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平成20年10月07日

知事定例記者会見

知事会見

平成16年 4月 6日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目

  • 「2009年第30回世界新体操選手権大会」の三重県誘致について

(知事)この度、三重県の活性化のため、「2009年第30回世界新体操選手権大会」の誘致に立候補することにいたしました。4月9日に開催されます財団法人日本体操協会の常務理事会で、三重県の立候補について審議をされる予定になっておりまして、三重県としては、承認されることに大いに期待をしているところであります。「2009年第30回世界新体操選手権大会」の開催地の正式な決定というのは、本年の5月28日、29日両日に、アフリカのナミビア共和国で開催をされます、国際体操連盟(FIG)の評議員委員会で審議されるというふうに聞いております。それから、2006年に、この「2009年第30回世界新体操選手権大会」のプレ大会として、「2006年第13回世界新体操クラブ選手権」イオンカップと言っているものでありますが、これの誘致につきましても働きかけていきたいと考えております。私の方からはこの1項目です。

2.質疑応答
(質)これの関連でありますが、そもそもこの誘致しようという経緯をまずご・燒セください。
(答)いろんな地域の活性化というような観点から、教育委員会に対しましても、何かないかどうかを検討するように指示をいたしたところでございます。そういう中で、教育委員会の方で、これについての具体的な提案があって、今回決めさせていただいたということです。もちろんスポーツ振興の観点もございますし、それから、こういう特に新体操なども人気の高い種目の1つだというふうに思っています。そういう意味ではスポーツというのは、ただ単に参加をするだけではなくて、観戦するとか、見る、それから応援するというようなことで、非常に多くの人に、夢とか感動を与えるものだと、こういうふうに考えております。そういう意味ではスポーツ振興とか、県民に対して、そういった夢、元気を与える、活性化になるのではないかなということです。また、これが誘致できるということになりましたら、サンアリーナを主といたしますが、こういった既存の施設についても最大限活用することができるということでありますし、また、地域的には伊勢志摩地域の活性化にも結び付くということでございます。そんなことで、今回、誘致に立候補するということにいたしました。

(質)これを誘致した上での経済的な期待というのはどうですか。
(答)三重県としては、北勢中心に産業の活性化対策をいろいろと2次産業を中心にやっておりますけれども、1次産業、3次産業全般にわたってということを考えていきますと、例えば観光戦略等も大事な取り組みになるわけでございますけれども、その時にこういった新体操の選手権大会、これも大いに一つのポイントになるんではないかなと思います。特にこの新体操選手権大会は、世界に向けて、多分、マスメディア通じて、いろいろ発信をされるということになろうかと思います。三重県も世界に向けて一つ、三重の魅力を発信していく、そういうことにも大いに期待できるのではないかなと思っております。

(質)他に立候補しているところはどこかあるんですか。
(答)今、聞いている状況では、そういった、まず国内の状況として、ないということを伺っているところでございます。さっき申し上げましたように、この理事会の方が9日に開かれるということでありますので、私どもとしては非常に強い期待を持っているということです。それから、他の国ということについてでありますけれども、私どもとしては、今の時点では、ちょっとまだ状況はっきり分かりませんけど、聞いていないところです。他の国の立候補についても聞いていないということです。

(質)聞いていないというのは状況を把握していないということでよろしいんでしょうか、それとも。
(答)立候補しているところがないということを聞いている、ということです。

(質)今後、出そうなところというのはあるんですか。他に手を挙げそうなところとか。
(答)ちょっと、私の方ではまだ分からないですね。9日に立候補することを、誘致のご決定いただいたら、日本体操連盟とか、それから三重県の協会とか、こういったところと十分に誘致に向けての取り組みについて協議をしてもらうことになると思います。

(質)国内に過去、誘致した例というのはあるんでしょうか。
(答)大阪でかつてやっておりまして、大阪大会が1999年に、大阪の方でやっているということで、これは第23回世界新体操選手権大阪大会として開催されているということです。それ以外にはないのかな、日本ではね。ですから今回誘致できれば日本で二度目の開催ということになるということです。

(質)大会にもし正式決定した場合に、この大会をやる将来的な意義というのは、三重県で新体操という協議を、やっぱり強くしたいという狙いがあるんでしょうか。
(答)ちょっとその辺は、よく関係者と相談してみなければいけないですけども、三重県、新体操では水準どのくらいですかね。
(答:教育委員会)低いです。
(答)新体操というのは、いろいろ数あるスポーツ種目の中でも、特に見る者に感性の豊かさを感じさせるといいますか、感性という言葉にも非常にマッチするイメージとしては強い種目ではないかなという感じがしますね。

(質)公式選手団員が600名で形成されていて、他に観客等もいろいろ来られると思うんですけれども、宿泊施設とか新規でいろいろ投資しなければならないものというのは、どの程度になると想定してるんでしょうか。
(答)まだ、立候補するという表明を申し上げただけで、正式に立候補が認められたわけではありません。したがって、大阪の例もありますけれども、大会の会期として、6日間であったとか、それから入国から出国まで11日間であったとか、参加が54の国であったとか、600何人の公式選手団が参加されたとか、そういったことを今後、いろいろ調査いたしまして、それで正式に決まりましたら、早速、その準備はしていかなければいけないと、こういうふうに思います。中心になるのは、県と、それから日本体操協会、三重県の体操協会と、こういったところ、それから県の教育委員会、これら中心に組織体をつくって、それに対応していくということになると思います。

(質)知事、先程、教育委員会に何かないかと指示されて、これが出てきたと。そうすると、なぜ体操かというものがあるわけじゃなくて、いろんな中から出てきたのがたまたま新体操だったという理解でいいですか。
(答)教育委員会では、いろいろ各競技団体、中央にあります。そういったところについて、国際スポーツ大会の誘致の可能性について調査をしたということでありました。その中で、調査をしている最中に、15年10月21日付けで、日本体操協会の方から三重県体操協会に対しまして、2009年の第30回の新体操選手権大会誘致について、どうだという意向調査がございまして、三重県体操協会から、三重県と三重県教育委員会に要請があったということでございます。それで検討した結果、それでは手を挙げようということで手を挙げたわけでございます。

(質)そうすると日本体操協会とは、話はできているわけですね。
(答)そうです。
(質)日本では、三重県ということで。
(答)そういう意味では十分に連絡を取りながら、きているということです。

(質)予算的なものは、もう想定されてるんですか、来た場合には。ある程度想定された上で、手を挙げられているんだと思うんですけれども。
(答)大阪辺りでやっているので、約5億円くらいの経費がかかっているというような話ですね、総予算額で。

(質)16年度、今年度に向けて、まず今日初めての会見ということで、意気込み、抱負などを。
(答)知事就任以来、もうやがて満1年経ってこようというところでありますけれども、いずれにしましても私にとりましては、本格予算としては初めて組ませていただき、さらにこの1年がかりで策定、準備をしてまいりました「県民しあわせプラン」、これがスタートするということになりました。さらに併せて「みえ行政経営体系」というトータルマネジメントシステムも一応、いろいろ今後もグレードアップを図りながら、しかしスタートしていくと、こういうことになりました。組織もそういう意味で、新しい組織として、またスタートしてということになりましたので、しっかり県民が主役の県政の、そして新しい公の展開をこれから図っていくという中で、県民と感性をしっかり磨ける、そういう県庁として、職員と共に頑張っていきたいと、こういう気持ちです。

(質)今日、伊賀市の合併の申請に来るわけですけど、で、先週ちょっと、知事が前に市長を務められていた松阪市の関連の合併で、飯高町がいろいろあったみたいですが、その辺りはどのように捉えてらっしゃいますか。
(答)私も市長を経験している時に、この合併問題、自らも直接取り組んできた状況、これを踏まえて申し上げますと、なかなか合併ということは大変難しい、いろんな多くの課題を持っていると、こう思います。しかし、私は時代の流れとして、合併ということは避けられないものであるという思いを強くしてまいりまして、そういう意味で松阪市長の時に、その後法定協に移りましたこの枠組みの中で合併を進めていきたいと、こういうことで取り組んできたところです。いろんな難しい事柄がありますし、あくまでもそれぞれの地域の自主性に基づいて、合併というのは決められなければなりませんから、そういう意味では、飯高町においても、町長さんや、それから町議会、そして町民の皆さん、いろんな議論が百出する中で、今最後の検討をされているんだと、こういうふうに思います。私たちはぜひ当初の目標としてきた枠の中で合併に向けて力強く進んでもらえることを期待いたしております。

(質)前県政では、割と合併は地域がお決めになることという形で、一歩県自身が引いておられた感じがあるんですけれども、野呂知事になられてからは、3・獅P4日に熊野入りした時に、熊野市との合併等も何かお話されたみたいですし、割と積極性は感じるんですが、その辺はそういうお考えなんですね。
(答)基本的には合併については、やはり市町村が自ら決めることである、住民の皆さん、それと議会や市長さん等にとにかく議論して決めることであるということを思っていますけれども、私自身は、しかし、とにかく今の事態、状況の中で合併をするという形においては、本当に行政能力をそれぞれが高め、また可能な部分については、より効率的な行政体を目指す中で、本当にこれからの分権時代、地域主権の時代を、我々地方が自らの意思に基づいて、きちっと確立をしていけるような形にしていかなければいけないと、こう思っております。したがって、そういう意味での、私自身は合併がやはり避けられないという思いをできるだけ機会のある度に、市町村長さんらには申し上げていきたいと、こう思っております。したがって、何か私の方から少しでもお話できる機会があれば、出向いた時であれ、どういう機会であれ、合併についても積極的に発言はしていきたいと、こう思ってます。

(質)松阪地方の合併の件なんですけれども、知事から飯高町の宮本町長さんなんかに、直接連絡を取られて、どういう状況になっているのかという聞き取りをされたり、あるいは何とか頑張ってほしいみたいな声をかけられたことはあるんですか。
(答)飯高の町長さんはじめ、町議会の方も含め、何度かとにかくお目にかかる機会がありますから、そういう状況の時に私自身、合併問題についてどうですかということをお尋ねする機会多くあります。あるいは、こちらからお尋ねしない状況の時に向こうからまた報告あったりすることもございます。したがって、飯高町の今回のことについては、住民の合併についてのアンケートですか、そういった署名を集めている状況であるとか、町議会でのこういった意見の対立があるとか、いろんなことについて、まあまあ事情承ってきているところであります。今回最終的にいろいろ夜中まで議会かかったとか、そういうことについては私としては県民局の方から報告を受けていただけでありますけれども、なかなか最後大変だなと、こう思っていたところです。

(質)RDFの関係ですが、先月年度末をもって、完了が済みまして、富士電機への未払い分もすべて払い終わりまして、いよいよ完了しました。まず、この年度内に完了したことについて、それから安全管理会議が行われ、意見も出ましたけれども、それを踏まえて今後どうやっていくのかというのを改めて。
(答)RDFにつきましては、3月26日に県が富士電機から施設の引き渡しを受けまして、その後も順調に試運転が行われているということの報告受けております。今現在75%負荷運転で、1日当たり65トンから70トン程度のRDFを受け入れているということでございます。それで今後のことでありますけれども、すでに大体のスケジュール眺め回しについては、皆さんにも申し上げてきているところでありますけども、8月を一つの目途に試運転を続けていき、そこでいろんな負荷の状況を長期に監視しながら、安全性の確保と、その確認をやってまいりたいと、このように考えているところであります。したがいまして、その状況につきましては、31日には安全管理会議というのも、もう第1回が開催されておりますけれども、こういった会議の中でご報告を申し上げる、あるいは直接周辺住民の皆さん等にもご報告を申し上げる、そういう機会を持つ中で、この安全確保の徹底を企業庁の方で図ってもらいたいと、こういうふうに思っているところです。その上で8月には県民の皆さんにRDFについての、本格稼働に向けてのご理解を得る状況になってきているかどうか、こういったことを判断していかなければいけないと思ってます。

(質)年度内に引き渡し完了ということで、再三補助金の問題がいろいろ言われてましたけれども、NEDOと環境省ですね。そちらも特に返還ということにはならないということは、もう確定したんでしょうか。
(答)と思いますね。補助金の問題は年度内の引き渡しということでありましたから、いろいろ心配されたこと、リスクをわずかでも残してはいけないと、こう思ってましたけれども、それについては回避をされたというふうに考えております。

(質)富士電機が先日、持ち株会社の社長、副社長というふうに経営責任、社会的責任を明らかにするということで社内処分を行いました。で、県の方はまだそれを待っている段階なんですけれども、県の処分というのはいつ頃、どういう形でという見通しはございますでしょうか。
(答)県の方もかかる責任について、これは強く感じておりますけれども、さて具体的にどういうことにということになりますと、公務員法というのは、なかなか対応からいくと、それを決める状況、時期の取り方というのは、ちょっと難しいところがあると思っておりまして、旧来から申し上げておりますように、一定の判断ができる状況になったらやりたいと、こういうふうに思っているところでございます。まだ捜査中の状況でありますので、もう少しそういった状況を見ながら、しかしできるだけ早い時点できちっと責任を明らかにしていきたいと、こういうふうに思っております。

(質)完了検査終わって、引き渡しが終わって、率直なご感想はどんなご感想でしょうか。
(答)順調な試運転状況に入っているということで、そういう点では企業庁に引き続きしっかり安全の確保、確認のために頑張ってほしいという気持ちです。私としてはそれを見守っていきたいと、こういうふうに思っております。

(質)RDFで確認なんですが、補助金の問題で国への事業完了報告というのは、もう済まされてるんでしょうか、環境省とNEDO。
(答:企業庁)はい、終わっております。

(質)補助金の問題で、補助金というのは事故繰越した部分や、あるいは事故で損傷を受けた貯蔵サイロの問題とか、いろんな問題絡んでると思うんですけど、補助金を返却しなくていいというのは、全額返却しなくていい見通しになったという理解でいいんでしょうか。
(答:企業庁)基本的には手続きを、法的な手続き上でやっておりますので、今のところ問題ないんではないかなと思っておりますけど。

(質)これから支払わられる部分もあるんですよね。
(答:企業庁)若干ながら残金残っている部分ございます。
(質)だから100%もらえるんですか。
(答:企業庁)当然申請した額に対して、100%もらう手続き今進めております。

(質)
サイロの部分は。
(答:企業庁)はい、その部分については別途、出来高検査でやっておりますので、その額についてということでやらせていただいてます。
(質)サイロの部分はいただけないということですよね。
(答:企業庁)もらっております。出来高検査ということでもらっております。
(質)もらってる。返却は。
(答:企業庁)基本的にはないです。

(質)サイロを建て直すときに、それはまた新たな申請というのは、それとももうサイロについては出ないということなんですか。
(答:企業庁)補助対象ではなくなるということになります。
(質)それはもう自前ですか。
(答:企業庁)はい。
(答)サイロ方式ということについては。
(質)するかどうか分からない。
(答)これについては議論あると思うから、なかなかそうはならないのと違うかな。

(質)1日に新しい幹部の前で年頭訓辞というか、新年度の訓辞されましたけど、割と力が入っておられるように思ったんですが、何か思いというのはおありになったんでしょうか。
(答)とにかく新年度だから。挨拶しろということなんでね。私、黒板使ってやろうかなと思ったら、みんな立ってたし、マスコミも結構いたんで、ちょっと力んで言ったのかなという程度です。

(質)
ただあの中で三重文化、それと新しい県庁文化、で、その評価は時代がやるんではないかというふうなちょっと哲学的っぽいセリフも入れられて、話されてましたけど。
(答)自分の頭の整理の仕方として、私としてみれば、脚本、シナリオですね、これをしあわせプランだというふうにおいて、その脚本づくりについては、当然県民参画、県民のご意見を頂きながらつくってきたものでありますけれど、これを実際に展開していく方法として、その基本になるものが「みえ行政経営体系」として、マネジメントシステムを構築してきたわけであります。そしてその演出のルールに基づいて、県庁の職員もしっかりと演出者になってもらいたいと思いますけども、これは当然パートナーとして、市町村もあるわけであります。あるいは新しい公ということになれば、もっとパートナーというのは出てくるけども、いずれにしてもそういったパートナーとともに、演出をしっかりやていく、その時に県庁の職員には率先実行取り組みがあるわけで、これが最大のツールとして生かしてもらわなければいけないということです。そういうふうに考えていくと、非常に分かりやすいんじゃないかなと、もちろん実際の三重という人生の舞台で舞う主役は、当然県民であります。ただそういった形で表現したときに、ではそれ全体をどう評価するのかといったときに、観客はいったい誰なんだというのは、県民であると同時に、あるいは外から来た人、あるいは三重県を外側から見て、どう評価するかということもあるのかもしれないけれど、しかし、実際一番大事なことは、やっぱり我々がそういう中で取り組んだ時代がどう評価されるかという、後世からその時代を検証したときに、どう評価されるかということが、最終的に一番の評価になるんではないかなと、したがって観客は後世の時代の人かもしれないと、こういうふうに申し上げたところです。一連の非常に、なぜ行政経営品質なんだとか、率先実行なんだとかという一つずつ、県の職員に分かりにくいという意見が少しあるとしたら、そういう中できちっと位置付けたらもっと分かりやすいんではないかなということで、あんな表現を使ったということです。

(質)「舞う」というのはお気に入りなんですか。最初文言になかったとかいう話ちょっと聞いたんですが。
(答)「舞う」とは。

(質)県民が舞うという「舞う」という言葉に割と知事の発案だというような話も。
(答)私は要するに行政はすべからく文化をつくっていくものだと、それをつくるお手伝いをしていくんだと、土台をつくっていくんだということなんですけど、文化ということは私流の表現としては、人の生き様の相対だというふうに捉えています。生き様の相対というような中で、人生の舞を舞うという表現を結構好んで使っています。

(質)ハンセン病の患者であった人たちへの支援策なんですが、今現在も三重県出身のハンセン病の患者さんというのは、全国の施設で約100人ぐらいおられるということで、その内の50人の人が岡山県の施設に入所しているということで、本年度行うハンセン病、元患者の人たちへの支援策への思いを、知事の思いを聞かせていただけないでしょうか。
(答)私、随分もう以前になりますけれども、平成2、3年頃に東京にあります、多磨全生園、あそこへ行ったことがございました。先般来、ハンセン病訴訟については動きがあり、長い過去のいろんな歴史というものを、我々今本当にきちっと受けとめなければいけない時だと、こういうふうに思っております。私としては知事という立場で、国全体のこういった過去の過ち等もありました中、今現在も、岡山はじめ8施設でおられる皆さん方に、なんて言うんですかね、あまりこう、肩肘張らずにお目にかかる機会を持って、国全体の施策の中でのこととはいいながら、三重県としてもその中にあって、対してきたわけでありますから、知事という正式にある立場からはお詫びを申し上げなければならないと思いますけれども、野呂昭彦個人として、また気楽に目にかかってきたいなと、肩肘張らずにお目にかかってきたいと、こういうふうに思っています。したがって、13日、14日の日におじゃましてこようなかと思っています。

(質)どこ行かれるんですか。
(答)岡山県です。
(質)13、14。
(答)そうです。14日の日やったかな。14日の日に岡山県の長島愛生園と、それから邑久光明園に。

(質)スケジュール表頂けますか、簡単なやつね。
(答)愛生園に53名いらっしゃり、邑久光明園には16名の三重県出身の方がいらっしゃるということであります。総数98名の中の69名がこの2つのところにおられるということです。

(質)いつ頃気持ちとしていこうと考えられ始められたんですか。
(答)去年ですね、早い時期から機会あったら行こうかなと思っていましたけれども、ただ県の調査では、来ることを望まない方もいらっしゃるというようなアンケートの結果もありましたので、そこらに配慮するとちょっと行きにくいのかなという思いもありましたけれども、しかし、そこはさっき申し上げたように、知事として責任ある立場と同時に、個人として肩肘張らずに素直な気持ちでお目にかかってくるということが大事だと、こう思っております。私もさらに感性磨ければありがたいものだと思っております。

(質)議会で議論があったの何月議会でしたっけ。
(答)12月やったかな。
(答:総合企画局)ちょっと今分かりません。

(質)それもありですか。あのときの答弁は、アンケートで望まない人がいるというさっきの内容でしたけれども。
(答)そうですね、ああいった議論もございましたけれども、知事になってから、これについては事務局から報告も受けてましたのでね。議会のああいった議論の前からある程度認識を持っていました。

(質)三重テレビさんの特集番組見られて、さらに動機が高まったと、そんなことは。
(答)残念ながらちょっと、その番組は見ておりません。

(質)今回行かれる2つの施設には、来ることを望まないという人はいないんですか、そういうわけではない。
(答)前のアンケートの状況というのはありましたよね。

(質)前知事は行かれてないんですよね。行ってないですよね。
(質)赤目(名張市)来た時も会っていないんじゃない。
(質)直接の謝罪もなかったんでしたっけ。
(質)前知事はどうだったかなという質問。
(答)以前のことは私知りません。

(質)今回は8施設のうち、2施設ということなんですけども、元患者さんの気持ちからはなかなか訪問した方がいいか、しない方がいいかと、迷うところだと思うんですけど、ただ6施設の方々にも、知事の率直な思いというのは、やはり伝えるべきだと思うんですけど、その際、例えば他の自治体の例だと、訪問できなくても、例えば直筆の手紙を送ったり、あるいは首長さんの声を吹き込んだテープを送るなりして、謝罪の気持ちを伝えてる自治体もあるんですけど、今回2施設以外の6施設の患者さんたちには将来的にはどういう形で気持ちをお伝えになった方がいいというふうにお考えでしょうか。
(答)今回お伺いした中で、よく感性磨いて、その上で考えてみたいと思います。

(質)岡山方面は都合合わせて、他の行事も何かあるわけですか。これだけで。大阪、岡山周辺で何か。
(答)できたらクラインガルテンが兵庫の方にもあるんですかね。それを見てみたいなという気持ちです。他にどこか見るところあったら、ぜひ見たいと思いますけども、クラインガルテン等は特に、東紀州の紀南交流拠点のいろんな構想の中でも少し検討しておりますね。一回ちょっと見ておけたらと思ってます。

(質)ハンセン病が先にありきなわけですよね。そういうスケジュール付けて。
(答)そう、そう。

(質)13,14日ということは1泊はされるというのは、施設の中で泊まられる可能性というのは。
(答)そうじゃないです。ハンセン病療養所訪問のその前に、クラインガルテンだとか、そういうのちょっと見たいということもありまして、だからおじゃまするのは14日の午前、午後という形に分けていくということになると思いますね。

(質)東京多磨全生園の時も、県人の方と特にお会いになられたことは、一般論として。
(答)あの時は、そうじゃなくて、あそこの中にいらっしゃる方々の自治組織の代表の皆さんとお目にかかったという記憶があります。

(質)当時、何か厚生省の役やられてましたっけ。
(答)政務次官の時だったと思うんですよね。

(質)何かこれ以外にもいろんなところに打って出る、もしくは視察なりあるわけですか。
(答)県政に役に立つ、あるいはより感性を磨けるところがあったら教えていただきたいと、こう思ってます。また何かあったら言ってください。ぜひこういう所見ておいた方がいいというのがあったら教えていただいたら行きます。

(質)先月、全国知事会行かれた時に、税の関係で、自動車税の車検時徴収で学識の経験者の方から、委員会から答申、提案ですか。
(答)答申ですね。一応委員会でご議論いただいて。

(質)あれは今後知事としては扱っていこうとお考えですか。
(答)自動車税の徴収については、なかなか今、徴収率も悪化してきていて、三重県に限らず他の府県におきましても、大きな課題になってきているところだと思います。したがって、この税の公平を保つためには、やはりしっかり頂くところからは頂いていかなければいけないということで、徴収を高めていくということは大事なことだと思います。いろいろと今回ご検討をいただきまして、そして新たな徴収制度のあり方、それの法的な裏付けのあり方、こういったものを極めて専門的な立場からご検討いただいて、ご提案をいただいております。したがって、三重県としましては、単に三重県だけの話でなくて、これ法律改正に絡んできますから、他の府県にも三重県で今回検討の結果出してもらったものについてお示しをすると同時に、国に向けて制度を改正するように働きかけていきたい、このように思っているところです。

(質)全国知事会で三重県が提案して、全国知事会として一体となって、国に制度を、法律を変えさせようというところまでのお考えをお持ちでしょうか。
(答)そういうふうになれば大変ありがたいと思います。今後全国知事会の方へお話申し上げて、提起をしていきたいと思います。


( 以 上 )

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