現在位置:
  1. トップページ >
  2. 県政・お知らせ情報 >
  3. 知事のページ >
  4. 知事定例記者会見 >
  5. 令和3年9月以前会見録 >
  6. 平成24年度会見録 >
  7.  知事会見 会見録 平成24年11月9日
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  総務部  >
  3. 広聴広報課  >
  4.  報道班 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
平成24年11月13日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成 24年 11 月   9 日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等

・木曽岬干拓地メガソーラー設置運営事業に係る事業候補者の決定(発表)
・吉田沙保里選手国民栄誉賞受賞県民報告会の開催(発表)
・みえのスポーツ・まちづくり会議の開催(発表)
・みえフードイノベーション・プロジェクト商品の発売(発表)

 質疑項目

・発表項目に関する質疑
・特例公債法案
・木曽岬干拓地
・県議会の議員定数見直し
・木曽岬干拓地メガソーラー設置運営事業に係る事業候補者の決定(再質問)
・愛知県の個人県民税の減税
・東日本大震災によるがれきの処理
・日本維新の会
・海岸漂着物
・通学路の安全整備 
 

発表項目等

 ・木曽岬干拓地メガソーラー設置運営事業に係る事業候補者の決定(発表)
(知事)まずは木曽岬干拓地のメガソーラー設置運営事業についてであります。事業候補者が決定しましたので、発表いたします。昭和41年に木曽岬の国営事業、干拓事業が着手されて以来、約50年にわたってこの土地が活用されてこなかった、この状況を何とか転換したいと、そういう強い思いと、併せて干拓地の地域特性を生かしてエネルギー問題に貢献できないだろうか、そういうふうにこれまでも申し上げてきましたけれども、そういう強い思いから、木曽岬干拓地の約78ヘクタールを貸して、民間事業者に貸して、メガソーラーの設置運営を20年間行っていただく事業者の公募を行ってきたところでありますが、この度、丸紅株式会社を事業候補者として決定いたしました。木曽岬干拓地につきましては、木曽岬町や桑名市など地元の皆さんから「長年草っぱらのままほったらかし。何か有効活用ができないのか」とご指摘を受けてまいりました。このような中、メガソーラーとして土地利用することについては様々な課題がありましたが、愛知県とも連携し、三重県が主体的に取り組み、今回その候補者の選定に至ったものであります。事業候補者の丸紅株式会社につきましては、企画提案がありました6つの事業者の中から、10月15日に選定委員会による厳正な書類審査などを踏まえ、その後も事業者からの補充の説明、有識者からの意見聴取を経て、去る11月6日に開催しました選定委員会において、事業計画、事業遂行能力、産業振興、この点で総合的に評価し、事業候補者を選定して、翌7日に開催した三重県物件競争入札審査会で決定を行いました。丸紅株式会社の提案内容でございますけれども、参考資料はお配りしてあると思いますけれども、想定最大電力は48,700キロワット、したがってこれ発電規模は48.7メガワット、想定年間発電量は約5,333万4,000キロワット・アワーと、一般家庭の約1万5,000世帯分の年間発電量が、今後、木曽岬干拓地から創出されることになります。詳細な内容は、今後、事業候補者と調整してまいりますけれども、現時点では、想定事業費約160億円、平成25年5月から工事に着手、平成26年10月頃運転開始となる見込みであります。今回のこのメガソーラー事業誘致は、今年の3月に策定しました新エネルギービジョン、7月に策定したみえ産業振興戦略の具現化のひとつでもあります。かねてから私は、エネルギー政策と産業政策を連動させて、相乗効果を出していくことが重要だと言ってまいりました。今回、決定した事業候補者が、メガソーラーによる巨大な新エネルギー創出に加え、様々な取組を提案いただいていることを評価しておりますし、今後の取組に大変期待しています。産業振興の側面では、まず1つ目では、施設建設とか事業運営で、地域の事業者を積極的に活用して地域雇用の創出を行うということ、それから2点目としては、メガソーラーの関連設備については県内で生産される部材や製品を積極的に使用すると、そういう提案をいただいてます。また、地域貢献につきましては、地元で新たに発電事業会社を設立するということ、それから非常災害時などには電気自動車などへの電力供給に貢献する、それからメガソーラーを活用した環境教育施設の整備を行う、それによって地域の小中学生などの環境学習に貢献する、4つ目は、地域と共に積極的に新エネルギー導入の提言を行い、実践していく。参考資料のどこかにもありますけれども、丸紅株式会社さんが、参考資料のどこかって言ったらあれですな、お配りしている資料のこのパワーポイントみたいなやつの2ページの下と3ページの次に書いてますとおり、手掛けた発電は中部電力相当、自分が持ってる設備だけでも北陸電力相当、それ以外に宮城、岩沼市とか、3ページに書いてますが大分でメガソーラーやってますし、あとは中小水力や洋上風力発電ですね、こういうものにも取り組んでいるなど、非常にエネルギーについて経験、ノウハウ、知見、意欲を持っているということ、そういうことで地域貢献もしていただけるということですね。今後は、10月に発足しましたみえスマートライフ推進協議会での活動とも連動して、新しいビジネスモデルの創出などに取り組んでいくことを期待したいと思います。今回の提案は、新エネルギーの導入ということだけじゃなく、クリーンエネルギー関連産業の集積や、地域経済の活性化を期待しておられた周辺自治体のご意向にも沿ったものと認識しています。今後、県としても、地元自治体の思いをしっかりと踏まえた取組になるよう、事業候補者と連携していきたいというふうに思っています。それから、事業候補者が総合商社でありますので、提案ベースでありますけれども、地域の中小企業と勉強会などをやって、その新事業展開とか海外展開、こういうものをサポートしたいというお話もいただいています。最後に、税収について少し触れたいと思いますが、事業候補者の推定ですけれども、固定資産税や法人事業税など地方税が20年間で合計約25億円、これは愛知県、三重県、木曽岬町、桑名市、弥富市に入るもの合計です。さらに土地賃借料が20年間で合計26億4千万円、これは三重県分です。と想定しているところです。メガソーラーの関係については以上です。

・吉田沙保里選手国民栄誉賞受賞県民報告会の開催(発表)
続いて、『吉田沙保里選手国民栄誉賞受賞県民報告会』と『みえのスポーツ・まちづくり会議』の関係であります。まず、吉田沙保里選手国民栄誉賞受賞県民報告会でありますけれども、12月16日(日)午後3時から、伊勢市観光文化会館大ホールで、吉田選手をお迎えして報告会を行いたいと思います。会の詳細は、今、詰めてるところでありますけれども、ご本人からの受賞報告、それからバドミントンの小椋久美子さんとのトークセッション、『三重のスポーツ女子力』なんて書いてあるんじゃないかなと思うんですけども、考えてます。ちなみにこのイベントは、吉田選手のスポンサーでもありますJAグループ三重の特別協賛を受けて開催させていただきます。

・みえのスポーツ・まちづくり会議の開催(発表)
それから、『みえのスポーツ・まちづくり会議』についてです。これはみえ県民力ビジョンにおいて、県民の皆様の一体感を醸成し、活力に満ちた三重を創るための取組を推進しているところでありますが、地域のスポーツ活動の促進、スポーツを活用した産業や観光の振興、スポーツを通した地域の活性化を議論していただくために設置します。第1回会議は、先ほど申しました吉田選手の報告会に先立ちまして、午後1時半から伊勢シティホテルで開催します。委員には、吉田選手や小椋さんといったスポーツ選手をはじめ、企業、観光等の様々な分野の方に就任いただきました。会議では、活力に満ちた元気な三重を創るための貴重なご意見を頂戴したいというふうに考えております。地元出身者あるいは地元で頑張っていただいている方にも入っていただいておりますけれども、スポーツを通じた地域活性化ということでは全国的にも名を馳せた委員の皆さんに入っていただいておりますので、貴重なご意見を伺って、それをしっかり反映してやっていきたいと思います。ちなみに、こういうスポーツを通した地域活性化に特化して議論をして、こういうトップアスリートとかを入れてやってる会議は、うちで確認したところ他県にはないと。埼玉県に『スポーツ振興・まちづくり推進会議』というのがありますが、これは県内の関係者の方々だけで、県・市町村・スポーツ関係団体・学校関係者で会議を構成されていますので、こういう形のまちづくり会議は三重県が他県ではない取組としてやらせていただいているということであります。

・みえフードイノベーション・プロジェクト商品の発売(発表)
続いて、『みえフードイノベーション・プロジェクト商品』の発表です。本日は、11月15日から発売する『みえフードイノベーション・プロジェクト商品』について発表をします。この前もご紹介しました鹿肉を原料にしたペットフードなどの商品化を行いましたが、この度、三重県産米粉などを原料に使ったバウムクーヘン、それから鹿肉を原料に使った調味料、これを開発しましたので、ご紹介します。まず、バウムクーヘン。ソフトとハードの2種類のタイプを株式会社港屋珈琲などの皆さんと連携し、商品化しました。ソフトタイプの商品名は『日輪(にちりん)』、これです。皆さんの手元にもあるんですけどね、爪ようじが多分刺さってるほうがソフト、そうじゃない方がハード。ソフトは日輪、これですね。小麦粉の替わりに三重県産米粉を使用しています。そして次ハード。ハードはこういう箱に入っているんですけども、でかいやつはこんな感じ。ちっちゃいやつはこんな感じ。これハード。これは『伊勢 なぎさの神話バウム』で、小麦粉の生地に真珠貝のカルシウムを練り込みまして、ハードに焼き上げてトッピングなどで伊勢の海や真珠を表現しています。今後、バウムクーヘンは、県産の様々な農林水産物を原料としてシリーズ化して商品化していくということであります。発売は11月15日(月)の午後1時半から港屋珈琲鈴鹿店、11月22日にリニューアルオープンする近鉄宇治山田駅売店でも販売する予定です。食べてもらっていいですよ。次に調味料は、商品名『お肉料理が美味しくなる フルーティソース<赤ワイン仕込み>』、これですね、これ。このソースは、三重県産鹿肉を原料に製造した液体調味料をベースに、たっぷりの果汁とワインを加えて、ひと味違った高級感あふれる味わいになっています。今回、全国でも例がない鹿肉を原料にしたソースということでありますので、これは11月15日(水)午後6時30分から、マックスバリュ津城山店で発売を予定をしています。記念セレモニーを11月15日(木)にやりますが、さっき言いましたバウムクーヘンは、午後1時30分から港屋珈琲鈴鹿店で、フルーティソースは午後6時20分からマックスバリュ津城山店であります。それぞれの会場で私も出席して、発売開始に合わせて試食提供します。それから、この両商品については11月17日~18日に、近鉄上本町駅に物産を運んで駅構内で販売する『うまいもん列車』というのがあるんですけども、その三重県の物産としてPRも予定をしています。ということでありまして、さっきも言いましたけど、皆さんのお手元に、これがソフト、おいしいですか。僕はどっちがおいしいとはなかなか言いにくいんですけど。そうですね、好みがね。これがハード。ちょっとソースは、これは飲むわけにいかんのでね。両方おいしい。皆さん食べながら、たまにはね。ネットで見てくださってる人には申し訳ないんですけども。以上です。

質疑応答

発表項目に関する質疑
○木曽岬干拓地メガソーラー設置運営事業に係る事業候補者の決定

(質)メガソーラー木曽岬干拓地が半世紀使われない中、やっと活用方法を見出したということなんですが、知事のご感想をお願いします。
(答)さっきも申し上げましたように、昭和41年から国営で干拓事業が始まって、時代の変遷とともに県境問題とかもいろいろありましたけれども、結果ずっと使われないままだったわけですよね。平成13年の3月に三重県が国から買い受けたと。県が買い受けてからだけでも十数年経ってるわけですね。こういうふうに放置されてきたということについて、地元の皆さんたちは、僕も7月30日だったと思います、就任して3カ月後。あの木曽岬干拓地の一番南っかわの海に面する所に立ってね、海を見た時に、右っかわにはあのナガシマスパーランドを始めとした元気な姿、左っかわには物流がどんどん動いている名古屋港。自分の背後のこの木曽岬干拓地は何もないと。こういうような状況も見た時に、今、言ったような歴史的な経緯も踏まえて、やはり地元の皆さんの悲願だったと、ここを何とか活用したいと、そしてここから何か富が生まれるような、地域が活性化するような、何かを生んでいきたいと、そういう強い思いだったと思いますので、そのための第一歩を踏み出すことができたんじゃないかということで、私自身も感慨深いというか、嬉しく思いますし、しかしこれはスタートラインに立ったということでありますから、これから本当に地元の皆さんが喜んでいただけるような形の事業内容に、事業運営にできるように、丸紅株式会社はじめ関係会社とよく議論したいし、それを詰めてやっていきたいと思います。

○吉田沙保里選手国民栄誉賞受賞県民報告会の開催
(質)吉田沙保里選手、来月また報告会に来られますけれども、副賞として先日、ミキモトの真珠がプレゼントされたんですけども、それをやはり当日も持ってきていただけるのかなと。
(答)それは要請してないので、聞いてみたいと思いますけど。見たいですよね、みんなね、国民栄誉賞受賞ですからね。でも、できれば県民特別栄誉賞の時に差し上げたミキモトも着けてきてくれるとありがたいので、ちょっと打診してみますわ。着けてきてくれるかどうか知りませんけどね。

○木曽岬干拓地メガソーラー設置運営事業に係る事業候補者の決定(再質問)
(質)最大出力ですけれども、以前、事前の発表よりだいぶ増えているような感じがするのですがその理由に関して1点と、もう1つが作った電気は中部電力に販売するということでよいのか、この2点をお願いします。
(答)2点目はイエスかノーかだけなので、2点目、中部電力に販売します。1点目の部分については、実際に電力として使われる量と、パネルでどれくらい発電できるか、というのはこれ違うのですね。今回はパネルで最大出したら48.7メガワットまで出せるというやつなんですけど、それを技術的なことを言って申し訳ないですけど、電気は直流から交流に変えないといけないのですけど、そうすると2割くらい、電気が、ロスが出るんですね。あと中部電力が持っている送電電気系統の限界もありますから、そういうのでおそらく使えるのは35メガくらい、今まで通りでしょうけれども、この丸紅の他の所そうですし、全国中のメガソーラーが発電容量という時には、このパネル容量の事を言うので、今回から実際に使う電力は、おそらく前、言っていたくらいの35メガぐらいと変わらないのだけれども、発電規模というでは48.7メガワットということで説明をしていくということですし、実際パネル容量としては、ここの資料にも4ページの下に20万2,132枚パネルを置くというふうに言っていますけど、そのパネルによって出てくる電気としては、48.7メガワットが最大だということ、そういうことですね。

(質)パネルの件で追加でお伺いしたいのですが、一部報道だと、京セラの物を使うというふうに発表されていますが、これは事実なんでしょうか。
(答)決まっていませんが、県内のパネルに限らず、下の架台とかも含めて、県内のいろんな部材とか製品を積極的に使うということ表明していただいてますし、私自身もそういう県内の関係の企業やあるいは国内のそういう企業のパネルなどを使うことを大いに期待しているところです。やっぱりリスク管理がありますので、いろんな、前も言いましたけど、それにこだわり過ぎて結局事業が赤字になって継続できないといったら意味がありませんから、積極的に活用することを期待しますが、京セラだけとか、京セラに決まっているということではありません。

(質)同じくメガソーラ-なんですけども、公募の中で丸紅だけにしかなくて突出している部分というのは?
(答)丸紅がですか。

(質)はい。
(答)丸紅が突出している部分ですか。

(質)はい。
(答)なぜこんな反応かというと、最後はどことはコンペ方式なので申し上げられませんけれども、接戦だった部分も多いのですね、でも突出している部分というか、我々が最終的に決めたのは、さっきも言いました、産業振興で地元の雇用をしっかりやる、新しい会社を地元で設立する、さっきのようないろんなエネルギーの経験がありますので、それで三重県の新エネルギー政策にも貢献をしてもらう、それから総合商社として生かして、県内の中小企業の発展に寄与する、そういうようなことを言っていただいたということ、あとそれから観光振興とかそういうのにも貢献したいというふうに言ってくれているので、その辺りですかね、あと20年の事業になりますので、資金調達面が具体的かどうか、資金に関するリスク管理が具体的かどうか、これはよく見させていただきました。その部分については突出していたと言ってもいいでしょう、丸紅は。それからそういう事業執行体制ですね、その辺りかな。

(質)発電事業所を地元に建てるということですけど、具体的には、県内とか、ある程度決まっているのですか。
(答)まだ決まっていないです。弥富市とかになることはないと思いますけども、県内のどこかだと思いますけど。

(質)地域貢献の中で、環境教育施設の整備を行い、というのがあるのですけども、具体的に分かっている範囲でどういうイメージの施設なんですか。
(答)このメガソーラ-のある部分のどこかに、いろんなパネル展示とかね、見たり触ったりできるようなものとかですね、そういうのを、大きい物なのか小さい物なのか分かりませんけれども、単にメガソーラ-で並んでいるパネルだけを見るのではなくて、そのパネルを見てさらに自然エネルギーについて学ぶような施設みたいなのを考えてくれているということみたいですけどね。

(質)観光振興にも貢献するというのがありましたけど、これはどういう意味合いで?
(答)提案の中にあったのは、提案ベースなのでそれが観光振興に繋がるかどうかちょっと分かりませんけれども、夜はLEDとかでパネルをライトアップして、道路とか近隣のジャズドリーム長島やなばなの里なんかと連携をした光のイリュージョンみたいな、そういうのをやって一つの名物化したいみたいな感じの提案はありました。

(質)賃貸料の20年間で26億4,000万円というのは愛知県側も同じ比率なんですか、このお金。
(答)面積割り。

(質)そうすると愛知はいくらになるのですか。
(答:雇用経済部)愛知県分の土地の賃借料は、20年間で合計4億9,000万円です。

(質)今回メガソーラ-を置く所と伊勢湾道路の北側、あそこもかなり広い土地で、30年くらいからは供用開始できるということで、そこをどうしていくかという見通し、これが新エネの全国的な拠点にしていくのか、そういった夢みたいなのは何かありますか。
(答)基本的には、11月にも開催する、今回スタートラインに立って一歩踏み出すので、今後、じゃ木曽岬干拓地全体をどういうふうにしていくのだと、今回メガソーラーが決まったという事情の変化がありますので、これまでもいろいろ研究会や調査やりましたけれども、改めてどうするんだというのを、石垣副知事ヘッドに桑名市長、木曽岬町長にも入ってもらってやるんですけど、そこで構想というのをまとめていきたいと思いますが、基本的にはこういうメガソーラーが一つ大きくできたということで、その事業者が総合商社であるということから、やはりクリーンエネルギーを中心とした企業あるいは研究機関、そういうようなものが立地するような取組にしていきたいなというふうに思いますね。どこまでできるか分かりませんけども、個人的にはいわばそこが新エネルギーランドみたいな一つの集積地になっていくような、そのすぐ横の愛知県のところでは航空機とか宇宙産業なんかを積極的に取り組んで、建設ありますから、そういうのとコラボをして、エネルギーと宇宙産業みたいなのがコラボできるような、何か企業や研究機関とかが立地していくような形になればいいかなと思いますけど、これはこれからですけどね。

(質)知事は7月30日に、就任されてから現場を訪れられてそういった現場を目の当たりにして今回こういうような話に繋がっているわけですよね、その中で一番壁だったというか、ぶち破るために一番難しかった点というのはどういうとこにありますか。
(答)一番難しかった点ですか、それは言いにくいですけど、言いますけども、何と言うかな、できないという、こう決まっているもんな・セという心理的な壁ですな、関係者の。地元の皆さんは何とかしてほしい、でもいろんな役所、国も、県も、市町も、出先機関も、これはこう決まっているんだと、だから変えれないんだと、そういう心理的壁を最初に乗り越える、できるんだと、やるんだと、いうのに変えるのが一番の最初のハードルで、それが一番大きなハードルでしたけど。そこを乗り越えた後は、後はみんなやろうじゃないかと一生懸命動いたし、一生懸命走ってくれたし、国も一生懸命こたえてくれたし、でしたかね。

(質)それは例えば土地の用途変更の部分という理解でよろしいですか。
(答)そうですね、主に役所が多く関わったのがそこでしたから、そこが一番大きかったですかね。木曽岬干拓地のことでもそうですけど、いろんな行政の中で先送りされている課題とかで、「やはりできないよ」と、「こう決まっているからこうだよね」という心理をどう打破するかというのが一番大きなことではないですかね。

○吉田沙保里選手国民栄誉賞受賞県民報告会の開催(再質問)
(質)これから報告会も具体的に日程が決まったということですけど、改めて吉田選手が国民栄誉賞を受賞したということと、それから報告会が行われるにあたって知事の期待、もしくは抱負などがありましたら改めてお願いできますか。
(答)本当に、この前も言いましたけど、吉田選手が金メダルを取ってから約3カ月、13連覇を果たしてから1カ月半、待ちに待った国民栄誉賞で我が事のように嬉しく思います。また、今回、国民栄誉賞の賞品で地元の真珠を欲しいというのを吉田沙保里選手の口から言ってくれたことも嬉しかったし、それが実際に頂けたというのも二重の喜びというふうに思います。これからいろんな期待がふくらんでいきます。やっぱりリオもそうだし、もしかしたらその次、東京オリンピックになったら東京もというふうに繋がるかもしれないですけど、みんなで県民挙げてこれからもより一層応援していきたいなと、そのように思います。報告会の意気込みということについては、今回、伊勢でやらせていただくんです、かつ日曜日にやらせていただきます、津はパレードをやって、四日市は県民特別栄誉賞の表彰をやらせていただいて、県民の皆さんに広く吉田沙保里選手と触れてほしいと、特に日曜日なんで子どもたちにたくさん来てほしいと、今までパレードも平日の昼間で、県民特別栄誉賞も平日の昼間、子どもたちが吉田沙保里選手とたくさん触れたり、見たり、話し聞いたりという機会があまりなかったので、今回、実はそういう思いがあったので日曜日でそういう子どもたちに見てもらいたいというのがあったので、そういう子どもたちがたくさん来てくれて、私も頑張ればああいうふうに夢を叶えることができるのだなと、そういう思ってもらえる報告会にしたいなと思います。

(質)伊勢市になった理由というのは改めてどういった部分なんですかね?
(答)今申し上げたように、中勢はパレードをやりましたと、北勢は県民特別栄誉賞で四日市でやりましたと、南勢の方まだやってなかったものですから、南勢の方でというので、会場と、吉田沙保里選手の日程と、そういうのを突き合わせていって、伊勢市の観光文化会館に決まったと、そういうことです。もちろん報告会の実行委員会の副会長は津市長に務めてもらいますので、もちろん津市の皆さんも、津市の応援団の皆さん、実行委員会の長谷川会長とかも今回の報告会の実行委員会の役員にも名を連ねていただいていますから、そういう意味では津の皆さんにも一緒にやってもらうということですね。

○木曽岬干拓地メガソーラー設置運営事業に係る事業候補者の決定(再質問)
(質)メガソーラー関連で追加でお願いしたいのですけども、ちょっと気が早いのですけど、第2、第3のメガソーラー構想というのは、今、進捗状況というのはあるのでしょうか。
(答)幾つかそれぞれの企業の皆さんで買取制度ができたということもあるのでしょうけど、県としてもメガソーラーを積極的にやるのだということを申し上げてきたので、今10件弱くらい、表に出ているやつだけでも8件くらい出てると思うのですね。なのでそういう民間事業者のやつも期待しつつ、行政が同様の形でやるかどうかというのはちょっと今はあまり想定していませんけども、企業の皆さんがそういうメガソーラーを作っていくときにサポートしていったり、県やあるいは行政で造成した工業団地とかそういうような所で何かメガソーラーをという話があったら、そういうのはその状況をよく見ながら検討したいと思いますけどね。今のところ同様の手法で第2弾、第3弾というのは考えていません。今回、自治体が公募する形では日本で一番大きいという形になりますし、あとは大分で丸紅がやるやつが・齡ヤでっかい81.5メガくらいですか、鹿児島で石川島播磨がやるやつが70くらいですか、今、話し挙がっている田原市で三井化学とかがやるやつが50くらいですか。規模的にも4番目だし自治体が公募する形では日本で一番大きくなりますので、まずはこれをしっかり成功させること、軌道に乗せること、やはりメガソーラーをやって地域貢献、メガソーラーが地域貢献に繋がるのだなという、そういうものを見せるというのがまず大切なんじゃないですかね。

(質)何か具体的な調印式みたいなそういう考えは?
(答)契約行為が発生すると思うので、その時に何かそういうセレモニー的なものやるかどうかでしょうけど、まだ具体化はしていません。

(質)もう当然、丸紅には7日の時点で伝えたわけですね。
(答)はい、今回出させていただいている資料も丸紅と調整のうえで出してますので。

(質)逆にまだ不安な部分ってあるのですか。
(答)丸紅の?

(質)丸紅決まって。
(答)提案はしてくれているけども、それが本当にちゃんと具現化されるかどうかとか、さっきの税収とかも、やはりそういう利益が上がってそういうふうに出るというような計算になっていますので、提案内容がきっちり具現化されるかどうかということが、やはりそれは何か不安があるかと言われたらそういう部分ですね。

(質)その点を今後ちゃんと詰めていくと。
(答)はい。

(質)水を差すようなんですけど、ドイツとかは電力価格が上がり過ぎて、失敗したということを言われておりますよね。あの価格も高すぎるのじゃないかということもあるのですけど、そういう部分の中長期的な不安というのは無いですか。
(答)過去の例、昨日も実はスペイン大使とそういう話を僕はしていたのですが、ドイツやスペインにおけるメガソーラーが上手くいかなかった点などについては、よく学ぶ必要があると思うし、42円というのは、今回のやつは42円に滑り込んでいますけれども、いずれ下がっていかざるを得ないだろうし、下がるだろうというふうに思っています。そうじゃないと多分やっていけないというか、電力価格の過剰な高騰に繋がる可能性があるので、あとそれ以外の例えば、僕が電源構成というのはベストミックスであるべきだと思っているのですけども、何かに偏ってしまうというのが、新エネルギーの中でも太陽光ばっかりに42円というのがずっと続いたら偏ってしまうということもあって、それも一定のリスクを、何かに偏るというのはやはり一定のリスクを抱えますから、そういうこの電源確保という観点からもあんまり偏るというのはよろしくないので、いずれ42円というのは長期スパンでは下がっていく傾向にあると思います。今回のは42円に滑り込めるのでそれでしっかり利益を上げて欲しいと思います。

発表項目以外に関する質疑
○特例公債法案

(質)特例公債法案が成立の見通しになりましたが、それについてどのように思われますか。
(答)見通しなのでまだ分かりませんが、一日も早く通してほしいと思います。

○木曽岬干拓地
(質)これ木曽岬干拓地(きそざきかんたくち)ですね。木曽岬町(きそさきちょう)の木曽岬干拓地(きそざきかんたくち)ですね。
(答:雇用経済部)地方自治体としての町は「きそさき」で濁りません、一方、県の干拓地は農水省時代から使われてます「きそざきかんたくち」で濁ります。

○県議会の議員定数見直し
(質)県議会の定数なのですけども、見直しの特別委員会を来年からすることに決まりましたが、これについては、知事の、議会とかこういうふうに進んでほしい、という思いがありましたら聞かせてください。
(答)議会の皆さんでお決めいただくことですから僕がとやかく言うことは無いにしても、ずっと懸案となっている事項だと思いますので、今回は何らかの結論を出されるのだろうなというふうに思っていますし、県民の皆さんがどう見ているかというのをよく見ていただいてご議論いただいたらいいのじゃないかと思いますけどね。

○木曽岬干拓地メガソーラー設置運営事業に係る事業候補者の決定(再質問)
(質)メガソーラーに戻るのですけど、運転期間は20年というのはどういう基準での設定なのですか。
(答)20年は、買取価格の期間ですね。

(質)あれは今年度中に申請やれば20年間できるということですよね。
(答)今年度中に設備認定を受ければ20年間、運転開始が平成26年であったとしても大丈夫ということやな。

○愛知県の個人県民税の減税
(質)愛知県との関連になるのですけれども、昨日一部報道で、大村知事が確か2014年度からだったと思うのですけど、個人県民税の減税をする方針を固めたという報道がありましたけれども、それに関して何か受け止めがありましたらお願いいたします。
(答)大村知事、公約にされてたのですよね、それを執行されるということなんじゃないかと思いますが、三重県は、今、できないですね。個人県民税がうちの税収の3割ぐらいを占めている中で、今のこの厳しい財政状況からは個人県民税の減税というのは三重県は難しいと。減税をして、消費を増やして、結局増収にするのだという思いもあられるのかなと思うのですが、そこもこういう厳しい財政状況の中ではうちは一定のリスクがあると思いますから、実際本当に消費が伸びるかどうか分からないので、であれば我々は未収金の対策であるとか、あとは時間外減らすとか、多様な財源確保などをしっかりしていくと、着実な財源確保策をしっかりやって財政を健全化していくということじゃないかと思いますけどね。

(質)減税という手法なのですけれども、いわゆる有権者にとってはとても聞き心地のいい言葉になっていて、いわゆるポピュリズムではないかというような反応もあるわけなんですけど、これに関してはどのように思われますか。
(答)減税政策ていろいろあるので、法人税の減税の話もあるし、いろいろな政策があるから十把ひとからげに減税がどうとはなかなか語ることはできないですけど、財政状況がどうかということと、減税による効果がどういうことなのかということを論理的に詰めて議論するべきじゃないかと思いますけどね。だから我々やと例えば車体課税については見直しをして、代替財源を確保して、ということ言っているわけですから、それは自動車の消費に好影響を与えるというふうにいろんな試算とかで出ていますので、あと代替財源を確保する、それで財政状況に影響を与えないという論理的に構成した中での話ですから、減税でもいろいろ種類が違いますから、うちは、今、無理です。

○東日本大震災によるがれきの処理
(質)震災がれきの件なのですが、来週12日に多気町が全員協議会で最終結論を出すということなんですが、これについてのお考えをお聞かせください。
(答)これまで自治会で懇談会回っていただいたり、いろんな場面で町長がいろんな町民の皆さんのご意見をお伺いし、議会の皆さんもいろいろご意見持っておられるということでどういう位置付けか分かりませんが、これまでの状況整理して議論されるというふうに聞いています。我々としては市長会、町村会と3者の合意もし、可能な限り協力してほしいというふうに言ってきておりますので、どういう結論になるかまずは注視したいと思いますけれども、自分たちはそういうがれきの処理について協力をしていくという中でありますからそういうスタンスであります。

○日本維新の会
(質)来週、維新の会の関係者が県庁にいらっしゃるようで、当然、知事は当日東京に行かれて居ないということですが、県としてはどういった対応をされるのでしょうか。
(答)何かね、突然話があって、府議の人が6人くらい来られて、知事か副知事とか議会、議長か誰かと会いたいということらしいので、あれ全国回っているのでしょ。で「どこどこでもやるんだ」というのを表明されるのだと思うのですけど。うちは、僕は国家予算要望で東京にもう11月12日というのは前から決まってましたので、副知事が対応します。

(質)なんか、そういう指示を出している部分ってあるんですか。こういう対応しろとか。
(答)全然、全然。とりあえずお会いしてくださいと。

(質)門前払いしろとか、そういうことはない?
(答)とりあえず会っといてと。どんな、なかなかその議会とか僕とかは政治家という面があるので、政治家に話すというのは分かるのですけど、副知事でもええというのは、確かに特別職ではあるものの、なかなか趣旨が分かりにくいなと思っておりますけど。お話をお聞きするってことじゃないですかね。

(質)知事がいらっしゃったら当然会うのですよね。
(答)お会いしますよ。どういうお考えを持っておられる方とか興味ありますしね、僕がおったら会いたかったですけどね。

(質)維新の会ですけれども、各都道府県の1区に候補者を立てる戦略があるようですが、それとも関連しているのかなという認識はあるんですけど、それに関しての受け止めはいかがですか。
(答)僕がとやかく言うことではないと思うのですけど、いろんな戦略の中でそうされるじゃないかということで、なんか、そういう形式的目標だけが先走ってしまうと、仮に万が一、候補者の質を落としてしまったりしてね、国民の選択肢が狭まったり、あるいは、いい選択肢でないということがあったら、それはあまりよろしくないことじゃないかなと思います。だから、そうやって目標掲げてやられるのはいいですけど、それに何としても固執するというのはなかなか難しいんじゃないかなと思いますけどね。

○海岸漂着物
(質)海岸漂着物の関係で、来週、国の方へ3県1市の首長連名で行かれるということで、そこら辺の見通しというか、国の財政支援の見通しみたいなものをどう考えていらっしゃいますか。
(答)どういう形になるか分からないものの、一定の財政支援というか財政的措置については、前向きにご検討いただいているとは思っていますけども、それの規模、用途、そういうものは、我々が3県1市の検討会でまとめたようなものになるかどうか、これはちょっと注視が必要で、何らかはタッチしてもらえると思うのですけど。

(質)それってやはり、国からのなかなか支援がないと、今までやって今年からずっとやってきた取組というのが来年度以降続かないという、そういう理解なのですか。
(答)続けられるにしても小規模でやらなければいけないとか、スピードが遅れるとか、あれって要は、毎回、除去しても増え、除去しても増えってなっているわけなので、やっぱり一定のスピードでストック分をガーっと、まずグっと減らさないといけない。それで、フローで増えてくるやつを減らしていくということなのですけど、ストックの部分をガッと減らすには、やはり一定集中的に大規模にやらなければいけないと思います。そういう意味では国の支援が必要だと思います。続けられないということではないものの、それの効果がやっぱり長くかかってしまうということじゃないですかね。

○通学路の安全整備
(質)1点、道路整備に関してなのですけど、毎年通学路の歩道整備の部分というのを、毎年国に県からも報告しているのですけど、日本全体の値に対して、三重県の値が少し割合的には小さいということが聞いて分かったのですけど、それについて知事は現時点で何かお考えを持ってみえることありましたら。
(答)それは、従来の歩道の整備率が、全国と比べて、道路整備の中の割合が低いと、そういうことですか。

(質)そうです。歩道の整備の割合が低いということです。通学路の。
(答)歩道の整備の割合というのは、歩道の整備している率なのか、毎年の道路整備の中での歩道分なのか。

(質)これまでの整備状況を積み上げた部分です。
(答)地元のご要望とかを踏まえたり、その状況を見て、それぞれを個別に判断をしているところですので、財政状況との兼ね合いもありますから、例えば子どもたちが安心して、なかなか通学できないというようなことについては、今年とかも亀岡の事件とかありましたから、それは非常に苦しい思いでありますけども、今回、お示しさせていただいた25年度の経営方針案の中に特定課題というところで、いじめ、児童虐待、通学路と並んでいたと思うのですけど、そこは今回平成25年度予算の中で、特に、今どれぐらいの規模いけるか分かりませんけれども、子どもの安全ということで、その歩道整備については、今までよりも少し注力をしてやる予定でいます。経営方針案を見ていただけると。

(質)予算的にも従来よりかアップしていこうとお考えですか。
(答)トータルでどうなるか分かりませんけども、そういう注力していく予定で今います。そのトータルというのは、全体の一般会計とかの歳出の中での割合は、仮に歩道のやつが増えていたとしても、全体のパイが少なくなっていたら額も減るわけですよね。なので単に増額と言えないというのはそういうことなのです。算数で考えていただけるとそうなると思うので、まあ、でも注力するということで経営方針のところには書かせていただいています。

(質)算数が苦手な記者が多いですからね。
(答)いや、そんなこと言ってないですよ。
                                                       以上 
 

 
  

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000025715