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知事定例記者会見

知事会見

平成16年 4月20日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目

  • 「ネットで県民参画」試行事業と「県政懇話会」の設置について
  • 「おしごと広場みえ」のリニューアルオープンについて
  • 国際体操連盟(FIG)理事会、評議員会への知事出席について

(知事)おはようございます。今日は4月20日でございます。ちょうど知事に就任しまして、今日で1年経ってまいりまして、明日から2年目に入ります。どうぞまたよろしくお願いいたします。それでは私の方からの報告、第1点は「ネットで県民参画」試行事業と「三重県政懇話会」の設置について申し上げます。三重県では、新しい総合計画「県民しあわせプラン」を着実に推進するために、全体最適な県政運営の仕組みでございます「みえ行政経営体系」を構築いたしました。そして今回、私が公約でも申し上げてまいりました「けんみんネット審議会」、すなわちインターネットを活用して県民の皆さんの声を県政に反映させる仕組みにつきまして、一定の形にまとまってまいりましたので、これを「ネットで県民参画」と名付けて試行し、その検証を進めていくことといたしました。また、「みえけん愛をはぐくむ“しあわせ創造県”」を目指しまして、県政を推進するにあたりまして、私が県民・市町村長・学識経験者の皆さんの意見を聴くための仕組みとしまして、「三重県政懇話会」を設置することといたしました。「ネットで県民参画」試行事業は、インターネット上の電子会議室の手法と、パブリックコメント、各種の検討会、調査委員会など、県民の声を県政に反映させるための各種ツールを組み合わせまして、最適なインターネット広聴のあり方を模索しようとするものでございます。平成16年度の方針といたしましては、3つのテーマで、それぞれ異なった手法を用いまして、県民と行政とが対話して県政へ反映することを試みまして、どのようなテーマに対してどのような手法が適するものかということを検証してまいります。「ネットで県民参画」試行事業におけます具体的なテーマといたしましては、1つは県民しあわせプランに基づきまして「新しい時代の公」を考えるテーマであります。2つ目には三重県のごみゼロ推進を考えるテーマであります。3つ目はバリアフリーの観点から三重県の観光を考えるテーマでございます。この3つを予定いたしております。検討委員会などを新たに設置いたしますテーマでは、その委員会と連携しながらスタートさせる必要がございますので、スタート時期につきましてはテーマごとに異なってまいりますが、システムの準備作業は着々と進んでおりまして、近々、運用可能となってまいります。また個々のテーマにつきましては、そのスタートごとに担当部局から資料提供させていただきたいと考えております。
 次に三重県政懇話会の概要についてでありますけれども、これにつきましては「県民しあわせプラン」とか、あるいはその他の県政の重要な課題につきまして、委員の皆さんに自由にご議論していただきまして、今後の県政運営の参考にさせていただくものであります。私は委員とならずに、県民の皆さんの自由なご意見、ご提案等をお聴かせいただこうと、こう考えております。三重県政懇話会の委員は、10名以内といたしまして、半数を県民委員、残りを市町村長と学識経験者で構成することとしておりまして、県民委員のうち2名は、公募で選定することを考えております。公募委員の募集につきましては、募集期間は、平成16年6月1日から6月15日までで、テーマは、「県民が主役の県政」とすることを考えております。お手元に資料があるかと思いますが、これは課題論文を出していただくということで、そのテーマでお答えをする。懇話会の開催時期につきましては、委員の皆さんのご都合にもよるわけでありますが、7月ごろには第1回の懇話会を開催したいと、このように考えているところでございます。第1点目は以上のとおりでございます。
 それから2点目に「おしごと広場みえ」リニューアルオープンにつきまして申し上げます。このたび、若年者の就職支援のためのワンストップサービスセンターでございます「おしごと広場みえ」の機能を充実いたしまして、5月6日にアスト津3階にリニューアルオープンをいたします。「おしごと広場みえ」におきましては、平成15年度から県と国が一体となりまして、若年者への職業相談とか新規学校卒業予定者への職業紹介などを行って若年者の就職を支援してきているところでございます。今年度からは、県民しあわせプランにおきまして「おしごと広場みえ」の充実を、重点プログラムに位置付けまして、若年者の雇用支援を一層強化していくことといたしております。そこで、5月6日から「おしごと広場みえ」を利便性のよい津駅前のアスト津3階に移転をいたします。また、ハローワーク津の自己検索パソコンを設置いたしまして、情報提供機能を充実するとともに、三重労働局とのさらなる連携によりまして、30歳位までの求職者を対象として職業紹介を実施をしてまいります。その他、キャリアカウンセラーの資格を持ちました相談員を配置いたしまして、相談機能を強化してまいります。オープンにあたりましては、5月6日9時からアスト津「おしごと広場みえ」におきまして、オープニングセレモニーを実施することにいたしているところでございます。
 それから3点目でございますが、4月9日に開催されました財団法人日本体操協会の常務理事会におきまして、例の新体操の2009年の第30回大会への「三重県の立候補」が承認されたところでございます。このことによりまして、日本は本年5月26日から29日に、アフリカのナミビア共和国で開催されますFIG(国際体操連盟)の理事会、評議員会で、「2009年第30回世界新体操選手権大会」の開催地に立候補することになりました。つきましては、誘致を働きかけております自治体の長として、私がFIGの理事会、評議員会の場に出席をいたしまして、誘致に向けたプレゼンテーションを予定いたしております。私の方から以上3点について、皆さんにご報告申し上げます。


2.質疑応答
(質)「ネットで県民参画」と「県政懇話会」ですが、知事は昨年も「膝づめミーティング」とか「本音でトーク」やってきましたけれども、それの流れで発展的にしたものというような考え方でよろしいんでしょうか。
(答)昨年始めております「本音でトーク」並びに市町村長との「膝づめミーティング」も今年、できましたら5月の末か、6月以降になるかもしれませんけど、実施をしていきたいと、こう思っております。またこれらにつきましては、皆さんに発表させていただく機会があろうかと思っておりますが、これとは別に、選挙の時にも公約としておりましたインターネットを使いましたネット審議会につきまして、今日まで検討してまいりました。どういう形でやるのか、どういうテーマで、どういうやり方がいいのかというような議論をしてまいりまして、先ほど申し上げましたような3つのことについてやるということに、とにかく試行して、どういうテーマのときはどういうやり方がいいのかということを検証していきたいということでございます。その他、県民の声を吸い上げるためのいろんなやり方につきましては、1万人アンケートもございますし、各般いろんな観点でやっていきたいと思っています。「三重県政懇話会」も昨年度は、しあわせプランとか、トータルマネジメントシステムの構築とか、財政問題の検討等、当面就任して1年目にいろいろ検討する課題についてご意見を頂くために設けたものでありますが、それを一つの発展、継続させる形のものとして、これも設けさせていただこうと、設置をしようと、こういうことになってきたわけです。

(質)「ネットで県民参画」ですが、これは近くということですけれども、どのテーマから1番まず。
(答)皆さんのところにカラー刷りのものが皆さんのところにもあると思います。この裏の方に3つ例として挙げてありますね。今こういった3つぐらいのやり方を考えまして、それでテーマを選んでこれで1回やってみようということでございます。まだ具体的にいつから始めるかというようなことについては、さっき申し上げましたように、それぞれの担当部局の方から発表できる時期に皆さんにお知らせをさせていただきたいと、こういうふうに思います。

(質)新体操ですけど、以前に他の国の立候補は聞いていないということでしたけれども、今もその状況は変わっていないんでしょうか。
(答)今の時点でも他の国、ないしは都市で立候補を表明しているところはないということを日本体操協会から得ている情報では私もそのように承知をしているところです。
(質)ということは選ばれる可能性が大ということでそういう。
(答)大いに期待をいたしているところであります。

(質)新体操はエントリーしたら必ず長が行くんですか。これまで長が行っているんですか。開催地の知事なりが行っているんですか。これまでも慣例として。
(答:教育委員会)これまでは大阪市しかないんですが、大阪の時は大阪の市長が行かれたというふうには聞いています。

(質)
それは日本体操協会なり国際体操連盟が、長が来てくださいという要請があったんですか。
(答:教育委員会)大阪市の時はいくつか立候補のところがあったというふうに聞いていますので、何カ国かがプレゼンテーションされたというふうに聞いています。
(質)半分慣例で行くということ。
(答:教育委員会)はい。

(質)それを、事務方が知事に要請したんですか、知事が行くと言ったんですか、どっちですか。
(答)事務方の方から。
(質)要請があって。
(答)ええ、相談ございました。で、日本体操協会からは二木会長含め、そういった方々が行っていただいて、二木会長の方からも開催地の誘致について、立候補の趣旨等の提案をいただくということでございます。会長自ら行っていただきますし、私どももそういう形にした方がいいのではないかという判断になったわけです。

(質)「ネットで県民参画」ですが、先ほど「新しい公」、「ごみゼロ」から「三重の観光」とテーマは3つとおっしゃいましたけれども、それはこの3つのモデルそれぞれで話し合われるのか、あるいは。
(答)違います、テーマによって、そのやり方が、したがって3つのテーマを取りあえず考えていますが、3つのテーマを一つずつ張り付けるということです。

(質)これ、それぞれ張り付けのあれとしては、上から順番で、公、ごみゼロ、観光という順番なんですか。
(答)今考えているのは、1番上のやつは「新しい時代の公」。
(答:総合企画局)1番上のやつが、最初の見込みとしましては、観光のテーマを一番上のプランでいこうかと思っております。
(答:総合企画局)2つ目のモデルで、「ごみゼロ社会」を考えるテーマでいこうかと考えているところでございます。一番下のネットで検討会議を、「新しい時代の公」でスタートしようかと考えています。

(質)
当面各モデルともテーマは一つに絞ってやろうと。
(答)そうそう。

(質)スタートは早ければいつ頃になりますか。
(答:総合企画局)できれば一番早いもので5月中に着手はしたいと思っております。

(質)インターネット上のチャットとか電子会議なり、「2ちゃんねる」なり、いろいろありますけれども、県でもいろいろ電子会議とかやって県政に反映させようとやったみたいですけれども、主催者は人気があると言ってみたり、私らが見る限りそんなに人気がないと思ってみたり、ネット上の会議というのはどれだけの有効性、もしくはこれからの可能性があるとお考えですか。
(答)そういった議論が必ずあるだろうと、こう思っておりますから、したがいまして、今回こういう形での試行事業ということにしておりますのは、やってみて、まずやったこと全体の効果を含め、評価をどうするかということがあろうかと思います。それから個々のいろいろやり方を選ぶことによって、いくつかの運用上の課題も出てくるかと思いますね。その改善の仕方でさらに効果を生むというようなことも考えられるかもしれませんね。したがって、全体やってみなければと、こういうふうに思っておりますが、今ITについては、非常にその活用が進んできているところであります。一方で県政におきましては、県民の声を何重にも、いろんな形で私どもはそれを聴いていく、県民の意向を把握していくということが大事でありますから、そういう意味ではこのネットをさらに一層活用していくということは意義あるものではないかなと、こう思っております。したがって、やってみた上でその評価もきちっとしていきたいと思っております。

(質)これまでのネット会議何て言うんでしたか、事業。
(答:総合企画局)e-デモ会議室という電子会議室を三重県では1年10カ月ほど前に設置しておりますけれども、あれは電子会議室だけのツールでございます。
(質)14年度。
(答:総合企画局)14年度5月の末にスタートしております。

(質)2カ年やって、成果は知事はどう聞いておられますか。
(答)いろいろ各般頂いている意見を、一つはもっともっと頂いていけるようにPRしていかなければいけないということがありますのと、もう一つは頂いた意見を各関係部署で、もっとそれを行政運営の中に生かしていくということをしていかなければいけないと、こう思っております。今そういったことについても、いろいろと取り組みはやってもらっています。

(質)いえいえ知事、2年もやって何というか、また改めてこれから検証するというもの何か、これまでの2年は何だったのか、無駄な事業だったのかと思われるんですけれども。
(答)いえいえ、やる中身が全然違いますから、意味が違います。

(質)ただ、14、15年度もこれは県民の声を聴くツールだと大きな声で言っておられる方もおられたんですけれども、とにかくその結果というのは、反省点はどうですか。
(答)全く実はちょっと発想が違いましてね。今までのは意見を聴いていこうということです。今回はどういう観点からこれを検討したかというと、こういうインターネットというようなITのツールが発達してきている状況の中で、一方では私ども県民の方々に審議会を県民の代表で足を運んでいただいてやるとか、検討委員会を持ったりとか、そういうことをやっていますね。それをもっと広く県民からもご参加していただきやすいような形で、インターネットを利用した形の、こういう審議会や検討会議というようなもののやり方ができないかということで議論をし、今日まで検討してきたわけですね。ですからかなり、ただ単に意見を頂くということよりも、よりもっと深く、一つの立案をしていく中ではっきりとした意見もその中で申し述べていただく、あるいは、その中でネット通じて議論をしていただく、そういうものとして立ち上げてきたわけです。したがって、平素県庁へお出でいただいて審議会だとか検討会議だとかやってますね。これをインターネットというツールの中でできないかという、これはだから新しい取り組みだと、全く新しい取り組みだと、こういうふうに理解をしていただきたいと思います。

(質)分かりました、この2つはそうとして、意見交換のことも後で聞きますけれども、では審議会、検討会議はフリーなんですか、オープン参加なんですか。
(答)したがって、この3つの考え方、いろんな試行というのをやりますから、ぜひ皆さんもそれぞれ具体的にやるときに見ていただいて、多分テーマと、それからテーマに絡んでこういうやり方がいいのかどうなのか、今のようなオープンに議論をできるもの、それから、オープンというのは不特定とも言えるような人々との議論ができるようなもの、あるいは、インターネットを通じたそういったものも意見の集約の仕方によって、どういうふうに意見の反映の形を持っていくのかというようなこといろいろあるかと思うんです。随分そこらは難しい部分がいろいろあるなあということを承知の上で、この3パターンを選んだということですから。

(質)モデル2、モデル3、今の説明で分かったんですけれども、モデル1へ戻りますけれども、意見交換をして意見を施策に反映させるというお題目挙げておられますけれども、それはe-デモ会議室でも言われていたことなんですけれども、どれくらい県政に反映、もしくは県側が、行政側がどれだけ反映させる強い意思があるかを確認したいんですけれども。
(答)特に今までと違うのは、パブリックコメントという点ではそうですけれども、特定のテーマについて県民の皆さんの意見をとにかく頂いていこうということですね。まず原案を提示しましてパブリックコメントを頂いて、それでそれをまたそれに対して回答し公表していくというような形で、テーマではこういうふうなやり方にふさわしいテーマもあるのかなと。しかしもっと具体的に中身の議論をしていただかなければならない問題もあるのかなと、これ2つ目がごみゼロの方だったな。例えばごみゼロの問題ですと、これはまだ今年からいよいよ議論を始めるわけでありますが、どういう形でプランをまとめていくのかという全体の進め方ありますね。その中にこの「ネットで県民参画」というのをどういうやり方で組み込むのがいいだろうかと、ここで書いてありますのは一応検討会議というのがあり、それにさらにネット版の検討会議という形のものを起こして、そこで本当にフリーに県民の皆さんからご参加をいただいたものをエディターと言われる方に一つ取りまとめていただくなり、報告をこの検討会議の方へやっていただく役割をしていただいて、それを生かしていこうというような形にしているわけですね。それから3つ目ですと、こういう検討会議そのものを「ネットで県民参画」の形で県民にご参加いただこうという形で、よりこれは、ネットで検討会議の機能そのものが直接反映されていくというような形になるかと思います。それについても、そこにありますように自由参加の議論をしていただいた上で、収斂をしていく中でメンバー限定の議論というような形で最後はまとめていかなければいけないかも分からないなと。本当に、そういう意味では、とにかくどういうやり方がいいのか、やってみてどういう問題が起こるのか、とにかくまずやろうではないかという形ですね。

(質)「本音でトーク」とか「膝づめミーティング」もやると、1万人アンケートもやると、「県政懇話会」もやる、そういう旧来的な手法もやるけども、こうしたIT活用の広聴機能もやられるんですけれども、そのことについてのIT活用の広聴方法、手法は有効だと思われますか。
(答)極めて注目されるし、これの有効性を見極めたいと、こう思っております。私としては大いに期待いたしております。

(質)多様な主体というのがよく分からないんですけれども、要するに全県民に網をかけるみたいな形でやるわけですね。
(答)インターネットですから、基本的にはまず、どなたでもこれにご参画いただけるということですね。

(質)一つの仕掛けとして、例えば小学校とか中学校とか高校とか、地域の婦人会とか、公民館とかあらゆる所にこの情報を流して、ツールなんて言っていると僕なんか日本語でどういうふうに訳するのか分からない、こういうのも分かりやすい日本語に直して、主体というのももっと分かりやすい日本語に直して、そういういろんな現場に持っていって、あなた達から積極的に声をくださいよという形でおやりになったらどうかなと、これ僕の考えですけれども、いかがでしょうか。
(答)それは当然大事なご指摘だと思いますので、いろんな場面でこういったものをやりますよというお知らせを十分していかなければいけないと思います。

(質)ごみゼロなんかは出てくるんじゃないでしょうか。
(答)どういう周知の仕方をとりますか。
(答:総合企画局)実際に各地域、市町村にすることもございますし、地域団体の方へPRもいろんな形で続けているところでございます。また今ちょっとお話がございましたごみゼロプランにつきましても、決してインターネットだけではございませんので、各地域でワークショップ等を開きながら、そういったいろんな窓口といいますか、設けながら広く県民の方の意見を頂くというための、一つの手段ということでご理解いただきたいと思っております。

(質)知事、有効だというところ、もうちょっと。フェイストゥフェイス(face to face)で話してら、その人の言っていること、その表情なり、感情なりも含めて分かると思うんですけども、ネットではネット上のそれなりの独特の危険性がありますよね。普通に言っているのか、どういう背景で言っているのか分からないような発言が文言にされると、違う読み取り方をされるとか、いろんな弊害があると思うんですけども、その辺も含めて、ネット上での意見聴取、広聴体制というのは、どういうメリット、デメリットあると思われますか。
(答)一般的にメンバーをどっちみち限定しなければいけませんから、10人とか15人とか限定された人数での検討会だとか、審議会等を設けたときに、やっぱりもっと私たちの意見言いたいのに参加させてくれないのというような、そういう県民からのご意見を頂くこともありますね。そういう点ではまず「ネットで県民参画」というのは、かなり多くの、とにかく発言したいという意思のある方にはご参加をいただける機会をつくれるということ、これは非常に県民の方からも意見を言いたいのにとおっしゃる場合に有効ではないかなと思います。それから私どもの立場からも、やはりごみゼロのようにその実現を長期に渡ってどうやっていくかということについては、それこそ県民一人ひとりに多数の、本当に県民の全体のご理解を得て、そして一緒になって協働してやっていかなければできない課題というのがありますね。そういう課題について、この議論の段階からやはり県民に広く参加をしてもらうという意味で、これは極めて有意義ではないかなと。したがって私はなかなかこういうやり方ないと思いますから、初めて三重県でこういう試みやるということは、実験的ではありますけれども、今後の進め方としては、大いに意味のあることだし、注目される点ではないかなと、こう思っております。特に三重県の場合には「新しい時代の公」ということを打ち出している中で、その中でもこのやり方は大きな意味を持っていくのではないかなと、こういうふうに思ってます。

(質)知事自身はそういうアナログ対話なり、アナログ会議以外にIT会議、それからメールのやり取り等々で何かをなし得た、もしくは何かを決めたというようなエピソードとか、体験とか実感はありますか。
(答)今まではそういうのないですよね。

(質)1人でパソコンに向かっていただけ。
(答)どういう意味。

(質)誰かパソコンを通じて、ITを通じて、誰かと対話して何かを決めたり、選挙戦略を決めたりとか。
(答)なかなかないですね。メール程度の話くらいで。

(質)ではその実感に基づいてこれが、やっぱり可能性はあるとは思われるわけですか。
(答)いやとにかくこれについては、相当な意味、意義があると思ってますよ。

(質)これ政策にまとめるということですから、一定程度期間が限られてるわけですか。
(答)はい、そうです。

(質)年度内はこの3つのテーマということでよろしいんでしょうか。
(答)そうです。3つ以外にもそれぞれの担当部局によっては、この他にもぜひこのネット審議会のどのパターンにするかはともかくも、やってみたいという意向も出てくる可能性があるということでございますので、もしも3つ以外にもそういうのがあれば、できるだけ多く試行していくのが今大事ではないかなと思うんです。来年以降それについての検証を含めた上で、来年度以降の取り組みをさらに考えていきたいと、こう思いますね。

(質)善意ではない、悪意で入ってくる人もいるから、その辺の危機管理も考えてらっしゃると思いますけども。
(答)うん。いろんなネットでの問題点というのは、そういったことも事前に議論の中にありました。したがいまして、実際にやってみる中でそういった課題について、かなり研究さらにしておかなければいけないという問題あるかもしれませんね。

(質)このネットは他県では先行例はあるんでしょうか。
(答:総合企画局)電子会議室ということでしたら、全県一区でやっているのは三重県が最初だと思いますが、今のところ鳥取県、高知県が電子会議室だけでしたら、スタートしているところは聞いております、三重県、鳥取県、高知県。ただそれ以外のツールとも組み合わせるという、そういう試みは三重県が最初かとは思っています。

(質)こういったタイプは三重県が初めてということですか。
(答:総合企画局)そのように理解しております。

(質)事業の名称が「ネットで県民参画」という名前なわけですか。
(答)選挙の時に、私が打ち出したのは、こういうIT時代でありますから、審議会等も、このインターネットを利用した形でできるんではないかという形で、「ネット審議会」というようなことを言ったのでありますけども、具体的に押し進めていこうということになりますと、いろんな課題があるし、またテーマによってもやり方も少し同一にはならないのかなというようなことで、議論してきましたので、取りあえず「ネットで県民参画」という形で事業名も、大づかみにしたイメージですね。

(質)
事業費はいくらぐらいを考えているんですか。
(答:総合企画局)1月の予算発表の時に発表させていただいてますが、ちょっと今手元に数字がなくて、詳しいことが申し上げられないので、後ほどまた提供させていただくということでよろしいでしょうか。

(質)基本的な質問なんですが、ネットで県民会議で募る意見というのは、匿名でも受け付けるのか、それともある程度意見に責任を持ってもらうために匿名では受け付けないのか、どちらのスタンスを取られる予定なんでしょうか。
(答:総合企画局)一応、登録いただく時には実名の登録をいただくということが前提でございます。ただし、インターネット上に発言をされる場合はニックネームで発言していただいても結構です。発言には事前登録は必要ございますので、実際に運営側としては、登録された方の実名、メールアドレスは把握しております。これは個人情報でございますので厳重に管理いたします。インターネット上の発言は逆にこれをもとにその方が攻撃を受ける可能性がございますので、インターネット上はニックネームでも可というふうなシステムにしております。

(質)新体操に戻らせて下さい。感想はどうなんですか。行こうということを決めた時に、えらいさんが集まるだけなんですよね。理事会、評議委員会って。実技があるわけじゃないんですよね。
(答)もちろんそうですね。

(質)行くのはナミビアだけですか。その前後にやっぱり何かオプション付けるんですか。
(答)全然付けません。
(質)行って帰るだけ。
(答)ナミビアというのは、アフリカなので、どう乗り継いでいくのかとか、ちょっと行くのが結構、想像つかないんですけどね、私も。
(答:教育委員会)今回の日程については、理事会と評議員会のみで、すぐに帰ってくるという格好でして、今のところ、香港、それと南アフリカ経由で考えてます。

(質)これまでは、アフリカ方面は何回か行かれたんですか。
(答)行ったことありません。
(質)初めて。
(答)ええ。
(質)どこで初にしましょう。アフリカ大陸で初。ヨーロッパは何回か行ってられるんですよね。
(答)アフリカ大陸、行ったことありません。

(質)何が見てみたいです。
(答)どんな所かよく分かりません。

(質)体操のところで、どうして立候補したのかというのを、先程、言われるとおっしゃってたんですが、これはどういうふうにおっしゃる予定ですか。前回の記者会見の時には、県民向けにはこういう理由で立候補しますと言ってましたが。国際体操連盟に対してはどういう理由で立候補したと。
(答)体操協会の二木会長の方から三重県の誘致についての立候補の趣旨等について提案をしていただくということであります。その言い方についてどう言われるのかということは、私の方では承知しておりませんけれども、私の方からは、開催地の立候補を表明すると同時に、映像によりまして、三重県の紹介を少しさせていただくのかなと、こう思います。例えば、世界の中で日本の位置、それから日本の中で三重県の位置、その中で会場を予定しておりますサンアリーナの位置とか、中部国際空港との位置関係、伊勢志摩の観光地や三重県の特産物とか、こういった観点の紹介を申し上げて、ぜひ向こうからの開催に向けての意欲を引き出し、決定を引き出していきたいと、こういうふうな考えです。

(質)知事も新体操やりませんか。珍体操になっちゃうな。新体操クラブ立ち上げるとか、国内・国際大会とかにいろいろPRしにいくとか、もちろんこれからいろいろおやりになるんでしょうね。
(答)一応、この誘致について三重県開催をご決定いただきましたなら、前にも申し上げましたように、併せて2006年にイオンカップがございますので、このイオンカップの誘致を本格的にまた働きかけていきたいと、こう思っております。開催が正式決定した後の準備につきましては、日本体操協会並びに三重県体操協会、あるいは体育協会、関係者の皆さんと、これは地元伊勢市も含めてでありますけども、何らかの形で、その準備に向けての委員会なり、検討会を立ち上げていかなければいけないと思いますね。そういう中で新体操は、日本でも最も人気の高いスポーツ種目と聞いておりますけども、さらにそれをどう盛り上げていくのか、いろんな考え方があるかと思いますので、そういった中で検討していきたいと思います。

(質)先程のこちらの質問は新体操の役員を前に、新体操に対するピュアな情熱はどう表現するのかという質問だったんですけども、その辺に関しては模範解答はまだ用意できてないんですか。
(答)今、答えられません。

(質)前回みたいに、県民向けになんかやって盛り上げたいと、ここで言ったら怒られてしまうと思うんで、その辺はきちんと。
(答)もちろん。ただ、今、そんな文句までまだ考えてません。またどういうふうに言ったか、後で報告必要であれば、報告させてもらいます。

(質)
新体操について、三重県は決してこれまで、そういう文化がないところに突然世界大会が出てくるわけですけども、それまでの間、例えば国内大会をいくつもするとか、名張に岡森さんも見えるわけですし、そういうことを県民に広げるようなことは考えてらっしゃるんですか。この委員会かなんかで。
(答)だからそういうことも含めて、正式に決まったら、いろんなことを考えて行かなければいけませんけども、まだ正式に決まったとしても2009年のことでありますし、プレ大会としての2006年のイオンカップもありますから、そういう中で落ち着いてしっかり考えられるのではないかなと思いますね。

(質)決まってから、何か見られました、新体操のビデオとか。
(答)見てません。

(質)ネットのITの関係で先程、参加登録とおっしゃいましたが、大体どれくらいの人数、見込んでおられますか。登録される方、意見を言う方、想定ですが。どれくらい参加すれば成功かなというふうにお考えかなと思いまして。
(答)テーマごとに、いつからどういうふうに始めるかということを皆さんに各担当部局から、少なくとも発表し、資料提供でもさせていただけるようになると思いますね。その上で各担当の方で、それぞれ、かなり違いますんでね、テーマだとか、中味の議論についても濃い薄いも違うと思いますね。ですからそこで聞いていただきたいなと思いますね。

(質)これ、観光が農水商工部、ごみゼロが環境森林部、新しい公は総合企画局として、他の部局もまた手を挙げるときに、またそれはそれで考えていくわけですか。違うテーマ。
(答)取りあえず今年はこの3つでやってみようと。3タイプを一つずつやってみようということなんですが、ぜひやりたいという積極的な申し出があれば、今年また追加して、それもやればいいと思ってます。

(質)実際、e-デモ会議室でしたっけ。これに登録されてる方、これまで意見を言ってこられた方、何人ほどお見えなんですか。
(答:総合企画局)登録人数現在のところ1500人ほどでございます。

(質)うち県職員何人ですか。ほとんどが県職員じゃないんですか。
(答:総合企画局)いえ、そんなことないです。2割弱くらいだったと記憶してます。情報提供する際に県職員の登録も必要になりますので。

(質)行政との意見交換で、コミュニケーションという形で県民から意見を述べると思うんですけども、ここのイメージとしては、ネット上で意見を出した後に、行政からもその場でネット上で入っていくというやり取りがあるんですか。それとも意見はどんどん入れていって、それを返すんじゃなくて、何らかの形で行政の方で施策に生かすという形になるんでしょうか。
(答)これはテーマはなんだったかな。
(質)観光です。
(答)また観光に聞いてください。
(質)冷たい。
(答)そんなに細かく聞かれてもね。まだこれは取りあえず具体的にやるというテーマによって担当のところによっても違いますしね。課題によっても対象も広がりがどれだけあるか分かりませんしね。

(質)明日シャープ亀山工場の竣工披露式があるんですが、シャープを含めて、県内の企業とか工場の誘致が続いていることに関して、改めて知事としての思いをちょっと聞かせていただけませんでしょうか。
(答)はい、明日シャープのそういった竣工式がございますけれども、シャープの操業開始前後に、また東芝とか、また富士通もシャープ規模を上回るような投資を発表されたりいたしましたね。そういう意味で非常に三重県にとってみれば、ありがたいことだし、明るい材料だと思っております。いわば日本の中でも最も日本経済復活の先行した形が現れているのではないかなと思います。私としましては、今、大企業が先行する形でこういう形になってきておりますが、中小企業もこの春先にかけて、雰囲気が実感として良くなってきたということも聞いておりますけれども、県内の中小企業も含めたところへの広がりをさらに期待していきたいと思ってます。雇用関係につきましても、すでにシャープはこの4月で650名の社内での雇用に、これ亀山工場だけですがね、亀山工場の協力会社関係等で2,700人からの雇用があると聞いておりますから、シャープ1社だけでも3,400人を上回る雇用がもうこの4月に実現しているわけですね。これが東芝だとか、また富士通、それからその他にも材料として、UL(株式会社ユーエル エーペックス)なんかのもございましたし、私どもとしては、まだまだ期待しているものが他にもあるわけでございますね。目に見えてその効果が県民の皆さんにも分かっていただけるような時期が来るんではないかなと、こう思っております。期待感として非常に大きなものを持っております。それから一つ注目されますのは、先般からマスコミ関係の国内のマスコミだけでなく、ワシントンポストであるとか、近いうちにドイツの方からもやっぱり三重県に注目して取材したいというようなお話があったり、海外からこの三重県というものに注目して、取材したいという、そういう動きがあるのも、私は大変ありがたいことだなと、こう思ってますね。

(質)今の関連で昨日の日銀の支店長会議でも、東海地方の景況が全国でも一番回復基調が鮮明になっているというような話がありましたけれども、知事は今年の新年度予算の時に、県内は今のお話のように有力な製造業がいっぱいあって、他の県よりも回復が早いんではないかというようなお話されてましたけど、今の認識と、現状認識でその辺り、2カ月経っておりますけれども、やっぱり他県よりも先駆けて、県の景況というのは良くなってきている、あるいは良くなっていくというふうにお感じでしょうか。
(答)ちょっと数字的には、正月以降の数字の変化というのはまだ分かりませんけどね、実感としてはそうではないかなと、こう思ってます。企業の方にいろいろ聞きましても、シャープはクリスタルバレーですし、東芝や富士通はシリコンバレーという、区分としてバレー構想で言うと、区分は別ですが、実はITという関連からいけば、非常に共通していて、実際に工場関係の人たちから見ると、協力会社は共通したところありまして、そういう意味では三重県のこの北勢地区というのは、その集積のメリットが非常に高いところだということを聞きました。したがって、まだまだ他に注目しているところがあるのではないかなと、こう思ってましてね、今後さらにそういったIT関係の集積のメリットも生かせればと、こういうふうに思っております。またメディカルバレーも北勢から伊賀にかけて、旧来から集積も見られているところでありますけれども、もう一段インパクト強く、こういったところも展開ができたらと、こういうふうに思って、これも期待しております。

(質)ハンセン病元患者の方が今、県の里帰り支援でいらっしゃってますけれども、県の支援ではなくて、個別で里帰りする何か支援として、訪問されて、それから具体的な案がもし今あれば、何か教えていただきたいんですけども。
(答)先般、岡山県の2施設につきまして、私訪問をいたしてまいりました。行政の長として、国策との関連があったとは言いながら、率直に皆さんにお詫びを申し上げてきたところでございます。非常に高齢になられていて、平均年齢が77才を超えておられるというような状況、したがいまして、それぞれの方のそういった体力面等も含めて、状況がいろいろ違いますので、これまで以上にそういった個別の状況を私どもも勘案して、対応していかなければいけないと、こう思っております。そういう意味でおじゃましました中でも、個々の状況について、県としても対応してほしいというようなご要請がありましたので、私も県の担当部局の方には、そういった個別の状況を要望としても把握をして、後の対応を考えていくように指示をしているところでございます。すでにこれまでやっている中では、ボランティアの方々も非常に積極的に連携を取っていただいてやっているという例もございます。個々の対応の仕方ということにつきましては、そういった支援者の方等との連携もどういうふうにすれば最も有効に、また連携が可能なのか、こういったことも検討をしていかなければならないと、こういうふうに思っております。今後そういった中で具体的なことというよりも、個々のご要望に基づいて、どういうことができるか、どういう対応ができるかということを検討した上でやらせていただきたいなと、こう思っております。今年は県の単独事業として、里帰り事業なども3回ほど予定をしているところであります。去年も3回だったんですがね。それで療養所の訪問が去年が延べ9回、里帰り事業3回でしたが、今年は療養所訪問を延べ11回、里帰り事業を3回予定してます。昨年最終補正後の予算としても、6,291,000円の県費を事業として使わせていただいておりますけれども、今年は当初予算の方で6,508,000円の予算を予定しておりまして、里帰り事業につきましては、3,820,000円を予定をいたしているところでございます。むしろこの予算面よりも、個々のご要請には多分どういうふうに対応していくかということのやり方の課題が大いにあるんだろうと、こう思ってまして、さっき申し上げたような形で検討していきたいと思ってます。

(質)岡山県の2施設を訪問して、元患者さんと知事との面談の中で、知事に心を開かれて、いろんな要望を言ってくれる人がいて、今まで聞けなかった要望が具体的に聞けた点で成果あったと思うんですけども、その中で残りの6施設なんですが、かなり高齢になって、体の不自由な人もいて、里帰りもできない人もいるんですが、その中でも知事の気持ちを伝えることが必要だと思うんですけど、6施設の元患者の人たちには、どんな形で知事の気持ちを伝えられるかということは、もう検討されているんでしょうか。
(答)先般おじゃました2施設が三重県出身の方々が一番多いところでございました。その他に次に多いのが、静岡の方にございますし、またそれから全体としては、2名とか、ごく少人数でありますけれども、入られているような施設まで入れますと、確か6施設ですかね、ございまして、こういった所につきましても、私自身が全部訪問してとか、そういうことはなかなか難しいかもしれませんので、今後どうするかということについて考えていきたいと思います。ちょっとこの間行った時も相談しかけておりますけれども、また具体的に決まりましたら、皆さんにお知らせ、提供したいなと、こう思います。今後考えていきます。

(質)岐阜市の産廃「善商」の事件でお伺いしたいんですけども、三重県と関わり無関係ではなくて、県として今調査をされているのかどうか、まずそこからお願いします。
(答)岐阜の「善商」との関わりのある業者等を中心に産業廃棄物処理業者に対しまして、法律の18条第1項の規定に基づきまして、帳簿の写しとか、産業廃棄物管理表の写し、受託契約書の写しの報告を求めているところでございます。で、これらにつきまして、この岐阜の業者との関連のところの報告書につきましては、環境省、ならびに岐阜市に対して報告をいたしていこうということです。当然のことですが、法違反が判明いたしましたときには、厳正に対処しなければならない、こう考えております。

(質)今、その報告を受けているという状況なんでしょうか。
(答)そうですね。ちょっとこれについて担当。
(答:環境森林部)今報告求めてますので、まもなく出てくると思います。

(質)対象は何社ですか。
(答:環境森林部)一応5社です。

(質)県内5社ですね。
(答:環境森林部)はい。

(質)まもなくというのは1時間後ですか、2日後ですか、1週間後ですか。
(答:環境森林部)ちょっとですね、事業者の方もやっぱり書類の数も多いということで、しばらく待ってほしいということで。

(質)今週中。
(答:環境森林部)ぐらいはちょっと難しいかもしれませんけども。

(質)来週早々。
(答:環境森林部)そうですね、そのぐらいには報告受けたいと思っております。

(質)業者は何業者と言えばいいですか。
(答:環境森林部)一応、私どもで把握をしているのは、産業廃棄物の処理業者。

(質)中間処理業者。
(答:環境森林部)もありますし、収集運搬業者もあります。

(質)知事にお伺いしますが、あれだけの量が長年放置されていたことについて、行政側として落ち度があったと思われますでしょうか。
(答)ちょっと私、岐阜市のその状況、行政側のこれまで対応だとか、そういうのよく分かりません。しかし驚くべきことだというふうに思っているところであります。それからこういった不法投棄の問題は、今日全国どこでも大きな問題として指摘をされてきております、その規模の大小はともかくも。今自治体にとりましても大変大きな問題だと思ってます。私も近々県内の不法投棄の実態をさらに把握をしていくためにも、県内のそういった不法投棄の現場を訪ねて、自らも認識を深めていきたいなと、こういうふうに思っております。関係の市町村とも意見を交わしていきたい、で重点プログラムでもこの問題は大きなテーマとして取り上げておりますので、私も岐阜の問題は三重県内でも本当にきちっと厳しく対応していかなければならない問題だと、こう思ってます。

(質)知事が近々訪問される不法投棄の現場の場所というのは、もう決まっているんでしょうか。
(答)まだです。まだこれから具体的に検討をしますし、日にちもまだちょっといつが行けるかなということで、まだ分かってません。また決まったらお知らせするようにしておきましょうか。

(質)11カ所のどこかということですよね。
(答)多分そうなるかなと思いますけどね。

(質)それこそ来月、数カ月以内。
(答)早ければ明日。明日は無理ですね。

(質)遅ければ。
(答)遅ければ、16年度末。

(質)それ近々とは言えない。
(答)正直近々、できるだけ早く行きたいと思っております。

(質)在任1年の感想をお願いします。
(答)知事に就任しまして、すぐは初めての県政ということでありますので、忙しいことは分かっておりましたけれども、ようやく落ち着く頃かなと思った頃にRDFのああいったあってはならない爆発事故がございました。何かその後、もう本当にバタバタ1年間が過ぎてきたなと、あっという間の1年であったなというのが率直な、まずざっとした印象でございます。しかし、就任してこの1年というものは、これからの私として三重県政をどういった方向に、どういった中身でやっていくのかということについて、まず基本となりますプランづくり、くにづくり宣言に代わる長期プランとして、県民しあわせプランをつくってまいりましたが、選挙後お示しするマニフェストとしての重点プログラムも含めて、ようやくこれが16年度からスタートできる運びになったということもよかったことだと思ってますし、それからトータルマネジメントも、これもまだ中身としてはこれからの部分も多く残っておりますけれども、当面三重県もいろんなシステム導入で、ああだこうだ、ああだこうだという状況も一つの全体最適へ向けて、それぞれのシステムを位置付けるということにもできたのではないかなと、こう思っております。それからそのベースになるリスクマネジメント、これはあのRDFの事故はあってはならないことでありましたけれども、しかし、またあまりにも大きな教訓でもありまして、そういう意味合いでは今後、このリスク、危機管理ですね、これをトータルマネジメントの中で本当にどうきちっと機能させて行くのかということを考えていく本当にいい試練の場をもらったんだなと、こういうふうに思っております。これもさらに一層磨いていかなければなりません。それから各般いろんな取り組みをやってきておりますけれども、私としては、この1年間でも特に行政経営品質の取り組みが、教育委員会という場できちっと取り組みがスタートしていくということになったのは、画期的なことであり、最も私としては実は大きく今後の成果に期待をしているところでございます。これもしたがって、あんまり大上段からやらずに、じっくり現場との話をやっていく中で、本当の意味での未来に向けた前進というのはできるんだと、こう思っておりまして、あんまり改革、改革と大上段から言わずに、ぜひ落ち着いて、前向いて野呂県政は進めて行きたいな、しかしスピーディーに成果を上げていきたいなと、こういうふうに思っております。そんなところですかね。

(質)県政戦略会議、宿泊付きでやったんですけども、新スタッフ選ばれて、新三役、新部局長と会談されて、その感想はどうですか。
(答)最初の1年はどんなことをやっているのか、何でもかんでも私としては、一方では今までのやり方を見ていこうという姿勢半分持っておりまして、一方でなかなか皆さん積極的に発言しますしね、そういう意味では県庁の部長会議、戦略会議でもそうで・?りますけれども、非常に議論をするという県庁文化が育ってきているんではないかなと、もちろん前の状況は僕はよく知りませんけれども、議論は非常に活発であるなということを思いました。それは一つ大いに評価できることだと思ってます。

(質)それで実感として、いいスタッフ選んだなという満足感はありました。
(答)何ですって。

(質)新人事は納得できるものでしたか。県政戦略会議を通して、いいスタッフに恵まれた、成功したなと。
(答)それについては今後成果を出してくれたら、そういう評価になりますし、まだ今評価してません。

(質)期待はできる。
(答)期待はしてます。

(質)28日に御浜町のみかんPRを兼ねて、甲子園で始球式をされるとお聞きしたんですが、意気込みを一言だけ。
(答)実際はお断りしたんでありますけれども、何遍お断りしても向こうから、またボールが跳ね返ってきまして、そうであるならば、実際のボールでこちらからまた投げ返さなければしょうがないのかということで、マウンドから少し振り下ろそうということになりました。地元の皆さんがいろいろ意気込みを持っておられるんで、そういうお手伝いになるならば、それも私の役割かなということでお引き受けをいたした次第であります。


( 以 上 )

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