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知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成28年5月30日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・伊勢志摩サミットを終えて(報告)
伊勢志摩サミット第5弾公式ポスターについて(発表)
平成29年度国への提言・提案活動(ポストサミット事業等への協力・支援)について(発表)
 

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑

発表項目

(知事)それでは3つ、私のほうから話をしますが、冒頭伊勢志摩サミットを終えてということでご報告させていただきますけども、若干長くなるかもしれませんがよろしくお願いしたいと思います。5月26日、27日の2日間にわたり開催されました伊勢志摩サミットは、全日程を安全かつ成功裡に閉幕することができました。天気も予報を覆し、奇跡的な状況をもたらしました。開催が決定した昨年6月5日から約1年間にわたりオール三重で大活躍かつご理解ご協力していただいた県民の皆様はじめ、県内外の事業者の皆様、警備や消防・医療等に携わった全国の関係者の皆様など、挙げればキリがありませんが、ひとえに多くの方々のご協力ご尽力の賜物です。改めてサミットに関わった全ての皆様に深く感謝を申し上げます。また、第一第二の各県政記者クラブの皆様はじめ、東海地域のメディアの皆様にも、丁寧な取材で様々な情報発信をしていただいたことにも改めて感謝を申し上げます。メディアの世論調査におきましても、共同通信さんのもので、今回の伊勢志摩サミットを「評価する」「どちらかといえば評価する」が合計で78パーセントに達しており、洞爺湖サミット時の読売新聞さんの調査で「評価する」が44パーセント、これ「評価しない」は52パーセントでしたけども、であったことを考えれば、単純比較はできませんが、多くの関係者の皆様のご尽力のおかげで、国民の多くの皆様にご評価いただけるサミットだったのではないかと感じています。今回のサミットを振り返り、感想を4点述べます。もっともっと申し上げたいことはあるのですが、まずはこの4点のみにしたいと思います。1つ目は、サミットに関わった県民の皆様の素晴らしい大活躍であります。とにかく感動した、という思いであります。県民の皆様のおもてなしは、首脳や配偶者からも感銘を受けたとの言葉をいただいたと聞きました。ある首脳は「おもてなしが日本の特徴だと知っていたが、それを証明するおもてなしであった」とおっしゃっていたそうです。国際メディアセンターのダイニングや三重情報館でも、国内外の方々から高い評価をいただきました。全市町で取り組まれた「おもてなし大作戦」は6万人を超える皆様がクリーンアップ活動にご参加いただいたほか、合計11万本以上の花で歓迎していただきました。これらオール三重での取組を通じて、私は三重県民の底力を改めて感じました。とりわけ、次世代を担う若者の活躍には非常に感動し、何度も目頭が熱くなる思いでした。ジュニア・サミット参加者をはじめ、配偶者プログラムで昼食を提供してくれた相可高校生、植樹や伊勢音頭などで交流してくれた小学生、外国語ボランティアとして活躍してくれた高校生など、紹介するとキリがありません。また、県内全域でその何十倍、何百倍もの子どもたちが、様々な形で参加をしてくれました。ある高校生は「三重の良さを再発見でき、海外で学びたいという自分の目標もはっきりした」と述べていました。彼らが経験したことや味わった達成感は、彼らの未来を選択する際に貴重な材料となっていくと思います。この例にとどまらず、そのような次世代がサミットを通じて育まれたことは、まさに今回のサミットの「レガシー」の重要なものの一つであり、三重県の財産です。2つ目は、とにもかくにも安全であったことです。日本警察の威信をかけ、過去最大規模で臨んだ警備。加えて、海上保安庁や自衛隊など多くの関係機関との連携を行いました。逮捕者もゼロという結果に、日本の警察力を世界に見せつけることができたのではないかと思います。また、ここには県民の皆様の協力も欠かせませんでした。当日の首脳の車列実施等における交通規制など、ご不便もおかけした中でありましたが、多大なご協力をいただきました。中でも、官民で協力してテロ等を未然に防止するという試みは、まさに日本型テロ対策であり、これらは三重県でも今回のサミットの「レガシー」として、今後の取組に繋げていきたいと思います。3つ目は、私達も切望していた各国首脳による伊勢神宮訪問です。今回の参加国の首脳が伊勢神宮を訪問するのはもちろん初めてのことであります。宇治橋前で各国首脳を一人ひとりお迎えし、最後にオバマ大統領を伴って安倍総理は二人で宇治橋を渡る。その後、横一列で和やかに談笑しながら歩く。そして、御正宮の前で歴史的な記念撮影。それらの様子を画面で見た時、本当に感無量でありました。その後、参集殿に戻ってきた首脳たちは、それぞれの思いを記帳しました。オバマ大統領は「幾世にもわたり、癒しと安寧をもたらしてきた神聖なこの地を訪れることができ、非常に光栄に思います。世界中の人々が平和に、理解しあって共生できるようお祈りいたします」と。伊勢神宮が「平和への祈り」「自然と人との共生」「他者や多様性への寛容や調和」「日本の伝統文化の継続性を示す」などの場であることを各国首脳に感じていただきました。それらは、私たち県民が式年遷宮を自ら担って体験し、心に記憶してきたものに他なりません。メルケル首相は、伊勢神宮訪問について「シンゾウありがとう」とおっしゃったとも聞きました。総理は、議長記者会見において「神宮は五穀豊穣を祈り、平和を祈り、人々の幸せを祈りながら2,000年もの悠久の歴史を紡いできました。今日の平和と繁栄は、そうした人々の祈りの上に築かれたものであります。その神宮から、今年のG7サミットはスタートいたしました」と述べました。世界のトップがその場に勢揃いした姿そのものが、世界平和への強力なメッセージになったと思っています。その後のオバマ大統領の広島への訪問と合わせ、それらは日本の、世界の歴史において「前向きな未来志向」という共通点を持つ大変意義深い神宮訪問であったのではないかと思います。私は、先般の式年遷宮後「世界の巡礼地などに匹敵するような、世界から人が訪れる場所にしたい」と議会などでも繰り返し述べてまいりました。その一歩が踏み出せたのではないかと考えております。4つ目は、情報発信です。サミット開催という千載一遇のチャンスを捉え、全力で三重県の情報発信に努めてまいりました。当初の予想を超える成果が得られたと感じています。食材では、首脳や配偶者のランチやディナーは概ね三重県産であり、国際メディアセンターでの食事は156種類の食材のうち152種類において何らか県産のものが使用されていました。また、首脳の食事の乾杯日本酒は全て県内の酒蔵であり、提供した複数の酒蔵では問い合わせが殺到し、1日で1年分の注文があったところもあるそうです。食材以外も、乾杯で使用された萬古焼、首脳が会議で囲んだ尾鷲ヒノキのテーブルなど多くの県産品が使われました。これらは、生産者の皆様が命や日々の生活をかけて育んできたものであり、それらが世界へ配信されたことは誇りであります。三重情報館は、5日間で来場者数が延べ1万2,729人。実演や体験、展示にご協力いただいた関係者の皆様のおかげで、多くの方々に来場いただくことができました。それら以外にも、延べ36カ国のプレスの方々にご参加いただいたプレスツアーや多くの国内外メディアからの取材など、あらゆるメディアを通じて全国へ、世界へ、三重の魅力が存分に発信されました。ある海外記者は「自然、文化、歴史などの日本の魅力が凝縮された場所」とのコメントもあり、私たち自身もそれを感じるきっかけとなりました。最後になりましたが、改めて県民の皆様に感謝を申し上げます。安倍総理は、最後の議長国会見において、世界中のメディアに対し「今回のサミット開催にあたって大変なご協力をいただいた伊勢志摩の地元の皆さん、三重県の皆さんに、心からの感謝を申し上げたい」と締めくくりました。開催県知事としてはありがたく思いましたし、地元の皆様にはご不便をかけたところもありましたが、今回のサミットは間違いなく大成功であり、国内外からも評価されるものであったと思います。それは何度も繰り返しますが、県民の皆様のご協力なくしてはあり得ませんでした。「感動した」「涙がとまらない」「成功は日本と三重県民の誇り」「改めて三重県の良さを感じる」「日本の、日本人の素晴らしさを感じる」「これから〇〇(マルマル)に挑戦したい」というサミットを契機とした意欲を語る言葉など、多くの県民の皆様からの声をいただきます。多くの県民の皆様が自分たちのふるさとを改めて見直し、その魅力に気付き、好きになることができたことも、今回のサミットの大きな「レガシー」の一つだと思います。その思いは、間違いなく今後の地域づくりに対する動機付けになるからです。また、県民の皆様から、とりわけ「ありがとう」という言葉をたくさんいただきます。本当に開催まで紆余(うよ)曲折様々なことがありましたが、県民の皆様がそのように思っていただく気持ちを心から嬉しく思います。サミット開催はあくまでチャンスにしか過ぎません。チャンスは貯金できません。我々行政もしっかり取り組んでまいりますが、県民の皆様一人ひとりがチャンスを掴(つか)みにいこうとする思いと行動がなければ、サミット開催の成果を未来に生かすことはできません。それがあって初めて、中長期的な視点から「伊勢志摩サミットは成功だった」と歴史において言われると思います。私たち三重県は新たなスタート地点に立ちました。引き続き皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いします。これが1点目です。
 
2点目ですが、これです。伊勢志摩サミット三重県民会議でシリーズの最終版となります第5弾の公式ポスターを作製しました。お配りしたポスターの縮小版をご覧いただければと思います。まず、ポスターの上部には、サミット開催に向けて様々な受入準備にご協力いただいた多くの県民の皆さんや企業、団体の皆さんに対して、サミットを無事に終えることができたお礼をここに書かせていただいております。次に真ん中、これですね、これは、写真ですけども、昨年6月5日の開催決定から今年5月15日の外国語案内ボランティア結団式までの27枚の写真を使いまして、オール三重で一丸となってサミットの成功に向けて取り組んだ成果を表現しました。一番下につきましては、ここですね、今回のサミットを一過性にせず「明日へつなぐ」、そういう思いで「つぎの三重へ、つぎの明日へ」というメッセージとして発信するものです。サミット開催決定から閉幕まで、本当に多くの皆さんが様々な活動に取り組んでいただきました。いずれも素晴らしい活動ばかりで、写真を選ぶのに本当に苦労しましたが、皆さんの活動と三重県全体の一体感が生き生きと表現されたポスターになったと思います。サミットに関わっていただいた多くの皆さんが、サミット成功に向け共に歩んできた道のりを振り返っていただき、ポストサミットに向けたスタートとして、これからのアクションに繋げていただくきっかけとなるポスターにしたいと思っています。
 
そして最後3点目ですけども、6月6日と7日に行います「平成29年度予算に向けた国への提言・提案活動」についてであります。すでに5月25日にお知らせしましたけども、そのうち未発表でありました「ポストサミット事業等への協力・支援」について、資料をお配りさせていただいております。女性のやつとかMICEとかインバウンドとか、あるいは国立公園のナショナルパークとか、こういうようなものが入っています。地方の取組を成功に導くために、サミットと同様、国と地域が一体となった取組が不可欠であることから、国の協力・支援について提言を行います。サミット開催の経験と成果を一過性に終わらせず、「レガシー」として三重県そして日本全体の地方創生に繋げていくことができるよう、協力・支援についてしっかり提言したいと思います。長くなりましたが私のほうからは以上です。
 
発表項目等に関する質疑
○伊勢志摩サミット第5弾公式ポスターについて(発表)
(質)では発表項目について幹事社から質問させていただきます。2点あるんですが、まず1点目がこのポスター、1万枚製作枚数ということなんですが、配付先を見ると各団体なんかが多いと思うんですが、これって個人で多分県民の方でほしいという方もかなり多いかと思うんですが、そういう場合の、例えば手に入るのかどうかということ、もし手に入るのであればその連絡先等教えていただけたらと思います。
(答:雇用経済部)着払いですけども、県民会議事務局にお問い合わせいただければと思います。事業推進課までご連絡いただければと思います。
 
○平成29年度国への提言・提案活動(ポストサミット事業等への協力・支援)について(発表)
(質)あともう1点がポストサミット事業についてなんですが、インバウンドの推進ということで私もIMCの三重情報館へ行かせていただいて伊賀の忍者ショーとか海女さんの講話なんかを聞いたんですが、例えば具体的に今後日程等が決まっている、例えばこう、イベントであるだとか何か考えていること、もし決まっていれば伺えたらなと思ったんですが。
(答)インバウンドのですか。
 
(質)ええ。
(答)もう既に今年度予算ちょっと今手元にありませんが、海外誘客課に聞いてもらえば分かりますけども、幾つか台湾とかタイとかマレーシアやったかな、旅行博に出展するとか、あとメディアとかを招請する事業とか、そういうのを幾つかもう既に準備を予算化されていますんで準備をしていますんで、ちょっと細かい事業の日程とか対象国とか、そういうのはまた海外誘客課に聞いてください。
 
(質)他社さんから質問のほうをお願いします。
 
(質)改めてですけど、国の提言のやつを含め、これをどうやって地域を元気にするか、に繋げていくかっていうのの今のお気持ちと、今の質問とちょっと重複するかもしれませんけども取組、どんな取組を進めていきたいかというのを改めてお願いします。
(答)先ほども言いましたようにサミットはチャンスでしかないので、口開けて待ってれば何か地域が良くなるというものではありませんから、そのしっかりと行政も県民の皆さんも事業者の皆さんもそのチャンスを掴(つか)みに行くという、そういうような思いと行動が大切だというふうに思います。例えば、先ほどご質問あったような地域、海外の地域旅行博に出展して三重県全体の魅力を効率良く説明するということは一つひとつの事業者では難しい面もあると思いますから、そういうこのインバウンドに関する情報発信であるとか、あるはMICEの誘致であるとか、そういうものの民間事業者の皆さんとか県民の皆さんだけではなかなか取り組めないものを中心に、行政が先頭に立って取り組んでいきたいと思います。一方でそれで観光客に来ていただいて、次にリピートにその例えば旅館とかホテル、リピートに繋げるか、あるいはもう1回その自分ところの食べ物を食べてもらえるかどうか、それは着地地点における民間事業者の皆さんや生産者の皆さんやホテル・旅館の皆さんのチャレンジだと思うんですよね。だからあのそういうこの皆さんが着地地点において最大限の努力を発揮できる、そういうフィールドづくりを行政としては様々な場面で、さっきの国際会議だとか観光誘客であるとか、あと観光誘客は海外だけじゃなくて、私は今回先ほど次世代の話もしましたけど、改めて教育旅行ですね、内外の皆さんに教育旅行で来てほしいというようなことを日本中にも、また海外にも言っていきたいと思いますけど、そういう面とかそういう辺りを中心に、あとここに書いてあるような伊勢志摩国立公園、これはあの今、国が今年度中のなるべく早い時期だと思いますけど、全国で5つぐらいナショナルパークにしよう、その要は単に自然環境が整っている、自然が豊かな公園というのではなくて、海外の人たちも訪れて魅力を感じることができるようなナショナルパークにしようという、そういう計画になっていますので、我々はその5つに選ばれるように働きかけを強めて、さっきの行政ができるという意味では地域全体のブランド化というんですか、そういうフィールドづくりと地域全体のブランド化、そういうものにやっぱり積極的にチャレンジしていきたいと思います。
 
(質)あとそのための予算を、支援をしにいくと?
(答)あと既存の予算であるとか、いろんな地方創生の交付金や新型交付金とか、そういうのも活用してやっていきたいと思います。
 
○伊勢志摩サミットを終えて(報告)
(質)三重情報館の人数が1万3,000人弱で、洞爺湖の、北海道の情報館と比べて2倍以上ですよね、っていう形になったと思うんですけど、そういった意味で今回三重情報館を振り返って知事はこの人数をどう受け止めておられるのかと、成功だとおっしゃられたと思うんですけど、その情報館での成功の要因というのをお伺いできればと。
(答)1つは、何個かあると思うんですけど、受け止めについては非常にたくさん来ていただいたと思います。僕が洞爺湖のメディアセンターだったルスツリゾートを視察した時からこの情報館の重要性、あるいは北海道が作った記録誌などを見てる中での情報館の重要性、そういうのを認識していましたので、力を入れてやってきた結果、非常に多くの皆さんに訪れていただいたというふうに思っています。IMCを利用した人が正確にはまだ分かりせんけど6,000人ぐらい、人ベースでいったとすると1万3,000人近くというのは、非常に多かったと思います。その成功の要因は、1つはコンテンツだと思います。大画面それから実演・体験、ポンタナ、それから写真撮るやつとか、あとフリクションペンとか、そういう動的で体験型で双方向、そういうことを目指してやってきましたので、そういうコンテンツを揃えることができたということと、のべつまくなく何でももええよというのではなくて、一定の選択と集中を図って、コンセプトに合う展示というのを心掛けたというようなことが要因の一つ、まずはコンテンツということだと思います。2つ目は動線です。やっぱりダイニングを終えて真正面にありますから、あれは元々本当は大画面に向かってもうちょっと左の所に入口ができる予定、出口、入口かな、できる予定だったんで、もし皆さん想像していただいて、正面からもっとちょっと左にあったら、左行ってそのまま出口出てしまいそうだと思いますので、それを最後交渉で真ん中に持ってきて、大画面がバーンていくようにしましたので、そういう意味では動線は勝利の要因の一つ、勝利というか良かった要因の一つではないでしょうか。3つ目は、やっぱりそこの中の人たちの積極的な声掛けとか、ソフトのおもてなし対応というのが非常に良かったんではないでしょうか。例えばこの前最後のぶら下がりでも言いましたけど、セントヨゼフの高校生の女の子なんかも最初は躊躇(ちゅうちょ)してあんまり声掛けれませんでしたけど、慣れてきて積極的に声を掛けてみたりとか、あるいはお茶の振る舞いをしてる人たちもだんだん工夫をしてみたりとか、そういうソフト、これはほかのこと言うのも何ですけど、例えば広島外相会合の時のセンター、なかなかそういうのがなかったというふうにも聞きましたので、そういう積極的な声掛け、ソフトのおもてなしっていうのを頑張ってやっていこうというふうに言うてましたんで、それが功を奏したっていう、3点ぐらいやりましたね。
 
(質)もう1点だけ、レガシーとして記念館の構想があると思うんですけども、終えられて改めてどういうものにしたいのかというのと、具体的な日程もし多少なりともあればお願いします。
(答)1年以内には作りたいというふうに思いますけども、スペースの関係もありますので、どういう展示ができるかっていうのは、あるいはその何ていうか、恒久的な施設にするのか一時的な施設にするのかというのにもよっても変わってきますので、またあとそれがどういう展示物を入手することができるのかということもありますから、まだこれから最終調整をしていかないといけないと思いますが、1年以内にオープンをしたいというふうに思います。そんな中で、やっぱり何ていうんですかね、さっきの情報館もそうですけど、動的な、何かパネルがいっぱい並んでますねとかじゃなくて、何か動きのあるものにしたいなというふうに思います。あとはスペースをどれぐらい取れるかというのと、あんまり大き過ぎるのもどうなのかなというのも思わなくもないので、少し、あとは人がなるべく何ていうか、行きやすい場所にするとか、なるべく既存の施設を使うとか、そういうようなことは考えてますけどね。
 
○平成29年度国への提言・提案活動(ポストサミット事業等への協力・支援)について(発表)
(質)国への提案に絡んでですけど、サミット開催自治体への柔軟な財政支援、これ、だから三重県のような地方にこういうことをしてくれ、という意味なんですか。
(答)そうですね。我々最終的に国の多大なるご理解の下、国交省と、外務省が新たな制度を設けてくれたので一定の負担を国にしてもらうことができるようになりましたけども、これは元々決まってたわけではないので、7年後か8年後には日本でまたサミットが普通に考えれば開催されるわけですから、事前にそういうスキームをちゃんと作っといて、前年の概算要求の段階から、それは取りまとめがどこになるのか分かりませんけれども、そういうスキームで、ほかの私たちの次にやる自治体の皆さんがご苦労がなるべくないようにしてくださいねっていう、そういう思いですね。
 
○伊勢志摩サミットを終えて(報告)
(質)多分、メリット、もちろん東京都も自治体ですけど不交付団体ですから、そこは念頭に置いてないと思いますけど、つまり知事は次回のサミットも地方で開催すべきだとお考えなのかどうか、もしそうであればその理由は。
(答)そりゃあもう間違いなく地方で開催するべきであるというふうに思います。今回の手応えの一つもやっぱり三重県とか伊勢志摩というのはほとんどの人が、特に海外の方々で知らない方が多い中で、日本の地方にもこういう素晴らしい場所があるのだということをさっきのコメントも紹介しましたが、日本の文化とかの日本の凝縮してる場所だと、また来たいとおっしゃっていただくようなこともあったわけですが、やっぱりその地方の良さというのを発信していくというためにも、地方開催は望ましいと思いますし、あと警備という観点で、今回デモが非常に少なかったし、大きな混乱はなかったという中で、もちろん警備当局の最大限の頑張りもあったと思いますが、なかなかその距離的に、でも行くの遠いなという話がもしかしたらあったかもしれませんけれども、やっぱり僕らはその2001年のジェノバのイタリアのサミットで、NGOと警官隊の衝突により死者が出てしまうということがあったということは、やっぱり重く受け止めなければならないと思うので、首脳のセキュリティという観点からもやはり大きな都市部というよりは地方で開催されるほうが望ましいのではないかというふうに思います。以上2点から、地方開催をすべきというふうに思います。
 
(質)もう1点、サミットに絡んでですけど、今回、僕が見る限りでは議長とか副議長とか、知事に比べるとあまり大きい出番がなかったように見えるんですが、何かこれは政治的な背景があるんでしょうか。
(答)政治的背景はないと思います。ないと思いますが、元々かなり人を絞れと。例えば、参集殿で僕が順番にお迎えをする時も、知事プラス1人しかあかんと、秘書もだめと、通訳もだめと、1人と。それでうちは疋田副参事に、あいつ通訳と写真とロジと全部、疋田にやってもらいましたけど、すべての場面においてセキュリティの観点から人を減らすというようなことだったので、そういう決まった役割の定められてない方があまりたくさんにならないようにという元々の外務省や警備当局などの意向が強かったので、県が何かどうしたとか、あるいは国で政治的意向が発揮されたとか、そういうのはないというふうに思います。セキュリティや全体の行事の進行という観点で極力人数を絞るということであったと思います。
 
(質)サミット無事開催できたことについて、官邸だったり関係者にお礼に行く予定はありますでしょうか。
(答)これはとにかく今日幹部で集まって会議でも言ったんですけど、徹底してお礼に行こうと、県内それから県外に行きます。県外、政府を中心とした所は明日行きます。本日夕方、日程を公表します。今、現在アポ調整中ですので、明日東京に行きまして、政府関係の所を中心にお礼に上がる予定です。県内は随時、私と両副知事、それからサミット局長、理事を、分担をして県内のお礼回りをしたいと思います。
 
(質)明日の東京のお礼回りは、これは取材可能になる見込みなんでしょうか。
(答)それは例えば仮に、官邸とか外務省とか経産省とか行くようになった場合には、それぞれの広報の仕切りになると思うので、そこが何ていうか、やな?冒頭カメラ撮りで終わりとか、そもそも無しとか、無しで僕が1階でぶら下がりだけするとかっていうケースもあるかもしれません。ちょっと向こうのご意向もあるので、それも含めて公表させていただきます。
 
(質)他の発表に関して大丈夫でしょうか。
 
(質)先ほど日本のおもてなしの素晴らしさ知ってたがという話ありましたけど、これはどなたから?
(答)これ、どなたとはちょっと申し上げられないですけども、首脳の中でこういうふうに言っていたということを政府高官から聞きました。
 
(質)なぜなんでしょうか。
(答)これは県民の皆さんの歓迎の様子とか、あとはホテルの様子とか、あと食事とかそういうのを含めて全般的なことでおっしゃっていただいたというふうに聞いています。ああ、なぜ、誰かと言ってはいけないということですか。
 
(質)ええ。
(答)何か言っていいと言われてないから。何か一人歩きしちゃうとね、言語で、どの言語で言ったか僕聞いてませんけども、どの言語かで言って、それを日本語に意訳をし、その政府高官が僕に伝えて、でこうなってますから、ちゃんとしたニュアンスかどうか分からない部分もあるので、誤解を避けるという意味でもどなたがというのはちょっと避けたほうがいいのかなと思いますね。
 
(質)僕も代表映像をずっと見てたんですけど、そういったところで分からない印象に残ったようなことってありましたか。
(答)分からない印象に残ったこと。いっぱいありますけどね。
 
(質)一番を。一番のやつを。
(答)一番か。それは首脳との絡みとかということですよね。
 
(質)そうですね。
(答)印象、めっちゃ、そりゃもう初めての経験ですから、あらゆるところが印象に残りましたけども。そうだな、どれがええかな。いっぱいありますけどね。オバマ大統領の手はあまり大きくなかったです。いや、それが一番印象に残ったわけじゃないから。そうやな、何がええかな。
 
(質)結構、コミュニケーション取った機会とかはあったんですか。
(答)あんまり無かったですね。参集殿でお迎えをし、オランドさんが一番最初に着いたんですけども岸田大臣が対応してましたので、その時、前ちょっとぶら下がりで言ったかもしれませんけど、伊勢神宮の年間参拝客数をオランドさんに聞かれたので、僕が説明をして、平成25年は1,420万人、去年は838万人で、その前が25年が2013年が1,420万人で、これは東京ディズニーリゾートに次ぐ多さですよって言ったら笑ってましたけど。とかやってて、あとは僕ずっと立ってたんで、帰りですか、帰りに少し参集殿からプロトコール順番、決められた順番に出ていく時にトルドー首相と話したりはしましたけどね。 
 
(質)今回のサミットで、僕、概念が間違っているかもしれないですけど、友好姉妹都市的な何か新たな関係をどこかと結ぼうとかそういうところはどうでしょうか。
(答)まだ直接は考えてませんけども、明確に具体的なものはありませんが、今、構想として、こうしたいよねって話をしているのは、1つは今度イタリアでジュニア・サミットが開催されたら、桑名市さんがそのジュニア・サミットが開催されるイタリアの場所と何らかの友好とかをやってみるというのは面白いんじゃないかと。イタリアの次のサミットがシチリア島で決まりましたので、シチリア島というのは風光明媚な離島の海洋リゾートですから、我々三重県全体よりも人口多いですけども、シチリア州というのは、そういうところが何かあるかもしれませんし、あとは、G7はちょっとまだ友好というか幾つかこのサミットまでのやりとりの中で、例えばイギリスとかからライフイノベーションの関係の産業協力みたいな話が具体的に上がってきたりとか、あるいは、ベトナムの首相から熱烈なベトナム訪問を要請されたりとか、そういう、そこはホイアン市が松阪とやってますし、ホイアン市ってクァンナム省っていうとこで入ってるんですけど、クァンナム省は首相の出身地なんで、フック首相の。そういうのも生まれるかもしれません、まあこれから、少し。一方で、他のフランスやったらヴァルドワーズ県とか、アメリカだったらシアトルとかサンアントニオとか既にやっているところが結構多いので、追加的にということで可能性があるとしたら、今申し上げたようなところは今想定し得るとこだと思います。
 
(質)あと、もう1点だけ。サミット記念館は恒久的なものじゃないものになる可能性も結構あるんですか。
(答)ゼロではない。
 
(質)そんなにない?
(答)ゼロではない。
 
(質)今回、特にG7の首脳の中で、好評だった三重県の食材というのはどれでしょうか。
(答)どの食材がというのは、ちょっと個別に誰々さんがこれを良いって言ってたというのはなかなか申し上げにくいですけども、僕らも詳しくはあんまり分かりませんので、全般的には好評であったということや、牛肉関係は楽しんでいただいたというようなことも聞いてますけどね。
 
(質)サミット全体でメリットはもう数えきれないたくさんあるんですけども、これが例えば安倍首相の増税延期のアリバイ作りのための壮大なショーであったとすれば、全員の徒労感があふれ出るんでしょうけども、そういう批判はどうですか。
(答)どうでしょうね。私はそれぞれの方々の解釈なんで、その解釈を否定することは無いと思いますけども、サミットの成果を次の国内のアクションに生かすっていうのは、それこそ名古屋外国語大学の高瀬先生の著書にもたくさんあるように、例えば、あれいつやったかな、1990年やったかな、91年のロンドンサミットの時には、PKO法案の原案みたいなやつを、そういう法律を作らなければならないということを合意してもらった上でPKO法案を作ったというようなことがありますから、何かその逆算でバックキャストでこういう成果を得るためにサミットをこうしたというようなことが、僕はそもそも不可能だと思うんですよね、各国の首脳が国益かけてやりますので、基本的にはそういうものを一国の個別事情のみが影響するということはなかなか考えられないと思いますし、一方、逆にさっきもPKO法案で言いましたように、成果を得てそれを踏まえてこうするということについては、それは当たり前の話やと思いますから、それぞれの解釈があるので、その解釈を否定することはしませんが、僕は今申し上げたように感じています。貴殿がどっち向きに書くのかよく分かりませんけど。社的に書くのか貴殿的に書くのか分からんからあれやけど。
 
(質)命懸けられやんし。
(答)でも、個別の、議長国が当然一定の裁量あるのは当然ですけども、個別の事情のために全体を大きく仕組むというのは、なかなか、例えば消費税のことを言ったとしても、一つとってもですよ、その前段には財務大臣会合と中央銀行総裁会合が仙台でやってるわけで、それを踏まえて成果をやっていくわけですから、そんな一国の事情だけでなかなか、政治利用という言葉がいいのかどうか分かりませんけども、やることができる仕組みではあんまりないと思いますけどね。その成果をどう活用するかとか、どう解釈してどう伝えるかは、それぞれの首脳や政治家の裁量だと思いますけどね。 
 
(質)もう一つだけ絡めて、経済が大きなテーマになったとしても、それはある意味、何ていうか、まだ危機的な状況じゃないと、一番、何ていうか、非常に重要な課題ではないと、経済問題は。もっと喫緊である課題があれば差し迫った問題かもしれないけど、そういうラッキーなサミットでもあった?経済問題が最重要課題になったという。
(答)ああ、なるほどね。そうだな、ていうか、情勢としてもこの日本が議長国になった今年初めぐらいからは、中国を中心として経済の低迷があったので、新興国の経済低迷がありましたから、経済が議題になるというのは必然だったと思います。一方で、いい成果は残りましたけども、その何ていうかな、あまり総理が経済が一番だとおっしゃってたんで、より共通性の高いということで経済が一番だとおっしゃってたんで、もちろんそうなったと思いますが、アジアの我々や日本という観点からは、海洋安全保障の南シナ海の問題であるとか北朝鮮に対する対応について、G7各国首脳と一定の認識共有ができたということは、これは大きな成果だと思いますけどね。それはもちろん国として中国などが反発しているというのは当然存じ上げておりますけれども、G7の中で価値観を共有するメンバーでそういう成果がなされたということは、経済が一番だと言っていたものの、いい成果、大事な成果なんじゃないかと思いますね。 
 
(質)では、第二記者クラブも含めて質問をお願いします。
 
○伊勢志摩サミット第5弾公式ポスターについて(発表)
(質)最初に戻りますけど、ポスターですけど、事業推進課って住所も含めていつまで存在するの。住所変われば申し込みしたって届かないじゃないですか。
(答)事業推進課は、そうですねえ、今月いっぱいはあると思います。6月いっぱいはあります。
 
(質)7月からは本庁に申し込めということですか。
(答)その時はまた変更を申し上げることになると思います。6月いっぱいは、現在の課の名前の体制は、体制というか人数は減ったりしますけど、課は存続をします。
 
(質)ということは6月いっぱいは、そこへ例えば申し込みをしたら、今の住所のままでいいわけですね。
(答)はい、結構です。
 
○伊勢志摩サミットを終えて(報告)
(質)あとサミットですけど、見方が歪んでるんだと思いますが、私の場合、イベントとしては成功しても会議としては果たして成功したかどうか、さっきお話にもありましたけど、要は、サミット宣言がある程度世界を動かしてきたというムーブメントを過去のことを考えると、決して今回がそういう成果があったのか、それを今後生かすにしてもですね、ということであるならば、知事はどちら、そのイベント部分が成功したのか、さっきから成功、成功とおっしゃってるのは、それとも会議として成功というのか、どちらの観点に立たれるわけですか。
(答)私は開催地知事としてでありますので、外交上の内容よりはそれ以外の安全であったとか、情報発信ができたとか、スムーズな運営ができたとか、そういう三重県としてこのサミットはどうだったかという解釈で申し上げましたので、外交上の首脳宣言などの位置付けだとかそこの今後の歴史に果たす役割などについては私が論ずるところではないのではないかと思いますけどね。論ずるところではないというか、でもどうですかね、首脳宣言が言葉として残ることもさることながら、首脳宣言に表れてこないような首脳同士のやり取りとかも当然あったと思いますから、このサミットというタイミングが今後意義を持つということは、いろんなところであり得るんじゃないかと思いますけどね。
 
(質)いや、だからイベントして成功というのと国際会議として成功というのじゃ、県の政策これから変わってきますやん。イベントで政策ならば敢えて国際会議誘致に課も作って職員も設ける必要はなくて、むしろ例えば祭りでも人呼べるわけですよね、イベントならば。今回、その受けた部分で外国メディアも含めて言ったのは会議の中身じゃなくて、それは各国それぞれの記者によって感覚、捉え方も違うし記事も違うだろうから、ただ共通して言えるのはおもてなしであるとか、あるいは食材であるとか、そういった部分で、これははっきり言えば祭りであっても多分受けると思うんですね。あと、それは県がどちらの方へこれから踏み出すかということの指針が違ってきますやん。その辺はいかがですか。
(答)それは、外交上、その会議の中身が良かったかどうかは別としても、三重県が関係する、あるいは三重県が今回の首脳宣言の中身とかを活用して今後の政策に生かしていくべき点というのはたくさんあったと思います。例えばテロの対策行動計画が今回初めてまとめられましたけども、そこにおいては、異文化、異人種、異宗教、そういうものに対して寛容で、それらを包摂して、そしてみんなが繋がり合っていく、そういうようなことでテロの未然防止を図っていかなければならないということが盛り込まれています。それは我々が誘致計画書においてそういうことも書いてきたわけでありますから、開催地に関連するという形でそういうものが含まれていますから、そこを引き出して我々がそういう取組をしっかりやっていくということが大事ですし、あと地球温暖化のところも、パリ協定をその長期目標を早めにセットしようというようなこと、早めに実現しようというようなことも書いてありましたんで、そこにおいては地球温暖化の取組を三重県が加速してやっていこうというのであるとか、あるいは女性の活躍という部分においても、教育などの面においての提言などもなされていますので、そういうところも三重県としては活用できる中身のものは多々あったというふうに思います。なので、外交評論家が外交の成果として、国全体の評価として宣言内容を評価するかどうかの成功は私は分かりません。でも、三重県として会議の内容で生かすべきところは多々あると、そういう意味も含めて成功であると思います。
 
(質)ちょっと論点ずれてますけど。
(答)ずれてないですよ。
 
(質)いや、だから宣言の中身とかどうのこうのじゃなくて、国際会議をこれから三重県はやっていきたいということを政策的に打ち出されてて、今年一応課みたいな形も作りましたけど、これを維持すること含めて今回の様なイベント的側面で人を呼べたというならば、あえて国際会議を誘致する必要ないじゃないですか。
(答)でも国際会議ではだめだということもないですよね。
 
(質)ないですけど、基本的に都市圏、大都市圏と決定的に違うのは交通アクセスの悪さとか、あるいは宿泊施設の不十分さとかそういうのがあるじゃないですか。だとすれば、そこで勝負しないで本来のイベントのところで呼ぶというやり方もあると思うんですね。知事はどちらに舵切るかということをお聞きしたい。
(答)それをいえば両方じゃないですか。両方というのはなぜかというと、イベント、イベントって言い方僕あんまり好きじゃないですけど、会議としての運営の中で出る効果もあれば、我々が今国際会議として誘致をしたいと考えている会議の分野は、環境であるとか、防災であるとか、観光であるとか、三重県の政策にマッチをした内容の中身のものを誘致しようというふうに思っていますので、それは何だろうな、両方、どっちかというのはないと思います、両方じゃないですかね。 
 
(質)両方?
(答)ええ、だから何かイベントっていうか、何かとにかく人を呼びたいからMICEを誘致するというのではでなくて、それはMICEを誘致する中にも今申し上げたように三重県の施策と関連するようなものを中心に呼んでこようと思ってますから、あるいは今回訪れてきていただいた人がいろんな印象を語ったり、いろんなこの三重県に対する評価をなされるわけで、そういうのを生かしていくという意味ですから、イベント的要素だけでなく中身も当然関係あると思いますけどね。論点ずれてるかな。
 
(質)国際会議っていう言い方は言葉では優しいけど、実際はじゃあ例えばこういう政治的な政治家の、要は会議じゃなくたって学術会議でも構わんですけど、それ引っ張ってくる時に、その地域地域でそれなりに今回ほどじゃないにしてもある程度のインフラ整備は必要かもしれないじゃないですか。そういうこと自身が三重県の財政からいって耐えられる、耐えられないっていう問題も当然あると思うんで、そういう全体的に考えた場合に果たしてどちらへ軸足を向けるか。これは両方並行して行くんだっていうんならそれはそれでええですけど。
(答)それは並行していくとして、あと財政についてはそれはもう何ていうか、そうですね、民間の学術学会などにおいても何か通常の財政を考えた中で全く、全く無理筋な財政負担をして国際会議を呼んでくるということはあり得ないわけでありますので、それはその一定の当然負担金みたいなん払うケースもあると思いますけど民間のやつでも。そういうケースもだからその当然何ていうか、国際会議の誘致だけ仕事でやればいいのではないので、当然財政とのバランスっていうのは取ってやるということになると思いますけどね。だから財政を押してでも今回のこの経験から国際会議を引っ張りまくるというようなことではないですけどね。だからその何か中身も関係ないのに、何かそのとにかく人が来るから会議呼びまくろうという、財政を無視してでも、っていうのではないですよ。 
 
(質)終わり良ければすべて良しですけど、ただ終わるための中でいろいろなものがあったと思うのでそれは国もそうだろうし、県庁内のその組織体制も全部そうだろうし、そこはある程度検証されて今後のために報告書なり、それは議会の委員会か何か分からないですけど、そういうことはおやりになるんですか。それとももうそこは不問に付す? 
(答)いえいえ、今日も今朝もいろんな両副知事とかと議論してる中でも、とにかく今回の教訓や課題、良かったところ、反省点、そういうのをサミット局だけでじゃなくてちゃんと各部で共有できるような仕組みにしていこうというようなことを、仕組みというか共有できるようにしなければならないというふうに言っていますので、何らかその単純に記録誌というのを発行するというだけではなくて、サミットをやってこういう成果があったり、準備の過程においてはこういう課題や反省点もあったというようなことも含めて、普通に考えれば常任委員会とか、あるいはその今回できる特別委員会とかですか、そういうところが議会との関係では適切なのではないかと思いますが、何らかそういう報告は当然、何か記録誌作ってそれを配って終わりというのではなくて、やらせていただきたいと思いますけどね。
 
(質)それは予算が発生してるんで、ある程度県監査委員事務局、監査委員のほうもそこの部分もあり得るということですか。
(答)どういう体制でやるか分かりませんけど、既に経理などの監査などについてはもう出納局を中心にチームを組んでやらせていただいてますので、全体のそういう検証というか成果とか課題とかを踏まえる報告についてどういう体制でするかは、まさにこれから考えることになりますけど、それは当然税金をやってますから、やらざるを得ないというか、やらなければならないと思いますけどね。
 
(質)例えば25日、知事は県庁内にいつまでいらっしゃったか分からないですけど、昼にいつものとおりサミットの案内が流れて、平井堅さんの曲がかかるじゃないですか。25日の既にこの段階で、今月伊勢志摩サミットが開幕されますっていうナレーションなんですね。全然その直前とか知事があれだけ朝訓示で直前で明日は、っていううんぬんのことおっしゃってるにも関わらず全然これ一致してないじゃないですか。そういうこと含めて総務に聞いたら原稿は伊勢志摩サミット推進局だって、これも本当かどうか分からないですけど、その辺のある程度部分含めて何らかの検証ってのはされるんですね。
(答)それはどこまで網羅できる、庁内放送のとこまで網羅的にできるかどうか分かりませんけど、当然サミット推進局の仕事だけでなくて、サミットに関わった部分における業務などについての成果、課題の検証っていうか報告はぜひしたいと思いますね。そんなん僕あれ昼前には、昼過ぎかな、12時の時は聴いてなかったんかな。 
 
(質)だから高校生が学園祭やるにしたってある程度盛り上げるなら、それなりのストーリー作るじゃないですか。
(答)明日でーすとか、そりゃそうだ。
 
(質)これだけ優秀な学歴というか、県内で優良企業である県庁へ就職する職員が全くそのお仕着せ的な仕事のやり方のように、今月に吹き込んだナレーションがそのまま存在して、途中で気付いて変えましたけど、それも最終日も最終日の盛り上げもなく、サミットが開幕してますっていう、それで終わるっていうのは。
(答)なるほどね、それあきませんな。そういうの僕ちょっと存じ上げてなかったんでそういう部分も含めて庁内放送までいけるかどうか分かりませんけど、せっかくのチャンスだったわけですからね、それはおっしゃるとおり、いろいろ成果、課題、反省点、報告したいと思います。
 
○平成29年度国への提言・提案活動(ポストサミット事業等への協力・支援)について(発表)
(質)今回の国への要望の一番メインは、4月段階で予算が付かなかったMICE課の関係の設置費とか職員の費用とかその辺りですか。 
(答)一番というか、短期的にはそれですね。短期的には次のその平成29年度予算とか、分かりませんけど、仮に補正予算とかがあった場合における短期的なものではそれですね。それを加えてインバウンド全体とか、あるいはMICEのこととか、あるいは財政スキームを作ってほしいとか、あとはあのナショナルパーク化のやつとかですね、今その辺りですね。そういう意味では短期的にはその辺りは重要なポイントになると思いますね。
 
(質)MICE課の関係課のやつは、例えば6月補正であるとか9月であるとか、その辺での予算付けを望んでるんですか。
(答)今、事業を調整して、全部フルフルではないと思いますけども、どうしてもスタートしたいというものについては、一定の財源を確定できたということであれば補正予算などに出すことも視野に入れています。
 
(質)ということは補正もあり得るということですか。
(答)あり得るということですね。分かりませんけどね。財源が既存予算で全部調整がつけばそうなりませんし。
 
○伊勢志摩サミットを終えて(報告)
(質)非常にマイナーなことをお伺いしますけど、外務省のこのサミットの次長の清原さんは。
(答)菅原、菅原清行。
 
(質)菅原さんは、灘中の1年生から同じクラス?
(答)そうです。中学1年1組で菅原、杉山、鈴木で並んでましたけど。
 
(質)大体今回のサミット開催誘致は、この方の知恵とかもある程度あるわけですか。
(答)いや、菅原次長はこの3月にアメリカ、在米日本大使館から助っ人で来てますので、サミット誘致のところはあんまり菅原次長は絡んでませんけども、開催までの間の広報分野の外務省との連携とか我々が情報入手しにくいものとかを耳打ちしてくれたりとか、そういうのはしてくれましたよ。
 
(質)要は藤崎さんが大使の時から大使館員ですよね、ワシントンの。
(答)そうそう、よくご存じですね。
 
(質)本人そう言ってました。
(答)そうそう、藤崎さん、そう。藤崎さんとか今の佐々江大使が次官の時も官房総務課にいて、佐々江大使のお気に入りでもあるらしいです。
 
(質)ということは石垣副知事が知事の代わりに、平成23年にワシントンの桜祭りうんぬんていう等も関与してたんですね。
(答)どうだったかな、あの時はでも明確に僕から何か菅原に頼んだっていうのはなかったですけどね。でもそういう巡り合せで会えたのは良かったですけどね。中学1年の時の友達ですけどね、あいつめっちゃ賢かったですけどね。こんな一緒に仕事できるのも何かありがたいですね。
 
(質)今日は今まで隠してたこと全部言うって言いましたやん、この前のぶら下がりで。
(答)言えることは言いますよ。言えることは言います、はい。
 
(質)他にないですか。本音の部分。
(答)僕から何かこうダラダラこう何か垂れ流すみたいなのはなかなかあれなんで、何か聞いてもらったら言えるやつは言いますしね。言えないものは言えないですしね。そんな感じですけどね。 
 
(質)外務省にはもう感謝だけですか。
(答)だけかどうかは分かりませんけど、感謝が大半ですよね。感謝が大半。もう9割方はもう感謝ですよね。
 
(質)1割は今後地方がやる時の自治体に対してのアドバイス的な意味でどういうところがありますか。
(答)やっぱりこれ外務省なんで、ある程度あんまり地方と付き合いがないので仕方がないのかもしれませんけれども、地方の仕事のスピードとか、意思決定の仕組みとか、二元代表制であって議会との関係でこうするとかそういうことをちょっと知っておいてもらって、そういうことにも配慮はしてほしいと、いろいろ物事決めたりする時にね、というのが1つと、もう1つはやっぱりその貴殿もよく指摘してますけど、広報の体制などでもうちょっと地域の自治体の広報なんかもうまく巻き込んでいただけると、もっとこう裾野広くいろいろいけるのにな、みたいなのはありますけどね。まあそんな感じかな。基本的にはかなりお世話になりましたよ。やっぱりその菅原もそうですし、齋木次官もあれですしね、志摩ですし。そういう意味では人に恵まれたっていうのは。あと報道課長も鈴鹿ですしね、大きかったと思いますね。
 
(質)ありがとうございます。
(答)今ので良かったですか。
 
 
                                    了

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