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平成21年05月25日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平成21年 5月22日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目等

 ・新型インフルエンザ対応について(報告)
 ・平成21年度全国知事会議の三重県開催について(発表)
 ・世界遺産登録5周年記念事業「熊野古道国際会議」の開催について(発表)
 ・平成21年6月の期・鮪闢俣凾ノ関する取り扱いについて(報告)

(知事)まず、新型インフルエンザ対応についてのことでございます。新型インフルエンザは、5月16日(土)以降、兵庫県、大阪府などを中心に感染が拡大をしておりまして、20日(水)には隣接県でございます滋賀県で発生をしたほか、東京都、そして神奈川県で、また昨日は京都府で、そして本日は埼玉県で感染者が発生をしているという状況です。今回の新型インフルエンザでございますが、概して感染をしても症状は比較的軽く、抗インフルエンザウイルス薬の処方など、早期に適切な治療を受けることが効果的であります。慢性疾患を有した方や妊娠をされた方などが感染した場合には重症化するとの報告もございますので油断はできませんけれども、通常のインフルエンザと同じ予防策で感染の拡大が軽減できるものとされているところです。こういう状況の中、国におきましては、感染拡大の防止、基礎疾患のある方を守るということを中心に対策の見直しを進めてきているところでありますけれども、本日の朝、国から新たに基本的対処方針が示されたところでございます。県といたしましても、今回の新型インフルエンザが弱毒性であるということから、これまで三重県新型インフルエンザ対応行動計画(社会対応版)の運用を見直してきたところでございますが、今回の国の方針を踏まえ、いつ起きてもおかしくない県内発生に備え、「県内発生時における主な当面の運用方針」をまとめましたので、その内容を申し上げます。まず1点目でございますが、県民の皆様からの電話相談に対応いたします発熱相談センターにつきまして、引き続き体制を強化してまいりますとともに、発熱外来の充実に向けまして医療機関との調整を進めてまいります。2点目として、学校・保育施設等につきましては、児童・生徒等を通じて感染源となりやすいということから、発生した患者が学校・保育施設等に通う児童・生徒である場合、人口密度や生活圏域等を考慮しつつ、県立学校につきましては原則として対象市町の一部又は全域の臨時休業を実施していきます。該当市町及び市町教育委員会に対しましては、所管をいたします学校・保育施設等におきます同様の臨時休業を要請してまいります。私立学校につきましても同様の臨時休業を要請してまいります。また、発生した患者が児童・生徒等以外の場合でありましても、二次感染が生じ、さらに感染拡大のおそれがある場合には、同様の臨時休業の対応をしてまいります。発生地域に所在する高齢者通所施設等につきましても同様に臨時休業を要請してまいります。保護者の皆様にはご迷惑をおかけいたしますけれども、感染の拡大防止にご理解をいただきますようお願いいたします。なお、県内の経済団体や事業者の皆様には、保育施設等の休業によりまして育児や介護のため仕事を休まざるを得なくなります従業員に対しまして、本人の申し出に基づきまして休暇を与えるなど特段のご配慮をいただきますようお願いを申し上げます。3点目でありますが、発生地域におけるイベントや集会の関係でございますが、本県主催のイベント等につきましては、開催の必要性を改めて検討いたしますとともに、十分な感染防止策を講じた上で原則開催することといたします。また民間団体によりますイベント等につきましては、開催の必要性を改めて検討いたしますとともに、十分な感染防止策を講じた上で開催するよう要請をしてまいります。最後に4点目として集客施設関係でございますが、発生地域内にある県立施設につきましては、原則、休業措置は取らずに、十分な感染防止策を講じた上で開業してまいります。また、民間施設につきましては、同様に十分な感染防止策を講じるよう要請をしてまいります。以上、県内発生時における主要な運用方針を申し上げましたが、今後は国の基本的対処方針等と併せて運用を行っていきたいと考えております。県民の皆様におかれましても、手洗い・うがいを徹底する、マスクを着用する、「咳エチケット」を守る、人ごみを避けるなど、お一人お一人がインフルエンザ感染予防策をとっていただきますとともに、発熱や咳など新型インフルエンザを疑わせる症状のあります方は、医療機関を受診する前に、まず電話で発熱相談センターにあてて連絡いただくようお願いをいたします。相談のうえ、適切な医療機関を案内いたしますので、その指示に従っていただきたいと思います。皆様には、正しい情報のもと冷静に対応していただきますようあらためてお願いを申し上げます。

 次に、この夏に開かれます知事会議につきまして申し上げます。夏の全国知事会議につきましては、例年、地方で開催されておりまして、今年度夏の全国知事会議は三重県におきまして開催することになっております。このため、本県におきましては、その開催に向けて準備等を進めてまいりましたところでございますが、昨日(5月21日)に、主催者であります全国知事会の会長から各都道府県知事に対しまして、全国知事会議の開催通知が出されましたので、このたびの全国知事会議、プレイベントとして三重県が開催をいたしますシンポジウムなど、三重県で開催される全国知事会議の全体スケジュールとそれぞれの行事の概要をこの場で発表させていただきます。まず、知事会議についてであります。7月14日(火)から15日(水)にかけまして、伊勢市の県営サンアリーナ(メインアリーナ)を会場といたしまして開催されることになります。会議のテーマといたしましては、第二期地方分権改革への対応のほか、直轄事業負担金や地方消費税の問題などの審議、全国知事会として行う国への政策提言・要望の決定などが想定をされております。会議には、各都道府県知事をはじめ、あくまで予定でございますけれども、総務大臣のほか、概ね400名ほどの出席を見込んでおります。なお、7月13日の午後には、全国知事会議のプレイベントとして、「希望を持って生きられる『この国のあり方』について」というのをテーマにシンポジウムをサンアリーナのサブアリーナを会場として開催することといたしました。具体的な内容ですが、関西学院大学教授で地方財政審議会会長の神野直彦先生に基調講演をいただきますとともに、全国知事会会長であります福岡県知事の麻生渡氏、資生堂名誉会長の福原義春氏、北海道大学大学院法学研究科教授の宮本太郎氏、そして、不肖私もパネリストになりまして、神野教授にコーディネーターをお願いいたしまして、パネルディスカッションを行うことといたしております。また、7月15日の午後には、三重県の地域資源や取り組みをご紹介するため、「三重の文化・歴史コース」と「三重の先端的技術コース」という2つのコースを設けまして、あくまで参加を希望される知事の皆さんが対象となりますけれども、政策勉強会を実施する予定といたしております。つきましては、記者の皆さんにおかれましては、知事会議全般をご取材いただきますとともに、会場には三重県の施策や、あるいは地域資源などのPRブースを設けておりますので、広くその情報発信もお願いを申し上げます。

 次に、世界遺産登録5周年記念事業として熊野古道国際会議を開催いたしますことについて申し上げます。熊野古道伊勢路は、現在約880ございます世界遺産のうち、スペインのサンティアゴ巡礼路とともに世界で2つしか登録されていない「道の世界遺産」でございます。その熊野古道を含みます「紀伊山地の霊場と参詣道」は、ユネスコの世界遺産リストに登録をされてから本年で5周年という節目の年を迎えるわけでございます。三重県ではその機会を捉えまして、県民の方々をはじめ、我が国、ひいては世界の方々に熊野古道伊勢路の国際的な魅力を知っていただくため、世界遺産登録にご尽力いただいておりますイコモスとの共催で、文化の道をテーマに国際シンポジウムを開催することにいたしました。これまで11回にわたりましてスペイン国内及びイコモス総会開催地で開催されてまいりましたイコモス「文化の道委員会」の年次総会が、今年の11月に初めて日本の伊勢市で開催されるということが決定しております。イコモスは遺跡や建造物の保存を目的に設立をされました国際機関でございまして、世界遺産に推薦された文化遺産の調査、あるいは専門的な評価を担当しております。世界遺産に大きな影響力を持つイコモスの国際学術委員会の総会が三重県で開催をされるということは非常に意義深いことだと考えております。イコモスと連携をいたしました国際会議を開催するということによりまして国際的な知見を得るということで、今後の地域づくりに活かしてまいりますとともに、「道の世界遺産」である熊野古道伊勢路の魅力を国内はもとより世界に向けて発信をいたします。国際会議には、世界約110ヵ国に約7,000人の専門家を擁しておりますイコモスの組織の会長でありますグスタボ・アラオス氏、それからイコモス「文化の道委員会」の会長でありますマリア・ローザ氏をはじめといたしまして、イコモスから60名を超える専門家が参加する予定でございます。熊野古道国際交流シンポジウム尾鷲2009は、10月31日に尾鷲市の三重県立熊野古道センターにおきまして開催をいたします。三重県が主催をいたしまして、文化庁、東紀州5市町等のご後援をいただき、熊野古道伊勢路を活かしました地域づくり、伊勢路の継続的な保全をテーマといたします会議にしたいと考えております。翌日の世界遺産国際交流シンポジウム伊勢2009は、伊勢市の賓日館におきまして、イコモス「文化の道委員会」、日本イコモス国内委員会、三重県の3者で構成をいたします実行委員会の主催で、奈良県、和歌山県の共催によりまして、多くの団体にご後援をいただき、開催をいたします。シンポジウムには、全国から世界遺産登録地及び登録候補地の首長等をお招きをいたしまして、昨年のイコモス総会において採択をされました文化の道憲章が示しております、道の世界遺産による世界平和の構築というのをテーマに討議をいたしまして、「世界遺産による平和宣言・伊勢」、略して「伊勢宣言」でありますが、これが採択をされる予定でございます。このほか、11月2日にはイコモス文化の道委員会2009年総会と日本イコモス国内委員会の研究会が伊勢市内の賓日館で開催をされます。また、これらのシンポジウムの前後には、熊野那智大社、花の窟、馬越峠、さらには神宮の宇治橋渡始式に出席をするなど、我が国を代表する文化についての理解を促進するためのエクスカーション(調査旅行)を行う予定にいたしております。

 次に、4点目に、この平成21年6月の期末手当等に関する取り扱いについて申し上げます。平成21年6月の期末・勤勉手当につきましては、去る5月13日の人事委員会勧告を受けて以降、その取り扱いについて検討を行ってまいりました。今回の人事委員会勧告は、景気の早急な悪化に伴いまして引き下げられました民間の夏季一時金を踏まえてなされたものでございまして、本年6月に支給をされる期末・勤勉手当の支給月数のうち0.20月分を暫定的に凍結することとしております。本県といたしましては、人事委員会勧告制度を尊重するというこれまでの基本姿勢に立ちまして、現下の厳しい経済社会情勢等を踏まえまして、勧告どおりの取り扱いとする方針を決定いたしました。この方針を踏まえまして、今後早急に職員の給与に関する条例等の改正条例案を議会に提出する予定でございます。なお、私、知事をはじめとする特別職につきましても一般職に準じた取り扱いにすることといたしました。私の方からは以上4項目でございます。

2.質疑応答

・発表項目等に関する質疑
・議長マニフェストについて

(質)まず知事会議なんですけれども、確認ですが、三重県において開催されるのは何年ぶり、何回目になるんでしょうか。
(答)初めての開催ということになります。

(質)いろいろ行事が催されていますけれども、プレイベントの「希望を持って生きられる『この国のあり方』について」というテーマのシンポジウムなんですけれども、なぜこのテーマに、そして何でこのメンバーをお集めになられて開催されるようになったのか、その意図のようなものを教えていただけますでしょうか。
(答)先程申し上げた中で、会議のテーマにどういうものがなるかということで、分権改革だとか、あるいは地方消費税の問題だとか直轄負担金の問題だとか、いろんなことが想定される中にありますけれども、実はこれまでの知事会議での議論の中でも、私の方から、やはり今いろんな課題について議論をしておりますけれども、そもそもその大本になる、我が国がどんな国を目指しているんだということについて、今明確に提示をされていません。少なくともこれまでは小さな政府論だとか、構造改革というような言葉の下に、何かアメリカ社会に限りなく近づいていくような方向が言われたりとか、いろんな形がはっきり見えないまま進んでまいりました。そういう中で、そういったこれまでの方向についての反省を踏まえたいろんな議論が出てきているところであります。少なくとも、麻生内閣になりましてから政策の方向が明らかに変わりつつありますし、国会でも、中福祉中負担というような議論がされているところでございます。そういう意味ではこれから地域社会にとっても、それから我が国そのものが今後どういう新しい社会を再構築していくのかということにおきましては、その元となります我が国の社会のあり方、この国のかたち、これをまずしっかり描いておくということが大事でございます。そんなことから、先般私の方で国に対する提言・要望の中でも、国が今持っています安心社会実現会議等での議論等においても、とにかくこの国の社会のあり方、この国のかたちを提示していただきたいという要望も出してまいりました。また、知事会の麻生会長とのいろんな意見交換の中でも、今度の知事会議においてはこの国のあり方、この国のかたちというようなことについて、そうした議論を全国知事会において始めるということについて、この三重県での全国知事会で提案をしていきたいというふうに考え、相談もいたしているところでございます。そうしたことから、県の主催でありますプレイベントにつきまして、各界の有識者の皆さんと社会を取り巻く現状認識であるとか、あるいはこの国のあり方についての議論の重要性など、そういった意見交換をしてまいりたいと、こういう考え方で計画をいたしているところであります。

(質)15日、水曜日の夕刻、午後にあります政策勉強会で三重の観光地を見ていただく予定かと思いますが、こういった、その場所の観光地を見ていただくような催しというのは、ほかの知事会でもあったことでしょうか。それとも三重独自の取り組みなんでしょうか。
(答)毎回、各地で開かれている全国知事会におきましては、こういう政策勉強会という形で視察を行う予定、コースを組んでいただいているところであります。参加する、しないにつきましてはそれぞれ、各県の知事さんの時間的なご都合もありますので、それはそれぞれの知事さんの判断に任されているところであります。

(質)今の段階で、どこかの知事さんが非常に興味を持ってみえるとか、参加予定というような話は聞いていらっしゃらないですか。
(答)まだこういったことについても、全国知事会の会長から通知が行ったばかりでありますから、これからそれぞれ各県のご意向をお聞きして対応していくということになります。

(質)政策勉強会なんですが、知事はどちらのコースに参加されるんですか。
(答)私は開催県という立場でありますから、むしろどちらにも参加せずに状況についてどこかで見守っていくというようなことも含めて、まだどう対応するかということを子細には決めておりません。

(質)全国知事会議の会議の方でも、国のあり方について議論はされるんですか。
(答)このことについては、ぜひご提起をしていこうということを考えております。もちろんこれは知事会議での決定・賛同を得られましたなら、何らかの構成メンバーで会議をやる組織を立ち上げまして、1年ぐらいかけて議論していくのかなと思いますけれども、その議論を積み重ね、また専門の領域の先生方の意見もお聞きをしながら、一定の、知事会での全体の合意できるところ、あるいはいろんな複数案も含めて提議をしていくというような形でその成果を出していくということになるかと思います。ただ、それにつきましてはこの全国知事会の中で、全体の中でその方向性というのを確認し、合意をしていくということが前提であります。会長の方から多分ご提起される課題になるだろうと、こういうふうに思います。

(質)知事はその会議に入る予定はあるんですか。
(答)私としては、やるということになりましたら、それをこれまでも主張してきた立場として積極的に参加をしていきたい、そういう思いを持っております。

(質)提示というのは国に向けてということですか。それともただ公表するだけという?
(答)やはり、この国のかたちとか社会のあるべき姿という全体を、国民に一番近いところにある地方自治体がもっとそういう、国民生活に一つ視点を当てながら申し述べていくということは大変大事なことではないか、特に国の議論の中ではなかなかそれが、ここずっと、「空白の10年」とか言われてきましたが、少なくとも国家像について明示をするということについては、明示できない空白期間がもう何十年も続いてきているんではないかなと、こういうふうに考えます。そういう意味では、国の方で本来きちっと議論をしていただかなければなりませんが、私どももただ単に地方分権等、地方に関する部分だけではなくて、まずは全体像についても言うべきことをしっかり提案していくということが大事ではないかと考えております。

(質)全体、この関係予算というのはどの位ですか。
(答)会議そのものは全国知事会が主催をするということであります。しかし県としては、例えば前日に行われますものにつきましては、これは県の負担ということになりますし、それから政策勉強会についてもこれは県の方で負担をするとか、それから知事会の会場にはPRブースを設けたりするわけでございます。したがいまして、全国知事会の方の負担する具体的な中身については承知をいたしておりませんけれど、県の方では当初予算の中で予算額980万円を計上しているところでございます。

(質)シンポジウム、メンバーはほとんど知事が今まで対談されたりとかいろいろ、県議会も呼ばれた方々で、資生堂の福原さん以外は議会も呼んでますし、その意味ではある程度議論というのは、結論はもう一定の方向は出ますよね。
(答)私は、宮本太郎先生以外は今まで直接いろいろお話をしておりますし、よく承知をしているところでございます。

(質)宮本さんは会われたことはないんですか。
(答)ないです。

(質)議会は呼んだことがありますけど。
(答)そうでしたね。

(質)知事会の関連で、開催のこととはちょっと関係ないんですけど、先の全国知事会議で、橋下知事が次期衆院選で与野党のマニフェストを比較して、地方分権を進めていこうと考えてる政党に対する支持を明確にしたらどうかという提案があったんですが、おそらくこの次の知事会議にこうした話が出てくる可能性もあると思いますが、現在での知事のお考えをお聞かせください。
(答)私は、少なくとも各政党のマニフェストの一番第一項目で前提として必要なものは、先程から申し上げている、この日本でどういう社会を実現していくんだ、この国のかたちをどうするんだということが大事であります。少なくとも旧来のような、小さな政府というようなこと、それを地方にも押し付けながらセーフティーネットを次々に崩してきた、そういったこれまでの現状を考えますと、まずはこの国がどういうふうな国になるのかということを、与党も野党も各政党がそこをまず明示をしていくということが大事ではないかなと、こう思っております。その上でそれにふさわしい国の役割、それから地方の役割、いわゆる国と地方の役割分担の話や、そしてそれに基づいて権限をどういうふうに地方に移譲していくんだ、あるいは税財源構造をどうしていくんだという議論が出てくるわけであります。今は、実は一番その基本になるところの分がありませんので、したがってこれまでの議論でどういうことが起こったかというと、三位一体改革という非常に美しく響く言葉の中で、実際には、地方に税源移譲は3兆円したけれども、しかし補助金のカットや交付税のカット等で9兆円以上のお金を国は引き上げたわけでありますから、差し引き6兆円というような、本当に地方を、地方財政を困難に陥れた、そういう状況を作ってしまったわけであります。したがって私はそんな一つひとつの事象を捉えた、そういう議論が今のままでは国の全体の構造がきちっとしていない中で、安易にそのやり取りだけでやっていくと同じようなことを繰り返すというふうに思います。私は三位一体改革の頃から、まずはこの国がどうあるべきなんだということをきちっと国が決めていないからこういうことになるんだという強い思いを持っておりました。したがいまして、今申し上げたような中でのマニフェストの評価ということが、全体として評価するということが大事でありまして、個別の項目について知事会が要求を出して、それに形として応じているからいいとか悪いとかというような、そんな程度の話ではないではないかという思いを持っております。したがって、私としてはそういった思いの中で少し知事会でも発言をさせていただいているということでございます。


(質)(世界遺産登録5周年記念事業「熊野古道国際会議」の開催について)賓日館を選ばれた理由は。
(答)これは担当部署の方でいろいろとこれまで検討してまいりました。多分いろんな方のご意見を伺いながら決めてきたんだろうと思います。そういう中で、賓日館というのは歴史的な建造物でもございますし、私としても非常にふさわしいところではないかなと、こう思っています。

(質)過程で紀南交流拠点は対象にならなかったのですか。
(答)このイコモスの国際会議につきましては、宿泊地としては熊野倶楽部がもう7月以降はできていますから、そこを使おうということにしているところであります。そして、会議そのものの開催場所として熊野古道センターを選定をしているというところであります。


(質)(平成21年6月の期末手当等に関する取り扱いについて)県議会は乗っかるのですか。
(答)県議会の方は今日、協議をされるように伺っていますけれども、県議会でのご判断をいただかなければなりません。したがって、私の方からはまだ県議会の結論が出ていませんから、申し上げることはできません。

(質)事前に各派の代表者等で知事とお話しになっていることはないのですか。まあ、こういう状況だからということで。
(答)この件につきましては、私の方から直接話してはいませんが、副知事、総務部長の方から、議長、副議長を通しましてお話を申し上げてきて、それで議長の方でその取り扱いについて、今日、本日協議をされるやに伺っているというところであります。


(質)インフルエンザ対策の方を質問させていただきます。今朝ですね、国の基本対処方針に示されたということで、これまでとは少し違いまして、季節性の通常のインフルエンザと同じような対策でよいのではないかと、わりと軽減された結果で県の方の運用方針も示されていると思うのですけれども、その国の方針が変わってきていることについては知事としてはどのように受け止めてらっしゃいますか。
(答)実は先般、国に対する政策提言要望をいたしました。その際にも、今回起こっている新型インフルエンザにつきましては、以前想定してきた強毒性ではなくて、弱毒性というようなこと、それから、既に国内発生も急激に出てきているところでありまして、いろんな大阪、兵庫等の事例を見ましても、大体どういう状況かというのが分かってきた状況です。したがいまして、季節性インフルエンザとほぼ変わらないのではないかと言われているところでありますから、私ども、仮にこの新型インフルエンザが発生をいたしましても、旧来、三重県がマニュアルとして持ってまいりました社会対応版、これは強毒性にやはり基づいておりますから、こういったことについては、今回の状況に合わせて、柔軟に取り組んでいくべきだと、こう考えておりました。そのほか、やはりそうは言いながら、新型インフルエンザというこれまでになかった、特にワクチンもまだないというような、そういう新しいインフルエンザでありますから、国家的危機管理のもとで、国にしっかり対応していただきたい、こういうふうなことで要望してまいりました。その中で、より具体的な取り組み方針について、国としての基準を具体的に示していただきたいということも特にお願いをしてきたところでございます。既に国でも検討を始められておりますけれども、私としては、今朝政府の方からそれが発表をされました。かなり、柔軟に状況にもいろいろと、地域の状況を勘案しながら、よりこれまで以上に具体的にそれが述べられています。そういう意味で、私としては評価をしているところでございます。ただ、三重県で起こった場合にどうするかということについて、基本的な考えは先程申し上げたとおりでございますけれども、しかし、実際に起こった場合のケースというのは、それぞれ今からこうだと決めつけるような状況ではありませんので、したがいまして、起こった状況に応じまして、適切な判断をしていきたいとこう思っております。先程申し上げました、何点かの対応につきましても、原則として、こういうふうにするとか、いろんなことを配慮しつつ対応していくとかいうことを申し述べましたのも、そういう意味での適切な、柔軟性を持たせた、幅を持たせた中で考えているというところであります。

(質)具体的になんですけれども、まず発熱相談センターの体制を強化というところで、人員的な増員なども具体的に考えていらっしゃるのでしょうか。
(答)これにつきましては、私ども、今現在も発熱相談センターへの相談件数も日々に、こう急激に増えてまいりました。そして、24時間対応ということにもしてまいりました。その相談に対応している職員におきましても、やはり対応への限界があると、こういうふうに感じております。職員間に相当疲労感も既に高まってきているというところであります。したがいまして、こういう発熱相談センターでの体制というようなことについて、具体的にどうしていくかということを今、検討しています。したがいまして、できるだけ早くその対応について必要な経費を充てていこうということで緊急に補正を更に追加して組まさせていただかなくてはいかんのかなと、こういうふうに思っております。例えば、夜の相談体制、こういったことについて、今後十分に対応できるような、そういう人員確保を考えているというようなこととか、それからほかの事もちょっとふれますと、実際に起こりました時に医療機関、あるいはその医療機関を含め地域のお医者さんや医療従事者の皆さんにご協力をいただかなければなりません。その際の経費とか、そういうことにつきましても、どういうふうに対応していくということが重要でございます。そういったことがございませんと、協力要請を一方的にするだけでは、なかなかできないことであります。それから、発熱相談センターの中でも、例えば外国人からの相談がありましたときにどう対応していくんだということがございまして、そういう意味では外国人向けの相談体制とか、あるいは発熱外来でのそういった体制、すなわち、通訳が必要になってくるというようなことがございますので、それにもすぐにでも対応できるようにしていきたいと考えております。そういった関係でかかりますものにつきまして、ぜひ、緊急のものについては、すぐに県議会の方にもご相談申し上げて、対応できるようにしていきたいと思っております。子細につきましては、まだ、今精査中でございます。

(質)その夜の相談に対応できる人員確保ということなのですけれども、他部署からの応援ということではなくて、それ専用の臨時職員を雇うとか、そういう可能性もあるのでしょうか。
(答)例えば、緊急雇用の関係で相談員2名を確保しようというようなことで対応しています。それから、例えば、医療の専門的な機関でありますならば、これをそういった外部専門機関へ深夜の時間帯だけ委託をしていくというような、そういうやり方もございますので、いろいろ今後子細は詰めていきたい。今、そういう精査をしているというところであります。

(質)発熱外来の件なのですけれども、今日の段階で県としての設置をお願いした数と、実際に設置されている数を教えていただきたいのですが。
(答:健康福祉部)現在12医療機関でございます。

(質)(資料の)3番の県主催のイベントは原則開催というところなのですけれども、発生地域で主催する予定で、これまでに中止になった件というのはありますか。
(答:防災危機管理部)現在のところございません。

(質)(資料の)4番の発生地域に所在する県立の集客施設というところなのですが、具体的にはどういったものが、いくつぐらいあるのですか。
(答)例えば、県立の美術館であるとか、図書館であるとか、歴史博物館であるとか、県立のものでいけば、体育館等の施設もございますね。そういう施設がいくつもございます。また、市町においてもあると思います。ここで言っている県立施設につきましては、サンアリーナなんかも含めてでありますが、そういう施設を言っているところであります。
(答:防災危機管理部)施設数についてはまとめておりません。

(質)今、勘違いしちゃったのですが、発生地域というところで、既にこれまでに日本国内で出ている、例えば関西圏とか関東圏にですね、県立の施設ですとか、出先機関というものというと具体的には。三重の出先機関で。
(答:防災危機管理部)大阪事務所が発生地域には該当しています。

(質)平常通りに?
(答:防災危機管理部)マスク等を着用して勤務は平常通りしています。
(答)東京事務所もそういう場所にありますね。東京事務所、大阪事務所がそうです。

(質)発熱外来、もうちょっと細かく知りたいのですが。12の医療機関、今設置済み?病床数分かりますか。
(答:健康福祉部)病床数は今のところまだ14病床です。

(質)12医療機関14病床。
(答:健康福祉部)はい。

(質)発生地域といった場合の概念を教えていただきたいのですが。例えば津市で発生した場合、津市が発生地域になるのですか、それとも中勢地区とかそういう括りなのでしょうか。
(答:防災危機管理部)基本的には、原則としては市区町村単位と考えておりますが、個々の事例においては、生活圏とかそういったものを考慮してということになろうかと思います。市町村の中には市域の広いところもございますし。隣の市と非常に近接したところもございますので。原則は市区町村単位と考えています。

(質)津市の中心部で発生した場合、白山とか美杉が含まれる、含まれないとか、まだ検討の余地がある。
(答:防災危機管理部)原則の中で弾力的に考えて、その時の事例で判断をしていくと考えています。

(質)発熱外来なのですけれども、12医療機関設置済みということですが、今後充実ということで、後幾つぐらい設置をしていこうとお考えでしょうか。
(答)今、話をしている状況について担当からお答えいたします。
(答:健康福祉部)今のところは3、4医療機関について調整をさせていただいております。

(質)発熱相談センターなのですけれども、外国人の対応ということで、今のところ、日本語が通じない人がかけてきて困ったとか、そういうケースはあるのですか。
(答)今までのケースの中では、そういうことで困ったというケースは発生しておりません。外国人の方の相談がなかったわけではありませんが、たまたま日本語が十分に通じる状況であったというようなこと等で実際にトラブルだとか困った状況に陥ったケースはないと聞いています。

(質)問い合わせというのは何件ぐらいありますか。外国人からの問い合わせは。
(答)外国人からの問い合わせ件数で1件、私が聞いているところでありまして、そういう意味では、まだ外国人に対する周知徹底の方がどうかということでございます。したがいまして、ポルトガル語等も含めた周知をやっていくということで、もうホームページの方は既に置きました。そういう形で外国人に対しても周知をできるようにしているところです。

(質)今のところは問い合わせが少なくてトラブルも起きてないところなんですけれども、今後、県内で発生とかすれば、当然問い合わせの数も増えてくるであろうし、そこに対応する体制を取らなければいけないとお考えだということですね
(答)そうです。三重県には外国人の方がずいぶんおられます。特にブラジルあたりから来られた方がたくさんおられます。今回の新型インフルエンザは、非常に10代の方が比率として多くかかっておられるところです。誰がかかっても大変でありますが、若い青年あるいは子どもがかかるということになりましたら、ご家族、親にとってもより大変心配な、深刻なことでありましょうから、県内発生ということになりましたら、そういう相談件数はにわかに増えることもあり得ます。そういう時にも、やはりどう対応していくのかというのを今の段階で考えておかなければいかんと、こういうふうに思っているところであります。

(質)それは日本人も含めて一般的な話としてですか、外国人の話ですか。
(答)先程申し上げたのは通訳体制をしっかりとれるようにしていかなければならないということで、外国人対策も含めて対応を考えていこうということでございます。

(質)これからは外国人の問い合わせもあるかもしれないというふうに考えていらっしゃるということですね。
(答)あり得ると。十分あり得るということです。

(質)全般に、対策会議等含めて、知事がよく言われる危機管理という観点で、全国知事会議とか、あと高校総文とか、新体操とかいろいろ秋口に、今年はチャンスの年ということで広められた分がありますが、あれが逆にピンチになる可能性もあるんですけど、その辺のことについての検討はまだされてないのですか。どの段階で、例えば会議中止を要請するうんぬんとか。
(答)こういう事象が発生してくるというのは、想定し得ても実は時期だとか具体的な中身について分かるものではありません。したがいまして、これはその状況に応じた対応というのは機敏に取っていかなければなりません。ただ、それとこれまで考えてきたことというのは、だから、そういう危機が予測されるならば止めておこうということになりましたら、巨大地震がいつ起こるか分からんという地域でありますから、何もできないということになりますね。今回起こった新型インフルエンザについては、幸い弱毒性で、一般の、季節性インフルエンザと変わらないというところであります。したがって、これがどういう形でこの騒ぎが収束に向かっていくのか、まだまだ、大きな行事につきましては、日にちも先のことでありますから、その状況の中で判断していくということになろうとかと思います。例えば、全国知事会やそういうものも、主催者は全国知事会そのものでありますから、全国知事会等主催者の判断というものは第一義にあります。よく連携を取りながら、相談をしながら、必要があれば検討していくということだと思います。

(質)全国知事会で大阪と兵庫の知事の入県を断るということはないですよね、スタッフとか。
(答)あり得ないことだと思います。ご病気で伏せっておられない限りは。

(質)先程補正予算のところで、地域や医療に負担いただく経費について、県として補正予算を組みたいとおっしゃいましたけれども、それは例えばどういうケースがあるのでしょうか。
(答)経費についてですか。先程申し上げたように、医療機関あるいは地域の医師会を含めたお医者さん等にもご協力をいただく、あるいはそういう医療スタッフとして、看護師はじめ医療関係従事者の皆さんにお世話になるわけです。そういった人件費的な経費だとかそういうことについても、これまできちっとしてないわけであります。国の方もそういった手当について今後どう対応していくのか、これから出されてくるかと思いますが、県としては、もう現に起こったときどうするかという話からいけば、こういったことについて、具体的に考え、そしてそれを前提としてまた、ご相談も申し上げていかなければなりませんので、必ず必要になるということから、そういう経費について想定をして算定していくということで、今精査をしているところであります。

(質)それは、新しい補助金の制度を創るということですか。
(答)そうです。発熱外来を設置・運営をするということに伴う経費につきまして、補助をやっていこうということになります。

(質)それは、県独自で?
(答)これは、例えば市が設置をするというものもありますから、全て県というわけではありませんが、その対象に応じた、そういう補助はしていかなければならないということです。

(質)国ではまだそれはないのですか。
(答)国はないです。だから、これは国の方にもお願いをしておりますのは、少なくともこういう新しいタイプの感染疾病につきましては、国家的危機管理として国の方でやっぱり、きちっとまず基本を考えておくべきだと、こう思ってます。ただ、既に与謝野財務大臣はそういった地方で今回のことに係る経費についてはきちっと対応しますと、そうするように指示を出しているということは、新聞のニュースでは伝えられているところであります。検討しているということだと思います。

(質)その手当というのは、医療従事者に何か新型インフルエンザに対して活動を行ったので、給料に加算させる、給料に加えるとかそういうものなのですか。それとも、受け入・齣フ制を作るに当たって係る経費を負担していこうという話なのですか。
(答) 発熱外来を設置いたしますと、まず、基本的にはああいう発熱外来ですとお医者さん1人でも物理的にきちっと対応できるのは2時間程度だというようなことも聞いております。そうしますと、2名体制で組んだとしても4時間、そうすると発熱外来でやはり対応をもっともっとしなければならないということになりましたら、地区の医師会のお医者さん等にもご協力をお願いして来ていただくなり、それに応じたスタッフを確保していかなければなりません。私どもとしては、どれぐらい見込んでいるかということも含めて今精査はしておりますけれども、そういったことに係る経費、これが今必要になると、こういうふうに考えています。

(質)他県でそういう補助制度があるところはあるのですか。
(答)検討をどうされているのかは知りません。ただ一つは、大阪府においては医療機関に対して、300万円でしたか、一定の補助をするんだということでございました。ただ三重県におきましては、そもそも的にどんぶり勘定的に幾らというのではなくて、積算根拠、あるいは大体設置するとしたらどれぐらいの期間になるのか、緊急対応的なものでありますから、さらに必要であればまたその後追加をすればいいと考えておりますが、当面、当座どれだけ必要かというようなことを精査をいたしまして、大体スタッフが何人ぐらい必要であるということになりますと、そのことに係る人件費も必要でありますし、その他機材だとかいろんなものが含まれてくると思います。そういう中で、大体計算をしていこうということにしております。


(質)知事会の話に戻ってしまうんですけれども、抱負みたいなものはありますか。三重開催ということで。
(答)全国知事会、三重県での開催はもちろん初めてであります。私ども三重県は心のふるさと、あるいは日本の精神文化の源流と言われているような、そういう地でございます。全国知事会も、そういう意味ではこの地から全国に向け、あるいは世界に向けても発信できるような、そういう意義深い大会であってほしいなということも思っております。それから、もちろん三重県にとりましては、三重そのものもしっかり発信できるような、「美し国三重」が全国に向けて発信できるような、そういう機会にもなればと、こう思っております。また議論する中身についても、そういったことにふさわしい一つの成果が出てくるということを期待しているところであります。


(質)一点、新議長、三谷議長が誕生されて、議会マターとは言いながら、知事の権限の部分で抵触する部分について、つまり議会の予算と、あと議会事務局人事について、ここはある程度着手せざるを得ないというふうなことをおっしゃっているんですが、議長マニフェストの中に盛り込まれてですね、それについて、知事のご感想を。
(答)三重県の県議会は、議会改革に非常に熱心に取り組んでこられましたし、その成果を今日まで積み上げてこられてきていると、こういうふうに思います。また、私としては、まずはコンプライアンスの問題がありますから、そういったことであるとか、あるいは過大にこの知事部局、県庁に対する事務、仕事量の極端な負荷が掛かって、対応をこちらがなかなかできないようなことであるとか、いろんな状況に照らして、申すべきことはこれまでもしっかり申し、議論すべきところもしっかり議論をしてきたところでございます。三谷新議長におかれては、これまでもそういう議会改革の先頭に立ってきた一人であると、こういうふうに思っているところであります。今回議長になられて議長マニフェストをお示しになって、それを議会の同意を得ながらできるものはやっていくんだということについて申し述べられているということを伺っておりますけれども、その中身の子細については、私どもも具体的な承知をしていないところでありますし、それから、議長においても順次皆さんと協議をしながらということを言っておられるところであります。したがってそういう状況を見ながら、こちらも適切に対応をしていきたいと、こう思っております。法律というものがまず基本にありますから、そして、今日の地方行政システム、そういう法律の中での一つの仕組み、枠組みというものができております。そういうものを本来的に法改正を含めて変えていきましょうという議論と、今現在の枠の中でできる議論とは、これはやはり違いがあります。したがいまして、私としてはそういったこともしっかり踏まえながら意見をまた私の方から申し述べなければならないことについては申し述べていきたいし、あるいは議論をしようということであればしっかり議会と議論をしてまいたいと、こう思っております。私も県議会が議会能力を高めていく、議会機能を高めていくということについては、私の方も協力できるところは協力していきたいと、こう思っております。そして、私どもも、行政能力をさらに高める努力を続けていきたいと、こう思っております。

(質)関連なんですけれども、先程の代表者会議でも議長マニフェストについて議論をしてまして、その中でマニフェストという言葉を使うことが誤解を呼ぶのではないかというふうな意見もあったのですけれども、その辺についてはどのように思われますか。
(答)私も、この言葉についてはきちっとした定義が今まで示されてきたわけではありませんし、いろんなところで使われているところであります。しかし、一般的な選挙の際に示すマニフェスト、これは公約と旧来言ってきたところでありますが、マニフェストという流行語を使うというのは、何かそこに少し訴え方の工夫がなされているということで使われてますが、使い方は使われる方によって、非常にバラバラ、まちまちだというのが実態だというふうに思います。ですから、マニフェストという言葉を別に毛嫌いする必要はありませんし、マニフェストはマニフェストとして、説明される中身をしっかり受け止めていけばいいことだと思います。

(質)今回三谷さんが出されたものは、本来の意味で言うマニフェストというものに当たるというふうに思われますか。
(答)その解釈も含め、具体的な提案が示されましたら、また私なりに考えていきたいとこう思います。


(質)ちょっと今日なんか知事の体調があまり優れてないように見えるのですけど。
(答)さっき冒頭ちょっといがらっぽくなりましたが、よくあることでございまして、ちょっとアレルギー体質なのと、いろんな原因があるといいますか、そういう体質でございますので失礼いたしました。

(質)新型インフルじゃないですよね。
(答)ではないです。

以上

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