人権に係わる相談担当者等スキルアップ講座
~ 人 権 に 配 慮 し た 相 談 対 応 を 行 う た め に ! ~
2015(平成27)年度 第2期講座
開催日 | 時間 | 講 師 |
分野 |
タイトル (内容) |
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平成27年
10月15日(木) |
10:00~ |
三重県立こころの医療センター 医療福祉グループ地域支援 室長 山元 孝二(こうじ) |
障がい者問題 |
アンガーマネージメント ~相談員のためのイラッ・ムカッ・ブチッの対処法~ |
13:30~ |
全国隣保館連絡協議会 常任顧問兼事務局長 中尾 由喜雄 |
同和問題 |
隣保館の相談事業が持つ現代的役割 ~生活困窮者自立支援法と隣保館活動~ |
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平成27年 11月19日(木) |
10:00~ |
公益財団法人 反差別・人権研究所みえ (愛称:ヒューリアみえ) |
インターネット |
こどもNOW ~インターネットに反映される現実世界の課題~ |
13:30~ |
(公社)みえ犯罪被害者総合支援センター 事務局長 中村 勇索(ゆうさく) |
犯罪被害者 |
犯罪被害者の現状と性暴力 ワンストップ支援センターの設立について |
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平成27年 12月17日(木) |
10:00~ |
鈴鹿医療科学大学看護学部 准教授 土田 幸子(さちこ) |
障がい者問題 |
精神に障がいのある親とその子どもの理解 ~理解から支援へ~ |
13:30~ |
心の相談室With 室長(心理カウンセラー) 竹内 成彦(なるひこ) |
その他 |
「聴く技術を学ぶ」 ~「聞くから聴くへ」その心と技術~ |
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平成28年 1月21日 (木) |
10:00~ |
公益財団法人 反差別・人権研究所みえ (愛称:ヒューリアみえ) 研究員 三輪 真裕美 |
その他 | みんなで考えよう ~性的少数者の人権~ |
13:30 ~ |
(一社)部落解放・人権研究所 名誉理事 友永 健三 |
同和問題 |
「同和対策審議会」答申50年の総括とこれからの課題 |
開催場所
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三重県人権センター大セミナー室 |
受講対象者 募集人員 |
各種相談事業に従事する相談員(民間の相談員を含みます)。 90名 |
その他 | 当講座は、各種相談事業に従事する相談員(民間の相談員を含む)や、窓口等で相談を受けることのある職員を対象としていますので、各分野における専門的な研修ではないことをご承知置きください。1講座のみの受講も可能です。 |
申込み (問合せ)先 |
三重県人権センター 相談課まで 申込用紙に記入し、お送りください。 講座一覧表はこちらから 申込用紙はこちらから |
講座内容・講師紹介など
三重県立こころの医療センター医療福祉グループ 地域支援室長 山元 孝二(こうじ) さん |
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午前 |
アンガーマネージメントとは… 怒りの感情を自らコントロールし、適切な問題解決やコミュニケーションに結びつけるスキルのこと。1970年代にアメリカで端を発し、怒りの感情を抑えつけるのではなく、その要因などを客観的に把握し、衝動的な発露をなくしていき、良好な人生を送れるようにする為の理論。 この理論をわかりやすく相談員としての対処法として教えていただきます。 〇講師紹介 精神科医療ソーシャルワーカーとして、当事者・ご家族に対して、福祉サービスの情報提供や関係機関との連絡調整等、主にメンタルヘルス全般の相談業務を担っています。 |
全国隣保館連絡協議会 常任顧問兼事務局長 中尾 由喜雄 さん |
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午後 |
・日本における隣保事業の小史とその役割 ・現代日本の格差社会における生活困窮の実態 ・生活困窮者自立支援法の概要と課題 ・隣保館と生活困窮者自立支援法実施機関の有機的連携の重要性
〇講師紹介 1966年(昭和41)兵庫県芦屋市役所入所 1975年(昭和50)芦屋市立上・{川会館(現・上宮川文化センターに配属 1989年(平成元)全国隣保館連絡協議会事務局長(~1993年) 1994年(平成6)全国隣保館連絡協議会顧問(~2001年) 2002年(平成14)全国隣保館連絡協議会会長(~2011年) 2011年(平成23)~全国隣保館連絡協議会/常任顧問・事務局長 |
公益財団法人 反差別・人権研究所みえ (愛称:ヒューリアみえ) |
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午前 |
(公財) 反差別・人権研究所みえは、三重県人権センター2階に事務所があり、同和問題をはじめとする様々な人権問題の調査・研究事業や研修・育成事業等を通して、「人権が尊重される三重をつくる条例」の具現化とあらゆる差別の撤廃に寄与することを目的として活動している団体です。
子どもたちの間で起きるネットトラブルは、現実の社会や学校のなかにある、さまざまな矛盾や課題の「反映」です。 進化するネットの世界に対抗するために、何が必要なのかを考えていきましょう!
〇講師紹介 (公財)反差別・人権研究所みえ事務局次長 NPO法人いが創造塾 理事長 柘植中学校区就学前学力保障実行委員会委員長 差別禁止法の制定を求める市民活動委員会幹事 三重県いじめ調査委員会委員 |
(公社)みえ犯罪被害者総合支援センター 事務局長 中村 勇索(ゆうさく) さん |
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午後 |
当センターは、犯罪事故にあわれた方々や、その遺族の方々を支援させていただいている団体です。 被害者や遺族の方々に、何の落度がないにもかかわらず、極めて辛いめにあわれていますが、その方々に寄り添う活動を行うことによって、少しでも気持ちを楽にしていただければと思っています。 相談事例から見える犯罪被害者の現状と、当センターが三重県から業務委託を受けた性暴力ワンストップ支援センターについてお話させていただきます。
〇講師紹介 1969年生まれ 昭和63年 三重県警察官拝命 平成27年4月~ 現職 |
鈴鹿医療科学大学看護学部 准教授 土田 幸子(さちこ) さん |
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午前 |
「考えがまとまらない」「やる気が起きない」などの症状を呈する精神疾患は、日常生活に支障をきたしやすい疾患です。 子育てに対しても同様で、子どもに関心をはらい、子どもの要求に応えることなどができにくくなってしまう。 精神障がいを抱える親のできないところが着目されがちであるが、「できないには訳がある」。精神症状との関連から そのことを捉えたり、そのような家庭で子どもがどんな思いで生活しているのか。こうした親・子に対してどのように関わればよいのかを学ぶ機会にしましょう。
〇講師紹介 1986年~三重県立小児診療センターあすなろ学園に看護師として勤務。看護専門学校の専任教員を経て、2001年~三重大学、2014年4月~鈴鹿医療科学大学で精神看護学担当教員として、学生の指導や教育に携わる。 臨床経験や学生との関わりから「精神的に不安定な保護者のもとで育つ子ども」への支援の必要性を感じ、2009年「親&子どものサポートを考える会」を設立し、こうした子どもの支援を行っている。 |
心の相談室With 室長(心理カウンセラー) 竹内 成彦(なるひこ) さん |
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12/17 午後 |
〇話を聴くと表れる3つの効果 〇話をしっかり聴くための必要条件 〇相手の話をよりよく聴くための4つの技術 〇5つの応答技法 アドバイスの留意点 〇自分自身の心のケア
〇講師紹介 心理カウンセラーとして、カウンセリングルーム「心の相談室With」を主宰し、数多くのカウンセリングを行うとともに、講演・執筆活動を展開されています。講演会は、カウンセリングに関する専門講座の講師から、小学校PTAを対象とした講演会・企業向けのストレス講座の講師など多数行っておられます。 |
公益財団法人 反差別・人権研究所みえ研究員 (愛称:ヒューリアみえ) 三輪 真裕美 さん |
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午前 |
(公財) 反差別・人権研究所みえは、三重県人権センター2階に事務所があり、同和問題をはじめとする様々な人権問題の調査・研究事業や研修・育成事業等を通して、「人権が尊重される三重をつくる条例」の具現化とあらゆる差別の撤廃に寄与することを目的として活動している団体です。
今回は 性的少数者の人権について、みなさんとともに考え合いたいと思います。 ★性的少数者とは ★性的少数者を取り巻く現状 ★今、わたしたちにできること 等
〇講師紹介 四日市市にある私立幼稚園教員としてスタート その後、市内小学校教員として20年以上勤務 今年の3月まで四日市市教育委員会 人権・同和教育課指導主事として市内の保育園・幼稚園・小中学校等の研修会・講演会等を実施。 2014年4月から現在の勤務となる。 |
(一社)部落解放・人権研究所 名誉理事 友永 健三 さん |
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午後 |
「同対審」答申50年にあたり、「答申」が明らかにしたものが何であったのか、何が実現され、何が残されているか、また、新たな課題は何かを提起してくれます。
〇講師紹介 1944年 大阪市に生まれる。 1969年 大阪市立大学文学部哲学科卒業 現在 (一社)部落解放・人権研究所名誉理事 (公財)反差別・人権研究所みえ顧問 反差別国際運動(IMADR)顧問 (公財)住吉隣保事業推進協会理事長 関西学院大学非常勤講師など
著書として ・人権ブックレット「いかそう人権教育・啓発推進法」2001年 ・ヒューマンライツベーシック『いま、改めて「部落地名総鑑」差別事件を問う』2006年 ・共著:友永健三、渡辺俊雄『部落史研究からの発信第3巻 現代編』2009年 ・『ビジュアルブック 部落解放運動の歩み100項』2012年など (いずれも解放出版社刊) |