知事定例会見録
令和8年6月4日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
質疑項目
- 発表項目等に関する質疑
- 合計特殊出生率の結果
- 国籍要件の復活(県民1万人アンケートの結果)
- カスハラ防止条例最終案
- 台風6号の被害状況と今後の対応
- 伊賀市長に係る週刊誌報道
- 新潟県知事の3選
発表項目等
(知事)おはようございます。私の方からは2点お話をさせていただきたいと思います。1点目ですけれども、東急さん、東急電鉄さんが持っておられますロイヤルエクスプレス。県内で初めての運行ということで、東急さん関係の会社である伊豆急さんで走っている車両でありますけれども、東急さんと伊豆急さんの管内以外では、北海道、四国、静岡・東海道、静岡・富士。だから1、2、3、4カ所目ということになりますかね。初めて三重県で運行されるということであります。非常に豪華な列車ということでありまして、三重県まで運行するのは今回が初めて。3回に分けて、それぞれ4日間ですね。運行スケジュールで3回に分けて三重県に来ていただけるということです。県内で2泊をしていただいて、関宿とか海女小屋とかを見ていただくツアーということで、お一人99万円から115万円ということです。非常に豪華な車内で、私もまだ実物は見てないんですけれども、3泊4日の旅を楽しんでいただけるというものでございます。三重県としましては、三重県って非常に上質な観光地が多いものですから、多くの方に来ていただきたい、ハイエンドの方々に来ていただくということも大事かなと思っていまして、これは東急さんとそれからJR東海さん、三重県から働きかけをさせていただいて、東急さん、JR東海さんのご了解が得られたということで運行していただけることになりました。詳細はまた担当部の方に聞いていただければと思いますが、横浜駅を出まして2日目、亀山駅に到着をするということでございます。これは電車タイプ、気動車タイプじゃなくて電車タイプなので、亀山駅で止まるんですけれども、そこから専用バスに乗り換えていただいて、関宿などを見ていただいて、アクアイグニスに泊まっていただくということですね。翌日は、これもバス移動になりますけれども、アクアイグニスから近鉄四日市に行く、そこから電車、近鉄に乗っていただきまして、近鉄のしまかぜ、これに乗っていただいて、鵜方を経由して海女小屋に行っていただくと、宿泊は志摩観あるいはHIRAMATSU、これは分宿をしていただくようになるようでございますけど、志摩観、HIRAMATSUにも泊まっていただくということで、翌日は鳥羽のフェリーターミナルから、伊勢湾フェリーで伊良湖に行っていただいて、そこから豊橋までバス移動していただいて、豊橋から三島までまたロイヤルエクスプレスに乗っていただくということであります。まず、今回の運行をご協力をいただいた東急さんとJR東海さんに心から感謝を申し上げたいと思います。この旅を通じて、多くの方が三重県はいいとこなんだなというふうに思って、再確認をしていただくことを期待をしております。それから、今年で終わらずに、まだ伊勢神宮とか見ていただくところはようけありますんで、再度、2度、3度とこういうツアーができるといいなと思っておりますので、また東急さんとかJR東海さんにも話をしていきたいというふうに思っております。1点目は以上です。
2点目。時期的なお話でございますけれども、毎年呼びかけをさせていただいていますけれども、台風が過ぎまして、梅雨の季節になってまいりました。梅雨になりますと、気温がさほど真夏みたいに上がらなくても湿度が高いと、熱中症になられる方が増えてまいります。暑さ指数というのがございまして、WBGTですね。これが33以上は熱中症アラートが発表されることになりますが、これを見ていただくと、熱中症の救急搬送者数、去年の数字、6月301名です。6月末からぐっと増えてくるんです。このオレンジが去年の熱中症で搬送された方の数であります。6月の半ばから増えてきますので、特にご高齢の方はご注意をしていただきたいと思います。今までの例で言いますと、畑作業中、それから庭に日中出ておられてお倒れになられた方もおられます。畑に行く時は気をつけられると思うんですけど、自宅の庭にお出になられて、庭で作業をされる時も、熱中症になる危険性があるんだということを、ぜひご注意をいただきたいというふうに思います。この青いところが今年の数値でありますので、単純比較と言いますか、まだ期間が短いのであまり比較はできませんけれども、このあたり、去年に比べて今年の搬送者数は多いんですよね。それは偶然かもしれませんけれども、いずれにしても6月の半ば以降は搬送者数が増えますということであります。5月の数を見ても、去年より今年の方が多いということですね。大事なのは、まだ暑さに体が慣れていませんので、適度な運動をしていただいたりとか、あるいは入浴をするということで、暑さに体を慣らしていっていただくと、暑熱順化、これが大事であります。熱中症予防、これはもう毎年申し上げていますけれども、外へ出られた時は日傘とか帽子を活用して下さいと。男性も最近日傘を使っておられます。それから、屋内エアコンをぜひ使っていただきたいと思います。扇風機でも結構ですが、できたらエアコンで温度調節をしてください。それが水分補給、それから塩分の補給ですね。これも忘れないようにしていただきたいということで、自分の身は自分で守っていただかなきゃいけないということになります。これから梅雨の時期に、もう1度申し上げますけども、台風も過ぎました。また台風やってきますけれども、梅雨の時期に入ってきますので、湿度が上がってきます。湿度が上がると、気温がそんなに高くなくても熱中症になりますので、お気をつけいただきたいということでございます。私からは以上でございます。
発表項目等に関する質疑
○クルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS」県内初運行について(発表)
(記者)ロイヤルエクスプレスの県内初運行ということで、私自宅が静岡で見たことあるんですが、豪華で。三重県のハイエンドの方に旅行していただくということで、先ほど三重県の良さを再確認していただきたいと。
(知事)三重県のハイエンドな方というよりは、どちらかと言うと首都圏の。首都圏からおいでになっていただきますので。
(記者)再確認してもらいたいと。具体的にどういったところを見てもらいたいというのはありますか。
(知事)これは横浜から実は出発、先ほどちょっとどこから出発を抜かしましたけども、横浜から浜名湖を通って。浜名湖で1泊されるんですけれども、そこから三重県は入ってこられて、亀山までということであります。今回は関宿を見ていただいたり、宿泊という意味ではアクアイグニスに泊まっていただいたりということで、翌日は海女小屋を見ていただくということで、宿泊は志摩観とそれからHIRAMATSUさん泊まれるんですけれども、いいところを見ていただけると思います。ただ、さっきも言いましたけど、まだまだ見ていただく場所は、三重県たくさんあります。鈴鹿サーキットなんかも面白いと思いますけれども、あとは伊勢神宮ですね。今回ちょっと行っていただけてないので、次回はぜひ神宮にも行っていただいたらいいと思います。それから、ちょっと足を延ばすことになりますが、熊野古道なんかも楽しんでいただくということもあろうかと思いますので、今回で終わらずに、次また首都圏の富裕層の方々に三重県の良さをぜひ見ていただきたいと。そして多くの方に、口コミも含めて、SNSもあるかもしれませんけど宣伝をしていただければと思っています。
(記者)豪華列車って言いましょうか、観光列車に関して、今回は県から呼び込みをされたということですけど。
(知事)呼びかけですね。呼びかけというか、東海さんに働きかけ。ごめんなさい。東海さんと東急さんに働きかけ。
(記者)他にもですね、第2、第3として呼びかけをされている案件、何かあるでしょうか。
(知事)現在は特に私は聞いていませんけれども、観光部の方でいろいろ働きかけをしているんじゃないかなというふうに思います。また東急さん、それから東海さんにはこの第2弾、第3弾ということでお願いをしたいと思いますし、それからJR西日本さん、以前、はなあかりという、これも豪華な列車を関西線走らせていただきましたので、JR西日本さんにもお願いをするということはあり得ると思っています。
(記者)ロイヤルエクスプレスなんですけども、富裕層というお話でしたけども外国人の方とか訪日客の方は狙いの中に入っているんですか。
(知事)今回の話はまだ聞いてないですけど、JR西日本さんが前回はなあかりを走らせていただいた時には、前回は日本の方だけだったんですけど、外国の旅行者の方にも今後を考えていきたいとおっしゃっておられましたので、お値段、結構いいお値段ですので、日本人の方でも乗りたい方多いと、26名なんですね、1回のツアーがですね。ですので、ただ、それで日本人の方で埋まらないということはないとは思いますけど、外国の方もぜひこれに乗りたいという方はおられると思いますので、また東急さん、JR東海さんと相談をさせていただいて、外国の方にどういうふうに売っていくのか、ホームページ英語変換できたりしますのでそういうのもあると思います。またご相談させていただきたいと思います。
(記者)もう既に東海道線を走っているという。愛知等、岐阜ですか。
(知事)そうですね、はい。愛知、岐阜行かれ、静岡、愛知、岐阜に行かれましたね。
(記者)現在のツアーの人気ぶりってのはどんなようなものなのかって、分かる範囲で。
(知事)聞いています。
(観光部)多くのツアーで抽選、参加者が多くて抽選も生じているというふうに聞いておりますので、今回もそんなふうになったらいいなというふうに期待しております。
(知事)横浜に限らず、首都圏の方、首都圏に限らず多くの方に乗っていただければと思います。
その他の項目に関する質疑
○合計特殊出生率の結果
(記者)昨日、人口動態が発表されて三重県の場合、合計特殊出生率が増加に転じていましたがそれについて受け止めを教えてください。
(知事)これ、原因分析をしないと何がというのは分からないんですけれども、増加に転じたことは非常にいい数字ですので、非常に喜ばしいことだとは思っています。三重県では、令和5年に人口減少対策方針を作って、子育て環境の整備だとか、移住は今回、直接は関係ないですけど移住の促進とか、あるいはジェンダーギャップの解消も含めて女性が働きやすいということは、子どもも持ちやすいという環境整備に努めてきたところであります。子育ての応援補助金も令和5年度から作ってやってきてますので、そういったこと、これは県がやっている部分と、それから市町がやられている部分もあって、子育て環境整備は主に市町がやっておられて、それを県が支援するという形なんですけど、市町の努力とそれから県がやってきたこと、それから子どもを多く持ちたいという方が希望を叶えるために生活でご努力いただいた点もあるんだと思いますけれども、出生率(正しくは、「合計特殊出生率」)が増えて上がってきたことはいいことだと思っています。ただ、出生数は残念ながら落ちているので、これが今後どんな形になってくるのか、反転するといいなとは思うんですけど、ただ、G7各国を見ると、やはり出生率(正しくは、「合計特殊出生率」)、出生数ともに落ちているんですね。これは先進国の常というふうに言わないといけないのかもしれないということであります。そうすると、増加した要因についてはよく分かりませんけれども、一つは、令和6年度と令和5年度の(正しくは、「令和6年と令和5年の」)婚姻数を比べてみますと、令和6年度は令和5年度より(正しくは、「令和6年は令和5年より」)増えているんですよね。婚姻数が2年前ぐらいに増えると出生数が増えるというデータもあるようですので、それが影響している可能性もあるということで、少し分析をしたいとは思っています。ただ、このまま人口はまたその前に発表されましたけれど、人口は減少、三重県しています。ですので、少なくなっていく人口の中で、どうやってその県民の生活を維持していくか、そういう考え方、スマートシュリンクという言葉がありますけれども、それも大事だなというふうに思いますし、それから、人口が減っていくのをAIで例えば補完するという考え方もありますけれども、例えば自動運転なんかも含めて、それは多分時間がかかるのでその間も含めて外国の方に働いていただく、そういう共生社会をつくっていくというのも大事なことかというふうに思っております。それから、前から言ってるんですけども、特に出生数については、移住者はまた別かもしれません。出生数、出生率(正しくは、「合計特殊出生率」)を上げるために各市町、それから各県、みんな努力をしています。それでもなかなか上がらないというのが実態です。人口全体について言うと、人口増えてるの、沖縄を除くと東京だけなんです。本当に日本という国がそれでもつのかどうか、これは知事会でも議論してますし、三重県からも人口減少対策に関する議論するところを国に作ってほしいと言って、ようやく本部はできました。でも、本部だけでいいのか。前から人口減少対策庁というのをつくって、霞が関の役人を含めて議論しないとだめじゃないかということを私ども提案しているところです。そろそろ国でもこの問題を正面から取り上げていただいて、考えていただく必要あるかなと思っています。
○国籍要件の復活(県民1万人アンケートの結果)
(記者)国籍要件についてなんですが、一部の報道でアンケート結果が出ました。一部の報道でアンケートの結果が報道されまして、それについてと、あとアンケートの結果、それに伴う要件を復活させるのか、させないのか。その判断はいつ頃出されるのか教えてください。
(知事)はい。アンケート結果については、今分析をしているところでありますので、それについてのお答えはこの場で差し控えさせていただきたいと思います。それから、要件を復活するかしないか、最終判断ですけれども、要は、私どもでアンケート分析をした後に、執行部の案というのを作ることになると思います。それを作りまして、議会からは、丁寧に議会にも説明をしてほしいというふうに言われていますので、議会にお話をして、その上で発表するということになりますので、今の時点で具体的にこの時期ですというのは申し上げられないということでご理解をいただきたいと思います。
○カスハラ防止条例最終案
(記者)今日一部報道でカスハラ条例について、条例案最終案が固まったということで、報道がありまして、まずちょっと事実関係から教えてください。最終案はまとまったということでよろしかったですか。
(知事)そうですね。検察庁と協議をずっとやっていました。日本で初めての罰則付きの条例になるので、検察庁と調整を1年以上でしたかね、続けてきましたけれども、検察庁の方からは、今の県の案で特段の問題がないというふうに言われておりますので、まとまったと言っていいんじゃないかと思っています。週明けに、また事務的には皆さんにもご報告しますけれども、週明けに庁内の会議を開催をして、6月議会で議会に話をし、そして議案提出は9月ぐらいと、こんなスケジュールで進めていきたいと思っております。
(記者)もう最終案自体は、もう固まっては、もう今日の時点では出しているというか、そういう感じではありますか。
(知事)そうですね。一応庁内の会議で最終決定をするということになりますので、今日から庁内の会議までに変えるところがないとは言えないという意味では、最終的に庁内会議で決定することとなりますね。
(記者)会議は、一応仮に、いつやる予定。
(知事)来週早々と聞いています、ぐらいで、後ほど事務的にお話をするということになるでしょうかね。
(記者)改めて、条例に関して。
(知事)はい、はい。どうぞ。
(記者)条例に関して、何か想いなどあれば。
(知事)想い、はい。カスタマーハラスメントはパワハラとかセクハラ等に次いで大きな問題だというふうに言われてきています。いろんな企業も含めて国も動いていまして、カスタマーハラスメントを防止しようということでやっていきますが、日本は諸外国と比べると、やはり顧客と労働者の力関係が、顧客の方が強すぎるという感じがあると、私は個人的に思って、海外で生活した経験からも思います。従って、カスハラというのは起こりやすい土壌であると思いますが、それが徐々に変わってきているという気はしています。各県でも東京都とか北海道とか、カスハラ条例を定めていますが、実効性ですね。罰則というのがなくて、理念条例にとどまっています。国の法律改正文もそうなんです。本当にそれでいいのかということで、カスハラに遭われて精神を病まれてしまう方もおいでになられて、職を辞する、辞めていかざるを得ないという実態がある時に、それに対して罰則付きで、抑止力としての罰則付きで対応する方がいいんじゃないか。これは組合の方からもお話があったところですし、我々がヒアリングしている中でも、交通事業者さん、小売の事業者さん、医療関係者さんからもそういうお話を聞いておるところです。従いまして、今回、三重県で、本当は国で作ってもらうのがいいんですけれども、三重県で条例を作るということになりましたので、単なる理念条例にとどまらず、罰則付きでやろうということで法務省と調整をしてまいりました。先ほど、1年ぐらいと申し上げましたが、10カ月ぐらいの期間ですね。罰則について調整をしたのは。ようやく今回、法務省、検察庁から了解が得られましたので、三重県で罰則付きの条例を作ろうということで議会に上程をしていくということです。本当は、これは三重県でカスハラをすると罰則が適用されるというのは妙な話で、本当は日本全体でそうするべきではないかというふうに思っています。三重県が条例制定についての動きをしているということで、各自治体からも問い合わせがあったりします。働く人たちからは歓迎をされている部分もありますので、ぜひこういう動きが日本全体に広がっていくといいなというふうに思います。一部からは通常の苦情ができなくなってしまう、萎縮してしまうんじゃないかというご心配もありますけれども、これについては、私どもの条例案の中、具体的には5条になりますけれども、顧客からの正当な要望、権利行使、これが不当に妨げられないように十分に配慮すべきだという規定も設けているところでありますので。正当でない苦情についてはカスハラ条例で対応する。それも、有識者の方々の意見も聞いて対応するということになっていますので、正当な苦情については配慮する必要があると。そこが妨げられないようにする必要もあるという規定もあります。バランスは条例の中ではとっているつもりですので、そういった形で運用していきたいと思っています。
(記者)今おっしゃっていただいた正当なクレームが、という大前提があるにせよ、やっぱり罰則みたいなものが独り歩きするのを恐れて、なかなか言いにくくなるんじゃないか。そういった副作用は。
(知事)三重県の人は優しい人が多いので、そういうことになるかもしれませんけど、そういうことがないように、ちゃんと正当な苦情は言ってくださいということは言わないといけないですね。逆に従業員の方で優しい人が多いので、ガンガン言われてしまうというのは、これもおかしな話ですね。そっちはちゃんと取り締まっているということじゃないでしょうかね。日本全体が変わってくるといいなと思いますけどね。
(記者)改めて確認ですけど、正当なクレームは、条例中間案で示されていた特定カスハラになり得ない。
(知事)なり得ないですね。それは外部の法律の専門家も含めてチェックをしてもらいますので、そのためには大事なのは、事業者の皆さんにお願いしたいのは、証拠を残していただくことですね。怒鳴ったり、あるいは執拗な要求をしたり、あるいは卑猥な行為を、電話が多いかもしれません、で言ったりとか、あるいはつきまといをしたりというようなことを、録画、今だいぶ機器が、そういう機械が、発達してますんで、録画、そして録音していただくということ。例えばクレームの電話がかかってきた時に、もう録音するのが当たり前だという社会になっていくということではないかと思います。
(記者)先ほどの質問に関連して、桑名市ですと氏名公表という形をとって、条例もってるかと思います。いろいろなやり方がある中で、罰則付きというやり方に対しての、効力と言いますか、そのあたり知事のお考え改めてお聞かせいただけますか。
(知事)氏名公表も我々も考えたんですけれども、氏名公表は名誉毀損との関係が実はあって、簡単に氏名公表できるかというのは難しいところだなと。私の知り合いの最初、法曹の人間に、弁護士に相談もして、次に氏名公表はちょっと難しいねというので、過料、行政罰の過料で考えたんですけど、過料も行政庁の判断でやれるんですけど、できたら司法の手続をかました方がいいだろうというので、罰則をかませる。それを罰則規定を設けるということになると、名誉毀損にあたらないようなチェックもちゃんとできるということで、そういう意味では検察にも了解を取らなきゃいけなくなってはいるんですけど、それが取れたということですから、カスハラをしたと言われる人の人権もきちんと守れますし、それからもちろん、カスハラを受けた人の権利をしっかり守っていくということができる条例になるのではないかというふうに思っております。
(記者)罰則が付いていることで抑止としても働いてほしいということですか。
(知事)それはおっしゃるとおりで、抑止力も、本当はそういう抑止力なくてもカスハラがないのはいいんですけれども、でも、そういう世の中でもない、残念な状況ですので、そういうことをやっていきたい。三重県の中での人権をしっかり、尊厳を、働く人の尊厳を守っていきたいという条例ですね。この条例の対象は、小売ですとか、医療ですとかもそうですし、あらゆる職種にというふうに思っていますので、教育の現場もそうですし、それから公務員もそうです。公務員だからといって怒鳴られたり、長時間の苦情に耐えなきゃいけないという、それはおかしいと思います。守られる人が増えてくるというのはいいことだと思いますね。
○台風6号の被害状況と今後の対応
(記者)台風についてなんですけども、農林水産物を含めて被害の集計をされているというふうに聞いているんですが、現状分かっている状況と今後県としてどういう対応をとっていくのか、そのあたり聞かせていただけますか。
(知事)以前、豪雨があった時に田んぼが冠水して大変なことになったのが度会町でもありました。今回はどうなるかと言いますと、実は確認をしているところであります。まず、ご質問とはちょっと違いますが、住家被害については、松阪市と名張市で一部損壊が2件、それから床下浸水が1件ということで、大きな被害はなかった。それから、もちろん人的被害はないということで、皆さん、これは住民の皆さん、それから市や町の皆さんが適切な行動、避難指示も含めてやっていただいたおかげだと思っています。農林水産物への影響、これから確認をすることになると思いますが、今、昨日の夕方の時点で聞いておりますのは、農業で言いますと、御浜町で梅の落果、実が落ちるっちゅうやつですね。それから、伊勢の方で農業用ハウスのビニールが破損したと。これは今ちょっとナフサが不足している中で、国は目詰まりって言ってますけども、我々は在庫の積み上げと言ってますけれども、それでなかなか末端まで回らないところで大丈夫かっていうのはあるんですけど、必要に応じて、これは農林水産省に我々も要望しなきゃいけないと思っていますが、ビニールハウスの破損があったと。それから、林業の場合は林道の崩落、あるいは山、山腹の崩壊、崩落があるんですね。それから、水産は流木被害があるんですけれども、小型の漁船の破損なんかもあったりすると聞いています。ちょっと丁寧に確認をした上で、どういったことができるか考えていきたいと思っています。
(記者)台風に関連して、今回、今年初めての台風かつ新しい防災気象情報が運用されて初めての災害となりましたけれども、知事として今回の受け止め、また、今後に生かしていきたいことがあれば教えてください。
(知事)ちょっと申し上げましたけれども、市町が適切に避難指示もしてくれました。それから、もともと気象庁の方から、今回、昨日、昨日の会議でも、それから6月1日の会議でも気象台参加していただいていますけれども、新しい警戒危険警報についても説明をしていただきました。現に三重県ではレベル4が出るということでありまして、そういったそれぞれの機関が最大限努力をしたということによって、もちろん住民の皆さんが適切に避難していただいたの1番大きいんですけど、人的被害がなく、台風をやり過ごすことができたというのは、非常に大きな成果だったと思います。ただ、今ちょっとどういう点で改善すべき点があるかというのは、防災対策部を中心に今まとめているところであります。なるべく早いタイミングで避難してくださいねということを言ってましたが、本当に避難された方が多いのか、まあ大丈夫だろうと思われる正常化バイアスが働きますんで、そういう点がどれだけあったのかということ、これも検証していかなきゃいけないなというふうに思います。県としても、各市町に対して緊急派遣チームを送っています。4町に対して送っています。それだけで十分だったのかというのも、ちょっとまたこれも検証しないといけないかなと思ってますけれども、4町からは感謝もされておりますし、それから、私も実際に3市の市長さんに電話を昨日の朝させていただきましたけれども、県の建設部局もよく頑張ってくれてますということもありましたので、県と市町が一緒になって、住民の命をこれからも守っていきたいと思います。
(記者)先ほど被害の話でどういうことができるか考えていきたいというお話がありましたけども、それは何かしら補助ないし支援、資金的なところですとか、そういったところを考えている形ですか。
(知事)それも否定はしませんけど、レベル、警戒警報が新しくなりましたよね。そうするとレベル4になったら避難しようかなっていうふうに考えている人が多いんです。本当にレベル4からの避難でいいのか、レベル3の段階から避難する方がいいのであれば、それをちょっと言っていかなきゃいけないし、新しい被害想定に対してどういう形で避難をするのが適切なのかというのも、我々分析していかなきゃいけないなと。それを市町と共有するというのが一つのやり方かなと思います。
(記者)農業。
(知事)農業ですね。はい。
(記者)農林水産業ですとか、尾鷲の流木被害に対して何ができるかという話で、それは資金的なことなのか。
(知事)先ほどちょっと申し上げましたけど、それも否定するものではありませんけれども、はい、どういうものなのかっていうのをチェックをしながらってことになります。
○カスハラ防止条例最終案
(記者)カスハラのあれに戻るんですけど、今回コンビニだとか、いわゆる中小零細の個人事業主なんかもですね、守られる対象になるということですけど、そういった方々、例えば防カメを設置するなり、録音機器を置くなりしても、それなりに負担がかかるかと思うんです。そのあたりをフォローするような仕組みというのは考えてらっしゃるんでしょうか。
(知事)はい。それも考えないといけないと思っています。例えば県で支援をするというやり方もあると思いますし、それから市や町、基礎自治体の方で支援をするというのもあると思います。そういった形で証拠が残りやすくする、それは大事なことですよね。
(記者)証拠を残すという作業、これ結構、多分人数が少ないような事業所だと、結構厳しいと思うんですけど、現時点では補助するなり導入に必要な制度というのはないんでしょうか。
(知事)現時点ではないんですけれども、これから条例の施行は恐らく来年度になると思いますので、それに向けて補助制度を我々も、それから基礎自治体の皆さんも考えていただくということになるんじゃないか。最近、録音機、録画機も性能が上がって安価なものが出てますので、それを設置していただくということになるんじゃないかと思いますね。
(記者)先ほど質問もあったんですけど、週明け早々に会議があるっていうのは、もう日程が決まっていれば教えてほしいんですけれども。
(知事)決まってましたかね。
(雇用経済部)6月の8日。
(知事)8日ですか。
(雇用経済部)開催予定でございます。本日午後から報道さまの方についてはお知らをする予定でございました。
(知事)8日ということでございました。よろしくお願いします。
(記者)ちょっと改めて確認ですけど、カスハラが疑われるような行為の申し出があった場合に、どういう流れでもってそれを認定して、どういう流れで知事の警告なのか、何かがあって罰則に至るか、ざっくりとした内容、流れとしてどういうものを想定されているのでしょうか。
(知事)カスハラの申し出をしていただいた場合、これは証拠を添えて申し出をしていただくことになりますので、先ほどご質問あったような録画とか録音は非常に大事になってきます。で、私どもの方へ県庁へ申し出をしていただいて、審査会というのを作ることになっています。これは条例の中に位置付けられている審査会で、弁護士さんとか学識経験者の人だとか、有識者の人に入っていただいて、ここでいわゆる特定カスハラっていう条例で定められた、禁止されているカスハラにあたるかどうかということをチェックをしまして、それに対して私どもから禁止命令をその人に対してかけます。で、その人が命令に違反した場合に罰則をかける。こういうことになっています。そういう立て付けですね。
(記者)改めて確認ですが、今後施行する時期としては、来年いつぐらいかというのを決めていますか。
(知事)早いタイミングだというふうに思っていますけれども、はい、どうぞ。
(雇用経済部)予定としましては、4月、来年度の4月1日に施行できればなというふうに考えております。
(記者)4月1日。
(雇用経済部)はい。
(記者)検察庁から了解を得たというお話でしたけども、大体いつ頃了解を得たんですか。
(知事)いいですか。
(雇用経済部)6月1日でございます。
○伊賀市長に係る週刊誌報道
(記者)こんなこと聞いてしまって申し訳ないんですけども、今日、一部週刊誌の報道で、伊賀市長の不倫報道がありました。
(知事)誰の。
(記者)伊賀市長。
(知事)伊賀市長。はい。
(記者)もし読んでおられてて、受け止めなどあれば教えてください。
(知事)ちらっと聞きましたけど、これはご本人が判断される話なので、私の方からは控えたいと思います。
(記者)他よろしいですか。第二さんお願いします。
○クルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS」県内初運行について(発表)
(記者)振り出しに戻って発表項目ですけど、クルーズトレインというこれは、前のはなあかりは確か出発駅は京都だったと思いますけど、関西の人対象で集めて、今回は関東からとの捉え方でいいですか。
(知事)そうですね。別にJR西さんなんで関西からということでもないですけど、JR西さんに話をしていて、西の管内ってことで関西から来ていただくと。今回は東急さんに働きかけしてましたので、関東のお客さんをということになっているということですね。
(記者)あと、はなあかりの時もそうでしたけど、亀山に停車という形にして、今回も亀山じゃないですか。
(知事)そうですね。
(記者)知事自身が伊勢神宮とかサーキットっていう手もあるけどっておっしゃったんだけど、これは亀山っていうのは知事の意向が入っているんですか。
(知事)全然入ってないんですね。亀山ばっかりやねと言いましたけども、これは電車区間ですね。ロイヤルエクスプレスは電車なので、それは東急さんと私も話をさせていただきましたけど、できたら紀勢線とか走ってもらうのがいいんですけど、そうなると気動車が必要になる。先頭の列車ですね。これがなかなか今、数がないということで、東急さん自身も悩んでおられるところがあるんですね。そういう意味では、亀山、電車区間の最後のところなんでということですね。はなあかりは関西線の終点が亀山なんでということでしたね。
(記者)これは、この前の発表あった「志摩にしました。」っていうJR東海さんの企画的なものとは関連はあるんですか。
(知事)関連が全くないわけではないんです。今回も近鉄さんに乗っていただいて、志摩に行ってしまかぜに乗っていただいているで、三重県を売っていく、その売っていく場所として伊勢志摩というのはいい場所なんでっていうのもありますけども、直接の関係があるわけではありません。
○国籍要件の復活(県民1万人アンケートの結果)
(記者)あと別件で、その国籍要件の件なんですけど、これは仮に県民1万人アンケート結果が出て、最終的に有識者なり作ってそこに諮るとかいう道筋はあるんですか。それとも、そのまま県庁内でまとめたやつで議会に提案して説明すると。
(知事)国籍要件のあり方についてということですか。今のところ、私どもは県庁で判断をして議会にご説明するということを考えています。
(記者)ということは、有識者を立てるとかいうことはない。
(知事)まあ採用ですね。恐らく1999年も有識者に諮っているわけではないと思いますし、情報漏えいのリスク判断ということは、我々もある程度はできると思いますので、県庁で判断をすることを考えてます。
○新潟県知事の3選
(記者)あと、やはり別件で、新潟県の花角知事が3選されましたが、これの所感と、あと今後新潟と、一回行かれたりそれで来られたりしますけど、今後も新潟の振興、ある程度連携していく場合に、何をもってプラスマイナスそれぞれあると思いますけど、新潟の参考にすべきとこと、逆に向こうが三重県を参考すべきとことか、どの辺を中心にやられてるんですか。
(知事)全ての行政範囲で議論をしましょうということで、観光ですとか農業ですとか林業ですとか、今までも議論してきました。これからも話をしていきたいと思っています。
特に防災に関しては、実は選挙の日に新潟地震が起きましたので、すぐに花角知事に連絡を、役所の先輩後輩ということもありますんで連絡をして、何かあったら三重県からも支援しますということは申し上げたんですけど、今大丈夫ですと、こういうことを言われました。新潟と三重県が災害で同時被災するってのはなかなか考えられないので、そういう意味では、どちらかが被災した時に支援をするというのも大きなポイントとしてあると思います。選挙の結果に関して言うと、国交省出身の知事で懇親会やったりしますので、そういう時にいろんな話はしますけれども、花角知事の場合は原発の再稼働の判断、なかなか大変な判断をされたということだと思います。そういう意味では、選挙も大変なところはあるというふうなことは聞いておりましたので、今回ご当選されて良かったなと思います。
(記者)特に新潟県の観光面なんですけど、そこで例えば三重県として学ぶべきものとか何かありますか。
(知事)首都圏が近いので非常に羨ましい位置関係にありまして、かつ新潟は観光のプロモーションを大きく2つに絞って、雪とガストロノミーということで打ち出しておられます。三重県も絞る方、何でも三重県ですよと言っても、何が三重県っていうのは分からなくなってくるので、絞っていくのは非常に参考になるなというふうに思います。それから、首都圏への観光という意味では、新潟県のアンテナショップと、それから三重県の三重テラスと共同いたしまして、東京を中心とした関東圏、首都圏の人達に、両県の物産をPRすると、共同でPRする、連携してPRするというのをやっていますので、これからもそういったことは続けていきたいと思ってます。
(記者)東京の売り込みはもうやられているんですか。
(知事)既にそういう、そのなんていうんですかね、時期を設けてやっていました。
(記者)7年度から。
(知事)正確にはちょっとまた担当部の方から話をしますので、7年度だったと思いますね。
(記者)はい。どうも。
(記者)こちらからは以上です。
(知事)ありがとうございました。
(了)