知事定例会見録
令和6年10月16日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
質疑項目
- 発表項目等に関する質疑
- 熊野古道ラッピングバス利用促進に向けて
- 第50回衆議院議員総選挙
- インバウンドについての受け止め
- クマに関する環境省への申し入れ
- 特別職の休暇
- 知事定例記者会見の共催
- NHK津放送局移転
発表項目等
(知事)皆さん、こんにちは。今日は私の方から3点お話をさせていただきます。まず、ミジュマルのスタンプラリーについてであります。これは今年1月の19日から3月30日までの約2カ月間でありますけれども、スタンプラリー、三重県内の鉄道事業者の方、8事業者の方に協力をしていただきまして、やらせていただきました。非常に好評でございまして、参加は約1万9,500名の方がご参加をいただいたということで推計をしております。それから、スタンプラリーでございまして、賞品を、スタンプを押していただいた方に賞品が当たるということでやらせていただきましたが、応募は1,169名の方でございました。この第2弾をやろうということでございます。時期的には、今回は4カ月間ですから、大体2倍の期間ということでございまして、10月25から2月28まで、年末年始を挟みますけれども、シーズン1とシーズン2ということで分けておりまして、シーズン1が10月の25から12月の20日までということです。12月の21がシーズン2の始まりです。シーズン2が12月の21から2月28日までということで、今回は鉄道事業者の方8事業者の方に加えまして、新たにバスの事業者2社さん、この方々に参加をいただくということで、バス事業者さん、新たに参加いただくのは三岐バスさんと、そして三重交通さんということでございます。全県25カ所、ここに設置をされましたスタンプ、これを集めていただくということでございますけども、鉄道駅が23カ所、バスが2カ所ということでございます。バスは営業所でスタンプを押していただくということになります。スタンプに応じて、ここにありますサコッシュとかハンカチとか、あるいは靴ひもですね、くみひもの靴ひも、こういったものが(抽選で)当たりますので、多くの方にご応募いただきたいと思います。それから、先ほど申し上げましたけど、前回は2カ月でしたが、今回は4カ月ということでありまして、シーズン1、シーズン2共にコンプリート、スタンプを全部押された方につきましては、抽選で鳥羽国際ホテルにございます、ミジュマルの部屋がございますが、そこで泊まっていただけるペアの宿泊券も当たります。それから、スタンプラリーオリジナルグッズのセットが抽選で当たりますということでございます。そういった特別賞も用意をしてございます。ぜひ多くの方にご利用いただきたいと思います。県内の方だけではなくて、県外の方にもおいでいただければというふうに思っています。ミジュマルのラッピングをした鉄道、バスが走っております。さらには船も走っております。それから、先ほどお披露目しましたけど、熊野古道バスも走っておりまして、ラッピングバスが三重県内いろいろ走っておりますので、多くの方に三重県においでいただき、また県内の方も観光地に行っていただけるとありがたいと思っております。1点目は以上です。
2点目ですが、全国豊かな海づくり大会、開催日が決定いたしました。令和7年の11月9日の日曜日ということでございます。他県の例でいきますと、天皇皇后両陛下、おいでになられると思います。三重県にもおいでになっていただけると思っておりますので、ぜひ皆さんも楽しみにしていただきたいというふうに思っております。これはもうすでにご連絡をしておりますが、式典の会場につきましては、志摩市の阿児アリーナ、ここで式典を行いますし、また海上歓迎行事、そして放流の行事につきましては、南伊勢町の宿田曽漁港で行うこととしております。これが日にちの決定ですが、1年前のプレイベント、これを開催する予定でございまして、今年の11月4日、振替休日になりますけど、宿田曽漁港で、これは関係者の方に集まっていただきまして、テーマとかコスチュームデザインをお披露目をし、そして応募していただいた方の、このテーマとかコスチュームデザインですね、表彰式、これをやりますが、同じ日に11時から16時で、これは一般の方もおいでいただけますので、海づくりフェスタ、また、みなみいせまつりが宿田曽の漁港で行われる予定でございます。三重高のダンスパフォーマンスですとか、水産高校によりますミニ水族館の体験イベントなどもございます。地元特産品の販売もございますので、多くの県民の皆さんにおいでをいただければと思います。11月4日の11時から16時でございます。大会は11月の9日でございますので、1年前ということになるわけでございます。関係者の方々、また市町の方々と連携をして気運醸成にも努めていきたいと思います。2点目は以上です。
3点目は、今日もジャンパーを着てますけど、いじめの防止強化月間というのが11月であります。ご案内のようにカナダで始まりましたピンクシャツ運動、ピンクの小物運動でございますけど、今年で7年目ということになりました。県の条例では4月と11月をいじめ防止強化月間、これ年中いじめはあかんのですけどね、特に強化する月間として4月、11月ということでございまして、今年も11月が近づいてまいりました。取組をしたいと思っております。まず、今年は伊賀FCくノ一の皆さんにご協力をいただきまして、いじめ防止応援サポーターになっていただいているんですが、11月4日の日、先ほどの海づくりの1年前のイベントと一緒ですけれども、ファン感謝デーの中で、いじめ防止のメッセージを伝えるということになっております。この日ですが、伊賀のスタジアム(正しくは、「運動公園」)にピンク色のシャツや小物を身に着けてご来場いただけるとありがたいと思っております。2点目ですけれども、11月の23日、祝日土曜日ですけれども、午後にイオンモール桑名噴水の広場でいじめ防止の啓発イベントを行います。いじめ防止の応援サポーターでございますとか、あるいはダンスチーム、高校のダンスチームがパフォーマンスをするということでございまして、お近くの方はぜひ行っていただければというふうに思っております。それ以外ですが、これは例年やっていただいているものですけれども、いじめ防止の啓発スイーツの販売、11月の2、16相可高校、高校生レストランで有名な相可高校ですけれども、そこの生徒さんが作っていただいたスイーツをごかつら池ふるさと村で販売をいたします。また横断幕、これを県庁前の駐車場の道路沿いに設置をしますし、それから伊勢鉄道さんと三重交通さん、例年ご協力いただいていますが、いじめ防止キャンペーントレイン、ラッピングしたトレイン、バスを走行いたしますし、街頭のいじめ防止啓発活動も行う予定としております。いじめのない三重県を目指していきたいと思っておりますので、マスコミの皆さんにもご協力をよろしくお願い申し上げます。私からは以上です。
発表項目等に関する質疑
○「ミジュマルと旅する みえのバス&鉄道スタンプラリー」の実施について(発表)
(記者)私は初めてこの話を聞いたので、前回やった時に、人数発表されましたけど、これがなくてもこれぐらいの人は来ていたのか、これによってどれくらいの効果があったかを教えていただいていいですか。
(知事)そこについて私は直接聞いてはおりませんけれども、実際に今これに参加をされた県民の方からスタンプラリー、普段は行けない駅にも行ったわという声は聞いておりますので、おそらくミジュマルのスタンプラリーがあるということで動かれた方もおいでになるんだろうと思います。事務方の方から何かそういうのは聞いておられますか。
(観光部)このスタンプラリーをやったことで、これを目当てにいらっしゃる県外、県内、内外からいらっしゃる方がおったと思います。で、一定の効果はあったと考えております。
(記者)別にお金でいくらとか人数でいくらとかそういう試算はされてないということですか。
(観光部)そこまではしてございません。
(知事)事業者さんに、前回は鉄道だけなんですけどね、鉄道事業者にお伺いしても、おそらくスタンプラリーの効果というのは数字では出てこないんだろうとは思います。ただ、通常、去年とか1年前とか2年前と比べて、その時期にお客さん増えたかどうかというのはわかるとは思いますけれども。ちょっと今回、そういったことも注目をしてみようかな。おそらく3カ月、4カ月後になると思いますけどね。
○第44回全国豊かな海づくり大会開催日の決定について(発表)
(記者)豊かな海づくり大会、お尋ねしますけど、これ決定の経緯ですね、県にどういった形で連絡があったというか、把握されたのかみたいな日付のところでちょっと、経緯は。
(知事)水産庁からですかね。いいですか。
(農林水産部)これは、大会の共催者であります豊かな海づくり大会推進委員会、事務局は全国漁業協同組合連合会が務めてますけれども、こちらの方から日付については本日付で、通知がございました。
(記者)この推進委員会は共催ということで。
(農林水産部)共催です。
(記者)実行委員会と推進委員会の共催。
(農林水産部)そういうことになります。
(記者)この日というのは、何かこう、日曜日だからということなんですかね。開催日の根拠というか。
(農林水産部)そうですね、例年日曜日に開催されています。
(知事)そういうことですね。
(記者)11月中というのも、毎回概ね11月ですか。
(知事)そうですね、概ね11月ですね。今回大分ですよね。大分も11月ですね。
(記者)プレイベントも合わせて今日発表したというこれは位置づけになるんですか。
(知事)そうですね、はい。
(記者)冒頭でもご発言がありましたけれども、開催日が決まったということで、これから具体的な準備に入っていくのではないかなと思います。どのように進めて行かれるか、また、気運醸成の話もありましたけれども、気運醸成もどう進めていかれるのか、ちょっと一言お願いします。
(知事)今度、大分に次回開催県ということで三重県から参りまして、そこで大分の様子もお伺いをし、それから大分の現地でのマスコミの皆さんに私どもからもお話をさせていただく機会があれば、次は三重県ですのでよろしくお願いしますと、こう言ってくることになると思います。で、11月の4日の日からプレイベントが実施をされますので、その時に関係者の方は、宿田曽漁港においでになるわけでありますし、それから、できれば多くの県民の方も、フェスタあるいはみなみいせまつりにおいでになっていただいて、1年後には、ここで、宿田曽でということですけれども、豊かな海づくり大会があるんだということを実感をしていただいて、関係者の方に広めていただきたい。マスコミの皆さんを通じて、多くの県民の方にお知らせをいただいて、1年後には豊かな海づくり両陛下がおいでになられると思いますが、それが三重県で開かれるんだということを、折に触れていろんなイベントをこれから考えていかないかんかなと思っています。
(記者)この海づくり大会というのは、特に行事に参加しない県民にとって何か参加できるようなイベントがあったりとか、一般の県民が何か得られるものというのはあるんですか、イベントとしてですけど。
(知事)今回、特産品の販売とかパフォーマンスを見ていただくということもありますので、今回1年前のイベントもこれありますけれども、実際に海づくり大会に向けてどういう行事ができるか、これから検討していきたいと思っています。一般の方にも見ていただけるような、場合によると参加していただけるのが望ましいのかもしれませんけど、そんなことを考えていきたいと思いますし、他県でどんなことをやっているかというのは、今調べてもらってるのかな。
(農林水産部)他県でも、海づくり大会、その会場そのものにはセキュリティの関係もあって一般の方は入れませんけれども、関連会場という形で、何カ所かでイベントをさせていただきますので、同日に。そういった形で参加をいただくということになります。
(知事)各地でサテライト会場みたいなのを作ろうかという動きが今あるようですね。
(記者)この大会を通じて、子どもたちに関連した行事も多くあると思うんですけれども、改めてこの大会を通じて子どもたちを中心としてどういうふうなことを感じ取って、学習してほしいなというふうにお考えでしょうか。
(知事)今回、高校生のダンスパフォーマンスありますけど、実は日本財団がもう6、7年前ですかね、10年ぐらい前になるかもしれません。小学生にアンケートをしまして、海に行ったことがあるか、海に親しみを感じるか、これは20年前、30年前に比べますと随分数が減っているんですよ。海に行ったことがない、海で泳いだことがないという子どもたちが多いです。この機会に、三重県は東側が海ですけれども、非常に海と親和性のあるというか、県民としても海に近い思いを持っている、海に親しんでいる県民性ではあるとは思いますけれども、やっぱり海で泳いだことがない、海を見たことがない人はあんまり三重県の人でおらんかもしれませんけど、ぜひこの機会に海を身近に感じていただいて、海というのは我々に豊かな豊穣の恵みっていうんですかね、海の幸を提供してくれる場所です。海産物もそうです。それから貿易で多くの外国の物品をもたらしてくれるところでもありますし、それから三重県の産物を外国に出していく場所でもあります。また、親水空間ということで、海で憩いを感じてもらうリゾートというところもありますので、そういったことを感じていただきたいというふうに思います。特に小さな子どもたちに海の楽しさ、それを感じてもらえればと思っています。そういったイベントを企画していきたいと思っています。
(記者)知事は、大分に行かれるということですか。
(知事)今の予定では行くことになると思います。例年、こういう四大行幸啓の行事については、次に開催をするところが今年度の開催地に行って引き継ぎをしてくるということでありますので、今その予定で考えております。
その他項目に関する質疑
○熊野古道ラッピングバス利用促進に向けて
(記者)改めてですけど、熊野古道のラッピングバスの話があって、実証実験と言いましょうか、扱いもあるかと思いますが、県として利用促進に向けてどういったことに取り組むのか、改めて教えていただけますか。
(知事)まずPRをしていく必要がありますので、これはJR東海さんにもご協力をいただいて、ポスターを愛知、岐阜、三重の主要駅に張り出していただいているとともに、東京駅、それから大阪駅のJR東海さんのエリアに張り出しをしていただいております。そういったことで、私どもとしては、JR東海さんの力も借りながら、三重県内、そして県外の皆さんに熊野古道20周年であるということをPRを続けていきたいと思っています。また、折に触れて今年の2月に東京で行いました熊野古道の三県知事のサミットから始めまして、熊野古道ウォークでありますとか、それから7月7日に尾鷲の熊野古道センターで実施をしました熊野古道の国際シンポジウム、スペインからサンティアゴ・デ・コンポステーラの保全活動をされている人たちをお招きして、世界遺産としては熊野古道と並んで二つある巡礼道のうちの一つですが、その方にもおいでいただいて開催をさせていただいたところでありますので、そういった行事をこれからも続けていきます。熊野古道ウォークはまだこれから続きますので、そういったところで熊野古道の魅力を発信をしていきたいと考えております。
(記者)どれぐらい利用してほしいという見通しは。
(知事)去年よりもだいぶ観光客は増えているようでありますけれども、具体的にこのぐらいの方に来ていただきたいという数字は今持ち合わせてはいないですね。
(記者)熊野古道に関連してなんですが、夏の間、熱中症とかの懸念から、県としての主立ったプロモーションみたいなのを控えていたと思うんですけれども、涼しい時期になってきまして、一方でクマアラートなんかがまだ継続して出ていますけれども、クマアラートが出たことに関連して、プロモーションを一回控えるとか、何か予定を変更したとか、そういう状況って今あるでしょうか。
(知事)クマアラートの関係ではないですね。クマアラートにつきましては、注意喚起をさせていただいています。それから、10月からだったと記憶していますけれども、国の補助金も出ますので、パトロールを強化をしておりますし、それからクマの鈴、それを入り口等でお貸しをするというようなこともやっておりまして、一時期クマによってけがをされた方おいでになりましたけど、そのけがの状況といいますか、対応についてもお知らせをしたところであります。注意していただきながら歩いていただくということを考えております。
(記者)県主催のイベントとしては、熊野古道ウォークなんかもあったと思いますけど、そこら辺は予定通り今後開催されていくという。
(知事)予定通りやらせていただきたいと思っています。それから、古道のウォーキングと、それから観光を一緒に楽しめる、今日昼にご披露させていただいたアクセスバスを使って、それからJRさんの特急を使って楽しんでいただける旅行商品の発売を確かしておると思いますので、こういったものでもおいでいただきたいというふうに思っています。
〇第50回衆議院議員総選挙
(記者)別件なんですが、前回の知事会見でも同様の質問があったと思うんですけども、改めまして、昨日、衆院選が本格的に始まりまして、石破首相は日本創成解散だなんだ言っておりますけれども、改めてどのような議論が成熟することを期待されますでしょうか。
(知事)選挙でありまして、具体的な論戦というのができるかどうかというのはありますが、それぞれの候補者の方が県民の皆さんにそれぞれの思いを訴えておいでになられます。議論が成熟するかどうかというのはよく分からないところがありますけれども、やはり今注目をされているのは、地方創生、特に人口減少問題、それについてそれぞれの候補者の方がどういった考えをお持ちなのか、県民の皆さんに訴えられるというふうに思っております。熱心に訴えていただいてと思っておりますので、我々としては、個別の内容については特にコメントはいたしませんけれども、多くの方に投票に行っていただいて、投票というのは有権者の権利の行使ですので、投票していただきたいというふうに思っております。
〇インバウンドについての受け止め
(記者)インバウンドについてお尋ねしたいんですけれども、かねてからインバウンド誘客の取組、県として取り組まれていると思うんですけれども、現状、コロナ以降戻り、回復が遅いっていうような話もありましたけど、現状として三重県内のインバウンドについて、知事として受け止めどう考えていますか。
(知事)7月単月の数字が出ていまして、間もなく8月の数字が出てきます。コロナ前と比べますと、三重県は47位、46位という数字であります。インバウンドを回復させるために何ができるか、今実は検討しているところでございます。今度知事会の関係でヨーロッパへ出張に行ってきまして、フランスで三重県の観光プロモーションもやっていきますけれども、そういうスポットだけでいいのかという議論がありますが、これを体系的にどうやってやっていくのかということを今検討していまして、どこをターゲット国として、どういった形でプロモーションをする三重県の宣伝をするか、三重県より優れた地域があるわけでございますので、実は私どもの観光部からそういった地域に、先進的な取組を聞きに行ったりもしています。それは非常に重要だと思います、三重県は観光に関して言うと、インバウンドに関して後進県でありますので、そういった先進的な取組を確認しながら、どういったことができるか検討して着手をしていきたいというふうに思っています。幸いなことに、コロナ前に比べますと、国内の観光客は戻っては来ています。この間の3連休で高速道路も走りましたけれども、多くの車が走っていました。3連休の最終日は上りの道路も渋滞しておりまして、車を見てみますと、大阪のナンバーの車、愛知県のナンバーの車が多かったです。それ以外に遠いところではないですが、滋賀とか近隣県が多いので、やはり1日、日帰り観光、あるいは1泊の観光ということが三重県多いのかなと思っていますけれども、前から我々も模索はしているんですけれども、長く泊まっていただけるような観光のプランというのも考えて、そして周遊のコースというのも提案していきたいと思っています。
(記者)高付加価値の宿泊施設とかの事業もやられていると思うんですけれども、そういった部分で、例えば国に対して何か補助金の関係であったりとか、国として何かできることを県として要望していきたいとか、そういうようなお考え何かお持ちですか。
(知事)令和6年度は3カ所だったですかね、ちょっとうろ覚えですけれども、観光周遊のコース、観光庁に申請をしてお認めいただいているというふうに思いますので、それを実施に移していくということだと思います。また、来年度に向けては、さらに三重県内の観光地とも連携をして、周遊コースが作れないかということも考えていきたいと思っております。
(記者)その他よろしいですか。第二さんお願いします。
〇クマに関する環境省への申し入れ
(記者)クマの関係で前、環境省に殺処分ができないかというようなことを働きかけられると言われていたんですけれども、それはその後何か出てるんですか。
(知事)何か聞いてますか。
(総務部)引き続き何回も言いに行ったんですけど。
(知事)まだ回答は来てないみたいですね。
(記者)その姿勢には変わりないですか。
(知事)変わりないですね。
〇特別職の休暇
(記者)あと、前回の10日の会見で、知事が8日にお休みを取られたというふうに言われたんですけど。
(知事)8日。
(記者)尾鷲で女性の集いやられた時、休みって、これ、特別職は元々休みを取る必要はないですよね。知事になられて、そこの特別職の規約変えられたんですか。
(知事)いや、変えてないですね。
(記者)じゃあ要らないでしょう。
(知事)一般論として公務には携わってないという意味で休みを取ったということですね。
(記者)もともと365日働こうが200日働こうが、特別職の場合はそこを任されているので、例えば石原慎太郎都知事なんかは都庁に週2、3回、2、3日しか出ておられない、議会以外は。そういうことから言えば、あえて何か休みとか言われる必要は全然ないので、そこが一般職なら当然そういうのがあると思うんですけど、その辺は何か誤解されている部分があるんじゃないですか。
(知事)公務に携わっていない、政務であるという意味で休みを取ったと一般的に申し上げたということですね。
(記者)そこはだから、首長は取る必要はないので、だから別にそれはそれで自由されたらいいと思うんで、あえて、なんで休みって言う。
(知事)一般の方にわかりやすく、そのお休みというか、公務ではありませんという意味でお休みを取ったと、こう申し上げたということですね。
〇知事定例記者会見の共催
(記者)まあ、わからないですけど。あと、会見が県と第一記者クラブとの共催っておっしゃったんですけど、これはそういうふうに聞いていると。どの段階で聞かれている話ですか。
(知事)どの段階というのはそのレベルの話ですか、それとも時期の話ですか。
(記者)時期も。それと、誰かから。
(知事)2ヶ月くらい前だったと思いますけれども、総務部の方から聞いております。
(記者)総務部が広聴広報課だけど、岸江課長かその前の森川課長とかがそういうふうに。
(知事)ごめんなさい、ご質問はどういう意味がありますか。
(記者)だから、これはあの時も申し上げたけど、第一と第二と県との共催になっているので、それはなぜかと言ったら、そこは知事は第一だとおっしゃるので、じゃあそれは違うだろってお話です。
(知事)それは確認をそれぞれすればいいじゃないかと思いますけどね。この場で、会見で申し上げるような話ではないと思います。確認した上でお話をすればいいじゃないですか。
(記者)いやいや、あのままだと言いっぱなしになるんで、じゃあ第二は関係ないのかって話になるんで、あえて申し上げますけど、平成25年4月から第二はできているんですね。その時に、25年の3月に当時広聴広報課長の湯浅真子さん、女性初の広聴広報課長ですけど、その方と幹事社が第一が時事通信さんと伊勢新聞さん、で私のとこと四者で話し合った時に、一応第一、第二、それと県の共催だと。ただし、第二からは統一の幹事社は出さないと。あくまでも第二の幹事社は第二の加盟社の中での幹事社だと。それと第一の質問が終わった後に一括りして第二の質問時間を設けると。その時に第一の加盟社も質問できないかと言ったら、それはできるというふうな取り決めをしたはずなんで、その文書も残っているはずだから、10年以上経っているから、ひょっとしたら破棄してるかもしれないですけど、その辺の確認はお願いしたいと思います。
(知事)確認をしてもらいたいと思います。
〇NHK津放送局移転
(記者)あとNHKの津放送会館さんの件なんですけど、あの後、あの時はまだお聞きになっていないとおっしゃったんですけど、その後聞かれましたか。
(知事)聞きました。
(記者)どのような対応をされるんですか。
(知事)どのような対応。私どもとそれから県民の方との関係で土地の保有についての調整があって、それが決着をしてNHKさんに譲り渡したということで、あとはどう使われるかはNHKさんのお考えということですね。
(記者)この前も申し上げたけど、その条件が一応、放送会館を建てるということで県が譲られた部分があるんで、あの価格で。
(知事)それはNHKさんが時期も含めてご検討されるということだと承知をしております。
(記者)仮にできないとなった時に、県として、例えば買い戻しして、前、旧知事公舎を知事は下水とか都市ガスが入る、その方が価値が高まるので、その段階で売却を検討するとおっしゃいましたけど、あのNHKさんが今建てようとされているところの土地も結構一等地で注目があると思うんですけど、その辺のことを含めて再度県が仕切り直すとかいうことは、今のところ考えてないですか。
(知事)今の時点においては考えてないです。NHKさんがそこに建てられるという話を変えたという話を聞いていないので、検討する必要はないと思います。
(記者)NHKさんとの接触も今のところされない。
(知事)特にないですね。
(記者)はい、どうも。
(記者)よろしいですか。ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
2点目ですが、全国豊かな海づくり大会、開催日が決定いたしました。令和7年の11月9日の日曜日ということでございます。他県の例でいきますと、天皇皇后両陛下、おいでになられると思います。三重県にもおいでになっていただけると思っておりますので、ぜひ皆さんも楽しみにしていただきたいというふうに思っております。これはもうすでにご連絡をしておりますが、式典の会場につきましては、志摩市の阿児アリーナ、ここで式典を行いますし、また海上歓迎行事、そして放流の行事につきましては、南伊勢町の宿田曽漁港で行うこととしております。これが日にちの決定ですが、1年前のプレイベント、これを開催する予定でございまして、今年の11月4日、振替休日になりますけど、宿田曽漁港で、これは関係者の方に集まっていただきまして、テーマとかコスチュームデザインをお披露目をし、そして応募していただいた方の、このテーマとかコスチュームデザインですね、表彰式、これをやりますが、同じ日に11時から16時で、これは一般の方もおいでいただけますので、海づくりフェスタ、また、みなみいせまつりが宿田曽の漁港で行われる予定でございます。三重高のダンスパフォーマンスですとか、水産高校によりますミニ水族館の体験イベントなどもございます。地元特産品の販売もございますので、多くの県民の皆さんにおいでをいただければと思います。11月4日の11時から16時でございます。大会は11月の9日でございますので、1年前ということになるわけでございます。関係者の方々、また市町の方々と連携をして気運醸成にも努めていきたいと思います。2点目は以上です。
3点目は、今日もジャンパーを着てますけど、いじめの防止強化月間というのが11月であります。ご案内のようにカナダで始まりましたピンクシャツ運動、ピンクの小物運動でございますけど、今年で7年目ということになりました。県の条例では4月と11月をいじめ防止強化月間、これ年中いじめはあかんのですけどね、特に強化する月間として4月、11月ということでございまして、今年も11月が近づいてまいりました。取組をしたいと思っております。まず、今年は伊賀FCくノ一の皆さんにご協力をいただきまして、いじめ防止応援サポーターになっていただいているんですが、11月4日の日、先ほどの海づくりの1年前のイベントと一緒ですけれども、ファン感謝デーの中で、いじめ防止のメッセージを伝えるということになっております。この日ですが、伊賀のスタジアム(正しくは、「運動公園」)にピンク色のシャツや小物を身に着けてご来場いただけるとありがたいと思っております。2点目ですけれども、11月の23日、祝日土曜日ですけれども、午後にイオンモール桑名噴水の広場でいじめ防止の啓発イベントを行います。いじめ防止の応援サポーターでございますとか、あるいはダンスチーム、高校のダンスチームがパフォーマンスをするということでございまして、お近くの方はぜひ行っていただければというふうに思っております。それ以外ですが、これは例年やっていただいているものですけれども、いじめ防止の啓発スイーツの販売、11月の2、16相可高校、高校生レストランで有名な相可高校ですけれども、そこの生徒さんが作っていただいたスイーツをごかつら池ふるさと村で販売をいたします。また横断幕、これを県庁前の駐車場の道路沿いに設置をしますし、それから伊勢鉄道さんと三重交通さん、例年ご協力いただいていますが、いじめ防止キャンペーントレイン、ラッピングしたトレイン、バスを走行いたしますし、街頭のいじめ防止啓発活動も行う予定としております。いじめのない三重県を目指していきたいと思っておりますので、マスコミの皆さんにもご協力をよろしくお願い申し上げます。私からは以上です。
発表項目等に関する質疑
○「ミジュマルと旅する みえのバス&鉄道スタンプラリー」の実施について(発表)
(記者)私は初めてこの話を聞いたので、前回やった時に、人数発表されましたけど、これがなくてもこれぐらいの人は来ていたのか、これによってどれくらいの効果があったかを教えていただいていいですか。
(知事)そこについて私は直接聞いてはおりませんけれども、実際に今これに参加をされた県民の方からスタンプラリー、普段は行けない駅にも行ったわという声は聞いておりますので、おそらくミジュマルのスタンプラリーがあるということで動かれた方もおいでになるんだろうと思います。事務方の方から何かそういうのは聞いておられますか。
(観光部)このスタンプラリーをやったことで、これを目当てにいらっしゃる県外、県内、内外からいらっしゃる方がおったと思います。で、一定の効果はあったと考えております。
(記者)別にお金でいくらとか人数でいくらとかそういう試算はされてないということですか。
(観光部)そこまではしてございません。
(知事)事業者さんに、前回は鉄道だけなんですけどね、鉄道事業者にお伺いしても、おそらくスタンプラリーの効果というのは数字では出てこないんだろうとは思います。ただ、通常、去年とか1年前とか2年前と比べて、その時期にお客さん増えたかどうかというのはわかるとは思いますけれども。ちょっと今回、そういったことも注目をしてみようかな。おそらく3カ月、4カ月後になると思いますけどね。
○第44回全国豊かな海づくり大会開催日の決定について(発表)
(記者)豊かな海づくり大会、お尋ねしますけど、これ決定の経緯ですね、県にどういった形で連絡があったというか、把握されたのかみたいな日付のところでちょっと、経緯は。
(知事)水産庁からですかね。いいですか。
(農林水産部)これは、大会の共催者であります豊かな海づくり大会推進委員会、事務局は全国漁業協同組合連合会が務めてますけれども、こちらの方から日付については本日付で、通知がございました。
(記者)この推進委員会は共催ということで。
(農林水産部)共催です。
(記者)実行委員会と推進委員会の共催。
(農林水産部)そういうことになります。
(記者)この日というのは、何かこう、日曜日だからということなんですかね。開催日の根拠というか。
(農林水産部)そうですね、例年日曜日に開催されています。
(知事)そういうことですね。
(記者)11月中というのも、毎回概ね11月ですか。
(知事)そうですね、概ね11月ですね。今回大分ですよね。大分も11月ですね。
(記者)プレイベントも合わせて今日発表したというこれは位置づけになるんですか。
(知事)そうですね、はい。
(記者)冒頭でもご発言がありましたけれども、開催日が決まったということで、これから具体的な準備に入っていくのではないかなと思います。どのように進めて行かれるか、また、気運醸成の話もありましたけれども、気運醸成もどう進めていかれるのか、ちょっと一言お願いします。
(知事)今度、大分に次回開催県ということで三重県から参りまして、そこで大分の様子もお伺いをし、それから大分の現地でのマスコミの皆さんに私どもからもお話をさせていただく機会があれば、次は三重県ですのでよろしくお願いしますと、こう言ってくることになると思います。で、11月の4日の日からプレイベントが実施をされますので、その時に関係者の方は、宿田曽漁港においでになるわけでありますし、それから、できれば多くの県民の方も、フェスタあるいはみなみいせまつりにおいでになっていただいて、1年後には、ここで、宿田曽でということですけれども、豊かな海づくり大会があるんだということを実感をしていただいて、関係者の方に広めていただきたい。マスコミの皆さんを通じて、多くの県民の方にお知らせをいただいて、1年後には豊かな海づくり両陛下がおいでになられると思いますが、それが三重県で開かれるんだということを、折に触れていろんなイベントをこれから考えていかないかんかなと思っています。
(記者)この海づくり大会というのは、特に行事に参加しない県民にとって何か参加できるようなイベントがあったりとか、一般の県民が何か得られるものというのはあるんですか、イベントとしてですけど。
(知事)今回、特産品の販売とかパフォーマンスを見ていただくということもありますので、今回1年前のイベントもこれありますけれども、実際に海づくり大会に向けてどういう行事ができるか、これから検討していきたいと思っています。一般の方にも見ていただけるような、場合によると参加していただけるのが望ましいのかもしれませんけど、そんなことを考えていきたいと思いますし、他県でどんなことをやっているかというのは、今調べてもらってるのかな。
(農林水産部)他県でも、海づくり大会、その会場そのものにはセキュリティの関係もあって一般の方は入れませんけれども、関連会場という形で、何カ所かでイベントをさせていただきますので、同日に。そういった形で参加をいただくということになります。
(知事)各地でサテライト会場みたいなのを作ろうかという動きが今あるようですね。
(記者)この大会を通じて、子どもたちに関連した行事も多くあると思うんですけれども、改めてこの大会を通じて子どもたちを中心としてどういうふうなことを感じ取って、学習してほしいなというふうにお考えでしょうか。
(知事)今回、高校生のダンスパフォーマンスありますけど、実は日本財団がもう6、7年前ですかね、10年ぐらい前になるかもしれません。小学生にアンケートをしまして、海に行ったことがあるか、海に親しみを感じるか、これは20年前、30年前に比べますと随分数が減っているんですよ。海に行ったことがない、海で泳いだことがないという子どもたちが多いです。この機会に、三重県は東側が海ですけれども、非常に海と親和性のあるというか、県民としても海に近い思いを持っている、海に親しんでいる県民性ではあるとは思いますけれども、やっぱり海で泳いだことがない、海を見たことがない人はあんまり三重県の人でおらんかもしれませんけど、ぜひこの機会に海を身近に感じていただいて、海というのは我々に豊かな豊穣の恵みっていうんですかね、海の幸を提供してくれる場所です。海産物もそうです。それから貿易で多くの外国の物品をもたらしてくれるところでもありますし、それから三重県の産物を外国に出していく場所でもあります。また、親水空間ということで、海で憩いを感じてもらうリゾートというところもありますので、そういったことを感じていただきたいというふうに思います。特に小さな子どもたちに海の楽しさ、それを感じてもらえればと思っています。そういったイベントを企画していきたいと思っています。
(記者)知事は、大分に行かれるということですか。
(知事)今の予定では行くことになると思います。例年、こういう四大行幸啓の行事については、次に開催をするところが今年度の開催地に行って引き継ぎをしてくるということでありますので、今その予定で考えております。
その他項目に関する質疑
○熊野古道ラッピングバス利用促進に向けて
(記者)改めてですけど、熊野古道のラッピングバスの話があって、実証実験と言いましょうか、扱いもあるかと思いますが、県として利用促進に向けてどういったことに取り組むのか、改めて教えていただけますか。
(知事)まずPRをしていく必要がありますので、これはJR東海さんにもご協力をいただいて、ポスターを愛知、岐阜、三重の主要駅に張り出していただいているとともに、東京駅、それから大阪駅のJR東海さんのエリアに張り出しをしていただいております。そういったことで、私どもとしては、JR東海さんの力も借りながら、三重県内、そして県外の皆さんに熊野古道20周年であるということをPRを続けていきたいと思っています。また、折に触れて今年の2月に東京で行いました熊野古道の三県知事のサミットから始めまして、熊野古道ウォークでありますとか、それから7月7日に尾鷲の熊野古道センターで実施をしました熊野古道の国際シンポジウム、スペインからサンティアゴ・デ・コンポステーラの保全活動をされている人たちをお招きして、世界遺産としては熊野古道と並んで二つある巡礼道のうちの一つですが、その方にもおいでいただいて開催をさせていただいたところでありますので、そういった行事をこれからも続けていきます。熊野古道ウォークはまだこれから続きますので、そういったところで熊野古道の魅力を発信をしていきたいと考えております。
(記者)どれぐらい利用してほしいという見通しは。
(知事)去年よりもだいぶ観光客は増えているようでありますけれども、具体的にこのぐらいの方に来ていただきたいという数字は今持ち合わせてはいないですね。
(記者)熊野古道に関連してなんですが、夏の間、熱中症とかの懸念から、県としての主立ったプロモーションみたいなのを控えていたと思うんですけれども、涼しい時期になってきまして、一方でクマアラートなんかがまだ継続して出ていますけれども、クマアラートが出たことに関連して、プロモーションを一回控えるとか、何か予定を変更したとか、そういう状況って今あるでしょうか。
(知事)クマアラートの関係ではないですね。クマアラートにつきましては、注意喚起をさせていただいています。それから、10月からだったと記憶していますけれども、国の補助金も出ますので、パトロールを強化をしておりますし、それからクマの鈴、それを入り口等でお貸しをするというようなこともやっておりまして、一時期クマによってけがをされた方おいでになりましたけど、そのけがの状況といいますか、対応についてもお知らせをしたところであります。注意していただきながら歩いていただくということを考えております。
(記者)県主催のイベントとしては、熊野古道ウォークなんかもあったと思いますけど、そこら辺は予定通り今後開催されていくという。
(知事)予定通りやらせていただきたいと思っています。それから、古道のウォーキングと、それから観光を一緒に楽しめる、今日昼にご披露させていただいたアクセスバスを使って、それからJRさんの特急を使って楽しんでいただける旅行商品の発売を確かしておると思いますので、こういったものでもおいでいただきたいというふうに思っています。
〇第50回衆議院議員総選挙
(記者)別件なんですが、前回の知事会見でも同様の質問があったと思うんですけども、改めまして、昨日、衆院選が本格的に始まりまして、石破首相は日本創成解散だなんだ言っておりますけれども、改めてどのような議論が成熟することを期待されますでしょうか。
(知事)選挙でありまして、具体的な論戦というのができるかどうかというのはありますが、それぞれの候補者の方が県民の皆さんにそれぞれの思いを訴えておいでになられます。議論が成熟するかどうかというのはよく分からないところがありますけれども、やはり今注目をされているのは、地方創生、特に人口減少問題、それについてそれぞれの候補者の方がどういった考えをお持ちなのか、県民の皆さんに訴えられるというふうに思っております。熱心に訴えていただいてと思っておりますので、我々としては、個別の内容については特にコメントはいたしませんけれども、多くの方に投票に行っていただいて、投票というのは有権者の権利の行使ですので、投票していただきたいというふうに思っております。
〇インバウンドについての受け止め
(記者)インバウンドについてお尋ねしたいんですけれども、かねてからインバウンド誘客の取組、県として取り組まれていると思うんですけれども、現状、コロナ以降戻り、回復が遅いっていうような話もありましたけど、現状として三重県内のインバウンドについて、知事として受け止めどう考えていますか。
(知事)7月単月の数字が出ていまして、間もなく8月の数字が出てきます。コロナ前と比べますと、三重県は47位、46位という数字であります。インバウンドを回復させるために何ができるか、今実は検討しているところでございます。今度知事会の関係でヨーロッパへ出張に行ってきまして、フランスで三重県の観光プロモーションもやっていきますけれども、そういうスポットだけでいいのかという議論がありますが、これを体系的にどうやってやっていくのかということを今検討していまして、どこをターゲット国として、どういった形でプロモーションをする三重県の宣伝をするか、三重県より優れた地域があるわけでございますので、実は私どもの観光部からそういった地域に、先進的な取組を聞きに行ったりもしています。それは非常に重要だと思います、三重県は観光に関して言うと、インバウンドに関して後進県でありますので、そういった先進的な取組を確認しながら、どういったことができるか検討して着手をしていきたいというふうに思っています。幸いなことに、コロナ前に比べますと、国内の観光客は戻っては来ています。この間の3連休で高速道路も走りましたけれども、多くの車が走っていました。3連休の最終日は上りの道路も渋滞しておりまして、車を見てみますと、大阪のナンバーの車、愛知県のナンバーの車が多かったです。それ以外に遠いところではないですが、滋賀とか近隣県が多いので、やはり1日、日帰り観光、あるいは1泊の観光ということが三重県多いのかなと思っていますけれども、前から我々も模索はしているんですけれども、長く泊まっていただけるような観光のプランというのも考えて、そして周遊のコースというのも提案していきたいと思っています。
(記者)高付加価値の宿泊施設とかの事業もやられていると思うんですけれども、そういった部分で、例えば国に対して何か補助金の関係であったりとか、国として何かできることを県として要望していきたいとか、そういうようなお考え何かお持ちですか。
(知事)令和6年度は3カ所だったですかね、ちょっとうろ覚えですけれども、観光周遊のコース、観光庁に申請をしてお認めいただいているというふうに思いますので、それを実施に移していくということだと思います。また、来年度に向けては、さらに三重県内の観光地とも連携をして、周遊コースが作れないかということも考えていきたいと思っております。
(記者)その他よろしいですか。第二さんお願いします。
〇クマに関する環境省への申し入れ
(記者)クマの関係で前、環境省に殺処分ができないかというようなことを働きかけられると言われていたんですけれども、それはその後何か出てるんですか。
(知事)何か聞いてますか。
(総務部)引き続き何回も言いに行ったんですけど。
(知事)まだ回答は来てないみたいですね。
(記者)その姿勢には変わりないですか。
(知事)変わりないですね。
〇特別職の休暇
(記者)あと、前回の10日の会見で、知事が8日にお休みを取られたというふうに言われたんですけど。
(知事)8日。
(記者)尾鷲で女性の集いやられた時、休みって、これ、特別職は元々休みを取る必要はないですよね。知事になられて、そこの特別職の規約変えられたんですか。
(知事)いや、変えてないですね。
(記者)じゃあ要らないでしょう。
(知事)一般論として公務には携わってないという意味で休みを取ったということですね。
(記者)もともと365日働こうが200日働こうが、特別職の場合はそこを任されているので、例えば石原慎太郎都知事なんかは都庁に週2、3回、2、3日しか出ておられない、議会以外は。そういうことから言えば、あえて何か休みとか言われる必要は全然ないので、そこが一般職なら当然そういうのがあると思うんですけど、その辺は何か誤解されている部分があるんじゃないですか。
(知事)公務に携わっていない、政務であるという意味で休みを取ったと一般的に申し上げたということですね。
(記者)そこはだから、首長は取る必要はないので、だから別にそれはそれで自由されたらいいと思うんで、あえて、なんで休みって言う。
(知事)一般の方にわかりやすく、そのお休みというか、公務ではありませんという意味でお休みを取ったと、こう申し上げたということですね。
〇知事定例記者会見の共催
(記者)まあ、わからないですけど。あと、会見が県と第一記者クラブとの共催っておっしゃったんですけど、これはそういうふうに聞いていると。どの段階で聞かれている話ですか。
(知事)どの段階というのはそのレベルの話ですか、それとも時期の話ですか。
(記者)時期も。それと、誰かから。
(知事)2ヶ月くらい前だったと思いますけれども、総務部の方から聞いております。
(記者)総務部が広聴広報課だけど、岸江課長かその前の森川課長とかがそういうふうに。
(知事)ごめんなさい、ご質問はどういう意味がありますか。
(記者)だから、これはあの時も申し上げたけど、第一と第二と県との共催になっているので、それはなぜかと言ったら、そこは知事は第一だとおっしゃるので、じゃあそれは違うだろってお話です。
(知事)それは確認をそれぞれすればいいじゃないかと思いますけどね。この場で、会見で申し上げるような話ではないと思います。確認した上でお話をすればいいじゃないですか。
(記者)いやいや、あのままだと言いっぱなしになるんで、じゃあ第二は関係ないのかって話になるんで、あえて申し上げますけど、平成25年4月から第二はできているんですね。その時に、25年の3月に当時広聴広報課長の湯浅真子さん、女性初の広聴広報課長ですけど、その方と幹事社が第一が時事通信さんと伊勢新聞さん、で私のとこと四者で話し合った時に、一応第一、第二、それと県の共催だと。ただし、第二からは統一の幹事社は出さないと。あくまでも第二の幹事社は第二の加盟社の中での幹事社だと。それと第一の質問が終わった後に一括りして第二の質問時間を設けると。その時に第一の加盟社も質問できないかと言ったら、それはできるというふうな取り決めをしたはずなんで、その文書も残っているはずだから、10年以上経っているから、ひょっとしたら破棄してるかもしれないですけど、その辺の確認はお願いしたいと思います。
(知事)確認をしてもらいたいと思います。
〇NHK津放送局移転
(記者)あとNHKの津放送会館さんの件なんですけど、あの後、あの時はまだお聞きになっていないとおっしゃったんですけど、その後聞かれましたか。
(知事)聞きました。
(記者)どのような対応をされるんですか。
(知事)どのような対応。私どもとそれから県民の方との関係で土地の保有についての調整があって、それが決着をしてNHKさんに譲り渡したということで、あとはどう使われるかはNHKさんのお考えということですね。
(記者)この前も申し上げたけど、その条件が一応、放送会館を建てるということで県が譲られた部分があるんで、あの価格で。
(知事)それはNHKさんが時期も含めてご検討されるということだと承知をしております。
(記者)仮にできないとなった時に、県として、例えば買い戻しして、前、旧知事公舎を知事は下水とか都市ガスが入る、その方が価値が高まるので、その段階で売却を検討するとおっしゃいましたけど、あのNHKさんが今建てようとされているところの土地も結構一等地で注目があると思うんですけど、その辺のことを含めて再度県が仕切り直すとかいうことは、今のところ考えてないですか。
(知事)今の時点においては考えてないです。NHKさんがそこに建てられるという話を変えたという話を聞いていないので、検討する必要はないと思います。
(記者)NHKさんとの接触も今のところされない。
(知事)特にないですね。
(記者)はい、どうも。
(記者)よろしいですか。ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
了