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平成24年07月03日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成 24年 6 月   29日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目

・県庁公用車に掲載する広告の募集について(発表)

質疑項目

 ・フェロシルトに関する裁判
 ・議員報酬等に関する在り方調査会報告
 ・職員の期末・勤勉手当
 ・東日本大震災によるがれきの広域処理 

発表項目等

(知事)県庁公用車に掲載する広告の募集について、ということで、一度行革本部で公開でやらせていただいたんで、その途中の議論はご存知の方も多いと思いますが、改めて正式に決定しましたので、発表させていただきたいと思います。公用車に掲載する有料広告につきましては、「三重県行財政改革取組」「みえ県有財産利活用方針」に基づく多様な財源確保策の取り組みの一つとして検討をしてきました。募集内容の詳細は、お配りさせていただいた資料をご覧いただきたいと思いますが、ポイントを申し上げますと、今回は県庁で使用する公用車約40台が対象です、ということと、2点目は、掲載期間は会計年度単位または1カ月単位です、ということと、それから今年度は9月下旬から今年度末までですが、広告主の希望により掲載延長も可能ですよ、ということ、それから1台あたりは年額3万円を基本としますよ、ということ、それから募集期間は7月2日(月)から7月27日(金)までですよ、ということ、決定は「三重県公用車広告掲載審査会」で内容を審査して、8月下旬に決める予定ですよ、ということがポイントです。公用車は県内全域走り回りますので、広告塔としての宣伝効果も期待できると思いますから、ぜひいろいろご協力いただければな、というふうに思ってます。イメージなんですけど、ここにありますように、この側面のここですね、ここの枠か、後ろのここの枠のとこですね。で、大きさが、大体こんなくらいになりますかな。横のやつは大体縦40センチ・横50センチぐらい、まあまあでかいですね。で、後ろ、これは大体こんな感じで、これくらいです。こういう形でやりますので。年額3万円というのは、なかなかにいいんじゃないかなと思うんですけどね。たくさんの応募を期待をしています。そんな感じですかね。他県での取り組みの資料というのは多分配られてると思いますので、ご覧になっていただければというふうに思います。今日は発表事項少な目ですが、次回は多分多いと思いますので、今回は以上です。

質疑応答

○県庁公用車に掲載する広告の募集について(発表)
(質)「特段の支障がない場合は1カ月単位の掲載も可能」とありますが、特段の支障とはどういうことを想定していますか。
(答:総務部)基本的に1年単位を原則としているのですが、それで埋まっていない公用車があれば、少しでも財政難を解消するということで、1カ月単位というのも使わせていただくということで、原則1年間でやらせていただきたいというのが思いとしてあるものですから、それは優先的に採用させていただく限りというようなイメージで考えていただければというふうに思います。

(質)そういうことは原則1年でということですか。
(答:総務部)原則12カ月でいけるような形で申し込みのあった業者さんを優先的にという思いはあります。

(質)3万円は税込みなのですか。
(答:総務部)税込みです。

(質)この3万円という額は他県とかを基準にしたということですか。
(答)他県を参考に3万円、他県はどうでしたか。書いていたんでしたっけ配った資料に。
(答:総務部)書いてあります。他県は一番高いところで4万2千円というのがあります。一番お安いところが1万8千円であります。年単位。
(答)それの間くらいをとって3万円、ほんまに間やな。

(質)今回、全員が契約すると合計年間120万円の収入になるかと思うのですけど、その120万円という数字への評価をまずお願いします。
(答)額の多寡という、そりゃ120万円という、県の財政規模とかあるいは収支が不足している観点からいうと額自体は大きくないにしても、こういう取り組みをいろいろ積み重ねていく中で歳入を確保していこうと、歳出を削減していくという努力についてはみんなで危機的な財政状況だから頑張ろうという思いはあっても、歳入を確保していこう、今この未収金対策とかもそうですし、税をしっかり取っていくということもそうですし、そういう歳入の確保に対する意識の改革というのかな、そういうものにも繋がっていけばいいかなと思いますけどね。

(質)少し話がずれるのですけど、今後どのような歳入確保に力を入れていくのか改めてお願いします。
(答)今、行財政改革取組で示させていただいているように、未利用の県有財産の売却とか、そういうのを促進していこうという話であるとか、あるいはネーミングライツの話であるとか、あとは未収金対策など、そういうあたりをしっかりと取り組んで、いろんな取り組みを積み重ねて歳入をしっかり確保していくと、そういうことですね。

(質)今回、改めて、あとネーミングライツ、施設とかが控えてますけど、知事がそこに踏み切られた理由付けというのは何ですか。
(答)やはり財政が大変厳しいという状況で歳出の、公債費がこうやって伸びていくとか、あるいは社会保障費がこうやって伸びていくとか、あるいはこういう施設を作らなくてはあかんとか、歳出のところはいろいろバーっと思いついてくるのですけど、歳入面においてはなかなか税収が大きく上がっていく見込みもないだろうし、あるいは県債の発行についても抑制的にしていかなくてはならないという中で、少しでも財源を確保しなくてはならないという、そういう危機感からこういう取り組みに踏み切ってきているということですね。

(質)それは得られる金額はおいといて、職員の意識向上というのが狙いなのですか。
(答)それもありますね。額自体は確かにあんまり多くないので、それで全部歳入不足を補おうということではないのですけど、そういう歳入を、企業だと普通に売上げやって利益上げてというのが基本になってそういう活動をみんな一生懸命やるわけですけど、行政もそういう意識を強く持たなければならないし、持ってほしいという思いも強いですね。

(質)公用車あるいは公共施設にしてもそれは税金で建てたものだし、共有する行政財産じゃないですか、そこへ一特定企業なりの広告とかが載るということに対しての税の使い方の公平性、公正性というのはイメージ的にダウンする危険もありますね。その辺は行革の取り組みうんぬんの話し合いの中でも出たりとか、あるいは知事もそこのところは勘案されてこの決定に踏み込まれたのですか。
(答)そういう指摘は外部の委員の方とかですね、こういう検討をする中でご指摘もいただいてきました。なので今回は、例えば公用車、うちの本庁だけで80台くらいあるのですけど、その半分だけですし、地方の公用車対象にしていないとか、緊急車両は対象にしていないとか、そういう部分も配慮する中でできる範囲で歳入確保に向けてと、そういう一定の配慮というのですかね、させていただきながらのギリギリのところで考えているつもりです。確かに税金で建てられているものなので公平性という観点でどうなんだという部分はゼロではないと思います。そういうご懸念やご指摘も実際にはありますし。

(質)具体運用で、例えば愛知県庁がですよ、三重県庁の公用車に愛知県の宣伝出すという形もこの基準からいったらOKですよね、そういうものが出たときに県民の意識というのはいかがなものか、というのがあるのとか、あるいは県の公共事業等を請け負っている建設会社等が出すこともこの基準でいえばOKですよね。そういうものが出たときに果たして公正・公平な公共事業の請負をやっているというふうなことが県民から見た時に色眼鏡で見られる恐れもありますよね。いかに李下に冠を正さずという基本の政治姿勢があるならばそこのところとの整合性は欠きますよね。
(答)そういう意味では実際に運用を決定していく審査会の中で基準をどういうようにしていくのかとかですね、もうちょっと詳細の細則的なところをどうするのかというのは、そういういろんなご指摘を踏まえて作っていかないといけないと思いますね。

(質)特段の事情といった場合に、例えば建設会社さんの広告等で、そこが不正な公共事業を請け負っていたとかいうことが表に出たときに、例えば急遽、向こうは1年間のつもりだけれども契約を取り消す、とかそういう話です?
(答)そういうのも含めてです。それは実際に内部で議論している中でもそういう話はありましたので、そういうのも含めて運用の中で県民の皆さんの不信を招かないような努力を基準作りとかでしっかりしていきたいと思います。

質疑事項
○フェロシルトに関する裁判

(質)今日1時15分に大阪で例の石原産業のいわゆる株主代表訴訟の判決があるんですね、これ旧経営陣に対して500億円近い損害賠償を求めたり、石原産業そのものが例のフェルシルト事件で有罪確定した四日市の工場長の元取締役に10億円の損害賠償を求めている裁判なんですけれども、今日判決ということで、元々フェロシルトというのは県が、ご存じのとおり、リサイクル商品として認定していたものですので今回判決がどう出るにせよ知事としてどのような、裁判に至って結審することの意義というの・ヌう認識されているか、というのを教えていただきたいのです。
(答)今日判決なんで、これまでのいろんな争点があるにしても、判決の内容を見て今後の対応といいますかね、あとこれまでの経緯と照らして自分たちが県のこれまでのやってきた政策や主張についてどのように申し上げていけばいいのかというのは、判決の内容を見て良く判断をしたいと思います。

(質)1日2日で判断するというよりも内容を精査した上で判断するのですか。
(答)もちろんそうなるでしょうね。

(質)フェロシルトそのものをリサイクル製品として認定したそのシステムを前あるいは元県政ですけど、作ってしまったということについて、方法としては正しかったとか、あるいはやっぱりあれはもうちょっと検証が足りなかったとか、その構築するシステムの中でですね、そういうふうな思いとしてはいかがですか。
(答)そこも行政側の経緯、思いと、今回こういう形で司法においても一定の評価というか、判断というか、判決というか、出ますので、そういうのも踏まえてどうなんだという評価を下した方がいいのかなと私は思っているので、こういう裁判という事案にまできていますので、そこは自分の考えというよりはもう少し組織的に精査してコメントさせていただいた方がいいのかなと思っています。

○議員報酬等に関する在り方調査会報告
(質)県議会の話をさせていただきたいのですけど、昨日議員報酬のことに関して最終報告書が出されました。増額をすべしというような内容だったと思うのですが、改めてどのように受け止めていらっしゃるかお願いします。
(答)私は報告書を文字ベースで見させていただいただけなのであれなんですが、あの報告書は基本的に政治的な判断はしていないということと、それから県民の皆さんの信頼が得られるかどうかということは検証しなければならないというふうに書かれていたと思っていますので、検証の会議においての報告書としてはあれだけど、実際にこれからどうするかということについてはこの3月末までですかね、県議会の方でご議論されると思いますからそれを見守っていくということなのかなと思いますけどね。

(質)算定根拠なのですけど、知事の働かれている時間を1とすると0.7なんだというのが、時間で労働の対価を計ってらっしゃると思いますが、そのことに関してはどのように考えていらっしゃいますか。
(答)そういうのは物事何かを算定するときには、何か前提条件を置いて仮説を置いてやっていくわけですし、他の自治体でもそういう計算を首長と比較してやったというケースもあるようですから、その方式についてどうこうというのは私はコメントする立場にないと思いますけどね。その方式ならいいのか、別ならいいのかとかそれは僕は評価する立場じゃないということですね。

○職員の期末・勤勉手当
(質)今日確か県の職員の皆様にボーナスの支給日だったと思うのですが、改めて部下の皆様にボーナスが支給されたわけですけど、受け止めをお願いいたします。
(答)支給額は前年度比でマイナス0.2パーセントということなんですけれども、こういう厳しい財政状況の中マイナスになるというのは一定仕方がないと思いますし、一方で平均年齢全体が上がってきているので、その中で下げていくというのは結構大変、仕組み上は難しい中なんですが、こういう形で前年度比では下げるということになっておりますので、こういう財政状況厳しい中でありますけれども、今後もいろいろ工夫をしていかないといけないなとは思いますが、額の多寡はどうこうというのは今申し上げるべきではないと思いますけど、額の多寡もありますけど、一生懸命とにかく仕事をしてほしいなと思いますけどね。

(質)知事、今回144万円、半分条例で下げて、今回2回目ですけど、今日も朝7時には登庁されてたそうで、仕事の時間から見るともう少しもらってもいいのかなと思わなくもないですが、これは今後も続けていかれるのですか。
(答)今後、僕が「やっぱり止めます」とか自分のことについて少なくとも僕が言い出すのもなんか変かなと、あとはこの前ぶら下がり会見でも言いましたけど、今回の条例は僕が知事をやっている間に限ってという条例になってますので、後の人にというのはないと思いますけど、額がいくらだから知事をやっているとか、知事だからこのくらい欲しいとか、こんだけ働いてるからこのくらい欲しい、という思いで知事職をやってないので、朝から来ているのだからとかいうのは思ったことないですけどね。

(質)144万円はやはりうれしい?
(答)それはありがたいですよ。それは今この厳しい経済状況の中でボーナスが支給されない中小企業の方々とかも県内にたくさんおられますし、一方で働きたいけど働く場もないという方々もたくさんおられる中ですから、それは頂けるというのはありがたいことだと思います。

(質)ボーナスの決め方に関して、もう少し民間企業だと業績に連動させたり、少し柔軟性があるのかなという認識があるのですけども、そのことに関してはいかがでしょうか。
(答)個人的見解も入るかもしれませんけど、そういう本来的には例えば税収と連動するとか、財政状況と連動するというのが本来はいいのでしょうけども、今、いろんな労働三権の問題とか、いろんな仕組み上の制約、そういうのもある中ですから一定やむを得ないのかなと思いますけどね。

(質)ご自身の在任中にそれを、少し柔軟性を持たせるようなご意向はどうなのでしょうか。
(答)ボーナスの決め方ですか、必ずやりますということではあれかもしれませんけど、財政状況との関係で、あるいはあと世の中の、今、ちょうどいろんな地方公務員法の改正の話とかも議論とかになってますのでね。そういう中でどういうのが適切なのかというのは考えていかないといけないとは思いますけども。必ずこうしますというところは申し上げる段階にないと思いますけどね。

(質)ボーナスに関連してなんですけど、何かこれに使おうとかいうようなのは?
(答)そうですね、借金の返済、あとは子供の何か必要なものに買うのに充てるということになるとは思いますけど、いろいろ子供グッズって値が張るじゃないですか。そういうのに使っていくことになると思います。

(質)お子さんのグッズでこれもう買おうかなという物は?ベビーベッドとか。
(答)結構、子育て終わった人から譲り受けた物とか、あるいはお祝いでいただいた物とか、あと妻がどうしてもこれは自分で買うのだという物とかを勘案すると、一定必要最小限は整っていると思うので、当面はあれですけど、今後のことを考えて今ボーナスでお金がある時になんか絵本とかそういう長期的に必要なものとかを買っておくとか、そういうのはちょっと考えたいなと思いますけどね。

○東日本大震災によるがれきの広域処理
(質)被災地がれきの受け入れの話ですけど、この1週間、松阪市議会のほうで山中市長が答弁されてた中身と、知事が全員協議会等で先立ってだっておっしゃった中身と若干ズレがある気がするのですが、別に市長とバトルしていただく必要はないのですけど、それぞれちょっと記事になられると読んでる県民等はいったいどうなってんだろうという話になりますので、その辺のちょっと諸事情を県の立場で。
(答)我々にしても、松阪市さん、山中市長にしても、被災地を応援したいと、復興を支援したいと、そういう思いは変わらないところだと思うのですね。それをどういう形で支援をしていくのか、応援をしていくのか、がれきということについては、うちは三重県としては市長会、町村会、県、三者で合意したことに基づいてうちが窓口となって岩手県のしかるべき部署の人たちと仔細に事務的に詰めてきているわけでありますので、我々が岩手県さんから聞き取っていること、岩手県さんや宮城県さんから示されていること、それをそのまま今現在言える内容についてありのままにお伝えをしている状況であります。一方で松阪市さんにも環境の担当の部長さんとか、副市長以下とかの方にはうちの廃棄物対策局長なりチームのメンバーがお伺いしたり、こちらに来ていただいたりして情報提供は十分させていただいている状況だと思いますので、その中で説明に齟齬(そご)が出るというのは若干我々の説明が丁寧さを欠いているのか、あるいは他にいろんなルートで情報を入手されているのか分かりませんけども、いずれにしても県民の皆さんが不安に思わないように、県民の皆さんが「どうなってんだ」というふうにならないように丁寧な対応をしっかりとしていきたいと思います。特にがれきの広域処理の必要性という部分については、昨日も細野大臣が岩手県知事とお話をされて目途がついてきたというお話がありました。そこで細野大臣から記者の皆さんにお配りになられた資料の中に三重県というのが明確に入っていますので、私が全員協議会で説明をさせていただいたことと齟齬はないというふうに考えています。

(質)松阪市長が岩手県に確認したところというのは、岩手県でも確認する課が違うとか、あるいは人によってばらつきが当然あるかもしれないですけど、その辺「どこに確認されたんですか」とか「どういう話ですか」という確認は松阪市にはまだ県はされていないのですか。
(答)事務的にはお話は、僕はそれについて明確に確認したかどうかというのはまだ報告受けていませんけれど、説明に齟齬が出ている点については、ちゃんと環境省の動きとかと、あと今日も政府の方でがれきの関係閣僚会議があって、その場でも昨日環境大臣が配った資料にある三重県って書いてあるようなものが出るとも聞いていますので、その辺は意思疎通、齟齬ないようにというふうには指示を昨日もしてありますので、まだ誰に聞いたかとかは聞いていないです。確かにそうなんですよ、誰に聞いたかとか、誰が聞いたかとかいうのはやっぱりあると思いますよね。うちは繰り返しになりますけど、市長会、町村会、県で合意して県を窓口にということでやってきている中で向こうの、さっき然るべきと言いましたけど正式な窓口の方にお伺いをしていますので、その情報を今言える段階のものをありのままに申し上げている、そういう状況です。

(質)課題は違うけど中空アクセス港の時も県と松阪市の意向が食い違って、実は松阪はアクセス港をやると受け止めてたのに、三重県の側は津港だけだという擦った揉んだがあったじゃないですか。それからいくと、松阪市そのものというのはそういう体質なんですかね。
(答)ばっさりいきましたね。体質かどうかはちょっと分からないですけども、さっきも申し上げたとおり、指摘があったように県民の皆さんに不安のないように、情報齟齬ないようにうちが頂いている情報とかもしっかり提供して詰めていくということじゃないかなと思いますよね。

(質)山中さんとは直で話はトップラインでされていないですか。
(答)今はしてないです。もちろん直で話しするというのも手法の一つだと思いますけど、これまでのがれきの処理に関する進め方としてやっぱり市町と県と一緒になって、そして行政組織と行政組織として議論を積み上げ事務的にしっかり着実に確実に積み上げながらやっていくというのを旨としてきていますので、途中のいろんなところでトップ同士でパッパとしゃべってパッパと決めるとか終わってしまうというんじゃなくて、行政組織と行政組織として事務を積み上げていくというのを旨としていますので、もちろん必要があれば話はしますけど、基本はそういう進め方をしたいなと思っています。
(質)基本は、もう話したくない?
(答)そんなことないです。

(質)その点に関して、実際に山中さんはネット上でそういうことを市長として書かれていて、そこがもう明らかに三重県が掴んでいるちゃんとした情報とは違いますよね。それはきちっと訂正なり違うんだよということをしっかりやっぱり県として言っておくことが必要ではないかなと思うのですけど、その辺はどう思われますか。
(答)ネット上に、確かフェイスブックとかだったと思うのですが、僕もフェイスブックやってますんでね、そこでフェイスブックって鈴木英敬個人という側面もありますので、そういうところで県の正式見解を述べるのがいいのか、こういう記者会見とかの場であるいはいろんな説明会の場で丁寧に説明させていただくのがいいのか、そういうのはちょっとよく検証しながらということだと思いますけど、いずれにしても県民の皆さんが不安にならないように、あらゆる機会を通じて、今得ている情報で申し上げれることをありのままにオープンにしていくということだと思いますけどね。

(質)記者会見、岩手とか今日の関係閣僚会議とかで出された資料を、参考に記者クラブに提供していただくことはできるんですかね?
(答)環境省に確認をしまして、お渡しできるものはしっかりお渡ししたいと思います。ちなみに、今、昨日のやつはあるんやったっけ?
(答:環境生活部)準備しております。
(答)昨日、環境省が配ったやつを後でお渡ししますわ。

(質)がれき処理の関係で、一部報道で三重中央開発に打診しているというのがありましたが、あれがまず事実なのかどうなのかと、今後どう進めていくのかということを教えてください。
(答)最終処分というか焼却灰の処分の場所については、この前の全員協議会で申し上げた範囲からは出ることはないのですけども、まずはずっと申し上げているとおり、通常のゴミの焼却した灰を処分してくれているところを基本に調整を進めていると、それは県内外様々な業種、業者さんがあります。なので事務的に担当者ベースで話をするということは当然あり得ることで、それはそこの会社に限らず、通常のゴミを受け入れていただいているところは全てということになります。いずれにしても、この前の全員協議会でも申し上げましたけれども、今、最終段階の調整にきていますので、どことはちょっと相手方があるので申し上げられませんが、早くお示しできるようにしたいと考えています。全員協議会で説明させていただいたところからは出てないということです。

(質)がれきの関係で昨日の細野さんとかの話し合いの中で、今ひっかかったのは可燃物のところじゃなくて不燃物が問題になってきているという話ですけど、仮に不燃物処理に関して県は今後検討されるかもしれないですが、どういうスタンスですか。
(答)不燃物については、元々、今回のガイドラインの可燃物という結論を出すにあたっても不燃物についても議論してきました。実際にどれくらいの放射線量があるのかというのも宮城県、岩手県からデータをもらって調べました。やはり可燃物と比べて不燃物の場合は放射線量が高いケースが多いので、今、三重県に不燃物を持ってきて不燃物の何らか処理をお手伝いするというのは現在のところ考えてないです。一方で、宮城県とかでああいう防潮堤に使おうというお話もあるのだと思いますし、あと関東大震災の時の横浜で山下公園が、という話もよく野田総理もおっしゃいますけども、今、県としては不燃物のことについては検討していないです。
                                                           以上

 

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