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知事定例記者会見

知事会見 

平成15年8月19日
於 プレゼンテーションルーム

1.報告事項 

  • ごみ固形燃料発電所事故調査専門委員会の構成等について

(知事)それでは私の方からRDFの関係について、コメントさせていただきます。平成15年8月14日に発生いたしました、ごみ固形燃料発電所における事故につきましては、現在もなお復旧作業が継続しているところであります。地元の方々をはじめとして県民の皆さまにご心配をおかけしておりますことを重ねてお詫び申し上げます。さて、事故発生翌日の8月15日の記者会見において、一連のRDF発電事業に係る事故原因究明のための「ごみ固形燃料発電所事故調査専門委員会」の設置を発表いたしましたが、本日は委員会の構成等を決定いたしましたので報告させていただきます。専門委員会の構成については、設置要領につきまして、当面は10名以内としておりますけれども、当面は学識経験者3名、国関係機関2名、県職員2名の合計7名といたします。委員長には、燃焼工学の権威者である豊橋技術科学大学科学技術コーディネーターの笠倉忠夫先生に御就任いただくことといたしました。そのほかのメンバーにつきましては、お手元の資料のとおりでございますが、事務局担当という立場の、環境部の和田主幹以外の6名につきましては、博士号を取得している専門家でございます。また、第1回の委員会でございますが、平成15年8月22日金曜日、午後1時からグリーンプラザ津において開催をし、以後、集中的な調査・検討を行い、9月中旬頃までに中間報告をとりまとめる予定といたしています。1日も早く事故原因の解明ができるように、全庁をあげて取り組んでまいりたいと、こう思っております。
 なお、今日現在のRDF発電所の状況でございますが、14日の事故発生以降、RDF貯蔵槽内でRDFの発熱状態が続いておりましたが、昨日18日の午後3時40分から、午後4時35分まで桑名市消防本部が、RDF貯蔵槽の上部点検口から貯蔵槽内へ直接放水による消火活動を行いました。その後、放水を一旦停止し、冷却の状況を確認しており、本日午前9時15分から桑名市消防本部と協議を行いまして、化学剤による消火などの本格的な鎮火方法を検討しております。なお、現在も貯蔵槽から白煙が継続して出ている状況でございます。今後は桑名市消防本部と協力しながら、早急な鎮火に努めるとともに、消火に伴います排水や、鎮火後のRDFについて、適正な処置をしてまいりたいと、こう思っております。保管中のRDFの処分につきましては、現在RDFの貯蔵槽に400トン、四日市市内の倉庫に1,600トン、鈴鹿市内の倉庫に700トン、合計しますと2,700トンございます。これらにつきましても早急に今後処分をしてまいりたいと、こう思っております。四日市市内および鈴鹿市内の倉庫に保管しておりますRDFにつきましては、県内の産廃業者と交渉を行っておりまして、こちらの方に1日100トンの処理能力の約半分ほどをこちらへ対応していただくような形をとれるように交渉をやっていると、いうところでございます。したがいまして、1日100トンの処理ができるといたしましたら、早急に着手をしましても、9月末を目処にこの四日市、ならびに鈴鹿の倉庫に保管しているRDFにつきましては、処理ができるのではないかと考えております。なお、RDF貯蔵槽の処分につきましては、まずは冷却を待って、RDFを取り出す必要がございます。現場の作業能力からは、今1日10トン程度に限られるのではないかということでございますので、400トンの処理には鎮火後、約40日程度が必要ではないかと、こう考えますが、最大限努力をいたしてまいりたいと、こう思っているところでございます。以上です。


2.質疑応答
(質)委員会は公開ですか。
(答)委員会につきましては、かなり専門的なご議論をいただく、それからいろんな影響の出る個人的な情報だとか、そういうこともありますので、それにつきましては、また検討させていただきたいと、こう思っております。しかし、議論されました中身につきましては、できるだけ正確に速やかに公表はしていきたいと、こう考えております。

(質)この和田さんも工業化学をやっておられた。
(答)和田さんも専門家でありますが、先ほど申し上げましたのは、和田さん以外県の職員としては、県の科学技術センターの職員も、男成さんも含めて全ての方が、それぞれ博士号を取得された専門家であるということでございます。

(質)この7人。
(答)7人のうち環境部の和田さん以外は全てそういった専門の博士の方です。

(質)RDFにかかわってこられた方はおられるんですか。
(答)これちょっと。はいどうぞ。
(答:環境部)専門委員の中でということでよろしいでしょうか。
(質)はい。
(答:環境部)今回委員長をお願いしました笠倉委員さん、それから藤間委員さんがRDFを施設として許可をする段階、廃棄物処理場の部分で許可がいるんですけども、その段階では環境影響調査ということで、5要素の専門的な委員からの意見を聴くという項目がございますので、その時の委員として参画をいただきました。このお二人の方ですかね。

(質)RDFシステムの建設にかかわってきた人、もしくは実験にかかわってきた人というのはおられるんですか。そこはいない。
(答:環境部)そういう委員さんはいらっしゃいません。

(質)延べ何回ぐらいになりそうですか。
(答)これはまず22日にお集まりいただいて、初会合やっていただきます。したがってそこでまたご相談いただきますが、少なくとも週に1回程度の頻度ではやっていかなければならないのではないかなと、私は考えますけれども、これは委員の皆さんにお任せしなければならないと思っております。

(質)事故後の事と重なってくるんですけども、委員会としても現場を見なければいけないだろうし、現場で何故そうなったかということも見なければいけないでしょうから。
(答)2回目以降は、まずはご指摘のようなこと状況の活動をされるんではないかなと、私も考えられます。

(質)昨日NPOの方が、知事宛にも、この委員会の中に民間の人なり、民間が推薦する人を入れて欲しいというようなことをおっしゃってたんですけれども、それは考慮されたわけですか。
(答)今回は今申し上げましたように、極めて専門的な、技術的な立場から、一連のトラブルについての事故要因につきまして、原因究明等を行っていただくということでありますので、したがいまして、選定したメンバーは今申し上げましたように、県庁の職員1名以外は、全てそれぞれの専門の分野の博士号を取得した技術者であるということでございます。委員会の性格からそういった構成でやることがいいと、こういう判断です。

(質)それを100歩譲るとして、事故調査という目的ですから、そういうことが許されるとして、今後のRDFの再運営計画なんかでは、民間人を入れて透明性を確保した方がいいんじゃないですか。
(答)まず原因究明が大事だと思っております。その上でどう対応していくかということにつきましては、その検討結果、中間報告を含めて、それを待つ中で考えていきたいと、こう考えております。

(質)直接放水する化学剤はどんな成分が考えられるんですか。
(答)担当の方から、分かれば。
(答:企業庁)今、泡消化みたいなものを聞いているということで、取りあえずは今のところ、まず水で放水を掛けて、その後空気を遮断するために、そういったもので隔離したいということでございます。

(質)特に消石灰とか、生ごみ発酵に対応するような化学剤を入れたような部分じゃないですよね。単に泡で空気を抜くと。
(答:企業庁)空気を断つということです。

(質)放水もそうなんでしょうけども、400トン水浸しになったら、RDF発電には使えないわけですね。ただの産業廃棄物になるわけですね。
(答)産廃、産業廃棄物として処理するということを考えてます。

(質)それから四日市と鈴鹿の倉庫にあるやつも、今は製品だけれども、これももう不良RDFとして産業廃棄物処分していくと。
(答)非常に県民の皆さんにもご心配お掛けいたしてまいりました。迅速に、早急に処分するということが、まず第一と考えますので、同じような産業廃棄物という扱いで早急に処分したいと考えております。

(質)それで処分方法はどうされますか。埋め立て、焼却。
(答)焼却という方法による処分を考えております。

(質)ここで素人考えなんですけど、それだったら何故多度で燃やした方が楽なんですうね、でも多度の炉が傷むわけですか。
(答)多度の処理能力を超える量があるということです。要するにそれはこれまでいろんな一連のトラブルがありました。その発電所をストップしている間も、県内7カ所でRDFが、ごみが毎日処分されてますから、それでチップが出てきておりまして、いわゆる発電所のストップしていた期間の分が余分にストックとして重なってきたと、そのトラブルがいくつも重なったために、処分できないもの、順次緩やかに処分できたらという考えで今日まで来ていると、こういうことでした。

(質)これ、ガス化溶融炉で燃やしたらどうですか。
(答)具体的な方法は今交渉しておりますので、中身については私の方で、まだ交渉中ですから、まだ確認しておりません。

(質)ガス化の考えはあるんですか。
(答:企業庁)今のガス化溶融炉、センターの能力からみて、それを受け入れるだけの能力的な部分では、多分無理だと思われますので、今、企業庁の方が  だと思います。

(質)ガス化溶融炉、現在日量何トン、それからMAX何トンですか。
(答:企業庁)ガス化溶融炉につきましては、処理能力が240トン、1日ございます。
(質)MAXがね。
(答:企業庁)はい。そのうち産業廃棄物が61トン、残る部分が一般廃棄物の焼却灰。
(質)それもMAXの話。
(答:企業庁)はい。

(質)能力ね。それで現在は。
(答:企業庁)現状フル運転と、日量どれくらい処理しているというのは、今手元にございませんので、お答えすることはできませんけれども、聞いているのはフル運転ということです。

(質)フル稼働だから、ちょっとRDF受け入れられないかも分からない。ですか。
(答:企業庁)はい、そうです。

(質)夢の循環システムがとうとう産廃を産むようになったんですけど、そのご感想は。
(答)これ一連のトラブルの処理ということでありますから、いろいろご迷惑をかけ、ご心配をおかけしたから、やむを得ない一時的な処置でございます。原因究明された上で、きちっと正常運転できるように今後努めていくということが大事だと思ってます。

(質)
この一時的なやむを得ない処理でどれくらいかかるんですか。コストどれくらいかかるんですか。
(答:企業庁)今のところそれも含めて交渉しております。
(質)見積もりも無い。
(答:企業庁)はい。
(答)交渉中ということですよね。
(質)産廃税を払わないといけないですね。
(答)ただ緊急避難的な処置ですから、したがって、そういう意味での対応をしなければならないと、こう思ってます。

(質)トン当たり焼却処分どのくらいなんですか。普通の業者さん。総合行政の職員さんに聞いてるんですけれども。
(答)後ほど必要であれば答えるように。

(質)コスト計算、およそどのくらい、およそ2700トン処分するのに。
(答)現在皆さんにお答えできるだけのことは、後ほどお答えさせていただきます。

(質)この処分の部分は県企業庁が独自でやっていくわけですね。富士電機さんに下請けに出すわけじゃないですね。ここの処分の部分。
(答)富士電機が委託管理受けているところでありますから、当然富士電機も含めて、企業庁としては、相談しながらということは、これはやらなければなりません。いずれにしましても、県が責任を持って、その処置については遂行してまいります。

(質)富士電機にも、産廃業者への処理費用、多少負担してもらうということになるんですか。
(答)そういうことについては、緊急避難的に、まず、やるということであり、後の問題については、その後よく考え相談していきたいと、こういうことです。
(質)まず県が払う。
(答)いや、払うとかそういうことも含めて、まず緊急的にやると、これは県が責任持ってやります。費用負担とか、そういう問題については、あとのまた問題だと思ってます。

(質)12月のトラブルの時も企業庁さんはミスを犯したんだから、12月のトラブルの件ですけども、ミス分は富士電機さんに払ってもらうみたいなことを言っておられたんですけども、多分今もそういうお考えだと思うんですけども、それがあるから余計富士電機さんも処理がどんどん後手後手になっていったんだということはないですか。
(答)状況分かりませんので、お答えできません。

(質)企業庁さんはどうですか。トラブル対応の費用は富士電機さんに負担してもらうんですか。
(答:企業庁)12月の分につきましては、今契約条項に基づきまして、当方の方の負担も、富士電機の負担も、負担については当方も負担しますし、富士電機さんにも当然、負担割合というのは求めておりまして、今交渉中です。
(答)最終的に県の、私の方で、最終的に判断しますので、企業庁から答える立場にありません。

(質)契約条項は何対何ですか。契約条項の割合は富士電機、県、何対何ですか。
(答:企業庁)その細かい何対何というのはないですけども。リスク負担と言うか、そういう当初の契約のリスクで今判断せざるを得ない状況です。

(質)事故原因なんですけども、前回の翌日の会見でどさっと落ちて、圧力を生んで、それが発火と、熱風と合いまったのではないかと感触をされたんですけども、その後いかがですか。
(答)そういう可能性もあるということであります。しかし事実として、どうであったかということにつきましては、今後、そのための事故の原因究明もやっていただくわけでありますので、この委員会のご判断を待ちたいと、こう思ってます。推測でいろんなことが言われいるという状況です。

(質)昨日のRDFの住民さんの要望の中にもあったんですけど、サイロの設計ミス、大容量のサイロ、環境部さんもおっしゃられたんですけれども、当初からそんな大容量の貯蔵タンクを作る予定はなかったと。だけど、作って、そこに溜めるつもりなかったと、順調にいけばどんどんフル稼働していけば、そこに溜める必要はなかったんだけれども、そこに溜め込んでしまったから悪循環に陥ったと、最初の知事の会見でもそう言われていたような気がするんですけれども。その設計ミスについての分については。
(答)貯蔵槽がどういう根拠に基づき、どういうふうに設計されたか、それが適性であったかどうかというようなことも、今回の原因究明の中で明らかにされるものだと思っています。素人の立場からそういったことについて、私の方で判断を申し上げる立場にはありません。

(質)圧力工学的に見てどうですか、感想はどうですか。そんなのあるのかどうか知りませんけれども。
(答)ですから、そういうことについては委員会の今後の究明、状況を待ちたいと、こう思います。

(質)
今、稼働が止まっていて、県内7ヶ所から、ごみ処理場からRDFチップがそこに、多度町に運ばれているわけですけれども、その間ストップしちゃうわけですよね、その辺は各ごみ処理場への説明といいますか、あるいは、場合によっては違約金といいますか、そういうのが発生する恐れはあるんですか。
(答)幸い、発電機能については、正常に機能いたしていますので、そういう意味では日量約200トンのRDFが持ち込まれておりますが、処理の方もそれに対応できる処理をやっていくということが可能でありますので、日々持ち込んでくるやつについては、そういう形で処理をしていきたい、こう考えています。
(質)そちらは継続という。
(答)これ日々、市町村においても、ごみは日々出てまいりますから、そういう意味では県民、関係の地域にいろんな影響が出てまいります。幸い、今の形でそれをやっていくということは可能ですし、最近の持ち込んでいるRDFにつきましては、以前の不良のRDFとちがいまして、信頼性は高いものだという風に聞いております。

(質)患者さんのその後の様態はどうですか
(答)4人のうち3人の方は通院されているということです。入院されておりました方は津市内の病院に転院されたというふうに聞いております。順調に回復はしていただいていると思っております。

(質)
頚椎捻挫の方ですか、入院中は頸椎捻挫の方ですか。
(答)そうですね。

(質)結局、熱風で頸椎捻挫したのか、落ちて頸椎捻挫したのかは、どうでした。
(答)そこまで詳しく私はうかがっていません。わかりますか。
(答:企業庁)原因まではちょっとはっきりしないんですが、どういう、最後捻挫したところまではわかっています。

(質)なぜ聞かないんですか。
(答)今資料を持ち合わせていませんので、後ほどクラブの方へ4人の方の状況を、問題ない範囲の中でお知らせできるようにします。

(質)2700トンの処理費用と一緒に、これを発電に使えなかったための遺失利益も一緒に出していただけますか。
(答)2700トンを、発電した場合に、発電としてどれだけで売電、売却できたかということですね、ロストコスト、それ分かったら計算して出します。

(質)焼却処分するさいにダイオキシンが発生する可能性があると思うんですけれども、そのチェックは県側で行う用意はあるんでしょうか。
(答)当然ですね、そういった問題についてはどういうものであれ、対応をきちっと考えていかなければならないと思いますから、そういう中で適性に処理されるように考えていきたいと思います。

(質)産廃業者ですけれどもそれは県内の業者に頼む予定なんでしょうか。要するに依頼する予定なんでしょうか。
(答)まだ交渉中ですので、決まりましたらまた申し上げられますけど、今の段階で私の方から申し上げることはできません。

(質)RDFのチップって言うんですか、今は、不良と違い信頼性が高いというふうに先ほど知事おっしゃいましたけど、これはどういうふうに信頼性が高いとか、不良とか、この見分け方とか、判断の基準というのはそもそもあるんでしょうか。
(答)一連のいろんなトラブル、不良品の問題がございましたので、そういう意味では三重県RDF運営協議会、これ関係市町村等含めてやっているやつでありますけれども、これを開催いたしまして、市町村等で、RDF工場等で製造されるRDFの正常の改善を行っていただくこと、それから搬出の時に、RDFをチェックしていただきたい、不良品は搬出しないことをお願いし、それを確認してまいりました。また市町村からRDFが搬入される場合に、県職員が立ち会って確認をしているという状況であります。したがいまして、3月1日以降のRDFの搬入につきましては、それを拒否するというような事例は起こっておりませんので、一応一定の品質は確保されてきているということでございます。

(質)3月1日以前は拒否する場合もあったんですか、いくつか。
(答)する前にはそういうチェックができていなかったということであります。それ以後は悪いものについては拒否しますよということを申し上げてきましたが、そういう事例はなかったということです。

(質)
優良不良は見た目。強度がある。
(答)見た目です。

(質)市町村から、7ヶ所からくるRDFですね、これは処理能力、発電のボイラー、200トンあるのでそれは、常時発電していくと、発電に使うという話でしたが、例えばボイラーの点検等で止めなきゃいけない場合もあるわけですよね。そういう場合はどうされるのか。半月ほど止まる場合もあると思いますが。
(答)今後そういったことがあり得る場合には、その都度その対応については一応考えていかなくてはならないと思いますね。

(質)つまりどこかに、また別に貯蔵しなければいけないですよね。
(答)今のRDFについては、さっき申しましたように、かなり安定しているやつでありますから、そういうのを短期的に置くというようなことも含めて、今後そういった運用のあり方については検討していきたい、こう思います。

(質)次のボイラー点検っていつか分かっていますか。
(答)ちょっと聞いていませんけれども。
(答:企業庁)次は10月の予定でございます。

(質)10月の何日。
(答:企業庁)日まではまだ決めていませんけれども。
(質)上、中、下。
(答:企業庁)そこまでは決まっていません。

(質)何日間必要ですか。
(答:企業庁)それもまだ決まっていません。周期的にやりますので、時期としてその頃という。

(質)通常何日点検必要ですか。
(答)一応15日は見ていますけれども、期間は短縮する方向で。

(質)何ヶ月に1回のものなんですか。
(答)年に3回予定しています。

(質)先ほど、一定の品質という説明があったんですが、一定の品質というのは見た目だけでわかるものなんでしょうか。
(答)どう。
(答:企業庁)成分についてはそれなりの基準があるんですけれども、硬さとかそういったことで判断せざるを得ないと思います。当初持ち込まれたやつは柔らかくて、成形不十分ということでそれなりにデータも集めまして、実験も実際にやりまして、3、4日くらいで発熱したというようなと事例もございました。最近のものにつきましては、例えば鈴鹿の倉庫も不十分といいながらも5ヶ月くらいは発熱せずに過ぎてきました。最近のやつは、2月以降のやつも、まだ今のところそういう事例はございません。ただ形状の方はだんだん硬くなってしっかりしてきたものということで判断いたしております。

(質)硬さというのは、測らざるをえないっていうのはなんか器具があるんですかね。硬度何%とか出るとか知りませんが、それとも見た目で、触らずに硬そうだって判断してるんですかね。
(答:企業庁)実際には手にとってみての感触が主なんですが、受け入れ時ですもので。
(答)一応、国では廃棄物の固形化燃料の標準情報、「TRZ0011」という標準情報というのがございます。この中でRDFの形状とか、それから寸法、発熱量、水分及び灰の部分ですね、こういうのが定められておりまして、形状はほぼ円柱形であるとか、長さは10ミリから100ミリ、直径は10ミリから50ミリ、発熱量は12.5MJ/kg以上、このMJ、僕も単位を専門的なことわかりませんけれども、要するに国の固形燃料の定められた標準情報というのがございます。三重県におきましては、この標準情報にカルシウム分が2%以上という条項を加えてお願いをしているというところでございます。それにつきましては、異常発生が起こりました状況の中で、何度か2月までにお願いもしてきまして、2月以降にも機会あるたびにそういうことについて話をしております。今後この規格等につきましては、事故調査専門委員会の結果を見て、現在使用しておりますこういった一応の基準というものについて、三重ごみ固形燃料発電所として、その規格をどうするかということを検討をいたしたいと、こう考えています。

(質)水分とか発熱量をチェックする機械ってあるんですか。
(答:企業庁)これは公的機関に分析していただいております。
(質)なんですか、公的機関て、どこ。
(答)公的な認証をする、いわゆる分析業者です。
(質)民間業者。
(答)民間業者です。
(質)え、公的機関で民間業者、どっち書いていいのかな。
(答)公的な資格を持つ民間業者です。
(質)県内にあるんですか。
(答)あります。ただ、どこにされるかはそれぞれ各市町村さんなりが選定されるし、私どもが分析する時は私どもも入札します。
(質)結構あるわけですね。何社くらいあるんですか。
(答)そこまでは把握してませんけども。

(質)持ち込まれたRDFペレットを見た目だけで今チェックしてますけども、そういう発熱量とかカルシウム含有量、消石灰含有量を調べやなあかんのと違いますか。
(答)調べてます。但し、それは結果としてどうしても遅れてきますので。受け入れた時に、これはイエスかノーかの判定にはならない。どうしても。

(質)受け入れ時はまず見た目
(答)そうですね。その場で判定するということです。

(質)食品検査みたいに抜き打ちで一個一個ペレットを抜いておいとくとか、そんなことしてるんですか。
(答)定期的に搬入されたやつをあける時に、取り出して、それをサンプリングして、それを分析する形です。

(質)米の抜き打ち検査みたいな。
(答)そんな感じです。

(質)それやってたわけですね。
(答)はい。

(質)その中で強度が問題やったと。強度が見落としてたから、成分は良かったけども、強度が見落としたからパラパラしよったから発熱しだしたと。
(答)強度の、硬さの測り方とか、基準とかいうのは実は国でもないんです。成分とかその測り方は規定はされておるんですけども。我々が安定したRDFとして保管できるのは、一つの要因として、硬さ、しっかりとしたというのがあると思うんですけども、それに対する、じゃいくつにするというのは国もなく、我々乏しいですけれども経験からこれくらいならいいのかなということで受け入れているわけです。それを搬入する時に、サンプリングする時に、毎日は搬入されるものを手に取るなり、目で見て判断すると。

(質)事務方にも聞きたいんですけども、海外の事例は、RDFトラブルで聞いてますか。ヨーロッパなりアメリカなり。
(答)聞いてないです。また耳寄りな情報があったら教えてください。

(質)藤原町の土石流の関係なんですけれども、この前、視察に行かれた時、そこでも自治会あるいは町長さんからぜひ県からも支援をということをおっしゃられて、それに対して知事もこういう大変なことなので、県として何ができて何ができないのか、いろいろ検討しながら考えていきたいというお答えをされてたと思うんですが、現時点で県としてどんなことをしていくというようなお考えがあればお聞かせ願いたいんですが。
(答)あの時にも申し上げましたし、町長さんとも確認を取ってますが、地元、町の方がどういうふうに整理して対応していこうというのか、そういう考えを今後十分にお聞かせいただく中で、我々としても判断をしていきたいと、こういうふうに考えております。したがいまして、それは今後の問題でありますけれども、ただ緊急の問題として、現にこの間の土石流でかなりの土砂があそこに溜まっておるわけですね。これを撤・獅キるということがまず第1に必要なことでございます。撤去の水量については、小滝川が5万立米、西之貝戸川が2万6千立米。したがいまして、これを9月末完了を目標に撤去作業を今やっておるということでございます。それから土石流対策そのものにつきましては、本年度新規採択されました特定緊急砂防事業によりまして、ここのところの砂防整備計画を策定をいたしまして、集中的に対策を行なっていきたいとこういうふうに考えているところでございます。その他のことにつきましては、また地元との協議の上で相談に乗っていくということになります。

(質)ちょっと先の話かもしれないんですが、衆議院選挙、近づいていると思うんですけど、知事の地元の4区なんかは新しい伊藤さんなんかの移動もあって、いろいろ大変そうなんですが、そういう中、地元のこととか、国政の状況とか、自分の選挙区のこととか、自分の選挙区っていうか、まあ、地元のこととか、そういうような情勢をどういうふうにご覧になってますか
(答)衆議院選挙、解散がかなりこの秋濃厚ではないかというのはマスコミ等でも伝え聞いているところであり、私も、したがって、その可能性は大いにあるのかなというふうに感じておるところであります。それぞれの選挙区の状況につきましては、伝え聞いている範囲でも、まだまだ流動的なところも多くあるのかなと思っておるところでございます。
いずれにしましても、これはそれぞれの選挙民の皆さんがその選挙にきちっと参加をされてお決めをいただくことでありますので、国民の責務として、しっかり一票一票を、行使をしていただきたい、そういう思いであります。

(質)地元の4区なんですけど、知事選でもお世話になった民主系の人たち、伊藤さんが立ってますし、自民党でもいろいろ知事選の時にあったと思うんですが、具体的にどうですか、地元の松阪で、もう衆院選のかつての選挙区を抜け出たわけですけれども、今知事という立場になってどうでしょうか。
(答)私自身は、特定の政党、特定の個人等につきまして、今コメントする立場にありません。状況をしっかり見守ってまいりたい、とこう考えております。

(質)昨日の亀山・関テクノヒルズの就職会、580人くらい来られたらしいですが、何か感想はおありですか。
(答)シャープの関連でいろいろそういった動きが出てきておることは、雇用情勢厳しい中で歓迎すべきことだと、我々としてもありがたいとこう思っております。

(質)多気にもたくさん人が来られて松阪南部の方もなんか変化が、町の風景というか、町の様子とかが変化したとか、そういうことはあるんですか。そういうことはない。需要とか商業形態とか。あまりそういうことは聞いておられなかったですか。
(答)はい。


( 以 上 )

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

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