようにという、呼べるようにということでやっていただいたんです。それでもやはり30パーセント強程度は、やはりタクシーつかまらないという話がありました。今、第二弾の実験をしているところでありまして、タクシー運転手さんの数を増やしていただいたりとかですね。その結果を待ってどうするかというのを決めていくことになりますけれども、国で制度を変えていただいて、今実験をやっている中で、それでもやっぱりタクシーが足りないねということになりましたら、その次の段階として三重県でそういった制度が導入できるかどうかという検討をすることになると思います。今は2回目の実験の結果を待つというところかと思っています。
 
その他項目に関する質疑
 
関西本線
(質)先日、JRの関西本線で名古屋から奈良、直通列車を走らせるという話があって、現時点では2日ほど、2日だとちょっと鉄道ファンが押し寄せて終わりという感じになるんじゃないかなという気がするんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。もうちょっと増やすとか、そういうあたりがあれば。
(答)この間、関西本線の協議会をやらせていただいた後、ぶら下がりで皆さんにご報告、あるいは質問をしていただいてお答えさせていただいたところなんですけど、まだ確定じゃないんですよね。検討していただいているというところで、会社間の直通の話なので、いろいろな調整が必要になってくると思うんです。運行していただく方向で検討していただいていると。で、その日にちは2日間ということで、多くの日にちをやっていただけると、それはありがたいなとは思うんですけれども、まずはやはり運行していただくということが重要かなとも思っていまして、そこを事業者でお話をいただき、必要であれば我々も加わって、早く決めていただけるとありがたいなと思っています。鉄道ファンが押し寄せていただいて、運行収入が確保できれば、それはそれでありがたい話ですが、逆に混雑してしまうとなかなか大変になって本来使われている方が使えないということにはなって欲しくないなという気持ちもありますね。
 
リニア中央新幹線
(質)リニア中央新幹線の絡みなんですけれども、昨日JR東海が開業時期について2027年以降と計画変更の申請をして、公的な形でもなかなか遅れを認める形になったと思うんですけれども、これについて知事としての所感とその以西のルート上にある三重県知事として、JR東海に今後求めることについて。
(答)名古屋以東についてもなるべく早くということは我々はずっと言い続けているわけですし、各知事がメンバーになっております期成同盟会でも、全知事がこぞって早期の完成を27年といわず、その前も含めてということなんですけれども、その前にもということで要望しているわけです。その気持ちは変わってないんです。JRさんが工事実施計画というのは、今の具体のさまざまな条件を勘案されて、今まで27年というふうにしておられたのを27年以降というふうにされたのだと思いますが、これから改善をされるのであれば、さまざまな条件変わってくるのであれば、27年という形で、あるいはそれよりもっと前倒しができるのならしていただきたいというふうに思っています。1点目の名古屋以西については、今2037年というふうに決めていただいていますので、これをもっと前倒しにしていただいたらありがたいとは思いますけれども、とにかくリニアの効果を発現をするというのが今、日本全体で人口減少がある中で革命的な生産性の改善をしなきゃいけない。そのときに高速移動手段というのは大きな意味を持つと思いますので、1日も早く日本のためにも実現をしていただいて、全線開通ということを心待ちにはしているところであります。
 
(質)少なくとも知事としては2037年というのは厳守。
(答)そうですね、2037年はそれは守っていただけると思っていますし、むしろもっと前倒ししていただけるとありがたいなと思っています。
 
自民党裏金問題
(質)国政の方の話なんですけれども、自民党の安倍派のいわゆる裏金問題というのが言われていまして、率直にどういう受止めをしておられるかということですね。前知事も安倍派だったわけですけど、その辺も含めて今どういうご感想を持っているかお聞きしたいのですけれども。
(答)あの今、司直の手が入って強制捜査が行われる可能性もあるということで、私から公式なコメントを行うべきものではないかなと思っています。控えた方がいいかなと思いますけれども、一般論として申し上げると、やはり政治資金の管理というのが法律に基づいてきちんと行われなければいけないということだと思います。
 
三重テラス
(質)三重テラスのリニューアルオープン後の客足についてなんですけれども、一昨日の常任委員会で出た話ですけれども、リニューアル後の2カ月間の客足が前年同期で1割減で売り上げが2割減。コロナ禍前と比べても3割減という結果でした。一見さんが県内の誘客増に力を入れたいと、三重テラスを首都圏のPRの拠点にしたいといっている中でのこの結果の受止めと、また改善に向けた何か施策とか考えがあれば教えてください。
(答)出だしが想定していたように、どんどん人が入ってくるというのはなかったのは残念は残念ですけれども、去年は結構お客さんが集まるようなイベントがあったようでありまして、これは今回なかったので、その分を除くと前年比99パーセントということで、これは横ばいということではあるんですけれども、やはりようけの人に入って来ていただく必要があります。リニューアルオープンのときは、かなり多くの人が集まっていただいたので、あの盛況を維持していくのが大事かなと思っていまして、そのためには三重県らしい、東京の人を中心に人気の高い商品というのを販売していくのも大事なので、今どういった商品がいいのかというのを考えているところでもありますし、レストランの方も同様でありまして、先ほど申し上げましたように三重県、食材が多いので、東京の人もそこは評価をしていただいているところです。ただ、わかっていただいてない人も、三重県ってこんな美味しいものあるんやってわかっていただいてない人もいるので、それをどんな形でSNSなんかで広めていくか、ここも含めて考えていきたいと思っております。
 
波切漁港における魚類のへい死
(質)今週、県が管理している志摩市の波切漁港の方に小魚が大量に漂着してしまっているという事象が起きているようなんですけれども、これ県として、漂着してしまっている量の総量であったりだとか、そういった情報は把握されているのかという点と、県としての今現在の対応、今後の対応について教えてください。
(答)総量につきましては、私は聞いていないんですけども、今、把握はしていますかね。
(答:農林水産部)現在累計で240袋で85トン程度を、今、回収したというふうに聞いております。今朝も同程度、また魚が浮いているというふうに聞いております。今後、来週以降、海に沈んでいる魚が浮いてくると思いますので、その分については、県で対応したいというふうに考えております。
 
(質)漁業への影響みたいなところでいうと、どうでしょうか。
(答)漁業への影響。何らかの理由で、おそらく捕食者に追われて、イワシの類いでしたか、ニシンでしたか、カタボシイワシが入ってきた。で、酸欠になっておそらく死亡した、ということだと思いますので、大きな影響はないんだろうと思いますが、何か聞いてます。
(答:農林水産部)漁業ということに関しては、特段大きな影響はないと思います。漁船の航行とかですね、そういったことで漁業者への影響というのはありますけれども、漁業そのものへの影響というのはないと考えております。
 
鈴鹿の児童虐待事案
(質)鈴鹿のネグレクトの事案について伺いますが、この前、庁議、臨時の会議の中で、3週間程度で検証と対応策をまとめるということで、あれが11月の末でしたので、そろそろ3週間かなというふうに思うんですけれども。現状と、対応策がまとめられた後、公表される意思というのはあるのか教えてください。
(答)私まだ聞いていないので、月曜日以降におそらく話を聞くことになると思います。事務方の方では、大体まとまっているというふうに聞いていますので、話を聞いて、我々どうするかということを決めていくことになります。公表についてはどうするかは、それを見て、どういうふうな形があり得るのかというのを考えていきたいと思っております。
 
次期国体・障スポ
(質)国民スポーツ大会の関連で、昨日稲森県議の方から情報公開請求で、29市町の首長から開催に対して理解を得たとするような文書を県の方で作成されたということが明らかになったんですけれども。これについて伊賀市長のところにも丸がついておりまして、これに関して取材では、「説明内容、国体の開催についてはわかったと伝えましたが、賛成反対については伝えていない」、というふうなことをおっしゃっていたんですけれども、この食い違いについて、どのように説明されますでしょうか。
(答)私ども事務方の方からは、伊賀市にも説明をしたということを聞いております。伊賀市長さんがどういうお考えでおっしゃったのかよくわからないところはありますけれども、賛成反対について、特に考え、まだ言っているつもりはないということでありましたら、どこかのタイミングで、ご判断されるんだろうとは思いますけどね。国体の開催については、費用もかかるということもあると思いますので、伊賀市長さんはそういう意味で、そういうことをおっしゃったのかな、という気はしますけれども。どこかのタイミングでご判断されるんじゃないかと思います。
 
波切漁港における魚類のへい死
(質)波切漁港の件なんですけど、初めてそのニュースをご覧になった、事実確認された時の知事の印象って、どんな感じでしたか。
(答)これ北海道でもありましたよね。だから何か関連性があるのかなっていうのは思いましたけど、あとは、原因はおそらく先程申し上げたようなことで、毒物とかそういうことではないのだろうと思いますので、そこをチェックしないといけないとは思いますけれども。漁船の航行の障がいにならないようにしていく、ということかなと思います。
 
(質)第二県政記者クラブさんも含めてお願いします。
 
「みえの食フェア」等の実施について(発表)
(質)発表項目の、みえの食フェアですけれども、これは大阪のリーガロイヤルホテルを、この間ずっと、ある意味スペース貸し切るってことですか。
(答)一定のホテルのレストラン、一部レストランであると思いますけども。鉄板焼と焼肉のレストラン、なにわさんというレストランと、そして日本料理なかのしまというレストラン、それとあとバーが2カ所ということで、そこで三重県の食材を提供するということですね。
 
(質)これに関しての予算はおいくらぐらいですか。
(答)いくらぐらいですか。
(答:農林水産部)予算の方ですね、発表のありました、みえの食フェア、あと、このリーガロイヤルの三重県フェア、そしてレシピコンテスト、あわせてで予算は約1,000万です。
 
三重県庁の組織体制
(質)知事はずっと否定されているんですが、今年の組織体制で、一応、総務部と政策企画部という国交省にちょっと似たような組織づくりをされて、ある程度、1年経っていないからまだ見なきゃいけないですけど、公文書の紛失であるとか、この前の議案のミスであるとか、いろいろ総務事務的なものが出てきているんですけれど。この辺知事は今のところですね、奈辺にその問題があるとお考えですか。
(答)チェック体制ですかね。ダブルチェックがちゃんと行われていないとか、そういうことだと思いますが、組織とは関係ないと思いますね。
 
(質)組織と関係ないというんだったら、今総務部がはまっている部長以下の職員たちの能力不足とか、そういうことなんですか。
(答)能力というかチェックのやり方をもう一度見直さなきゃいけないということでしょうね。
 
(質)その辺は、なにか、プロジェクトかなにか分からないですけれど、立ち上げて検証するとかいうことはないんですか。
(答)チェックをきちんとやるようにということは、総務の方から話をしていますので、その結果を見てということですかね。
 
(質)特にそれに対して、もう既に指示は出しているので、これ以上のことはやらない?
(答)今はですね。これがまたさらに続くということになると、どうするかっていうのはありますけど。ただシステムをきちんと見直しをして、そして個々人に注意をしてもらう、それしかないですね。
 
(質)大もとの総務が間違っていると、他の部局ではなかなかそれに従いにくい。心情的にですよ。
(答)大もとの総務が間違えている。
 
(質)議案の例えばミスとか、大もとの総務じゃないですか。別に他の部局が間違えたわけじゃない。
(答)部局にはあんまり関係ない話で。例えば財政課が、その政策企画部門なら政策企画部門が間違えている。あるいは現部にあれば現部が間違えてるっていう話なので、それぞれでミスが起こっているなら、それぞれの部局のミスを正していけばいいということですね。
 
(質)予算課長が夏に来られたばかりで。
(答)財政課長。
 
(質)財政課長ですね。これに関して前任者で、ある程度、注意処分、懲戒ですか、文書注意でしたか、受けたこともありますし、そういうことからいってですね、今回の議案のミスで、知事まで謝罪、議会に謝罪されたような事案に対して何らかの処分というのはないんですか。懲罰委立ち上げてという話はあるかもしれないですけど。
(答)いや、現在はそこは考えてないですね。誤りが今後ないようにということをやっているということですね。
 
(質)考えないという理由は何ですか。ヒューマンエラーはどこにでもあるということですか。
(答)ヒューマンエラーはどこにでもあるというか、エラーはあり得ますけれども、それを正すのが重要だということでありまして、懲戒まで、が今考える話ではないと思っています。
 
(質)懲戒というか、とにかく懲罰委員会立ち上げるのを今のところ知事はお考えじゃない。
(答)そうですね。
 
世界遺産熊野古道の情報発信
(質)あと、もう一つ。私は和歌山県新宮市の市政記者クラブのクラブ員でもあるんですけど、先だって資料を取りに行ったら各クラブ、各社に、一応そのお歳暮がわりか何かわからないですけど、この2024年カレンダー、世界遺産登録20周年の文字の入ったカレンダーが配られていたんですが。
(答)それ新宮市からということですか。
 
(質)そうです。下の方に新宮市と新宮市観光協会という文字が入っている。それからいくと、和歌山県はもう世界遺産に関して23年度から、三重県でいうところのアクションプログラムを5月に発表してて、それに基づいて進行しているんですね。だから、和歌山県の突端の新宮市でもこういう形でアピールされてて、要は今年度23年からやっているわけです。ところが、三重県というのは翻ってみると、必ず周年のときにしかやらないんですね。だから世界遺産登録5年、10年、15年のときも、その周年に当たる年に初めて予算がついて、プランやると。和歌山は前年からやっているんですけれど、その辺の違いっていうのは把握されているんですか。
(答)これは知りませんでした。だから前もってやった方がいいっていうものはあるかもしれませんね。
 
(質)この12月9日に和歌山県は、巡幸というか昔の熊野詣という、斎王群行ではないけれども、それに似たような形で熊野詣のイベントをやって、大阪の方から出発して、これはずっと2月まで巡っていくわけですけれども、そういう仕掛けも含めてかなり差があるように感じるんですが、その辺知事は今のところなにもお感じにならないですか。
(答)三県知事会議で私の方から呼びかけて、多くのお客さん来てくれるというのは東京なものですから、東京で、和歌山県知事、奈良県知事と一緒に、2月に予定されています、各首長、基礎自治体の人も来ていただいて、20周年、熊野古道の世界遺産登録20周年のイベントを打ち上げようということは考えていますね。
 
(質)それは前お聞きしましたけど、発表で。ただ、和歌山県の岸本知事も令和3年の11月に一見知事より2か月遅れで知事になられて、仁坂前知事がある程度お膳立てしていった分もあると思いますけど、とりあえずこの熊野古道に関しては、世界遺産に関してはスピード感を持ってやられている部分があって、見ているとですね、三重県の場合はそこのスピード感でちょっと立ち遅れている感じがするんです。その辺は、知事はそういうのはお感じにならないですか。
(答)そうですね。今担当部局でもこれを、イベントをどうやって盛り上げていくかというのを考えてますので、できるものは前倒しでやっていくのが望ましいかなとは思います。
 
(質)例えば、これ、和歌山県の観光の実施行動計画、要はアクションプログラムですけれども、これは今年5月に出されています。三重県は、これはこの前基本計画が決まってようやく来年1月から議会で揉んで、出してきて、3月で確定すると、実質的に使えるのは4月からですね。もう既にここに1年近くの開きが出ているわけですね。地域間競争というのは知事が言われるところで、人口減少対策も地域間競争だとおっしゃっていて、これでは下水道普及率で全国46、47位を争った和歌山県にも水があけられている感じがするんですが、その辺は奮起されないですか。
(答)今からできるものをしっかりやっていくということでしょうね。今から、前の話というのは今やってもしょうがないので、これからしっかりと和歌山県と協働してですね、熊野古道をPRしていくということかなと思います。
 
(質)もともとの熊野古道の世界遺産の成り立ちというのはご存じなんですね。登録の。
(答)どの部分ですか。
 
(質)和歌山がもともと高野山を登録しようとして単独でやられましたと。ところがこれが国に蹴られて、これでは弱いと。そのときに、三重県知事だった北川さんという知事と、三重県庁職員の知恵で、そのスペインの巡礼道の、巡礼道の形で取ろうと練り直して、和歌山県も奈良県もOKして、結局それで申請したら世界遺産になったという、そこは三重県職員、知事含めての英知が働いたわけですけれど、それ以降の二の矢三の矢が、見ていると何か三重県は無いような気がするんですね。そういうことは知事はお考えになったことはないですか。
(答)そうですね。今後、対応できるものをスピード感を持ってやっていくということかと思います。
 
(質)以上です。
 
(質)他ありますでしょうか。なければこれで。ありがとうございました。
 
(答)ありがとうございました。         
 
                                              了

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津市広明町13番地(本庁3階)
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