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知事定例記者会見

知事定例会見録

平成14年2月5日
       於 部長会議室

1.発表項目  

  • 「21世紀新パラダイムへの取組」プロジェクトチームの改革案について

(知事)前回、「21世紀新パラダイムへの取組」ということで、次回までにまとめられるだけまとめてというようなことで、そのプロジェクトチームの改革案の一覧を資料として提供いたします。行政運営に関わる分野におきまして、37名からなるプロジェクトチームが3ヶ月間の検討の結果、全部で21のプロジェクトがあり、その中に63の取り組み項目があります。これを受けて、1月から準備チームが発足し、この提案を実現にもっていくための精査を行っております。そこで、アクションプラン的なものを作成していく予定でございます。それを基に、引き続き、4月からは本格的なチームとして実現に取り組んでいくことになります。お手元にお配りした中に、いろんな改革案が出ておりまして、これを、次年度の組織の中で本格的に取り上げて解決をしていこうと、こういうことで、資料提供として、今回出させていただいたところでございます。私からは以上でございます。

2.質疑応答

(質)これは全てプロジェクトチームの中から上がってきたプロジェクトなんですね。
(答)そうです。

(質)特に、知事として、面白いなと思って御覧になっているものがありましたら、2、3ご紹介いただきたいんですが。
(答)改めて、何回か私も議論に参加しましたが、基本的な考え方、部分的なということではなしに、根っこのところから見直そうというようなことが大分あったと記憶しておりますので、そういったことが非常に面白かったかなと、そう思っています。だから、ちょっと今、個別具体には、少し時間いただかないと言いにくいんですが。内容的には、全体的に面白いと思っております。で、これが実際に実現できるかどうか、具体的に、もう作業に入っていると、こういうことです。

(質)新パラダイムという言葉なんですが、イメージとしては、新しい行政の在り方とか、なんとなく分かるような気がするんですが、県民の方に、新パラダイムという言葉を分かりやすく説明するとしたら、ごく簡単に言うとどういうことになりますか。言葉の定義の問題なんですけれども。
(答)前にお話したように、負の遺産の解消というようなことが消極的ではないのかというようなことで、そういったことを乗り越えて、新しい価値を、あるいは新しい文化を創造していくというふうに前向きに捉えた方がいいのではないかというようなことから、新しい文化創造といいますか、価値創造という意味で、21世紀新パラダイムということになったんだと思います。

(質)実現の可能性なんですけれども、ここに出てくるものは、早ければいつ頃から実現していくんでしょうか。来年度予算、例えば補正でも対応していくということなのか、再来年度予算から検討していくということなのか、そこは如何ですか。
(答)ちょっと一概に言えないところがありますが、もともとやっていることも大分あるんですよ。で、予算マターでないところもありますから、直すべき点は来年度から直していくべき点があるだろうと思いますし、サロンといいますか、いろんな話し合いをする場所なんかは、予算的に、既にこれとは別に、ファシリティの議論としてあると思うんです。それとは合体していくと思うんですよ。そういうふうなことが、これだけが突出してという議論も中にはありますが、いろんな議論の中で、今までの改革の実施案と合わさっている部分もありますので、どこがどれでとはちょっと言いにくいんですが、14年度中にも、多分、やれるところはどんどんやっていくんだと思っています。

(質)それは、予算措置が必要なものについてもということですか。
(答)議論の結果を待たなければいけないところがありますが、必要なところは早くやった方がいいんだろうというふうに思っております。ちょっと、個別具体の返事ではなしに、概括的ということで。

(質)4月からの本格的なチームというのをもう少し詳しく。
(答)組織編成の中で、組織替えいたしますので、その中で、こういった、どういうんですかね、チームと言っていいんですかね、恐らくそういうふうなことになる。

(質)横断組織で作るということですか。
(答)横断組織ですね、チームは全部局にまたがりますから。これを専任するチームといいますか、そういうものを作っていきたい。

(質)専任職員をはめるということでよろしいですか。
(答)言葉の定義が分かりにくいんですが。

(質)兼務じゃなくて、例えば、その組織用に。
(答)そういうことでいいんじゃないですか。

(質)そういうことでよろしいですね。
(答)そうだと思います。

(質)先ほどのお言葉で、新しい文化、新しい価値を創造することということなんですけれども、取り組み項目を見ておりますと、ほとんど県庁改革ということなんですが、新しい文化、価値というのは、県庁の文化ということなんですか。県民全体含めたということではないんですか。
(答)これは、どっちかというと両方兼ねていて、境界線ははっきりはしていないんですが、県庁をうまくマネジメントしていくという意味合いの方が強いというふうにご理解いただいていいと思います。中には、外へ出ていくのもいっぱいあり、限定はしにくい点あると思います。

(質)一般の県民の方からすると、知事の改革がなかなか実感が伴わないということもなきにしもあらずという感じがするんですが、県庁内の改革に留まっていて県民まで広まっていないのではないかという気もしなくもないんですけれども。
(答)これもそういう要素はかなりあると思うんです、ご批判のような要素が。だけど、これらが本当に回転し始めるとすごく影響力が出て来るという前提になります。このなかには、だけど、直接、県民にも影響するようなことが出てきていると思うんです。

(質)回転するとというのは、来年度から回転するんですか。
(答)組織的には、これも含めて、新しい2大戦略なんかも含めて回転し始めると影響力が出てくるでしょうね。

(質)先ほどのネーミング、県民には分かりにくいのと違うかという質問の続きですけれども、問題の負の遺産解消プロジェクトという名前はどうなったんですか。
(答)議論はしているけれども、結論はでていないわけでしょ。これでいくんじゃないですか、どっちかいうと。

(質)これで行くと、先ほどの質問のとおり、県民には分からないプロジェクトチーム、ネーミングが悪いという質問。
(答)もうちょっと積極的な意味で捉えといていただくといいんですが。一方的に、負の遺産だけではマイナーイメージになるので、前へ行くという意味では。多分そういう名称になってたですよね。だから、あらかたそういう話で決まっていたんで、その途中で、前に申し上げたように、負の遺産の名前を取れないことが負の遺産、そういう感覚こそという話が出ましたが、そういう議論を経て、それでも新パラダイムで行くかということになっていたものですから、変えるまでには至らなかったと、こういうことです。

(質)前回の定例会見で、負の遺産ということをお尋ねした時に、例えば導水計画の見直しを迫られている長良川河口堰とか、そういったことが念頭にあったんですけれども、こういったものは知事の中では負の遺産には入っていないんでしょうか。
(答)議論すべき課題であって、そこまで行っていません。

(質)負の遺産ではない。
(答)今の時点ですね。

(質)どの時点で負の遺産になるんですか。
(答)いや、そんなことはないですよ。

(質)田中真紀子外相の一連の更迭問題をどのうように御覧になっておられるのか、知事の感想と所見を。
(答)マスコミ等で知りうる範囲のことですが、総理も随分いろんなことを考えられて、判断されたんだと思います。ことの経過というと、100%ここで、あれはこうだからこうなると思うということを言いきれるほどの知識がないんですけれども。

(質)その後、その問題に関連して、各社の内閣支持率が3割程度、軒並み下落しましたけれども、今回の問題で支持率が低下しているということについてはどのようにお考えですか。
(答)小泉さんの歯切れの良さとか、あるいは、まっすぐ行こうというような、そういうことで良かったと思いますが、パートナーである外務大臣に対して、ちょっと分かりにくいといいますか、そんな判断で決断されたということになれば、あれっというような感じで、話が少し違うんじゃないのという、そんな感じで支持率が下がったと、そんな感じします。

(質)この問題が内閣にとって致命傷になるのではないかという向きもありますけれども、そのようにお考えですか。
(答)致命傷になるかどうかというところまでは、ちょっと私は言いきれる自信はありません。体制の立て直しといいますか、今までのようなやり方だけじゃなしに、体制の立て直しが出来て、国民の負託に答えられるような施策を実行できればいいだろうし、致命傷とまではどうなんですかね。今、聞かれて答えるだけですから、そういう判断してませんでしたけれどもね。

(質)先ほど、国民にはちょっと分かりにくい、話が違うんではないの、から支持率下がったとおっしゃいますけれども、国民もそうやと思うんですけれども、知事としては、実態はよく分からんけれど、あり得る話、分かる話でしたか。
(答)支持率が下がったこと。

(質)いえ、更迭劇。
(答)少し見えにくかったというか。

(質)見えにくいけれども、ストーリーは読める、推測出来ますか。
(答)100%じゃないですが、マスコミの範囲で、ああでもないこうでもないという思いを巡らしながら見てました。

(質)要するに、小泉さんがそう判断をせざるを得なかったのは分かる気もするみたいな心はありますか。
(答)どうなんですかね。判断のタイミングが遅かったというか、そういうところもあるかも分かりませんね。

(質)遅かった理由も推測できますか。
(答)そうじゃないかなと思っているからそういう判断を。

(質)どの時点でのタイミングが良かったんでしょうね、判断のタイミング。
(答)するかしないかとか、しないこともあったかも分かりませんし、もっと早かったかも分かりませんし、それは、いろんな状況を僕は分からないから一概には言えません。

(質)タイミングが遅かったというのは、更迭のタイミングが遅かったということで理解してよろしいんでしょうか。
(答)小泉総理に聞いていただけませんか、私も新聞で知りうる程度だから。もう少し早く判断される、判断、更迭するかしないかは別にして、それを含んでおってもいいんですが、そのことを内閣全体の問題だというような認識で対応されていた方が良かったんじゃないかなという感じがします。

(質)それは、今回のNGO問題が勃発した流れの中でもう少し早くということ。
(答)そういうことが一番中心ですね。

(質)今回の問題が勃発するまでにいろいろあった、外相をめぐるごたごたの中で、もっと早くという意味ではないということですね。
(答)前のこともあったとは思いますが、それはちょっと今、私がご答弁申し上げたように別にして、今度のNGO問題のことについて、内閣全体の課題じゃないのかということで対処されてやられれば良かったのかなという感じがするということ。

(質)外務省は改革すべきですか。改革しなくてもいいですか。
(答)すべきでしょう。

(質)外務省は改革すべき疲弊した構造を持っている。
(答)全部喋られて、ハイといったらそれが全部書かれるという、非常に迷惑な話でございますので、どうか。

(質)観点変えます。伏魔殿と言われていますけれども、そうだと、組織改革遅れていると思われますか。
(答)遅れていると思います。

(質)じゃあ、国民と同じように外務省改革は進めるべきだという考えはお持ちですか。
(答)国民と同じようにとか、全部そうなっていくと、全部そこが肯定されちゃうんですよ。改革はすべきだと思いますが、なるべく前置詞なしでお願いしたいと思います。

(質)今の話に関連して、この騒動が終わった後に、やっぱり表情が明るいのは鈴木宗男さんであったり、野上さんであったりするわけなんですよ、今回のトラブルの後に。やっぱり、ああいうところで真紀子に勝ったというふうに思っているようじゃ駄目だと、ちゃんと自分たちで改革に邁進すべきだと。
(答)そうは思いませんね。一番明るいのはひょっとすると真紀子さんじゃないですか。だから、そういう限定した言葉で語られて、ハイそうですとはなかなか言えないと思うんです。

(質)名誉の殉死みたいな意味合いですか。
(答)いや、いろいろ、明るかった度合いから、テレビで見ていると、明るいなと思った、それだけ。

(質)鈴木議員から外務省の方に働きかけがあったというふうに思われますか。
(答)どう言えばいいんですかね。実態が分からないんで。よく精査しないと分からないということしか答弁しようがないじゃないですか。

(質)知事が国会議員の頃は、政治家からそういうふうな、省庁に話をするというか、圧力とか、そういうふうなことは昔はよくあったんですか。
(答)それは、どういう形かは別にして、党の部会とか、政調とかで、積み上げ算でやって行きましたから、いろんなことは議論としてはあったと思うんですよ。

(質)後任の川口大臣とはどのようなお付き合いがございましたか、これまで。
(答)ほとんどありません。1回お会いして、環境大臣の時に、三重県の環境政策について、大分詳しくお話をしたことがございました。それくらいかも分かりません。

(質)それはいつ頃でしょうか。
(答)大臣になられて何ヶ月かの間だと思います。

(質)省庁改革スタートの時に感想をお聞きしたら、形だけじゃないかと聞いたら、そうじゃなくて伴っていくだろう、改革するだろうと、国の省庁も、とおっしゃいましたけれども、他は進んでいるわけですか、外務省以外は。と、見られますか。
(答)これは取り方でして、100%行っているのか、120%行っているのか、30%進んだことをもっていくのかという議論があると思うんですね。したがって、何もしないより、形から変わるというようなことになれば、必ずいろんな改革が進むという意味で、それは進んでいるんだというふうには思います。ただ、それが60点なのか、20点なのかというのは、ちょっと私にはまだ見えてません。

(質)この間も、要望活動、知事直接じゃないにしても、国への要望活動があって、コンタクト取って、省庁改革の実感はありますか。
(答)ありますね。度合いは別ですよ。だけど、変化の兆しといいますか、そういうのは見れると思います。

(質)それは政策立案型を受け入れてくれる。
(答)こともありますし。

(質)どんちゃん騒ぎ、おみやげ行政。
(答)もうすっかり無くなりましたですね。

(質)今回、根本的に問題になっているのがNGOと外務省の行き違いという部分だと思うんですが、まずは外務省とNGOのあり方が今後どうあればいいとお考えか、もうちょっと広げて行政とNPO、NGOの関係のあり方という点に関して知事のお考えを教えていただきたいんですが。
(答)一つ一つの事象について、今回のことでどうというのは僕は述べにくいと思うんです、いろんな事情あると思うんですよね。それを私は言及しませんが、総論と言いますか、概括的に申しあげれば、やっぱりオープンな格好でどんどんコラボレーションやっていくべきだと僕は思っています。したがって議論が重なっていってそこでバッティングすればバッティングしたで、またその問題をどう解決するかというようなことの積み重ねがいると思うんですね。だからお互いが門前で別れるというようなことはあってはいけないと思います。どんどん昇華しながら進化していけばいいと思います。そんな感じしてます。

(質)今回、大西さんでもおそらく不満に思ってらっしゃると思うのは、下請け化するんではないかと、外務省に押さえつけられてしまうんじゃないかということが、彼にとっておそらく不安としてあると思うんですね。おそらく三重県でも同じような不安がおそらくNPOの中にあると思うんですけれども、その辺がコラボレーションの問題になるべき点ではないかと思うんですが、その点に関していかがですか。
(答)ちょっとその大西さんのことは全然私わかりませんが、全く議論の対象になりません。全くコメントできない。だから私どもとしてもそういう努力をしていかないといけないと思いますし、NPOの皆さんが自由に話せる雰囲気というのを作る努力というか、対等な関係でどんどん意見が出し合える雰囲気というのは大いに醸成していかなければと思います。

(質)そのためには職員の意識改革とか、そういうこともお考えですか、研修とか、そういう方向性というか、三重県での。
(答)そうですね、確かうちも何年か前にNPOについて職員でしたかね、研修というか、ほとんどの職員が受けて、そこで大分雰囲気が変わってきたといいますかね、そういうことはやりましたし、今後もどんどんそういう感じでやっていきたいと思います。

(質)自治体のレベルでやるのと、国のレベルでやるのとでは違いがあるのでしょうか。意識改革という意味でいくと。
(答)違う点があるかもしれませんが、ほとんど似たような点が多いんじゃないでしょうか。

(質)そういう面でも外務省も改革は可能だと、意識改革というのは。
(答)それはそうでしょう。
(質)むしろ変えるべきだと、そういうNGOとの関係という意味でも意識を変えていくべきだと。
(答)だと思います。オープンにやられるべきだと思います。

(質)先月一ヶ月で三重県内でヘリコプターの事故が2件相継ぎまして、去年三重県内では桑名で空中衝突事件なんかもありまして、県としても急遽、国土交通省に対策を申し入れられたかと思いますが、2件目の翌日だったかと思うんですが、今後、三重県内でのこうしたヘリコプター、空の事故をなくすためにどんな対策が考えられると知事は思われてますか。
(答)2件おきまして、これはちょっといかんなということで、申し入れをいたしました。それで、技術的なこととか、メンテナンス的なこととか、これからヘリコプターなんかは減ることはないと思うんですよ、増えることはあってもですね。だからそれに対しての安全性の確保等々については我々の側では限界があると思いますが、国ともよく相談をしながら努力していかないかんなということを込めて申し入れをしたと、こういうことです。

(質)ここ3、4年で相当数ヘリの事故があるかと思うんですが、これは三重県特有の何か要因があるというふうにお考えでしょうか。
(答)私はそこまで詳しく分析もしてませんが、ご指摘いただいたらいっぺんそれ調べてみたいと思います。特にそういうことではないと思います。

(質)明らかに多いなというふうには思われませんか。
(答)ちょっと他との比較が絶対的にできてませんので、調べてみます。

(質)何処に申し入れたんですか、何処と何処に。
(答)場所はおってまた調べて返事しておいてください。

(質)明日、東京の方で三重県のキャンペーンの会見をなさるかと思いますが、去年CMの問題で何かと物議を醸し出した問題もありましたけれども、今年はどのような戦略で、東京の方で会見なさるんでしょうか。
(答)明日か、中尾ミエさんのあれやな。
(答:総合企画局)明日です。
(答)それぞれ担当の方に権限委譲してますので、あれっというか、若干そんなことがあったんですが、どうぞ皆さんでご判断いただき、民間の方がご判断いただいたキャンペーンになりますので、今年はどうぞお任せしますということになったと、こういうことです。

(質)まだ我々も拝見していないんですけれども、知事はもうご覧になられましたんですね、いつご覧になられましたか。
(答)一週間か、一週間前後前じゃないですかね。

(質)感想というのが、あれっというところがある。
(答)そうです。

(質)まだお楽しみというところですか、明日の。
(答)そんなに期待持っていただく程のことはないんですが、ちょっとあれっと思いましたということです。

(質)今回の話、前回の話。
(答)今回の話。
(質)今回もあれっ。で、そのPRキャンペーンは功を奏していると思われますか。
(答)両面あると思いますけれども。随分皆さんにいろいろ言われたので、それが功でしょうね。それで、いかがなものかというのはあったと。だから何と言うんですか、いっぺん注目を浴びるという感じですね、それではあったと思います。

(質)去年のトラブルは注目を浴びたという点で反省もあるけども、ありがたいことだった。
(答)全部決めていただいて、しゃべっていただいてありがとうございます。

(質)いかがですか、去年のトラブルは。反省点はあるにせよ効果はあった。
(答)いろんなこと挑戦してご批判いただいてという、そういう雰囲気を大切にしていきたいと思うんですね。だから行政はこういうことだとか、行政のやるコマーシャルはこういうもんだとかいう限界を超えたキャンペーンだったのかなというのでは、あれっと思いましたし、恥ずかしかったんですが注目を浴びてご批判いただいたらまた的確に直していけばいいんだというようなことかなと、そんな感じしてます。

(質)今回も二匹目のドジョウでわざとチョンボするような。
(答)どうぞ明日ご覧になってください。今回は前回の程ではないですけれども。

(質)出来映えはどうですか。昨年のに比べて、点数付けるとしたら。
(答)私はそういうセンスがないんで、どうぞ皆さんで点数つけてください。

(質)満足はされてますか。
(答)まあ任せた以上はどうぞという感じですね。

(質)そのあれっと思ったところは何について一番どのようにあれっと思いましたか。
(答)見てください。

(質)そろそろ知事もかぶりものかぶって出たらどうですか。
(答)何で生のまま出ていったらいけないんですか。どういう意味ですか、そのかぶりものかぶりものというのは。
(質)中尾ミエさんがかぶりものシリーズやから。
(答)そのかぶりものかぶってというのは私の何々が悪いからどうなってこうなってという、こういうことで思われているんですか。具体的に答えてください、そうですか。
(質)かぶりものシリーズやから知事もいかがですか。
(答)ああ。私が決める訳じゃなしにエンパワーメントしてますから。

(質)連合三重の北岡会長が、自治労本部に、委員長に就かれましたけれども、自治労という場ではありますが、地方から中央に行かれて、改革に取り組まれる北岡さんに知事が応援といいますか、期待することというのがあれば。
(答)私ども県の職員組合ですわね、自治労である県の職員組合の皆さんと労使協働委員会を立ちあげて、お互いが創造的な話し合いをしましょうということを、一昨年の5月30日でしたか、から始めています。そのことについては北岡新委員長も充分ご承知のことでございますので、こういった時に委員長になられたというのは三重県としてはやはり、北岡さん個人にとっては大変辛い面もあるかもわかりませんが、ぜひきちっとしていただいて、そしていい関係といいますか雰囲気を作り上げていただければと思います。そのように期待しております。

(質)不祥事の中で地方から出て行って、委員長に就かれて、なかなか大変だと思いますけれども、これまで三重で知事が一緒にいたコラボレーションの部分も含めて取り組まれてきた北岡会長の手腕ご覧になられて、どのような成果を上げられるか、その点いかがでしょうか。
(答)私も中味が徹底的にどういうことか充分承知しておりませんが、長い間リーダーの役割を果たしてこられた北岡さんですから、その職責といいますか、十分果たされるんだろうと思いますし、果たしていただくと期待しております。

(質)連合の会長として政治的にも随分影響力あると思うんですけれども、来年の統一選挙に向けて県内の政治、県議選含めて何か影響が出るとお考えですか。
(答)大きな要の方だったですから、形が想定できませんけども、そりゃ影響は出るんでしょう。

(質)マイナスの影響。
(答)そのプラス、マイナスはちょっとわかりません。

(質)北岡さんの会見で、例の県のカラ出張とか、知事自身が前に笹森さんとかとお会いになったりとか、いろんな形で会われてて、そういう部分で評価された面もあるんじゃないかみたいなことをちょっと示唆されてますけれども、そのへんはいかがですか。
(答)私はわかりません。笹森さんなんかとは昔からの勉強仲間というか仲間ですから、それはもちろん知っていますよね、国会議員してたんだから。影響したかというのはちょっと私はわかりません。

(質)地方から上がったっていうのは珍しいですよね。
(答)そうですね、いいことじゃないでしょうか。

(質)県庁でお会いになられたそうですけれども、どのようなことをお話になられましたか。
(答)今回こういうような事態になって、委員長どうかという打診といいますか、そういうふうなことがあって、報告しますというか、こういうことになっていますのでというようなお話をいただいて、そうですかと、ぜひがんばってくださいというような話ですわね。それでどうしたらいいんでしょうというようなお互いが、フランクな話の中で2、3のやりとりがあったんでしょうな、そんな感じです。

(質)何かアドバイス等されたんですか。
(答)だからアドバイスというより、話し合いの中でどんなことかなということで、形から変わるのもなかなか大切なことじゃないでしょうか、そんな話です。

(質)会われたのは29日の朝でしたか。
(答)ちょっと私自信がないんですが、29日、それぐらいだと思うんです。

(質)まだ悩んでいるような様子はありましたか。それとももう決心してましたか。
(答)いや、私が判断するのはあれですけど、だいたいそういう出ざるを得ないといいますか、腹固めてと言うんですかね、こんなことになりますからというような、そういうことだったと思うんです。

(質)北岡さん、昨日は知事から自己改革の必要性を説かれたという話をしておりましたが、憶えてらっしゃいますか。
(答)みんなが体質的にも同じような世代ですから、やっぱり新しい価値創っていくとするならば、やっぱり北岡流なんかでやられたらいいんではないかと、そこで、形から変わるのもいいんじゃないでしょうかとかいう、そんな話をお互いしてまして、そんな中から北岡さんか感じられたことをしゃべられたんじゃないでしょうかね。

(質)北岡流とはどんなものですか。
(答)いやいや、新しく今までは、例えば自治労の委員長とか、自治労というのはこんなもんだという思い込みを打破して、北岡さんの持ってらっしゃるようなイメージでやられたらいいんじゃないでしょうかという意味です。

(質)知事が抱く北岡流とはどんなイメージですか。
(答)従来の思い込みとか打破しながら進められたらいいんじゃないでしょうかと、そういう感じです。

(質)そういう実績でしたか、北岡さんの連合三重としての仕事ぶり。
(答)新しい概念とかいろいろ作られたことは作られたと思いますね。

(質)非自民の要として活躍された訳ですよね、北岡さん。
(答)そういうことになるんですかね、私の時は反対だったですけれども。

(質)最初はね。
(答)そういうリーダーであったことは事実だと思うんですけど、あまりそういうイメージないですね。

(質)予算査定が終わられたと思うんですけども、細かいことは結構ですが、全体の、今年の査定が終わっての感想とか印象みたいなものっていうのは。
(答)これですね、今個々におしゃべりするよりは、7日の日かな、でしゃべらせてくれませんか。

(質)そのときに。
(答)ええ、発表するときに。

(質)分かりました。
(答)つまみ食いすると、自分でも分からなくなってこんがらがっちゃう。

(質)南島町の林道の件なんですけれども、公共事業再評価審査委員会の渡辺委員長が、朝日新聞の取材に対しまして、あらためて答申は中止答申だということを強調されまして、もし仮に県が継続すると再評価審査委員会はいらなくなると、生活者起点を掲げる知事の変節だという厳しいお言葉を述べられたんですが、あらためて南島町の林道についてどのような見解をお持ちか、再度お尋ねしたいんですけれども。
(答)あのときの審議会といいますか、検討委員会か、で委員長さんがああいうことを答申されましたので、私は本当に非常に重く受け止めてますということでございますと。ただ、一般的に申し上げて、経済林としてもきちっとそれがうまく機能していかないと、環境に悪くなるわけですから、単に経済林だけ見ても、そのためにはやっぱり林道のあり方論は別としてやっぱり要るんですよ。それでただ生活林ということですね、環境林ということでも、やっぱり山を高木、中木、低木に分けて、混交林にしてというようなことは、今まであんまりそこが経済林ばっかにいき過ぎてたもんですから、生産優先だったもんですから、土砂の崩壊を招いたりとか、そいうことを実は強調、この会見で私が非常に重く受け止めると言ったもんですから、林道が全く不必要よというようなことに思われると、無用の混乱を起こす場合があり得るなあと思ったもんですから、ちょっとそこが強く出過ぎたのかなと反省してますが、そんなことからあの当時重く受け止めて担当部でいろいろ議論を重ねているときでございました、あの当時ですね。それで、県としてはここはいったん中止をさせていただいて、そして南島町の皆さんの、再度、今度、本当に納得いただくような議論をしていただき、そうしたらその時点でまた必要性とかいろんなことで沸き起こってきて納得できれば、その場で考えさせてもらいたいということでございます。

(質)こないだの会見では、断念したわけではないという言葉を確か使ったと思うんですけれども。
(答)そうですね、断念というのは、ちょっと言葉のあやが、あのとき私、二つのイメージありまして、一つは、非常に重く受け止めてますというのは事実なんですが、これは予算のことでございますので、いったんぽんと断ち切った場合にどうなるのかなというようなことが、頭の片隅に一方でありました。したがって、南島町さんで本当に議論をしていただいて、それでどうしてもだめなら、これはだめですが、よかったら、今年度は全然そんなことは考えてませんが、次年度に考えられ得るのかなというのが一つ、議論の最中だったもんですから、があると。もう一つは、やっぱりご指摘いただいてますから、ここはそういった行政としての現実の形よりはむしろ、いったんそういう答申をいただいたんですから、そっちの方へいったん中止にして、そしてもう1回再び議論が沸き起こり、納得できるような説明があればまたということですから、両方と全部、オール廃止になると、全然復活戦なしというようなイメージに取られるのを怖かったというようなこともあったんじゃないでしょうかね。そんなイメージでしゃべったと思いますが、ちょっと、そんな感じが自分でするんです。

(質)結局、今どうなんですか。中止してるんですか。
(答)それは環境部内で中止ということにはもう決まっています。

(質)あらためて計画練り直しの提出があれば検討していきたいというニュアンスですね。
(答)になると思います。

(質)私が環境部の方に取材しますと、恐らく南島町から再度出てくるであろう計画というのは、現在の計画とほとんど変わらないものになると、一番いいと思って今計画を立案してるんだから、ほとんど変えようがないという話なんですけれども、となると結局、再評価審査委員会にかけたものが、また出てくるというふうになるんですけれども、もしそれが住民合意が得られていればOKだということ、従来の計画でもOKだと、ほとんど変わらなくてもOKだと言っておられるんですか。
(答)検討委員会で恐らくご議論いただくんでしょうね、これは。通らないでしょう。だから、やっぱりさまざまな点でご努力をいただくということが担保されてないといけないと思います。だから、そこの部分が具体的にこの部分でどうだったか、この部分でどうだと詰められると、私は今お答えに窮します。

(質)今のお話では、全く従来と計画自体変わってなければ通らないという、だめという。
(答)私が一概にそれ決められるかどうかというのは分かりません。だから、私がまたそれにぽんと答えをすると、不用意にも、全て用意されてお答えをしてないわけですから。そこの度合いですね、とかいろんなもの全部加味した上で慎重に審査、そりゃしますよ。

(質)中止というお言葉なんですけれども、また再度計画が出てくれば検討するということですよね。で、国から本年度いただいた補助金を一応、来年度に繰り越す方針と私聞いてますけれども、非常に中止という言葉が軽い感じがするんですけれども、とりあえずまあ止めとこうかぐらいの軽い感じがするんですが。
(答)これは南島の予算として繰り越しはしないということでしたんです。

(質)そうですか。国の補助金ですか。
(答)ええ。だから、あのときに、ここで議論になったときに、一般論として林道は全部が無用だとは言えませんということを相当申し上げておかないと、あの検討委員会を非常に重く受け止めるということが前提になって話は通しておるわけですから、そういうイメージでしゃべったと思うんですね。だから、あのときはまだ議論がまだ残ってたんですよ、検討委員会で出されたことについてですね。イメージとしては、中止は非常に重く受け止めますということを申し上げているんです。だから、それはそれとして、しかし、また一方で担当部の方も、あの林道について南島町と協議をして、そして、これが地域にとっても、あるいはあそこの全体の森林にとっても、お互いとても重要なことだというふうに納得いく資料さえいただいたりすれば、またこれは再検討をしなければいけない場合もあるということだと思います。

(質)三重県の外郭団体の県国際教育協会なんですけれども、県からの出損金を含む基本財産が、全く無担保で身内といってもいい団体に貸し付けられてきたんですけれど、まず、その事実に関してご感想をお願いします。
(答)無担保というのはちょっとあれだったんですが、より果実が生みにくいということから、そういうことされてたんだと思います。したがって、そのあたりは改めていただかなければいけないと思います。

(質)もう1点、教育委員会は総務省が基本財産の融資はまかりならんという指針を出した後も、教育委員会はこれを承知でずっと放置してきて、県議会の自民党の中から声が上がって初めて強く指導されて、給与返還問題が一定の解決をみたときに、これから緊張感のあるパートナーシップを築いていくんだというお話だったんですが、実態はほど遠いんじゃないかと私は思うんですが、いかがご感想をお持ちでしょうか。
(答)そういうご指摘を受ければ、私も教育委員会とよくお話をさせていただいて、解決方に努力をしていきたいと、そう思います。そこで、先程の新年度予算の話の中でも、やっぱり本当に緊張感のあるパートナーシップで様々な改革をしてこうというのは色濃く出てるんじゃないかなと、そう思いますので、トータルの流れの中で本当に真摯に緊張感のあるパートナーシップで運営していくと、こういう決意でおられることは私も認識してますので、ぜひそれでお願いしたいということで話し合いをしてます。

(質)教育協会を含め三教組は自民党の謀略であると、果実を生み出すにはやむを得ないんだと、県教委も理解してくれてたと、そういうふうに言われるんですが、知事は彼らの言い分も一定の理があるというお考えでしょうか、それともそれは全く許されないことであると。
(答)100%は事情を、申し訳ないけれども、あれですから、今のお話の中でいけば、改めていただくべきは改めていただかなけりゃいけないと思います。

(質)電柱にかかる道路占有料ですか、あれを大阪府が値上げしたいという意向なんですけれども、三重県は同調する考えはありますか。
(答)ちょっと不勉強ですね、私は。その話が大阪であったというのと、それが問題になってるというのは存じ上げないんで、担当課から。

(質)三重県はまだそういうことは考えてはないですか。
(答)それはちょっとどういうふうな議論になってるか、ちょっと私は存じ上げないです。


( 以 上 )

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

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