三重県内経済情勢(令和6年1月の指標から)(三重県景気動向指数を含みます)
令和6年4月3日
(景気判断資料)
三重県内経済は、足踏み状態となっている。
1.三重県内経済情勢の概要
【生産】
生産は、横ばいとなっている。
鉱工業生産指数は、前月比減となり、7か月後方移動平均でみると、数か月の間ほぼ横ばいとなっている。
【個人消費】
個人消費は、持ち直しの動きに足踏みがみられる。
大型小売店(百貨店・スーパー)販売額の前年同月比(既存店調整値)は、2か月連続でマイナスとなり、7か月後方移動平均でみても、前月から小幅に減少した。
自動車(新車)登録台数(軽自動車を除く)及び軽自動車(新車)販売台数の合計の前年同月比は、17か月ぶりにマイナスとなり、7か月後方移動平均でみても、前月から小幅に減少した。
【雇用情勢】
雇用情勢は、弱さがみられる。
有効求人倍率は1.25倍で、前月と同数値となった。
2.三重県景気動向指数の概要
【CI(コンポジット・インデックス)の動向】
令和6年1月のCI(令和2年=100)の速報値は、先行指数112.2、一致指数110.5、遅行指数97.6となった。
先行指数は、前月と比較して2.9ポイント下降した。3 か月後方移動平均は0.87ポイント下降し、7か月連続で下降した。7か月後方移動平均は0.83ポイント下降し、5か月連続で下降した。
一致指数は、前月と比較して7.0ポイント下降した。3か月後方移動平均は1.86ポイント下降し、3か月ぶりに下降した。7か月後方移動平均は1.19ポイント下降し、2か月ぶりに下降した。
遅行指数は、前月と比較して0.6ポイント上昇した。3か月後方移動平均は0.20ポイント下降し、3か月連続で下降した。7か月後方移動平均は0.41ポイント下降し、7か月連続で下降した。
【DI(ディフュージョン・インデックス)の動向】
令和6 年1 月のDI の速報値は、先行指数37.5%、一致指数0.0%、遅行指数37.5%となった。
一致指数(景気の現状を示す指標)は、景気判断の分かれ目となる50%ラインを5 か月連続で下回っ
た。
報告書、統計表のダウンロード
三重県内経済情勢(1857KB)(三重県景気動向指数を含みます)
主要経済指標(統計表)(129KB)
※県内経済に関連の深い指標を、全国値と比較して一覧形式でまとめたものです。
参考
三重県景気動向指数の改定について (763KB)〔令和4年10月3日掲載〕
ご注意
- 三重県景気動向指数は、平成21年4月分の公表から、景気変動の大きさやテンポといった量感を把握できるCI(コンポジット・インデックス)を中心とする公表形態にしております。
- 用語の意味をご確認いただく際には、リンクをクリックして該当ページをご覧いただくか、別途「景気動向指数の解説」のページをご覧ください。