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平成20年10月07日

知事定例記者会見

知事会見

平成17年 3月29日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目

  • 知事・議長の河南省訪問について
  • 平成17年度「知事と語ろう 本音でトーク」の開催について

(知事)それではまず海外出張について申し上げます。お手元に資料をお配りいたしておりますけれども、4月18日(月)から4月24日(日)までの7日間、岩名県議会議長と共に中華人民共和国へ出張いたします。今回の出張は、三重県と友好提携を締結しております河南省からの招待を受けまして、三重県政府代表団として中国河南省を、私の知事就任後初めて訪問いたします。訪問の目的でございますが、2006年、来年の友好提携締結20周年を有意義なものにいたしまして、三重県と河南省の今後の友好協力関係の発展について確認をすることであります。また、河南省は1億人の人口を有する省でございますので、将来、河南省からたくさんの観光客が三重県に来ていだけるように、三重県の良さについても河南省にアピールをしていきたいと、こう思っております。
 それから2点目の項目の「知事と語ろう 本音でトーク」の17年度の件でございますが、お手元にお配りいたしております資料のとおり、平成17年度の「知事と語ろう 本音でトーク」を4月から11月にかけてまして32会場(市町村)で実施いたします。「本音でトーク」につきましては、知事に就任して以来実施させていただいてまいりまして、15年度に10会場(市町村)、16年度には27会場(市町村)でトークを開催させていただきました。来年度32会場(市町村)でのトークが予定どおり進みますと、トーク開始時にございました全市町村、当時69市町村でございましたが、その全市町村で「本音でトーク」を実施したということになってまいります。「本音でトーク」につきましては、私が直接県民の皆さんのところに出向きまして、県政について自由に語り合うということと、皆さんのお声をお聞きいたしまして、自分たちの三重という人生の舞台づくりを皆さんと一緒になって考えていくきっかけになればと、こう思いまして、実施しているところでございます。開催日時・会場は資料のとおりでございますけれども、どの会場におきましても、開催地の市町村の方に限らず、どなたでも参加していただくことができますので、県民の皆さんにはご都合の良いところで、多くの方々にご参加いただきたいと、こう思っているところであります。私の方からは以上2点を申し上げます。


2.質疑応答
(質)まず知事、議長の海外出張の件なんですけども、まだ20周年までだいぶ時間があるんですが、このタイミングで訪問されるというのは、何か中部国際空港の開港なんかに合わせて、やっぱり観光なりの誘致というのが、アピールしたいとか、そういう狙いがあるんでしょうか。
(答)今までにも知事就任以来、河南省の方から向こうへの訪問要請がございました。なかなか私としては、その機会を得ずに来たところでございます。しかし、2006年というのが友好提携の20周年にもなる中で、再度ご要請を受けましたので、今回訪問するということにしました。訪問の狙いとしては2つあります。1つは来年の20周年につきまして、この20周年が今後両者においても友好協力関係発展のために有意義なものになるように、その事前の確認を両政府間で行うということがございます。それから2つ目には、中部国際空港の開港であるとか、あるいは愛知万博が開幕したというような好機を捉えまして、中国からの観光客をぜひ三重県にも誘客をしていきたいと、こう思っておりまして、そのために経済面や観光面の動向を視察をいたしまして、三重県に少しでも多くの観光客が来ていただけるように、三重の良さというものをアピールをしてまいりたいと、こう考えております。

(質)来年20周年の記念行事等で既に決まりつつようなものというのはあるんでしょうか。
(答)一応これまで昭和61年に友好締結をして以来、5周年ごとに記念事業を三重県、河南省が相互に実施をしているという経緯がございます。しかし、これはきちっと確認をされていることでありませんので、20周年を迎えるにあたりまして、今後記念事業というものが、例えば民間交流も含めた実り多いものになるように、またこれからの友好協力関係が一層発展するというようにもっていけるように、それを両政府間で確認をするという必要があるということでありまして、ちょうど時期的にも連休前のこの時期ならば訪問できるということで決めたところであります。
(質)15周年はどちらでやられたんですか。
(答:生活部)中国の方で開催いたしました。今までのやり方ですと交互になりますので、20周年は基本的には三重県の方に来ていただくということになろうかと思っておりますが、今知事のお話にありましたように、これから政府間で打ち合わせを行いまして決めていきたいと思っております。

(質)中国のどこで。
(答:生活部)鄭州、河南省で行われております。

(質)前知事は行ったんでしたか。
(答:生活部)そうです。

(質)知事ご自身は知事になられる前は中国に訪問されたことというのは。
(答)中国そのものには何度かありますけど、今回まいります河南省はこれまでにございませんので、初めてです。

(質)観光客が三重県に来ていただけるようにアピールをしに行くということですけれども、日程見ると殆ど訪問とか、視察とかそこら辺が殆どだと思うんですが、どのような形でアピールをしようというアイデアなり、意気込みなり、どういうふうにアピールしていこうというお考えがあればお聞かせいただきたいんですが。
(答)日本の方へ観光客が来ていただくということについては、現在ビザの問題が両国政府間で協議されているところでございます。2004年から中国では3市5省、これは北京市、上海市、天津市、広東省等で、これには河南省は入っていないわけでありますけれども、2004年からこういったところの団体観光客に限ってビザ発給が行われているということですね。それで今回愛知万博が開かれるということで、その期間中、中国全土にビザを発給できるようにしようということでありましたけれども、中国政府の方から要請としては、この万博に限らず、今後も恒久的にビザを発給できるようにという要請がきている、しかし日本政府の方では当面万博期間中に問題がなければというようなことで、実は交渉がまだ続いているという関係から、この万博期間中のビザの発給についてもまだ実現していないというような状況になっているということでございます。そういう状況の中にありますので、そこらの、これは両国政府間のことでありますけれども、訪問の初日に北京の日本大使館の方にも寄ってまいりますので、そういった交渉の状況もお聞きできるかと思います。また実現できるということになりましたときに、万博期間中に何か向こうでそういう企画ができるならば、ぜひ三重の方へお出でをいただくような、あるいは来年の20周年の、そういった機会にお出でいただくような、そういうこちらからの要請もしたいと思います。いずれにせよ、向こうの、河南省政府の考え方というものも確認をしながら、三重としてはぜひPRをしていきたいと、こう思っております。向こうもすごく歴史の古い国でありますし、そういう意味では河南省そのものも観光にも大変力を入れているので、そういったところも見せていただくという予定で、もっとも17年度から力を入れる1つであります観光振興にも参考させていただければと、こういうふうに思ってます。

(質)後で21日以降の民間交流プロジェクトの内容とかをまた資料リリースでもらえますか。
(答:生活部)はい、分かりました。

(質)世界遺産とか、少林寺見るのは知事はどうして見られるんですか、動機はどうですか。
(答)西安とか、そういう所ですか。
(質)ええ。
(答)西安はいわゆる唐の長安という都だったわけですね。これも今、観光面で中国では成功している所だと、こういうふうに思っております。私としてはこれも三重県も熊野古道という、かなり性格は違うものではありますけれども、世界遺産に登録をされたわけでありますので、そういう意味ではそういった観光ということでも参考にさせていただければと、こう思っております。それからもう1つの少林寺でしたか、少林寺について・焉A私もあんまり行く所承知してなかったので。

(質)支持者の中に少林寺か何か。
(答)全くありません。河南省でも世界的に有名な文化遺産等があるという中で、少林寺もその中の代表的な、世界的に有名な所だと、こういうことで日程の中に入れていただいているんです。日程は向こうと相談して作ってもらったんですね。
(答:生活部)はい、そうです。

(質)そうなんですか、知事の希望じゃないんですか。ここ行きたい、ここ見たい。
(答:生活部)向こうとも相談をいたしまして、最終的にまとめたものでございます。
(答)少林寺がどこにあるかもあんまり知らないので。

(質)本音でトークは69市町村回り終えて、旧69市町村ですね、来年等は今のところまだお考えじゃないんですか。
(答)本音でトークについては、実は16年度についても2,875人がご参加をいただきました。1会場が平均で106.5名ということになっております。それから発言者も236名で、1会場平均で8.7名でございます。これは15年からずっと平均しましても、15年度から入れますと3,907名、約4,000名近いですね。それで平均して105.6名、発言者数が340名で、平均9.2名でございまして、私としては行った所、行った所で県民の皆さん、大多数の人が高く評価をしていただいているなと、こう思っております。その中にはもっと回数多くやって欲しいと、要するに私は今、旧の市町村、69の地域を順繰りやっているという形でございます。これは選挙の時に私としては直接県民の皆さんとトークできる、そういうものをやっていきたいということで、選挙で公約でちょっと申し上げていたわけです。実際にやり出しますと、なかなか本当のところは大変でありますが、少なくとも2度目おじゃましようと、こう思っても、なかなか難しいなと、こういう感じがしましたので、ぜひ17年度はこの予定を全てこなしましたら、18年度はやり方また、これは検討いたしますけれども、2巡目にも一部入っていくことができるんではないかなと、こう思ったりします。具体的にはまだこれから17年度の状況、そして15年度からやってきた全体を検証して、どうやるか考えていきたいと、こう思ってます。

(質)一番最初が宮川村というのは何かあるんですか。
(答)宮川村ですか、特に私はそれにこだわってどうのこうのというわけではありませんけれども、宮川村については、海山町にこの間行ってまいりましたので、やはりこの間の豪雨でも大きな被害を受けました。豪雨を受けてすぐというところはまた逆にご迷惑かなと思います。今も昨日ちょうど合併申請で宮川村の村長がみえましたけども、まだいろんな意味で災害の後遺症、それは物理的な被害だけではなくて、ヘルスケアの問題だとか、そういうことも言っておられました。そういうことで少し時間を空けた時というので、この春ぐらいがいいのではないかなと、こういうふうに思います。それで日程調整しましたら、一番最初に宮川村という所が選定できたということですね。

(質)知事、河南省の関係でちょっと戻りますけれども、河南省というのは中国では、これは1億人の人口があると言ってましたが、どれぐらい、何番目ぐらいになるんですか。
(答)一番大きな省です。
(質)一番大きな省。
(答)人口では一番大きいと聞いています。そうですね。
(答:生活部)はい。

(質)中国人の間で、特に若い人、いわゆる反日感情が高くなっていると、これは地域の格差がありますけれども。今、台湾との関係がありますね、ちょっとぎくしゃくしてますね。それで中国は軍事力高めていると、そういう話もあります、背景もありますけども、こういった若い人の反日感情は河南省ではどういうふうな、あんまり多くはないんですか。
(答)私、残念ながらまだこれから行きますので、肌でいろいろ感じるところあるかもしれません。しかし、日本にとって、中国は昔からの、それこそ関係の深い所でありますし、それから今日政治的にも、経済的にも、社会的にも日本にとっては最も重要な国の1つでありますから、したがって両国間が友好的に今後協力、発展できるということは非常に大事でありますから、三重県というレベルにおいても、中国の省レベルの所とそういった友好提携をより深めていくということは、さっきおっしゃったいろんな課題の将来に向けての解決のために・熨蛯「に役立つことではないかなと、こう思ってます。

(質)滞在中に若い人たちの間の話を聞く場を持つとかですね、そういう場面はありませんか。日本の印象を聞くとか、そういうふうなことに対して。
(答)ちょっと細かい日程どうなのか分からないんですけどね。そういうことについても少しでも知り得る機会があったら知りたいと思いますね。

(質)特に領土の問題で、韓国との間には竹島の問題あるし、中国との間では尖閣諸島の問題がありますね。その辺りで若い人たちはどういうふうに思っているのか、その辺りもざっくばらんの中で意見聞かれたと思うんですけども。
(答:生活部)今回の日程の中では若い方と直接話する機会というのは、非常に少ないというふうに考えておりますが、向こうでも日本に交流員として来ていただいた方とかと話をする機会とかは当然ありますので、そういった中でも話はしていただけるというふうには思っております。
(答)同行取材拒否いたしませんので、しかし経費の面だとか、向こうの政府にご迷惑を掛けるというようなこともあるといけませんので、事前に費用負担の問題だとか、いろんなことについてはご相談を、もしもそういうお気持ちがあるならば、事前にしていただきたいと思います。

(質)訪問された後、誰かに、例えば小泉さんにこの話をされるとか、そういうことはないですか。国の方に印象について、そういうことは考えてないでしょうか。
(答)そういうことは別に考えておりません。

(質)まずは県単位の訪問だと。
(答)そうです。そういう報告すべきような重大なことというのは、好ましい事ならばいいですけども、好ましくないことであるならばないように祈っております。

(質)例えばビザの関係は。
(答)ビザの関係については政府間で非常に長い時間を掛けながら協議をしてますからね、かなり何と言いますか、大体折り合い点に来てるんではないかなと思うですけど、残念ながら愛知万博開幕までにそれが結論出るのかと思ってましたけれども、出ていないというのはちょっと残念に思いますね。ただ正直は私が中国へ訪問する時までにまだ今の状態なのか、あるいはひょっとするともうある程度結論が出ているのか、これもちょっと分からないので、その状況を見てまた向こうでもいろいろ意見を聞いて来ようと、考え方を聞いて来ようと思います。

(質)この機会に、友好提携政策ですけれども、スペイン、ブラジル、河南省、パラオ、この間三重県もいろいろ見直しなり縮小なり拡大なり繰り返しているんですけれども、現在、他のスペイン(バレンシア)、ブラジル(サンパウロ州)、パラオはどうなっているんですか、友好提携の熱意。解消してましたか。
(答:生活部)今、お話ありましたように、バレンシア、パラオ、サンパウロ州ですねブラジルの、と河南省の4つが友好提携なり姉妹提携ということになっております。パラオについても来年には10周年ということがございますので、やはり同じように友好関係を強めるようなことを考えていかないといけないというふうに思っておりますし、いずれにしても民間レベルの交流というのは随分と盛んになってきておりますので、そういったところを中心に交流関係をこれからも続けていきたいというふうには今のところ考えております。

(質)とは言え、スペインとかブラジルは少し政策的に手を抜くというか、予算も削るような時代もあったと思うんですけれども、それはどうです。
(答:生活部) 確かに距離の問題とかもございまして、こちらの方から県民の方々が向こうを訪問するという機会が少ないということもあります。ただ、例えばバレンシアですと、志摩スペイン村のようなスペインと関係のある施設もございますので、そういったところの民間レベルの交流を考えていくということになろうかと思います。

(質)知事改めて、中国はそうやって1億人の人口があって、観光とか企業立地、誘致に利点があるから、そういう積極的な行動をされるんでしょうけれども、全般に友好提携外交はこれからどうされますか。
(答)まず相手のある話でありますから、お互いにそういった必要性を強く認識をし、そして具体的な交流の中身というものが考えられる場合には、それはそれなりに大いにいいことではないかなと思いますね。中国河南省との関係については、特に河南省の皆さん非常に三重県との友好提携についても熱心にお取り組みいただいています。日本にとっても、また三重県にとっても中国というものは極めて重要でありますから、そういう意味では河南省との友好提携というものについては、長い将来の先まで見通しても極めて今の時点でのそういう友好提携について、それを深めていくということは大事なことであると、こういうふうに思っております。他の所についてはそれぞれのまた事情、相手側にもいろいろまたあるでしょうから、相手もその時の相手方政府の中心になる皆さん方の考え方によっても違ってくる、だからこれは相手のある話だというところで多少の濃い薄いはあるかもしれませんね。

(質)知事と議長以外の同行職員数というのは何人ですか。
(答)まず職員として7名ほど、ですから議長、私入れて9名ほどになるのかなということを想定してます。職員7名につきましては、1つは国際室のある生活部で、生活部長含めて何人かと、それから後、観光面、経済面、産業面の問題がありますので、農水商工部長も含めていくということになるのかなと思いますが、まだこの人事異動のこういった状況の中でありますので、最終的に公表できるのは4月に入ってからということになろうかなと思います。

(質)議会からは岩名議長だけなんですね。
(答)岩名議長については、昨年の8月に河南省の議会にあたる河南省の「人大常委会」正式には「河南省人民代表大会常務委員会」ですかね、要するに河南省の議会に当たる方々が来県をされておりますけれども、その時に岩名議長に対して訪中の要請があったということでございます。そういうことからご一緒するということにいたしたところでございます。

(質)リリースの人大常委会の「大」は大きいという字でいいんですね、代表の「代」ではないんですね。
(答:生活部)大きいです。

(質)談合があった損害賠償訴訟で、今日和解のテーブルに付かれるということなんですけれども、県が訴えていた額よりも和解案では正当な落札額が低く見積もられているわけですけれども、改めて、その和解案をどう評価して受け入れることにされたのか、理由を教えてください。
(答)今回談合によりまして、県、あるいは県民に損害を与えたということについては、極めて遺憾に思い、そして今回いろいろ訴訟等含めた手続きをしたところでございます。私ども県としては当初12.19%で損害率を提示してきたところでございますけれども、今回裁判所が認めました損害率7%ということについては、落札率の著しく低い案件、59%以下の案件ですが、そういったものについての補正を行うという考え方に立っているということでございますし、一定程度の理解をしうるものであるということ、さらに県としては裁判所の見解であるということから、これを尊重すべきであると、こういうふうに判断をいたしたところでございます。

(質)今回こういう訴訟を提起して和解を受け入れるということで、今後県内の、県に限らず自治体の発注するいろいろな業務の入札のあり方へはどういう影響を与えると考えられますでしょうか。
(答)少なくともあってはならない談合ということについては、やはりこういったことを契機として、なお一層業界の皆さんが公正な、そして透明な、そういった入札についての手続きをやっていただくよう強く期待をいたしているところでございます。

(質)愛知万博がいよいよ始まりまして、先週開会式に出られたということなんですけれども、協会の予想する来場者数よりは少ないけれども、人気パビリオンは相変わらず長蛇の列ということで、知事ご自身が開会式出られて、万博の熱気とか、雰囲気とか、どのようにお感じになったのか感想をお聞かせください。
(答)万博の会場ですね、広大な森の中に将来取り壊して復元できるようにということで、あれだけの施設が展開されているということについては、大変現物見てびっくりしたところであります。私自身はそれぞれの館の中へ具体的に入っていない、ただ先般開会式の時に、その後少し時間の余裕があり、当日は原則として開館していないということだったんですが、日本館と後、複数2、3何か開いているところが、その中でマンモスの頭の展示の所と、それから日本館は見れるということだったので見てまいりました。日本館は球状になった中に入って、映像が映し出されるんですけれども、それも素晴らしいものでありました。マンモスについては動く歩道みたいな上に乗ってあっという間に、1分ぐらいで前を通り過ぎてしまうという、あまりにも・?っけないなというところありましたが、それでも1万8千年前でしたか、マンモスを直に見られるという、そのことはとても、思うだけでもゾクゾクするような感激がありますね。ああいうものが他にもいっぱいあるんだろうと、こう思いますね。ですから多分見にいきたいと思っていらっしゃる方は相当数期待通りあるのではないかなと思ってますけれども、残念ながら開会式の時も途中からもうものすごく冷え込んできましてね、私も会場の中で最後までいるのが苦痛なほどちょっと寒くなってきました。コートを持っていかなかったもので余計だったんですがね。それから開幕してから、やはり今日までちょっと天候が不順で、日中ちょっと暖かくなったと思っても、雨が少し降ってきたり、朝夕は相当冷え込んだりというようなことありますね。そんなことで、少しまだ、行こうと思っている人たちも少し今の時期を避けているような感じがあるのかもしれませんね。今後相当数、暖かくなってきましたのでね、増えていくのではないかなと期待しております。

(質)日本館の丸柱、県産の間伐材集めて柱にしているとかいう話だったと思うんですけれども、何かそういうことでの感慨みたいなのはありました。
(答)日本館については日本の自然の代表として、竹であるとか笹、それから木材ですね、こういうものをふんだんにいろいろ使ってましたですね。会場の中の最後の部分の所には随分木材を大量に使った仕掛けができておりました。そこでの具体的な説明はよく聞かなかったのでありますけれども、したがって、足早にもう出て来ざるを得なかったような状況なんですけれどもね。でも日本としては、ああいう自然の大事さを今国民も認識を非常に強めてきておりますから、その代表的な森林という観点から訴える力を非常に持っているものだと、こういうふうに思います。

(質)万博効果、中空効果での三重県内での観光振興を目標にされているんですけれども、その感触は行かれて実際どうでしたか。
(答)まだ始まってすぐですしね、議会でもいろいろ質問がございました中で、この4月の宿泊施設の予約数が去年に比べて相当増えているというようなことを聞き、これも万博、あるいはセントレアの効果も含まれてのことなのかなという期待持っていましたけれども、あくまでこれは相当前から事前予約という形でありますから、実際にこの春、どういう状況なのかというのは、きちっと見極めていきたいなと、こう思ってます。期待はありますけど、今後注意して見ていきたいと思いますね。

(質)ちょっと戻りますけど、入札のことなんですけども、松阪市長時代に導入された松阪方式という談合防止、それは将来的に導入されるような考えはおありでしょうか。
(答)松阪市において導入しました方法につきましては、市長当時、全国のいろんな状況を自分で確かめながら、なかなかいい知恵がない中で、あれが1つの方法なのかなということで導入をしたという経緯がございます。しかしあの制度についても、例えば最低価格を85%に設定しているということについて、それがどうなのだということだとか、あるいは談合ができにくくする、できないようにするというために、実際の最低価格算定については、入札者にくじを引かせて、上下2%の範囲で予定価格そのものが変動できるようにしたわけですね。それがために実際の入札では、くじ引き方式であるというような批判も出たりしております。したがって、これが100%いいものだということはなかなか言いがたいものだと、こういうふうに思っております。それから、安ければいいということではなくて、例えば先般から日本文化デザインフォーラムの皆さんが三重県に来ておられますね、その中には建築家の高名な方々も、若い日本を代表するような建築家も来られてますね、そういう方々と話していても、やっぱりそういうところのデザインだとか、芸術性だとか、やはり建造物そのものにも魂の部分というのがあって、そこのところが入札だとかそういう点では、なかなか生かされないというようなところありますね。したがって入札制度については、もっともっといろんな研究がされていっていいのではないかなと、こう思っております。いろんなやり方を具体的にやっている所があるようでございます。三重県としても、入札についてはかねてから検討会設けて、やってきております。その中で、ぜひより良い公正、公平、透明な県民に期待されるような、そういう制度にしていけるように、これからも努力をしていくということが必要だと思ってます。それは決して松阪のモデルを三重県でもやるという前提には立っていません。

(質)今日が今年度最後の知事定例会見になると思うんですけれども、知事からご覧になって、今年度1年間振り返って、まず一番印象残っている出来事なり、何なりというのがあれば、教えていただきたいんですが。
(答)まず16年度につきましては、何と言いましても、昨年の秋の台風21号関連の豪雨による被害、これが特に宮川村、そして海山町他数市町村で甚大な被害がございました。その被害に遭われた皆さんには、本当に心から今もお見舞いを申し上げたい気持ちでありますし、県政にとっても、最もやはり16年度については大きな出来事であったと、こういうふうに思っております。

(質)
パールバレー構想なんですけれども、もう廃止したと言ってしまってもいいんですよね。
(答)パールバレー構想については、やはりIT社会が進展をしていく中で、三重県としてもこの関連の事業を、やはり三重県の産業の中できちっとしていきたいという、当初のそこまでの考え方は理解できるところでありましたけれども、1つはパールという名前が少し地域限定的に受け取られがちであったということ、それから具体的にやりました中身については、少し将来の展望が十分できていなかったということ等、いろいろあろうかと思いますけれども、当初の思いのとおり展開してきていない状況がございました。したがって、そういう意味では、今回見直しをするということにいたしました。パールバレー構想そのものの敬称はもう使わないということにしましたが、パールバレー構想で展開してきている事業も、やはり今後大事な部分というのがありますので、そういう意味ではクリスタルバレー構想等で含めて、その中で継続的にまた取り組んでいくような位置付けでいこうと、こういうことに整理をしたところであります。

(質)2点ほど伺いたいんですけど、1つは合併なんですが、4月から新法が適用されると思うんですけれども、その中で知事が合併協の設置を勧告したりとかできるようになって、合併に対する関わり方が強くなると思うんですけれども、知事としてはどういうふうに進めてかれたいと思われますか
(答)合併については先般、大台町、宮川村が合併申請に来られました。これは今回の合併特例法の下では最後の申請になったということで、今までの申請が全て順調に手続きが進みますと、来年の3月には市町村数が29になるということが予想されております。この結果、全市町村の8割を超える56の市町村が、いろんな組み合わせの中で合併を選択したということになるわけであります。残った2割の所、あるいはまた今後継続的にそういったことが検討されていく、そういった所もあろうかと思いますが、今回新法の下で今後どういうふうに県として対応するかということでありますけれども、新法については総務大臣が合併推進の基本指針を策定するということになっておりまして、これについては5月頃に公表が見込まれているところでございます。この基本指針に基づいて、県としては合併市町村の組み合わせ等を内容とした構想を作ったり、あるいは合併協議会の設置勧告を行うことができると、こうなっているわけでありますけれども、私としては今回の一連の合併で、単独で残らざるを得なかった市町村等の意見をお聞きした上で、さらにその基本指針の中身もよく見て、今後県としてどう対応するのかということが、それから考えていきたいと、こう思ってます。

(質)勧告とかに対しては積極的な姿勢で取り組まれたいということで、それとも慎重に。
(答)今の時点では、積極的にとか、そういうことはもちろんありませんし、ただ指針の方も見なければなりません。それから基本的には、やはり合併そのものは、合併をされるその市町村そのものの住民の皆さんのお考えに基づいて、やはり決定されるべきものだということであり、そこのところを尊重するということについては、これからも変わるものではありません。

(質)もう1個全然別の質問なんですが、国民保護計画なんですけれども、この間25日に閣議決定されたと思うんですが、中で都道府県が指定地方公共機関を定めることができると思うんですけれども、報道機関を指定するかとか巡って他の県で問題になったりしてるんですが、知事としては実際定めていかれるのか、定めていかれる場合はどういうスケジュールでやっていきたいと考えているのか、もしあれば教えていただきたいんですが。
(答)国民保護計画については、先の25日の閣議で国民保護に関する基本指針というのが、正式に決定したということでございます。この基本指針に基づきまして、17年度に国民保護協議会というのを設置をいたしまして、ここに諮問をしながら三重県として、その地域特性を踏まえた上で、国民保護計画を作成をしていく考え方でございます。その中で国民保護法に基づく指定地方公共機関の指定ということでありますけれども、これについては3月29日付けの三重県公報によりまして、次の8つの団体を指定をすることにしております。1つは三重県医師会、それから2つ目に三重県LPガス協会、それから3つ目が三重県トラック協会、4つ目が三重県バス協会、そしてその次が伊勢湾フェリー株式会社、それから三岐鉄道株式会社、三重テレビ放送株式会社、それから三重エフエム放送株式会社でございます。これについては、電気、ガス、輸送、それから通信、医療その他広域的事業を営む法人とか、あるいは公共的施設を管理する法人、それから地方独立行政法人等で、あらかじめ当該法人のいろいろ意見を聞いて、知事が指定するということでございますが、今まで検討してきた、あるいは協議をしてきた中で、この8つということにさせていただいたということでございます。



( 以 上 )

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

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