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平成24年01月06日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平   成 24年 1 月  5 日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目

 

○新年を迎えて(報告)
○率先実行大賞発表会への県民参加者募集について(発表)

質疑項目 
○発表等項目に関する質疑
○人件費削減
○宮中参賀
○総理大臣の神宮参拝
○幸福実感元年
○浜岡原子力発電所の再稼動
○欧州経済ミッション
○おめでたについて 
 

発表項目等

○新年を迎えて(報告)
(知事)今年もよろしくお願いしたいと思います。この平成24年は、これまでもずっと申し上げてきましたけれども、これまで種まきをしたことを本格的に取り組む予算、組織改正、人事を控えた年であります。記者クラブの皆さんをはじめ、県民の皆さんにもわかりやすくどういう思いでそういうことをやっていくのかということをしっかりこれからも伝えていきたいというふうに思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。また、旧年中はここにお集まりの記者クラブの皆さんにもたいへんいろいろお世話になりました。今年もそういう形で、今申し上げたような本格的なスタートの年でもありますので、これからもご指導よろしくお願いしたいと思いますし、また昨日、総理の伊勢神宮参拝にご同行された方々ごくろうさまでした。例年よりも少し人が少なかったのかなという話もあるようですけれども、たいへんな賑わいだったので良かったかなと思っています。ということで、長くなりましたが私のほうからは以上ですが、今年も1年、元気いっぱい頑張っていきますので、よろしくお願いしたいと思います。

○率先実行大賞発表会への県民参加者募集について(発表)
(知事)今年度の率先実行大賞発表会の関係で発表させていただきたいと思います。2月6日(月)午前9時から県庁講堂において率先実行大賞発表会、これを開催する予定でありますが、本日はその発表会に参加していただける県民の方々の募集についてお伝えしたいと思います。県においては、平成11年度から県職員の自主的・創造的な取り組みをたたえる職員表彰制度である率先実行大賞を設けまして、平成16年度からは、そうした中で選ばれた取り組みの優れた発想・ノウハウを県庁内で共有し、各職場や職員一人ひとりの改善活動に活かしていこうと率先実行大賞発表会を開催してきました。これまでこの率先実行大賞発表会は、基本的に参加者を職員に限ってきておりましたが、本年度からは、県の改善活動の成果を直接、県民の方々に知っていただく機会にもしたいと考えまして、会場の収容能力の問題もあり数は限られておりますけれども、参加を希望していただく県民の方々を募集していきたいというふうに考えております。詳細につきましてはお配りしております資料のとおりでありまして、県のホームページを通じまして明日から1月25日まで募集をしたいと考えています。なお、現在、選考を進めております本年度の「率先実行大賞」受賞取り組みや発表会の詳細につきましては、次回の定例記者会見で発表を予定しております。今日はこの県民の皆さんへの募集を、参加していただく方々の募集を開始しますというものであります。

質疑応答

○発表等項目に関する質疑
(質)率先実行大賞発表会について、あとでいいのですけど、今まで職員が提案して、それが実際予算が付いて事業化したやつの本数を記者クラブのほうへお願いします。
(答)はい、わかりました。

(質)なぜまた県民にというふうな形にしたのですか。
(答)『今年も率先実行大賞発表会をやるんですわ』ということで担当の人材政策室から話があって、せっかくやっているのだったら職員の中で共有するというだけではなくて、県民の皆さんにも見ていただいたほうがいいんじゃないかと、今回ホームページに動画も、発表会の様子もですね、動画もアップしたりもしようと思っていますので、それでまたフィードバックを受けて意見を、その場でアンケートとかも書いていただきますので、また県民の皆さんから見て職員の改善活動、職員の改善活動が何と言うか自分たちの内輪だけの、ほんまに効果があるものなのかどうかわからないというのにとどまっていてはいけないので、それを県民の皆さんから見ていただいて、『その改善活動はいいよね』と、『そんな改善活動ではまだまだ足らんぜ』というようなことをフィードバックいただいて、さらに改善活動をより高めていくと言うのかな、その一助としたいと、そういう考えで県民の皆さんにも参加していただいたらいいんじゃないかと。本当はもっとたくさん来ていただいたらいいなあとは思うのですけど、場所の関係もあって、外部でやるとちょっと危機管理上、幹部職員がみなワーッと来るもんですから、そういうこともあって県庁講堂でやるんですけど。

(質)狙われるほど幹部職員が・・・・。
(答)いいや、外でやっていて何か発生したときにみんなワーッと戻ってこないといけないし、県庁内でやったほうがいいんじゃないかと。

(質)要は、知事は、率先実行大賞はこのまま続けていくべき事業だというふうにお考えなのですね。
(答)そうですね、総論として、職員自身が創造的な取り組みや改善活動をしていくというのは僕はもう賛成で、やらなあかんと思うのですけども、こういうやり方がいいかどうか、事業としてやるのがいいのかどうかというのは実際に自分も体験してみないとわからないので、それは未来永劫続けるということを決めているというわけではないですけど、総論、趣旨には賛成しています。

(質)もう1回ご覧になったわけですね。
(答)まだです。今回が初めてです。あと県民の皆さんの声なんかも聞きながら今後判断していきたいと思います。

(質)有り体に言えば、学芸会の発表会のような感じもなきにしもあらずで、要はスーパー公務員へのツールとしてはひょっとしたらいけるかもしれないなと思われている?
(答)そうですね、僕も10年公務員やっていて、現場で変えていかなあかんというふうに言ってきたものの、例えば経済産業省だったら経済産業省で現場の職員の改善活動を、それを発表したり担保する機会というのはなかなか仕組み上取れている組織というのはないのですよね。そういう意味では、こういう改善活動を考え、それを実践するための仕組みが担保されているということは有意義なことだと思うので、それは職員のレベルアップにもつながっていくかなというふうには思っていますので、はい。実際見てみてどういうふうにするかは考えますけど、意義はあると思います。

(質)新年のあいさつに関連して、もう少し具体的に今年をこういう年にしたいとか、それをしたいということをもう一度お願いします。
(答)昨日、職員の皆さんに対して申し上げたこともあるのですけども、やはり今年は世界や日本の国政なんかがいろいろ動いていく年だと思いますので、そういう世界情勢とか日本の国政の情勢如何を問わず、県民の皆さんの命や暮らしを守っていくということに全力を挙げたいと、特に危機管理、財政再建、経済発展、この3つに関する政策は特に力を入れてやっていきたいというふうに考えています。

(質)国際情勢に関わらず県民のというふうな、その担保はあるのですか。
(答)特に私がすぐに思いつくのはやはり経済の関係ですね。ヨーロッパの危機もそうだし、アメリカ、韓国、中国、そのリーダーがいろいろ変わることによって経済的にいろんなマーケットが動いたり、あるいは変な規制が出てきてしまったりすることによって県内の経済に大きな影響を与えて、それで雇用の場が失われてしまったりするということがあってはいけないので、この県の経済の足腰をしっかり強くするとか、そういうことでやっていくということじゃないかと思っていますけどね。そういう意味ではどう動くかわからないですけども、足腰強くしっかりやっていくということだと思います。

(質)TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に関してはいかがでしょう。
(答)これはアメリカの選挙の情勢によってアクセルが踏まれるのかブレーキがかかるのか、放置されるのか、これはちょっとわかりませんけども、アメリカの場合は少しTPPについても他の国と違うのは議会が結構力を持っているので、大統領がどうあろうとも、今の議会の構成であればあまりスタンスは変わらないという可能性もあるので、そこはちょっと見極める必要があると思いますけど。わからないけども、やはり大統領選の様子によっては議会のパワーバランスも変わってくるだろうし、打ち出し方も変わってくると思うので、よく注視する必要があると思いますけども。特にTPPは経済の中でも心配なことの1つです。

(質)さっきの雇用の場の確保ですけど、具体的にはどういうことがあるのですか?交付金一つにしたって国にこれだけ左右されて、50億、60億の新年度予算もちょっと足らないとかいう話になっているわけだから、逆に言ったら世界情勢含めてそう簡単には県独自でやったからといって保証はできないじゃないですか。その辺は知事はどうお考えなんですか。
(答)そういう意味では県単独で完全に保証するというのは非常に難しいところだとは思いますけども、そこは地道な活動になるかもしれませんけれど、各経営者に対する雇用の維持、あるいは雇用の維持に必要な政策について再度しっかり精査をしたり、あるいは新卒の子たちの就職をしっかりやってもらうような取り組みを経済界にもお願いをしたり、そのための必要な支援を行うとか、あとは今まだミスマッチが起こっているところ、本当はハローワークが県にあると助かるんですけど、それはありませんがミスマッチがある部分しっかりマッチングできるようなコーディネートとか、地道な活動というのがベースになってくると思いますけど、そういう意味では完全に県だけで保証するということは難しいかもしれませんが、それに向けて努力をするということだと思いますね。

(質)海外含めていろんな企業引っ張ってくるというのもその一環?
(答)もちろんそうですね。あとはそういう撤退とか事業縮小というふうにならないようなことも一つですね。

(質)教職員中心に知事が明日から欧州に行かれるという形のなかで、いろんなメールとか飛び交っていて、職員の給料を減らすのに今頃欧州に行く金があるのならそっちにまわしたらという、そういう見方をする人もいるみたいなので、それはそれで要は海外企業云々とかいう雇用政策を含めての県の景気対策みたいな感じで捕らえてていいんですね。
(答)それはもちろんですね。今県内で雇用をしていただいている中小企業の皆さんが今の世界情勢の中で埋もれてしまったり、事業縮小したり、撤退してしまったりすると雇用の場がなくなってしまうわけですよね。それを、中小企業の方々が三重県に拠点を置きながら雇用を維持していただくためには、やはり新たな需要とか、新たな販路とか、新たな市場というのは開拓していかないといけないのでその突破口を開きに今回欧州にも行くということでありますから、この時期にということについて少し異論がある方がおられるかもしれませんけれど、行ってかかった経費以上の県内に対する効果を引き出せるようにしっかり努力していきたいと思いますけどね。特に行くドイツとかは、今ヨーロッパいろいろ危機言われていますけれどもヨーロッパの中で一番財政も安定してますし、堅調な成長が引き続き見込まれる、もちろん多少EU全体ではいろんな経済危機で足を引っ張られる部分があるにしてもですね、ヨーロッパの中でも、危機を言われている中でも、一番堅調な成長を遂げている所ですから、そこでしっかりマーケットを取っていくというのですかね、そういう取り組みをしたいと思っています。

○人件費削減
(質)その人件費削減のことに関しお聞きしたいのですが、やはり60億円くらいの財源が足りないと、一方で知事は県職労などに理解を求めていますが、今質問にあったようになかなかヨーロッパに行くのにまさか50億、60億円かかるわけではないのにそのような質問が出るということはやはり理解が足りないのか、理解されていないのかなというような印象があるのですけれども、交渉の進捗状況を含めて改めて受け止めをお願いしたいのですけれども。
(答)これまでも苦渋の選択でお願いをしたということでありますので、今これまでの財政の運営のことについて、あるいはこれからの財政の見通しについて、いろいろご指摘をいただいているところでありますので、引き続き理解をしていただけるように協議をお願いをしていくということだと思いますので、完全に理解はまだまだ得られていない、これから今スタートをしているところでありますから、しっかり説明を尽くして、協力をお願いしていくと、丁寧に誠心誠意やっていくということだと思います。

(質)交渉のテーブルに着く目途というのはたっているのでしょうか。
(答)これは相手方があることですからしっかり説明をして、向こうからご指摘いただいたことをしっかり、また宿題を持って帰って説明をするというのを何度も何度も繰り返すということだと思います。それが、今回の予算編成が大変厳しい状況ですから、そういう中でとにかくしっかり説明を尽くして、お願いをして、理解を得てもらうような努力を続けるということに尽きると思います。

(質)宿題の返答はもうされているのでしょうか。
(答)随時、いろんな場面でやっていると思います。

(質)年末年始?
(答)思いますけど。いろんな、どういうレベルかは別としていろいろお願いはしていると思いますけど。

(質)12月27日に2回目の県職労との折衝に入られて、安田副知事が当り、翌日県職労のビラが県庁内で撒かれて、それを拝見するとかなり向こうさんは手強く固まっていると、報告は知事は受けられているのですよね、ご自分の最終目標の部分で考えた時に、今実際どんな感じなんですか。
(答)やはりこれまでの財政運営のこともありますし、これからの見通しのこともあるので、もちろん大変厳しいことをお願いしているという、自分も財政の責任者として大変申し訳なく思っておりますし、そういう緊急避難的なことであると、特例的なことであるということでありますけれども、もっともっとしっかり説明をしていかないといけないのかなというふうに思っていますので、まだまだこれからということだと思いますね。

(質)まだ僕の出番じゃないよという・・・・・。
(答)僕の出番がどうこうというか、しっかりと誰が説明するにせよ執行部として説明を尽くしていくということだと思いますけど。

(質)昨年末は労組の賛同が得られない場合はやらない、強行はしないと、今のところはそういう考えだとおっしゃられていましたけれども、今もそのお考えは今日の段階では変わっていないですか。
(答)そうですね、とはいえ平成24年度の予算を編成できないかもしれないという大変厳しい深刻な状況ですから、何度も何度も協力をお願いしていくということには変わりません。

(質)じゃなくて、要するに得られなかった場合に削減を条例として出していくと、得られなくても出していくということはされないということをおっしゃっていましたけれども、その考え方は今も変わりありませんか。
(答)変わりません。

(質)今回のは特例ということだと思うのですが、知事が掲げられたマニフェストの中の一般職の給与削減については、今年はどういう年になるという位置づけなのでしょうか。
(答)そういう話を私の今回政策集とは関連しないことですので、政策集のことをいろいろ考えていくにしても、とにかくまず平成24年度の予算が編成できないと何も始まりませんので、まずは今回しっかりとお願いをしていくということですね。

(質)4年間でやられることには変わりないですか。
(答)それはあらゆる方法を尽くして、旗を降ろしているわけではありませんので。

(質)昨日の知事の年頭あいさつの中で、落合前監督の著書を引用されて、職員の方の能力というか、潜在能力を10%程度上げるという趣旨のコメントをされていましたけれども、その一方で落合監督の例に戻りますが、いわゆるキャンプ初日から紅白戦をするなど、いわゆる選手に対してある程度どのような人材を求めているかのメッセージも合わせて送られているかと思います。その一方で知事は360度式評価という仕組み自体はおっしゃっているのですが、例えばどのような職員を求めているのか、どのような人材が三重県庁の職員としてふさわしいのか、というメッセージが伝える部分が少し弱いのかなという印象を思っているのですが、知事はどのような人材を求めているのか具体的にもし挙げていただければと思うのですが。
(答)これまでの全員協議会などでも説明させていただいている、三重県行財政取組中間案というものの中には、職員力あるいは協創のスキルとかホスピタリティ、発信力、説明力とかいろいろ掲げさせていただいていると思いますので、それに沿ってということであると思いますし、その中にも平成24年度中に三重県職員づくり基本方針というのを作っていくと、要は三重県職員としてこれからどういうふうな人材が求められ、その人材を作っていくためにどういう取り組みをしていかなければならないのかというのをこの1年間かけて作り、それに合わせ研修制度やいろいろな人事評価制度、そういうのも変えていくという作りにしてありますので、その中でしっかり述べていきたいなというふうに思います。それは僕自身がこうあるべきというだけではなくて、三重県民の皆さん、あるいは三重県に関わってくださっているいろんな企業や有識者の方々とかも含めてね、こういう時代を乗り切っていくにはこういう職員像が必要だというのをたくさんの意見を聞きながら進めていきたいと思っていますので、24年度の職員づくり基本方針の中でしっかり示していきたいと思います。

(質)さらに伺うと10%という数値を挙げられたからにはどこか足りない部分があるとか、もう少し伸びてほしい部分があるというような知事の感想があるからそのような趣旨のコメントが出るのかなと思うのですが、就任されてから具体的にもう少し言っていただければと思うのですが。
(答)どこか足りないというかですね、昨日のあいさつの中でも少し触れたかも知れないのですけれども、やらないことによるリスクというのがね、高まっていると言われている時代なんですね。あとよく言われるわけなんですけども、要は、変えてはいけないことはあるからそれは変えなくてもいいし、変えなければならないこととか、今までと同じやり方でないこと、今までのやり方が効果が出なかったので、あるいは一定の効果があまり見られないので、ちょっとやり方を変えてみなければならないよね、というような時にあたって、失敗を恐れたり、あるいはリスク、ミスを恐れたり、あるいは時にはもしかしたらめんどくさいと思う気持ちがあったりするかもしれないですけど、そういうことで行動を起こさない、そのままそれを放置してしまうというようなことでリスクが高まるという時代にもなってきているので、そういうことを見極めて果敢にチャレンジするというのですかね、そういう部分。あとはこれは行政全体永遠のテーマなのかもしれませんが、縦割りの部分ですかな、いわゆる部署におけるもう少し連携をした調整であるとかコーディネートであるとか、自分の部署のみならず他の部署のことも慮って『ここの部分ともっとコラボすればこういうふうにいいことが県民の皆さんに届くよね』とかいう部分とかはもっと伸びるといいなと思いますけどね。

(質)具体的な分野で言いますと、どんな形ですか。
(答)いやいろいろです。これまでの経験踏まえて。これは行政全体、三重県庁のみならず永遠のテーマなんですけども、それを乗り越えて行けということが常々ずっと、それこそ土光臨調時代から言われているわけですよね、行政においては。

○宮中参賀
(質)宮中参賀されてのご感想を。
(答)大変身の引き締まる、行かせていただいてほんと光栄でしたね。本当に両陛下と皇族の皆さん来られるのはほんと数分なんですが、昨日のあいさつでも申し上げましたけど、本当に去年が大変な年だったからこそ、天皇陛下のほうから国の発展と国民の幸せを祈りますとおっしゃっていただいたことに非常に身の引き締まった思いでしたし、ちょうど私が立っていたところが皇太子殿下の目の前だったのですね、皇太子殿下で秋篠宮がおられたものですから、ちょっと斜めを向いたら両陛下がおられたと、非常に身近なところで見させていただきましたし、皇居も初めて私入ったものですから、非常に身の引き締まる、元旦に当たって大変に重要な機会をいただいたなと。他の方のことを申し上げるのも何なのですが、15人しか知事が来られていなかったので、もっとたくさん来られてもいいんじゃないかなと、私含めて15人か14人だったかな、もう少したくさん来られても、任期長い知事はもう慣れておられるのかもしれないですけれど、もったいないなというふうなそんな印象です。

○総理大臣の神宮参拝
(質)昨日の神宮参拝で野田総理と何かお話はされましたか。
(答)あまりたくさんしゃべる時間はなかったのですけれども、お迎えをした時とお見送りをする時に総理のほうには災害の時のお礼を、台風12号のですね、させていただきました。また引き続き復興に取り組みますのでよろしくお願いしますとご指導くださいという、その一言を申し上げたということです。

(質)総理は何か言ってました?
(答)分かりましたと、何かあったら何でも言ってくださいというふうにおっしゃっていましたけれども。動きながらですのであれですけど。

○幸福実感元年
(質)昨日の職員へのあいさつで幸福実感元年という言葉があったのですが、県は身近な市町村と違う位置づけでもありますし、行政のサービスによって幸福度が上がったというのも実感として非常に難しい部分があると思うのですけど、どういう部分とか、どういうことをすればそれを感じてもらえる、それを感じてもらうために重要なことは何だというふうに今の段階でお考えかというのをお話いただけますか。
(答)私が、よく橋下市長もおっしゃっているのですけれども、基礎自治体というのは住民に優しい組織、広域自治体というのは強い組織というふうなことをおっしゃってて、やはりきめ細かな住民の皆さんの身近でサービスを提供するという安心感みたいな部分についてはやはり基礎自治体の皆さんにしっかりやっていただく、一方で働く場もそうだし、県全体の経済を強くしていくとか、あるいは危機に強くしていくとか、発信力を強くしていくとかそういう部分については広域自治体の仕事なのかなというふうに思っていますので、今申し上げたような経済とか危機管理とか情報発信という部分で、私が住んでいる県がどんどんいろんなところに知られていって自分の住んでいるとこってやっぱりいいよねと思ったり、あるいは危機に対して強い取り組みがなされているよねということで安心していただいたり幸福を感じていただくというような、そういう棲み分けといいますか、していくのがいいのかなというふうに思いますけどね。

(質)そうするとやや生活の実感ということとは若干離れたところでの幸福感というところが県が主に担うところだというところになりますか。
(答)とはいえ一方で、保育所にしても介護施設にしても病院にしてもそういうのを整備していくにあたっては基礎自治体だけではいけませんので、同じ当事者としてそういうのは提供していくということですけど、右足も左足もあるけれども、両方やるんだけどもやや強い組織、強い面を出していくということの軸足のほうが少し強いのかなと、そういう感じです。

○浜岡原子力発電所の再稼動
(質)浜岡原発ですけど、総理にも伺い、野党第1党の党首にも伺ったので、将来総理大臣を目指されるとされている知事にもお伺いしたいのですけれども、結局谷垣さんは条件が整えば再稼動は個人的意見ながら良いだろうと、野田総理の場合は論点ちょっとずれたと思うのですけど、要件整備という形でこちらお願いしたのですが、そこの要件整備が整ったらと、それだけを言われたのでずれた答えだったのですが、改めて中部電力の浜岡についてどう思われますか。
(答)昨日も中部電力の社長もごあいさつの中で世界一安全な原子力発電所、浜岡をそうしていくというふうにおっしゃっておられましたけれども、安全ということの、こうだから安全だということに対する県民の皆さんとか周辺住民の理解が得られるかどうかということだと思うのですね。単に防波堤を作りました、ストレステストやりました、だから安全ですということは、要は過去も安全神話というものの中で繰り返してきたわけですよね、いろんな基準を設けて、こうやって安全でした、こうやって安全でしたと。それが結局本当だったのかというのが今回の3.11以降だと思いますので、非常に難しいハードルだと思いますけども、しっかり説明をしていただくと、多くの人が納得をいただくと、その安全性に加えて電力の需給とかの関係から再稼動が必要だということの説明に多くの人達が納得できるかどうかということだと思いますけどね。私自身としてはそういうようないろんな法律上、制度上の条件整備がどうこうということよりも、特にそいういう多くの人に理解をいただけるかどうかということのほうが重要じゃないかなと思っています。なので川勝知事はそういうのが整っても再稼動認めないというふうにおっしゃっているんだと私は理解していますけれど。

(質)川勝さんは、一方で関係市町は月に1回ぐらいは協議していかなければならないという、まったく真逆のこともおっしゃっている。
(答)そうですね。静岡は難しいですね。

(質)その時に、今回のことで言うならば、国の責任というのは知事はどう考えるのですか。つまり総理の一言で動いている原発が止まったと、逆に言ったらそれにつられて周辺市町でも廃炉決議した自治体もあると、元々国が言い出したことだから逆に言ったら再稼動云々とかいうのも、自治体に任すとかそういうことじゃなくて本来国がある程度判断しなければいけない部分もあるじゃないですか、その辺はどうお考えですか。
(答)それはおっしゃるとおりですね。元々浜岡を止めた、停止をした時のプロセス自体も普通ではあり得ない、法律上は総理に止める権限はなく、総理は止めてくれという要請を中部電力にし、中部電力がそれを受けて停止したということでありますけれども、そういう意味では国策として原子力発電所をやってきたわけですから、国の責任というのは大きいと思いますし、最終的にはそういういろんな、私が先ほど申し上げた周辺住民の皆さんのご理解も含めた上での総合判断は国がしていかなければならないことだと思いますけどね。大いに国に責任があると思います。それは個別の原子力発電所のことだけではなくてエネルギー政策全体の中で原子力発電というものをどう扱っていくのかということと合わせて説明をし理解を得て、こういうエネルギー政策で原子力発電がこうで、その中で浜岡はこうだからこういうふうにしたいという説明を国の責任の元でしていただかないといけないのではないかとは思います。

(質)ある意味沖縄と何か一緒なのですよね。
(答)おっしゃるとおりです。基地の問題も法律上は環境影響評価書を受けて意見を付すということしか都道府県知事とかには法律上権限はないですけども、やはりそれ以外の部分での住民の皆さんのこととかそういうの担ってるということから、自治体とか地域のこともあるだろうし、でも最後は国が判断することだと思いますけどね。

○欧州経済ミッション
(質)明日からの欧州行かれるやつで改めて何か決意みたいなのありますか。
(答)先ほども少し申し上げましたとおり、大変厳しい経済情勢が多少、今年はいろんなエコノミストのみなさんとかの予想も景気が多少良くなるのじゃないかという、微々たるものだと思いますけども、という観測がある中でありますが、引き続き厳しい状況には変わりありませんので、少しでも県内の中小企業の皆さんのビジネスが広がって、その結果中小企業が儲かって雇用も確保されてというものに繋がる突破口をしっかり開けてきたいなというふうに思ってます。特にそれぞれ協定をリニューアルしたりする部分がありますけども、そこでは環境エネルギーの分野における具体的な案件を模索していこうということもその協定のリニューアルに盛り込んでくる予定になっていますので、そういう具体的な案件を作ることで、この県内にビジネスを生んで儲かって雇用も確保できるようにしていくというようなことで、短い時間ではありますけれども大変重要な機会ですのでしっかりと取り組んできたいと思いますし、一方で合間合間でいろんな今の欧州の経済状況とか、欧州から見える日本企業とか日本経済とかアジアというものについてのブリーフィングも受けることになってますので、そういうのもしっかり情報交換して今後の戦略に役立てていきたいと考えています。

○おめでたについて
(質)奥さんの武田美保さんが妊娠されたというお話がありましたが。
(答)最後にちょっと申し上げようと思ったのですが、一応公私の区別というか、記者会見終わって「どうもありがとうございました」と言ってから述べようと思っていたのですが、ご質問いただきましたので、少しご報告をしたいと思いますが、私のほうも子どもができることになりまして、今日か昨日かうちの妻がブログで書いているのじゃないかなと思うのですけれども、今年の6月が予定日でありまして、直近の検査によればどうやら男の子であるのではないかというようなことでありました。自分としても大変うれしい、本当はもう少し早く申し上げればよかったのですが、やはり安定期になるまではということで差し控えておりましたけれども大変うれしく思ってます。自分も若い若いと言われても37歳ですから、そういう中で第1子ということで大変うれしいですね。

(質)イクメン目指して育児休暇は取るのですか。
(答)それは検討したいと思います。ワークライフバランスの中でどうするか、ちょっとその時の妻の様態とかもあるでしょうし、よく考えます。

(質)取るかもしれない、育児休暇を?
(答)基本的にはないと思いますけど、2時間とかそういうのも含めたら、そういうのはちょっと、もしかしたら取るかもしれないですけど、何日間ブワーッと休むというのはおそらく取らないですけど。

(質)片山さんは鳥取知事の時に一番最後のお子さんが生まれたときに、結局5時15分で、そこ以降のレクチャーは入れないと、帰られて育児手伝っておられましたよね。
(答)そういう方策もあると思うので、何日間もブワーッと休むというのはあんまり考えてないですけど、2時間とかもしかしたら休んだりするかもしれないです。あんまり長く取るというの考えてないですけど、工夫はします。本当にプライベートなことをこういう記者会見で言うのもなんですけど本当にうれしいです。去年実は今年の一文字は何ですかと僕は聞かれて、「命」と書いたのですけど、実はそういう思いも込めてまして、そういう新たな命を授かったということで、しかしまだ安定期にならなかったのでちょっとまだ言えなかったのですけどね。大変うれしく思います。
以上

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