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知事定例記者会見

知事定例会見録

平成14年2月20日
       於 部長会議室

1.発表項目

  • 三重県職員ノーマイカーデー運動の実施について
  • 本県における高速道路整備の進展について

(知事)おはようございます。それでは、私から、まずノーマイカーデー運動の実施についてご説明を申し上げます。このたび、三重県庁では平成14年3月から、毎週水曜日をノーマイカーデーとし、県職員がマイカー通勤を見直し、公共交通機関の利用を促進するノーマイカーデー運動に率先して取り組んでいくことにいたしました。その趣旨としては、まず、鉄道、バス等の公共交通機関は、県民にとって重要な交通手段ですが、近年の自家用車の飛躍的な増加等により利用者は減り続けています。このため、今回の運動により、公共交通機関の利用を促したいと考えています。また、近年注目されている地域環境問題について、個人の日常生活におけるエネルギーの大量消費も大きな要因となっています。県としては、ISO14001認証取得事業所として、率先して環境負荷の軽減に取り組んでいきたいと考えております。さらに、徒歩による通勤を行うことにより健康づくりにも効果があると考えております。このようなことから、三重県職員が率先して取り組みますが、是非この趣旨にご理解をいただき、県民一人ひとりがマイカー利用を見直し、できるだけ公共交通機関を利用したり、自転車や徒歩による通勤に切り替える等の取り組みを行っていただきますようよろしくお願いいたします。
 次に本県におけます高速道路整備の進展について御説明を申し上げます。現在の高速道路事業を取り巻く環境が厳しい状況の中で、平成5年度から事業に着手してきました第二名神高速道路は、三重県内で初めて湾岸弥富からみえ川越間、延長8.3kmが、本年3月24日15時に開通することになりました。これを記念して開通式典は、本年3月24日10時から弥富木曽岬インターチェンジ付近で開催されます。この開通により、一般国道23号の交通混雑の緩和及び北勢地域のみならず、広域的な産業、経済活動、文化交流の促進及び観光産業の活性化に大きく寄与するものと期待をいたしております。三重県内では、第二名神高速道路、近畿自動車道紀勢線、近畿自動車道伊勢線など高速道路の整備が進められております。この中で平成14年度には、先ほど申し上げました第二名神高速道路の湾岸弥富インターチェンジからみえ川越インターチェンジの供用が、これ3月24日ですが、行われ、さらには14年度内には四日市ジャンクションまで延伸される見込みでございます。また近畿自動車伊勢線は、勢和多気インターチェンジから伊勢西インターチェンジ間の4車線化についても供用される見込みでございます。これらの路線が供用されると、伊勢から名古屋・大阪まで4車線の高速道路網が整備されることになります。これによりまして、都市・地域間の時間短縮・快適性・安全走行などによる効果は大きく、国道23号の渋滞解消や中部圏・関西圏との交流・連携及び産業・経済活動の活性化の促進、また、伊勢志摩地方においては、年末年始の渋滞解消や観光産業など地域振興に寄与するものと期待をしているところです。また厳しい財政状況のもとで、公共事業の取り巻く環境は大変厳しい状況の中で、本県にとって地域が自立発展していくためにも必要不可欠な高速道路について、整備計画区間である第二名神高速道路、近畿自動車道紀勢線が着実に整備されるよう関係機関に働きかけていきたいと思っております。
 これが私の方からの発表項目でありますが、もう一つ、前回、確認いただいたことについて、私の秘書の問題のことについてお話を申し上げたいと思います。2月8日の会見で記者の方からお尋ねがあって、いつそれを確認したのかということで、それは10日の夕方頃だったと思いますが、会社の社長と元秘書に電話で聞き取ったものですが、12日の会見で会社側の処理を確認すべきではないかというご指摘がありました。そこで、その12日の夜、再度、両人に対しまして電話をかけて給与明細などが残っていないか尋ねました。もし残っておれば是非出してほしいというお願いもいたしましたが、両人とも、7年前のことで、給与明細など詳細資料は保存していないという返事でございまして、私としてはお願いをいたしましたけれども、その返事を信ずるしかございません。そこで、その時に、政府管掌の健康保険とか厚生年金の保険についてもあわせてお聞きいたしましたが、書類はありませんと。そこで、会社が給料を払っているということは、会社が保険料も、元秘書の分負担していることだと思うというお話を両人からもいただいたところでございまして、私が調べるのはこれまでだということで、一つご了解をいただきたいと思います。私からは以上でございます。

2.質疑応答

(質)まず、1点目のノーマイカーデーなんですけど、これはとりあえず水曜日をやってみて、あと日にちを広げていくとか、そういうお考えはあるんですか。
(答)一気にそこまでは行けないと思うんで、県庁としていろんなシミュレーションをしてみたり、あるいは最初増えたけれどもまた減ってきたりとか、あるいは公共交通機関との関係がどうであったかとか、そういったことをまずいっぺんいろいろ調査をしてみて、その結果を検証した上でどう判断していくかということになろうかと思います。

(質)現段階の意思としては、できれば週1をもっと広げていくというふうな大きな方向はあるんですか。お考えというか。
(答)そのためには公共交通機関の整備とかいろんなこともありますから、今一気に大きな花火を打ち上げるところまでは行ってませんが、気持ちとしてはそうありたいものだと思ってますが、その範囲までのことですね。

(質)知事も当然、水曜日は歩いて知事公舎から来られるわけですね。
(答)そうしたいと思ってます。

(質)ぜひ初日にはそうしたら取材を。
(答)前からどっちかというと歩いて出勤したいということを話してたんですけど、知事室で。しかし、車の方が安全だからとかいうので、その話は過去にもありまして、今回こういうことなれば、できたらそういうふうに歩いて来た方が、私も実はいいと思ってますから。

(質)現在どれくらいの職員の方が、マイカー通勤、ある程度、やってらっしゃるかっていうのが、もし分かれば。
(答)だれか、担当いっぺん答えて。
(答:地域振興部)約3000人でございます。

(質)母数は。
(答:地域振興部)一般行政職5080人。

(質)これは出先を入れた数字ですか。
(答:地域振興部)そうです。

(質)うち本庁舎は何分の何ですか。
(答:地域振興部)通勤届者数は約800でございますけれども、分母がちょっとすいません。

(質)後で数字教えてください。
(答:地域振興部)はい。

(質)石井三好県議長時代に、こういう交通運動なんかありましたよね。
(答)時差出勤です。

(質)それの成果とこれにつながることは何か考えてられるんですか。あれの結果を受けてこれにどう反映させてるのかとか。全然関係なしでやってる。
(答)当初は少しは考えたかも分かりませんが、ほとんどノーマイカーデーとはちょっと違う。
(答:地域振興部)時差出勤につきましては、車からの転化じゃなしに、ピーク時の道路負荷軽減が主目的でございまして、今回の主目的は車そのものから代替交通手段に転化をするという試みですので、少しちょっと趣旨は違っておりますが、ただ、道路負荷を下げるという効果もございますので、その点は同じような効果も今回出ますけれども。

(質)県立学校と警察本部を除くのはどうしてなんですか。
(答:地域振興部)特に行政職員中心でまず率先してやらせていただきたいということで、当初ワーキングをつくってまいりましたので、ただそういう経緯で行政職員中心になったということでございます。

(質)2点目の高速道路なんですけど、これは、これに続く高速道路の着実な整備への期待って最後にありますが、例えば湾口道路なんかはそういう絵図はやっぱり描かれるんですか。それとも、現実減らされてきてるんで、とりあえず具体的なものだけ何とか完成させたいという、そういう感じですか。
(答)そのように明確に確実に線引きできる話ではありませんが、当面まず今日の発表の14年度に供用開始可能なものなんかは、本当に確実にお願いをしていきたいと思ってます。さらに整備計画が整って、もう7割、8割まで事業が進ちょくしているのは早く解決をしていくと。それと併せて、やはりまだ三重県、公共インフラが遅れている点もありますので、それはそれとして併せてお願いもしていきたいし、と思ってます。

(質)その中には湾口も入れていいんですか。
(答)トータル三重県を取り巻くいろんなことは全部含まれた上で、議論していきたいと思っています。

(質)今出たのでついでにお伺いしたいんですが、先日、副知事が名古屋での講演会で、湾口道路を全力で取り組みたいと挨拶されたんですけれども、知事も同様のお考えですか。
(答)はい、将来のリダンダンシーとかいろんな国道形成のときに、考えていけば、私どもとしては将来計画としてはぜひお願いをしたいと、今まではそういう運動をしてきましたので、そういう努力をしていきたいという気持ちは変わりありません。

(質)新年度予算なんですけれども、水産資源の調査はしない、海底調査はすると、この判断って知事はどのように説明しますか。
(答)理想と現実の狭間の中で、ということになるかと思いますが、今こういう情勢ですから、本当に何でもかんでも変化するようなことまで調査をしてというようなことについては、いささか危険度が高いな、というようなことから、私どもはそういう調査は控えていますが、しかし、固定的な調査については調査をすべきだろう、こういうことで予算化したと、こういうことです。

(質)固定的な調査なんですが、私ここも危険度高いと思うんですけれども、次の五計(新道路整備五箇年計画)で頭出し一つランクをどうしても上げなきゃいけないということなんでしょうか。日本国内の長大橋、アクアライン、本四架橋、軒並み国民の強い批判にあってますが、その中で次の五計に載るという成算というのはおありなんでしょうか。
(答)私ども今まで運動してきまして、やはり三重県を構成する形あるいは紀伊半島をどうするかという議論のときに、私どもとしてはお願いしたいということでお願いをしてきておりますので、ぜひ、その点についてはご理解をいただきたいと思っております。

(質)同じようなようなことを四国の知事も当時言われて、その結果、本四架橋が3本できて、今、国民の強い批判にあってますけれども、同じような事態を招くことはないんでしょうか。
(答)様々な議論はあると思います。しかし、私どもとしては、全体の紀伊半島のこと、あるいは紀淡海峡、豊予海峡全部含めて、国挙げてのプロジェクトになっており、そして段々とこの計画をランクアップするということで進めておりますから、その流れの中で私どももお願いしていきたい、そう思っています。

(質)しつこいようですが、次の五計を睨まなければ固定の調査も先に送れるわけですね。次の五計の可能性というのを、私非常に低いと思うんですが、そのために1億なにがしをつぎ込むことの是非をどうお考えですか。
(答)議論として我々がずっとお願いもしてきて、我々としては必要だということを思っているところですから、私どもとしてはそういった調査をしてお願いをしていくということには変わりはないと、こういうことです。

(質)やるのは結構なんですけれど、今する必要性について、もう少し県民に分かりやすいように説明いただけますか。
(答)今までずっと道路五計でお願いをしてきておりますから、我々としてもそれに向けての努力はしていかなければいけないと、そんな感じで。

(質)次の五計でどうしても上に上げておかなきゃいけないと。
(答)上げたいと。

(質)そのためには可能性は低くても1億はつけなきゃいけないということですか。
(答)そういう前置詞なしで努力をしていくと。

(質)目標年、湾口に関していうならば、同盟会等も次の遷宮、平成25年、西暦2013年ですか、というのを一応目標で、当然動いているわけなんですけど、そのやっぱり目標年としてはその形で努力されるということですか。
(答)だいたい伊勢神宮のご遷宮で三重県の共通の公共インフラが整備されてきているとみてもいいと思うんですね。したがって、そういうイメージで動かれてますが、それより早くなることも期待しますが、それが完全としてというのは、分かりやすいものですから我々も使ってきましたが、絶対的なものではありません。

(質)かなり難しくなってる。
(答)今のこういう情勢では、いかんとも私からは申し上げかねますが、努力はしていきたいと。

(質)整備促進のアドバルーンで、やっぱり開通式典にも行かれるんですか、知事は。
(答)おじゃますることになってると思います。

(質)もともと、急遽。
(答)いやいや、そういう予定だったと思います。ちょっと、100%の自信はありませんが。

(質)元秘書の方の給与肩代わりの話なんですけれど、そのことはちょっと置くにしても、鹿野代議士との距離といいますか、心情的なものも含めて、かつては党代表と幹事長というお立場で、鹿野さんが民主党を離れられたわけなんですけど、その辺はどのように今お考えになっていますか。
(答)それほどお会いはしてませんですが、例えばどういうことで。

(質)かつては尊敬する政治家の一人というようなこともおっしゃっていたし。
(答)そうですね。

(質)今もそういうお気持ちに変わりがないのかどうかとか。それと、事件というか、ご本人がまだ関連があるとかいうことじゃないんですけど、こういう形でいろいろ報道されていて、そういう中で、今、鹿野さんについて思われることとか、なんかありますか。
(答)どうやって言っても、本当に、噂されてたまらないなという心境なんです、私。したがいまして、そういったコメントは控えた方がいいんじゃないでしょうか。それで、今回のことでも、私の知らない間に辞任とかなんとか、噂されて、正直困っています。私自身が、もし万一、業際に関して、こんなこと言う必要もないんですが、何回も聞かれるんでお答えせざるを得ないのかなと思いますが、業際にからんで、口利きとかで、金銭の授受とか何か、もし刑事的なことがあれば責任取ります。それははっきり明言しておきます。それで、私も長い政治生活をしてますから、いろんなお付き合いはありました。だから、その中でどう対応してきたかということですから、これはもう東京地検ですかどこかで捜査されているわけですから、当然のことですが、徹底的に捜査していただくことを強く願います。それで、いろんな、何かあるんではないかとかいう形というのは、私たちのような立場に立てば言われても仕方ないことかわかりませんが、本当に私にとっては名誉毀損めいた感じもなきにしもあらずなんですが、それは万やむをえんとしても、もし何かありましたら、はっきり責任取りますということでご了解いただけたらと思います。

(質)その問題とは別に、鹿野さんの評価そのものは、今もやはり尊敬する政治家の一人ですか。
(答)それで、いちいちそんなことで、段々段々、ああでもないこうでもないと尾ひれが付いてということになりますから、コメント控えた方がいいでしょう。

(質)離れては考えられないですか。
(答)何書かれるかわかりませんし、そこから類推されたらたまったものじゃありませんから。
(質)それは信頼していただかないと。
(答)私たちは本当にいろんな人とのお付き合いの中で30年、政治生活してきているわけですから。それで、後で刑事事件起こした人もいますよ。あるいは、その時々でいろんな方にお会いしてきていますから、その時私がどう対応したかでしょう。だから、いろんなことがあったら、どうぞ本当に明々白々、どうぞお調べ下さいということです。だから、ありましたら責任取りますということ以外に今申し上げることないんですよ。あれがどうしたとか、こういうことがあってどうなっているとか。前回もお叱りいただきましたが、実は私知らないことですから、知り得る範囲というか、聞いて難儀してきましたが、そういうことをいちいちやっとれないということでございますので、それで駄目なんですかね。あれがどうしたとか、これはどう思うとか言われたんでは、お答え、かえって控えておいた方がいいと思います。

(質)お答えいただいたのが予想外のお答えだったんですけど、単純に鹿野さんの、今回の事件のことは全然関係なしに、民主党も離れられたわけだし、かつてはお付き合いも深かったと思いますけども、そういうことで身の振り方等はどうお考えなのかなということを率直に聞きたかっただけなんですけれども。
(答)私も随分離れていますから絶対的ないろんなことは分かりませんから、それについてコメントをして、また、そこから類推されてとかいうことになればかなわないなというか、私も分かりませんから、だから控えておきたいと思います。

(質)この関係で鹿野さんとご連絡はお取りになっていないですか。
(答)取っておりません。

(質)先ほど責任を取ると言われたのは、知事を辞められるということなのか。
(答)それも含めて、はっきりしてもいいでしょう。だから、そんなことをいちいち言うと、また何かということになるかも分かりませんから。どんどん言われるから。

(質)もし、口利きや金銭の授受があれば知事を辞められると。
(答)当たり前でしょう。

(質)政治活動を一切やめると。
(答)どういうことになるのか。私もそうやって言われて、いちいち分かりませんから。そういうことですね、そうやって見ていただいていいと思います。また、こんなこと言うと、いちいち、なんとか、はっきりしなかったとかどうのこうのと言われるか分かりませんが、責任取ります。先ほどおっしゃっていただいたように知事辞めますというような、また記事になると、また何かあったんではないかというので、それはたまらないですよ、書かれる方は、噂だけで。とんでもないことだと思いますよ。
(質)だからこそ、そういうことはないとおっしゃりたいということですね。
(答)だからこそないということを書かれたら、また何か。段々広がっていくというか、つらいことです。

(質)確認ですが、責任を取るというのは、知事を辞めることであり、政治活動を一切やめるという理解でよろしいわけですね。
(答)そうでしょうね。恐らく、そういうイメージでしょうね。

(質)もう一点、先ほどの健保及び厚生年金のお話ですが、これは総額いくらだったという話は。
(答)だから、それを聞いたんですよ。だけど、書類がないので、保存していないという言い方だったと思いますが、分からないのでということです。

(質)給与を払っていた期間については、健保及び厚生年金についても負担してましたよというお話だったんですが。
(答)向こうがそういうあれを会見でお話されてましたから、それはそういうことですねという確認をしまして、そういうことだと思いますというお話でした。

(質)
先ほど知事がおっしゃった、私の知らないことについて、調べたりいろいろやっていられないと言ったのは、ご自身の元秘書の問題のことについておっしゃったんですか。
(答)えっ。
(質)先ほど、私の知らないことについて調べたりいちいちやってられないというようなおっしゃり方をしたんですけども、それは、ご自身の元秘書の給与問題について知らないことについて調べたりすることは、いちいちやっていられないということをおっしゃったんですか。
(答)そういうことも含めてというか、私、噂とかいろいろされて、こんなことになってきた時に、私分からないんですから、本当に。どうにもならない。
(質)分からないも何も、ご自身の元秘書の問題でしょ。それについて、知らないこといちいちやってられないというような話でしょうか。
(答)やってられないというような言葉使いましたかね。私自身は、今、業際というか、鹿野さんとのことに関してどうと言われますから、何かあったら責任取りますからという話にしといていただければ、いろんな噂もそこではっきりするんじゃないかと思うんです。そういうイメージで言いました。

(質)肩代わりの件で、他の秘書の方についても調べるというようなことを先日の会見の時におっしゃっていたように記憶しているんですけども、その件について調べた結果というのはどうなんですか。
(答)7年前のことで帳簿類がございませんので。当時のことですからあったかもしれません。だけど、今それぞれ独立して仕事をしているわけですから、今回の桑名の問題のように、言ったか言わないかというようなことは、私としては、水掛け論争のようになりますし、強制権持っていませんし、だから、その辺りは、私としてはもう調べられないなというような感じをいたしております。

(質)当時の秘書の方に、一人ひとりお電話して、どうだったというような話などはされていないと、調査されていないと。
(答)はい。

(質)会社側は、給与の計算なんかは電算入力じゃなかったということなんですか。
(答)その辺り、私は確認して残っていたら是非出して欲しいということで、保存されていませんからということで、それ以上強制権ないので、確認はしましたけども、保存していないと言われたものですから、私としては、そうですかということになりました。

(質)桑名の会社からの政治献金などについてもお調べになるようなお話があったと思うんですけれども。
(答)別にそれだけだと思います。
(質)それだけというのは。桑名の会社からの知事への政治献金などについてもお調べになるというお話だっと思うんですが。
(答)これであれじゃないんでしょうか。なんと言うんですが、お聞きして、全部出したという感じしています。

(質)12日の会見の時に、知事の政治団体として政治献金を受けていたかどうか、それも調べると確かにおっしゃいましたが。
(答)そうですか。どうしたらいいんですかね。

(質)確認していただいて、また出していただくか。なければないと、それだけで結構です。
(答)はい分かりました。

(質)確認なんですけど、12日の会見の時に、知事の方から秘書の給与肩代わりを事業主にお頼みになったんじゃなくて、あちらからお申し出があったというお話でしたけど、それは間違いございませんか。
(答)それはそうだと思います。

(質)それはそうなんですか。
(答)でしょう、恐らく。

(質)他の方だからそれは他のことだと言われるとあれなんですけど、普通、代議士の方とかに聞くと、向こうから言ってくることはまず無いというお話もありますので。知事の場合はそうじゃなかったと。
(答)時間軸で少し捉えてほしいんですが、政治資金規制法の改正が段々行われてきてますよね。順番にきつくなってきているでしょ。私が衆議院に出た約20年ほど前には、政治献金なんかもお願いしたり、あるいは給料の肩代わりというのは、その当時はありましたですよ。それが、だから、今の時点で言う政治資金とかいろんなことでは厳しいかもわかりませんが、その当時はそんなことありました。だけど、段々それを修正をしていきながらというようなことになってきていまして、私としては、知事選に出るに当たって、いろんなことでお願いや、いろんなこと指示をしてきたつもりですが、漏れていたというようなことから、ご指摘をいただいて、それについて私はお詫びする以外ないということで申し上げたんです。だから、10年とか20年とか、そういう時間軸で、30年政治家やっていますから、当時と今とは、ご指摘のあったのはそういうことかなという感じがします。

(質)金額についても二十数万というのが、相手方がそうおっしゃって、それは確かに二十数万だったんだろうと、相手が言うからということで二十数万円という話になったんですね。
(答)それしかないわけですよね。強制権でガーと言える立場にもありませんしということで、本当につらいことです。

(質)ただ、数字に比較的明るくて、明確な数字をいつも頭の中にお持ちの知事にしては、これについては数字がはっきりしないという話もありますけど。
(答)分からないんですもの。私がどうなって、こうなって、ああなって、こうなったからということが、私が全然知らないところで起こりました。だから、それはそれとして管理不行き届きということなりますということで、私としてはそのこと自体が分からなかったわけですから、数字も確認する以外になかったということです。

(質)結局、噂のもとは、何の意図でどう流したんですか。
(答)こっちが教えて欲しいですよ、本当に。

(質)まだ分からない。
(答)分からないんですよ。だから、そんなことしたら、また話が段々大きくされたりということだから、結局は風評被害というか、さっぱり分からないということになりますね。

(質)今後、こういう話がまた出てくることはないとはなかなか言いきれない、どうでしょうか。
(答)噂として出されたらたまったものではありませんので。

(質)噂としては出るかもしれないけど、それは真実ではないということになるんでしょうか。
(答)我々、こんな世界に住んでいる人間ですから。だから、事実は一つですから、どうぞお調べいただいて、潔白でございますと。これはもう司直の手にかかっているわけでしょ。だから、本当にそれで是非調べて欲しいと、こちらは当然強く願いたいですよ。だから、そういうことで、もし何かあれば私が責任を取るということでお話する以外に、次から次へと連鎖されていったら、作ればいくらでも出来ますから、こんな話は、と思います。本当に、私としてははっきりしてほしいと思う。だから、その1点に絞ってやられていけばいけないんですかね。私はこれ相当ひどい話だと思います。

(質)今年度の予算編成で、7日の予算レクでは割とポジティブスタンスなプラス的な面での評価が多かったんですけど、来年に繋ぐものとして、反省点とか含めて何か、あれより踏み込んで。
(答)こういう景気でございますから、相当背伸びをして景気対策とか様々な予算は組みましたから、基金類も使わせていただいてますので、3ヶ年計画の中で今後よほど財政も本当に締めていかなければいけませんし、無駄な費用は少なくして、ということでございます。しかし今こういう状態でございますから、精一杯背伸びをして予算を組む、その限られた中で、そういう感じで組ませていただいております。ちょっとイメージからいくとそんなイメージです。

(質)コンペ含めてまだ未熟な部分はあるとおっしゃいましたけど、そういう方式は今回テストケースとしてやられたんですが、来年以降続けるにしても今回の事踏まえてのお考えというのは何かございますか。
(答)コンペは新価値創造と公共事業なんかもやりましたが、もっと大きな事は、それ以前の包括予算配分と言うんですか、言葉はちょっとあれですが、包括を私した訳なんですね、だから財政当局との庁内分権自立だったんですよ。従ってそこでご自分たちがいろんなことを考えて政策を決定していくというのは、従来どちらかというと財政依存型のような組織体系だったと思うんですね。だからそういう意味ではすごく変わり始めたなということを感じてます。しかし、それも、一方でいきますと、これもういつまでたってもエンドレスなんですが、しかし、やっぱりまだ財政当局の口出しがあるなというような感じですよ。だけど逆に言えばそれがないと安心ならないという両面がある訳ですから、その度合いが、まだ完全に未成熟なままで成熟まではいっていない。コンペのやりかたについても、スタートしましたけれど、これから段々それをうまく成長させていく段階であってまだ成熟過程には入っていないという、そういう言い方かそんな感じで言ったんだと思うんですよ。

(質)ということは各部局の予算編成能力ということが、ある程度の高さで一定している訳ではなくて、やはりばらつきがある訳ですよね。
(答)否定的に見るんじゃなしに、プラスで見ればすごい能力があったなというのを喜んでいる訳ですよ、逆に言うと。

(質)全体としてですよ。
(答)全体として。で、今まではやっぱり予算と人事で県庁が動いてきましたから、規則、法令、予算、補助金とかそういうので動いてきて、比較的県民の方を見るのが薄かったということになりますから、やっぱり県民の皆さんにとってどうかという、これずっと申しあげてきたね、生活者起点という理念が浸透してきているのを喜んでいる訳ですよ。しかしそれにしても、そういうことを組むためには、今までの予算編成とちがう訳で不慣れな場面ですから、まだまだホッチキスになっていたり、自主自立でということからはまだ補助金が頭の中にあってとか、それはもう言えることですね。だけど私はそれを否定的に捉えるんではなしに、肯定的に捉えまして、これは実は本当にすごい流れができてきているなということを実感、体感しています。

(質)しかし、いみじくもおっしゃったように、財政当局はまだ口出せるということは若干各部局の予算編成能力に対して、安心していない部分がある訳ですよね。
(答)それは当然でしょう。またそれ口出しっていうのが言い方ですけれども、議論はしていかないといけないと思うんですよ。だからそことの兼ね合いがまだ制度的に整理されてませんからしていく必要があるということです。

(質)首都機能移転ですが、一昨日来られましたけれども、率直な感想等含めて。
(答)三重・畿央の所見ていただいて、こんなにフラットなのかと初めて来られた方は思っていただいて、いい効果だったと思います。それで私どもは今回は三重・畿央を中心にお話をしましたけれども、それぞれいい所を一所懸命プレゼンテーションしまして、それで5月には国会で候補地を一本に絞っていただくというお願いをした訳ですから、委員長からも他の先生からもやっぱり国会でこれは議決すべきだということを、相当、私としては強い口調で言っていただいたなと思っておりますので、ぜひ結論を出してもらいたいと、そう思っております。

(質)感触はよかったんですか。
(答)感触と言うのは。

(質)こちら側に。
(答)こちら側にというのは、なるほどな、ここが首都機能になるのかなというようなことも考えないこともないねというようなことを委員長も言われていったそうですが、まあそれはそれとして、それよりも、まあそれも勿論なんですが、帰って国会で決めていただくというところへ盛り上がっていかないといけないと思って、そういう点での方がイメージ強かったですね。来られると三重県は高くなるんですよ。大体今まで何回か審議会の先生とか衆参お見えになりましたが、すごいねと、フラットだねと、そういうイメージは持たれて帰られますね。それと用地買収が容易だねと。

(質)国会で決める気運を高めていただかなければいけないということについては、確かにそういう形で高めていきたいというふうな、そういうようなことはお感じになりましたか。
(答)ええ感じました。それを喜んでいるんです。

(質)参議院が入ったのは一番最後ですよね、改選あったけど改選前に既に2候補地はやられてましたよね。
(答)国会決議は、実は衆議院の決議でありまして、衆議院やられて参議院ということですから、今こうタッグが組まれつつあるという、そういうことだと思います。

(質)ダメ元で聞きますけど、噂の元はこの首都機能移転否定のための遠回しな。
(答)そこまで知恵は回りませんね、私わかりません。

(質)県議会で行政改革特別委員会で、外郭団体のことを先日も話されたんですけれども、いろいろ県案で団体の見直し案出ているんですけれども、それでもまだまだ甘いという批判が相継いでいるんですけれども、知事としては外郭団体の見直しに関してどんなスタンスをお持ちですか。
(答)行革特別委員会でもご指摘いただいて、更に一層努力すべきだということを承っております。それで私もそのことを受けまして努力をしていくことは当然のことであり、更に一層努力をしていきたいと、そう考えています。それで、一ヶ所から、例えば一つの角度からこう改革していくということもありますが、例えば仮に分けるとすれば、外圧で直す場合もあります。もう一つは内発的に直していく場合がありますわねということを、いろんな手法を今、一所懸命開発していっております。従って新しい年度からは、特任かな、ちょっと名前あれですが、そういうチームを作りまして、また更に今までの手法に加えて、努力をしていきたいなと言うふうなことは考えておりまして、真剣に取り組ませていただきたいと思っております。

(質)県職員のカラ出張問題では内発的な手法でしたけれども、知事は今までの県庁での舵取りはそういう手法なんですけれども、外郭団体に関しても、そういうことも望まれる。
(答)勿論、本来もうご自分たちが本当にこれをやらなければいけないとか、手段として手法として外圧はとてもいい手法なんですが、その結果、内発型に変わってこないといけないと思ってますから当然そういうことです。

(質)そのためにはどうしたいとお考えですか。内発的な改革を促すためには知事としてはどんな。
(答)例えば今回、行政経営品質を三重県庁全体で取り組んでますよね。だからそういう取り組み、行政経営品質とかISO9001を取られたことは、やっぱり違ってきているんですよね。だからそういう仕組み作りとか、そう言ったことも要望していきたい。

(質)そうして柔らかい言葉で教えていただきたいんですけれども、外郭団体はどうすべきですか。刺激的に言いますが腐っていますか。
(答)かなり努力をされて変わってきていただいていると思ってます。が、しかし、まだまだ改善すべき余地はいっぱいあると思っておりますので、本当に更に一層努力していきたいと思っております。

(質)その関連なんですけれども、この前の特別委員会では、要は知事の姿勢が問題だと、なかなか率先実行して踏み込んでいかないというふうな話が出てましたけれども、三重県の場合いろんな改革っていうのが立ち上がりは早かったけど、完成そのもの自身は47都道府県の中で、今、完成している物については、割と遅れ気味だというふうな指摘もあったみたいなんですけれども、その辺はどうお考えですか。
(答)第3者で評価していただく訳ですから謙虚に受け止めなければいけないと思っています。ただ、内発的にと言いますか、大きな流れと言いますか、先ほどの予算編成にしましても、あるいは職員自らが取り組んでいこうというようなことで、今ベンチマーキングを何十チームかでやってもらってます。その報告をずっと聞いておりますが、そう言ったことを考えていきますと、内発的にはすごい変わりをしてきているなということを私はしみじみ感じます。だから結局はそういう組織的なこととか、予算編成的なこととか、条例的なことが変わってこないといけないと思っていますので、今までの管理型から、やはり規則条例を守ることということから、県民の皆さんの目線に立っての、まあ言えば、最小の費用で最大の効果を挙げていくというようなことは相当進展してきたんだとは思います。しかし、これ見方ですから、ご指摘いただいた点については更に一層努力をしていくと言うことは当然していかなければいけないと思います。

(質)ということは組織的なこととか条例的なことが完成すれば、逆に言えばまたトップランナーに立てるというふうな考えはあるんですね。
(答)トップランナーと言いますか、全体最適、全部が変わらなければ一部が変わらないということと一つのことが特化して変わってくれば全体が変わるという両方が上手くリンクし合って変わっていくと、そう思ってますので、政策的にパパーンと変えるということも重要なことだと思いますが、私はその組織の仕組み、あるいは人々の意識、県庁の職員の、そういったことが本当に協働型になってこないと結局はまた同じことの繰り返しになっていくということですから官と民のあり方なんかも随分変わってきていると思います。だからそういうことが大事だという認識を私はずっと持っています。

(質)それが議会にはちょっと牛の歩みというふうに写っている分はある。
(答)そうだと思いますので、それは謙虚に受け止めて更に一層努力をしていきたいと思います。

(質)スピードですけど、カラ出張は速かったですね。だけど他の、県教委に絡む問題とか外郭団体はスピード遅いですね。
(答)私の口からちょっと言い難いかもわかりませんが、目測をしてそして実現可能な最大値をどう求めていくかということは、長い歴史があることですからなかなかいっぺんにいけない場合もあると思うんですね。従って一つ一つを着実に解決していこうと思っていますから、遅いと言われれば謙虚に反省いたしますが、早すぎて失敗するというかできない場合もあるだろうし、着実に実行あらしめていくことが大切だという感じで進めています。

(質)最後に非常に念押しと言うか繰り返しになって申し訳ないんですが、先ほどご自分の進退を含めたいろいろな話も知事されましたけれども、どういうケースがあった場合に逆に言うと辞任とかそういったとこまで思いを。
(答)答える必要があるんですか本当に。どんな場合とか、もう司直の手が入っている訳ですからどうぞお調べくださいというだけの話ですよ。それで出てきたら結果に従って責任とりますと言うだけの話ですから、そういう話でされたらたまったもんじゃない。

(質)話を聞いていて、秘書の給与の肩代わりの問題に関して言えばかなりその話は大げさなのかなという認識を受けたもので。
(答)いやいや業際との関係でいろいろあるというか言われるから私は言っているだけの話で。

(質)業際の話であればということ。
(答)そうですよ。何と言うんですか、あやしいとか何とかかんとかと言われてたんでは県民の方に申し訳ないし、職員の方に申し訳ないから、これちょっと、いちいち私が言う必要があるのかどうかわかりませんが、お尋ねいただいたんで、この際はっきりしておかないと皆さんに申し訳ないし、ということで敢えて申しあげている訳ですから、そんな感じしてます。

(質)食生活改善推進協議会、通称ヘルスメイトというんですか、という所で資金の使途が不明朗な、横領があるんじゃないかという疑惑が浮上しているんですけれども、これは県も以前までだいぶ深く関わってきて、自立しろということで、そういう方針に急に変わった訳ですけれども、その自立の仕方がちょっと間違っているんじゃないかという感じ受けるんですけれども、そのへん知事は。
(答)そうですか、担当部から報告上がってきていますので、それこそ対応を的確にするようにという指示は流しておきましたので、今あれがどうなってこうなってという具体のことは今ここで申しあげられる知識ないんですけれども。

(質)あまり詳しくはそのへんお聞きになっていない。
(答)報告は上がってきていました。

(質)メイトさんが主張するには何度も県にも相談していたんだけれども、なかなか調べてくれなくて、あなた方は自立しているのだからということで、一切というか、面倒みてくれなかったというようなことを言っているんですが。
(答)そうですか、ちょっと私、全部分かりませんので今コメントできません。


( 以 上 )

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