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令和07年09月24日

【Hellow!とうけい】Vol.290 令和6年三重県内の動物との交通事故について

令和7年9月24日掲載
 
みなさんは、三重県内でどれぐらいの動物との交通事故が1年間に発生しているかご存知でしょうか。 
近年は動物との接触事故などを見かける方も増えていると思います。私自身も三重県と大阪府を一般道で何度か往復をした際に、動物と接触したばかりの自動車を何度か見かけたことがあります。夜道で何かを道の真ん中でのんびり食べている小鹿の前で停車したことや、別の時に道沿いの小高い畑から見下ろしている立派な角のシカを3匹ほど見かけたことがあります。
今回のHello!とうけい♪では、令和6年に三重県内で発生した動物との交通事故を三重県警のご協力のもとに、簡単に分析していきます。
 
今回の資料作成に当たり、三重県警より過去の動物との交通事故発生件数データをご提供いただきました。
 それによると、平成22年以降、三重県内の動物との交通事故件数は7,229件で、直近の令和6年は854件となり、前年の822件と比べて32件増加し、近年最も多い結果となりました。
動物との交通事故は、過去15年間の推移を見ていただくと、下記のようになります。(図1)
年によってばらつきはあるものの、全体的に増加傾向にあることがうかがえます。

 
また、令和6年における三重県内の動物との交通事故数854件のうち最も多かったのが鹿で698件となり、全体の約82%を占めています。次に多かったものは猪の80件で約9%となっており、圧倒的に鹿が多いことがわかります。また、この2種類で全体の約91%を占めており、非常に高い数値となっています。(図2)

 
これらの種類の中から、特に衝突数の多いシカと猪に絞って事故を発生時間帯別で見ると次のようなことがわかります。(図3)
事故が発生する時間帯としては時間帯当たり70件以上の時間帯が18時~23時で53.2%を占めて高く、次いで時間帯当たり30件以上の時間帯が23~6時で35.5%を占め、これらを合わせると88.7%以上となり、夕暮れから早朝までで事故に遭いやすいといえます。このため夕方から早朝とりわけ夜間の走行は注意が必要です。
一方で、夕方から早朝までを除いた時間帯では、11.3%と比較的に低い割合となっています。しかしながら全くないわけではないので、日中でも注意は必要です。
 
 

なお、動物との衝突によって車両が損傷した場合は、ガードレールや電柱等と衝突した場合と同じく、「単独事故(自損事故)」扱いとなります。
動物との交通事故は、なかなか避けることが難しいと思います。しかしながら林野等の道路を走行する際は動物に対してあらかじめ注意をはらった運転をおこなうことで、事前に避けることができるかもしれません。たとえば、ヘッドライトの反射により光る動物の目を早期に発見することで、回避行動をとることができるかもしれません。
 
皆様におかれましては、動物との交通事故には十分ご注意ください。
 
 ※資料出所
・三重県警察本部交通企画課提供資料より
 
   次回のHello!とうけい♪vol.291は、令和7年11月26日(水曜日)掲載予定です。
 お楽しみに!
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 政策企画部 統計課 分析・情報班 〒514-0004 
津市栄町1丁目954(栄町庁舎2階)
電話番号:059-224-3051 
ファクス番号:059-224-2046 
メールアドレス:tokei@pref.mie.lg.jp

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