医師のみなさんへ~常勤医師募集~
こころの医療センターは、三重県における精神科医療の基幹病院としての役割を担っており、日本精神神経学会精神科専門研修プログラムの連携施設として三重大学と奈良県立医科大学のプログラムに協力しています。※
また、三重県の精神科救急医療システムの後方支援病院としても位置づけられています。当院は、認知症治療病棟、アルコール依存症治療病棟、スーパー救急病棟、そして、急性期治療病棟を有する県立単科精神科病院です(348床)。クロザピンによる治療も積極的に導入しています。年間新規外来患者数約1,300人、年間新規入院患者数約750人、救急を含む時間外診療を200件以上、措置鑑定件数は約50件となっています。思春期から高齢者まで幅広く診療を行っており、精神保健指定医を取得するまでの医師については、精神保健指定医との2人主治医制をとって研修を行います。
加えて、認知症疾患医療センターとしても指定を受けており、日本老年精神医学会専門医制度認定施設となっています。また、アルコール治療においては、病院だけで治療が完結しないことを意識して、アルコール関連の団体等との連携を始め、家族の支援にも力を入れています。若者(15歳~35歳)を対象としたYMSC(ユース・メンタルサポートセンター)による初期精神病様症状への相談、対応を行っており、思春期の症例に前駆期から関与することができ、必要に応じて早期介入を実施し治療をしています。さらには、中学生や高校生を対象とした精神保健授業プログラムを年10数回実施しています。そして、作業療法においては、復職に向けてのリワークプログラム、認知症リハビリテーションプログラムなども実施しています。
※2019年度受入実績
三重大学医学部附属病院 精神科専門研修プログラム研修医 2名(延べ)
奈良県立医科大学附属病院 精神科専門研修プログラム研修医 4名(延べ)
(2019年12月時点 5名在籍)