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平成20年10月07日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平成13年5月22日
       於 部長会議室

1.発表項目

  • 「三重県経営品質協議会」設立及び「三重県経営品質賞」創設について
  • MIE・みんなで創る環境フェア2001について
  • 平成13年度「夏のエコスタイル・キャンペーン」について

(知事)それじゃまず、三重県の経営品質協議会の設立および三重県経営品質賞の創設について申し上げます。三重県の社会をダイナミックに変革していくためには、企業・団体等の皆様が顧客・市場の変化に俊敏に対応し、顧客価値創造をめざした経営革新を図っていくことが求められています。三重県は、最重要戦略の一つとして、これは県庁の内部のことですが、行政経営品質向上活動に取り組んでおりますが、経営品質向上の考え方を企業・団体等の皆様と共に推進することにより、経営品質を広く運動として取り組んでいきたいと考え、その普及・推進組識として、三重県経営品質協議会を設立する運びとなりました。この運動としての取組みを推進し、経営品質向上活動を浸透させるために、卓越した経営品質を有する組織であることの証として、市場での競争力を維持する体制が・\分整っている県内企業・団体の皆様を表彰する、これは三重県知事賞でございますが、三重県経営品質賞を創設します。この三重県経営品質協議会、三重県経営品質賞を広く一般にアピールするため、平成13年6月4日、アスト津にてこの設立を記念した講演会を開催します。この講演会には、日本経営品質賞の判定委員岡本正耿氏と1997年度に日本経営品質賞を受賞された千葉夷隅ゴルフクラブ取締役総支配人の加藤重正氏を講師に迎え、経営品質という考え方の理解を深める場としたいと考えております。多くの企業・団体の皆様のご参加を期待をいたしております。
次に、MIE・みんなで創る環境フェア2001について申し上げます。昨年に引き続き、今年も5月26・27日、土・日に、伊勢市朝熊町の三重県営サンアリーナにおいて、MIE・みんなで創る環境フェア2001を開催します。昨年もたくさんの方々にお越しいただき、ごみの少ないエコイベントとして好評を得ましたが、今年は企業の方々が自社の環境取組みや環境ビジネスのPRに積極的な姿勢を示していただきましたので、恐らく私が就任して以来、集合型のイベントとしては一番多い出展者数になっていると思います。出展者の数はすべてで240となっており、企業115、市町村16、NPOや団体が109と、会場のブース配置にも苦労したと聞いております。また、みんなで創る環境イベントとして、リサイクルや新エネルギー関連技術の紹介、NPOや団体などによる自然観察、クラフト体験など内容も盛りだくさんですが、各出展団体の方も工夫を凝らした企画をしていただき、参加体験型のイベントになっています。環境イベントというと何か堅そうなイメージでございますが、子どもからお年寄りまで家族で楽しめる催しがたくさんございます。例えば、子どもたちに人気のアニメのキャラクターショーやロボットと遊ぶコーナー、親子で体験おもちゃの修理屋さん、皆さんが楽しみにしてみえる食事コーナー、新鮮な農林水産物の即売コーナーもあります。また、オープニングは350人の子どもたちによる南中ソーランの演舞と子ども環境メッセージを行います。元気な子どもたちの活躍を楽しみにしています。さわやかな初夏の休日、皆様ぜひ環境フェアにお出かけをください。
そのときに同時に13年度の環境功労賞表彰式を行います。これについて申し上げます。県内各地では、環境をよくするためさまざまな活動に取り組んでいらっしゃる方々がみえます。環境功労賞はそのような方々をたたえ、皆様に知っていただくと共に、活動がますます素晴らしいものになるよう応援させていただくために、今まであった環境関係の4つの賞をまとめて昨年度創設をいたしました。昨年度は40件の応募でしたが、今年は44件の応募がございました。5月10日に有識者を交えて選考委員会を開いて、別紙にお示ししました13件の個人と団体の方々の活動に対し、環境功労賞をお送りすることを決定いたしました。表彰式は、今週末に伊勢のサンアリーナで開催しますMIE・みんなで創る環境フェア2001の中で、27日、日曜日に行わせていただきます。受賞者の皆様には、地元の杉の間伐材で作りました木製の表彰状、後ろを見てもらうと分かります、これは間伐材を使ったものでございまして、初めての試みでございます。間伐材の有効利用として環境の表彰から取り入れました。今後ほかの表彰についても、こういったことを考えていきたいと思っております。選ばれた方々の活動内容を見てまいりますと、まず今年の特徴としては、企業から多くの応募がございました。企業の環境保全の取組みが進んでいることが感じられました。選考には随分ご苦労いただいたと聞いていますが、それらの方から、本来の業務のみではなく、地域の環境保全に貢献していただいている企業に功労賞を受賞していただくことにいたしました。鈴鹿ハンターさんは、地域の環境美化やごみの回収と福祉施設の就労支援を同時に行うというユニークな取組みを進められ、中部電力の川越火力発電所では、火力発電所として最高水準の環境負荷低減に取り組まれると共に、地域でも多様な活動をなさっています。また、それぞれ、藤原さんとか清水さん、矢口さんや下長屋の老人クラブさんは、ごく当たり前のように地域の環境美化活動を自分の生活の中で、20年、30年と続けられています。恐らくボランティアという言葉を使わなくても自然にこのような活動が行われていくようになれば、三重県も本当に環境先進県といえるようになるのではないかと思います。石田さんや高橋さんは、三重自然誌の会の方々で、それぞれの研究の分野で活躍だけにとどまらず、御自身の知識や技術を自然環境の具体的な保全に結び付けていただいています。また、ユニークなのは、あつまろらいや三浦海洋文化研究サークルなどで、自分たちで楽しみながら環境保全に努めていらっしゃいます。環境というと我・揩オたり制限されたりといった感じを持たれることが多いと思いますが、こういう活動だと長く続くのではないかと感じています。また、学校は1校だけの表彰になりましたが、白塚小学校では全校あげて地域の人たちと一緒に環境保全に取り組む活動を通して、環境教育を進めていただいています。ツヅラトを守る会ですが、現在では大変有名になりました熊野古道のルートの整備を通して、地域全体での環境意識の高揚に努めていただいています。こういったことで表彰をさせていただきます。経営品質賞もそうですけれども、この環境フェア或いは環境功労も、企業の皆さん方にいろいろと参加もいただき、社会全体で環境をどう取り組んでいくかというようなことと、経営品質賞も、従来の功なり名を遂げて表彰というのもあっていいと思いますが、経営品質というようなことに着目をして、農商部が取り組んでいるということは、今後の行政の一つの形をお示しできるものではないかと、そのように考えているところでございます。
次に、13年度の夏のエコスタイルキャンペーンの取組みについてご報告を申し上げます。夏のエコスタイルキャンペーンですが、本年度は7月1日から9月の23日、秋分の日までの3ヶ月間実施することとして、県内の市町村や関係団体、企業、事業所と連携して取り組んでいきたいと考えています。夏のエコスタイルの取組みは、地球温暖化防止などを図ることを目的として、オフィス等の適正冷房徹底による省エネの一層の推進を図ると共に、蒸し暑い夏でも軽装では相手に失礼といった従来の慣行・常識を変え、夏の軽装は省エネにつながり、環境にやさしい、軽装こそ良識という文化に変えていこうというものでございます。具体的な軽装の奨励と適正冷房28℃の徹底に取り組みます。これまでの夏のライフスタイルを転換し、適正冷房28℃設定下でもさわやかに過ごせる服装を徹底いたします。庁舎・事業所の執務室および会議室を対象に、適正冷房28℃設定を徹底する。交通機関、デパート、大手スーパー、金融機関等における過冷房、冷房の過ぎたることですが、過冷房の抑制を推進することといたします。三重県では、関西広域連携協議会と連携し、平成11年度からこのキャンペーンを実施し、庁内実施の徹底と県内市町村や事業所、企業での普及に取り組んでまいりました。この結果、本庁舎等の冷房電力が大幅に削減できたほか、12年度には県内市町村のうち48の市町村が、また県内企業においてもいくつかの事業所において、適正冷房に合わせ夏のエコスタイルが導入されるなど、一定の成果をあげてまいりました。しかしながら、未だ協力いただいていない市町村が21あるほか、県内の事業所にはまだまだ浸透していないのが現状でございます。このため、今年度各家庭の電気使用量の6%節減をめざすエコポイント事業を併せて行うこととしています。この事業は、昨年設立されました環境創造活動を進める三重県民の会の構成団体が中心になって各家庭に働きかけていくことになっており、目標を達成したグループには1世帯300円のポイントを交付し、さらなる環境保全活動の推進や地域の社会活動に使っていただこうというものでございます。この事業にも多くの世帯が参加いただき、一緒に地球温暖化防止を考えていただきたいと思っております。
私からは以上でございます。


2.質疑応答
(質)土曜日にああいうかなり大きな事故が桑名市で起きてしまいましたが、それに関連して、まず、桑名市が訓練区域の見直しというようなことを求める意向を示されましたけれども、その辺りについて県として何か対応するなり、県としてどのように考えられるかというのを、まず知事からお話を伺えないでしょうか。
(答) 桑名市だけではなしに、近隣の町村からもあわせて空域の見直しの要望が出ました。それで、もう少し広い範囲でどうするかということは私どもは議論を少し重ねていきたいと思っております。しかし、私も今度東京へ予算要望に参りますので、その時には、ちょっと突然のことですからどなたに会えるかは自信がないんですが、とにかく関係の方に、こういった地元からの要望も出ておりますということと、昨日のコメントの範囲、さらには、空域の見直し等も含めて国土交通省へは要望していきたいというふうに考えております。空域等々については様々な、私も地図を見ましたけれど、メッシュで切られてなかなか限定されてますし、その辺りがどうなっているか、100%ちょっと私も全体的な状況把握出来ない状態ですから、今調査してますから。そういったことを含めて、とにかく上京した時には担当の部局の方に要望し、さらには、今後早急に問題を整理してもらうように、そして解決方を要望していきたいと、このように考えています。

(質)基本的には地元の意向を県としても、その方向でお願いすると、要望するという形になるわけですね。
(答)当然そうなりますね。

(質)かなり住民の方に不安というか、精神的な面も含めていろいろな影響が広がっているようなんですけれども、その辺りに対して、県のサポート体制とか、ケアをどうしていくのかというのは今後いろいろ問題になっていくわけですが、その辺りはどのように考えられていますか。
(答)後で担当部に聞いていただくとより詳しく分かりますが、健康福祉部で、北勢県民局の中の担当者が今日、早ければ午前中、午後には心的な対策として現地へ行きます。それで、いろんな点で問題があればお聞きしたいというようなことの対応をとっておりますし、今日の部長会議でも、健康福祉部長から各部局長に、そういうことでやりますから何かあればご連絡をいただきたいというような報告がございました。それでいっぺん対応していきたいと。今の状況はそういうところです。

(質)訓練空域に関する検討の申し入れというのは、関係何自治体ぐらいから今入ってきているんでしょうか。
(答)9つですね、まず。それだけか、後また来てるか分かりませんが。

(質)少なくとも9つ。
(答)9つは、桑名、多度、長島、木曽岬、北勢、員弁、大安、東員、藤原。

(質)これ連名で来てるんですか。
(答)そうですね、来てるんじゃない、この申入書、案となっていますけれども。
(答:地域振興部)来ております。
(答)これ、国土交通大臣の扇千景さん宛のやつは、こういうふうに出しますということですね。
(答:地域振興部)そうです。

(質)後でコピー下さい。
(答:地域振興部)はい、後で。

(質)これはいつになるんですか、申し入れをするのは。
(答:地域振興部)明日です。23日です。

(質)これは誰が行くことになっているんですか。
(答)桑名市の助役だと思うんです。ちょっとまだそれは案で、こういうことだから誰が行くというのは限定されない、一応報告はそういうことになっているということで、変わる可能性はあるかもわかりません。

(質)知事が上京した際に担当部局に伝えるというのはいつになるんですか。
(答)おそらく今、日程調整でがたがたしてますので、相手方との調整と、急きょこれ入れましたから、24日、25日の予定があるんで、その日程今調整しているところですから、どちらかです。

(質)出来れば大臣にという。
(答)もともと国会が忙しいという話、これ以前の問題として、その話があったわけですよ。だから、どうなるか、その辺りも調整中ということです。

(質)事故に対する率直な感想というのを改めていただきたいんですが。
(答)恐ろしいなといいますか、突然、逃げて自分が死ぬかと思ったというテレビのあれで、5mくらい後へというのが実感ですよね。だから、やっぱりいろんな点で、セキュリティといいますか、いつ起こるか分からないことには備えをしていかないかんなという、そんな感じしました。

(質)第一報はどういう形でお知りになりましたか。
(答)防災課長からの連絡です。

(質)何時ですか。
(答)何時ごろでしたっけ。
(答:地域振興部)12時05分です。

(質)知事は訓練空域が存在していることについて認識なさってましたか。
(答)その範囲は分からなかったですけれど、木曽岬でしたか、何かが墜ちた時があったんですね、その時に若干あって、というくらいの認識だったです、正直に言って。詳細には分かりませんでした。

(質)訓練空域があるということは認識していたけれども範囲は認識していなかった。
(・噤jそれくらいのことですかね。確か木曽岬だったと思いますが、その時に若干問題になったことがあって、後、詳しくどの範囲とか、どういう制約とかいうのは詳しくは知りません。

(質)詳しいことを県が知らないということについて、どうなんですか。それは県の努力不足なんですか、それとも国の問題なんですか。
(答)こっちの努力不足もあるし、国の説明責任もあったでしょうね。

(質)訓練空域が住宅地の上に設定されていることについて知事はどう思いますか。
(答)だから、その状況全体をいっぺん判断をするというか、調査研究をして、そして対応をしていくのに国との話し合いは必要だと思っています。

(質)知事個人としての感想はどうですか。
(答)同じことです。

(質)訓練空域の代替空域ってあるんですか、熊野灘沖とか。空いてるエリア。
(答:地域振興部)ございます。指定もされております、海の部分に。

(質)訓練空域があることはあると。ここを廃止しても訓練自体は出来るわけですね、民間機の、物理上は。その全体エリアってあります。
(答:地域振興部)図面があります。
(答)客観的なあれで今のおっしゃること良く分かるんですが、距離が近いとか、航続飛行距離が限界があるとか、目的物があるかとか、様々な問題はあるということだと思います。その辺りも含めてやはりきちっとした話し合いをさせてもらいたいと、こう思っているわけです。

(質)住宅地の上空を避けてもらうということでいいんですか。
(答)個別具体的な、そこまでまだいってないんですよ。だから、地域の皆さん方のご要望を踏まえながら、私どももう少し精査をしまして、おそらくそういう判断になるとは思いますが、それが可能かどうかとか、今後の課題でどうかというのを、やっぱりきちっと調査をしながら言うべきことは要望していかなければいかんと、そういう感じでございます。ちょっと今限定してというところまでは、申しわけございませんが行っていないと。

(質)地元からの要望については、よく分かる意見。
(答)それはそうですね、それは当然です。私もこういう事実関係がございますということは要望してきますから。後については、詳細については地元の皆さんとも話し合いした結果、私どもも一緒に行動していくというのは変わりません。

(質)相当、今回の事故現場近くでも大きな団地開発等があって開発されている地域なんですが、率直にやっぱり危ないと思われますか。
(答)そりゃそうでしょう。

(答:地域振興部)今、桑名市に確認しましたところ、要望案につきましては、1市8町で素案としてはもらっておりますけれども、協議中でございますと。それで、後日、市政クラブ等を通じまして公表させて下さいということでございますので。

(質)それは23日に出すという。
(答:地域振興部)それで、要望も23日という話も聞いておりましたんですけれども、相手さんもございますので、これも今のところ未定だということで、今、桑名市の市長公室へ確認しましたところ、こういうことでございますのでご了承お願いいたします。

(質)近くということでよろしいでしょうか。
(答:地域振興部)はい。

(質)地元住民への資金的な援助というのは何かする可能性はあるんですか。
(答)私のところは今そこまで思い至っておりません。

(質)県の防災ヘリを中日本航空に委託していることについては、何か再検討というようなお考えはおありでしょうか。
(答)再検討といいますか、言葉難しいんですけども、いろんな点で再調査を命じました。

(質)どういうような点で再調査をされるんですか。
(答)どうやって決まっているのかとか、あるいは依頼するのにどうしているかとか、あるいは限定された中での話し合いですから、チョイスが出来ないという場合もあるのかとか、そういうふうなこといっぺん原点に戻ってということです。

(質)年間予算はいくらくらいでやっているんでしょうか。
(答)さてどうですか、分かっていたら言って下さい。
(答:地域振興部)約1億5000万円です。

(質)何代ですか。
(答:地域振興部)運行管理委託代です。

(質)先ほどおっしゃった、チョイスが出来ないのかというのは、他の社とのチョイスができないかという。
(答:地域振興部)いろんな選択肢とか、そういうことも含めてです。

(質)運行管理、ヘリを1機借りているんですか。
(答:地域振興部)ヘリは自前です。運行管理、いわゆる機長とか整備士とか、そういう人的な運行管理委託です。

(質)1機ですか。
(答:地域振興部)1機です。

(質)防災ヘリ。
(答:地域振興部)はい。

(質)いつからですか。
(答:地域振興部)ちょっと後で、正確なことをよろしいですか。

(質)常時、緊急、スクランブル発進できるように待機してもらっているわけですね。
(答:地域振興部)夜間飛行は出来ませんので、それ以外は365日、常時です。

(質)待機してもらっていると。
(答:地域振興部)はい。

(質)そのために整備を常にしている。
(答:地域振興部)はい。

(質)防災ヘリに関してはトラブルはないと。
(答:地域振興部)それはもう、あっては困ります。

(質)県警もそうなんですか。県警は違う。
(答:地域振興部)ちょっと県警ヘリのことは。県警は自前の機長だと聞いていますけど。

(質)チョイスですけども、中部地域にはここしかないというような状況が少しあるわけですね。
(答)かもわからないし、そういう選択肢があるのかどうかとか、やっぱりそういうこときちっとしておいたらどうかということの調査といいますか、一体どういう状況かというのが正直分からないものですから、全部いっぺん調査をして。

(質)最悪の場合、少し問題がある会社であれば、東京なり近畿圏に委託先を変えるということもあり得るわけですね。
(答)そこまで急がないでいただきたいんで。いっぺん、まず現実がどうなっているかということを、まず調査をということを命じました。

(質)コメントがここにあるんですが、知事の言葉で改めて、全体の話を、事故、それから、これから県がどうするかという話をもう一度お話いただけるとありがたいんですけれど。
(答)今回、上空で、小型機とヘリコプターが衝突ということは全くの不測の事態で、本当に遺憾に思いますし、残念なことでございます。私どもとしては、今後再びこのようなことが起こらないようなことを、地域の皆さんと十分相談をし、それぞれの関係、国はじめ企業の皆さんにも対応方を話し合いをしながら決めていくことをしていきたいと、そう考えております。亡くなられた方にはお悔やみを申し上げます。地域の皆さんには怪我の程度で済んだんですけれども、これは本当に大きな事故ですから、我々としては今後のことについては万全の体制で望ましていただきたいと、そう思っております。

(答:地域振興部)ちょっと、よろしいですか。先ほどの防災ヘリがいつからかということですけれども、平成5年4月からです。5年度からということです。

(質)まだ原因究明の方がはっきりしてませんので、不明な部分があると思うんですが、これから中日本航空の住民に対する補償の問題が出てくると思うんですけれども、それに関して、県として国に対して要望するなり、何かお願いするなりというようなことはございますか。
(答)だから、その辺りさっきちょっと言ったように、実態調査とか全部の状況を把握して、地元の市町村の皆さんとも相談しがてら対応をしていくと。

(質)昨日補償に関して適切にやってくださいというような要望を中日本にされたと聞いたんですけれども。
(答:地域振興部)地域振興部の次長の方から、向こうの総務部長の方へ、安全な運行管理に引き続き努力するということと、被災者に対する補償を速やかに誠実にやってくれという話しはさしてもらいました。特にうちの防災ヘリの関係もありましたので、防災ヘリについて引き続き安全運行をという申し入れをしました。

(質)油家さんでよろしいでしょうか。
(答:地域振興部)杉野次長です。

(質)長良川河口堰の問題なんですけれども、亀山市が地下水の調査をして、事実上飲み水としては河口堰の水はいらないというような見解を出されましたけれども、それについて県としてはどのようにお考えですか。
(答)まだ決定的に詳しい情報をいただいているわけではございませんので、今後、推進協議会のみなさんや亀山市さんのご意向なんかをたわまりながら対応をしていきたいと思っております。

(質)もしこれ亀山が抜けることになると、ほかの自治体への費用負担の問題とか県の費用負担の問題とか、いろいろ派生してくる問題が出てくると思うんですけれども、そのあたりについてはどのようにお考えですか。
(答)大きな問題だと思っております。だから仮定のご質問ですから答えにくいわけです。しかし、これはみんながお互い話し合って決めてきたことですから、大変大きな問題になると思っております。仮定のことですから、あまりコメントは。

(質)基本的なスタンスとしてはこれまで通り進めていくべきだということなんですか。要するに亀山も含めて、これまでの計画通りにやっていくのが筋だという風にお考えになっていますか。
(答)これまで通りというか、今まで詰めてきた経過がありますから、今まだ亀山市からも正式な話もあがってきてない段階ですから、今もまだ検討するまでに至ってませんから、今はまだです。

(質)そもそもやっぱり水が余ってるというのが大きな問題というか、現状としてやっぱりいらないと思ってる市町村が多いということなんですけれども、そのあたりやっぱり当初の見込みから随分変わってきちゃってる、当初の計画の甘さみたいなものが、ここにきて歪みとして現れてるんじゃないかという見方がありますけれども、そのあたりについてはどういう風にお考えですか。
(答)水とか、ああいった大きなインフラが必要なものについて、長期間の計画を立てて、していかなければいけませんから、それで皆さんと十分ご相談申し上げて取り組んできたところでございます。従って、慎重な対応がいると思ってます。だから、当初ご計画をいただいたときには、そのような計画であったと。だから、それが甘かったとはいい難いと思います。そういう前提でまいりました、ということだと思っております。しかし今後、渇水の状況とか、或いは水は1系統ではなしに2系統、3系統、セーフティネットを張っておく必要もございますから、今後、このことについては慎重に検討していきたいと、そう思っております。

(質)当初はそういう事情、計画を作ったときにはそのときの社会情勢なり何なりあるから、やむを得ないですけれども、それが状況が変わってくれば、当然見直していくというのが今の社会の風潮というか、当初決めたから最後までいくのではなくて、その場その場の対応というのが求められていると思うんですけれども、そのあたりはどうでしょうか。
(答)果たしてそこまで検証ができてるかどうかということになれば、相当な検証がいると思います。さまざまな問題を全部検証していかないと、結論をそう簡単に出せる問題ではないと、そう思っております。

(質)余ってる水をほかに何か使うというアイデアはないですか。
(答)努力しています。大いに、さらに一層努力していきます。

(質)それは要するに、企業に使ってもらうというかそういう。
(答)そのほかもっと水の利用を考えたり、できたらそうしたいなとは思います。

(質)例えば今現在、余っている水の利用なんかで何か努力してらっしゃること、現段階で動いていることってありますか。
(答)企業の皆さん方に水の使い道のことなんかで相談におじゃまして、相談にのって、こういう使い方もございますだとか、これはだいぶ昨年から始めています。

(質)自らが出向かれる。
(答)そうです。自らって私じゃないですよ、担当者がですね。

(質)じゃぶじゃぶ使ってくれというのはなかなか言いづらいですよね。
(答)いや、じゃぶじゃぶというより、使い方だと思うんですね。だから、地下水の問題も大きな環境問題なんじゃないでしょうか。そのほかいろんなことを考えてかないといけないと思います。

(質)汲み上げ過ぎという。
(答)そうです。さまざまな問題を全部勘案しないと難しい問題がいっぱい出てくると、次から次へとね。一つ一つ解決する道筋があるか分かりませんが、大きな課題だと思います。

(質)今回亀山市の方で再調査をするに至った経緯の中に、市民の方から水質に不安があるという声があがったというのがあるんですけれども、水質の問題に関しては。
(答)我々としては今ずっと調査もしてきましたから、水質に問題はないということです。

(質)改めて調査をするとか、そういうことはないということでしょうか。問題もないので。
(答)より詳細にするとかいうことはあるかも分かりませんが、今でも我々は検査、調査をしてきましたということで進めます。

(質)県議会の問題ですけれども、会派が分裂して最後は議長がくじびきでと、ちょっとごたごたしましたけれども、会派が割れたことで、執行部、知事と議会との関係なり、これからの議会運営みたいなものに何か影響みたいなものは考えられていますか。
(答)さあどうでしょう。分からないです。影響のないようにお願いしたいですね。

(質)知事からご覧になって、議会もしくは県政運営はどういう風に変わっていきそうだと思われますか。
(答)どうなるんでしょうね。私もちょっと想像つかんといいますかね、やってみないとというとこはありますね。

(質)何らかの期待はされている。
(答)うまく解決するように大いに期待しています。

(質)三教組の大会が12日に開かれてますね。一応8億円の寄付という、最終的ではないですが、一応大会では了承されたと。これに対する感想と、その席上三教組の委員長が辞意を表明されまして、それは組織内の話だということなんですけれども、三教組と県教委とお互い責任があるという状況の中で、三教組の委員長が辞められるということに対して、県なり県教委としてはどうするべきだという風にお考えになっているのか。その2点をお聞きしたいんですが。
(答)12日に大会が、どういう名前か、開かれて、一応そういう格好で前へ歯車が回ったということをお聞きしておりますので、それはそれでご努力いただいて多としたいと思っております。そのときに委員長が辞意を表明されたというお話を私もうかがっておりますが、その詳細な内容というか、詳しく存じ上げませんが、責任を持ってご自分がまとめていこうということの中でのご決意かなと、私は思っております。本当にご努力いただいたと思ってますから、さらに一層今後努力を続けていっていただきたいなあというか、そんな気持ちを持っておりますが、これと県教委とは直接は連動しないのではないかとは思います。

(質)土地改良区の話なんですけれども、自民党党費などの立替えが判明したということがあったかと思うんですが、そのことをお知りになった時の率直なご感想と、県として是正を指導されたということなんですが、どういうふうな指導をされていったのかということをお伺いしたいのですが。
(答)我々もそういうのが判明して、それはやっぱりいかがなものかということで、ご忠告を申しあげたところです。今後、二度とそういうことのないようにということと、我々も今までの検査とかそういういろんなことをしてきましたが、その範囲を拡大するとか、そういったことでチェックを更に強めていきたいと、そう思っております。

(質)知事が以前自民党にいらした時にはもちろんご存知なかったですか。
(答)私はそういうことは知らなかったですね。

(質)鳥羽で土砂採取という、大きな開発で今県が審査中なんですが、この中で運輸省と環境庁との間で土砂採取の選定をしないという覚え書きがあるんですけれども、環境先進県を標榜する県のトップとして、あるいは地方分権を常日頃からおっしゃってる知事の立場として今回の審査手続きをどのように望むか、お話を伺いたいと思います。
(答)今いろんなことを審査、慎重にしていると聞いています。それで様々な点できちんとした審査をしてほしいということはお話をしています。そういう範囲です。

(質)覚え書きがあったということは知事はご存知だったんですか。
(答)環境庁と運輸省の中で。それはあります。

(質)ご存知でした。
(答)知っていました。元々そういう問題は他の関係でもありました。

(質)長野の知事が脱記者クラブ宣言をされましたけれども、知事のお考え、感想と三重県のお考えを。
(答)今後いろんな点でご批判には対応していかないかん点はあるとは思いますが、がしかし一方で、客観的な報道というのを担保するといいますか、そういった努力もしていかなければいけませんから、今後またみなさんとよく話し合いをしながら改良する点があれば改良していきたいと、こんな感じがしております。

(質)県議会の今回の会派分裂から議長くじ引きその他委員長も投票とかくじ引きで決めるという一連のゴタゴタの率直な感想を聞かせていただきたいんですけど。
(答)県議会のことで私も経験ありますから、いろんなことがあるんでしょうね。そんな感じです。

(質)だいぶ退屈そうでしたね。
(答)いや、それは待っていますから。

(質)くじ引きの瞬間はどうでしたか。
(答)どうってことないって言いますか、くじ引き引いて。

(質)いえいえ、くじ引きになった時の瞬間。一票が橋川さんに行った時の瞬間。
(答)どういうことかなと、ぼくは思いましてね。あれ、一票が他会派側に変わったら26対27が27対26に変わるのに26対26もあり得るのかなと瞬間考えましてね。

(質)いろいろ考えて。
(答)瞬間ね。そしたら別の人の名前があったので。あ、それで同数になったのかなと、はー、なるほどなとか、そんなことを感じました。

(質)戦後以来の三十数年ぶりですけど、知事は初めてでしょうね。くじ引きの瞬間というのは。
(答)そうでしょうね、私は多分なかったと思いますよ、経験からいってなかったと思います。昔はだけど、自民党のなかで選挙があったんですよ。自分とこの代表を出すのにもめちゃってね。そういうのがいろいろありましたね。

(質)くじ引きもありました。
(答)いやくじ引きはなかったですね。

(質)ある意味で、絶対安定多数は崩れたけども活性化にはなった。なる。ならん。
(答)感想は差し控えさせていただきます。

(質)岩名さんはさすがだなとか、お思いになったとか。
(答)ノーコメント。

(質)脱記者クラブの続きですけども、そもそも記者クラブというものに関して知事がどういう考えを持たれているのか。先ほど客観的な報道を担保したいということがございましたけれども、それは果たしてどういう意味でおっしゃっているのか、議論して変えるところは変えていきたいというのはどういう部分を変えていきたいとお考えなのか。
(答)我々でも報道して欲しいところと、して欲しくないところとありますよね、言えば。だけど、それはやっぱり担保されていないと、客観的に報道されちゃう、自分たちが判断してこうだとかいうことは言えないでしょうと、そういう意味の意味合いを客観的に担保されてないといけないというのはそういう意味ですね。そうすると、取材がしやすい状況というのは生み出していかないといけないでしょうというふうなことは思っていますと。ただ、マスコミの皆さんだからといって、特別にいろんなことで配慮したとかいろんなことの誤解のないように、皆さん方とも話し合いをする余地があれば、どんどんしていけばお互いがいいんではないかと、そういう感じで申し上げました。

(質)長野県はやり過ぎですか。
(答)いろんな、その県の置かれた状況とかあると思うんです。僕も詳しくは知りませんが、3つあるとかいうお話しでしたが。ちょっと状況が詳しく分からないので、私からコメントしにくい、ということです。

(質)小泉人気はどう思われますか。ご感想。
(答)ものをはっきり言われるということとか、あるいは改革といいますか、そういう意味で小泉人気が上がっていると思います。

(質)いつまで続きますか。
(答)分かりません。

(質)参院選にはどう影響しますか。
(答)それは、自民党に有利に影響するんじゃないでしょうか。

(質)小泉自民党に有利になれば改革は早まりますか。
(答)やはり、社会の変革というのは、よく私申し上げているのは、なかなか満塁ホーマー、独裁社会でもありませんから、一発で決まるということはなかなか難しいと思います。だから、それぞれがマイルストーンというか、一つの塚、塚を目指して行くということになりますから、小泉さんがなれたということは改革は進んでいくんだろうなという気がします。それで、勝った負けたの話しではちょっと判断はつきかねます。

(質)小泉内閣に関して、2つばかり質問したいのですが、1つは小泉内閣が打ち出した道路特定財源の見直しの件について、もう一つは昨日の参議院予算委員会に出てたんですけれども、地方交付税等の支出が削減対象になるであろうと思っていたというのがあるんですけれど、この件に関して地方自治体としても大変関心があると思うんですけれども。
(答)悩ましい問題ですねこれ。それで、特定財源云々はともかく、私どもとしては、道路改良率が39位という、全国的に低位にありますので、私就任以来、公共事業云々はともかくとして、道路10ヶ年戦略をたてて、どの道路にプライオリティをつけていくかとか、そういう努力はしながらも、予算は無理無理背伸びしてがんばってきているんですね。したがって、この道路については単に公共事業というだけでなしに、我々過疎地域を持つ南北に170キロという県では、福祉対策でもあれば、あるいはその産業対策で、就業の機会とか、そういったことを含めて考えていかなければいけない問題ですから、特定財源に手をつけられる、それにつけられたとしても、よほど地域の状況をきちんと踏まえてもらわないと、そう簡単にいかがなものかというのが一つ、それで交付税にも手をつけるというようなお話ですよね、だから両方ともこれ全部地域にしわ寄せかということになれば、私どもは声を上げざるを得ないと、そう考えているところでございまして、これで大議論を巻き起こしてくれることは私は逆に、それぞれが論陣はってやっていきたいなと、そう考えています。

(質)全般的にどちらかと言うと都市にシフトしているような印象が小泉内閣の提案からどうしてもあると思うんですが、先ほどの2つ言ったのもそうなんですが、あれもどうも都市の方にシフトしているんじゃないか、地域じゃなくて、という印象があるんですけれども、その辺に関しては。
(答)例えば東京都で本当に、地域間対立というのがちょっと誤解を受けるといやな話ではありますが、東京で本当に道路整備をする予算というのは一体いくらかかるのという客観的な議論はあると思うんです。そうすると、環境の問題も含めて首都機能移転はしないわ、東京にIT革命によってますます一極集中はするわ、一定の限られた面積・キャパシティが限られているところへどんどん経済的な中心を持っていったり、政治的な中心を持って人がどんどん増えていくということが前提で都市機能を整備するということならば、論理矛盾が必ず起きると私は思いますね。だから例えば東京都の場合なんかに首都を移転すれば、本当に今の一定のキャパシティの中へどんどん入れれば、環境問題も交通ラッシュも出てくるわけですね。だからそういったトータルの国づくりも考えたうえで、道路の特定財源の問題なりあるいは交付税の問題もトータル考えていかないといけないと。要するに今の改革の一番重要な点は、部分的な改革では、こっちやればこっちにまた問題がでるということになります。もぐらたたきになりますから、全体最適社会をどう作るかということを、明確に小泉内閣は掲げて議論をしてほしいなと言うふうに思いますね。だからこの際やっぱり首都機能移転なんかの議論が大いに出てくるでしょう。

(質)小泉首相の答弁を聞いている限りそのビジョンは見えない。首都機能も含めて。
(答)小泉さんはある時、首都機能移転は考えなきゃいけないという賛成論、本に書かれたことというか、ぶたれたことあるんですね。それに期待もしておりますし、全体枠を考えないと、その部分的な議論だけでとても成りたたないと思いますから、当然お考えだとは思いますが、それは我々としては明確にしていく必要はあるだろうというふうに思います。我々は道路5ヶ年計画とか、それに従っていろいろ懸命にやってきてますからね、そういうことも含めて必要だと思います。

(質)首相答弁に対してどう反論されます。特定財源見直し・地方交付税見直しではなくて何を見直すべきだと。
(答)いやいや全部理論的に整合できるような全体最適な構造改革を行っていただくと、ということになると思いますね。だから私どもそれをチェックしないとね。どういう背景あるか100%存じ上げていないというところもありますし、ということです。


( 以 上 )

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