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平成24年12月27日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成24年 12 月   26 日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等

 ・三重の魅力を首都圏から発信する「三重フェア」の開催(発表)
・一年を振り返って(発表)

 質疑項目

・発表項目に関する質疑
・来年の抱負
・為替相場の評価
・野田内閣の評価
・ふるさと納税

発表項目等

 ・三重の魅力を首都圏から発信する「三重フェア」の開催(発表)
(知事)三重の魅力を首都圏から発信する「三重フェア」の開催であります。いよいよ、来年、平成25年は、首都圏営業拠点のオープン、そして三重県観光キャンペーンの開催を迎えます。新年を迎えましたら、一段も二段もギアを入れ替えまして、首都圏での本格営業をかけ、“輝く三重”の1年のスタートを切りたいと考えています。そのスタートとして東京六本木の「東京ミッドタウン」において、1月18日(金)から27日(日)までの10日間「三重フェア」を開催します。今回の「三重フェア」では、私が先頭に立って、三重の「食」「観光」「物産」に「物語」「人」といった要素を組み合わせ、本物の三重の魅力を首都圏で思いっきりPRしていきたいと考えています。また、三重ファンを取り込み、そういった方々にも大いに三重を売り込んでいただこうと思っています。記者の皆様にもぜひ協力をいただき、一緒に三重を目一杯PRしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。それでは「三重フェア」の内容を幾つかPRさせていただきます。まず、初日の1月18日(金)に「オープニングセレモニー」と「三重県観光交流会」を開催します。「オープニングセレモニー」では、周りをハッピーにするパワーを持った「パワーウーマン」に三重県内外から集まっていただき、そのエネルギーで三重フェアのオープニングを盛り上げていただきます。「三重県観光交流会」では、三重県にとって20年に一度の特別な年、式年遷宮を様々な角度からアピールしていきます。また、私自身がコーディネーターとなりまして、熱いゲストトーカーを迎えて「三重の“いいもの”」について、熱いトークセッションをお見せしたいと思います。観光交流会の第2部では、市町や観光事業者等のブース出展で盛り上げて、今回の観光交流会で、観光キャンペーンの「~実はそれ、ぜんぶ三重なんです!~」の一端を体感していただきます。これ今までメディア交流会と言っていたやつを改めまして観光交流会として、同時期に別々にやっていたやつを一緒に開催をするということで効果を挙げたいと考えています。そして1月21日(月)の「レストランセミナー」では、レストラン「ボタニカ」において、「パワーウーマンに贈る三重セミナー」と題したレストランセミナーを開催いたします。このセミナーでは、海女さんの生き方に共感され、現在、志摩・安乗地区の海女さんをテーマにした小説『いそぶえ』を連載中の小説家谷村志穂さんをお迎えし、私や海女さんも参加して、谷村さんとのトークや、志摩でとれた食材を使った料理を食しながら、来場の皆さん、女性限定ですけども、に伊勢志摩の深い魅力を伝えていきます。また、10日間のフェア期間を通じて開催します、「レストランフェア」では14店舗、昨年は13店舗でしたが、14店舗で三重県と東京の最先端のトレンドのコラボレーションにより、良質な素材が個性的なメニューとなって舌の肥えたミッドタウンのお客様をうならせます。三重の食材が、ぐーっと取り上げていただく機会ですから、ぜひ皆様にも各レストランに足を運んでいただきたいと思います。このように新年のスタートを切りますので、ぜひとも取材、PRを大々的に行っていただきますようにお願いをしたいと思います。

○一年を振り返って(発表)
(知事)今年一年を振り返って印象に残ったこと、僕自身が印象に残ったことを少しお話したいと思います。世界とか、国とか日本全体とかそういう辺りでいきますと、ロンドンオリンピック、パラリンピックですね。日本の選手団が大変活躍した、その中には三重県出身の吉田沙保里選手、あるいはパラリンピックでは伊藤智也選手など多数おられましてね、本当に日本国民全体に、震災の後の初めてのオリンピックでしたし、非常に勇気と感動を与えてくれた機会になったんじゃないかなと思います。それから山中さんね、iPS細胞の、ノーベル賞を取られたということは、私は直接はお会いしたことはないのですが、間接的に友人を介して存じ上げていまして、大変おもしろい人で、立派な人だと聞いていて、今回ノーベル賞を取られまして、個人的にも非常に嬉しいですし、昨今、理科離れとか言われている中ですから、こういう人材がどんどん輩出されていくようになるといいなと思っています。それから海外のことでいけば、いつもよく言いますけども、オバマさんが再選され、習近平さんが総書記になり、朴さんが新しい韓国の大統領になるということで、世界のリーダーがどんどん代わってきているということで、新しい世界の時代というか、流れができてくるのかなというふうに思っています。国内の方で目を転じますと、この直近に総選挙がありました、今日、新内閣が政権再交代の後に新しくできるわけですけども、これについては、あと組閣の後にぶら下がり会見をやるみたいですからその時に話したいと思いますが、それから尖閣諸島の国有化の問題があったり、あるいは原発の再稼働の問題とか、原子力規制庁の問題とかがあって、先ほどの新しい政権再交代とも係りますが、もちろん短期的には経済政策が非常に期待はされているわけではありますけども、今、申し上げたような尖閣国有化のこととか、あるいは原発再稼働の問題とか、外交とかエネルギーに対する政策、方針、そういうものをしっかり練り直す、あるいは例えば再稼働のルールなんかは全然できていないですから、そういうのをしっかりと作るということが、新しい内閣にも求められるだろうし、いずれも国民的議論も必要なことだと思いますから、みんなが関心を持って取り組んでいかなくてはならないことではないかなと思っています。それから、あともう一つ自分としては、印象に残っているというか、いじめの大津の問題に端を発して、私も緊急アピール出させていただきましたけれども、いじめを完全にゼロにするというのは難しいことではあるものの、大人が一丸となって早期発見、早期対応することを、こういうのって話題が出るとその時は強化されるのだけども、ちょっと風化されてみたいなのが繰り返されますので、そういうことが無いように県としてもそういう対応を強めていかなければならないなと改めて思ったところです。それから県に関係することでいきますと、いいことも残念なことも多々ありました。その中で主に印象に残っていることを申し上げますと、先ほども申し上げました吉田沙保里選手の国民栄誉賞は大変、三重県出身者初ということで嬉しく思います。県民報告会もやらせていただいて1,000人の方に来ていただきましたし、私自身も先般、レスリング協会主催の祝賀会にも参加をさせていただきました。多くの皆さんが本当に吉田沙保里選手の国民栄誉賞、これをきっかけとした次なるステップというものに大いに期待をしているところだと思いますから、私たちもどういう状況になろうともしっかり応援をしていくということが大切だなと思っています。それに触発されてというわけではないでしょうけども、県内のスポーツ、国体はちょっと天皇杯では順位を落としてしまいましたが、振り返れば今年の一番最初は四中工が高校サッカーで準優勝をした、また、つい最近では高校の都道府県対抗駅伝で伊賀白鳳高校が三重県としては過去最高の3位に入った、あるいはまたその直前に行われた実業団の駅伝でもデンソ-の女子のチームが2位に入ったということで、あと直近では、『くノ一』が皇后杯でベスト4ということで、県内のスポーツ選手の活躍というものもたくさん見られたということで非常によかったなと思っているところであります。それからあまりよろしくないというか、残念だったなと思うことなどを申し上げると、一つは県のことでありますけども、港湾改修工事において、情報公開、あるいは事故繰越手続きに不適正な処理があったということで県民の皆さんに対して信頼を損なったと、二度と繰り返さないための新たなスタートを来年から切っていかなければならないということで、大変申し訳なく思っていますし、意を強くしているところであります。それから9月24日に発生しました堀栄丸の衝突事故、あれから3カ月くらい近く経ちまして、家族の皆さんたちもいろいろな思いを抱えている中で年を越さなくてはならないという状況です。これについても原因究明、再発防止の部分、あるいは家族を支えていく部分についてまだまだ県の役割、あるいは国に対して働きかけなければならないこと、多々あると思っていますから、これも引き続き力を入れてやっていきたいと思っています。それから今年は8月と10月に乳幼児児童虐待の事案で子どもが死亡してしまうという大変残念なことがありました。今、検証をし、次、新年度からの体制強化などに繋げていく予定でありますけど、これも非常に残念な、自分自身も6月に子どもができたばっかりでありましたから、非常につらい、残念な思いをしている事案であります。それからあと残念な話というか、経済のところでは、非常に、例えばホンダの鈴鹿製作所が軽の拠点になっていくということで調達部門とか一定の人員の人たちが来てくれたということはよかったと思いますし、経済面でもいい部分が幾つかありましたが、一方で四日市でエボニックが撤退したりとか、あるいはシャープの業況の問題なども考えれば経済については一進一退、予断を許さない状況ということですから、今後、政権も変わって国の施策、いろいろ打ち出されてくるでしょうし、それに符合する形で県としても今年7月にまとめた産業振興戦略をしっかり具現化していくということが重要だなと思っています。それから国内のことで一つ言い忘れましたけれども、天皇陛下が手術されたことについて、無事に手術を終えられて、退院をされ、先般もお誕生日でご会見をしておられましたけど、お体心配な部分もやっぱりありますので、健康にぜひ留意していただきたいなと思いますし、全体で宮内庁なので仕事のやり方などお考えいただくといいのじゃないかなと思っています。それから県の事業に関することでは言い出したらきりがないのですけども、自分としては、道路ですね、今年度のところで、近畿自動車道紀勢線ですね、尾鷲の北、南が新規事業化になったこと、大泊以南が計画段階評価に入ったということ、それから亀山西がフルジャンクション化するということ、それから鈴鹿のスマートインターか許可されたということ、空港も新幹線も無い三重県ですから、道路整備というのは命ですので、それについて幹線道路の進展があったということは、県政という意味では大変よかったなと思っています。それから木曽岬干拓地においてメガソーラーの誘致を丸紅に決まりましたけども、それに一定の道筋をつけることができたと、26年の10月頃から開始になると思いますけど、それは非常によかったなと思っています。紀伊半島の大水害からの復興、未だ道半ばの中で、これについてもしっかり取り組まなくてはなりませんが、今年7月に王貞治さんや村田兆治さんの力を借りて、世界少年少女野球大会を開催できたことはよかったと思いますが、それをそこで一区切り、あるいは風化させることなく、紀伊半島大水害の復興、取り組んでいかなくてはならないと思います。それからライフイノベーション総合特区が認定されましたのでその点についても、今、国と折衝中ですけども成功に結びつけていくようにしていかなくてはならないと思っています。それから東日本大震災に伴う災害廃棄物、がれきの問題については、4月に3者合意をし、宮城県、岩手県に行って確認書を結んできたところでありますけども、今だどこでというのが決まっていませんから、早期にいろんな手立てを尽くして協力をしていくことを進めなければならないと思っています。2回もがれきが山積みになっているところで年を越されるということの、被災地の方々の思いに気持ちをはせれば、一日も早く処理をしなければならないということに変わりはありませんし、岩手県久慈市の方々の広域処理の必要性という部分についても変わっていないという話をいただいていますから、一日も早くできるようにいろんな努力をしていきたいと思います。それから今年はこの4月に組織の改正をしました。危機管理統括監を設けたり、雇用経済部というのを作ったり、農林水産部などにしたり、組織の見直しやりましたけども、少し来年度、若干の追加、修正やりますが、基本的には組織改正によって、最初の23年度、私が知事として取り組んだ時と比べて、仕事の体制、進み具合は良くなったんじゃないかということで、自分自身としては一定の評価を付けているところであります。県のことに、県政のことを言うとたくさんになりますのでそれくらいにしておきたいと思いますが、個人的なことで言えば、先ほども少し触れましたが、自分自身で6月に息子が誕生しましたので、やはり心境、日々の生活という部分で変わった部分もあるなと思いますし、それに伴って3.5日ですけども育休を取らせていただいたということで、そういう男性が育児に関わるということについて、いろいろこうやって取らせていただいた立場ですから、皆さんに協力いただいて取らせていただいた立場ですから、しっかりPRをしたり、そういう男性が育児に参加しやすいような形にしていくことも自分に課せられた役割の一つだと思いますので、しっかり取り組んでいきたいと思います。長くなりましたけど今年一年を振り返ってということと、先ほどの三重フェアでございます。以上です。  

質疑応答

発表項目に関する質疑 
・三重の魅力を首都圏から発信する「三重フェア」の開催(発表)
(質)3カ年の観光キャンペーンの前段階というか、その一環であるというふうに位置付けていいのですか。
(答)今回のこれは一応、正確に言うと観光キャンペーンの中ではありません。観光キャンペーン、それから首都圏営業拠点が来年夏にできますので、いきなりそこから情報発信というよりは、その前に、去年も実はミッドタウンやらせてもらったのですけど大成功でしたので、首都圏での情報発信を強化するぞという意気込みを示す第1弾イベントというくらいに位置付けていただけるとありがたいです。一環ではありません。

(質)「三重フェア」はすると、2回目になるのですか。
(答)ミッドタウンでやるやつでいうと2回目です。

(質)他でもありましたっけ。
(答)三重フェアと言うとあれか、この形態でやるのは2回目です。

(質)パネリストというかトーカーと書いてありますけども、この方々、三重県にゆかりのある方はどなたがみえますか。
(答)生駒さんはお母さんやったか、おばあさんが伊賀やな。古田秘馬さんというのは、今、丸の内朝大学のコーディネーターやっていただいていて三重県にも何度も何度も足運んでいただいてますし、ワイス・ワイスの佐藤さんは店で三重県の萬古焼とか伊賀焼とかそういうのを売っていただいていますし、生駒さんも佐藤さんも内田さんも何度も何度も三重県に足を運んでいただいている方々です。そういう出身とかということではありませんが、今、三重県の伝統産品や三重県のいいものを売るために多大なるご貢献をしていただいているメンバーです。

(質)例えば、県産品のアピールとかいろいろなことが書いてあるのですが、直接いつも知事がおしゃっている、来てもらうための例えばパッケージツアーの案内とかそういったような形の実際に来てもらうためのそういうセッティングみたいな、そういった部分については、今後はどういうふうにお考えになります?
(答)そのセッティングは観光キャンペーンの中でこれからやっていこうと思いますが、今回の「三重フェア」では観光キャンペーンにいく前段で、特にメディアの方を中心に三重の観光の、特に遷宮というものをPRする機会というふうに捉えていますので、商品自体を売るというのは今回ありません。なので、三重県観光交流会で、去年とか今までのメディア交流会では薄く広く県内全部の観光地をちょっと見せるみたいな感じの情報発信でしたけど、今回は神宮司庁からも来ていただきますけども、徹底して遷宮、おもいっきり遷宮をPRすると、それに伴ってもちろん市町のブースもありますからね、三重県のPRをしたいと思っています。そういうめりはりつけたPRを25年のしょっぱなにやりたいと思います。なので、商品とかは今回はありません。でも、観光キャンペーンの中で来てもらういろんな、NEXCOに力を借りて、高速道路が安くなる企画割りとか、いくつか仕掛け考えてますのでそれはまたキャンペーンの時に発表します。

(質)レストランフェアって、去年何店舗でしたか。
(答)去年13。

(質)あんまり規模は変わってない?
(答)レストランの方はそうですね。

(質)例えば新東名のサービスエリアで三重県産品をルートで繋ぐように置いて売り込もうみたいな、そういったようなことは?
(答)サービスエリアでそういうこともあるかもしれませんけど、もうちょっと待って、観光キャンペーンもうちょっと待って。

(質)メディア交流会は、名前を変えたということですけど、やはり呼ぶ人はメディア関係者がほとんどなのですか。
(答)ですけどあと観光事業者の人たちとかも呼びますので、主にメディアといっても記者クラブに入っていただいているようなメディアの方だけじゃなくて、ネットや雑誌やいろんなあと業界紙やいろんな種類のをお願いする予定ですし、あと観光事業者とか商品作ってもらう人たちとかも含めて来ていただきます。

(質)知事が出席するのは18日と21日なんですか。
(答)そうです。オープニングとレストランセミナー。

(質)何かサプライズゲストみたいなのはありますか。
(答)ありますよ。まだ言えませんけど、サプライズ。オープニングセレモニーで。

(質)西野カナ?
(答)さあ、それ今言ったらサプライズにならないやん。あるのは確実。

(質)スポーツ系?アーティスト系?
(答)知らない。サプライズになるか分からないけど、ゲスト、著名なゲストにオープニングセレモニーに来ていただく予定です。

(質)三重県ゆかりの方ということ?
(答)どうでしょう。三重県ゆかり、ゆかり。ゆかりも別に出身だけじゃないからね。いろいろあるから。

(質)今年は副知事じゃなくて知事が隣にということですよね。
(答)そうですね。去年はサミット会議がありましたので大変残念でしたけど、サミット会議も重要なのでね、今年は僕が行きます。去年は西野カナさんに「ひじき」と言ってもらってひじきの検索の件数がえらいこと増えたりとか、伊勢エビもって「きゃっ」となった瞬間のやつがユーチューブでもドワーッと何回もなったりとか、そういういろんな効果がありましたので今年もゲスト呼びます。

(質)今年も?
(答)ゲストを呼ぶに係りますから、西野カナに係りませんので。

(質)ちなみに事業者はどこか頼んでいるのですか。
(答)頼んでますよ、イベントの全体を、これかなり、東京でレストランに一個一個頼んだりとか、それの物流や流通ももってこないといけないとかもありますので委託してます。

(質)ちなみにどこ?
(答)株式会社エムオン・エンタテイメント。それで誰がという感じですか。なるほど、しまった、今、言わんかったらよかった、それの系列かどうか分からへんからね。サプライズゲストは。

・東日本大震災によるがれきの処理
(質)がれきの進展はあったのですか。
(答)進展というのは何か分かりませんけども、今いろいろお話をさせていただいた、従来から申し上げているとおり、今こういう状況で、こうこう、こうですと言うことによって、何か支障があったり影響があったりすると困りますので、オープンには申し上げられませんけれども、今いろいろ交渉をやらせていただいてます。またしかるべき時にいろんなお話しさせていただきたいと思います。

(質)お答えできる範囲で、今何が一番懸念でそれを解決するためにどういうことが必要だというふうにお考えですか。
(答)どういうふうに地元の皆さんにご理解をいただくかということですね。ご理解の範囲もどういうレベルというか、なのかということで。安全性の部分については何回やっても不検出であることも含めて、一定のご理解をいただいていると思っていますけども。いろんな風評の問題であるとかそういうのが起こった時にどうするのか、そういうことなどについてご理解をどういただくかということなどが課題だと思います。幾つかいろいろ個別にはありますけど、今申し上げれる範囲で申し上げればそういう点は課題の一つです。

(質)順序として例えば試験焼却を先にするというお考えとかも可能性としてはゼロではないということですか。
(答)それにはいろいろお話ししなければなりませんので、予見を与えるようなことを申し上げない方がいいと思いますので、もちろん最終的にやるには試験焼却はどっかの段階でやらないといけませんから、今はちょっと予断を与えるようなことは申し上げないと言うか、控えさせていただきたいと思います。

・港湾改修工事での不適正事務に関する再点検及び再発防止策
(質)県で残念なことの第1として挙げられてました鳥羽港の問題で、28日にも再発防止策と再調査の結果発表されるということですが、この問題が県庁の組織に与えた影響というかインパクト、今振り返るとどのようにお感じになりますか。
(答)影響は非常に大きかったと思います。それは特に幹部研修やった後にそれぞれの所属で管理職以上が対話研修というのをやりました。対話研修で出た声というのを僕ほとんど全部、資料でですけど見ました。その中で自分が同じ立場だったら拒否できたかどうか分からないとか、あるいは改めてそういう組織の方針を守ることと、法やルールを守ることの、当たり前なんですけど、その狭間というかな、それに自分だったら悩むかもしれないとか、法とルール守るために勇気を持って方針を変えたりするということも大切であるとか、当たり前のことなんですけどもそれを改めてみんなが認識できたということは、今までそれを曖昧にしか認識していなかったということですので、それをきっちり認識することができたということは組織にとって大きなインパクトがあったと思いますが、これを継続していかなければ意味がないので、研修の仕組や、風化させない仕組は、これから再発防止の一環で考えますけど、あとは工事の実務の中で、こういう事が二度と起こらないようにどうチェック体制を高めていくか、職員にとっては負担が大きくなる部分も多々あると思いますけど、でも、税金を使って工事をさせていただくということの重要性に改めて思いを深めてもらったんじゃないかと思いますけどね。

(質)県議会でも再三出てましたけど、今回の事件によって職員が、若干これ以上突っ込んだらやばいんじゃないか、若干後ろ向きになる危険性があるという指摘ありましたよね。その点知事として職員の積極度というか、今後どうなっていくと思いますか。
(答)それは工事、年度末に近いような工事をとることを萎縮するということですか。そういう部分は心理的にはゼロではないと思います。ゼロだと言い切ると僕は嘘になると思うので、ゼロではないと思いますが、それで実際にやらないということになると、正しい手続きをとってやればいいのにそれをやらないということになったらそれは県民生活に影響が出ますので、そうならないように組織として再発防止策この28日にちゃんと発表しますけども、そういうルールで職員の萎縮する気持ちという部分を回避するというのですか、そういうルールや仕組にすることが大切だと思いますけど、心理的な面ではゼロではないと思います。

(質)もう報告は受けられたのですか、最終。
(答)まだです。今日、26日まだです。

(質)28日はもう決定なのですか。
(答)僕が報告を受けて了承すれば。了承しないかもしれませんけど。

・シャープの早期退職者募集
(質)経済の残念な話に、シャープの話がありましたけれども、亀山工場で早期退職百数十人が応募したというようなこともあったりして、亀山市長なんかは限定的な影響に留まるのではないかという見方を、昨日示されたのですけど、知事はその影響どのようにお考えになりますか。
(答)雇用のことでいけば、県内で応募された方が百数十名と、その中で県内在住という人はもうちょっと少ないですね。県内工場で、応募した人が百十数名で、県内在住のいわゆる三重県に住所持っている人はもうちょっと少ないですけども、亀山工場はこの早期退職やる前に実は150人増員しているのですね、人を。増員した上で今回早期退職というふうになってますから、亀山市長もそれをもって限定的だとおっしゃっているのだと思いますけれども、私もその解釈は、認識は同じです。しかし、その退職された方の次の働き先がしっかり決まらないことにはそれは影響があると思いますから、シャープには、今、人事のところ通じてそういう話申し上げていますけども、我々としてもしっかりその状況を注視する、監視するというか、働きかけをしたいというふうに思っています。雇用のことについてはそんな感じですかね。

(質)地域経済についてはどうでしょう。
(答)雇用がちゃんと守られればその影響も限定的だと思いますし、そこでしょうね。あとはシャープ全体としてのこれからの販売先であるとか、IGZOがどれくらい入れられるかとか、フォンファイとの交渉がどうなるのかとかという、その辺りの不透明な要素がたくさんあるのでその辺りをしっかり片付けていくということで、それができなければ一定の影響が出る可能性があると思います。

その他質疑事項
・来年の抱負
(質)来年度、いよいよ知事としては3年目に入って、助走期間からいよいよスピードが乗ってくるという気がしてます。知事としてではなく、政治家鈴木英敬として、来年これをやりたいとか、こういう態度で臨みたい、全国に目を転じてみれば、地方からいろいろ声を上げる首長もなかなか多くなってきましたので、そこら辺のちょっと意気込みというか、どういうことを政治家としてやりたいのかということをちょっとお聞かせください。
(答)政治家としてと言うとあれですけど、来年は少なくとも遷宮があって、三重県の情報発信力を高めていかなければならない、それは大きな使命だと思っていますから、それにしっかり注力をするということが第一でありますが、政治家ということでいけば、少し2周やらせていただきましたから、一定の、こういう形で物事が進んでいくんだとか、そういうのも一定程度理解できましたので、政治家としてもはっきりとした言動をさらに取ったり、職員の人は嫌がるかもしれませんが、あるいは国に対して強く物申し上げたり、あるいは知事会の中でも、少し一番年齢若いので遠慮していますが、言うことは言うという形でいかなければならないし、いきたいと思っているし、あとは、こういうことをやりたいというか、今少し、実は年末、準備というか動かし始めてますけども、今、知事は知事会で、市長は市長会で、町村長は町村会で、政令指定都市市長は市長会で、というように、それぞれにそれぞれの利害を主張したりしてますが、もう少しこれを横串で思いのある同士のネットワークみたいなものを構築していく、今、準備をしてます。別に政治的動きをするわけではなく、そういう思いのある首長が自分たちの改革を応援し合う、あるいは応援してもらうためにいろんな民間企業の人たちとかに力を借りる、そういうためのネットワークですね、を今、作る準備をしてますので、そういう人たちと一緒に、今いろんな発信や県政の改善のこととかをやっていきたいと思ってますので。いずれにしても、政治家としての言動についても、三重県知事ですから三重県が良くなるために必要な範囲というか必要な大義が立つことしかやりませんけど。全然関係ないことを、大義がないこと、三重県が良くなるかどうかということについて大義がないことでの政治活動というのは、基本的にありません。

(質)問題意識として、先ほど国に対して物を強く言っていきたいということですけども、問題意識として、これだ、というのはあるんですか。
(答)今、おそらく今日発足する政権においては、経済のことはまず1つくるでしょう。経済においても、結局、東京とかにいる学者とか大企業の経営者とかが議論してるだけでは、結局、日本全体の経済は良くならないんですよね。そういうとこに我々がどういう関心があるのか、地方の思いはどういうものなのか、ということを申し上げていきたいし、あとは、国と地方の協議の場というのが法制化されたけれども、結局、今それは機能してないわけですよね。というか、この3年3カ月の民主党政権の中では法制化されたけど機能してないわけですよね。そういう、もっと国と地方が向き合うというか、議論し合うようにしてほしいし、それをやるような姿勢がない場合にはそれを、そういう仕組みをやれということを強く言っていくということだと思いますけどね。

(質)そのためのネットワークだという理解でいいんですか。
(答)それはまあ、あれですね、それは知事としてですね、それのためのネットワークではないですね。そのネットワークはむしろ、知事、市長とか、みんなバラバラになってるやつを、もっと共通するところもあるし、参考になるところもあるし、そういうメンバーで集まって、基本は自分ところのやり方とかをどうするかということをみんなで共有して、みんなで同時多発的に同じことを、例えば人事制度だったら人事制度でもいいし、教育だったら教育でもいいし、そういうものを同時多発的にみんなが一緒にやると。で、自分らだけではどうにもならないものは国に提言していくというようなイメージですけどね。なかなか説明つきにくいんで、みんな分かりにくいかもしれませんけど、そういうのを今、有志で議論してるとこです。

(質)たださっき知事がおっしゃったように、三重県のために発信していくということを考えるんであれば、それに参加する首長の方々というのは、それぞれ自分たちの持っている市町のことを考えて、ということの連携になるわけですよね。
(答)そう。

(質)そうなると、それに対して、今ちょっとおっしゃられましたけど、それが自分らだけで国に物申さんとあかんわ、というような時には連携して物申すということもあり得ると?
(答)もちろん。国と地方の協議の場というところのための連携ではないけれども、国に対して何かを言うために、それぞれがみんなが自分たちの県や市や町のためにということで国に言う時にはもちろん連携してやります。

(質)その有志っていうのは、例えば誰が?
(答)例えば?僕のフェイスブックに載ってますよ。例えば、知事でいうと古川さんとか、高知の尾﨑さんとか、広島の湯﨑さんとか、長野の阿部さんとかですね。

(質)もう決まっちゃってるんですか。
(答)今の準備してるメンバー。ここからメンバーどう拡大するか。あとは夕張市長とか入ってますけどね。あとは武雄の市長とかも入ってるし。

(質)それは知事の発案なんですか。
(答)僕の発案というか、僕が事務局の幹事みたいなのをしてますけども。元々は民間の会社の代表の方がそういうのをやっていくべきじゃないかと、民間の経営者としてもそういうそれぞれの改革実践を応援するような形にしたいと。

(質)例えば大阪の松井知事の場合は、逆に言えば日本維新の会という政治色が強いからちょっとなかなか連携は難しいなという、ネットワークの中にはちょっと入りにくいと?
(答)これからですけど、別に排除するわけではないので、僕らはそういう政党とかを目指すとかいうわけではないので、結局、自分とこの自治体を良くするためにどうするかという、知恵を出し合う、それを競い合うというかな、そういうネットワークですのでね。どこと連携するとか、そういうのを排除するというのはないです。

(質)目処としてはいつぐらいになるんですか。
(答)とりあえず1回、2月にそういう集まりありますから、それでちょっとオープンに多分して、「こんなことをやろうと思うんです」っていうのをやって、あとは続けていくと思いますけどね。

(質)竜馬プロジェクトの発展版とか?首長版とか。
(答)竜馬プロジェクトは人材育成のやつですからね。ちょっと違いますな。

(質)このメンバーの中では、夕張市長っていうのは随分、夕張市って人口1万人ぐらいの市ですけれども、それはいわゆる財政再建団体になってるっていうところでの、何ていうか、思いというか、そういうとこの、そういう意味合いであるんでしょうか。
(答)今めっちゃ苦労してるみたいですからね。5時になったら暖房切れるんですけど、庁舎内マイナス6℃らしいですからね。マイナス6℃の中でパソコン打って、みんな残業してるらしいですから。消防士含めて146名の職員で、今、全力を挙げて夕張を再建してると。財政再建団体になったからこそ見えてきたこととか、分かったこととか、市民にできることとか、行政の役割とか、そういうのはいろいろ分かったらしいです。そういうのを、それぞれみんな財政厳しい自治体が多いですから、共有し合っていくと。で、逆に我々が、その中では浜松市長もいたんですが、浜松市長なんかは夕張市に職員送ってますけども、そういう僕たちができる協力は何なのかとか、そういう話もしてます。多分その何回かの集まりのうち1回は、来年の冬ぐらいになるかもしれませんけど、夕張行くと思いますけどね。

(質)現時点でメンバーって何人いるんですか。
(答)今メンバーは18人。

(質)うち知事が何人?
(答)5人、いや、6人か。あと村井さん。

(質)もう1回ちょっと言ってもらえますか。
(答)この前来てたのは、古川これ佐賀ね、高知尾﨑、それから長野阿部、あと岡山の伊原木さん。欠席だったのが、村井さんと湯﨑さん。あと僕やね、7人か。ごめんなさい。

(質)ネーミングはもう決まってるんですか。
(答)全然。今、何となく首長ネットワークというので、みんなメール回したりしてますけど。何か、そんな政党とかとちゃうから、大々的なあれじゃないんですけどね。とにかく自分たちの自治体を良くするためにどうするか、っていうところですね。

(質)2月の会合って、どこでやる予定なんですか。
(答)福島。

(質)福島県知事は入っていない?
(答)入ってない。

(質)福島は、どうして福島なんですか。
(答)会場が福島なので。我々の集まりだけじゃくなくて、いろんな人がたくさん来るサミットみたいなのがあるんです。それが福島で今年はやるので、去年青森でやったんですけどね。それは全体のサミット主催の人たちが福島ということだったんで。

(質)知事が7人で残りの11人の内訳はどうなっていますか。
(答)政令市が浜松と千葉、残りは市長です。町長とか村長はいないですから、今のところ。

(質)県内から他に参加するところはあるのですか。
(答)今はないです。今は重複しているのは佐賀県だけではないですか、樋渡さんと古川さんだけ。

(質)桑名とかは?
(答)今はまだです。というか始まったばかりなので、メンバーの拡大の方針とかも、今、決めているところなのでね。だから全然排除とかはしていないし、かと言って誰でも来いというわけにはならないし。ちゃんと自分ところの自治体をよくするぞと、それをみんなと連携してやるぞという、そういうポイントというのは外さないようにしたいのでね。

(質)情報交換というのが第一にあるということですか。
(答)あとはさっきも言いました同時多発的な、何か一つの実験的仕組みを自分たちの自治体一個でやるよりはいろんなところでやってみての方がインパクトあるじゃないですか、そういうことをちょっと考えていますけどね。それがちっちゃいことかもしれないけども、それをどんなことやるかというのを議論していく感じですね。

(質)定期的な会合を持ってくということですか。
(答)フェイス・トゥ・フェイスで会うのはもう年3回くらいだと思いますけど、ほとんど後はもう、メールとかフェイスブックでやりとりするとか、電話でやりとりするとか、そんな感じです。みんな、それだけの首長の日程合わせるのは相当大変ですからね。今回18人中15人来たというのは奇跡的に多いと思いますけどね。

(質)今回っていつのことですか。
(答)12月20数日。

(質)場所はどこなのですか。
(答)場所は関西方面。

(質)それが初めての会合だったのですか。
(答)2回目です。

(質)初会合っていつだったのですか。
(答)初会合って11月やったかな、10月やったかな、ちょっと忘れました。

(質)そもそも、今ここで言っていいものなのですか。それとも2月に?
(答)全然大丈夫です。大津の市長も来ましたけど、一瞬、びわ湖放送さんが頭撮りだけしてくれというので、頭撮ったりしましたんで全然問題ないですよ。

(質)ということは、そういうネットワークを立ち上げたということは、もう既に皆さん?
(答)全然、全然。だからフェイスブックにも書いてますし、全然問題ないですよ。なんかでも大々的にこういうネットワークを作りましたみたいなんを発表することでもないかなと思って。僕たち政党になるんですとかいう話でもないし、要は自分たちの自治体をよくするための話ですので。国に何らか提言していかなければならないというような時には発信するでしょうけどね。

(質)ある首長は政党を携えて、ある鈴木知事とかはいわゆる政治色を帯びないというとちょっと語弊があるかもしれませんけど、いわゆる横の繋がりを生かす、その違いに関して、どういう理由で違いが出たのか。
(答)政党の方をやられるほうの方の思いはちょっとわかりませんが、僕らはとにかく、僕はいつも言っていますように、僕は選挙で当選させてもらったのは、三重県を良くしろと、三重県知事として三重県を良くしろということで、選挙に通らせてもらっているわけですので、その負託に忠実に応えなければならないし、応えたいということで、だから政党という手段を使わずとも使う必要が僕らはないと思っているので、僕らは、要は、みんな自分たちだけでは知恵が足らないところをみんなで知恵出しあって、同じ行動をいっぺんにやってみて、それをやってみたけれども、何かうまくいかない部分、国の規制とかがあったら、それをやってみた結果こうだったよというのを、ちょっと国にちゃんと変えてよねというような提言をしていくというようなことですからね。そんな感じかな。だから、僕たちは政党にする必要はないというか、選挙であがった、あがらせていただいた負託に忠実に応えるということですね。

(質)確認なのですけど、設立が2月という位置付けでいいのですよね。
(答)設立はいつかちょっと確認しますわ。設立は10月かな。2月はね、その1回目というか、突っ込んで議論した、今後どういう行動をしていくかという行動宣言的なのと、今、議論してどんなことをやるのというのを議論しているのを発表するのですけど、2月、そのサミットみたいなところで。

(質)グループとして立ち上がったのは10月ですか。
(答)うん、秋ですね。10月やったか、11月やったか、ちょっと忘れましたけど。

(質)今後メンバーというのは、もっと受け入れていくのですか。
(答)もちろん、もちろん。その趣旨に賛同してちゃんとやるぞという人じゃないとダメですね。単に一緒に仲良くしたいとかいうだけじゃダメです。

(質)越さんが入らなかったのはなぜですか。
(答)誰ですか。

(質)越さん、大津の市長の。
(答)越さん、入っていますよ。

(質)越さん、入っているんだ。さっきの他の市の中に入っているんだ。
(答)そうそう。メンバーもやたらめったら大きくするのがいいのか、やっぱりそういう実践ができたり、議論がかみ合う人数がいいのかってのは、みんなそれぞれに意見があるのでね。

(質)代表とか選出するのですか。
(答)代表はないです。事務局というのが3人いて。その1人が僕です。

(質)他って誰ですか。
(答)事務局?

(質)ええ。
(答)千葉市長と横須賀市長ですね。

(質)それぞれですね、政令市とその他の市と。
(答)全員30代、事務局はね。そんなでも、大々的なえらいことな感じじゃないんでね。地味に改革実践をみんなで行動すると。今後、地味になるかどうか分かりませんけども。

・為替相場の評価
(質)昨日もお伺いしたのですけれど、現在の為替相場のことに関してお伺いしたいのですが、今日1年何カ月ぶりかに1ドル85円台に乗りまして、いわゆる安倍政権への期待かなとも思うのですけれど、1つ2つ懸念がありまして、1つは原油価格、いわゆる重油価格に反映されるのではないかということと、もう1つは深刻なのが、ひょっとしたら日本売りが始まっているんじゃないかという懸念もあるかと思うのですけど、そこに関して知事は2つどのように思われているかお願いします。
(答)輸入する物のコストが上がり得るということについては、原油やLNGについての懸念は私も同じ認識です。いずれにしろ為替というのは、急激あるいは過度に変動するというのはやっぱりよくないと思いますから、緩くいくなら一定程度円安傾向になっていくというのは、今の経済状況から考えれば、受け入れざるを得ないし、受け入れたほうがいいと思っています。それから2点目の日本売りについては、現時点においては金融政策に対する評価だと思っていますけども、期待ということですね、これがその長く続いてそれが過度に円安になってしまうと、今あったような日本売りというようなことについては懸念せざるを得ないと思いますので、今の円安傾向になっていることが、即座に日本売りの影響だということは今は考えておりません。金融政策への期待だと思います。85円台でもよくなってきたと思うな。もうちょっと安い方がいいけど。

(質)安倍政権のことについては後ほどということなのですかね。
(答)ええ、組閣後に。

(質)ちょっと聞き忘れたのですけど、知事にとって今年1年という、1文字じゃなくてもいいですけど、どんな1年でしたか。
(答)今年1年?

(質)振り返って。
(答)どんな年か?考えてなかったな。1文字って言われると、いつもね、栄えるっていう字書いているんですわ。国民栄誉賞の「栄」。まだ吉田沙保里の国民栄誉賞の「栄」がそれほどにインパクトがあったというか、うれしかったということですね。

・野田内閣の評価
(質)午前中に野田内閣が総辞職したと思うのですけど、安倍政権については後ほどということですが、野田内閣についての評価をお願いします。
(答)内閣の順番が鳩山・菅・野田というので、入れ替わっていたら、こんなに苦境にならなかったんじゃないかなと思うのと、消費税増税という誰もが決断したくないことについて決断をし、調整を図ったということは、僕は評価されるべきだと思うし、あとは三重県個人としては紀伊半島大水害の初動において、激甚指定も早期にやってもらったりしましたので、後はミッシングリンクの先程の大泊以南の計画段階評価もしてもらったということで、そこについては評価をしていますし、大変ありがたかったと思います。なので、思いとしては、いろんなよくやったなというよりは、無念に思っている人の方が、閣僚の方でも多いのかなとちょっと思っていますけどね。三重県としては、今、申し上げたようなことをやってもらいましたので、それはありがたかったと思います。あとは先程も言った、鳩山内閣の前に野田内閣があったら、もしかしたらもっと民主党政権が長く続いたかもしれないなと思ったけどね。

・ふるさと納税
(質)ふるさと納税のことに関してお伺いします。ふるさと納税で今年度に入ってから過去最高の金額ベースでいうと実績を挙げられたわけですけど、まずそのことに対する評価についてお願いいたします。
(答)大変ありがたいですね。ふるさと納税していただいた方に感謝申し上げたいと思いますし、またこの年末PRしますので、まだたくさんご協力いただけるとありがたいと思いますし、頂いた以上はやっぱりちゃんとした使途に使わないといけませんから、無駄遣いとかがないようにしたいと思います。とはいえ、まだまだ他県と別に比較する話ではないものの、水準としては高いという部分ではないと思いますから、いろんな工夫をして今回からもカードでできるとかコンビニでできるとかいろいろセットでやったりしましたけれども、そういう工夫して納付していただきやすい環境を整えたいと思います。そんな感じかな。

(質)その中で金額ベースでいうと約250万円程度だと思うのですけど、県の独自収入の中でどのような存在に育てていきたいかもう少しコメントをお願いします。
(答)歳入の柱とまでなかなかできませんので、一定のボリュームがあって、三重県を離れていても三重県を思う人たちがこんなにいてくださっているんだよというのは、それは県民にとっても誇りになると思うし、県庁で働いている職員にとっても誇りになると思うので、そういうふうに、すごい抽象的な言い方で申し訳ないですけど、思っていただけるようなレベルというかボリュームにはもっていかなくてはいけないなと思いますけどね。
                                                          以上 

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