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知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成 25 年 10 月  17 日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等

・海女文化の振興に向けた懇談会の開催について(発表) 

 質疑項目

・発表項目に関する質疑
・平成24年度の決算認定
・三田地区浸水被害対策会議
・米の産地偽装事案にかかる再発防止対策
・全国海女文化保存・振興会議
・米の産地偽装事案にかかる再発防止対策(再質問)
・第68回国民体育大会の結果
・タブレット端末の導入
・安倍首相の所信表明演説
・海女文化の振興に向けた懇談会の開催について(再質問)
・平成25年三重県議会定例会9月定例月会議の感想
・米の産地偽装事案にかかる再発防・~対策(再質問)
・川上ダム建設事業の検証
・ブラジル三重県人会の来県
・国からの出向職員の着任団交  

発表項目等

(知事)「海女文化の振興に向けた懇談会の開催について」ということで、発表させていただきたいと思います。先日設立を公表しました「全国海女文化保存・振興会議」でありますけれども、これも少し併せて、述べさせていただきたいと思います。先日、10月14日に、その会議の設立を公表しました「全国海女文化保存・振興会議」でありますけれども、三重県の県文化財に指定するため取組を進めている中で、7月に石川県知事から力強いエールをいただきまして、ユネスコ無形文化遺産登録を目指して一緒にやりましょうということになって、三重県と石川県が連携して取り組んできたという経緯があります。会議への参加は、海女漁が行われている三重・石川県以外の15県全てに呼びかけました。10月14日時点では、会議への参加は、三重・石川・岩手・静岡・福井・徳島の6県でありましたけれども、新たにその後、宮城・鳥取の2県から正式に会議へ参加したいという回答があり、現時点では8県となりました。会議では、三重県だけではなく日本各地の海女漁が行われている地域の、海女漁の現状を把握することや、各県との情報交換をまずは行っていきたいと思っています。ちなみに今、生業(せいぎょう)として、漁業権とかを持ってやってる海女というのが1,849人いるんですけれども、2,200人とかっていうのがあったりするんですが、これは生業(なりわい)としてやってない海女さんも含んでいるケースもあるので、一応そういう漁業権とかを持ってやっている、生業(せいぎょう)としてやっているのが1,849人で、今言った8県で、ちなみに三重県は978人で、1,849人のうちの978人、石川県は215人で、さっき言った8県で、全部で1,562人になるので、全体の84パーセントをカバーすることになります。そして、その会議は1月にやるわけなんですが、この10月27日に「海女サミットinわじま」というのを開催します。これは、これまで3回、鳥羽や志摩でやってきたものの、初めて県外で、三重県以外でやるというものですが、それが今回ありますので、その終了後、「海女サミットinわじま」の終了後、同じ会場で、今日の「海女文化の振興に向けた懇談会」を、石川県知事、鳥羽市長、志摩市長、輪島市長、私が出席しまして情報交換、意見交換を行います。懇談会当日は、石川県から、舳倉島(へぐらじま)を中心とした海女漁の概要や海女文化調査といった、いろんな施策の紹介がありますし、三重県からは、アカモクなど未利用資源の活用等の水産振興策や、民俗文化財調査や文化財指定を視野に入れた取組を紹介します。こういう今回の懇談会の開催により、「全国海女文化保存・振興会議」等を通じた連携を確認し、今後、海女文化や海女漁の振興に向けた施策を協力して実施していきたいというふうに考えております。

発表項目に関する質疑
○海女文化の振興に向けた懇談会の開催について

(質)1月の会議に参加する8県をもう一度ちょっと教えてください。
(答)三重県と石川県、静岡県、徳島県、福井県、岩手県、宮城県、鳥取県。

(質)今回石川県とこういう懇親会開かれるということなんですけども、具体的に情報交換で期待するようなことというのはどんなことがあるのでしょうか。
(答)我々が、今、県の文化財を、2つ側面があるのやね。1つは文化財の指定というのでいろいろ取り組んでいる中で、やはり海女の文化財としての価値ということについて結構議論が、やはり難しい部分とかもありましたので、こういう情報共有とか情報交換をすることで多様な海女のあり方とか文化みたいなんが認識し合えるし、いろんな人と共有し合えるから、そういう意味で文化財としての価値を高めていくというか、認識していくということにはいろんな広がりが出ていいのじゃないかなというのが1つと、もう1つは漁業振興という点では、海女ね、今ほんとに僕は10月14日の時も言いましたけど、こうやって今脚光を浴びていますが、実際の皆さんの生活というのは、例えば海女の仕事だけで得られる収入というのは、例えば年間100万円ぐらいとかだったりするのですよね。うちはそれを5年間で1.5倍にしたいという目標で漁業振興やっていますが、そういう海女さんたちの歯を食いしばって一生懸命頑張ってくれているけれども、苦しい現状も共有しながら、で、あと、漁業って我々、例えばアワビの種苗の放流とかやったりしているのですけど、どういう手法で海女さんを、生きていくために応援していくかというようなことも共有し合えたり、「あ、そういう策もあるんだな」というようなことが分かる・カゃないかな、そういうふうに思いますね。

(質)この海女さんをテーマにしたこういった懇親会というのは、今まで行われてきたのですか。
(答)ないですね。

(質)じゃあ初めて、今回?
(答)はい。

その他の項目に関する質疑
○平成24年度の決算認定

(質)県で、決算認定の議案が提出されたんですけどれも、平成24年度というと知事が初めて最初から手掛けられた予算ですね。これが決算として出たわけですけれども、これの感想と、監査委員の方からいろいろと意見が出されたんですけども、それの受け止め。あと非常に県財政厳しいのですけど、改めて財政運営についての考え方をお願いします。
(答)決算認定、一般会計の部分については、財政の健全化比率であるとか、将来公債負担比率というものについては、ルール上は健全であるという、一定の総務省が決める基準上は健全であるという評価ではあろうものの、将来公債負担比率が高まっていったりとかしていますので、そういう意味では厳しい財政運営であることには変わりがないというふうに思っています。特別会計の方はそれぞれの事業庁長の取組により、23年度よりも黒字幅がそれぞれ増えて、利益が増えていますのでそういう意味では健全経営が進んでいるのかなというふうに思っています。それから監査の方々からは、財務面における補助金とか、いろんな補助金の執行とか、そういう部分におけるやはりミスとかそういうのが多いということで、チェック体制をしっかり取ってほしいというようなことがありましたし、例年の指摘と改善してない項目もあるので、そういうものはしっかりやってほしいということ。それから、あと事業の、みえ県民力ビジョンの事業の進行というものについての監査というのも、今回やってもらったんですが、だから直接財政状況の決算とは直接関係ないものをやってもらったんですが、そこでは総論として、やはり県民力ビジョンに掲げた目標の達成、各部からヒヤリングしてますけども、達成に対する執着心が少し欠けているのではないかというご指摘をいただきましたので、そこの部分について戦略企画部を中心に、今、部長もここに居ますが、進行管理、目標達成に向けてしっかりやらなければならないというのは改めて思いましたのと、あと個別の議論では学力の向上の部分について、意見交換の場でも話題に上がりました。やはりこのいろんな、国の学力テストの公表やそうじゃない問題とかもあるにしても、やはり県民の皆さんの思いも強いということもあるので、しっかり充実した取組をお願いしたいというようなこともあったと思います。あとは、未収金とかそういうものについて減ってきている状況について、あとは県税、税の収入、集められないというようなことがないという部分について、個人県民税の部分、市町に集めてもらっている部分を除けば、他県と比べてもかなりレベルアップしてきているということについてはいいものの、一方でまだ未収金もあるので、そういうものの回収に向けて取り組んでほしいと、そういうような話がありました。というようなことで一定の健全性は、一定の指標から見ればあるものの、やはり経常収支の比率が高いとか、公債の負担比率が高まっているということは大変懸念される状況ですので、これからも健全な財政運営に努めるということだと思います。

(質)指標を見ていると年々厳しくなっているということで、地方自治におけるだいぶ、心もとなさがずっと出ている気がするのですけど、国の制度と絡めて今後何か考えていかないといけないと思うようなことはありますかね。
(答)特に24年度の決算の場合は23年度に紀伊半島大水害があって、それの関係で災害復旧費などの公債の発行とか、それの公債費というのが増えたというのはあるのでちょっと多めに、高くなっているきらいはあるかなと思いますが、国との関係でとか、こういう中で見ていくとやはり財政の厳しさを生んでいる主な要因は社会保障関係経費の上昇と、公債費の、借金返していくお金の増高ということでありますから、社会保障関係経費、今回消費税の議論があって、どういう負担をというのを、詳細これから更に決めていくことになると思いますけど、その辺りをどう国と地方で負担していくのか、あるいはその基となる制度設計はどうしていくのか。そういうのを今回消費税3パーセント上がるのでこれで見直し終了ではなくて、不断に見直していかないといけないので、地方の声を国に対しても上げていかないといけないと思います。

○三田地区浸水被害対策会議
(質)明日、伊賀市の方でこの前台風の水害を受けた地域、3者での、県、国、市での話し合いの会がありまして、そちらの方ではどんなような話し合いをされるのですか。
(答)あそこは三田地区の浸水について、4年間で3回、つまり台風があった時に毎回あたってしまうというような状況でありましたので、地元の皆さんのそこの浸水対策というのは悲願でありました。私も、先般国土交通省副大臣にお願いをしてきたところでありますが、今回はあそこの服部川の所の霞堤というのを今まで設けていたわけですけど、それを越流して水がいったわけですけど、それを堤防750メートル延ばして造っていきますということよりは、川の入口の所を閉め切る対応をしてほしいというのが地元の皆さんの思いでした。これまで国の方ではそういう、そこをそうしますとなかなかコミットしていただけなかったのですが、今回はまず閉め切っていくという方向で、まずそれをやるために今用地調査とか入ってもらってますけどね。どういう手順で進めていくのかということを3者で共有し、これからは方針を更に決定していくことになると思いますが。そういう地元の皆さんの要望の高い閉め切るという部分についての方策が議論されるというのは意味があると思います。

○米の産地偽装事案にかかる再発防止対策
(質)三瀧商事のことなんですけども今日関係する協議会、午後から開かれますが、改めて県が行う特別の調査に向けて知事のお考えを聞かせていただけますか。
(答)今回の三瀧商事の事案は本当に消費者の皆さんの不安あるいは県産の米あるいはそういうものに県の事業者が扱っている米に対する信頼を揺るがす大変大きな事案でありました。それは極めて巧妙な手口でその操作を行っていたわけでありますけど、それを再発防止、そして不安感の払拭、これをやっていきたいというようなことで、今回特別監視に乗り出すことにします。その中では国や関係機関の連携により知恵を出し合ってやっていく部分、それからDNA検査や微量元素の測定などの科学的捜査、こういうものも加えて特別監視をやっていきますので、それの方法を、今回要領を決定いただくということでありますから、今後二度とこういうことが起きないようにどう取り組んでいくかという一歩目になると思いますから、大変重要な会議だと思いますし、しっかり取り組んでいきたいと思います。

(質)特別監査の対象なのですけど、仕入れ先とか販売先で大体どの辺まで広げる予定なのか、何社ぐらいになるとか概ね決まってないのですか。
(答)元々入っていたのは30で、その前後がどれくらいかちょっとまだ私聞いてないですけどね。

(質)特別監査の経費なのですけど、新たに補正を組んでやるのか、およそ額が分かっているのであれば教えていただきたいのですけど。
(答)額はまだ詳細あれですけど、流用でいくか補正でいくか、早急に今詰めているところです。

○全国海女文化保存・振興会議
(質)海女の振興会議なのですけど、これは何か定期的には今後開いていくのですか。
(答)定期になるか、例えばうちが文化財の指定が決まったとか、あるいは石川県が例えば、石川県もまだ県の文化財になってませんので、県の文化財保護審議会に提出したとかそういう節目、節目で開催するということが考えられると思います。定期というよりは。

(質)随時開いていくという?
(答)そうですね。知事の皆さんなんで、もちろん下に事務連絡会議みたいなの作りますけど、知事をメンバーとするものですから、そういう何か節目、節目であったとしても全国知事会で集まる時と日程被せるとかですね、そういうような工夫をしながら、集まれる時は多くの知事が参加してもらえるような工夫をしたいと思いますけどね。

○米の産地偽装事案にかかる再発防止対策(再質問)
(質)米の特別監査のことに関してお伺いしたいのですけども、これはもう恒久的な措置になるというような見通しをなさってるのでしょうか。
(答)いや、それは今回の調査をやってみて、その結果を踏まえて考えたいと思います。

(質)あくまでも三瀧商事固有の問題であったというようなことが分かれば今年度限りということで?
(答)まあ、の、可能性もありますけども、要は再発防止と不安払拭という大きな名目が、大義があるわけですから、あとその他の事業者の様子なんかを見てみてそれで考えることになると思いますけど、少し今回の状況を見てということになると思います。

(質)率直に言って今回のこの問題は三瀧に固有の問題、三瀧が一義的に悪いということなのか、それとも、制度、検査体制などに穴があったことも要因の大きなことと踏まえるのか、そのあたり知事はどういうふうにお考えですか。
(答)今、三瀧からの原因究明の報告を待っているとこですので、またこれから特別監視にも入りますから、僕自身がこれが原因だと明言することは今のタイミングで適切ではないと思いますけれども、その事業者の体質、制度、両方の側面から、今回、実際起こってしまったのは事実ですから謙虚に真摯に、両方、事業者だけが悪いというような押しつけもするべきではないと思うし、その制度だけに穴があるということにもしたくないと思うので、その両面から真摯に原因分析したいと思います。

○第68回国民体育大会の結果
(質)スポーツのことなんですが、国体終わりまして、目標20位台という目標があった中で、今回41位という結果に終わったという、まずこの現状、結果についての知事の感想をお願いします。
(答)大変残念です。要因としては今いろいろ議論させてもらってますけども、大口というか、点数たくさん取れる団体競技が東海予選で負けてしまったりとか、あるいは本選いったけれども負けてしまったりとか、例えば女子サッカーとか予選勝てなかったラグビーとかね、そういうようなことはあるものの、こういう結果は結果ですので、重く受け止めています。それで早速、体育協会さんともよく議論するようにということと、その原因が何なのかを議論する時に、この種目がだめだったねとかっていうアバウトな言い方じゃなくて指導者の指導方法に問題があるのか、練習方法に問題があるのか、あるいは設備などに問題があるのか、その競技の団体の体制に問題があるのかとか、県内のリソースを生かせてないのかとか、かなり突っ込んだ原因分析をした上で、次なる対策を立てるようにというとりあえず指示は出してあって、うちは今スポーツ推進課の中で競技力向上担当って3人しかいませんので、来年度そのメンバーだけで本当にやっていけるのかというようなことも含めてしっかり議論をするようにという指示を局長に出してあります。大変残念ですけどれも、でも、例えば山岳とかと、ボルタリングとかで高校生の女性2名が、本当に今までそういう成績を収めたことないような部門で活躍してくれたりとか、あとレスリングは昭和50年の三重国体以来の優勝を取ったりとかという、そういういい材料もたくさんあったんですよ。あと世界陸上にも出てくれた尾西さんがしっかり優勝してくれたとか、いい材料はたくさんあったのは間違いないんだけど、全体の順位ということでいけばそういう結果でありましたから、いい面はしっかり生かし伸ばしつつ、あとはだめだったところについての原因究明はしっかりやりたいと思います。国体言うても2021年はすぐですから。

○タブレット端末の導入
(質)県議会との関係で少しお伺いしたいんですけども、昨日だと思うんですが、議会がタブレット端末の使用を本会議と委員会で認めることになったようですけども、あえて知事部局というか県庁としては、どうなんでしょうか、タブレット端末の使用に関してどのようなご意向を知事がお持ちなのかお願いいたします。
(答)今、私に例えば随行している秘書にタブレットを導入して大変効率化してます。非常に何て言うんですかね、今まで例えば東京出張している時とかね、東京事務所にファックスを思いっきりバーッと流して、それを誰かが持って来てとかいうのをせんでもタブレットでぱっぱっぱとできるとかね、そういう意味では効率化してるので非常にいい面もあると思いますが、それは事務によってそれぞれ違うと思うし、一定の財政負担というのも出てくる可能性もありますから、今のところ統一的にタブレット端末を職員の何パーセントとかあるいは全体に導入ということは今は考えていませんけども。でも、紙多いんでね。でも、北川知事の時もそういう議論がいろいろあって会議で試してみたりした経験もあるので、そういうのを良く分析してみたりしないといけないけど、当時と技術や経費や職員のスキルも変わっているというのもあろうと思いますんでね。少し、今は考えてないです。

○安倍首相の所信表明演説
(質)国政の関係で、臨時国会が始まったんですけれども、安倍首相、ねじれ国会が解消されて初めての国会で所信表明とか論戦を聞かれて印象をお願いします。
(答)まずは、成長戦略に力を込めるという、安倍政権発足以来の重要課題というのにしっかり取り組んでいくと、一定の産業競争力強化法とかの具体策も出てきたなという印象です。特に、産業競争力強化法の中で企業実証制度という、企業版特区みたいな1企業で1回自治体とかもコミットした形で規制緩和やってみようというのが入っているんですけどこれは既にうち三重県としてはある企業と使いたいなというようなことで準備を始めてますので、ぜひ早期成立してほしいなというふうに思っています。それから、あと、やはり、消費税引き上げについて決断された後ですので、少子化対策の充実を含め全世代型の社会保障に転換するということを言っていただきました。そういう意味では、私、今、少子化対策のタスクフォースの委員もやっていますので、少子化対策の充実と、総理の臨時国会の所信表明演説に少子化対策が出てくるってことはほとんど今まで無かったと思いますけど。そういう意味では、評価され得ると思います。それから、論戦については、汚染水のこと、それから外交のことにおいて、やはり僕は特に外交の部分については、安倍総理の思いを踏まえて大変良くやっていただいているというふうに思っておりますけれども、そこの説明、理解の共有という意味でも大いに論戦していただいて総理の思いをしっかり述べていただいたらいいんじゃないかなと、そういうふうに思います。一方で、例えば韓国との関係とかで少し懸念される材料はなくはありませんので、そういうのを主張はしつつもどう解決していくんだということも安心材料としてね、やっぱり申し上げる、おっしゃるところはおっしゃっていただいた方がいいんじゃないかなというふうに思いますけどね。特に最近、うちクレアっていう自治体国際化協会という所に県職員をソウル事務所に派遣しているんですけどね一人、向こうの論調なんかをすごい聞いていると、相当このつい数日ブレーキかかってきてるみたいなんですけど、やはりこの1週間ぐらいとか前とかくらいは、相当日本に対する厳しい意見が出ているというふうに聞いています。特に安倍首相に対する厳しい意見が出ていると聞いていますから、そういう意味では、観光とか経済とかに文化交流とかそういうのに影響がないように、安心材料も言っていただいたらいいと思います。汚染水とかは、コントロールされているということについて、何故コントロールされているのかと思うのかということについて具体的に細かいこと総理がおっしゃることではないかもしれませんけど、大臣も含めてしっかり国民にご説明いただくということが大事かなと思います。 

○海女文化の振興に向けた懇談会の開催について(再質問)
(質)海女サミットなんですけど、このいただいた資料の懇談会とパネルディスカッションは、中身はどう違うのか。何か話し合うテーマが違うのか。
(答)懇談会の方は、首長たちでの意見交換とか情報共有というのが中心で、パネルディスカッションの方は、それこそ海の博物館の石原館長とか、あとNPOで海女の支援やってる方とか首長じゃない人たちの議論を皆さんに聞いていただくという、そんな感じですね。

(質)でも、テーマは重なるでしょ。
(答)そうかな。テーマ、当事者としての海女の方も出ていただきますので意見とかと、あと行政では文化財保護の行政手続のこととかもあるし、漁業の振興とかテーマは重なるかもしれないですけど、出てくる意見みたいな、なんて言うか立場立場からいろんなのが出てくるかなと思いますけどね。テーマは重なるかもしれませんね。

(質)だから、あえて分ける意味がそれなりにあると。
(答)と思います。

(質)元々、当初は職員を韓国の万博まで行かしてみたりとか、あるいは韓国との海女交流というか、世界遺産登録に向けての動きがあったじゃないですか。で、国内の海女の統合という形で踏み出した経緯とかも含めてそれはこの方向で行くということですか。
(答)韓国との関係では、今具体的な連携というか、研究というとこまではいっていませんけど、そのオプションは捨てたわけではないですし、済州(チェジュ)にいる日本の在済州の日本の総領事館の人たちも「できればその日韓でやってくれるとありがたいな」ということもおっしゃっているので、全体の関係者のみんなとして、オプションを捨てたわけでは無いですけど、そこに至るまでもやはり国内全体の機運の醸成というか連携っていうのが大事だなというのを特に石川県知事なんかと話していて出てきましたので、例えば富士山が、別物ですけど富士山が世界遺産登録される時の様子なども見ても国全体の機運の醸成というのも、ドラマが出たからというのではなくて、地に足付いた形で重要かなというのもあってまずこっちにいこうかなという感じですね。

(質)要はその韓国との関係性が、特に向こうの国が日本に対して厳しいので、今のところちょっとハードルがどんどん高くなってて、ある程度シフト変更をせざるを得ないという状況ですか。 
(答)それはね、韓国との状況が厳しくなる前からこの全国会議を作る予定でいましたので、そういう意味では韓国のが厳しくなったので全国にシフトしたというよりは、全国のやつを機運醸成として必要なので考えている中で韓国の状況が厳しくなってきているというようなことだと思います。前後関係はそういうことです。

(質)じゃあ、例えば、例え話ですけど、この海女サミット云々というところへ仮に韓国を引き込むことができれば、日中のピンポン外交じゃないけども、そこのさきがけになる可能性はあるんですか。
(答)さきがけ、ピンポン外交ほどは、あれか分からないですけど、今回も海女フォーラム済州でやった時に志摩市とか三重県の関係者も行かしてもらいましたけれども、文化交流というのを軸に友好関係を作っていくというんですか、それは一つのオプションだと思いますけどね。そんなに全体に波及するかどうかは分かりませんけど。

(質)知事にその野望がないんですか。ピンポン外交的にこれで安倍政権の先兵として韓国との仲を取り持ってやろうとか。
(答)そこまで僕、多分、過剰な役割は担えないと思いますけども。何て言うんですかね。例えば、今回一方で韓国の中では、「日本と一緒にやればいいじゃないか」という海女の人もいれば、一方で「韓国だけで先にやるんだ」という向こうで言うすごい保守派な韓国の保守派の国会議員とかも、そういうのをおっしゃる方もいらっしゃるので、確かに厳しい状況であるし、両論分かれているというのが状況です。それが、こういうのがきっかけでね、友好交流が進んでいけばいいなと思うし、この前も名古屋の韓国の総領事の人にこっちに来てもらった時もそんな議論はしてますけど、安倍政権の先兵になるというようなことまではないにしても、我々は大事なことだと、海女のことを大事だと思っているので文化交流が進むようにしたいなと思いますけどね。ピンポン外交まではいけないと思いますけどね。
(質)今の知名度からいったらいけるのでは。

○平成25年三重県議会定例会9月定例月会議の感想
(質)県議会の9月会議ですけど、全体振り返って特に印象に残ったことはありますか。
(答)全体振り返って、補正予算で出させていただきました電気バスの関係については、これもやはり私自身も予算編成の過程において、やはりどういう効果を生むんだっていうことをしっかり説明しなきゃいけないぞという、詰めなきゃいけないぞということを申し上げてきましたので、今回議会においてもそういうご指摘いただきましたから、そこはしっかり改めてやらないといけないなあというふうに思ったのが一つと、もう一つ全体を通しては、特に学力のことについてご指摘が多かったと思うし、更に危機感を高めたご質問が多かったというふうに私も認識していますから、その学力向上に関する取組というのに、それをどう加速させていくかというようなのが重要だと思っています。それから、あとは三谷議員からもあったような、プロセスが雑になっているんじゃないかというようなこととかについては、僕だけじゃなくて県庁全体直すべきとこは直さないといけないなあと改めて思っていますけどね。

(質)元々プロセスが雑な議会に言われたくない話ですけど。向こうから情報が漏れることが多いので。で、その中で代表質問含めて、来年の経営方針で少子化対策ってなぜ挙げるかと、三重県規模でだいたい少子化対策ってのは、今までこういう類のものが挙がったことはないという指摘なり意見がありましたけど、ぶっちゃけて言えば、安倍政権そのものが少子化対策で特化して、来年度予算編成含めてある程度のところあるから、それを見込んでっていうふうなとこの取り込みですよね。
(答)いやいや。確かに今まで少子化対策でバーンって柱に掲げたことがなかったので、やや唐突感的なのを感じられる方がいらっしゃるのかもしれませんけど、僕が一番大きいのは県民意識調査2年連続やってその中で、子供がいること、そして結婚すること、そういう足元の暮らしっていうか、そういう部分についてのことが満足されていくことが幸福の実感に繋がっていくというのを、県民意識調査2回やって2回ともその傾向がしっかり顕著に出てるっていうのが一番大きくって、で、じゃあそういうのに対する対策をということで、少子化対策出てきたのと、あとは知事会全体、あるいは国全体のそういう取組に対する姿勢、これに時機を逸することがあってはならないというような思いもありますけどね。

(質)三谷さんが指摘された、本来、少子化対策ってのは雇用の確保がベースだと、で、県庁内見ると、かたや雇用経済で、かたや健康福祉であると、この辺の連携というのはあるのですか。
(答)連携はありますが、十分かと言われると十分でない点もあると思います。で、三谷議員の雇用がベースとして大事だということについては、これはフルアグリーです。大賛成。それはもう間違いないですけど、雇用を少子化対策と言ってしまうのか、雇用にもいろんな側面があるので、雇用は、雇用とか産業政策で雇用の場を広げるっていうようなことのベースとしてやりながら、ライフステージごとの少子化対策を乗っけていくということだと思うので、若者とかを含めた雇用や経済的収入の安定というのがベースにあるべきということについては大賛成ですし、そういうふうにしたいと思っていますけどね。

○米の産地偽装事案にかかる再発防止対策(再質問)
(質)三瀧の関連なんですけど、さっき特別監査で前後っていうふうに、流通業者30社、で、前後というふうにおっしゃいましたけど、これは、そこから仕入れて小売りしている等のそこまで調査に入るということですか。
(答)そうです。本体と仕入れ、あるいは納入先。行って、全部が全部30社行くのか、一定の疑義がある所にこの範囲を、伝票の状況とかを見たりして行くのか、ちょっと個別の部分がありますけども、おっしゃるとおり、この30の業者の前後、仕入れ、納入も行くことを想定しています。

(質)仕入れ、納入。小売は行かない?
(答)小売、納入が小売店だったらその可能性もありますよね。

(質)ということは、県内の複数の有名和菓子店も仕入れてますけど、その辺の名前出るってことですか。
(答)可能性としてはゼロじゃないと思いますよ。その動向がどういうふうに入れているかということとか調査をする中で出てきますけど、そこに絶対入るかどうか分かりませんが、可能性としてはゼロじゃないですよね、そういう所は。

(質)で、それは公表される?
(答)随時公表しますよ。結果をどういう形で公表するかは今詰めていますけど。

(質)イオンと週刊文春さんのようなことにはならない?
(答)そりゃならないでしょ。それは我々今当然手順を追ってやっていきますので、一定の基準をもってやっていきますから。そういうのを議論していただくのも今日の場だと思いますからね。アプリオリに最初からあそこに入るぜって決めて、その納入の方ですね、あそこに入るぜって入っていくのではなくて、流通しているその30の業者の状況の中で、一定の基準でこっちとこっちも入っていくということですから。可能性としては、米をそういう米業者に売っている人、そういう業者から買っている人は、全部全て可能性はゼロではないということですね。
(質)小売の場合、救いは健康被害が出ていないということですけど、それも分からないですよね、短期で見た場合に。

○川上ダム建設事業の検証
(質)あと、伊賀ですけど、台風の関係で、ずっと亀岡政務官も言われている、指摘されている川上ダムの関係ですけど、岡本市長と姿勢がちょっと違う部分があるじゃないですか、岡本市長自身も。その辺の調整ってのは、もう実際にやられてるのか、まだ今後やられるのか。
(答)組織と組織では議論させてもらっていますし、私自身も市長がね、今、利水で検証したいとおっしゃっていますから、早くやってくれということについては、別に検証することはアカンとは言わへんけども、こういう治水においてこういう問題が発生している状況ですから、早くやってほしいということはお願いしていますし、また、副知事以下のレベルでも接触してやっていますので、いろんな議論はさせもらっています。

(質)岡本市長は治水に関してはオッケーなんですよね。
(答)で、そうすると、利水の方が変わると、治水のとこだけ切り分けて工事入れとか、国交省の検証やれっていうことにはできないみたいなので、利水の方ともセットになっちゃうんですね。

(質)その周辺市町等で持つお金で、前、三重用水で亀山だけ離脱というのもありましたけど、利水面でね。で、治水と利水というのを川上ダムに関して切り分けることはできるんですか。それはできない?
(答)ああ、金は切り分けられるのかな、ちょっと分からないですけど。我々としては、そういうことがないようにしてほしいですからね。負担金が変わるとか、そういうことがあっては困りますので。それは、最後、水資源機構が判断すると思いますけど、そういうことをやられると困りますけどね。

(質)そこは、まあ、話し合っていくしかないと?
(答)うん。

○ブラジル三重県人会の来県
(質)あと、ブラジル一行来られて、改めて感想をお願いします。
(答)本当に8月の時に、本当県人会の皆さんに大変よくしていただきましたので、今回、あの時「ふるさとに戻ってきてくださいね」って言って、今度早速来ていただいて大変嬉しかったですし、非常にやっぱり一度顔合わせるよりは二度目、二度目よりは三度目っていうことで、非常に信頼関係とか深まってきているのかなと思いますし、あと今回また改めて具体的な環境のこととか教育のこととか協議項目も示してもらいましたので、そういうのもしっかり改めて詰めていきたいなあと思いますけど。でも本当に絆が深まっているなあ、強化されてきているなあという印象は持っていますけどね。

(質)今後定期的に年1回とか民間レベルで行き来っていう、団を組んでとかそういうのはあるのですか。
(答)今、団を組んでとかっていう確固としたものは今はまだないですけど、協議の内容によっては、どういうレベルで行くのかとかどういう規模で行くのかはあるかもしれませんけど、一定の交流は必要だと思っていますけどね。

○国からの出向職員の着任団交
(質)また、先立っての会見でちょっとお聞きした中央官僚の着任団交ですけど、調べられていかがでした?
(答)今年の分について、5人かな、状況聞きました。どういうやり取りがあったのかも聞きました。で、どういうものに、確約書というんですか、どういうものにサインをしたかも見ました。で、私、前回も言いましたけど、意見交換ならいいと、でもそれが交渉っていうようなことはやはりよくないのではないかと、それは留意すべきではないかと、それが交渉というようなことであれば、それはどうかと思うということを申し上げたと思うのですが、内容としては、一定、他の財政のこととかもあって、厳しいやり取りの部分が多少ありましたけども、意見交換の部分が多いなあと思っていますが、一方で、我々からちょっと申し入れたのは、調べた上でね、「ですく」ですか、あれに団交と書いてあって、意見交換っていうふうに説明しているんだったら、意見交換としてちゃんと対外的にも組合員にも説明してくれという申し入れはしてあります。で、それをどう変えるかは今議論してもらっています。

(質)県職労に申し入れられた?
(答)はい。うちの人事課を通して。

(質)で、その後で県職労の大会へ?
(答)出ました。

(質)なるほど。
(答)だから意見交換であればそれは別に構わないと思いますけどね。

(質)知事の解釈としては、最終的にあれは意見交換だと言い切れます?
(答)今、だから「ですく」とかでね、組合員に対して交渉と言っているので、中身と完全に意見交換ですねっていうふうに言い切るのは、今はそういう組合員向けには交渉と説明していますから、今の現状では言い切れるというところまでいっていないと思います。

(質)そこは改善を求めたと?
(答)はい。申し入れをしたと。

(質)交渉ではなくて意見交換という中身をすり合わせるように、結果報告みたいなものというのもある程度考えてほしいと?
(答)はい。
                                                         以上

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