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平成26年10月20日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成26年10月16日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

「2016みえ伊勢志摩サミット関係閣僚会合誘致推進協議会(仮称)を設立します(発表)
・第1回「ファザー・オブ・ザ・イヤーinみえ」表彰式及び高濱正伸さん講演会を開催します(発表)
・父と子で本気で取り組む!秋の育児男子キャンプを実施します(発表)

 質疑項目

・発表項目に関する質疑
・再生可能エネルギーの固定価格買取制度の見直し
・県政だよりの見直し
・人事委員会勧告
・海女の減少
・消費税増税
・人口減少対策
・特別職報酬等審議会
・公共工事の予定価格の事後公表
・台風19号の被害

発表項目

(知事)1つは、「2016年みえ伊勢志摩サミット関係閣僚会合誘致推進協議会(仮称)」の設立についてです。この関係閣僚会合を誘致していくということは以前の定例会見でも発表したところですが、このたび誘致活動のための推進協議会を10月30日に設立することになりましたので発表したいと思います。協議会の名称は、ちょっと長いですけども「2016年みえ伊勢志摩サミット関係閣僚会合誘致推進協議会(仮称)」とし、主なメンバーは志摩市、伊勢市、鳥羽市、南伊勢町の地元市町をはじめ、商工・観光・農林水産などの団体、企業等であり、事務局は雇用経済部で担当します。設立総会を10月30日(木)午後1時30分から県庁講堂にて開催します。この協議会で、伊勢志摩での関係閣僚会合開催に向けまして11月に外務省や農林水産省などに要請活動を行うほか、来年1月以降に予定されています外務省の現地調査に対応していきたいと思っています。また、今後の誘致活動に向けて的確な対応を行うために、10月1日付けで雇用経済部内に3名の担当者を配置したところであります。伊勢志摩地域においては、この機を捉えて地域の観光資源や県産品を世界に情報発信していこうという機運が徐々に高まり始めておりますので、今後この協議会を中心に時機を逸することなくオール三重県で誘致活動を展開していき、関係閣僚会合の誘致に繋げていきたいと考えております。

それから2つめです。少子化対策の関連で発表させていただきます。まず1つは、11月23日、「みえの育児男子プロジェクトアドバイザー」の高濱正伸「花まる学習会」代表をお招きしまして、昨日まで募集していました「第1回ファザー・オブ・ザ・イヤーinみえ」の表彰式と「みえ・たい3(キューブ)スイッチ」フォーラムを開催します。今回、高濱さんには「ファザー・オブ・ザ・イヤーinみえ」の審査委員長を務めていただくとともに、フォーラムでは「親だからできること」と題したご講演をいただきます。先般も1回講演していただいて大変好評でありまして、ぜひもう一度というお話もありましたし、今回審査委員長も務めていただいている関連も含めていろんなお話をしていただきたいと思ってます。ちなみに表彰式では、387件、全部で応募がありました、その応募の中から「素敵な育児をしている」と多くの共感を得られた男性や団体等を表彰します。私も少し見ましたけども、なかなか良い、感動するものもありますのでぜひご期待いただければと思います。なお、この日には「第2回三重県少子化対策推進県民会議」も併せて開催します。表彰式と講演会にはたくさんの県民の方にご参加いただきたいと思っていますが、特に今回は男性の育児参画をテーマにしておりますので、ぜひお父さん方にお越しいただければと思っていますのでよろしくお願いします。次に、11月2日から3日にかけて、菰野町朝明茶屋キャンプ場で行う「秋の育児男子キャンプ」の実施についてお知らせします。このキャンプは、先ほどご紹介した高濱さんが代表を務める「花まる学習会」と、地元の「森の風ようちえん」という普段から田んぼや里山など豊かな自然を生かして幼児教育を行っている施設に協力いただきながら実施するもので、夜はテントで寝泊まりし、食事は食器も含めて全て自分たちで作ります。キャンプファイヤーや親子ゲームなど楽しい行事も用意されています。今回は、三重県の自然を生かした野外活動施設等で、子どもの「生き抜く力」を育てるための取組を今後展開していくためのキック・オフとなります。キャンプの内容や効果について、関係者の皆さんとともに私もしっかりと見せていただいて、今後の展開に生かしていきたいと考えています。当日は、約20組の父親と子どもたちに参加していただきますが、大いに楽しんで「生き抜く力」を身につけていただきたいと思います。はい、以上です。

発表項目に関する質疑
○「2016みえ伊勢志摩サミット関係閣僚会合誘致推進協議会(仮称)を設立します(発表)   
(質)発表項目についてどうぞ。
(質)サミット関係閣僚会合ですが、前聞いた時はある程度幅広いテーマ設定でしたけど、あれから少したって、こういうテーマでのものにしようというのは絞れてきたんですか。
(答)実際のオーソライズ的なところは、協議会でどういうポイントを主なセールスポイントとしていくか、あるいは絞り込んでいくかというのは議論したいと思いますが、他の関係閣僚会合で手を挙げてるぞという地域とかも、要はライバルが見えてきたところもありますので、三重県としては特に前から言うてますけども自然とか食の部分についてのPRができるように働きかけを進めていきたいと思いますし、他の関係閣僚会合に手を挙げている所と比べると警備の実績とかうちも高いところがありますから、そういうところは運営上のPRポイントとしてやっていきたいと思いますけども。自然や食というのは1つのポイントかと思いますけどね。そういう分野に関する関係閣僚会合が来るとベストだというふうに思ってますけども、また協議会でご議論いただきたいと思います。

(質)警備の実績というのは、伊勢神宮とか遷宮の際の?
(答)はい、あと想定している場所が賢島なんで、2つの橋しか行き来できませんからそこを警備すれば、空からのあれはありますけども、警備のし易さとかも含めてですね。

(質)僕もちょっと全部手を挙げてる所は知らないんですけども、バッティングしているような所はありますか。
(答)どうですかねえ、今、関係閣僚会合は札幌、京都、静岡、熊本、宮崎、大分、香川、僕らがいろいろ報道ベースとかで知っている限りなので、どうでしょうかねえ。それぞれ例えば食とか自然と言っても九州の感じとうちの感じと違うし、そんなにバッティングしてるとは思わないですけどね。どうでしょう、しっかり頑張ります。

(質)手応えは。
(答)手応えですか、手応えはまだ始まったばかり、手を挙げたばかりなので、いろいろ情報収集してますけどね、何とか実現に向かいたいと思います。霞が関の中でもいろんな役所で、ちょっとあまり詳細は申し上げられませんけど、それぞれサミット首脳会議とかその関係閣僚会合の実施に向けて態勢を整えている省庁もあるようですから、そういう部分、アンテナ高くして的確な打ち込みができるようにしたいと思います。

(質)知事、計画書見たら関係閣僚会合以外に首脳会合の方も誘致することもということが最後に書いてありましたけど、これはどれほどの本気度なんですか。
(答)まあ何て言うんですかね、基本的には今それは財政負担が明らかになってないので明確にしてない部分もありますけど、こういうのって政治で総理が今回も自分が決めるとおっしゃっているようですから、何がどうなるか分かりませんので事務的なベースとしては関係閣僚会合の誘致を目指すということだけれども、世の中何か事態が起こった時にはもしかしたら何かの対応することがあるかもしれないということですかね。本気度と言うか基本は関係閣僚会合の誘致に向けてしっかりやるということで、いろんなうちの魅力を見てよねというそんな思いもありますけどね。

(質)賢島という名前は挙げないんですか。
(答)計画書の中には想定している会場として志摩観光ホテルを挙げてますけど。名称に賢島じゃなくて。

(質)想定している場所は、と知事言いましたけど。
(答)協議会で一応最終決定したいと思いますけど、計画書、現在考えている場所としては、計画書の中には志摩観光ホテルと書いてあると思いますけどね。

(質)これ選定に当たっては本体との位置関係とかそういうのも関係してくるんですかね。
(答)本体と言うと?

(質)首脳会合。
(答)それはあんまり、前回のでいくと洞爺湖やって後の関係閣僚会合って全国中に行ってましたんで、あんまり関係ないと思いますけど。時期もそれぞれですし、サミット洞爺湖は7月にやってたかな、ですけど関係閣僚会合は4月から始まっているやつもありましたのであんまり地域的なことは、行政特有の何かバランスみたいな九州に1個、中国で1個とかっていうの考えはったらまた話は別ですけど、あまりそういう場所の制約があるとは聞いてないです。

○父と子で本気で取り組む!秋の育児男子キャンプを実施します(発表)
(質)花まる学習会との関係に関してお伺いしたいんですけども、どんなことを学習会に期待しているのか、知事のお気持ちをお聞かせください。
(答)花まる学習会さんは、平成13年だったと思いますが、平成13年ぐらいから野外活動部っていうのを設けて、あそこはベース塾ではあるんですけども「飯が食える大人」ということで生きていくために必要な意欲とか最後までものごとやり遂げるとかっていう、そういうモチベーションを高めていくために自然体験、野外活動を中心とした教育カリキュラムというのを持っていて、そこに専門のノウハウを持った職員の人たちも居ますし、カリキュラムもあるのでそういう野外活動において子どもたちの人生を生き抜く力、意欲を引き出すとかそういう部分について貢献をしていただくことを期待してます。

(質)その中で今回はモデル事業ということ、キャンプのことはモデル事業ということなんですけど、来年度以降例えばどんな関わり方ができるとお考えなのかお願いします。
(答)まだちょっと全然議論あんまりちゃんとしてないんであれですけど、ベストは三重県の中にも自然活動を一生懸命やってくれている団体の人たちもたくさんいるし場所もたくさんあるので、そういう人たちが自分たちで自分たちの特長を生かしてそういう自然体験とかで人を呼び込んだり子どもたちのそういう生き抜く力を付けるような活動を展開していってほしいと思うので、そういうのの人材育成とかノウハウの提供とかカリキュラムの指導とかそういう感じで支援してもらうといいのかなと思いますけどね。全部三重県中の何かを花まる学習会がやってもらうというよりは、今三重県で頑張っている人たちとかそういうのこれからやりたいなと思っている人たちが自分たちなりの方法でできるようなスーパーバイズしてもらう、そんなことがしてもらえるといいなと期待しています。

(質)その中で全国の自治体の中では、花まる学習会にストレートに学力の向上を求めてる自治体もあると思うんですけども、三重県にとってはそれも必要なことなのかなと思うんですが、知事そこのお考えはいかがでしょうか。
(答)うちは、花まる学習会さんに今学力向上の部分で何かお願いをしようというのは考えて、今のところはありません。

(質)今後もあまり検討は?
(答)まず我々として現場の皆さんと一緒になって取り組んでいかないといけないことがまず先にあるんじゃないかなというふうに思っていますので、まずは現場の皆さんと一生懸命一緒に頑張るということです。

その他の項目に関する質疑
○再生可能エネルギーの固定価格買取制度の見直し
(質)再生可能エネルギーの固定価格買取制度の見直しが始まってる、政府のですね、2年余りでこんなことになってしまったことに対するいろいろな評価があると思うんですけど、まず1点政府の今回の対応への受け止めというのが1点と、あと県内にもメガソーラーたくさんある、あるいは木曽岬のメガソーラーの話もありますし、そういったものへの県内への影響は現時点で何か把握してらっしゃるのかというのが2点目と、再生可能エネルギーと言いますと風力発電、バイオマスとか他にもいろいろあると思うんですけど、そういった他のエネルギーの取組に対する支援というのは今後どうしていくのか、この3点についてお願いします。
(答)まず2点目から行きますけども、県内の影響につきましては、中部電力管内で太陽光発電の系統接続をやらないということは今のところ考えてないということですので、中部電力管内は基本的に影響はないと、で加えてうちで言うと今工事中であります木曽岬のメガソーラーについてももう既に系統接続の工事終わっておりますので影響ありません。で関西電力管内は、熊野市から南の部分については新宮に系統接続する部分について10キロワット以上の所の新規の系統接続について制限をすると言われていますから、仮に今後管内で大きいそういう10キロワット以上の系統接続をするようなケースが出てきたらそれが制限されるという影響というふうに考えています。それから1点目のこういう2年余りでこういうふうになったことについては、そもそも固定価格買取制度自体がああいう東日本大震災の後、電力がひっ迫する可能性がある中で様々な手法による電源確保をしていこうというようなことで、それをスピード感を持って推進するんだということで固定価格買取制度がスタートしたことということは意味があったと思うし、一定のそういう役割を果たしたというふうに思っておりますけど、何て言うんですかね、これほどの急激に案件が増えてくるということに対する見込みが甘かったので、少し電力会社などとの調整とか系統の強化、系統容量の増加とかの部分について対応が若干遅れてしまっているということについては、もう少し見込みを持ちながらやってくれたら良かったのになというふうに思います。今経済産業省で議論されていますのでその推移を見守りたいと思いますけれども、3点目とも関連しますが、基本的に電力は僕はベストミックスで行くべきだと、何かに偏るというのではなくてベストミックスで行くべきだと思っているので、そういう再生可能エネルギーについても太陽光ばっかりとか風力ばっかりとかっていうふうにならないように、そこもバランス良くいった方がいいと思っておりますのでそれが実現できるような政策をこれから期待したいと思いますし、三重県としては新エネルギービジョンの中でそういう太陽光や風力やバイオマスや水力もしっかりそれぞれベストミックスでやっていくということ、何かに偏ることなくやっていくというふうに言っていますので引き続きやると。特に最近は、木質バイオマスをやろうというような所が増えてきていますので、そういう再生可能エネルギーの中で木質バイオマスが最も雇用を生みやすいエネルギーだと思っていますから、そこがしっかり回るように木質チップの供給とか県が果たすべき役割をしっかり担っていかないといけないなと思っています。

(質)それに関連して、政権交代後自民党政権は、また原発への依存というか重視というかそれを強めているように指摘されてますが、そのことについての知事の受け止めをお願いします。
(答)政治信条とか気合いで決めるのじゃなくて、しっかり安全なものかどうかという合理的、客観的、公平な審査をした上でご判断いただくということが一番大事だというふうに思いますけど。あとは、それの上でどうするかというのは地域の意見を聞いたり、様々な判断だと思いますが、ものごとを何かありきということで進めるということではなくそういう客観的な合理的な科学的な安全性の判断というのを大前提とした議論を進めていくということが大事だというふうに思いますけどね。

(質)関連で新エネルギービジョンの中で太陽光に偏るということではなくても、太陽光が三重県日照時間が長いということで太陽光に対する多少のウェイトの重さみたいなのがあったと思うんですけど、その中で今回電力大手、国も含めて見直しになる中で県のエネルギービジョンの見直しとかそういったことに関するお考えみたいなのがありましたらお願いします。
(答)固定価格買取制度が見直されるので新エネルギービジョンを見直すということはしません。むしろ、県内もかなりの数のメガソーラーですね、未利用の土地を活用した形でできてきたり、あるいは木質バイオマスもできてきたり、あとは国全体の電力需給の関係も変わってきているというようなこともありますから、そういうの踏まえてビジョンの期間っていつやったっけ、幾つかの期間がありますのでその期間の、あれ10年やったかな、その真ん中で中間評価もしないといけないだろうし、それを踏まえた改善というのはあり得ると思ってますが、今のところいつこういう形で見直すというのは決めてませんし、あと固定価格買取制度が見直されたから見直すということは決めてません。でも何らか状況を踏まえて、現実を踏まえて見直しや改善をするというのは当然あり得ると思います。

(質)今ビジョンと状況とで、ずれは起きつつあるということはないんでしょうか。
(答)基本的にメガソーラーというか太陽光のこととか、ちょっと詳細な数字忘れちゃいましたけど基本的な目標掲げている部分については達成見込みや達成に近い、大きくずれてるということはないと思いますけど。

(質)その辺り買取制度のことに関して中電管内であとどれくらいの余力があるのかとかいうことを中電から説明を受けたということはあるんでしょうか。
(答)私が直接はないですけども、でもし仮に知っていたとしてもここで言えないと思うんですが、僕は少なくとも聞いてないですが、担当レベルは中電と常時情報交換させていただいていますので、危機が迫ったらそれなりの対応をすることになろうと思いますし、今のところ何か大きく中部電力さんとか経済産業省に要請しなければならないようなことがあるとは聞いていません。

(質)メガソーラーに関して県内だと大きめの会社というかグループ会社形成しているようなところが手を出して積極的にやっているようですけども、一応エネルギービジョンの中で一家庭だったり事業者だったり多様な主体でやっていくべきだというような書きぶりだと思うんですけど、そういった中で一番大きな役割を果たすべきであろう事業者が影響、あおりを今回の件で受けると思うんですが、その辺りに対する今後の新エネルギー導入とか進行度合いとか県の中身の普及の具合いに与える影響っていうのはどういうふうに考えてらっしゃいますか、今回の。 
(答)今回、つま・閧サれは固定価格買取制度で県内事業者にどういう影響があるかということ?

(質)そうですね。プラスさらに民間とかある程度意識というのも大事だと思うんです。そういったことに対する悪影響は、影響度はどうでしょうか。
(答)三重県内の事業者の皆さんに対しては、今申し上げたとおり中部電力管内に影響がないのでそういう事業者に何かダイレクトな影響があるということは考えていません。一方でその後者の方の意欲的なチャレンジするぞという意欲の部分については、要は国が制度創って旗振ったのに何かこの短期間であかんようになんのかみたいな、それやったら新しいことにチャレンジするのもどうかなというふうに躊躇(ちゅうちょ)してしまうようなことが、ゼロではないかもしれないので。そういうモチベーションダウンって言うんですかね。そういうのは懸念しますけどそうならないようにどういう政策を打っていくかというのは国がどう考えるか見たいと思いますし、県もその動向を注視したいと思いますけどね。そういうダイレクトな事業者への影響はないと思いますけど、モチベーションダウンみたいなのはもしかしたらゼロではないでしょう。

○県政だよりの見直し
(質)話題は変わるんですけども、県政だよりのことに関してお伺いします。データ放送の本格運用から半年以上が経過しました。現状をどのように評価なさっているかお願いいたします。
(答)半年やっていろんなアンケートとかもやらせていただいてるんですけれども、データ放送から情報を入手しているっていう方が1割ぐらいというような状況でありますので、ご利用、まあ、多様化いろんな情報の入手手段を多様化するというのは大事なことだとは思うんですが、まだまだ周知しきれてないなあとか、ご利用がもう少し進めばいいのになあということでは重く受け止めてますし、あと見やすさの部分であるとかスピードのところであるとかまだまだ改善を要する部分も多いと思いますので、それは真摯(しんし)に受け止めて改善したいと思います。

(質)その中でデータ放送と紙との割合、いわゆるベストミックスなんですけども現状がいいとお考えか、それとももう少し見直しの余地があるとお考えか、知事のお考えはいかがでしょうか。
(答)それは量的なものですか。

(質)例えば、もう少し紙ベースの物を入手できる場所を増やしたりするのか、そういうことも含めてなんですけども。
(答)今、アクションプランの中でベストミックスの量的質的バランスっていうんですかね、そういうものについては議論をしてもらってると思ってますので、元々アクションプランのなんちゅうか、このデータ放送も今やっているものが完全ていうかなんちゅうかベータ版みたいな感じで、今後またちゃんとしたものが出てくるようなイメージでいますので、それも含めてどういうベストミックスにするかっていうのは今議論してもらってると思いますが、今がいいかどうか完全肯定はできないでしょうね、いろんな方法があるでしょうから。だから100パーセント満足とかそういうのはないと思いますけど、試行錯誤しながら頑張っていきたいと思います。

(質)来年度に向けてのことなんですけども、具体的な見直し点、例えばデータ放送に限ってのことなんですけども、今何か知事でお考えのこと、お気づきの点て何かありますでしょうか。
(答)今も議論してもらってますけど、スピードが遅いとか、階層が深いとか、そういうことについてどういう情報をどういうふうにデータ放送に載せるのが一番適切なのか、それじゃない情報はどういう方法で提供させていただくのがいいのか、その辺りの仕分けでしょうね。今県政だよりに載っているものをまるっとそのまま載せるのがいいのか、その中でもデータ放送に適したものだけを載せるっていうのがいいのか、その辺りのシステム的な改善もさることながら、提供させていただく情報の仕分けというんですかね、そういう部分が一番重要じゃないかと思ってますけど、その辺り今多分来年度予算との関係もありますので次の議会の常任委員会とかでは担当から議会の方にもお示しさせていただくような機会があるんじゃないかなと思います。

○人事委員会勧告
(質)昨日、人事委員会の民間と比べたら低いので引き上げを勧告しましたけども、民間の調査は従業員500人未満(正しくは50人未満)の会社を除いてますけども、この調査について知事の見解をお願いします。
(答)人事委員会の勧告は尊重するという立場でありますので、勧告の前提となっている手法についても尊重せざるを得ないと思っておりますので、はい、何と言うんですかね、個人的見解を挟まない方がいいんじゃないかと思います。

○海女の減少
(質)昨日、海女さんが減少しているというデータが発表されましたが受け止めと、県としての対応をお願いします。 
(答)4年間でね、200名近くの方の海女さんが減っているというような状況で今の海女さんたちを取り巻く大変厳しい現状が浮き彫りになった数字じゃないかなというふうに思ってます。一方でこの1年間では新規で海女に加入された人が31名いるというようなことになりますから、我々としてはこれからも海女さんたちの文化や海女という生業が維持されていくための取組をしていかなければならないと思っています。それには一番重要なことは海女さんの所得が向上していくということだと思っていますので、そのためにはまずは所得源たるアワビをたくさん獲れるようにするための漁業振興、我々としては大きいアワビを放流するとかアワビが育つための場を造成するとかそういうような方法を、あとは資源管理のマニュアル作りの支援とかそういう形でやっていこうと思っているのと、アワビ以外の季節で収入源になっている赤ナマコを放流してそれを獲れるようにしていくとか、そういうような漁業振興において海女さんの所得向上を図るというようなことと加えて、文化財としての価値をしっかり発現させてそれを保護していくというような、漁業振興と文化財保護の両面でその海女さんたちを海女という存在を守っていく、そういうことにしたいと思いますけどね。

(質)今年、県の無形文化財になってると思うんですが、その後の今の文化財っていう面でいくと位置付けってどうなってますか。
(答)今、次は国の無形文化財にしてもらうように今年の5月だったと思いますけども、下村文部科学大臣の所にお伺いさせていただいて大臣非常に前向きに捉えていただきましたので、行くためにはこれまでも文化庁さんと一緒に調査もさせていただいてきましたけれども、再度の改めての調査も必要ですので文化庁の今調査をしてもらうのを待っているという状況ですが、順調に行けばこの1、2年のうちには国の文化財になるというふうに見込んでいますので、それを1日でも早くなるように働きかけをしていく、その後、その先のユネスコの代表リストに登録されるように働きかけを国を挙げてしてもらうように要請をしていくというようなことです。そういう意味では今回、首相夫人にも来ていただいて海女サミットやる訳ですがそういう機運の醸成というものにしていければというふうに思ってます。

○消費税増税
(質)消費増税のことに関してお伺いしたいんですが、そろそろ10パーセント上げるべきかどうかの判断の時期が近づいてきたなと思いますが、知事としては10パーセントに上げるべきだと思うかザックリとした質問で恐縮なんですが所見をお願いいたします。
(答)難しいですね、べき論と現実がありますんでね。僕は元々そもそも8パーセントに上げる時には相当経済への影響というものを考えて慎重にということでありましたけども、法律が決まって上げるというようなことで一度決まった以上はそれをどうこう言っても仕方がないのでしっかり社会保障に使われるようにということを言ってきました。非常にべき論で言うと、この8パーセント、法律上も10パーセントにするっていうふうに言うてありますから、やっぱり社会保障財源っていうことの観点からいけば上げるべきなんだと思いますが、が現実ということですね、今消費動向見てもなかなか思ったよりちょっと上がってきてないような状況もありますし、そもそもの消費税が導入された時や3パーセントから5パーセントに上がった時のそもそもの消費水準というのが今その時と比べてかなり低いんですよね。だから消費も伸びないというのもあるかもしれないですけども、その辺りは経済的影響をよく分析した上でご判断いただきたいなというふうに思います。今、合わせて消費税のことだけ考えるのもさることながら燃料代のこととかガソリン代のこととか様々にありますし、電気代とかもそうですしね、あとは今法人税を下げるために外形標準課税を拡大するというような話もあったりするので全般所得というものにどう影響を与えるかという総合的な議論の中でご判断いただきたいと思います。僕は経緯上はそういうことだと思いますけど、現実をよくもう一度見てもらった方がいいような気がします。

(質)今のお言葉からすると少し慎重というとすいません、語弊があるかもしれませんけれども、そのようなご判断の感じですかね。
(答)というかね、やるなら、やるならちゃんとした理由とか、必要な対策とかそういうのもセットで県民とか国民の皆さんが理解できるような形で丁寧にやらないとだめですねとそういうことです。

(質)他よろしいですか。第二クラブも含めて質問をどうぞ。

○「2016年みえ伊勢志摩サミット関係閣僚会合誘致推進協議会(仮称)」を設立します(発表)
(質)じゃあ、振り出しに戻って恐縮です。サミットですけど、普通、広域の会議ってのは戦略企画部でやってるじゃないですか。何で今回は雇用経済が所管部なんですか。
(答)ああ、何でやったっけ?

(質)戦略企画部が取るに足らないから?
(答)いやいや。何でやったっけか。

(質)ふるさと知事ネットワークから全部含めてそうですよね。
(答)ああ、サミット、何でやろ。

(質)仕事したくなかったとか。
(答)何でやったっけかな。そう言われるとそうですね。まあ、どうやろな。何で。聞いてもあれやけど。
(答:戦略企画部)役割分担、連携してやろうという中で、雇用経済の方が、取っかかり情報収集してた関係もあって、引き続き全部やってもらったんですけども、役割分担も当然やろうということで連携してやって、今回、事務局は雇用経済部にやっていただいたということです。
(答)10月1日付け、人は戦略企画部からも出してやりましたけどね。まあ、そうだなあ、広域のですけども、最初の正に何か戦略企画部ではだめとか、雇用経済部でなければならないということだったというよりは、最初の取っかかりが情報収集を雇用経済部でやったのでということが一番大きいと思います。

(質)まあ別にそんな深く考えてないということが分かりました。だけど、一応戦略企画の方でいろんなふるさと知事ネットワーク含めてのある程度スキルがあるでしょ。で、実際のこのサミットのプランの素案のところは戦略企画部で作ってて、あと実行部隊的なところで雇用が動いてるんですよね。で、今回事務局という話だからそれなりの意味合いが何か、雇用経済部をあえて使わなきゃいけない、例えば閣僚級会議で県産品をアピールしたいとか何かそういう類があるから雇用経済部かなと思ってたんですけど、それは私の考え過ぎでしたね。
(答)いや、やや後付け的にはなるものの、実行していく段では、さっきも自然とか食とかも言いましたし、関係団体巻き込みとの関係でいくと、実働としては雇用経済部の方がやりやすいとは思いますので、今言った最初戦略企画部から実行段階に雇用経済部に移るというのが理想的な姿だったのかもしれませんが、たまたま最初から雇用経済だったということですね。あとは、あれなんですね、僕が幾つかちょうどゴールデンウィークぐらいかな、の頃に幾つかの交流人口を増やすためのプロジェクトみたいなのを考えたんです。で、それぞれにチームを作ってその中の1個に関係閣僚会合、サミット関連もあって、それ全体を雇用経済部を中心に戦略企画部もやってましたけども、まとめてたっていうのもあったんじゃないかと思いますけどね。で、その中の人の張り付け上雇用経済部に落ち着いたんじゃないかなと思いますけど。何かあんまり深く考えていない感じですけど。

○父と子で本気で取り組む!秋の育児男子キャンプを実施します(発表)
(質)あと、高橋さんなんですけど。
(答)高橋さん?高濱さん。

(質)ああ、高濱さん。武雄市、さっきもちょっと出てましたけど、武雄市の場合、学力向上でお願いしてますよね。さっきの知事のお話によると、取りあえず現場が頑張ってみようぜと、で、教育委員会含めて、そこにまず取りあえず期待して、取りあえず高濱さんにお願いするってことはない、当面はという話ですけど、でやってみてあと高濱さんとか含めてそういう外部の力使うとかいうことも一応プランの中に入ってますか。
(答)うーん、僕は明確に具体的に何かこういうプランでこういうふうに民間とか外部の人を使いたいというのはないですけども、今の厳しい状況なので総力戦ですから、知恵や力を貸してもらえるところはいろんな人から借りたいと思います。それは高濱さんに限らずということだと思いますけど、まずは現場のメンバーの取り組みに期待ということで。何かあんまり高濱さんにこれをとかっていう学力のことでっていうのは、本当に今は考えているのはないですけど、将来的にはいろんなプランができあがっていく中で民間の人の力を借りるケースも場合によってはあると思います。

(質)その民間なんですけど、県内の小中の学テというか調査というか、その結果ってのは思わしくなかったっていう話ですけど、ただし、県内小中学生の通塾率は高いですよね。っていうことは、民間教育にもある程度責任があるっていう考えには至らないですか。
(答)今回は、学校だけに責任があるというふうに言ってませんので、学校も地域も家庭もみんなで取り組まなければならないと言ってますから、それは塾も含めて一緒に取り組んでもらった方がいいですね。

(質)そういうことは、検討チー・?等に民間の塾機関であるとか、そういうとこも入ってきてやるということはないですか。
(答)来年度以降の授業の中で、そういう何かお手伝いしてもらうケースがもしかしたらあるかもしれませんけれども、まず今年度の中では、今の教育委員会で設置した緊急チームの中で進捗管理しながら議論してもらいたいと思いますけどね。

○人口減少対策
(質)あと、ちょっと空中戦になりますけど、「イクダン」で知事が企業にまで行かれてて、その話の中で、育児男子であるとか、こういう少子化対策というのは、人口減少社会に対向するものではなくて、あくまでも皆さんの希望を叶えるための施策だというふうにおっしゃってましたけど、これをあえてそう言わなきゃいけないという理由がちょっとよく分かりにくいんですけど、別に人口減少社会対策だと言ってもこれだけ過疎地の多い県だから通ずる部分あるじゃないですか。それをあえてそこへまぶすというのは別の意図が何かおありなんですか。
(答)別の意図っていうか、僕は特に少子化危機突破タスクフォースに参加していて、女性手帳の時の議論などを見ると、やはり様々な人に個人のライフスタイルの多様なあり方がある中で、押しつけ的に聞こえる女性だけに何かを押しつけるような言葉の発し方っていうのには十分気を付けなければいけないなと改めて強く感じた部分があったので、あと今年度ワーキングがやっているマタハラとかそういう部分の研修事業の中で出てくる事例等を聞いても、やはりそういう価値観の押しつけ的に聞こえてしまうことがいろんな意欲の減退であるとか個人を傷つけるっていうことに特に思いも至っているので、結果として人口減少対策に繋がると思うしそういう思いでもあるのは事実ですけども、出発点としては希望を叶えるというようなことで言い続けなければならないと思うし、というのが筋なのかなと思ってますけどね。

(質)でも、そこの理由付けっていうのは聞かないと分からないですよね。
(答)まあ、まあ、そうですね。まあ、元々の出発点。

(質)そこをばらしちゃうと、本来の目的と違うところへ走っちゃうこともあるので、あえて伏せてはるのかもしれませんけど。
(答)あとは、やっぱり県民意識調査3年重ねてきた中での理想と現実のギャップってのがあるというようなことがありましたから、そういう思いで、出発点としてはやっぱり希望を叶えるというようなことからスタートし、結果として人口減少対策にも自然減対策にも繋がっていくということかなあと思いますけどね。

○特別職報酬等審議会
(質)あと、人事委員会の勧告が出たわけですけど、前からペンディングしている特別職の議員報酬の報酬審議会を作るかどうかってのがありましたよね。取りあえず人事委員会の勧告が出たんですけど、その辺はどうですか。
(答)前、特別報酬審議会の開催の申し入れをいただいた時には、今後の社会経済情勢とか財政状況を見て総合的に判断するというふうに申し上げてきておりましたけれども、人事委員会勧告で今回引き上げのこととか、給料全体の総合見直しの議論が中に勧告に含まれているものを受け取ったというのは、一つの大きなきっかけではあるので、その検討の開催の是非を検討する検討の熟度が高まってきたとは思ってますけどね。

(質)それは、しかるべき時にしかる判断?
(答)開催の是非ですか。まあ、そういうことになる。今は検討の熟度が高まってきたという状況だと思います。その人事委員会勧告という一つのきっかけ。

(質)ただ、あれは前議長の山本議長の時に、開催要求を受けてるんですよね。それからいくと、少なくとも年をまたいでっていうわけにはなかなかいかないと思うんですけど、一応年内的にある程度結論は出せるんですか。
(答)やるかやらないかですか。どうですかね、分かんないですけど。まだ、そこの時期的なこととかも考えてないですけど、熟度は高まってきてると思います。

○公共工事の予定価格の事後公表
(質)あと、県土にもう少し細かく聞いた方がいいのかもしれないですけど、予定価格の事後公表ってあるじゃないですか。これをやるって言った時に知事はどういうレクを受けたんですか。
(答)どういうレク?どういうレクを受けたか?

(質)今度こういう形に切り替えますわと、テスト的にやりたいと、そういういうことで知事自身は、例えば「それええやん」と言うのか、「でも、それちゃんと業界とか含めて事前に一応意識的なものは聞いたの」とかいう話とか。
(答)そんな長く詳しく説明を受けた訳じゃありませんけども、こういう形で国もこうなってますし他県でもやっている部分もあるので、ああいうくじ引きみたいな状況の改善とか、そういうのをしていきたいというようなことで説明を受けて、特段何か僕がどうこうコメントしたってのはないですけどね。

(質)一般論でいくと、要は建設業の許可の要件を本来切り上げれば、ある程度業者は精査できるじゃないですか。元々国交省の方針自身が、日本にある1万社余りの建設業を業者関係を、できたら日本は多すぎると、せいぜい欧米並みに2,000社以下にというふうなそういう話の下で来ている、いろいろな入札とかの方法のやりとりがあるわけですよね。それからいくと、県も独自に建設業許可の要件を上げればそれなりに精査できるとは思うけど、ただそこだけは収入はそれぞれありますんで、新規建設業で9万円、印紙代だけで9万円掛かるのかな、そこんとこでだいたい年間2,000万円くらいの収入があるわけですね。そういうのを含めると毎度そこにどっちかっていうと執着してて、あえて建設業の許可要件は上げないで、逆に入札段階で懐柔的になっている感じがなきにしもあらずですけど。
(答)そうだなあ、そういう全体のトータル制度とのパッケージでは説明を受けていないというか、僕もそういうところに思いが至っていなかったので、そこまでは考えてなかったですけどね。

○台風19号の被害
(質)ちょっと聞き漏らしてたんですけど、台風19号、災対本部が閉鎖された後に新たに判明した被害があるのかどうかというのと、あと現時点で何か被害額的なもの等を把握されているかどうか。
(答)被害額は今調査中でまだ出てませんけども、災対本部を閉めた後は昨日の大体ぶら下がりで申し上げたような、シマアジやったかな、魚がへい死とか桟橋、共同利用施設が壊れたとか、そういう所が幾つかあったりあと学校の窓が壊れてたりとかっていうようなことが分かったりとかはありますけど、現在調査中ですけどね、はい。まあ、台風18号の時も、結局農業への被害とか水源の部分とかもありましたので、それも何やかんや言って、億は超える単位になっていますのでしっかり精査してみないと分かんないですね。

                                                               了 
 

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